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申请号 JP4068198 申请日 1998-02-23 公开(公告)号 JP4006717B2 公开(公告)日 2007-11-14
申请人 山本光学株式会社; 发明人 仙之 益田;
摘要
权利要求
  • 眼鏡本体の左右にツル取付部材を介して左右一対のツルを取り付けてなり、ツル取付部材が、眼鏡本体に固着される固着部とツルが装着される揺動部からなる二股形状で あり、揺動部の外端部にツルが装着され、 ツルを開いても、固着部に対して揺動部が開くことにより、眼鏡本体本来のカーブが維持されるようにしていることを特徴とする眼鏡。
  • ツル取付部材が、眼鏡本体の左右側部の前面上部に設けられている請求項1記載の眼鏡。
  • 眼鏡本体を一眼式レンズとした請求項1又は2記載の眼鏡。
  • ツル取付部材の揺動部に眼鏡本体に係止する係止具を設け、揺動部が一定以上に開くことを防止するようにした請求項1、2又は3記載の眼鏡。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    この発明は、サングラス、保護眼鏡等として使用できる眼鏡に関するものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来、図10に示したような、眼鏡本体30(一眼式レンズ)の左右側部上端に固着されたフレーム31を介して左右一対のツル32、32を取り付けた眼鏡が一般に使用されている。 この種の眼鏡は、自転車競技等の各種のスポーツ用として使用する場合、風の巻き込みやサイドからの光が入らないようにするため、レンズのカーブをきつくすることが望ましい。
    【0003】
    しかし、この従来の眼鏡では、図11に示すように、前記フレーム31に係合軸孔33を設け、これに二股状としたツル32の前端部に設けた突起34、34を係合させていたため、ツル32はフレーム31の外端35に当接してそれ以上外方に回動しないようになっていた。 このため、さらにツル32を開こうとすると、眼鏡本体30が変形し、その本来のカーブが損なわれる。 また、眼鏡本体30のカーブをきつくすると、これに応じてツル32の開く度も小さくなるため、ツル32が頭部を圧迫し、かけ心地が悪くなるという問題を有していた。
    【0004】
    従って、従来の眼鏡は、眼鏡本体30の球面は6カーブ程度が標準で、それ以上きつくしたものを商品化することは困難であった。 なお、6カーブの球面とは、球面(前面)の曲率半径R1(mm)が、
    R1=(N−1)×100/D 〔D=6〕
    により設定された球面である。 ここで、Nは材質の屈折率である。
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    そこで、この発明は、ツルを一定以上に開いても眼鏡本体のカーブを維持することができ、また、眼鏡本体のカーブをきつくしても、ツルが頭部を強く圧迫することなく、かけ心地が悪くならない眼鏡を提供することを課題とする。
    【0006】
    【課題を解決するための手段】
    前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
    【0007】
    この発明の眼鏡は、眼鏡本体1の左右にツル取付部材2を介して左右一対のツル3、3を取り付けてなり、ツル取付部材2が、眼鏡本体1に固着される固着部2aとツル3が装着される揺動部2bからなる二股形状であり、揺動部2bの外端部にツル3が装着され、 ツル3を開いても、固着部2aに対して揺動部2bが開くことにより、眼鏡本体1本来のカーブが維持されるようにしたものとしている。
    【0008】
    ツル取付部材2は、眼鏡本体1の左右側部の前面上部に設けることができる。 眼鏡本体1は、一眼式レンズとすることができる。
    【0009】
    ツル取付部材2の揺動部2bに眼鏡本体1に係止する係止具15を設け、揺動部2bが一定以上に開くことを防止するようにすることもできる。
    【0010】
    【発明の実施の形態】
    以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
    【0011】
    この発明の眼鏡は、眼鏡本体1の左右にツル取付部材2を介して左右一対のツル3、3を取り付けてなり、ツル取付部材2が、眼鏡本体1に固着される固着部2aとツル3が装着される揺動部2bからなる二股形状としたものである。
