アイウェアドッキングステーションおよび電子モジュール

申请号 JP2014551397 申请日 2013-01-07 公开(公告)号 JP2015511322A 公开(公告)日 2015-04-16
申请人 エイチピーオー アセッツ エルエルシー; エイチピーオー アセッツ エルエルシー; 发明人 ロナルド ブルム,; ロナルド ブルム,; ヨンピン ワン,; ヨンピン ワン,; マーク グラハム,; マーク グラハム,; ウィリアム ココナスキ,; ウィリアム ココナスキ,; リチャード クロンプス,; リチャード クロンプス,;
摘要 アイウェアフレームおよびアプリケーションモジュールを含む、アイウェアシステム。アイウェアフレームは、ドッキングステーションと、第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点を含む、電子コネクタとを含む。アプリケーションモジュールは、ドッキングステーションに搭載されるように適合され、ある機能を果たすように構成される、電子デバイスと、第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点のうちの少なくともいくつかに対応する、第2の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点とを含む。第2の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点は、電子デバイスの機能を支援するために使用される、少なくとも2つの異なるサブ機能接続を含む。
权利要求

アイウェアドッキングステーションに搭載されるように適合されたアプリケーションモジュールであって、前記アプリケーションモジュールは、 機能を果たすように構成された電子デバイスと、 実質的に固定された位置において前記アプリケーションモジュールを前記ドッキングステーションに固着させるように構成されたアタッチメント機構と、 複数の事前に構成されたアプリケーション接続点と を備え、 前記複数の事前に構成されたアプリケーション接続点は、前記電子デバイスの機能を支援するために使用される少なくとも2つの異なるサブ機能接続を含む、アプリケーションモジュール。前記少なくとも2つの異なるサブ機能接続は、電供給源、オーディオ出力、オーディオ入力、オーディオ接地、ビデオ出力、ビデオ入力、データ出力、データ入力、制御信号出力、および制御信号入力のうちの少なくとも2つを含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記異なるサブ機能接続は、電力供給源、オーディオ出力、および制御入力を含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記異なるサブ機能接続は、データ入力および制御信号出力を含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記データ入力は、センサデータを含み、前記アプリケーションモジュールは、前記データ入力に基づいて、前記制御信号出力を介して前記アイウェアのレンズ機能を制御するように構成されている、請求項4に記載のアプリケーションモジュール。前記異なるサブ機能接続は、前記アプリケーションモジュールが、前記アイウェアから、動作電力および再充電電力のうちの少なくとも1つを受容するために構成された電力供給源を含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記機能は、オーディオ再生、オーディオ記録、音響増幅、音響消去、補聴器、ビデオ再生、ビデオ記録、写真、転倒検出、覚醒監視、歩数計、測位、パルス検出器、無線通信、仮想現実、拡張現実、ゲーム、視標追跡、瞳孔監視、レンズ制御、自動リマインダ、照明、レージング、およびアラームのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、カメラを含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、音楽プレーヤを含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、無線送受信機を含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、補聴器を含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、アラームを含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、可視または非可視照明デバイスのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記電子デバイスは、前記アイウェアを介して、仮想現実および拡張現実のうちの少なくとも1つをユーザに提供するように構成されている、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。前記アプリケーションモジュールは、実質的に耐性である、請求項1に記載のアプリケーションモジュール。アイウェアシステムであって、前記システムは、 アイウェアフレームであって、前記アイウェアフレームは、 ドッキングステーションと、 第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点を含む電子コネクタと を含む、アイウェアフレームと、 前記ドッキングステーションに搭載されるように適合されたアプリケーションモジュールであって、前記アプリケーションモジュールは、 機能を果たすように構成された電子デバイスと、 前記第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点のうちの少なくともいくつかに対応する第2の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点と を含む、アプリケーションモジュールと を備え、 前記第2の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点は、前記電子デバイスの機能を支援するために使用される少なくとも2つの異なるサブ機能接続を含む、システム。前記少なくとも2つの異なるサブ機能接続は、電力供給源、オーディオ出力、オーディオ入力、オーディオ接地、ビデオ出力、ビデオ入力、データ出力、データ入力、制御信号出力、および制御信号入力のうちの少なくとも2つを含む、請求項16に記載のシステム。前記異なるサブ機能接続は、前記アプリケーションモジュールが、前記アイウェアフレームから、動作電力および再充電電力のうちの少なくとも1つを受容するために構成された電力供給源を含む、請求項16に記載のシステム。前記機能は、オーディオ再生、オーディオ記録、音響増幅、音響消去、補聴器、ビデオ再生、ビデオ記録、写真、転倒検出、覚醒監視、歩数計、測位、パルス検出器、無線通信、仮想現実、拡張現実、ゲーム、視標追跡、瞳孔監視、レンズ制御、自動リマインダ、照明、レージング、およびアラームのうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載のシステム。前記アイウェアフレームはさらに、レンズを含み、前記電子デバイスは、少なくとも部分的に前記レンズを制御するように構成されている、請求項16に記載のシステム。前記アイウェアフレームはさらに、スピーカを含み、前記電子デバイスは、オーディオ信号を前記スピーカに提供するように構成されている、請求項16に記載のシステム。前記アイウェアフレームはさらに、スピーカおよびレンズのうちの少なくとも1つを含み、前記電子デバイスは、スピーカおよびレンズのうちの少なくとも1つを介して、仮想現実および拡張現実のうちの少なくとも1つをユーザに提供するように構成されている、請求項16に記載のシステム。

说明书全文

本出願は、以下の仮特許出願:2012年1月6日に出願された米国仮特許出願第61/583,940号、2012年4月10日に出願された米国仮特許出願第61/622,092号、2012年4月25日に出願された米国仮特許出願第61/638,150号、および2012年4月30日に出願された米国仮特許出願第61/640,425号の各々に対して優先権を主張する。上記文献の各々の内容は、その全体として参照することによって本明細書において援用される。

電子機器を備える、現在市販のアイウェアは、該アイウェア内に格納された従来の眼鏡レンズに加え、1つのアプリケーションに限定される。一例にすぎないが、市販の電子焦点調節眼鏡、内蔵MP3プレーヤ付きの市販の眼鏡、職業上の目的のためのビデオ付きの市販の眼鏡が挙げられ、まもなく、内蔵カメラ付きの市販の眼鏡が登場することが見込まれる。しかしながら、本発明者の特許出願第13/085,562号を除き、先行技術は、1つ以上のアプリケーション対応眼鏡を教示しているが、全て、アプリケーションは、眼鏡に内蔵されるか、または眼鏡フレームに取り付けられる場合、眼鏡フレームによって格納される標準的レンズに加え、1つのみのアプリケーションデバイスが、1度に利用可能であるように取り付けられる。本発明者の先行特許出願第13/085,562号は、種々のアプリケーションデバイスを格納することができる手段の上にクリップを適用するためのドッキングステーションとして使用される、アイウェアの前面について教示する。アプリケーションデバイスは、アプリケーションデバイスを駆動するために必要とされる、その電の少なくとも一部を受容する。特許出願第13/085,562号は、複数のアプリケーションデバイスをアイウェアに(1度に1つ)適用する手段を教示するが、そのような手段は、レンズを厚ぼったくさせ、アイウェアの前面に重量を追加し、アイウェアの美観を損なわせる。

今日、それぞれ、ユーザに職業上の利点または個人的利点を提供可能な非常に多くの電子デバイスが存在する。これらの電子デバイスは、多くの場合、小型化されている。現代世界は、非常に高速で稼働しており、ハンズフリー様式でユーザに利点を提供可能であることは、非常に効率的かつ有益である。しかしながら、着用者の屈折異常を補正することに加え、複数の機能のために使用され、および/または着用者の眼をより快適にする着色された手段を提供可能な「洗練された」アイウェアの購入を所望する場合、そのようなアイウェアは、存在しない。言うまでもなく、着用者がアイウェアを着用している間、多数の異なるアプリケーションデバイスのうちの1つ以上を利用可能な単一対の洗練されたアイウェアの必要性が存在する。

本主題は、ドッキングステーションを伴う、電子アイウェアシステムが、好ましくは、標準化様式において、複数の電子アプリケーションモジュール(また、本明細書では、アプリケーションデバイスまたはアプリケーションモジュールとも称される)と容易に結合可能である、着用者によって着用されるための電子アイウェアモジュールおよびシステムを対象とする。これらのアプリケーションモジュールはそれぞれ、ドッキングステーションとともに嵌合することができ、アイウェアが着用者によって着用されている間、1度に1つ以上、利用されてもよい。モジュール方式はまた、ユーザに、それぞれ、アイウェアシステムによって認識され得る、種々の交換可能アプリケーションを提供してもよい。電子アプリケーションモジュールが故障した場合、それらはまた、システム全体を交換せず、容易に交換することができる。

本明細書に開示される本発明は、アイウェアが、洗練されたままであることを可能にし、アイウェアの審美的設計を損なわせない。さらに、本明細書に開示される本発明は、1つ以上のアプリケーションデバイスの付加的重量が、着用者によって着用されるとき、快適な様式で分散させるようにする。

本発明の第1の側面によると、アプリケーションモジュールは、アイウェアドッキングステーションに搭載されるように適合されて提供される。アプリケーションモジュールは、ある機能を果たすように構成される、1つ以上の電子デバイス、実質的に固定された位置において、アプリケーションモジュールをドッキングステーションに固着させるように構成される、アタッチメント機構、および/または複数の事前に構成されたアプリケーション接続点を含んでもよい。実施形態では、複数の事前に構成されたアプリケーション接続点は、電子デバイスの機能を支援するために使用される、少なくとも2つの異なるサブ機能接続を含んでもよい。

実施形態では、アプリケーション接続点は、汎用コネクタケーブルに取り付けるように構成されてもよい。実施形態では、アプリケーション接続点は、直接、アイウェアフレームの対応するアプリケーション接続点に接続するように構成されてもよい。

実施形態では、異なるサブ機能接続は、電力供給源、オーディオ出力、オーディオ入力、オーディオ接地、ビデオ出力、およびビデオ入力のうちの少なくとも2つを含んでもよい。実施形態では、異なるサブ機能接続はさらに、データ出力、データ入力、制御信号出力、および/または制御信号入力を含んでもよい。

実施形態では、異なるサブ機能接続は、好ましくは、電力供給源、オーディオ出力、および制御入力を含んでもよい。

実施形態では、異なるサブ機能接続は、好ましくは、データ入力および制御信号出力を含んでもよい。実施形態では、データ入力は、センサデータを含んでもよく、アプリケーションモジュールは、データ入力に基づいた制御信号出力を介して、アイウェアのレンズ機能を制御するように構成されてもよい。

実施形態では、異なるサブ機能接続は、好ましくは、アプリケーションモジュールが、アイウェアから、動作電力および再充電電力のうちの少なくとも1つを受容するように構成される、電力供給源を含んでもよい。

