Communication system for use with audio interface clothing and this garment

申请号 JP50600496 申请日 1995-07-25 公开(公告)号 JPH10503340A 公开(公告)日 1998-03-24
申请人 インターバル リサーチ コーポレイション; 发明人 エイ. シャーマン,ダニエル; ダイアン レズバン ミンスキー,マーガレット; ワン,ウェイジア;
摘要 (57)【要約】 衣服に設けられたオーディオインターフェースを使用するパーソナル通信装置である。 衣服部材(10)は首開口部(14)を含み、衣服部材(10)の首開口部(14)にハイファイの特殊化された三次元音を発生できるオーディオ出 力 デバイス(16)が隣接されている。 このオーディオ出力デバイス(16)には少なくとも1つの送信された 信号 を受信し、オーディオ信号を発生できる受信機(22)が結合されている。 オーディオ入力デバイス(20)からのオーディオ信号は送信機(24)へ送られる。 衣服部材の実施例としてはシャツ(第2図)とネックレス(第4図)とがある。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1つの送信された信号を受信し、この信号に基づき第1オーディオ信号を発生できる受信機と、第2オーディオ信号に応じて第2信号を送信できる送信機とを含む通信デバイスと共に使用するためのオーディオインターフェース装置において、 人の首を通すことができ、周囲にカラーが延びた首開口部を含む、人の上半身に着用すべき衣服部材と、 通常の観察では見えないようにカラー内に配置され、第1オーディオ信号を表示する音波を発生するよう受信機に結合されるオーディオ出力デバイスと、 通常の観察では見えないようにカラー内に配置され、受信した音波を表示する第2オーディオ信号を発生するよう送信機に結合されたオーディオ入力デバイスとを備えた、オーディオインターフェース装置。 2. オーディオ出力デバイスが複数のスピーカーを備えた、請求項1記載の装置。 3. 首開口部のほぼ両側に複数のスピーカーのうちの少なくとも2つが設けられた、請求項2記載の装置。 4. オーディオ出力デバイスがオーディオ出力の振幅および位相を制御することにより特殊化されたオーディオ出力を発生する、請求項2記載の装置。 5. オーディオ出力デバイスが着用者によって電子的に制御可能な所定の方向に出力を発生する、請求項2記載の装置。 6. 衣服部材がシャツを含む、請求項1記載の装置。 7. オーディオ入力デバイスが複数のマイクロフォンを含み、これらマイクロフォンが複数のマイクロフォンの各々に対する音源の接近度を表示するオーディオ入力信号を発生するようになっている、請求項1記載の装置。 8. 少なくも2つのマイクロフォンに受信される音が着用者の2つの耳によって受信される音に類似するよう、首開口部のほぼ両側に複数のマイクロフォンのうちの少なくも2つが設けられている、請求項7記載の装置。 9. オーディオ入力デバイスが種々の音源とオーディオ入力デバイスとの間の空間的関係を表示する特殊化されたオーディオ入力を捕捉する、請求項7記載の装置。 10. オーディオ入力デバイスが所定の方向からのオーディオ信号しか捕捉しないようになっている、請求項7記載の装置。 11. 人の首を通すことができ、周囲にカラーが延びた首開口部を含む、人の上半身に着用すべき衣服部材と、 少なくとも1つの送信された信号を受信し、この信号に基づき第1オーディオ信号を発生できる受信機と、 首開口部に隣接して衣服部材に取り付けられ、かつこの衣服部材に隠されており、第1オーディオ信号を表示する音波を発生するよう受信機に結合されたオーディオ出力デバイスと、 首開口部に隣接して衣服部材に固定され、かつこの衣服部材によって隠されており、受信した音波を表示する第2オーディオ信号を発生できる複数のマイクロフォンと、 複数のマイクロフォンに結合されており、第2オーディオ信号に応じて第2信号を送信できる送信機とを備えた、パーソナル通信装置。 12. オーディオ出力デバイスが複数のスピーカーを備えた、請求項11記載の装置。 13. 首開口部のほぼ両側に複数のスピーカーのうちの少なくとも2つが設けられた、請求項12記載の装置。 14. 