    【0012】
    図1は、この発明の一実施形態の眼鏡の正面側から見た図、図2は平面図、図3は底面図である。 この実施形態は、スポーツ用眼鏡として構成したものである。
    【0013】
    眼鏡本体1は、例えば6.75カーブの球面を備えた可撓性及び弾性を有する一眼式レンズとすることができる。 この眼鏡本体1(一眼式レンズ)は、ポリカーボネート、ABS樹脂等の耐衝撃性プラスチックにより構成することが望ましい。
    【0014】
    眼鏡本体1の左右両側の上端部は、図4に示したように、それぞれ第1切欠部4と第2切欠部5を内側から外側に連続して形成し、二段階に下がった形状としている。 第1切欠部4付近にはネジ孔6が2つずつ設けられ、ツル取付部材2が内側からネジ7で固着されるようにしている。 そして、その外端部には左右方向に切れ込み8が設けられている。 また、眼鏡本体1の中央下部は略V字状に切欠して鼻当て部材装着部9を形成し、鼻当て部材10を装着している。
    【0015】
    ツル取付部材2は、比較的短い固着部2aと長い揺動部2bが略V字状に構成されたもので、眼鏡本体1の左右側部の前面上部に位置し、その揺動部2bが眼鏡本体1の前方で平方向に揺動自在となっている。 ツル取付部材2は、前記第1切欠部4のスペースに設けられることにより、眼鏡本体1の中央の上端部周縁より上方に突出しないようになっている。
    【0016】
    ツル取付部材2は、例えばナイロン樹脂等の可撓性を有する素材で、固着部2aと揺動部2bを一体に構成したものとすることができるが、固着部2aと揺動部2bを金属等の可撓性を有しない素材で別体として構成し、この固着部2aと揺動部2bを可撓性を有する部材で連結したものとすることもできる。
    【0017】
    ツル取付部材2の固着部2aには、図5に示したように、その下面に眼鏡本体1に嵌合するようにした嵌合溝11を凹設し、さらに、図6に示したように、外側面にこの嵌合溝11に通じるネジ孔12を2つずつ設けている。 ツル取付部材2は、眼鏡本体1の前記ネジ孔6を設けた付近に嵌合溝11を嵌合させ、ネジ孔12と前記眼鏡本体1のネジ孔6にネジ7を螺合させることにより固着される。
    【0018】
    揺動部2bは、眼鏡本体1とツル3が自然な曲線形状として連続するように円弧形としたもので、外が加えられていない状態では、つけ根付近がやや前方に膨らみ、外端部が眼鏡本体1の前記第2切欠部5に入り込むように湾曲している。 また、揺動部2bは、内側面13のカーブを外側面14のカーブよりきつくして、つけ根から外端部に向かって太くなるようにしている。
    【0019】
    さらに、揺動部2bの内側面13には、前記眼鏡本体1の切れ込み8に入るように突出した係止具15を設けている。 係止具15は先端部15aを切れ込み8の幅より大きく形成しており、図7に示したように、この先端部15aが眼鏡本体1に係止されて揺動部2bが一定以上に開くことを防止するようにしている。 この係止具15により、必要以上に揺動部2bを開いて眼鏡本体1が変形しないようになっている。
    【0020】
    揺動部2bの外端部にはツル3を回動自在に取り付けられるようにしたツル取付部16を設けている。 ツル取付部16は、眼鏡本体1の前記第2切欠部5付近に位置するようにしている。
    【0021】
    ツル3は、ツル取付部材2と同じ材質で可撓性及び弾性を有し、図8に示したように、頭部にフィットするように全体的に円弧形状となっていることが望ましい。 ツル3の前端部は外側に切欠部17を設け、上面18と下面19の二股に分かれた形状にし、上面18と下面19の間に断面円形の軸20を設けている。 また、前端部の上面18及び下面19は、外側が前方にずれた二つの半円形状を接合した形状として、突出部21を設けている。
    【0022】
    さらに、ツル3には、長さ方向の略中央部から後方に、左右方向に貫通した滑り止め装着長孔が設けられ、表面に突起を設けたゴム等の弾性材料の滑り止め具22が嵌着されている。
    【0023】
    揺動部2bのツル取付部16には、前記図5に示したようにツル3の軸20を回動可能に嵌合させられるようにした回動溝23が上下方向に貫通するように形成されていると共に、その上面及び下面において、回動溝23の周囲を段落ちにし、周囲の壁の内側面13付近の部分を内方に突出させることにより、前記ツル3の前端部の突出部21を係止する回り止め24を設けている。
    【0024】
