Glasses also compact image display system of the other head-bone frame

申请号 JP2000605252 申请日 2000-03-17 公开(公告)号 JP2002539498A 公开(公告)日 2002-11-19
申请人 ザ マイクロオプティカル コーポレイション; 发明人 スピツァー,マーク,ビー.;
摘要 (57)【要約】 頭部装着型画像ディスプレイシステムは周囲光と分離してユーザーの目に画像を提供する。 システムはディスプレイ要素から光を受け取る光路を持つ光学リレー(2026)を含む。 光学リレーは同時に周囲光をユーザーの目に通過させる。 アイピース組立体(2028)が、光路上の光をユーザーの目に向けるために設置される。 システムは極めて小型であり、ディスプレイシステムは眼鏡、ダイバーマスクの様なフェースマスク、ヘッドセットと一体化することができる。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ユーザーの目を使った利用に適した以下を具備する画像ディスプレイシステム: ユーザー頭部により支えられる様に配置されたヘッドセットを具備する支持フレーム;及び 周囲光から分離された画像を提供するために作動するディスプレイ要素; 2光学面を通りユーザーの目に向かって周囲光を通過させる様に配置された前記2光学面を有する光学リレーと; 少なくとも光学リレーの2光学面に沿ってその間に配置された部分を有する、ディスプレイ要素から光を受け取る為に光学リレー内に配置された光路と; 光学リレー内に配置され、且つ光路の少なくとも一部に沿って通過してきた光を光路外のユーザーの目に転送するたに配置されたインターフェースを具備するアイピース組立体とを含む、ユーザーの目の正面に支持フレームによりにより支えられたディスプレイ組立体。
  • 【請求項2】 前記ヘッドセットがユーザー頭部上にかける様に形成されたヘッドフレーム及びパッド部分を含む、請求項1に記載のシステム。
  • 【請求項3】 前記ディスプレイ組立体がヘッドセットのヘッドフレームに取り付けられたブームの上に装着されている、請求項1に記載のシステム。
  • 【請求項4】 ブームがヘッドフレームに調節可能に装着されている、請求項3に記載のシステム。
  • 【請求項5】 ディスプレイ組立体が、回転式かつ移動式である調節メカニズムで装着されている、請求項1に記載のシステム。
  • 【請求項6】 ユーザー耳近くの装着位置でヘッドフレームに取り付けられたイヤーカップを更に具備し、音響トランスデューサ要素がイヤーカップ内に配置されている、請求項1に記載のシステム。
  • 【請求項7】 ヘッドフレームに装着され、ユーザーからの音声を拾い上げる位置に置かれたマイクロホンを更に具備する、請求項1に記載のシステム。
  • 【請求項8】 前記マイクロホンがヘッドフレームに取り付けられたマイクロホンブーム上に装着されている、請求項7に記載のシステム。
  • 【請求項9】 前記マイクロホンがディスプレイ要素近くに装着されている、請求項7に記載のシステム。
  • 【請求項10】 前記マイクロホンが差別的ノイズ削除型又は位相アレー型マイクロホンを具備している、請求項7に記載のシステム。
  • 【請求項11】 以下を具備するユーザーの目を使った利用に適したイメージディスプレイシステム; ユーザー頭部により支えられる様に成型された支持フレームと; ユーザーの目正面に支持フレームにより支えられた以下を具備するディスプレイ組立体と; 周囲光から分離された画像を提供するために作動するディスプレイ要素; 2光学面を通りユーザーの目に向かって周囲光を通過させる様に配置された前 記2光学面を有する光学リレーと; 少なくとも光学リレーの2光学面に沿ってその間に配置された部分を有する、ディスプレイ要素から光を受け取る為に光学リレー内に配置された光路と; 光学リレー内に配置され、且つ光路の少なくとも一部に沿って通過してきた光を光路外のユーザーの目に転送するたに配置されたインターフェースを具備するアイピース組立体。
  • 【請求項12】 支持フレームにより支えられた音響トランスデューサを更に具備する、請求項11に記載の画像ディスプレイシステム。
  • 【請求項13】 ディスプレイ組立体が支持フレームに着脱式に取り付けられたハウジング及びハウジングにより支持された音響トランスデューサを更に具備する、請求項11に記載の画像ディスプレイシステム。
  • 【請求項14】 前記音響トランスデューサが、耳と音響連絡しているハウジングにより支持されている、請求項11に記載の画像ディスプレイシステム。
  • 【請求項15】 支持フレーム上に支えられたマイクロホンを更に具備する、請求項11に記載の画像ディスプレイシステム。
  • 【請求項16】 前記ディスプレイ組立体が支持フレームに着脱式に取り付けられたハウジング及びハウジングにより支持されたマイクロホンを更に具備する、請求項15に記載の画像ディスプレイシステム。
  • 【請求項17】 支持フレーム上に支えられた音響トランスデューサ及びマイクロホンを更に具備する、請求項11に記載の画像ディスプレイシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 関連出願の相互参照