衣服部材が首開口部に隣接するカラーを含む、請求項11記載の装置。 15. カラー内にオーディオ出力デバイスが設けられた、請求項14記載の装置。 16. カラー内に複数のマイクロフォンが設けられた、請求項14記載の装置。 17. 衣服部材がシャツを含む、請求項11記載の装置。 18. 衣服部材がネックレスを含む、請求項11記載の装置。 19. 複数のマイクロフォンが、これらマイクロフォンの各々に対する音源の接近度を表示するオーディオ入力信号を発生するようになっている、請求項11記載の装置。 20. 少なくとも2つのマイクロフォンによって受信される音が着用者の2つの耳によって受信される音に類似するよう、首開口部のほぼ両側に複数のマイクロフォンのうちの少なくとも2つが設けられている、請求項19記載の装置。 21. 少なくとも1つの送信された信号が複数の変調された信号を含み、第1オーディオ信号を発生する際にユーザーが複数の変調信号のうちの少なくとも2つを選択的に混合できるようにするユーザーインターフェースを含む、請求項17 記載の装置。 22. 人の首を通すことができる首開口部と、この開口部に隣接するカラーとを含み、上半身に着用すべき衣服部材と、 少なくとも1つの送信信号を受信し、この信号に基づき第1オーディオ信号を発生できる受信機と、 少なくとも1つの送信信号に対応して信号間の距離が変わるような感じを与えるよう、第1オーディオ信号の振幅および位相を調節するためのミキサーと、 首開口部のほぼ両側にてカラー内に設けられ、調節された第1オーディオ信号を表示する音波を発生するようミキサーに結合された一対のスピーカーと、 着用者が聞いた音に類似した音を捕捉するよう首開口部のほぼ両側でカラー内に設けられた一対のマイクロフォンとを備え、スピーカーの各々がマイクロフォンの受信した音波を表示する、対応する第2オーディオ信号を発生できるようになっており、 更にマイクロフォンの各々からの対応する第2オーディオ信号に応じて第2信号を送信できるようマイクロフォンに結合された送信機とを備えたパーソナル通信装置。 23. 複数のユーザー間で通信をするためのパーソナル通信システムであり、対応する複数の通信デバイスを含み、各通信デバイスが、 対応するオーディオ入力を発生するよう、複数のユーザーの各々に対応するオーディオ入力デバイスと、 複数のユーザーの各々からのオーディオ入力信号を受信し、受信したオーディオ入力信号を複数のユーザーのうちの少なくとも一人に送信するための通信ネットワークと、 ユーザー間が空間的に分離されるような感じを与えるよう、他のユーザーのうちの少なくとも一人からの特殊化されたオーディオ出力と、ユーザー環境からの自然なオーディオ入力とを含む三次元オーディオ空間を提供するよう、複数のユーザーの各々に対応するオーディオ出力デバイスとを備えたパーソナル通信システム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 オーディオインターフェース衣服およびこの衣服と共に使用するための通信システム 技術分野 本発明は、一般的にはパーソナル通信システムに関し、より詳細にはパーソナル通信システムと共に使用するためのオーディオインターフェースに関する。 背景技術 ポータブルパーソナル(個人的)通信システム、例えばセルラー電話およびコードレス電話は現在、利用が爆発的に増加している。 例えば、セルラー電話はビルの外での通信を可能とすることにより固定された電話の制約をユーザーが越えられるようにした。 かかる動向によれば、人々が家庭、道路上、職場での生活の仕方を変えるような大きな無線技術の進歩をパーソナル通信および業務用通信の双方で恐らく社会が経験することとなろう。 パーソナル通信システムは、一般にオーディオ入デバイスおよびオーディオ入力デバイスと共に送信機と受信機との対を含む。 オーディオ出力デバイスは、 一般にスピーカー、ヘッドフォン、イヤフォンまたは同等品から成り、一般にパーソナル通信システムと共に使用するためのオーディオ出力デバイスは、このデバイスに印加された電子オーディオ信号を表示する音波を発生できるデバイスであり、ユーザーの接触した状態で使用される。 オーディオ入力デバイスは、 一般にマイクロフォンまたは同様なトランスジューサから成る。 オーディオ入力デバイスはこのデバイスの受信した音波を表示する電子信号を発生する。 