実施形態では、電子デバイスの機能は、オーディオ再生、オーディオ記録、音響増幅、音響消去、補聴器、ビデオ再生、ビデオ記録、写真、転倒検出、覚醒監視、歩数計、測位、パルス検出器、無線通信(例えば、携帯電話、Bluetooth(登録商標)、WiFi、IR等)、仮想現実、拡張現実、ゲーム、視標追跡、瞳孔監視、レンズ制御、自動リマインダ、可視および/または非可視照明、レージング、IRおよび/または熱検出、およびアラームのうちの少なくとも1つを含んでもよく、いずれも、アイウェアを介して、ユーザに提供されてもよい。

実施形態では、電子デバイスは、アイウェアを介して、仮想現実および拡張現実のうちの少なくとも1つをユーザに提供するように構成される。

実施形態では、各アプリケーションモジュールは、アプリケーションモジュールの機能を制御する、および/またはアイウェアフレーム内に含まれるデバイスの機能を制御するために十分なその独自回路および論理を含んでもよい。

実施形態では、アタッチメント機構は、ピン、戻り止め、レール、磁石、ソケット、または小型構成要素をともに、好ましくは、取り外し可能様式で結合するための当技術分野において公知の他の手段のうちの1つ以上を含んでもよい。

実施形態では、アプリケーションモジュールは、認識可能信号を提供するように構成されてもよく、および/またはアイウェアが、アプリケーションモジュールの機能、アプリケーションモジュールのタイプ、および/またはアプリケーションモジュールの可変能力を判定することができるような認識可能特徴を含んでもよい。

実施形態では、アプリケーションモジュールは、実質的に、耐性、耐汗性、防水性、および/または耐摩耗性であってもよい。

本発明のさらなる側面によると、アイウェアシステムは、ドッキングステーションと、ドッキングステーションに搭載されるように適合される、アプリケーションモジュールとを伴う、アイウェアフレームを含むように提供されてもよい。実施形態では、アイウェアフレームは、第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点を含む、電子コネクタを含んでもよく、アプリケーションモジュールは、ある機能を果たすように構成される、電子デバイスと、第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点のうちの少なくともいくつかに対応する、第2の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点とを含んでもよい。実施形態では、第2の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点は、電子デバイスの機能を支援するために使用される、少なくとも2つの異なるサブ機能接続を含んでもよい。

実施形態では、アプリケーション接続点は、汎用コネクタケーブルに取り付けるように構成されてもよい。実施形態では、アイウェアシステムはさらに、汎用コネクタケーブルを含んでもよい。実施形態では、アイウェアフレームは、汎用コネクタケーブルに接続するように、かつアプリケーション接続点を汎用コネクタケーブルに接続するために、構成されてもよい。

実施形態では、アプリケーションモジュールのアプリケーション接続点は、直接、アイウェアフレームの対応するアプリケーション接続点に接続するように構成されてもよい。

実施形態では、異なるサブ機能接続は、電力供給源、オーディオ出力、オーディオ入力、オーディオ接地、ビデオ出力、およびビデオ入力のうちの少なくとも2つを含んでもよい。実施形態では、異なるサブ機能接続はさらに、データ出力、データ入力、制御信号出力、および/または制御信号入力を含んでもよい。

実施形態では、異なるサブ機能接続は、好ましくは、アプリケーションモジュールが、アイウェアフレームから、動作電力および再充電電力のうちの少なくとも1つを受容するように構成される、電力供給源を含んでもよい。

実施形態では、電子デバイスの機能は、オーディオ再生、オーディオ記録、音響増幅、音響消去、補聴器、ビデオ再生、ビデオ記録、写真、転倒検出、覚醒監視、歩数計、測位、パルス検出器、無線通信、仮想現実、拡張現実、ゲーム、視標追跡、瞳孔監視、レンズ制御、自動リマインダ、照明、レージング、およびアラームのうちの少なくとも1つを含んでもよい。

実施形態では、アイウェアフレームは、レンズを含んでもよく、電子デバイスは、少なくとも部分的に、該レンズを制御するように構成されてもよい。例えば、レンズは、電気活性レンズであってもよく、電子デバイスは、感知された条件(照明等)および/またはユーザコマンドに基づいて、焦点、色合い、または他のレンズの変化を制御するように構成されてもよい。他の実施形態では、レンズは、仮想または拡張現実、あるいはゲーム等で用いられるように、電子デバイスによって制御され得る、内蔵ディスプレイ機能を有してもよい。

実施形態では、アイウェアレンズは、動的焦点調節レンズ、静的焦点調節レンズ、着色レンズ、フォトクロミックレンズ、エレクトロクロミックレンズ、サーモクロミックレンズ、またはディスプレイのうちの1つであってもよい。

実施形態では、アイウェアフレームは、スピーカを含んでもよく、電子デバイスは、オーディオ信号をスピーカに提供するように構成されてもよい。

アイウェアフレームは、スピーカおよびレンズのうちの少なくとも1つを含む、実施形態では、電子デバイスは、スピーカおよび/またはレンズを介して、仮想現実および拡張現実のうちの少なくとも1つをユーザに提供するように構成されてもよい。

実施形態では、アイウェアフレームは、取り外し可能または固定された記憶媒体、通信デバイス、電源、マイクロホン、骨伝導式電話、マイクロプロセッサのうちの1つ以上を含んでもよい。

アイウェアフレームが、電源を含む、実施形態では、電源は、例えば、再充電可能バッテリ、使い捨てバッテリ、燃料電池、太陽電池、または運動エネルギー源であってもよい。

実施形態では、アイウェアフレームは、アプリケーションモジュールからの認識可能信号または他の特性に基づいて、アプリケーションモジュールの機能、アプリケーションモジュールのタイプ、および/またはアプリケーションモジュールの可変能力のうちの1つ以上を判定するように構成されてもよい。

実施形態では、ドッキングステーションおよび/またはアプリケーションモジュールは、該ドッキングステーションにドッキングされたことに応じて、機能していないアプリケーションモジュールからのアプリケーションモジュールを機能しているアプリケーションモジュールのものに変換するように構成されてもよい。

本発明のさらなる側面によると、着用者によって着用される電子アイウェアシステムは、該電子アイウェアシステムが、該アイウェアを着用者の頭部に固着するための手段と、アイウェア前面と、該アイウェアの一部である、ドッキングステーションと、それぞれ、1度に1つ、該ドッキングステーションに嵌合することができる、複数のアプリケーションデバイスモジュールとを備え、ドッキングステーションが、アプリケーションデバイスモジュールへの電力の経路指定を可能にするように提供される。

実施形態では、アプリケーションデバイスモジュールデバイスは、アイウェアが着用者によって着用されている間、1度に1つ以上、利用されてもよい。

実施形態はさらに、アプリケーションデバイスモジュールに接続されるように構成される、コントローラを含んでもよい。

実施形態はさらに、アプリケーションデバイスモジュールに接続し、該コントローラを介して、少なくとも2つの機能をアプリケーションデバイスモジュールに提供するように構成される、多機能コネクタを含んでもよい。

実施形態では、アプリケーションデバイスモジュールは、少なくとも1つのカメラおよび少なくとも1つのマイクロホンを含んでもよい。

実施形態では、アプリケーションデバイスモジュールは、立体撮像のために搭載されるように構成される、少なくとも2つのカメラを含んでもよい。

実施形態では、アプリケーションデバイスモジュールは、着用者の両に近接して搭載されるように構成される、少なくとも2つの補聴器を含んでもよい。

アプリケーションデバイスモジュールはさらに、写真用カメラ、ビデオカメラ、デジタルオーディオプレーヤ、ディスプレイ、プロジェクタ、補聴器、転倒検出器、覚醒モニタ、歩数計、パルス検出器、携帯電話、オーディオシステム、通信システム、ビデオシステム、音楽システム、オーディオシステム、CO2検出器、空気の質の悪さアラートデバイス、口臭検出器、温度計、屈折異常測定デバイス、GPSシステム、仮想現実システム、拡張現実システム、ゲームシステム、視標追跡デバイス、瞳孔モニタデバイス、センサ、煙検出器、薬リマインダ、薬剤リマインダ、スピーカ、照明、レーザのうちの1つ以上を含んでもよい。

いくつかの実施形態では、アイウェアシステムは、中間電気接点を含むことができる。アイウェアの機能部材(例えば、能動レンズ、スピーカ、センサ、マイクロプロセッサ、またはアイウェアフレーム内に位置する他のデバイス)は、電気コネクタを含むことができ、中間電気接点は、アプリケーションモジュールの電子機器を機能部材に接続することができる。中間電気接点は、差込みコンセント式電気接点であることができる。いくつかの実施形態では、中間電気接点は、アイウェアのリム、テンプルの後方1/3、テンプルの中央、テンプルの前方1/3、アイウェアのリムロックまたはヒンジ、光学機能部材の表面、アイウェアのフレーム前面、電子ディスプレイ、電子コントローラ、およびアイウェアのリムとレンズとの間のうちの1つに位置する。

いくつかの実施形態では、アイウェアフレームは、テンプルおよびリムロックを含むことができる。それらの実施形態では、アイウェアの機能部材は、テンプルに位置することができ、接続要素は、アプリケーションモジュールから、リムロックを通して、光学機能部材に経路指定されることができる。いくつかの実施形態では、リムロックは、上側リムロックおよび下側リムロックを含み、接続要素は、上側リムロックと下側リムロックとの間に経路指定される。リムロックは、上側リムロックおよび下側リムロックを含むことができ、接続要素は、上側リムロックと下側リムロックとの間に層を形成することができる。層は、絶縁性であることができる。いくつかの実施形態では、接続要素は、伝導性ゴムであり得る、伝導性圧縮部材であることができる。いくつかの実施形態では、接続要素は、多導体ケーブルを備える。

本発明の付加的特徴、利点、および実施形態が、記載され、以下の発明を実施するための形態、図面、および請求項の検討から明白となり得る。さらに、前述の発明の概要および以下の発明を実施するための形態は両方とも、例示であって、請求される発明の範囲を限定せずに、さらなる説明を提供することを意図することを理解されたい。しかしながら、発明を実施するための形態および具体的実施例は、本発明の好ましい実施形態のみを示す。本発明の精神および範囲内における種々の変更および修正は、本発明を実施するための形態から、当業者に明白となるであろう。

本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する、付随の図面は、本発明の実施形態を図示し、発明を実施するための形態とともに、本発明の原理を説明する役割を果たす。本発明および実践され得る種々の方法の基本的理解のために、必要である以上に詳細に本発明の構造的詳細を示すものではない。

図1は、本発明のある側面による、例示的アプリケーションモジュールを図示する。

図2Aは、本発明のある側面による、ドッキングステーションおよび接続点を含む、例示的アイウェアフレームテンプルの一部を図示する。図2Bは、本発明のある側面による、ドッキングされたアプリケーションモジュールを含む、図2Aに示されるような例示的アイウェアフレームテンプルの一部を図示する。

図3は、本発明のある側面による、イヤホンと、フレームの接続点に接続されたドッキングされたアプリケーションモジュールを含む、例示的フレームの上下図である。

図4は、本発明のある側面による、ドッキングステーションを含む、フレームの一部を図示する。

図5は、本発明のある側面による、ドッキングステーションと、露出された接続点とを含む、フレームの一部を図示する。

図6は、本発明のある側面による、イヤホンと、汎用コネクタを使用してフレームの接続点に接続されたドッキングされたアプリケーションモジュールとを含む、フレームの一部を図示する。