    【0002】 本出願は、1997年4月18日に出願されたU. S. 特許出願番号08/8
    44,098と1998年10月14日に出願されたU. S. 特許出願番号09
    /170,887の部分継続出願であって、ここでは、両出願の公開が参照によって組み込まれている。

    【0003】 本出願は、1996年10月8日に出願された仮特許出願U. S. No. 60
    /027,998と1997年10月30日に出願された仮特許出願No. 60
    /064,430に関しては米国特許法35U. S. C. §119(e)に基付いて利益を請求していて、ここでは、両出願の開示が参照によって組み込まれている。

    【0004】 連邦政府保証の研究と開発に関する報告書

    【0005】 本発明は、米国軍部当局の軍組織指令から裁定された誓約番号No. DAAK
    60〜96〜C−3018の基、政府援助で完成した。 政府は、本発明において幾つかの権利を持っている。

    【0006】 発明の背景

    【0007】 頭部装着の画像ディスプレイ(例として、超小型ディスプレイを組込んだヘルメット、ゴーグル及び眼鏡)及び、英数字で、ビデオ又グラフィク・フォームでデータを提供する他のコンパクトなディスプレイ・システムは、多くの他の分野における事と同様に、航空電子工学、医療、娯楽、携帯用コンピュータにアプリケーションを持っている。 例として、米国特許5,348,477,5,281
    ,960,4,806,001及び5,162,828を参照する事。 従来技術の頭部装着ディスプレイ・システムには、主に、3つの原理的なタイプがあり;
    それらは、表示された電子画像が、使用者よって両方の画像を見る事が出来るように外周像と混用されている「透視システム」と、表示画像が外周像の部分を遮光している「見まわしシステム」及び、全体周辺画像が、使用者によって電子造影像だけが見えるようにブロックされている「完全陥没システム」である。 3タイプシステムの全部は、観視者の眼に画像を投影するように、レンズやその他、
    いろいろの手段を用いている。

    【0008】 一番簡単なシステムには、電子ディスプレイの1個か、それ以上のレンズが装備されていて、更に、使用者の眼前に支持される見まわしタイプで構成されるものがある。 その装備の大きな制約は、使用者によって遮光フィールド中の周辺像が見えるように、頭部に対して、ディスプレイと光システムを移動しなければならなく、また、逆に頭部を移動しなくければならないことである。 遮光の重要な意味する処は、ディスプレイそのものにも依存するが、それと同様に、構造とハウジングとを支える事にも依存する。 そのようなデバイスの二番目の制約として、装備の重さがあり、頭部にたいして、思いもよらない荷重又トルクを加える要因となる処の、装備が頭部(ヘルメット帯、及び、他の頭にかかる負担)から吊されると言った制約がある。 デバイスには、三番目の制約として、光システムの突出する瞳孔部の位置において、その突出する瞳孔部が、使用中に起こる色々の動きを十分に収容できる大きさのものでなくてはならないと言った制約があり、
    その制約の意味から、しっかり固定できない事も起きる。

    【0009】 完全陥没システムは、見まわしシステムと同じ制約を多く有している。 システム装着頭部は、どんな外周像も見ることが出来るように、取り外す事になる。 一般的に、システムは、見まわしディスプレイと同じような、ディスプレイとレンズ・システムで構成され、また、ディスプレイの単体、レンズ・システム及び、
    反射スクリーンからも構成される。 これらのシステムは、大きい重量、トルクそしてボリュームを有する。

    【0010】 透視システムは、最も複雑な光システムである。 概して、透視システムは、ディスプレイ単体、レンズ・システム及び、観視用スクリーンか、または結合肢部から構成される。 透視ディスプレイの制約の全ては、外周像を見るために、頭部装着システムを除く必要性があり、この必要性を除いては、全く、透視システムに共通している。 しかしながら、この利点のため、更なる光素子を追加使用する必要が出て来て、結果として、システムに対して重量も増える。

