Glasses type interface device and security system

申请号 JP2004171009 申请日 2004-06-09 公开(公告)号 JP2005352024A 公开(公告)日 2005-12-22
申请人 Murata Mfg Co Ltd; 株式会社村田製作所; 发明人 ISHIKAWA YOHEI; NISHIZAWA HIDEO; GOTO MASAFUMI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a glasses type interface device which is light in weight and is user friendly and a security system. SOLUTION: The glasses type interface device 1 has a camera section 2, a radio communication section 3, and a power generation section 4. More specifically, the camera section 2 picks up the image of the retina of a user's eyeball and outputs the imaging signal thereof to the radio communication section 3. The radio communication section 3 sends the imaging signal from the camera section 2 by a radio wave. The power generation section 4 supplies electric power to the camera section 2 and the radio communication section 3. More preferably, the the device is provided with a display section 5 for displaying the video information sent from a cellular phone etc., to the radio communication section 3 on a lens 104 and an audio section 6 having a bone conduction earphone 60 and a microphone 61. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI
权利要求
  • 眼鏡のレンズ枠又はテンプルに装着され、使用者の眼球の一部を撮像してその撮像信号を出力するカメラ部と、
    当該眼鏡のモダン部又はテンプルに装着され、上記カメラ部からの撮像信号を電波で送信する無線通信部と、
    当該眼鏡のレンズ枠,テンプル又はモダン部のいずれかに装着され、上記カメラ部及び無線通信部に電力を供給する自己発電型の発電部と を具備することを特徴とする眼鏡型インタフェース装置。
  • 上記眼球の一部は、網膜又は瞳孔である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型インタフェース装置。
  • 上記無線通信部から入力された各種情報を表示するためのディスプレイ部を当該眼鏡の一対のレンズの少なくとも一方に設けた、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼鏡型インタフェース装置。
  • 上記無線通信部を通じて音声などの送受信が可能なイヤホンとマイクロフォンとを有するオーディオ部を当該眼鏡のモダン部又はテンプルに設けた、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置。
  • 上記発電部は、太陽電池又はサーモジェネレータである、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置。
  • 上記イヤホンは、骨伝導イヤホンである、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置。
  • 上記無線通信部は、UWBの無線方式で通信を行う通信部である、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置。
  • 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置と、管理装置とを備えるセキュリティシステムであって、
    上記管理装置は、
    上記眼鏡型インタフェース装置の上記無線通信部から送信された上記撮像信号を受信する受信部と、
    この受信部で受信した撮像信号を画像情報に処理する画像処理部と、
    この画像処理部で得た画像情報が、登録された複数の画像情報のいずれかと同一か否かを判断する判断部とを備える、
    ことを特徴とするセキュリティシステム。
  • 说明书全文

    この発明は、眼鏡とインタフェースとが一体化した眼鏡型インタフェース装置及びこの眼鏡型インタフェース装置を用いて人間の網膜の同一性を認識するセキュリティシステムに関するものである。

    近年、建物への入出門時に、入出門者の網膜を検知し、網膜情報の同一性の有無によって、入出門の許可を決定するセキュリティシステムが普及しつつある。
    しかし、このセキュリティシステムは、入出門者が、建物などの出入り口に備え付けられているカメラに目を当て、カメラがこの目の網膜を撮影した後、別体の処理装置がこの網膜情報と登録網膜情報との同一性を判断して、出入り口を開閉するシステムであるため、入出門するまでに長時間を要してしまう。
    そこで、眼鏡とインタフェースとを一体化し、眼鏡に取り付けられたカメラで撮影した網膜などの画像情報を内蔵コンピュータなどで処理して同一性の判断を可能にした眼鏡型インタフェース装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

    特表2001−522063号公報

    しかしながら、上記した従来の眼鏡型インタフェース装置は、カメラで撮影した網膜などの画像を処理する高速コンピュータを眼鏡のテンプル等に内蔵させた構造であるので、装置自体の重量が大きくなり、この眼鏡をかけたユーザに不快感を与えるおそれがある。 また、コンピュータなどへの電供給をモダン部などに内蔵したバッテリーで行うため、コンピュータの駆動時間が短く、頻繁に充電又は電池交換を行わなければならず、使い勝手が非常に悪い。

    この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、軽量で且つ使い勝手がよい眼鏡型インタフェース装置及びセキュリティシステムを提供することを目的とする。