図7は、本発明のある側面による、ドッキングステーションを含む、フレームの一部を図示する。

図8は、本発明のある側面による、イヤホンと、汎用コネクタを使用してフレームの接続点に接続されたドッキングされたアプリケーションモジュールとを含む、フレームの一部を図示する。

図9は、本発明のある側面による、ドッキングステーショントラックを含む、フレームの一部を図示する。

図10は、本発明のある側面による、ドッキングステーショントラックを含む、フレームの一部を図示する。

図11は、本発明のある側面による、ドッキングされたアプリケーションモジュールおよび取り外し可能機能部材を含む、フレームの一部を図示する。

図12は、本発明のある側面による、汎用コネクタを使用してフレームの接続点に接続されたドッキングされたアプリケーションモジュールカメラを含む、フレームの一部を図示する。

図13は、本発明のある側面による、フレームの片側の接続点に接続され、フレームの反対側の電子機器と通信する、ドッキングされたアプリケーションモジュールを含む、例示的フレームの上下図である。

図14は、本発明のある側面による、無線送受信機を含む、電子機器モジュールの概略図である。

図15は、本発明のある側面による、アイウェアシステムの一部の概略図である。

本発明は、当業者が認識するであろうように、変動し得るため、本明細書に説明される特定の方法論、プロトコル等に限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけに使用され、本発明の範囲を限定することを意図しないことを理解されたい。また、本明細書および添付の請求項で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈によって明確に別様に示されない限り、複数形の言及も含むことに留意されたい。したがって、例えば、「モジュール」という言及は、1つ以上のモジュールおよび当業者に公知のその均等物の言及である。

別様に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語は、一般に、本発明に関わる当業者によって理解されるものと同一の意味を有する。本発明の実施形態および種々の特徴およびその有利な詳細は、付随の図面に説明および/または図示され、以下の説明に詳述される、非限定的実施形態および実施例を参照して、より完全に説明される。図面に図示される特徴は、必ずしも、正確な縮尺で描かれておらず、一実施形態の特徴は、本明細書に明示的に述べられない場合でも、当業者が認識するであろう他の実施形態とともに採用されてもよいことに留意されたい。公知の構成要素および処理技法の説明は、本発明の実施形態を不必要に曖昧にしないように省略され得る。本明細書で使用される実施例は、単に、本発明が実践され得る方法の理解を促進し、さらに、当業者が、本発明の実施形態を実践することを可能にすることを意図する。故に、本明細書の実施例および実施形態は、添付の請求項および適用法によってのみ定義される、本発明の範囲の限定として解釈されるべきではない。さらに、類似参照番号は、図面のいくつかの図全体を通して、類似部品を指すことに留意されたい。

本明細書で使用されるいくつかの用語は、以下のように、さらに詳細に説明される。

本明細書で使用されるように、用語「約」は、±10%(境界値を含む)を指し得る。したがって、語句「約10mm」は、9mm〜11mm(境界値を含む)を意味するものと理解され得る。本明細書で使用されるように、用語「実質的に」は、製造公差あるいは他の非意図的または非重要変動内として認識される、±a%を指し得る。

本明細書で使用されるように、用語「備える」は、限定を意図するものではなく、「含む」、および「含有する」、または「によって特徴付けられる」と同義の移行句であり得る。用語「備える」は、それによって、包括的または非制限的であり得、請求項において、または実施形態を説明するために使用されるとき、付加的列挙されていない要素または方法ステップを除外するものではない。例えば、ある方法を説明する際、「備える」は、請求項が、非制限的であって、付加的ステップを可能にすることを示す。あるデバイスを説明する際、「備える」は、列挙された要素がある実施形態に不可欠であり得るが、他の要素が追加されてもよく、依然として、請求項の範囲内にある構造体を形成することを意味し得る。対照的に、移行句「から成る」は、請求項に規定されていないいかなる要素、ステップ、または成分も除外する。これは、明細書全体を通した用語の使用と一貫する。

本明細書で使用されるように、「伝導性経路」は、電子(すなわち、電流)が1つの点から別の点に流動し得る、連続経路を指す。伝導性経路は、1つの構成要素または2つ以上の構成要素を備えてもよい。例えば、伝導性経路は、構成要素の一部または全部間(または、その中)に配置される、レンズ筐体、テンプル、ヒンジ、レンズ、および/または伝導性材料の一部を備えてもよい。

本明細書で使用されるように、「連結される」は、一例にすぎないが、取り付ける(例えば、表面に取り付ける)、上に配置する、中に配置する、実質的に中に配置する、中に埋め込む、実質的に中に埋め込む等、任意の好適な様式において、2つの構成要素をともに接続する任意の様式を指し得る。「連結される」はさらに、2つの構成要素を固定して取り付けることを備え得る(ネジ、接着剤を使用する、または製造プロセスの間、第1の構成要素を第2の構成要素内に埋め込むこと等によって)が、そのように要求されない。2つの構成要素は、一時的に、単に、相互に物理的に接触させることによって、連結されてもよい。2つの構成要素は、電流が、1つの構成要素から別の構成要素に流動することができる場合、「電気的に連結される」または「電気的に接続される」。すなわち、2つの構成要素は、電流が、1つの構成要素から、直接、他の構成要素に流動するように、直接接触する必要はない。2つの構成要素間に電気的に配置される任意の数の他の伝導性材料および構成要素は、電流がその間を流動することができる限り、「電気的に連結され」得る。

本明細書で使用されるように、「動的レンズ」は、電気エネルギー、機械的エネルギー、または力の印加に伴って改変可能な屈折力を伴う、レンズを指し得る。レンズ全体が、改変可能屈折力を有し得るか、あるいはレンズのある部分、領域、またはゾーンのみ、改変可能屈折力を有し得るかのいずれかとなる。そのようなレンズの屈折力は、屈折力が2つ以上の屈折力間で切り替えられることができるように、動的または調整可能である。切替は、1つの屈折力から別の屈折力への離散変化を備えてもよい(「オフ」または非アクティブ状態から「オン」またはアクティブ状態等に移行する)、あるいは動的要素への電気エネルギーの量を変動させる(例えば、調整可能)等によって、第1の屈折力から第2の屈折力への連続変化を備えてもよい。屈折力のうちの1つは、実質的に、屈折力がないものであってもよい。動的レンズはまた、動的光学系、動的光学要素、動的光学ゾーン、動的電力ゾーン、または動的光学領域と称され得る。

本明細書で使用されるように、「アイウェアフレーム」は、概して、着用者が要素を視認または透視することができるように、着用されると、着用者の眼に対して、少なくとも1つの要素をある場所を固着させる、着用式筐体全体を指すことを意図する。アイウェアフレームは、第1および第2のテンプル、レンズを支持するように構成されるレンズ筐体、1つ以上のヒンジ、および任意の他の関連構成要素等の要素を備えてもよい。一方、「眼鏡フレーム」は、着用されると、着用者の眼に対して、眼鏡を固着し、それらを適切な場所に整合させる、着用式筐体全体を指し得る。フレームは、第1および第2のテンプル、接眼レンズを支持するように構成されるレンズ筐体、1つ以上のヒンジ、および任意の他の関連構成要素等の要素を備えてもよい。

本明細書で使用されるように、「レンズ」は、光収束または発散させる、任意のデバイスまたはデバイスの一部を指し得る。デバイスは、静的または動的であってもよい。レンズは、屈折性または回折性であってもよい。レンズは、片面または両面が、凹状、凸状、あるいは平面であってもよい。レンズは、球形、円筒形、柱形、またはそれらの組み合わせであってもよい。レンズは、光学ガラス、プラスチック、または樹脂から作製されてもよい。レンズはまた、光学要素、光学ゾーン、光学領域、屈折力領域、または光学系とも称され得る。光学産業では、レンズは、ゼロ屈折力を有する場合でも、レンズと称され得ることに留意されたい。さらに、レンズは、眼内および眼外構成要素の両方を指し得る。

本明細書で使用されるように、「レンズ筐体」は、第1および第2のレンズを定位置(好ましくは、しっかりと定位置)に支持または保持するように構成あるいは適合される、フレームの一部を指し得る。レンズ筐体はまた、テンプルが取り付けられるフレームの一部を備えてもよい。レンズ筐体は、例えば、ネジ、ナイロンモノフィラメント、レンズ縁等、または任意のそれらの組み合わせを含む、レンズを支持するように適合される、任意の構成要素または材料を備えてもよい。レンズ筐体は、金属またはプラスチックを含む、任意の材料を備えてもよい。レンズ筐体は、完全リム付き、半リム付き、およびリムなしを含む、任意のタイプのフレーム設計内に含まれてもよい。いくつかの実施形態では、レンズ筐体はまた、レンズ筐体が、第1および第2のレンズの両方を支持する、単一構成要素または2つの構成要素を備えるとき等、ブリッジを含んでもよい。

本明細書で使用されるように、「多焦点レンズ」は、2つ以上の焦点または屈折力を有する、レンズを指し得る。そのようなレンズは、静的または動的であってもよい。静的多焦点レンズの実施例として、二焦点レンズ、三焦点レンズ、または累進多焦点レンズが挙げられる。動的多焦点レンズの実施例として、種々の屈折力が、使用される電極のタイプ、電極に印加される電圧、および液晶の薄層内で改変される屈折率に応じて、レンズ内で作成され得る、電気活性レンズが挙げられる。多焦点レンズはまた、静的および動的の組み合わせであってもよい。例えば、電気活性要素は、静的球形レンズ、静的単焦点レンズ、および一例にすぎないが、累進多焦点レンズ等の静的多焦点レンズと光通信する際に使用されてもよい。

本明細書で使用されるように、「眼科用レンズ」は、接眼レンズ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、および角膜オンレーを含み得る、視力矯正に好適なレンズを指し得る。

本明細書で使用されるように、「基板」は、概して、光学分野で公知の構成要素である。基板は、典型的には、最初に加工または提供され、その上に、付加的層または材料が堆積され得る、レンズの構成要素を指す。基板は、約数ミリメートルまたは数ミリメートルの何分の1かの寸法を有し得る一方、基板上のコーティングおよび他の堆積層は、典型的には、約数ミクロンの寸法(すなわち、厚さ)を有する。基板の実施例として、例えば、レンズ素材、半完成レンズ素材、またはレンズウエハが挙げられ得る。

図を参照すると、図1は、本発明のある側面による、例示的アプリケーションモジュールを図示する。特に、アプリケーションモジュール100は、アイウェアドッキングステーションに搭載されるように適合され、その実施例は、さらに以下に説明される。図1に示される実施例では、アプリケーションモジュール100は、アイウェアフレーム(図示せず)内の対応するソケットに差し込むように構成される、ドッキングピン160を含む。実施形態では、アプリケーションモジュール100はまた、アイウェアフレーム内の陥凹に嵌合するように定寸されてもよいが、また、アイウェアフレームの外部に取り付けられることもできる。