    【0011】 上記頭部装着ディスプレイ型の三つ全ては、寧ろ、従来型光支持部(便利な眼鏡フレームで装備された最も簡単な支持部のようなもの)よりも、光システムが、ゴーグル、ヘルメット、バンド紐、バイザー及びそのようなものを有する、通常嵩張るサングラス・フレームに装着される処の更なる要求制約がある。 この制約は、使用者に対して、そのような装置の装着に慣れ親しむ事を要求する。

    【0012】 従来技術のディスプレイのもう一つの制約は、照明を装備する事の必要性である。 例えば、液晶ディスプレイを有する頭部装着ディスプレイ・システムは、ディスプレイを照明するランプが必要である。 これらのランプは、電を消費し、
    使用者の頭近辺に熱を発生して、システムの全体の容量と重量を増加させる。

    【0013】 従来技術の更なる鍵になる制約は、眼鏡システムに対し、外部で光路を使用する事である。 例えば、米国特許5,348,477において、Welchは、画像用リレーと、眼鏡フレームと眼鏡レンズとに対し、外部で装着されるレンズとスクリーンのセットとを構成するシステムについて述べている。 自由空間光路、
    結合肢部及びそのような物の使用は、型の超小型化で従来技術を全く難しくしている。 米国特許5,162,828で、Furness,その他は、透明陽画部の底部に位置して、固定化か、調整可能かになっている、ゴーグル又は眼鏡、及び鏡の上部に位置するディスプレイで以って、ゴーグルに見られるような、透明スクリーンを基調とする透視システムをもって、この制約に狙いを付けようとしている。 このアプローチは低減した複雑さを示しているが、システムは、透明陽画部の前後に、不便にも露出して位置する、少なくとも1個の鏡を尚も必要としている。 Perera(米国特許4,867,551及び4,751,691)
    とBettinger(米国特許4,806,011)とによって公開された眼鏡も、また鏡を眼鏡フレームから支持する事を要求している。 機械的に支持した鏡を有する自由空間光システムの特定する制約は、鏡の光面が、使用中に傷ついたり、剥がれたり、突然起こる衝撃によって使用者の眼を傷つけると言った付帯事の発生が大きい確立を有している事態からして導かれている。 加えて、これらのシステムが異常な光の付帯事をもっているため、彼等は、従来型眼の装着に関する理想的な型を求めようとしない。

    【0014】 頭部、サングラス、眼鏡及びその類のものに装着されているディスプレイについて多くの事例がある。 規範的な正しい使い方があるかもしれない、使用者の既存の眼鏡を利用するディスプレイ・システムは、彼等が、ディスプレイ・システムに対して規範的な正しい使い方を加味する必要性を否定するため、自然に、更に、簡単になっている。

    【0015】 しかしながら、眼装着又は、頭部装着に装着される従来技術のディスプレイは、使用者の有効性のある視野の大きさをぼかしていると言った決定的制約を有している。 例えば、米国特許4,867,551で、Pereraは,眼鏡に装着されるディスプレイについて、ディスプレイを越える使用者の視野に、高い割合の閉塞性があることの制約と、そして、乱視を誘発する非中軸光の使用の制約について述べている。 また、高い割合の閉塞性は、Albacom Comput
    er Corpによって販売された眼鏡装着ディスプレイに存在する。 Liqu
    id Image又Virtual Visionような他社は、使用者の片側か、両方の眼に、ケーブル、グースネック固定具又は、他の機械的支持具によって吊されるディスプレイを提供している。 同じように、Reflection
    Technologyからのディスプレイは、移動型のコンピュータ・ディスプレイを提供するために、眼装着に装着されているが、このアプローチもまた、使用者の周囲の展望に大きい制約をしている。

    【0016】 そのような従来技術のディスプレイだけが、使用者の視野の大部分を、ただ、
    不鮮明にしているだけでなく、そのディスプレイは、使用者の顔もはっきりさせない。 視界の不鮮明さは、ディスプレイを調整したり、移動したりする事に配慮しないで、手近で作業の焦点が自由になる使用者のアプリケーションに特に制約となる。