    上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、眼鏡のレンズ枠又はテンプルに装着され、使用者の眼球の一部を撮像してその撮像信号を出力するカメラ部と、当該眼鏡のモダン部又はテンプルに装着され、カメラ部からの撮像信号を電波で送信する無線通信部と、当該眼鏡のレンズ枠,テンプル又はモダン部のいずれかに装着され、カメラ部及び無線通信部に電力を供給する自己発電型の発電部とを具備する構成とした。
    かかる構成により、使用者がこの眼鏡型インタフェース装置をかけると、使用者の眼球の一部がカメラ部によって撮像され、その撮像信号が出力される。 すると、この撮像信号が無線通信部によって電波で送信される。 また、これらカメラ部及び無線通信部には、発電部によって電力が供給される。

    請求項2の発明は、請求項1に記載の眼鏡型インタフェース装置において、眼球の一部は、網膜又は瞳孔である構成とした。
    かかる構成により、眼球の網膜又は瞳孔がカメラ部によって撮像され、撮像信号として無線送信される。

    請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の眼鏡型インタフェース装置において、無線通信部から入力された各種情報を表示するためのディスプレイ部を眼鏡の一対のレンズの少なくとも一方に設けた構成とする。
    かかる構成により、レンズに設けられたディスプレイ部によって、無線通信部から入力された各種情報が表示される。

    請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置において、無線通信部を通じて音声などの送受信が可能なイヤホンとマイクロフォンとを有するオーディオ部を当該眼鏡のモダン部又はテンプルに設けた構成とする。
    かかる構成により、オーディオ部のイヤホンへの音声等やマイクロフォンからの音声などが、無線通信部を通じて送受信される。

    請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置において、発電部は、太陽電池又はサーモジェネレータである構成とした。
    かかる構成により、電池交換などの必要がなくなり、使い勝手が向上する。

    請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置において、イヤホンは、骨伝導イヤホンである構成とした。
    かかる構成により、使用者は、鼓膜でなく、骨を通じて音声などの情報を得ることができる。

    請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置において、無線通信部は、UWBの無線方式で通信を行う通信部である構成とした。
    かかる構成により、無線通信部が、超高速近距離無線方式であるUWBの方式で通信を行うので、ノイズの少ない超広帯域の通信が可能となる。

    請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の眼鏡型インタフェース装置と、管理装置とを備えるセキュリティシステムであって、管理装置は、眼鏡型インタフェース装置の無線通信部から送信された撮像信号を受信する受信部と、この受信部で受信した撮像信号を画像情報に処理する画像処理部と、この画像処理部で得た画像情報が、登録された複数の画像情報のいずれかと同一か否かを判断する判断部とを備える構成とした。
    かかる構成により、使用者の眼鏡型インタフェース装置から送信された撮像信号は、管理装置の受信部で受信された後、画像処理部で画像情報に処理される。 すると、判断部によって、この画像処理部で得た画像情報が、登録された複数の画像情報のいずれかと同一か否かが判断される。

    以上詳しく説明したように、請求項1ないし請求項6に記載の発明に係る眼鏡型インタフェース装置よれば、使用者がこの眼鏡型インタフェース装置をかけると、使用者の眼球の一部がカメラ部によって直ちに撮像されるので、眼球の一部に対する認識時間を短くすることができる。 また、カメラ部で撮像した信号に対して複雑な画像処理を行うことなく、撮像信号として出力し、この撮像信号を無線通信部によって電波で送信する構成であるので、画像処理のための高速コンピュータなどを内蔵させる必要がなく、その分、装置の軽量化を図ることができる。 さらに、電力を食うコンピュータを必要としないので、その分電源を長持ちさせることができる。 また、カメラ部及び無線通信部への電力供給を自己発電型の発電部によって行うので、半永久的に使用することができる。

    また、請求項3の発明によれば、使用者は、レンズに設けられたディスプレイ部によって、無線通信部から入力された各種情報を見ることができるので、非常に便利である。
    また、請求項4の発明によれば、使用者が音声などの情報も得ることができる。
    また、請求項5の発明によれば、発電部が、太陽電池又はサーモジェネレータであるので、装置のさらなる軽量化を図ることができる。
    また、請求項6の発明によれば、使用者のが不自由な場合においても、音声などの情報を得ることができる。
    請求項コイル7の発明によれば、無線通信部が、UWBの方式で超広帯域の通信を行うことができるので、携帯電話,PDA,ノートパソコン等の外部器機と大容量の情報の送受信が可能となる。