アプリケーションモジュール100は、例えば、オーディオ再生、オーディオ記録、音響増幅、音響消去、補聴器、ビデオ再生、ビデオ記録、写真、転倒検出、覚醒監視、歩数計、測位、パルス検出器、無線通信(例えば、携帯電話、Bluetooth(登録商標)、WiFi、IR等)、仮想現実、拡張現実、ゲーム、視標追跡、瞳孔監視、レンズ制御、自動リマインダ、可視および/または非可視照明、レージング、IRおよび/または熱検出、およびアラーム等の1つ以上の機能を果たすように構成される、1つ以上の電子デバイスを含んでもよく、いずれも、アイウェアを介して、ユーザに提供されてもよい。本主題の利点の1つは、さらに以下に論じられるように、種々の機能モジュールが、複数の標準化接続点、例えば、電力、オーディオ、ビデオ等を含む、「汎用ドッキングステーション」を使用して、アイウェアシステムと交換され得ることである。実施形態では、オーディオおよび/またはビデオは、アナログ接続であってもよい。したがって、モジュールは、比較的に小型かつ軽量であって、そうでなければ、例えば、接続がデジタルデータ伝送のみ可能にする場合、要求され得る処理能力を低減させることができる。実施形態では、接続はさらに、データ出力、データ入力、制御信号出力、および/または制御信号入力を含んでもよい。各アプリケーションモジュールは、アプリケーションモジュールの機能を制御する、および/またはアイウェアフレーム内に含まれるデバイスの機能を制御するために十分なその独自の回路および論理を含んでもよい。

好ましい実施形態では、電子デバイスは、電子レンズの側面を制御し、および/またはアイウェアを介して、仮想現実および拡張現実のうちの少なくとも1つをユーザに提供するように構成される。

図1に戻ると、固定されたピンを含む、アタッチメント機構は、多くの形態、例えば、ピン、戻り止め、レール、磁石、ソケット、または小型構成要素をともに、好ましくは、取り外し可能様式において、結合するための当技術分野において公知の他の手段のうちの1つ以上をとることができることに留意されたい。これらは、比較的に固定された位置において、アプリケーションモジュールをドッキングステーションに固着させるように構成されることができる。

また、図1に示されるように、アプリケーションモジュール100は、サブ機能接続とも称される、複数の事前に構成されたアプリケーション接続点、この場合、電力接続110、オーディオ接続120、オーディオ接地130、マイクロホン接地140、およびビデオ150を含む。実施形態では、異なるサブ機能接続は、電力供給源、オーディオ出力、オーディオ入力、オーディオ接地、ビデオ出力、およびビデオ入力のうちの少なくとも2つを含んでもよい。実施形態では、異なるサブ機能接続はさらに、データ出力、データ入力、制御信号出力、および/または制御信号入力を含んでもよい。

図1に示される実施例は、単に、例示であって、種々のそのような接続点が、本発明の範囲内にあると想定される。実際、種々のアプリケーションモジュールは、アイウェアフレームによって支持される、事前に構成されたアプリケーション点の一部のみを使用することが予期される。これは、例えば、設計に関連するモジュール方式を容易にすることによって改善することが意図される。特定のアプリケーションモジュール内に含まれる実際の事前に構成されたアプリケーション接続点は、電子デバイスの機能を支援するために使用される、異なるサブ機能接続を含んでもよい。例えば、モジュール内に含まれるデバイスは、補聴器として機能することが意図され、典型的には、電力接続、オーディオ出力接続、およびオーディオ入力接続を含んでもよく、1つ以上のデータ/コマンド接続を含み、例えば、付加的処理支援または機能性を提供してもよい。事前に構成されたサブ機能接続のいくつかの非限定的であるが、好ましい実施例として、電力供給源、オーディオ出力、および制御入力;データ入力および制御信号出力;アプリケーションモジュールが、アイウェアから、動作電力および再充電電力のうちの少なくとも1つを受容するように構成される、電力供給源が挙げられ得る。実施形態では、データ入力は、センサデータを含んでもよく、アプリケーションモジュールは、データ入力に基づいた制御信号出力を介して、アイウェアのレンズ機能を制御するように構成されてもよい。

さらに以下に論じられるように、アプリケーション接続点は、汎用コネクタケーブルに取り付ける、および/または直接、アイウェアフレームの対応するアプリケーション接続点に接続するように構成されてもよいことを理解されたい。

アプリケーションモジュール100は、例えば、データまたは他の接続点を通して、認識可能信号を提供するように構成されてもよく、および/または認識可能特徴を含んでもよい(例えば、アイウェアが、意図されたアプリケーションモジュールの機能、アプリケーションモジュールのタイプ、および/またはアプリケーションモジュールの可変能力を判定することができるような可変数/パターンのドッキングピン)。例えば、アイウェア接続点は、事前に構成された接続点のいずれかに関連する、回路または出力を登録することができる。

実施形態では、アプリケーションモジュール100は、実質的に、耐水性、耐汗性、防水性、および/または耐摩耗性であってもよい。例えば、アプリケーションモジュール100のケーシングは、防水性であってもよく、接続点はそれぞれ、個々または集合的に、それらを耐水性、耐汗性、防水性、および/または耐摩耗性にする様式において、密閉されてもよい。アプリケーションモジュール100はまた、ドッキングステーション、アイウェアフレーム、および/または汎用コネクタに搭載されると、実質的に、耐水性、耐汗性、防水性、および/または耐摩耗性であるよう構成されてもよい。例えば、アプリケーションモジュール100は、アプリケーションモジュール100が、ドッキングステーション、アイウェアフレーム、および/または汎用コネクタに搭載されると、アプリケーション接続点が、実質的に、耐水性または防水性であるように、事前に構成されたアプリケーション接続点の周囲にガスケットまたは他の密閉機構を含んでもよい。

アプリケーションモジュール100のための可能性として考えられる搭載配列に関する付加的詳細は、図2Aおよび2Bに示される。図2Aは、本発明のある側面による、ドッキングステーションおよび接続点を含む、例示的アイウェアフレームテンプル101の一部を図示し、図2Bは、本発明のある側面による、ドッキングされたアプリケーションモジュール100を含む、図2Aに示されるような例示的アイウェアフレームテンプルの一部を図示する。

図2Aに示されるように、アイウェアフレームテンプル部分101は、ドッキングピン160のうちの1つ以上に対応するドッキングピン陥凹161を伴う、陥凹部分を含んでもよい。前述のように、ある実施形態は、アイウェアが、ピン/陥凹または他の手段の配列を介して、アプリケーションモジュールのタイプを検出することを可能にしてもよい。したがって、ドッキングピン陥凹161は、全ドッキングピン160に対応して示されるが、また、同一のドッキングステーションによって使用可能な異なるアプリケーションモジュール間で異なる数および配列のドッキングピン/陥凹が存在することも可能である。

アイウェアフレームテンプル部分101内の陥凹はまた、事前に構成されたアプリケーション接続点、この場合、電力接続111、オーディオ接続121、オーディオ接地131、マイクロホン接地141、およびビデオ151を含む。前述のように、ある実施形態は、異なるアプリケーションモジュールが、フレームのドッキングステーション内に含まれる接続点の一部のみ使用することを可能にしてもよい。したがって、図2Aにおける接続点は、モジュール100内の全接続点に対応して示されるが、また、同一のドッキングステーションによって使用可能な異なるアプリケーションモジュール間で異なる数および配列の接続点が存在することも可能である。

アイウェアフレームテンプル部分101内の陥凹に含まれる事前に構成されたアプリケーション接続点は、アプリケーションモジュールがドッキングされるとき、直接、アプリケーションモジュールの1つ以上の事前に構成されたアプリケーション接続点に接続するように構成されてもよく、および/または汎用コネクタケーブルに取り付けるように構成されてもよい。図2Bに示される実施形態は、可能性として考えられる「直接接続」構成を表す。

明確にするために、アイウェアのドッキングステーションは、該ドッキングステーションによって受容されるように専用に設計された1つ以上のアプリケーションモジュールを受容可能である。ある場合には、これらのアプリケーションモジュールは、アイウェアのドッキングステーションから独立して動作するために要求される、その独自の電力を備えてもよく、他の場合には、これらのアプリケーションモジュールのうちの1つ以上は、アイウェアのドッキング手段内にドッキングされないときは、適切に動作しないであろう。本明細書に開示される本発明のドッキングステーションは、本発明のアイウェア自体と関連付けられ、それによって位置を定められるものであって、アイウェア自体がドッキングされ、情報、データ、または写真を、一例にすぎないが、コンピュータのドッキングステーションにダウンロードする、または再充電される、またはアイウェアのソフトウェアをアイウェアがドッキングされるドッキングステーションからアップグレードさせ得る、ドッキングステーションであることは意図されないことに着目されたい。

さらに、ほとんどの場合、各アプリケーションモジュールは、アイウェアのドッキングステーション内に嵌合し、適切な接続(電気、オーディオ、ビデオ、メモリ)のうちの1つ以上を提供する、類似または同じドッキング手段のいずれかを有する。しかしながら、ある他の場合には、アプリケーションデバイスの端部またはその近傍に位置する、ドッキング手段は、異なる設計であることができるが、依然として、アイウェアのドッキングステーション内でドッキングおよび接続を可能にするであろう。

明確にするために、用語「ドッキング手段」は、本明細書で使用されるように、アプリケーションモジュールが、ドッキングステーションに取り付けられる/接続されることを可能にする、建築/工学設計のものである。「ドッキングステーション」は、アプリケーションデバイスのドッキング手段を受容する、ステーションである。

図2Bに示されるように、アプリケーションモジュール100は、ドッキングピン陥凹161内に挿入された1つ以上のドッキングピン160とともに、陥凹部分内のアイウェアフレームテンプル部分101に搭載されてもよい。この場合、電力接続111等の陥凹内に含まれるアプリケーション接続点は、アプリケーションモジュールがドッキングされるとき、直接、アプリケーションモジュール100のアプリケーション接続点(図示せず)に接続するように構成される。

図3は、本発明のある側面による、イヤホンと、フレームの接続点に接続されたドッキングされたアプリケーションモジュールとを含む、例示的フレームの上下図である。図3に示されるように、アイウェアシステムは、レンズホルダ220を含むアイウェアフレームと、左右テンプル部分とを含むように提供されてもよい。左右テンプル部分はそれぞれ、ドッキングステーション210、211と、それぞれ、ドッキングステーションに搭載されるように適合される、ドッキングされたアプリケーションモジュール226、236とを含む。本実施形態では、左右テンプル部分はそれぞれまた、それぞれ、第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点と、モジュールのアプリケーション接続点をアイウェアに、またはより具体的には、アイウェアテンプル部分内に含まれる電子機器のアプリケーション接続点に接続するように構成される、関連付けられた伝導性経路とを含む、電子コネクタ225、235を含む。

電子コネクタ225、235は、中間電気接点とも称され得、例えば、差込みコンセント式電気接点を含むことができる。いくつかの実施形態では、中間電気接点は、アイウェアのリム、テンプルの後方1/3、テンプルの中央、テンプルの前方1/3、アイウェアのリムロックまたはヒンジ、アイウェア機能部材の表面、アイウェアのフレーム前面、電子ディスプレイ、電子コントローラ、および/またはアイウェアのリムとレンズとの間のうちの1つに位置する。