一般に、これらオーディオ入力デバイスおよび出力デバイスはハンドセットに組み込まれる。 このような構造はユーザーの手が通信中にふさがれるという点で不利である。 従って、ハンドセットのユーザーは通信と同時に行うことのできる活動のタイプが限定される。 オーディオ出力デバイスに関し、システムをハンドフリーとするのに、ヘッドフォンまたはイヤフォンを使用できる。 個人的聴取のためにヘッドフォンまたはイヤフォンを使用する欠点は、ユーザーの耳が部分的にカバーされることから生じる。 従って、ヘッドフォンおよびイヤフォンはユーザーの物理的環境内で発生する音波をブロックするように作用する。 よって、ユーザーがヘッドフォンまたはイヤフォンを付けながら他の作業、例えば自動車の運転をしたり、道を横断したり、機械を操作している場合には、潜在的な安全上の危険が生じる。 更に、長時間ヘッドフォンまたはイヤフォンをつけていることにより多くの人にとって不快感が増す。 ある人とヘッドフォンを付けた他人との間で相互会話が行われる時には、別の欠点も顕著となる。 他のヘッドフォン着用者に対し話しかける際または補聴器着用者に対して話しかける際でさえ、人の話し方および他人への態度が変わることが多い。 更に、他人が補聴器を必要としていることを知った時でも、これら他人への態度の変化が観察される。 オーディオ入力デバイスに関してシステムをハンドフリーとするには、電話のオペレータまたは受付が着用しているようなヘッドセットにマイクロフォンを設けることができる。 かかる構造も、自分の物理的空間内にいる他人と相互会話を試みる際に他人と打ち解けるには不利である。 更に、かかる構造は種々の日常の活動、例えば飲食を妨げる。 公衆の場所でのヘッドセットの使用は奇妙にも見える。 上半身に着用された衣服にオーディオ出力デバイスを組み込むことにより、ヘッドセットを使用しないようにしたインターフェースデバイスもある。 しかしながら、これら従来のデバイスはパーソナル通信システムというよりも個人的な音楽の聴取システムを意図したものであるので、ユーザーからの入力信号を受信するためのオーディオ入力デバイスに欠けている。 従来の多くのシステムの別の欠点としては、これらシステムがハイファイ(高忠実度の)音を発生したり、捕捉する能力がないことが挙げられる。 これら従来のシステムは発生された音声が疑いもなく自然でないと言える程度にオーディオ信号を歪ずませている。 発明の概要 上記理由からハンドフリー操作が可能であり、ユーザーの耳を物理的にブロックせず、ハイファイ音を発生し、他人に違和感を与えないように適したパーソナルポータブル通信システムに対するニーズが存在している。 従って、本発明の目的はハンドフリー操作を可能とするポータブル通信システム内で使用するためのオーディオインターフェース装置を提供することにある。 本発明の別の目的は、オーディオ出力デバイスがユーザーの耳を物理的にブロックしないポータブル通信システム内で使用するための、オーディオインターフェース装置を提供することにある。 本発明の別の目的は、ハンドフリー操作を可能とするポータブル通信システムを提供することにある。 本発明の目的は、所望する方向に音を伝達するためのスピーカーのアレイを提供することにもある。 本発明の更に別の目的は、所定の方向からの音を捕捉するためのマイクロフォンアレイを提供することにある。 本発明の別の目的は、複数のユーザーが他人の各聴覚空間にアクセスし、共用できるよう、ハイファイの特殊化音を捕捉し、ディスプレイするパーソナル通信システムを提供することにある。 上記目的を達成するため、本発明は、少なくとも1つの送信信号を受信し、かつこの信号に基づき第1オーディオ信号を発生できる受信機と、第2オーディオ信号に応じて第2信号を送信できる送信機とを含む、通信デバイスと共に使用するためのオーディオインターフェース装置を提供するものである。 人の首を通すことができる首開口部を有する衣服部材は、人の上半身に着用される。 首開口部に隣接する衣服部材にはオーディオ出力デバイスが固定され、このオーディオ出力デバイスは受信機に結合されて第1オーディオ信号を表示する音波を発生する。 首開口部に隣接する衣服部材にはオーディオ入力デバイスが固定され、このオーディオ入力デバイスは送信機に結合され、受信された音波を表示する第2オーディオ信号を発生するようになっている。 