    ツル3は軸20を回動溝23に嵌合させて取り付けているので、磨耗やひねりに対して強く、はずれ難い。 また、ツル3の前端部の切欠面25は、前記突出部21が回り止め24に係止されると同時に揺動部2bの外側端面26に当接するようになっているので、この揺動部2bにツル3をがたつくことなく取り付けることができる。
    【0025】
    鼻当て部材10は、正面から見て略V字状の保持部10aと、鼻に沿うような形状とした鼻当て部10bとを、一体に形成したものとしている。 保持部10aの上側周面には、側面図である図9に示したように挟着溝27が凹設され、この挟着溝27で鼻当て部材10を前記眼鏡本体1の鼻当て部材装着部9に挟着させるようになっている。 鼻当て部10bには、中央上部に左右方向に長い孔28と、左右に前後方向に長い複数の細孔29が設けられている。
    【0026】
    鼻当て部材10は、前記挟着溝27と鼻当て部材装着部9との挟着を確実にするため、ゴム等の柔軟な素材よりもプラスチック等の比較的硬質な素材で構成することが望ましいが、そのような場合でも、上記構成により鼻当て部10bは柔軟性を有し、鼻に柔らかく接してよくフィットする。
    【0027】
    さらに、前記挟着溝27と鼻当て部材装着部9を接着剤で固着してもよいが、鼻当て部材10を弾発性を有する素材で構成すると共に保持部10aを鼻当て部材装着部9よりも大きな角度に開いた略V字状とし、保持部10aが鼻当て部材装着部9に圧接するようにしてもよい。
    【0028】
    この眼鏡は、左右一対のツル3、3がツル取付部材2を介して眼鏡本体1に取り付けられており、ツル3の角度が広がっても、眼鏡本体1が変形することはほとんどなく、眼鏡本体1本来のカーブを維持することができる。
    【0029】
    すなわち、ツル3を外側に開こうとすると、前記突出部21が回り止め24に係止されると共に切欠面25が揺動部2bの外側端面26に当接することによりツル3の回動が抑止されるが、ツル3を外側に開こうとする力はツル取付部材2の揺動部2bが開くように作用し、眼鏡本体1には直接的に作用しない。 また、ツル3の回動の中心は、ツル3の前端部の軸20より前方の揺動部2bのつけ根になるため、左右のツル3、3の角度が必要以上に大きくなってその後端部が頭部から完全に離れてしまうことがなく、頭部に対し柔らかく接し、よくフィットする。
    【0030】
    従って、眼鏡本体1のカーブが6カーブ以上であっても、眼鏡本体1を変形させることなく、そのカーブを維持しながら、ツル3を大きく開くことができる。 しかも、頭部を圧迫することなくツル3をフィットさせることができるので、着用者の頭部が大きい場合でもかけ心地が極めてよい。
    【0031】
    なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更することができる。 例えば、二眼式レンズの眼鏡としたり、サングラス以外の各種保護眼鏡とすることができる。
    【0032】
    【発明の効果】
    この発明の眼鏡は、上述のように構成されており、眼鏡本体1とツル3との間にツル取付部材2が介在するため、ツル3を開いても、眼鏡本体1に直接的に曲げの力が加わらず、眼鏡本体1本来のカーブを維持することが可能であり、しかも、眼鏡本体1のカーブがきつくても、ツル3は頭部に対し柔らかく接するため、かけ心地が良い。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】この発明に係る眼鏡の実施形態の正面斜視図。
    【図2】この発明に係る眼鏡の実施形態の平面図。
    【図3】この発明に係る眼鏡の実施形態の底面図。
    【図4】この発明に係る眼鏡の実施形態の眼鏡本体の正面斜視図。
    【図5】この発明に係る眼鏡の実施形態の右側のツル取付部材の底面図。
    【図6】この発明に係る眼鏡の実施形態の右側のツル取付部材の斜視図。
    【図7】この発明に係る眼鏡の実施形態の一部拡大斜視図。
    【図8】この発明に係る眼鏡の実施形態の右側のツルの斜視図。
    【図9】この発明に係る眼鏡の実施形態の鼻当て部材の側面図。
    【図10】従来の眼鏡の平面図。
    【図11】従来の眼鏡の一部拡大斜視図。
    【符号の説明】
    1 眼鏡本体2 ツル取付部材2a 固着部2b 揺動部3 ツル15 係止具

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