    請求項8の発明に係るセキュリティシステムによれば、眼鏡型インタフェース装置では、撮像信号のみを作成して送信し、この撮像信号に対応した画像情報は管理装置側で処理するので、処理時間が短くて済む。
    また、個人特有の模様をなす網膜又は瞳孔を眼鏡型インタフェース装置のカメラ部によって撮像するようにすることで、判断部における画像情報の同一性の判断を極めて精確に行うことができる。

    以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。

    図1は、この発明の第1実施例に係る眼鏡型インタフェース装置を示す斜視図である。
    この眼鏡型インタフェース装置1は、眼鏡100にインタフェースを一体化させた構成となっており、インタフェースは、カメラ部2と無線通信部3と発電部4とを有してなる。

    カメラ部2は、使用者の眼球の一部である網膜を撮像してその撮像信号を無線通信部3に出力する部分である。
    図2は、カメラ部2の構造を示す概略平面図である。
    図2に示すように、カメラ部2は、ミラー20とセンサ21とで構成されている。 ミラー20は、反射面が使用者の眼球側(図2の左側)に所定度傾けた状態で、眼鏡100のレンズ枠101の内側に装着されている。 また、センサ21は、CCD素子などで形成されており、テンプル102近傍のレンズ枠101の部位にミラー20側を向いた状態で装着され、その出力側がテンプル102内に通されたライン22を介して無線通信部3と接続されている。
    これにより、眼鏡型インタフェース装置1をかけている使用者の眼球内にある網膜からの光Lを、ミラー20でセンサ21側に反射させ、センサ21がこの反射した光Lを受光する。 そして、センサ21は、受光した光Lを電気信号としての撮像信号S1に変換して、無線通信部3に出力する。 なお、図示しないが、センサ21の前段にはレンズが設けられ、このレンズを移動させて焦点調整をすることができるようになっている。

    無線通信部3は、カメラ部2からの撮像信号S1を電波で送信する部分であり、眼鏡100のモダン部103に装着されている。 この無線通信部3は、周知のUWB(Ultra Wideband)の無線方式で通信を行う通信部である。 このため、3.1GHz〜10.6GHzという非常に広い周波数帯域を利用して無線通信が可能となっている。

    発電部4は、カメラ部2及び無線通信部3に電力を供給するための部分であり、眼鏡100のモダン部103に装着されている。 この発電部4は、自己発電型の電池であり、この実施例では、可視高透過型の太陽電池を用いている。

    次に、この実施例の眼鏡型インタフェース装置1が示す作用及び効果について説明する。
    図3に示すように、使用者Pが眼鏡型インタフェース装置1をかけると、図2に示したように、使用者Pの網膜からの光Lがカメラ部2のミラー20で反射され、センサ21で受光される。 そして、この受光された光Lがセンサ21によって電気信号に変換され撮像信号S1として、無線通信部3に出力される。 すると、撮像信号S1が電波に変調されて無線通信部3から送信される。 このとき、無線通信部3が、UWBの広帯域な無線通信を行うことができるので、使用者Pは、所有している携帯電話,PDA,ノートパソコン等の外部器機と通信することができる。 したがって、使用者Pは、撮像信号S1が示す自己の網膜情報を携帯電話などのディスプレイで見ることができる。

    このように、眼鏡型インタフェース装置1では、使用者Pが眼鏡型インタフェース装置1をかけると、使用者Pの網膜がカメラ部2によって直ちに撮像されるので、眼鏡型インタフェース装置1における網膜に対する認識及び処理時間を短くすることができる。
    また、撮像した信号に対して画像処理を行うことなく、撮像信号S1として、無線通信部3から電波で送信する構成であるので、画像処理のための高速コンピュータなどを装着させる必要がなく、その分、装置の軽量化を図ることができる。 さらに、電力を食うコンピュータを必要としないので、その分電源を長持ちさせることができる。
    また、発電部4が、自己発電型の電池であるので、カメラ部2及び無線通信部3への電力供給を半永久的に行うことができる。 さらに、発電部4が軽量な太陽電池であるので、眼鏡型インタフェース装置1のさらなる軽量化を図ることができる。