    【0017】 総体的に、頭部装着及び、ヘルメット装着のディスプレイは、対線長が4c
    mか、それ以下の小型ディスプレイを標準にしている。 そのような小型ディスプレイを使用するディスプレイ・システムは、倍率を合わせるため、及び、近い距離で出来るだけ心地よい見方が出来るように、レンズを眼の近くに装着せねばならない。 眼の近くに装着するレンズ及び他の光に関係する物は、「接眼鏡」される事の条件がある。 また、先行技術の頭部装着システムの殆どは、接眼鏡のための支持固定具と、ディスプレイへの電子ケーブル誘導孔の両方を必要にしていて、眼の近くに良好に装着されるディスプレイ(例えば、超小型液晶フラット・パネル型ディスプレイ)である。 これ等に使用の素材(線材、液晶ディスプレイ及び他に必要な回路)は、眼の近くでハウジングされる不透明液内に配置される。
    結果として、そのシステムは、使用者の視界の一部をブロックし、そして、使用者の顔を暈かす。 顔の不鮮明さは、社会事情で装備を使用する事の好ましさを低減する。

    【0018】 また、ヘルメット装着のディスプレイは、画像が、使用者の顔面に吊されるガラス固定具によって提供されることで知られている。 ガラス固定具は、ヘルメットに装着されていて、眼の近くで接眼鏡を含有している。 ガラス固定具は、ヘルメットに装着されるディスプレイに、画像誘導を良好にしながら、接眼鏡ために機械的支持具として機能している。 しかしながら、このシステムの制約は、大きさと重さに関係していて、ヘルメットとして構成される。

    【0019】 発明の要約

    【0020】 本発明は、使用者の眼と共に使用する、コンパクトで、軽量の頭部・ボーン(
    頭部装着)画像ディスプレイに関する。 画像ディスプレイ・システムは、使用者の頭部で支持されるように構成した支持フレームを含む。 ディスプレイ組立体は、使用者の眼の前で、支持フレームで支持される。 ディスプレイ・組立体は、画像を外部照明と分離するように機能するディスプレイ素子から構成される。 二つの光面を有する光学リレーは、使用者の眼の方に向いている二つの光面を外部ライトが通過出来るように配置されている。 光路は、ディスプレイ素子から受光する光学リレー内で内部配置されている。 光路は、光学リレーの二つの光面に沿うように、又は、その間の何れか、少なくとも一方の方向をとるように配置される。 接眼鏡の組立体は、光学リレー内で内部配置され、そして、使用者の眼へ向かう光学リレーからの光路の少なくとも一部に沿って通過していたライトを方向変えするために配置されたインターフェイスを構成している。

    【0021】 光学リレー及びアイピース組立体は、内部全内反射面と、部分的銀メッキ鏡又は誘電コーティング面、又はホログラフィーあるいは回折面を含む1又はそれ以上のコンバイナー、及び偏向補正用の1又はそれ以上の光学面より形成され、その結果ディスプレイ要素からの画像はユーザーの視野内に位置する部分的又は完全な反射面により、ユーザーに中継される。 更に、光学リレーは少なくとも一部は外部光線に対し透明であることから、部分的には銀メッキ鏡又は誘電コーティングされているが周囲風景はユーザーに対して比較的妨げられてはいない。 これら光学要素は頭部装着型フレームに取り付けられるか、頑強フレーム又はレンズ内に埋め込まれ、その結果光学面(レンズ又は反射器)がシステムに加えられ、
    ディスプレイに拡大能を追加するか、通常の頑強と同様にユーザーの視力を補正する。 従来技術に対する本法の主要優位点は、光学システムが頑強レンズ内に組み込める程、あるいはフェースマスク、ゴーグル又はヘッドセットの様なその他頭部装着型フレームに装着できる形状まで小型化され、通常の頑強では見られない様なアイピース近くの外部付属物、又は不便な大型の光学コンポーネントを排除することができることである。

    【0022】 ディスプレイ要素は眼鏡フレームの様なフレーム、レンズホルダー又はテンプル、又はフェースマスクフレーム、又はヘッドセットに、例えばブームを介して取り付けられるだろう。 ディスプレイ要素は、もし存在する場合には勾配インデックスコンジット、合着製ファイバー光束又はレンズイメージリレーの様な画像コンジットを利用することで、眼鏡レンズから遠方に位置してもよく、その結果ディスプレイは頭部に於けるシステム重量のバランスを取る必要がある場合、あるいは顔面から離して熱源(ディスプレイ又は非可視光)を配置しなおす場合、
    あるいは美観上のその他の理由により後頭部に位置せしめることもできる。