図3は、電子コネクタ225、235が、どのように、一端において、アプリケーションモジュールに接続され、他端において、アイウェアフレームの電子機器モジュール224、234に接続され得るかの実施例を示す。電子機器モジュール224、234は、本明細書に論じられるように、多くの形態をとってもよく、アプリケーションモジュールのように、例えば、オーディオ再生、オーディオ記録、音響増幅、音響消去、補聴器、ビデオ再生、ビデオ記録、写真、転倒検出、覚醒監視、歩数計、測位、パルス検出器、無線通信、仮想現実、拡張現実、ゲーム、視標追跡、瞳孔監視、レンズ制御、自動リマインダ、照明、レージング、およびアラームのうちの1つ以上を含んでもよい。好ましくは、よりロバストな処理が、フレームの電子機器モジュール内に含まれ、それによって、ドッキングされたアプリケーションモジュールのサイズおよび/またはデータあるいは電力要件を低減させてもよい。電子機器モジュール224、234、または電子レンズ、カメラ、ディスプレイ、マイクロホン、スピーカ等のアイウェア内に含まれる他の機能デバイスは、アイウェアの機能部材と称され得る。

アプリケーションモジュール226、236および/または電子機器モジュール224、234は、さらに、写真用カメラ、ビデオカメラ、デジタルオーディオプレーヤ、ディスプレイ、プロジェクタ、補聴器、転倒検出器、覚醒モニタ、歩数計、パルス検出器、携帯電話、オーディオシステム、通信システム、ビデオシステム、音楽システム、オーディオシステム、CO2検出器、空気の質の悪さアラートデバイス、口臭検出器、温度計、屈折異常測定デバイス、GPSシステム、仮想現実システム、拡張現実システム、ゲームシステム、視標追跡デバイス、瞳孔モニタデバイス、センサ、煙検出器、薬リマインダ、薬剤リマインダ、スピーカ、照明、レーザのうちの1つ以上を含んでもよい。

実施形態では、図3に示されるようなアイウェアフレームは、レンズを含んでもよく、電子モジュール224、234および/またはアプリケーションモジュール226、236は、少なくとも部分的に、レンズを制御するように構成されてもよい。例えば、レンズは、電気活性レンズであってもよく、モジュールのうちの1つ以上は、感知された条件(照明等)および/またはユーザコマンドに基づいて、焦点、色合い、または他のレンズの変化を制御するように構成されてもよい。他の実施形態では、レンズは、仮想または拡張現実、あるいはゲーム等で用いられるように、モジュールのうちの1つ以上によって制御され得る、内蔵ディスプレイ機能を有してもよい。

実施形態では、アイウェアレンズは、動的焦点調節レンズ、静的焦点調節レンズ、着色レンズ、フォトクロミックレンズ、エレクトロクロミックレンズ、サーモクロミックレンズ、またはディスプレイのうちの1つであってもよい。

実施形態では、アイウェアフレームは、イヤホン229、239等のスピーカを含んでもよく、モジュールのうちの1つ以上は、オーディオコネクタ228、238を介して、オーディオ信号をスピーカに提供するように構成されてもよい。ある実施形態では、アプリケーションモジュール226、236はそれぞれ、独立して、オーディオ、レンズ調節、ビデオ等をフレームのその側と関連付けられた個別のスピーカ、レンズ等に提供するように構成されてもよい。例えば、個々に、調整された補聴器機能、処方調節、または拡張現実が、独立して、提供されてもよい。実施形態では、提供されたカスタム化は、標準的な機能的に等価であるアプリケーションモジュール226、236を使用する際、少なくとも部分的に、電子機器モジュール224、234内に含まれる独立プログラミング、例えば、異なる聴力調節または視力矯正によって、改良されてもよい。

アイウェアフレームが、スピーカおよびレンズのうちの少なくとも1つを含む、実施形態では、電子デバイスは、スピーカおよび/またはレンズを介して、仮想現実および拡張現実のうちの少なくとも1つをユーザに提供するように構成されてもよい。

図3に示されるフレームはまた、テンプル部分のそれぞれ内に電源222、232を含む。電源222、232は、アプリケーションモジュール226、236に接続され、動作および/または再充電可能電力を提供してもよい。しかしながら、単一電源が、1つ以上のアプリケーションモジュール等に給電するために使用されてもよいことに留意されたい。電源は、例えば、再充電可能バッテリ、使い捨てバッテリ、燃料電池、太陽電池、またはアイウェアの移動が電力を発生させる運動エネルギー源のうちの1つ以上を含んでもよい。

前述のように、ドッキングステーションおよび/またはアプリケーションモジュールは、該ドッキングステーションにドッキングされたことに応じて、アプリケーションモジュールを機能していないアプリケーションモジュールから機能しているアプリケーションモジュールのものに変換するように構成されてもよい。例えば、アプリケーションモジュール226、236は、機能するために、アイウェアフレームまたは他の源からの電力、センサ入力、オーディオ入力、および/またはビデオ入力のうちの1つ以上に依存するように構成されてもよい。

実施形態では、アプリケーションモジュール226、236は、アイウェアが着用者によって着用されている間、1度に2つ以上、利用されてもよく、および/または異なる機能性を含んでもよい。

実施形態では、図3に示されるようなアイウェアはさらに、アプリケーションモジュール226、236に接続され、コマンド信号および/またはプログラムミングをアプリケーションモジュール226、236に提供するように構成される、電子機器モジュール224、234内に含まれるようなコントローラを含んでもよい。

いくつかの実施形態では、アイウェアフレームは、テンプルおよびリムロックを含むことができる。それらの実施形態では、アイウェアの機能部材は、テンプル内に位置することができ、接続要素は、アプリケーションモジュールから、リムロックを通して、光学機能部材に経路指定されることができる。いくつかの実施形態では、リムロックは、上側リムロックおよび下側リムロックを含み、接続要素は、上側リムロックと下側リムロックとの間で経路指定される。リムロックは、上側リムロックおよび下側リムロックを含むことができ、接続要素は、上側リムロックと下側リムロックとの間に層を形成することができる。層は、絶縁性であることができる。いくつかの実施形態では、接続要素は、伝導性ゴムであり得る、伝導性圧縮部材であることができる。いくつかの実施形態では、接続要素は、多導体ケーブルを備える。

図3のアイウェアは、本技術の側面による、電気活性眼鏡を含んでもよい。したがって、図3に示される眼鏡は、左右テンプルおよびフレーム前面を備える、眼鏡であってもよい(フレーム前面は、当業者によって理解されるであろうように、左右レンズ縁またはリムおよびブリッジを備えることができる)。本技術の電気活性眼鏡およびフレームは、完全にリム付き、部分的にリム付き、またはリムなしであることができる。眼鏡は、第1の電気活性レンズおよび第2の電気活性レンズを含むことができる。第1および第2の電気活性レンズはそれぞれ、例えば、2009年3月23日出願の米国特許出願第12/408,973号(以下、第’973号出願)「Electro−Active Diffractive Lens and Method for Making the Same」(参照することによって全体として本明細書に組み込まれる)に説明されるような電気活性レンズであることができる。一般に、第1および第2の電気活性レンズは、それぞれ、電気の印加を提供する、屈折力を変化、変動、または調整可能な任意のレンズまたは光学系であることができる。

右側テンプル部分は、第1の電気活性レンズに隣接して位置付けられる、第1のテンプル部分と見なされることができる。左側テンプル部分は、第2の電気活性レンズに隣接して位置付けられる、第2のテンプル部分と見なされることができる。ブリッジは、第1および第2の電気活性レンズを接続、結合、または支持する、フレームの一部である、または眼鏡の別個の部分であると見なされることができる。眼鏡は、1つ以上の電源、例えば、第1および第2の電気活性レンズに給電するために、222、232またはその他を含むことができる。実施例として、各電源は、1つ以上のバッテリ(例えば、従来の再充電可能バッテリおよび/またはソーラーバッテリ)を含むことができる。眼鏡はまた、電子機器モジュール224、234等の中に電子機器を含むことができる、または電気活性レンズの動作を統制することができる、アプリケーションモジュール226、236内に含まれる。電子機器は、1つ以上の制御ユニット(例えば、各電気活性レンズに一致される制御ユニット)を備え、電気活性レンズをアクティブ化すべき時および非アクティブ化すべき時を判定することができる。眼鏡の1つ以上の電源および電子機器は、フレームの任意の部分内または上に格納あるいは含有される、もしくはアプリケーションモジュール226、236内に含まれることができる。眼鏡の1つ以上の電源および1つ以上の制御ユニットは、フレーム内、それを通して、またはその上に、ともに群化される、あるいは任意の様式において分布または分散される、もしくはアプリケーションモジュール226、236内に含まれることができる。

電気活性レンズの動作は、同期されることができる(独立して、プログラムされる場合でも)。すなわち、フレーム内に格納される、またはアプリケーションモジュール226、236内に含まれる、1つ以上の制御ユニットは、電気活性レンズが、実質的に同時にアクティブ化または非アクティブ化されるように、電気活性レンズのアクティブ化および非アクティブ化を協調させることができる。

フレーム内に格納される、またはアプリケーションモジュール226、236内に含まれる、1つ以上の制御ユニットは、自動的に、電気活性レンズ104および106を動作させる(例えば、アクティブ化および非アクティブ化)ことができる。実施例として、電気活性レンズ104および106は、1つ以上の制御ユニットによって感知されるように、ユーザの頭部の傾きに基づいて、アクティブ化または非アクティブ化されることができる。1つ以上の制御ユニットはまた、ユーザが、電気活性レンズ102および104と相互作用することを可能にすることができる。実施例として、ユーザは、手動で、電気活性レンズ104および106をアクティブ化または非アクティブ化する、電気活性レンズ104および106の自動動作を上書きする、電気活性眼鏡100をスタンバイモード(電気活性レンズ104および106は、自動的にまたは手動のいずれでも、アクティブ化および非アクティブ化されない)にする、または電気活性眼鏡100の電源をオフにすることができる。

電気活性眼鏡の電子機器は、プロセッサ、メモリ、電源(例えば、バッテリ)、ジャイロスコープ、および加速度計を含むことができる。前述のように、これらの構成要素は、ともに群化されることができる、あるいはフレームの異なる部分内に分布されることができる、もしくはアプリケーションモジュール226、236内に含まれることができる。実施例として、これらの構成要素の全部または一部は、自給式電子モジュールを形成するように、ともに群化されることができる。電気活性眼鏡は、第1および第2の電気活性レンズの両方の同期された動作を統制する、単一電子モジュールを備えることができる。代替として、第1の電気活性レンズの動作は、第1の電子モジュールによって統制されることができ、第2の電気活性レンズの動作は、第2の電子モジュールによって統制されることができる。本シナリオ下では、第1および第2の電子モジュールは、1つ以上の電気接続(例えば、フレームの一部内に埋め込まれたワイヤ、フレームの伝導性部分、非伝導性材料によって封入された伝導性金属層またはコア、電気活性レンズの伝導性層、光学リンク、無線周波数、または磁場通信)を使用して通信するように構成されてもよい。