上記目的を更に達成するため、本発明によればパーソナル通信装置が提供される。 人の首を通すことができる首開口部を有する衣服部材が人の上半身に着用される。 首開口部に隣接して衣服部材にはオーディオ出力デバイスが固定される。 このオーディオ出力デバイスは少なくとも1つの送信された信号を受信し、これに基づき第1オーディオ信号を発生し、第1オーディオ信号を表示する音波を発生できる受信機に結合されている。 首開口部に隣接して、衣服部材にはオーディオ入力デバイスが固定され、このオーディオ入力デバイスは受信した音波を表示する第2オーディオ信号を発生できる。 このオーディオ入力デバイスには第2オーディオ信号に応じて第2信号を送信できる送信機が結合されている。 次の説明、添付された請求の範囲および添付図面を参照すれば、本発明の上記およびそれ以外の特徴、性質および利点について、より良好に理解できよう。 図面の簡単な説明 第1図は、パーソナル通信システムの一実施例のブロック略図である。 第2図は、本発明に係わるパーソナル通信システムの一実施例を示す。 第3図は、本発明に係わる受信機のブロック図である。 第4図は、本発明に係わる別の実施例を示す。 発明を実施するための最良の態様 本発明は、ユーザーの上半身に着用される衣服または装飾品のような物品内にオーディオ入力デバイスおよびオーディオ出力デバイスを組み込むことにより、 従来技術の欠点を克服するものである。 ユーザーの耳を物理的にブロックしないハンドフリーのパーソナルポータブル通信システムを提供するため、これらオーディオ入力信号デバイスおよびオーディオ出力デバイスは送信機と受信機との対に結合できる。 更に、オーディオ入力デバイスおよびオーディオ出力デバイスを奇妙に見えないような位置、特に衣服等の物品の首回り近くに設けることにより、他人に違和感を与えないような適当な装置が得られる。 次に、第1図を参照すると、ここにはパーソナル通信システムの一実施例のブロック略図が示されている。 この通信システムは全体が参照番号10で示された衣服に付けられたオーディオインターフェースを含む。 このインターフェースはユーザーの上半身に着用すべき衣服部材12を含む。 この衣服部材12はユーザーの首を通すことのできる首開口部14を含む。 衣服に付けられたオーディオインターフェース10は、更に首開口部14に隣接するオーディオ出力デバイス1 6を含む。 このオーディオ出力デバイス16はこのデバイスに印加されるオーディオ信号を表示する音波を発生できる。 更に、衣服に付けられたオーディオインターフェース10はオーディオ入力デバイス20を含み、この入力デバイスも首開口部14に隣接する。 このオーディオ入力デバイス20は、このデバイスが受信した音波を表示するオーディオ信号を発生できる。 通信システムは更に、オーディオを発生できる受信機22を含む。 このオーディオ信号デバイス16はオーディオ信号を表示する音波を発生するよう、受信機22に結合されている。 オーディオ入力デバイス22は送信機24が結合されており、この送信機はオーディオ入力デバイス20によって発生されたオーディオ信号に応じて信号を送信できる。 ユーザーが衣服部材12を着用することにより、オーディオ出力デバイス16 によって発生される音波による個人的な聴取環境がユーザーに提供される。 衣服部材12とオーディオ出力デバイス16との組み合わせによりヘッドフォンまたはイヤフォンと同じように使用できるが、ユーザーの耳をブロックしないパーソナル聴取装置が提供される。 オーディオ入力デバイス20と受信機22と送信機24を含むことにより、ユーザーが受信機22と送信機24との対と共に使用するようになっているトランシーバ26と通信できるようにするシステムが得られる。 通常の態様でユーザーが話すことにより発生される音波がオーディオ入力デバイス20によりオーディオ信号により変換され、送信機24による送信が可能となる。 同様に、オーディオ出力デバイス20は受信機22によって受信される信号に応答して音波を発生し、ユーザーによる聴取が可能となる。 本発明は、人々が通信環境内の個々の聴覚空間に相互にアクセスし、共用できるようにするものである。 例えば、グループ内の各個人が本発明に係わるパーソナル通信システムを着用していると仮定する。 本発明を用いることにより個人A は自分の認識した聴覚空間に関して次の選択をすることができる。 ・自然な聴覚空間。 この空間は本発明の装置を着用することなく個人Aが認識する聴覚空間として定義できる。 ・他の個人Bの聴覚空間。 すなわち個人Aは自分の自然な聴覚空間をシャットオフし、個人Bの聴覚空間を経験できる。 ・AとBの個人空間との融合空間。 この場合、個人Aの空間と個人Bの聴覚空間とが重なるので、Aは同時に2つの場所にいることとなる。 しかしながら、A はBの空間を操作できる。 例えばAは、Bから受信したオーディオ信号を選択的に混合することにより、Aの耳で認識されたBの空間を回転したり、フリップ操作したり、強くしたり弱くしたりできる。 別の例としては、Bの空間内に多数の音源がある場合、Aはこれら信号を適当に混合することにより自分の聴覚に関し、望む位置に音源の各々を配置できる。 ・多数の空間の融合空間すなわち混合空間。 これは3人以上の当事者に上記の状況を直接拡張したものである。 ・リアルタイムの自然な空間と記録された聴覚空間との融合空間すなわち混合空間。 記録された聴覚空間としては、音楽、映画およびテレビショーがある。 この場合、自然な聴覚空間と合成された空間との融合すなわち混合を行うことができる。 従って、完全な聴覚的な意味において、ユーザーにとってもともとは局部的でも自然でもない聴覚空間にユーザーがアクセスし、これらを共用できるようにする通信システムに対するオーディオインターフェースとして、本発明を定義できる。 本発明は次の3つのサブシステムを含む。 1. 人の上半身、例えば首回りに設けられたマイクロフォンのアレイのようなオーディオ入力デバイス。 アレイ内のこれらマイクロフォンは次のような特徴を有する。 a)各マイクロフォンから生じる信号の振幅および位相を電子的に変えることができるように、マイクロフォンが電子的に制御される。 電子的に制御されるオーディオ入力デバイスの1つの利点としては、アレイが三次元空間内の音源を選択的に捕捉するよう、ユーザーがアレイの指向性を容易に変更できることが挙げられる。 b)(i)マイクロフォンのうちの少なくとも2つが、2つの耳にできるだけ接近し、これら2つのマイクロフォンによって受信される音の性質が2つの耳によって受信される音に類似し、他のマイクロフォンが首および2つの肩のまわりに分散され、(ii)更に、快適に着用できるように着用物、例えば襟、ショール、ネックレス、メガネによって支持できるような位置にマイクロフォンが位置する。 これらマイクロフォンは着用物に美的にマッチしている。 2. 上半身、例えば首まわりに設けられたスピーカーのアレイ。 このスピーカーアレイは次の特徴を有する。 a)通信システムのオーディオ出力端からこれらスピーカーに加えられる信号の振幅および位相を電子的に変えることができるよう、スピーカーは電子的に制御される。 電子的に制御されるスピーカーアレイの1つの利点として、スピーカーが三次元空間内の所望の方向に音響エネルギーを集中するよう、ユーザーがアレイの指向性を容易に変更できることが挙げられる。 別の利点としては、ユーザーが自分の三次元聴覚空間内の離間した音源を再位置決めするよう、受信聴覚空間を操作できることが挙げられる。 b)これらスピーカーはヘッドフォンのように耳をカバーせず、イヤフォンまたは補聴器のように耳道もブロックせず、また身体に力を加えて不快にさせることのないような場所に設置される。 このように、ユーザーはトランスジューサを介して遠隔地で受信される聴覚空間の自然さを最大に知覚する。 c)スピーカーに加えられるオーディオ信号は、スピーカーから生じる音が自然な音と同じようにリアルに聞こえるよう、スピーカーの特性効果、耳に対するスピーカーの位置、ショルダー、首および頭部を含む上半身の形状を考慮して予め処理される。 3. 信号処理機能ブロックを備えた無線トランシーバのような通信システムは、多数のリモート音源からのハイファイ三次元音を搬送する信号を送受信でき、 更にオーディオ信号を種々の態様で処理できる。 第2図は本発明に係わるパーソナル通信システムのより詳細な実施例を示す。 通信システムは参照番号30によって全体が表示された、衣服に取り付けられたオーディオインターフェースを含むこのインターフェース30は、人の上半身に着用すべきシャツ32から成る衣服部材を含む。 