Glasses using spring hinge of the glasses temple, and the spring hinge |
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申请号 | JP26178289 | 申请日 | 1989-10-05 | 公开(公告)号 | JPH073515B2 | 公开(公告)日 | 1995-01-18 |
申请人 | 青山眼鏡株式会社; | 发明人 | 清彦 青山; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】眼鏡のフロント枠1の左右両端に、耳掛テンプル2を折畳み操作自在に連結する雌雄一対の蝶片31 ・32から成るヒンジ手段であって、前記雄型蝶片31のターンプレート31aの周縁可動端に当り爪31bを一体的に突成し、前記ターンプレート31aを受け入れる雌型蝶片32 の受入プレート32a・32aの奥端部には、当該雌型蝶片32 の中腹部を長手方向に切り割ることによりバネ32bを一体的に形成して、同バネ32bの突端を前記ターンプレート31aの当り爪31bの移動軌道に臨ませ、合掌状態に組み合わされた前記雄型蝶片31のターンプレート31aと雌型蝶片32の受入プレート32aとが枢軸33を中心として相対回動する際に前記雄型蝶片31の当り爪31bが雌型蝶片32 のバネ32bの突端に当接して弾力的反発力を受けるように構成したことを特徴とする眼鏡テンプルのスプリング蝶番。 【請求項2】雄型蝶片31がテンプル2の基端部と一体に成形されている請求項記載の眼鏡テンプルのスプリング蝶番。 【請求項3】眼鏡のフロント枠1の左右両端に、蝶番3 を介して耳掛テンプル2・2を折畳み操作自在に連結して成る眼鏡において、 フロント枠1に連なるヒンジブラケット11の突端面との間に耳掛テンプル2の基端合口部21が若干のインターバルIが空くように当該耳掛テンプル2を、自由端側に位置する蝶番3の雄型蝶片31または雌型蝶片32に固定すると共に、前記雄型蝶片31のターンプレート31aの周縁可動端には当り爪31bを一体的に突成し、また前記ターンプレート31aを受け入れる雌型蝶片32の受入プレート32a ・32aの奥端部には、当該雌型蝶片32の中腹部を長手方向に切り割ることによりバネ32bを一体的に形成して、 同バネ32bの突端を前記ターンプレート31aにおける当り爪31bの移動軌道に臨ませ、前記耳掛テンプル2をフロント枠1に対して所定角度以上に外方へ拡開させようとしたとき、合掌状態に組合わされた前記雄型蝶片31のターンプレート31aと雌型蝶片32の受入プレート32aとが枢軸33を中心として相対回動する際に前記雄型蝶片31の当り爪31bが雌型蝶片32のバネ32bに当接して当該バネ32b を撓ませ、耳掛テンプル2が外方へ抗力的に拡開できるように構成したことを特徴とするスプリング蝶番眼鏡。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明は、眼鏡テンプルのスプリング蝶番、および同スプリング蝶番を用いた眼鏡に関し、更に詳しくは、蝶番を構成する雌雄蝶片を巧みに形状変更し、変更された雌雄蝶片の形状の連関によって何ら付加部品を必要とすることなく、耳掛テンプルの弾力的拡開を可能ならしめた眼鏡テンプルのスプリング蝶番・眼鏡に関するものである。 周知のとおり、眼鏡を眼部から着脱しようとするときには不可避的に耳掛テンプルの自由端側(テンプルエンド)が外方へ無理に拡開される傾向があり、それによって当該テンプルの付根部分に大きなストレスが加わって当該眼鏡の枠の故障・変形の原因になり易い。 従来、かゝる弊害を除去しようとする提案としては、フロント枠と耳掛テンプルとをヒンジ連絡する蝶番の一方の蝶片に、コイルスプリングと小鉄球を内装すると共に、もう一方の蝶片のターンプレートの外周縁をカム形状に形成して当該蝶番に拡開力が付与されたときにターンプレートが小鉄球を押圧してコイルスプリングを圧縮せしめ、 しかし、上記特公昭58−13892号公報に開示されるようにコイルスプリングと小鉄球とカム板を組み合わせてスプリング蝶番を作製することは、構造を著しく複雑化せるとともに、その組立て作業の能率を低下させるためにコストアップの大きな要因にならざるを得ない。 本発明は、眼鏡枠の変形・故障の防止対策として上記した従来スプリング蝶番が有効であることに鑑みて為されたもので、従来スプリング蝶番と比較して同等以上の機能を保有していながらも、構造が簡素で機能障害や破損することの殆どない機能性および耐久性の頗る優秀な眼鏡テンプル用スプリング蝶番を提供することを技術的課題とするものである。 また、本発明の技術的課題は、工業的量産が容易で安価に製作することができるスプリング蝶番を提供することにある。 さらに、本発明の他の技術的課題は、従来品と比較して機能性、耐久性、および価格性の何れの面においても格段に秀れたスプリング蝶番眼鏡を提供するにある。 本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。 即ち、本発明は、眼鏡のフロント枠1の左右両端に、耳掛テンプル2を折畳み操作自在に連結する雌雄一対の蝶片31・32から成り、 前記雄型蝶片31のターンプレート31aの周縁可動端に当り爪31bを一体的に突設し、前記ターンプレート31aを受け入れる雌型蝶片32の受入プレート32a・32aの奥端部には、当該雌型蝶片32の中腹部を長手方向に切り割ることによりバネ32bを一体的に形成して、同バネ32bの突端を前記ターンプレート31aにおける当り爪31bの移動軌道に臨ませ、合掌状態に組み合わされた前記雄型蝶片31のターンプレート31aと雌型蝶片32の受入プレート32aとが、 以下、本発明を添付図面に示す実施例に基いて、更に詳しく説明する。 