    次に、この発明の第2実施例について説明する。
    図4は、第2実施例の要部を示す眼鏡型インタフェース装置1の平面図である。
    図4に示すように、この実施例の眼鏡型インタフェース装置1は、ディスプレイ部5を有している点が、上記第1実施例と異なる。
    すなわち、眼鏡型インタフェース装置1は、眼鏡100の1対のレンズ104の双方にディスプレイ部5を有している。 具体的には、映写部50がテンプル102に装着されている。 そして、この映写部50側に反射面を向けて傾くミラー51がレンズ104に設けられると共に、ビームスプリッタ52が、ミラー51と対向するようにレンズ104に設けられている。
    2つの映写部50は、共にライン53を介して無線通信部3に接続されており、各種の映像信号が無線通信部3から映写部50に入力されるようになっている。 これにより、映写部50から映写された映像光Vがミラー51で反射された後、ビームスプリッタ52を介して、使用者の眼球側に至る。

    かかる構成により、携帯電話などの外部器機から無線通信部3に送られてきた映像情報が、ディスプレイ部5によって、レンズ104に表示されるので、使用者は眼鏡型インタフェース装置1をかけたまま携帯電話などから取得した情報を見ることができ、非常に便利である。
    その他の構成、作用及び効果は上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。

    次に、この発明の第3実施例について説明する。
    図5は、第3実施例の要部を示す眼鏡型インタフェース装置1の平面図である。
    図5に示すように、この実施例の眼鏡型インタフェース装置1は、オーディオ部6を有している点が、上記第1及び第2実施例と異なる。
    図5に示すように、オーディオ部6は、眼鏡100のモダン部103に設けられている。 このオーディオ部6は、骨伝導イヤホン60とマイクロフォン61とを有してなり、一方のテンプル102とレンズ枠101と他方のテンプル102とを通ったライン62を介して無線通信部3と接続している。
    これにより、音声などの音情報を、無線通信部3を通じて送受信することができる。 すなわち、携帯電話などの外部器機から無線通信部3に送られてきた音情報が、オーディオ部6の骨伝導イヤホン60に送信され、使用者Pは骨を通じてこの音情報を聞くことができる。 また、使用者Pが発した音情報は、オーディオ部6のマイクロフォン61で捉えられ、ライン62を通じて無線通信部3に送られる。 これにより、この音情報が、無線通信部3から携帯電話などに送信される。
    このように、この実施例の眼鏡型インタフェース装置1によれば、使用者Pが、鼓膜でなく、骨を通じて音声などの情報を得ることができるので、耳が不自由な場合においても、音声などの情報を確実に得ることができる。
    その他の構成、作用及び効果は上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。

    次に、この発明の第4実施例について説明する。
    図6は、第4実施例に係るセキュリティシステムを示す概略図であり、図7は管理装置のブロック図である。
    この実施例のセキュリティシステムは、図6に示すように、建物の出入り口300を開閉する入出門200を通る人の同一性を識別して、通過の可否を決定するシステムである。

    このセキュリティシステムは、眼鏡型インタフェース装置1と管理装置7とを備えてなる。
    眼鏡型インタフェース装置1は、上記第3実施例の眼鏡型インタフェース装置であり、管理装置7は、入出門200の開閉を管理する装置である。

    管理装置7は、入出門200を機械的に開閉させるための開閉機構8を制御する制御信号S2を開閉機構8に出力することができる装置である。
    具体的には、管理装置7は、図7に示すように、アンテナ70が接続されたディプレクサ71の後段に配された受信部72と画像処理部73と判断部74と登録部75と駆動部76と送信部77とを有している。

    受信部72は、アンテナ70からディプレクサ71を通じて受信した撮像信号S1を受信して復調し、その撮像信号S1を画像処理部73に送る部分である。
    画像処理部73は、受信部72からの撮像信号S1を画像情報Gに処理して、判断部74に出力する部分である。
    判断部74は、画像処理部73からの画像情報Gと、登録部75に登録されている複数の画像情報Gnとを比較し、画像情報Gが、複数の画像情報Gnのいずれかと同一か否かを判断する部分である。 また、判断部74は、画像情報Gが、複数の画像情報Gnのいずれかと同一の場合、すなわち、複数の画像情報Gnの中に画像情報Gと同一の画像情報Gnが存在した場合には、許可信号D1を駆動部76に出力する。 また、画像情報Gと同一の画像情報Gnが存在しない場合には、拒否信号D2を駆動部76に出力するようになっている。 駆動部76は、許可信号D1を判断部74から受けた場合に、入出門200を開かせる制御信号S2を開閉機構8に出力すると共に、許可に関するメッセージM1を送信部77に出力する部分である。 また、拒否信号D2を判断部74から受けた場合には、入出門200の閉状態を維持させる制御信号S2を開閉機構8に出力すると共に、拒否される理由などのメッセージM2を送信部77に出力する。
    送信部77は、メッセージM1,M2を変調し、これらのメッセージM1,M2をディプレクサ71及びアンテナ70を介して、眼鏡型インタフェース装置1に送信する部分である。