    【0023】 イメージディスプレイシステムは、頭等位債フレームに据え替え可能に取り付けあれるコンパク装置を提供する。 例えば、ディスプレイ装置はユーザー視野外にある頭部装着型アイウエアに取り外し可能に取り付けるための取り付け装置を有するハウジング組立体を含むだろう。 ハウジング組立体内には、データ又はビデオシグナルを受け取るための回路が組み込まれているだろう。 ディスプレイ又は電子画像組立体は、ユーザー視野外にあるハウジング組立体により支持され、
    ハウジング組立体内にある回路と連絡し画像を作り出す。

    【0024】 従ってディスプレイ装置は、ユーザーがユーザー視野内の好都合な場所に画像位置を設定できる様調節可能に作ることができる。 装置には眼鏡又はユーザーに不快感を殆ど与えないその他ヘッドギアを加え、あるいは取り除く事ができる。

    【0025】 本発明は、イメージリレーシステムと眼鏡又はその他ヘッドギアに適用可能な簡単な装着システムを持った機械的支持体とを組み合わせる、軽量、小型、人間光学的なディスプレイ装置に関する新しいアプローチを提供する。 ディスプレイ装置は、アイピースを目の近くに懸架する透明なオプトメカニック固定具と組み合わされた、眼鏡近くに取り付けられた小型のフラットパネルディスプレイの使用を含む複数の改良を従来技術に提供する。 ディスプレイ装置は、眼鏡又はその他のヘッドギアに取り付ける事ができるものであり、ユーザーの視野を大きく損なわず、ユーザーの顔面を隠すこともなく、大きな歪みのない表示画像及び周囲風景を提供し、そして軽量である。 同様に別の観察者に提供されるるユーザー視野も歪みのないものである。 ディスプレイ装置は、透視的な様式に画像を提供することができるため、ユーザーはディスプレイからの画像と周囲イメージとを重ね合わせ見る。

    【0026】 発明の詳細な説明

    【0027】 図1は従来のレンズ及びコンバイナーに基づく透視型頭部装着式ディスプレイシステムを例示している。 ディスプレイ10及びバックライト20は、レンズ5
    0と共にユーザーの視線の上に取り付けられている。 ディスプレイからの光線8
    0はレンズ50を通りコンバイナー40でユーザーの目に向かって反射される。
    周囲風景からの光線60はレンズ30を通り、更にコンバイナー40を通り、ディスプレイからの光線90と合流する。 従ってユーザーはディスプレイからの光線と周囲風景からの光線の重なりを含むイメージを見ている。 このシステムのレンズは画像が所望位置で受け取られる様に、光線に適当なに輻輳を提供する。 一般的には本システムの各種パーツの大きさは0.5ないし2.0インチ程度であり、幼年者にとっては大型であり、システムを大型にするハウジングやフレームを必要とする。 更に重量はユーザーの頭部に不要の回転力が生じる如くに分布している。

    【0028】 図2は巡視技術を含む頭部装着型ディスプレイ法の別の従来技術を例示する。
    ディスプレイ10及びバックライト20には、光線100が適当な輻輳をもって目に伝えられる様にレンズ110が取り付けられている。 このディスプレイシステムはパーツ数が少なく透視型ディスプレイに比べ若干明るいが、周囲光を遮断する。 更に、防止又はヘッドバンドに取り付けられた巡視型及び透視型ディスプレイは環境内の物体に引っかかり易い。

    【0029】 本発明の好適実施態様の一つを図3に示す。 画像源又はディスプレイ320及びレンズ330は第2“レンズ群”又は今後“主レンズ”300と称されるレンズシステム300のヘリに取り付けられる。 主レンズ300はより具体的には接眼レンズ(視力補正光学性能の有無に関係せず)及びインサート301としてここに示されている、例えば2焦点インサートの様な形のアイピース組立体の形状が考えられる。 従って、主レンズ300は眼鏡フレームでは単一レンズ(又は2
    焦点レンズの場合にはレンズシステム)に置き換わることが理解されるだろう。
    主レンズ300はより正確には埋め込み型レンズとその他光学コンポーネント及び表面を具備する光学システムとして参照されるが、ここでは簡便化を理由に主意レンズ300と称する。 更に、ここでは一般的に用語“レンズ”は屈折、回折、反射又はその他特性の光学性能を持つ表面及び/又は光学性能を持つ複数の表面のセットを表していると考えるべきである。