なお、第1図は本発明を適用して作製した実施例眼鏡の平面図、第2図は本発明に係る実施例スプリング蝶番を構成する雌雄蝶片の分解斜視図、第3図は本実施例スプリング蝶番の直伸状態を示す部分拡大斜視説明図、第4図は本実施例スプリング蝶番の拡開状態を示す部分拡大斜視説明図、第5図は第3図の雌雄蝶片部分を水平に破断することによりターンプレートの当り爪と雌型蝶番のバネとの掛合状態を示した一部破断斜視説明図、第6図は第4図における雌雄蝶片部分を水平に破断することにより当り爪で雌型蝶片のバネが撓曲されている状態を表わした一部破断斜視説明図である。 図面上、符号1で指示するものは左右にレンズ(図示せず)を嵌込むリムを有するフロント枠である。 このフロント枠1の左右両端部にはヒンジブラケット11が接眼側に向けて突設されており、このブラケット11に蝶番3を介して耳掛テンプル2が折畳み操作自在にヒンジ連結してある。 本発明において最も重要な事項は、上記蝶番3の構成にある。 即ち、本発明において、蝶番3の少なくとも雌型蝶片32 しかして、本実施例における蝶番3の雄型蝶片31は、中心部を貫通する軸孔が穿設された円弧状ターンプレート もう一方の雌型蝶片32も、一定の間隔を空けて上下に対向的に受入プレート32a・32aを突設し、この受入プレートにも従来品と同じように前記ターンプレート31aの軸孔と軸心を同一にする枢軸挿着孔が穿設してあり、枢軸 本実施例における雌型蝶片32が従来品と異なるのは、枢軸33によって連結された雄型蝶片31の当り爪31bの移動軌道を臨んで伸びる板状のバネ32bが当該雌型蝶片32の中腹部を長手方向に2条切り割ることによって一体的に形成してある点だけである。 しかして、本実施例の蝶番3は、上記のように構成されるが、この蝶番3を用いて耳掛テンプル2をフロント枠1の左右両端に連結して眼鏡を作製するには、上記ブラケット11の内側に雄型蝶片32の固定部をロウ付する一方、耳掛テンプル2の内側基端部にも雄型蝶片31をロウ付し、これら両雌雄蝶片31・32を枢軸33によって枢着するという簡単な作業を行うことが可能である。 たゞ、この場合に必要なのは、ヒンジブラケット11の端面と耳掛テンプル2の基端合口部21の間に、当該テンプル2の拡開を許容するクリアランス空間としてインターバルIを形成しておくことである(第3図・第5図参照)。 このようにしてインターバルIを空けておくと、耳掛テンプル2に外方への力がインターバルIを縮める方向に働いてターンプレート31aを回動させて、周縁可動端の当り爪31bがバネ32bに当って(第4図・第6図)内側へ撓ませることになる。 そして、その状態で外方への拡開力が除去されると、バネ32bの反発力によって雄型蝶片31、およびこの雄型蝶片31に固定された耳掛テンプル2が元の位置、つまり第1図において耳掛テンプル2の実線位置に弾力的に復元されることになるのである。 本発明の実施例は概ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施例に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で設計上の具体的要請に応じて種々変更が可能であることは云うまでもなく、 耳掛テンプル2と雄型蝶片31とを一体に成形したり、ヒンジブラケット11と雌型蝶片32とを一体に成形したり、 雄型蝶片31をヒンジブラケット11にロウ付し、雌型蝶片32を耳掛テンプル2の基端部にロウ付したり、 雌雄蝶片31・32の素材として、Ni−Ti超弾性合金材やリン青銅材などの弾性に富んだ金属材料を採用したり、 するといった設計変更行為が本発明の技術的範囲に属することは当然である。 以上実施例をもって説明したとおり、本発明を適用して構成した眼鏡テンプルのスプリング蝶番は、従来公知の特公昭58−13892号公報に開示されるスプリング蝶番のようにコイルスプリングや小鉄球を蝶番機構部分に組み込むといった複雑な構造とならず、雄型蝶片のターンプレート周縁に設けた当り爪と雌型蝶片に一体に設けたバネを連関させるだけの至極簡単な構造で耳掛テンプルの弾力的拡開を可能にするので、前記従来のスプリング蝶番に比較して機能性・耐久性が大幅に向上して機能障害・破損の頻度が減少するうえに、その簡素な構造のゆえに工業的量産性も向上して蝶番としての部品コストも、 このように本発明によれば、従来この種のスプリング蝶番およびスプリング蝶番眼鏡には期待できない機能・性能上のメリットとコスト的な経済的メリットが得られるのであって、その産業上の利用価値は頗る大きいものと云える。 第1図は本発明を適用して作製した実施例眼鏡の平面図、第2図は本発明の実施例スプリング蝶番を構成する雌雄蝶片の分解斜視図、第3図は本実施例スプリング蝶番の直伸状態を示す部分拡大斜視説明図、第4図は本実施例スプリング蝶番の拡開状態を示す部分拡大斜視説明図、第5図は第3図の雌雄蝶片部分を水平に破断することによりターンプレートの当り爪と雌型蝶片のバネとの掛合状態を示した一部破断斜視説明図、第6図は第4図における雌雄蝶片部分を水平に破断することにより当り爪で雌型蝶片のバネが撓曲されている状態を表わした一部破断斜視説明図である。 1……フロント枠、11……ヒンジブラケット、 2……耳掛テンプル、21……(テンプルの)基端合口部、 3……蝶番、 31……雄型蝶片、31a……ターンプレート、 31b……当り爪、 32……雌型蝶片、32a……受入プレート、 32b……バネ、 33……枢軸、 I……インターバル。 |