第2図のシャツ32はボタンダウンシャツとして示されているが、Tシャツ、トレーナー、ベストまたはジャケットを含む他のタイプのシャツも使用できる。 このシャツ32は人の首を通すことができる首開口部34を含む。 首開口部34にはカラー36が隣接する。 衣服部材32のスタイリングとインターフェース30の部品を隠すためにこのカラー30を設けることができる。 インターフェース30は更に、一対のスピーカー42、44を含むオーディオ出力デバイスを含む。 一方のスピーカー42は首開口部34の(ユーザーの斜視図から)左側に位置し、他方のスピーカーは首開口部34の右側に位置する。 より一般的には、このオーディオ出力デバイスは複数のスピーカーから構成できる。 このようなケースは、例えば所望する周波数応答を発生するために多数のスピーカーを用いたり、または3つ以上のスピーカーを空間的に配置し、特性の高められたサラウンドオーディオ環境とする場合である。 スピーカー42および44に適当なオーディオ信号を印加すると、シャツ32 を着ている人に対し、パーソナル聴取環境が生じる。 更に首開口部34の両側にスピーカー42と44の対を使用することにより特殊なオーディオ環境、例えばシャツ32を着ているユーザーが1つ以上の発生サウンドの見かけの方向を認識できるようなオーディオ環境が得られる。 第2図では、シャツのカラーの頂部にスピーカー42および44が置かれている。 着用者のネックに隣接するカラーの下およびカラーの内部を含む、スピーカーを隠すような他の別の設置例も可能である。 カラー36内にスピーカー42および44を設けることは、外部からスピーカー42および44を隠す上で有利である。 これとは異なり、スピーカー42 と44の対をシャツ32の他の位置、例えばシャツ32の両側の対応するヨーク(図示せず)またはエピロット(図示せず)に設けることができる。 本発明では、各耳に対するオーディオパワーの伝達と、着用者の快適さと、部品を見えないようにすることとを所望どおり妥協させながら、これらスピーカーの正確な設置場所を選択できる。 これらスピーカーの重要な特徴としては、着用者の自然な聴覚環境をブロックすることなく、これら信号の知覚位置を変更するよう信号を混合できる三次元オーディオ空間を着用者に対し発生できるということが挙げられる。 従って、本発明のスピーカーは聴取者が自分の自然の聴覚空間と他人の聴覚空間とを区別できないように、他のユーザー聴覚空間をディスプレイするように位置決めされ、そのような構造とされている。 この目的のためには、ユーザーが常にこれらデバイスが存在していることを知らせるためスピーカーが見えるようにするか、スピーカーを物理的にユーザーに接触させることが望ましい。 ユーザーが何かを着ていることをうっとおしく思っていない場合、ユーザーはこれらスピーカーからのオーディオ出力が自分の自然聴覚環境の産物であると考える。 このように、他のユーザーが自分の頭の回りを囲み、他のユーザーからの信号を混合し、更に処理できるようにユーザーが感じるので、ユーザーは自分のオーディオ空間内の別の位置に他のユーザーからの出力を定位できる。 また、聴取者の耳が自分のオーディオ出力しか聞こえないように、本発明のスピーカーのオーディオ出力の位置を決め、合焦することも望ましい。 これによりユーザーのパーソナル通信のプライバシーを維持できる。 インターフェース30には首開口部34に隣接する一対のステレオマイクロフォン50および52を含むオーディオ入力デバイスも含む。 シャツ32を着ている人を見ると、一方のマイクロフォン50は人のカラーボーンに隣接する首開口部34の左側に位置する。 同様に、他方のマイクロフォン52はカラーボーンの近くで、かつ首開口部34の右側に位置する。 マイクロフォン50および52をカラー36内に設置することは、これらマイクロフォンを外部から見えないようにする上で有利である。 一般にマイクロフォン50および52の対はこれらが受信した音波を表示するオーディオ信号をそれぞれ発生できる。 特殊化されたオーディオ出力を発生するよう2つのマイクロフォンを使用することが望ましい。 しかしながら同じ効果を発生させるのに3つ以上の任意の数のマイクロフォンを使用することも可能である。 マイクロフォン50および52は、これに印加されたオーディオ信号に応じて信号を送信できる送信機54に結合されている。 