ある場合には、1つのみのドッキングステーションが、アイウェアに提供されてもよい一方、他の実施形態では、複数のドッキングステーションが、提供されてもよいことに留意されたい。本発明の一好ましい実施形態では、一方のテンプルは、アイウェアのレンズの光学系および/または色合いを制御あるいは改変する、電子モジュールを格納するために利用されてもよく、ドッキングステーションは、他方のテンプル上に位置する、部分的にその中にまたは完全にその中に埋め込まれる。本発明の別の好ましい実施形態では、一方のテンプルは、アイウェアのレンズの光学系および/または色合いを制御あるいは改変する、電子モジュールを格納するために利用され、ドッキングステーションは、他方のテンプル上に位置する、部分的にその中にまたは完全にその中に埋め込まれる。図3に示されるようなさらに別の実施形態では、2つのドッキングステーションが、一例にすぎないが、一方が、右側テンプルによって位置が定められ、一方が、左側テンプルによって位置が定められ得るように提供される。一例にすぎないが、2つのドッキングステーションを利用する、そのようなアイウェアの一実施例は、3D写真またはビデオを提供する目的のために、各ドッキングステーションに1つずつ位置する、2つのカメラの使用である。2つのカメラが利用される、ある場合には、プリズムレンズまたは複数のレンズが、カメラが写真を撮影している物体の水平距離角度に拡散するように関連付けられてもよい。別の実施例は、着脱可能補聴器を提供するために各テンプルに1つずつの2つのドッキングステーションの使用であろう。さらに実施例にすぎない別の実施例は、着用者の耳のそれぞれの中または近傍に位置付けられるように調節され得る、着脱可能スピーカを提供するための2つのドッキングステーションの使用であろう。スピーカは、イヤホンのものであることができ、バネ荷重され、格納式/伸縮式であることができる。

本発明のドッキング手段は、1つまたは2つの補聴器が、着用者によって使用されることを可能にする。ある実施形態では、1つの補聴器アプリケーションデバイスモジュールが、2つのイヤホンまたはスピーカ(テンプルの格側に1つ)を駆動させる。別の実施形態では、2つの補聴器アプリケーションデバイスモジュールはそれぞれ、1つのイヤホンまたはスピーカを駆動させる。したがって、両方とも、着用者に提供されるが、各イヤホンまたはスピーカは、1つの補聴器アプリケーションデバイスモジュールによって駆動される。

図4は、本発明のある側面による、ドッキングステーションを含む、フレームのテンプル部分を図示する。図4は、図3に描写されるものといくつかの類似特徴とともに、ヒンジ部分208を伴う、左側テンプル部分の側面図を図示するものとして理解され得る。図4に示されるように、テンプル部分は、ドッキングステーション210と、テンプル部分の内部電子構成要素(例えば、電子機器モジュール224、電源222、および/または本明細書に説明されるような事前に構成された接続点)を被覆するためのカバー202とを備えることができる。図4に示される実施形態では、事前に構成された接続点にアクセスするためのアクセスドア206は、閉鎖されている。

図5は、アクセスドア206が開放されている、図4に示されるテンプル部分を図示する。本図では、アクセスドア206は、汎用コネクタケーブルが、アイウェアの電子機器モジュールに取り付けられ得るように、または適切に構成されたアプリケーションモジュールが、直接、事前に構成された接続点に接続され得るように、事前に構成された接続点214にアクセスするために開放される。

図6は、本発明のある側面による、ドッキングステーション210にドッキングされたアプリケーションモジュールを含む、フレームのテンプル部分を図示する、部分的裁断図である。図6に示されるように、アプリケーションモジュールは、ドッキングステーション210にドッキングされ、カバー202が少なくとも部分的に開放された状態でコネクタ225に接続されてもよい。内部電子機器モジュール224、電源222もまた、示される。図6に示される実施形態では、テンプル部分200はまた、バネ荷重されたコネクタ227およびオーディオ経路228とともに、格納式イヤホンスピーカ229を含む。

図7は、本発明のある側面による、ドッキングステーションを含む、フレームの右側テンプル部分201を図示する。図7は、ヒンジ部分209を伴う、図4に示されるものの反対のテンプル部分の側面図を図示するものとして理解され得る。図7に示されるように、右側テンプル部分は、ドッキングステーション211と、右側テンプル部分の内部電子構成要素(例えば、電子機器モジュール234、電源232、および/または本明細書に説明されるような事前に構成された接続点)を被覆するためのカバー203とを備えることができる。図7に示される実施形態では、事前に構成された接続点にアクセスするためのアクセスドア207は、閉鎖されている。

図8は、本発明のある側面による、ドッキングステーション211にドッキングされたアプリケーションモジュールを含む、フレームのテンプル部分を図示する、部分的裁断図である。図8に示されるように、アプリケーションモジュールは、ドッキングステーション211にドッキングされ、カバー207が少なくとも部分的に開放された状態で、コネクタ235に接続されてもよい。内部電子機器モジュール234、電源232もまた、示される。図8に示される実施形態では、テンプル部分201はまた、バネ荷重されたコネクタ237およびオーディオ経路238とともに、格納式イヤホンスピーカ239を含む。

図4−8に図示されるテンプル部分は、部分的または完全に、アプリケーションモジュールを受容する、あるいはアプリケーションモジュールの任意の部分を受容せずに、アプリケーションモジュールを搭載するように構成されてもよいことに留意されたい。アプリケーションモジュールが、テンプル部分内に完全に受容される実施形態では、202等の摺動可能カバーによって被覆されてもよい。

前述のように、224、234等のフレームの電子モジュールは、種々の電子機器構成要素を含むことができる。電子モジュール224、234は、フレームの前面テンプル近傍に位置付けられることができる。電子モジュール224、234は、フレーム内(例えば、フレームのある面積または空洞内)に位置付けられることができ、取り外し可能かつ交換可能であることができる。代替として、電子モジュール224、234は、フレームに内蔵され、フレームの一部を形成することができる。電子モジュール224、234は、フレームのテンプルの(着用者からより遠い)外側部分上に位置することができる、またはフレームのテンプルの(着用者により近い)内側部分上に位置することができる。電子モジュールは、フレームの左側テンプルまたは右側テンプル(すなわち、フレームの両側)上に位置付けられることができる。電子モジュール224、234は、フレームのテンプル内に挿入されると、フレームの他の部分と同一平面となることができる。電気活性レンズまたは他のアイウェア機能部材を動作させるために使用される、電子構成要素の全部または一部は、電子モジュール内に含有されることができる。

本技術のいくつかの実施形態では、第1の電気接続(例えば、1つ以上の伝導性リンクまたはワイヤを備える)は、眼鏡の1つ以上の電源と1つ以上の電子モジュールとの間に接続を提供するために使用されることができ、第2の電気接続(例えば、1つ以上の伝導性リンクまたはワイヤを備える)は、1つ以上の電子モジュールと1つ以上の電気活性レンズ(例えば、電気活性レンズ)との間に接続を提供するために使用されることができる。例えば、フレーム内に位置付けられるバッテリは、同様に、第1の伝導性リンクを使用して、フレーム内に位置付けられる、電子モジュールに連結されることができる。第2の別個の伝導性リンク(例えば、第1の伝導性リンクから電気的に絶縁される)は、電子モジュールを電気活性レンズに連結するために使用されることができる。

図9は、本発明のある側面による、トラックドッキングステーション511を含む、フレームの右側テンプル部分501を図示する。図9は、ヒンジ部分509を伴う、テンプル部分の側面図を図示するものとして理解され得る。図9に示されるように、右側テンプル部分は、ドッキングされたアプリケーションモジュール(図示せず)を取り外し、および/またはトラックを覆うカバーを調節するための取り外し機構505を伴う、トラックドッキングステーション511を備えることができる。図9に示される実施形態では、事前に構成された接続点は、搭載トラックの内側に含まれてもよく、複数のアプリケーションモジュールは、トラックに搭載される、および/またはそれに沿って調節されてもよい。トラックの全部または一部は、取り外し機構505の作動を介して、可動カバーによって被覆されてもよい。

図10は、本発明のある側面による、トラックドッキングステーション510を含む、フレームの左側テンプル部分500を図示する。図10は、ヒンジ部分508を伴う、テンプル部分の側面図を図示するものとして理解され得る。図10に示されるように、左側テンプル部分は、ドッキングされたアプリケーションモジュール(図示せず)を取り外すための取り外し機構504を伴う、トラックドッキングステーション510を備えることができる。図10に示される実施形態では、事前に構成された接続点は、搭載トラック502の内側に含まれてもよく、複数のアプリケーションモジュールは、トラックに搭載される、および/またはそれに沿って調節されてもよい。

図11は、本発明のある側面による、ドッキングステーションを含む、フレームの右側テンプル部分601を図示する。図117は、ヒンジ部分609を伴う、右側テンプル部分の側面図を図示するものとして理解され得る。図11に示されるように、右側テンプル部分は、ドッキングされたアプリケーションモジュール636、電子機器モジュール634、電源632および/または本明細書に説明されるような事前に構成された接続点を備えることができる。図11に示される実施形態では、取り外し可能であり得る、補助電源639もまた、テンプル部分の端部に含まれ、導体638を介して、アイウェア電子機器に接続される。実施形態では、補助電源639は、代わりに、メモリまたは他の補助デバイスであってもよい。

図12は、ドッキングされたカメラ826を含む、フレームの左側テンプル部分を図示する。カメラ826は、静止画像またはビデオを捕捉するために構成されてもよく、または単に、フレーム内に含まれるカメラ回路のための光学経路、例えば、光ファイバを提供してもよい。カメラ826は、同様に、オーディオ記録のためのマイクロホンも含んでもよい。図12に示されるように、テンプル部分は、ドッキングされたカメラ826、電子機器モジュール824、電源822および/または本明細書に説明されるような事前に構成された接続点を備えることができる。類似右側テンプル部分もまた、立体撮像のために提供されてもよいことを理解されたい。

図13は、本発明のある側面による、イヤホンと、フレームの接続点に接続された単一のドッキングされたアプリケーションモジュールとを含む、例示的フレームの上下図である。図13に示されるように、アイウェアシステムは、レンズホルダ241を含む、アイウェアフレームと、左右テンプル部分とを含むように提供されてもよい。右側テンプル部分は、ドッキングステーション211と、ドッキングステーションに搭載されるように適合される、ドッキングされたアプリケーションモジュール240とを含む。本実施形態では、右側テンプル部分は、第1の一式の事前に構成されたアプリケーション接続点と、モジュールのアプリケーション接続点を、アイウェアに、またはより具体的には、アイウェアテンプル部分内に含まれる電子機器234のアプリケーション接続点に接続するように構成される、関連付けられた伝導性経路とを含む、電子コネクタ235を含む。本実施形態では、コネクタ242はまた、電子機器234を介して右側テンプル機能を、オーディオ接続238を介してスピーカ239を制御しながら、アプリケーションモジュール240、例えば、電子機器224、またはオーディオ接続228を介してスピーカ229による、左側テンプル機能部材の同時制御のために含まれる。アプリケーションモジュール240は、電源222、232の一方または両方によって給電されてもよい。