    かかる構成により、入出門者Pが図6に示す眼鏡型インタフェース装置1をかけると、入出門者Pの網膜がカメラ部2によって撮像され、その撮像信号S1が管理装置7に送信される。
    すると、撮像信号S1が図7に示す管理装置7のアンテナ70で受けられ、ディプレクサ71を通じて受信部72に受信されて復調される。 そして、復調された撮像信号S1が画像処理部73で画像情報Gに変換され、画像情報Gが判断部74に出力される。

    これにより、入出門者Pの網膜の画像情報Gが、判断部74によって登録部75に登録されている複数の画像情報Gnと比較される。 そして、画像情報Gが画像情報Gnのいずれかと同一である場合、すなわち、入出門者Pが網膜情報の登録を管理装置7にした者である場合には、許可信号D1が判断部74から駆動部76に出力される。 すると、入出門200を開かせる制御信号S2が駆動部76からを開閉機構8に出力され、入出門200が開閉機構8によって開かれる。 これと並行して、許可に関するメッセージM1が送信部77に出力され、アンテナ70を介して眼鏡型インタフェース装置1に送信される。
    このメッセージM1は、眼鏡型インタフェース装置1の無線通信部3によって受信され、ディスプレイ部5によってレンズ104に表示される。

    逆に、画像情報Gが画像情報Gnのいずれかと同一でない場合、すなわち、入出門者Pが網膜情報の登録を管理装置7にした者でない場合には、拒否信号D2が判断部74から駆動部76に出力され、入出門200の閉状態を維持させる制御信号S2が駆動部76からを開閉機構8に出力される。 これにより、入出門200は閉じた状態を維持し、入出門者Pは出入り口300から建物の中に入ることができない。 また、これと並行して、拒否される理由などのメッセージM2が送信部77に出力され、アンテナ70を介して眼鏡型インタフェース装置1に送信されて、そのメッセージM2の内容が、眼鏡型インタフェース装置1のディスプレイ部5によってレンズ104に表示される。
    その他の構成、作用及び効果は上記第1ないし第3実施例と同様であるので、その記載は省略する。

    なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
    例えば、上記実施例では、眼球の網膜をカメラ部2の撮像対象としたが、瞳孔を撮像対象としても良い。
    また、上記実施例では、センサ21の前段に、図示しないレンズを設け、このレンズを移動させて焦点調整をすることができるようにしたが、この焦点調整を自動的に行うようにすることができることは勿論である。
    また、上記実施例では、発電部として、太陽電池を用いたが、太陽電池の代わりに、体温で発電するサーモジェネレータを用いてもよい。
    また、上記実施例では、無線通信部として、UWBの無線方式で通信を行う無線通信部3を用いたが、通常の無線方式で通信を行うものを採用しても良い。
    また、上記第3実施例では、オーディオ部6のイヤホンとして、骨伝導イヤホン60を用いたが、健聴者が使用する通常のイヤホンを用いても良い。

    この発明の第1実施例に係る眼鏡型インタフェース装置を示す斜視図である。

    カメラ部の構造を示す概略平面図である。

    使用者が眼鏡型インタフェース装置をかけた状態を示す平面図である。

    第2実施例の要部を示す眼鏡型インタフェース装置の平面図である。

    第3実施例の要部を示す眼鏡型インタフェース装置の平面図である。

    第4実施例に係るセキュリティシステムを示す概略図である。

    管理装置のブロック図である。

    符号の説明

    1…眼鏡型インタフェース装置、 2…カメラ部、 3…無線通信部、 4…発電部、 5…ディスプレイ部、 6…オーディオ部、 7…管理装置、 8…開閉機構、 20,51…ミラー、 21…センサ、 22,53,62…ライン、 50…映写部、 52…ビームスプリッタ、 60…骨伝導イヤホン、 61…マイクロフォン、 70…アンテナ、 71…ディプレクサ、 72…受信部、 73…画像処理部、 74…判断部、 75…登録部、 76…駆動部、 77…送信部、 100…眼鏡、 101…レンズ枠、 102…テンプル、 103…モダン部、 104…レンズ、 D1…許可信号、 D2…拒否信号、 G,Gn…画像情報、 L…光、 M1,M2…メッセージ、 P…使用者、 S1…撮像信号、 S2…制御信号、 V…映像光。

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