従って、マイクロフォン50および52から送信機34へオーディオ信号を送ることにより、衣服部材を着ている人の物理的空間内で生じる音を遠隔地に位置する受信機で受信することができる。 特に、人が通常の態様で話すだけで、他人と通信できる。 更に、ユーザーのカラーボーンの両側にマイクロフォン50および52が設置されていることにより、ユーザーの話のステレオ音像を、より詳細にはユーザーが自分の物理的空間内で発した音のステレオ音像を空間的に正しく連続的に捕捉できるようになっている。 一般に、マイクロフォンは、ユーザーの周囲の三次元聴覚空間を捕捉するように設置し、そのような構造にすべきである。 このように通信の他端にいる当事者は、ユーザーの自然の三次元聴覚空間を経験できる。 更に、他の方向から発生し得る音源をある程度無視しながら、自分の音声を捕捉するよう、ユーザーに向けられた指向性入力特性が一般にマイクロフォンに提供される。 マイクロフォン50および52は1本以上のワイヤー60により送信機54に結合される。 シャツ32はシーム部を含む場合、シーム32の製造中にシーム部内にワイヤー60を取り付けることができる。 第1図の実施例ではワイヤー60 はカラーから肩、更にセットインスリーズシーム部およびサイドシーム部からシャツのテール部62まで延びる。 これとは異なりワイヤー60はカラーからシャツのテール62まで下がるよう、シャツ32の内部に取り付けてもよい。 また、 別の変形例ではシャツ32内にワイヤー60を縫い込んでもよい。 好ましい実施例では、送信機54は無線周波数変調器とアンテナとを含む。 送信機54は注文FMステレオ送信機のような注文設計された送信機、3つ以上のオーディオ信号を送信できる注文設計されたデジタルラジオまたはセルラー電話またはコードレス電話で使用されているような従来の送信機を使用して、送信機54を形成できる。 この送信機54はユーザーの腰に巻いたベルトパック内のような、物理的に衣服部材の外に付けることができる。 スピーカー42および44は受信機64または、より一般的にはオーディオ信号を発生できる装置に結合されている。 例えば、この受信機64はポータブルパーソナルステレオまたは受信アンテナと復調器の形態とすることができる。 送信機54と同じように、受信機64をベルトパック上のような衣服部材の身体の外に設けることができる。 受信機64は注文設計の受信機またはセルラー電話もしくはコードレス電話で使用されているような従来の受信機のいずれかを使って形成できる。 スピーカー42および44は1本以上のワイヤー66により受信機64に結合される。 ワイヤー64をカラー36からシャツのテール62まで延ばす別の方法として、ワイヤー66をシャツ32のシーム部内に設けたり、ワイヤー66をシャツ32の内側に設けたり、ワイヤー66を直接シャツ32に織り込む方法がある。 本発明のこの実施例では、マイクロフォン、スピーカーおよび通信インターフェースはワイヤーを介して接続されている。 ワイヤレス方法、例えば無線または赤外線による信号送信方法を使ってこれら部品を接続することも可能である。 第3図は、本発明に係わる受信機64の一実施例を示す。 アンテナ70は種々の無線周波数のうちの少なくとも1つの送信信号を受信する。 復調器72には少なくとも1つの送信信号が与えられ、復調器72はこの少なくとも1つの送信信号に基づく1つ以上のオーディオ信号を発生できる。 オーディオミキサー74には1つ以上のオーディオ信号が印加される。 ユーザーインターフェース76によって与えられる制御信号に応答して、オーディオミキサー74は1つ以上のオーディオ信号を選択的に混合し、スピーカー42および44へオーディオ信号を与える。 オプションとして、オーディオミキサー74はローカルオーディオソース80の出力信号を入力信号として更に取り込むことができる。 別のオプションとしてユーザーインターフェース76を使用して復調器72を制御することが可能である。 このオーディオミキサー74は信号処理能力も含むことができる。 例えばスピーカー42および44が音を所望の方向に合焦できるよう、オーディオミキサー74を使用して各オーディオ信号出力の位相を制御できる。 図示された実施例を参照して、次に第3図の実施例の作動についてより詳細に説明する。 アンテナ70によって受信される少なくとも1つの送信信号は、所定の変調方式を使用することにより1つ以上のオーディオ信号を含む。 