さらに図13に示されるように、フレームは、伝導性導線228および238と、伝導性リンク242とを含むことができる。伝導性リンク242は、フレームの片側からフレームの他側に、電気接続を提供することができる。伝導性リンク242は、フレーム内に埋め込まれる、または位置付けられることができる。伝導性リンク242は、絶縁され得る、または絶縁されない、任意の数の伝導性要素(例えば、ワイヤ)を含むことができる。フレームが、フレームの各側でドライバ電子機器(例えば、マスタおよびスレーブドライバ電子機器または電子モジュール)を使用する場合、わずか1つのみの単一ワイヤが、伝導性リンクを備え得る。フレームが、フレームの片側のみにドライバ電子機器を有する場合、少なくとも2つのワイヤまたは伝導性要素が、使用され得る。伝導性リンクは、限定されないが、(1)鋳型鋳造プロセスの際の埋込、(2)フレームの前面フレーム部分の組立プロセスの際の埋込、および(3)伝導性リンクのための溝またはルートを提供することによるフレームの組立後の埋込を含む、伝導性リンクを埋め込むたの任意の好適な方法に従って、フレームの内側に位置付けられることができる。伝導性リンクはまた、フレーム内に位置付けられ得る、本技術のレンズの伝導性層を使用することができる、または代替として、それを備えることができる。

ドッキングステーションは、ドッキングされたアプリケーションデバイスモジュール(アプリケーションモジュール)と、一例にすぎないが、携帯電話、スマートフォン、コンピュータ、自動車、iPad、タブレット、腕時計、テレビ、セキュリティシステム、ラジオ等の遠隔に位置するデバイスとの間の無線通信を可能にするように、Bluetooth(登録商標)チップまたは回路等の無線通信構成要素を備えることができる。ドッキングステーション内にドッキングされたアプリケーションモジュールは、ドッキングされたアプリケーションデバイスモジュール(アプリケーションモジュール)と、一例にすぎないが、携帯電話、スマートフォン、コンピュータ、自動車、iPad、タブレット、腕時計、テレビ、セキュリティシステム、ラジオ等の遠隔に位置するデバイスとの間の無線通信を可能にするように、回路の無線チップを備えることができる。アプリケーションデバイス(アプリケーションモジュール)が、無線チップまたは回路を備えるとき、ドッキングステーションは、そのようなチップまたは回路を備える必要はない。種々の無線手段が、周知であって、通信技術において理解されている。Bluetooth(登録商標) 4.0は、30フィート以下の通信範囲を伴い、低電力である。本発明では、Bluetooth(登録商標) 4.0は、ドッキングステーションから遠隔Bluetooth(登録商標)対応デバイスまたはアプリケーションデバイスモジュールからBluetooth(登録商標)対応デバイスへのいずれかの無線通信を可能にする、非常に有効であるものとして示されている。本発明の開示は、Bluetooth(登録商標) 4.0を教示するが、本発明の開示は、将来登場するであろう、新しい進化型のBluetooth(登録商標)バージョンも予期しており、Bluetooth(登録商標) 4.0またはさらにBluetooth(登録商標)に限定されることを意図するものではないことを理解されたい。あらゆる無線通信プロトコル(一例にすぎないが、RFIDを含む)が、本特許出願の範囲内に含まれることが意図され、アプリケーションデバイスモジュール(ドッキングステーション内にドッキングされることができる)内、ドッキングステーション内に含まれることができる(一方または両方)。

本発明の一実施形態では、ドッキングステーションまたはドッキングステーション内にドッキングされたアプリケーションデバイスモジュール内に備えられる、無線チップまたは回路のいずれかを備える、無線対応アイウェアの着用者は、(一例にすぎないが、終日の勤務後、自宅に)足を踏み入れると、自宅内に位置する遠隔無線対応デバイスが、通信し、着用者の存在を認識する。そのような認識に応じて、自宅内に位置する、遠隔無線対応デバイスは、着用者が自宅に進入すると、照明、温度、オーディオデバイス、ビデオデバイスのうちの1つ以上を着用者の所定の所望のものに調節することができる。本発明の別の実施形態では、無線対応アイウェアの着用者が、その自動車に乗り込むと、自動車内に位置する遠隔無線対応デバイスが、(一例にすぎないが)座席、ラジオ、温度、限界最大速度を調節する、着用者が居眠りをする場合、着用者を覚醒させることのうちの1つ以上を行なうことができる。本発明の別の実施形態では、無線対応アイウェアの着用者が、そのパスワードを入力すると、そのコンピュータをオンにし、コンピュータ内に位置する遠隔無線対応デバイスは、(一例にすぎないが)明度、音量、フォントサイズを調節する、電子メールにアクセスすることのうちの1つ以上を行なうことができる。本発明のなおも別の実施形態では、無線チップまたは回路を備える、ドッキングステーション内にドッキングされたあるアプリケーションデバイスモジュールは、アイウェアの機能が無線対応となり得るように、無線チップまたは回路を備える、別のアプリケーションデバイスモジュールと無線で通信する。一例にすぎないが、アイウェアの右側テンプルに位置する一方の補聴器は、アイウェアの左側テンプルに位置する補聴器と通信する。

明確にするために、本明細書に開示される本発明は、アプリケーションモジュールが、遠隔無線対応デバイスと無線で通信するだけではなく、また、同時に、ドッキングステーション内にドッキングされたアプリケーションデバイスモジュールを経由して、所望の機能性を着用者に提供することを可能にすることに着目することは、重要である。一例にすぎないが、本発明のアイウェアのドッキングステーション内にドッキングされた無線対応パーソナルアシスタントモジュールのものであるアプリケーションモジュールは、(天気に関して、本発明のアイウェアの着用者によって口頭で質問されると)小型マイクロホン、パーソナルアシスタントデバイスモジュール内に含有される音声認識チップ、およびまた、同様にパーソナルアシスタントデバイスモジュール内に含有される無線チップまたは回路を経由して、着用者の無線対応コンピュータまたはスマートフォンに通信され、着用者の任意の数の質問に対処し得る。一例にすぎないが、インターネット上で天気を無線で検索し、次いで、本発明のアイウェア内に位置する、スピーカまたはイヤホンを通して、天気に関する質問に回答する。この場合、パーソナルアシスタントのものである、アプリケーションデバイスモジュールが、その特殊機能性を提供する間、電力およびオーディオの一部は、電子モジュールまたは本発明のアイウェア内のいずれかの場所内に位置する、本発明のアイウェアによって提供される。

ある他の場合/実施形態では、全機能性(電力、オーディオ、音声認識、Bluetooth(登録商標)能力を含む)は、アプリケーションデバイスモジュールによって提供される。言うまでもなく、そのようなパーソナルアシスタントが対処し得る、種々の質問の多様性は、ほぼ無限である。加えて、本発明のアイウェアのドッキングステーション内にドッキングされた無線対応パーソナルアシスタントデバイスモジュールは、着用者が、口頭コマンドを提供し、無線対応パーソナルアシスタントが、遠隔無線対応デバイスに無線で通信し、一例にすぎないが、TV局、ラジオ局を変更する、部屋の温度を上げる、車をオンにする、照明を明るくする、または暗くする、本発明のアイウェアの色合いを改変する、本発明のアイウェアの焦点を改変する等の機能を果たすように、眼鏡の着用者による指示を提供するために使用されることができる。最後に、本発明は(ある実施形態では)さらに、無線対応パーソナルアシスタントデバイスモジュールが、着用者に、パーソナルアシスタントデバイスモジュールがあるタスクまたは全タスクのために適切に機能するであろう前に、ある種類のセキュリティコードを口頭で入力することを要求してもよいことを想定する。

図14は、遠隔Bluetooth(登録商標)対応デバイス1030と無線で通信する、本発明のアイウェアドッキングステーション1020内にドッキングされたBluetooth(登録商標)対応アプリケーションデバイスモジュール1010の高レベル例証表現を提供しており、Bluetooth(登録商標)対応アプリケーションデバイスモジュール1010は、遠隔Bluetooth(登録商標)対応デバイス1030と通信し、遠隔Bluetooth(登録商標)対応デバイス1030は、Bluetooth(登録商標)対応アプリケーションデバイスモジュール1010と逆通信する。加えて、ドッキングステーション1020が、オーディオ1023、ビデオ1024、データ1022、メモリ1025、電力1021のうちの1つ以上をドッキングステーション1020内にドッキングされたアプリケーションデバイスモジュール1010に提供することを示す。図14は、遠隔Bluetooth(登録商標)対応デバイスと無線通信する、本発明のアイウェアドッキングステーション内にドッキングされたBluetooth(登録商標)対応アプリケーションデバイスモジュールの高レベル例証表現を提供しており、Bluetooth(登録商標)対応アプリケーションデバイスモジュールは、遠隔Bluetooth(登録商標)対応デバイスに通信し、何らかを行なわせる指示を提供する。加えて、ドッキングステーションは、オーディオ、ビデオ、データ、メモリ、電力のうちの1つ以上をドッキングステーション内にドッキングされたアプリケーションデバイスモジュールを提供することを示す。

図15は、本発明の実施形態に含まれ得る、例示的音響プロセッサに関する付加的詳細を図示する。図15では、ブロック902は、音波センサを含む、センサを表す。1つ以上の音波センサは、音響信号を異なる方向から収集するために、フレーム、すなわち、左右テンプルのいくつかの場所に取り付けられる、またはその中に埋め込まれる。センサは、音響信号を、環境から、電子処理ユニット903によって処理され得る、デジタルまたはアナログデータ信号に変換することができる。複数の音響センサは、異なる距離および方向から、より多くの環境音情報を収集することができ、電子処理ユニットが、ユーザに聞こえる音の品質を改善することを可能にする。これらのセンサは、テンプルおよびノーズブリッジの近傍の眼鏡フレームの正面の異なる場所に設置されることができる。

該デジタルまたはアナログデータ信号は、フレームおよび/またはテンプルに取り付けられる、またはその中に埋め込まれることができる、伝導性ワイヤを通して、電子処理ユニット903に送信されてもよい。伝導性ワイヤはまた、フレームおよび/またはテンプルの一部であることができる。これらのワイヤは、駆動信号をスピーカまたはイヤホンあるいはレンズに提供することができる。信号は、高域通過フィルタ、低域通過フィルタ、またはそれらの組み合わせによって分離されることができる。

本明細書に説明される電源はまた、電力を電子処理ユニット903に提供するために含まれてもよい。

1つまたは2つのイヤホン904が、眼鏡テンプルの一方または両方に取り付けられる、あるいは埋め込まれることができる。電子処理ユニットは、該デジタルまたはアナログ信号を処理し、イヤホン904に送信されるであろう、フィルタリングされ、増幅されたアナログ信号を生成するであろう。2つのイヤホンは、ユーザにステレオ音響を提供することができる。

伝導性ワイヤは、レンズ駆動信号、センサからのデジタルまたはアナログ信号、および電子処理ユニットからイヤホンへの出力信号等、それらの信号が空間または周波数ドメインにおいてコード化または変調された後、複数の電子信号によって共有されることができる。該信号は、種々のフィルタ手段によって分離され、音響信号が電気活性レンズに影響を及ぼさず、電気活性レンズへの駆動信号が、イヤホンに影響を及ぼさないことを確実にし得る。