通信技術の分野では1つ以上の信号を同時に送信する種々の方式、例えば時分割多重化方式および周波数分割多重化方式が周知である。 使用する所定の多重化方式に従い、 復調器53は1つ以上のオーディオ信号を分離し、これをオーディオミキサー7 4へ印加するよう働く。 1つ以上のオーディオ信号の各々はそれぞれのオーディオ源を表示する。 ユーザーが一般に欲するオーディオ源の例として、電話の受話器からのオーディオ信号、音楽の1つ以上のオーディオ源および同じようなパーソナル通信装置を有する一人以上の他のユーザーからのオーディオ信号がある。 更にユーザーは自分のオーディオ源、例えばローカルオーディオ源80を使用するポータブルテープレコーダを提供できる。ユーザーインターフェース76はオーディオミキサー74に印加されたオーディオ信号の各々の振幅およびパニングをユーザーが選択的に制御できるようにする。例えば、ユーザーが音楽を聴いている間に電話のベルが鳴った場合、ユーザーはユーザーインターフェース76を使用して音楽のボリュームを下げ、電話の受話器のボリュームを上げることができる。次に図4を参照すると、ここには衣服に取り付けたオーディオインターフェースの別の実施例が示されている。このインターフェースは人の首まわりにつけたネックレス82から成る衣服部材を含む。このネックレス82は人の首を通すことができる首開口部84を含む。オーディオインターフェースは更にネックレス82の両側に設けられた一対のスピーカー86および90から成るオーディオ出力デバイスを含む。このインターフェースはネックレス82の両側に設けられた一対のマイクロフォン92および94から成るオーディオ入力デバイスも含む。ネックレス82はスピーカーとマイクをあまり奇異に見えないようにするため、 ビーズ96を含むことができる。これらスピーカーおよびマイクロフォンは、第2図の実施例と同じようにそれぞれ受信機および送信機に結合されることとなる。本明細書に詳細に説明するシャツおよびネックレスの他に、本発明のオーディオインターフェースを他の衣服、例えば宝石、帽子、ショールまたはメガネのような他のものに隠すことも可能である。本発明の上記実施例は多くの利点を有する。 1つの利点としては快適さおよび安全性が改善されていることであり、この利点はハンドフリーのポータブル通信システムにおけるヘッドフォンをつける必要がないことから生じるものであり、 より一般的にはユーザーの耳をカバーする必要がないことから得られている。別の利点としては、多くのオーディオ源にアクセスし、これを制御することにより得られる便利さが改善されることが挙げられる。例えば音楽を聴いている間に電話のベルが鳴った場合、本発明の実施例のユーザーは音楽を小さくするためステレオの所まで走っていき、次に電話の所まで走ることなく、音楽のボリュームを下げ、電話に出ることができる。別の利点としては、シャツまたは他の衣服にオーディオ入力および出力デバイスを組み込むという、奇異に見られない特徴が挙げられる。これら装置が見えないという特徴によって仕事および社会的なセッティングにおける公共のアイデンティティおよびエチケット上の潜在的な問題が解消される。マイクが向けられると、人は態度を変えて話したり、対応することが多いという事実から、更に別の利点が得られる。本発明の実施例によれば、他人が居ても、より自然な、堅苦しくない会話が可能となる。更に別の利点は、ユーザー自身が便利なように調整したり、自分の音の広がりを制御できる能力を提供できることにある。これら利点はストレスおよびムード管理の領域で潜在的に有利である。本発明は、当業者に明らかな多くの別の例、変形例および変更例を含む種々の異なる構造で使用できることに留意すべきである。従って、本発明は添付した請求の範囲の精神および範囲内に入るかかる別の例、変形例および変更例のすべてを含むものである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,UZ,VN (72)発明者 シャーマン,ダニエル エイ. アメリカ合衆国 94303 カリフォルニア 州パロ アルト,チャニング アベニュー 1515 (72)発明者 ミンスキー,マーガレット ダイアン レ ズバン アメリカ合衆国 94306 カリフォルニア 州パロ アルト,ロス パロス サークル 4284

    QQ群二维码
    意见反馈