電子処理ユニット903および電源は、本明細書に説明されるように、1つまたは2つのアプリケーションモジュール内に封入されることができる。アプリケーションモジュールまたはフレームの電子機器モジュール内に封入される、電子処理ユニット903は、音質を調節し、異なる顧客からの異なる需要を満たすためにプログラムされることができる。

本発明のアイウェアはまた、一例にすぎないが、振動手段、エネルギーまたは電源、マイクロホン、スピーカ、センサ、ドッキングステーション、メモリダウンロード手段、メモリアップロード手段、メモリ記憶手段、マイクロプロセッサ、照明、または複数の照明のうちの1つ以上を備えることができる。

アイウェアは、一例として、再充電可能バッテリ、使い捨てバッテリ、燃料電池、太陽電池、運動エネルギー源のうちの1つであり得る、電源を備えることができる。アイウェアは、電子モジュールが、メモリ記憶、電力、センサ、マイクロプロセッサのうちの1つ以上を備え得るように、アイウェアまたはテンプル内に統合される、電子モジュールを備えることができる。電子モジュールは、添付に図示される汎用ケーブルに接続されることができる。

用語「アプリケーションモジュール」は、本明細書で使用されるように、本発明のアイウェアに追加されると、アイウェアの着用者に改善、娯楽、または利点のうちの1つを提供する、任意のデバイスである。

本発明のアイウェアの固着手段は、アイウェアを着用者の頭部に固着させる、ストラップ、テンプル、または複数のテンプルのものであり得る。本発明のアイウェアは、一例にすぎないが、ゴーグル、ドレス眼鏡、職業用眼鏡、射撃用眼鏡、安全眼鏡、サングラスのうちの1つであることができる。眼鏡は、平面屈折力を含む、任意の処方屈折力レンズを備えることができる。レンズは、今日の従来の静的焦点光学系、あるいは一例にすぎないが、電子、流体、機械、膜、または従来の静的焦点(加工後、レンズがその屈折力を改変することができないことを意味する)等、焦点を動的に変化させる能力を有する、より新しい光学系であることができる。サングラスは、一例にすぎないが、フォトクロミック、エレクトロクロミック、および無色固定色合い等、任意の色合いのものであることができる。

(同様に、本明細書に開示される本発明のアイウェアの)本明細書に開示される本発明のドッキングシステムは、該アイウェアと一体型である、該アイウェアに取り付けられる、部分的または完全に、該アイウェア内に格納されることができる。ドッキングステーションは、フレームの背面またはアイウェア前面の内側、テンプルの一方の外側、またはテンプルの一方の内側に位置することができる。ドッキングステーションは、複数の異なるアプリケーションデバイス(1度に1つまたは1度に2つ以上)をアイウェアに固着させるように作用し、全部ではないにしても、一部において、電力、付加的電力、メモリダウンロード能力、およびメモリアップロード能力のうちの1つ以上を提供する。アイウェアのドッキングステーションは、着用者に、その本発明のアイウェアを着用している間、最適かつ最も効率的ハンズフリー経験を提供するように、1つ、2つ、3つ、またはそれ以上のアプリケーションデバイスが同時にドッキングされる能力を提供する。ドッキングステーションは、アプリケーションデバイスモジュール(ドッキング手段を備える)がドッキングされると、オーディオ、ビデオ、電力、およびマイクロホン(マイク)を備える、汎用ケーブルが、アプリケーションデバイスモジュールに容易に取り付けられる、または接続され得るように、位置する。汎用ケーブルは、テンプル内に格納され、直接または間接的に、メモリ記憶手段、電力手段、センサ、およびマイクロプロセッサのうちの1つ以上に取り付けられてもよい。

また、ある実施形態では、本発明のドッキングステーションは、アプリケーションデバイスをアイウェアに物理的に固着させ、該デバイス間で電力および情報信号の経路指定を可能にするための手段のみを備えることを理解されたい。ある実施形態では、ドッキングステーション自体は、アナログまたはデジタル回路を所有する、いかなる印刷回路基板を備えていない。他の実施形態では、本発明のドッキングステーションは、アナログまたはデジタル回路を所有する、印刷回路基板を備える。本発明のさらに他の実施形態では、ドッキングステーションは、複数の異なるアプリケーションデバイスをドッキング可能であって(1度に1つまたは同時にいずれかにおいて)、各アプリケーションデバイスは、眼鏡フレーム内に含有される、メモリ、電力、オーディオスピーカ、オーディオ再生、またはビデオ再生のうちの1つを制御するように、その独自の回路および論理を備える。組み込まれる例証の一部は、本メモリ、電力手段、データ、オーディオ、ビデオが、テンプル内に格納される電子モジュール内に組み込まれるように示すように意図される(但し、そのように標識されていない)。しかしながら、これらの特徴の任意の1つ、それらの組み合わせ、または全部は、アイウェアまたはフレーム内の任意の場所に位置することができる。

本技術のいくつかの実施形態では、撥水性材料は、湿気および液体が、リムロック構成要素等の電気活性アイウェアの構成要素間の空間に充填しないように妨害するために使用されることができる。Dow Corning(R)111弁潤滑剤および封止剤等の電気絶縁グリースは、この点において、有用であり得る。電気絶縁グリースは、フレームが組み立てられている間に塗布されることができる。軟質プラスチック先端を具備する注入器が、塗布のために使用されることができる。

本技術のある側面によると、1つ以上の伝導性ワイヤは、鋳型鋳造プロセスの際、本技術の電気活性眼鏡およびフレームの上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材内に埋め込まれることができる。すなわち、上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材が、鋳造プロセスを使用して形成されるとき、1つ以上の伝導性ワイヤが、上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材が調製されるときに鋳造されることができる。概して、より厚い伝導性ワイヤが、そのようなプロセスの際に使用され得る。ナイロンは、1つ以上の伝導性ワイヤを鋳造して、上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材を形成するために使用され得る、例示的材料である。

本技術のある側面によると、1つ以上の伝導性ワイヤは、各フレーム構成要素が組み立てられるにつれて、本技術の電気活性眼鏡およびフレームの上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材内に埋め込まれることができる。より具体的には、1つ以上の伝導性ワイヤを埋め込むために使用されるであろう、上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材のいずれも、2つ以上の個々または別個の部品によって加工されることができる。例えば、上側リム部材は、個々に、縦半分に分割された上側リム部材の一部に見え得る、実質的に同一の形状の2つの実質的に対称部品(前面部品および背面部品)から形成されることができる。上側リム部材全体を形成するための前面および背面部品の組立に先立って、1つ以上のワイヤが、前面部品と背面部品との間に(すなわち、前面部品と背面部品との間の界面に)、埋め込まれることができる(例えば、前面および/または背面部品内に鋳型によって形成される、あるいは機械加工される、溝内に)。上側リム部材全体を形成するために使用される、前面および背面部品は、続いて、例えば、接着剤を使用して、組み合わせられることができる。

本技術のある側面によると、1つ以上の伝導性ワイヤは、フレームが組み立てられた後、本技術の電気活性眼鏡およびフレームの上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材内に埋め込まれることができる。具体的には、1つ以上の溝が、上側リム部材、ブリッジ、および/または下側リム部材内に機械加工されることができ、1つ以上の伝導性ワイヤを含有するために使用されることができる。機械加工された溝は、次いで、伝導性ワイヤを審美的に隠すための材料で充填または被覆されることができる。組み立てられたフレームは、次いで、ワイヤが埋め込まれる面積を隠す、またはマスキングするために研磨されることができる。酢酸塩は、1つ以上の伝導性ワイヤを埋め込むために、本方式で利用され得る、例示的材料である。

いくつかの実施形態では、接続は、伝導性圧縮性部材から作製されることができる。伝導性圧縮性部材は、伝導性ゴムおよび金属ゴムを含むことができる。金属ゴムは、金属イオンを伴う伝導性プラスチックポリマーの名称であり、自己集合性ナノ複合材であって、広範囲の圧力、温度、張力、化学物質への暴露にわたって、可撓性かつ耐久性がある。基底状態に戻ると、その特性を留保する。データおよび電力を搬送することもできる。

いくつかの実施形態では、伝導性ケーブル自体は、絶縁要素であることができる。

本技術の種々の実施形態が前述されたが、限定ではなく、一例として提示されていることを理解されたい。前述の任意の伝導性要素(例えば、フレームの上側または下側部分)は、全体的に伝導性(および、可能性として、非伝導性材料でコーティングされる)であることができる、あるいは埋入または埋設伝導性要素(例えば、伝導性コア)および非伝導性外側あるいは囲繞層を含有することができる。さらに、任意の伝導性リンク(例えば、電気ワイヤまたは接続として説明される、またはそのように称される)は、当業者に明白となるであろうように、代替として、またはそれに加えて、光学伝導性リンクである、あるいはそれを含み得る。埋め込まれた伝導性リンクを使用して、本技術の電気活性眼鏡の電気要素を連結または接続する(例えば、電子機器および電源および電気活性レンズを制御する)ための例示的技法が、当業者に明白となるであろうように、1つ以上の伝導性光学リンク(例えば、1つ以上の光ファイバ)を埋め込むために使用されることができる。

これらのアプリケーションは、一例にすぎないが、電子焦点調節眼鏡、電気活性眼鏡、電子アクチュエータを経由して起動される流体レンズ、電子機器を経由して起動される機械または膜レンズ、エレクトロクロミックレンズ、電子高速色合い変化液晶レンズ、その色合いが電子的に改変され得るレンズ、電荷を用いて、粉塵粒子の誘引に抵抗する、またはそれを減少させ得る、レンズ、そこに添着された電子ディスプレイを格納または有する、レンズまたは眼鏡フレーム、仮想現実を提供する電子アイウェア、3−D能力を提供する電子アイウェア、ゲームを提供する電子アイウェア、および拡張現実を提供する電子アイウェアのものであり得る。

多くの実施形態は、異なる特徴および/または特徴の組み合わせを備えるように前述されたが、当業者は、本開示を熟読後、いくつかの事例において、これらの構成要素のうちの1つ以上が、前述の構成要素または特徴のいずれかと組み合わせされ得ることを理解し得る。すなわち、任意の実施形態からの1つ以上の特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。

前述のように、明細書内または図内において、ここで提供される全ての測定値、寸法、および材料は、一例にすぎない。

「a」、「an」、または「the」の記述は、反対であることが具体的に示されない限り、「1つ以上」を意味するように意図される。

本明細書で使用されるように、「第1」または「第2」という言及は、明示的に記載されない限り、言及された構成要素を特定の場所に限定しない。例えば、「第1のテンプル」という言及は、着用者の頭部の左側または右側のいずれか上に位置する、テンプルを含み得る。

本明細書に記載の刊行物は全て、それと関連して刊行物が引用される方法および/または材料を開示ならびに説明されるために、参照することによって本明細書に組み込まれる。本明細書で論じられる刊行物は、本願の出願日前のその開示に対してのみ提供される。本発明が、先行発明を理由として、そのような刊行物に先行する権限がないものの承認として解釈されるべきではない。さらに、提供される刊行物の日付は、実際の公開日と異なる場合があり、個別に確認される必要があり得る。

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