    【0030】 主レンズ300内のインサート301は、n がn より大きい異なる屈折率n 及びn を持つ2種類の材料を具備しており、その結果画像源320から出てより高い屈折率をもった材料を通過し材料間の界面302に入射した光は第3
    レンズ340に向かって完全に内反射する。 周囲光線306は界面302を通過し第3レンズ340から離れる形で屈折するため、表示画像のコントラストが改善する。 2枚のレンズ330及び340は、組み合わせた光学性能が顕微鏡を形成し、ディスプレイからの画像を所望の拡大で見ることができる様に選択される。 例えば2種類の材料は石英ガラス(n =1.458)及びLaSFN (n =1.85)を具備し、その結果52度より大きな入射角で入った光線は完全に内部反射される。 あるいは材料の間に空気又はその他液体が充填されたギャップが提供されるか、又は低屈折率材料が空気を含むか、その他液体又は真空である場合には、石英ガラスを主レンズ300に使用した全内部反射の臨界角は43
    度になるだろう。 界面310の入射角が全内反射の臨界角を越える条件を満たし、同時に観察対象画像を定位するための光学条件をも満たす様に設計されるだろう。 更にここに示される光学界面は平坦であるが、しかしそれは屈曲し光学性能を提供してもよい。

    【0031】 他の実施態様は、誘電ビームスプリッター及びコンバイナーに通常行われる様に、光路を結合させるために界面位置に薄膜界面コーティングを有する材料を部位置したインサート301の利用を含む。 この様な例では、屈折率n 及びn は同一になるだろう(n =n )。 いずれの方法も機能する;しかし、透視型システムでは干渉コーティングが有用であるが、巡視型システムでは全内反射が所望光路に沿ったより大きな光スループットを提供するだろう。 金属コート表面も利用できる。

    【0032】 ディスプレイ320は小型のフラットパネルディスプレイ、陰極線管、又は本出願譲渡人を譲渡先とし、且つ参照されここに取り込まれている米国特許第5,
    715,337号記載の様なスキャニングディスプレイを具備するだろう。 ディスプレイ320は実際の応用条件と利用可能な技術に応じてアナログ又はデジタルにRFリンクするRFビデオシグナルに反応するだろう。

    【0033】 図4は画像結合システムを形成する別の方法を例示する。 このシステムでは、
    前記の全反射面に代わって、コンバイナーとして逆向きのキューブビームスプリッター801が使用されている。 キューブビームスプリッター、例えばEdmu
    nd Scientific Part A45,111は周囲光線の屈折を実質持ち込まない全内部反射面に比べ優れている;しかし、キューブビームスプリッターは周囲及びディスプレイ光線の約50%しか目に通さない。 しかし、ビームスプリッター801が偏光ビームスプリッターを具備し、そしてディスプレイが偏光を提供する場合(例えば液晶ディスプレイからの光又はレーザースキャンディスプレイからの光)には、ディスプレイ発光の波長及びキューブ801内のコーティングの光学設計に依存し、75ないし99%の範囲で反射が得られる。
    キューブはある偏光は効率的に通すが、別のものは通さないため液晶ディスプレイに関するアナライザーとしても機能する。

    【0034】 本実施態様では、ハウジング820はキューブ801に結合する2枚のガラス又はプラスチック製プレート、810プレート及び主レンズ300を含むその他内部パーツを固定する手段を提供する。 画像源からの光線は穴821(図6A)
    を通りハウジング820内に入射する。 周囲光線は3つある光路の一つを通る。
    第1光路830は光学偏光層804を通り、ガラス810、キューブ801、第2ガラス810を順に通り目に至る。 第2光路831は、光学偏光層804、ガラス810、随意の光学偏光層802、第2ガラス810の順に通り、目に至る。 光学偏光層の目的は、目に到達する周囲像の光レベルを調節してディスプレイと周囲風景間の光レベルのバランスを調整することであり、随意の偏光装置80
    4を回転式ベゼルに装着することで可能である。

    【0035】 第3光路832は随意の偏光層804、ガラス810、随意の偏光層802、
    キューブ801を通り、次に第2ガラス810を通り目に致す。 光路832を通った光はキューブを軸外伝達するために若干の歪みを受ける。 この作用はビームスプリッターを円錐形にすること、そしてボイド内を光学的にキューブ801に適合した化合物で満たすことで減少させることができる。

    【0036】 キューブビームスプリッター801は前述の如く偏光に対し感受性である様に設計され、配置されており、そして偏光層802と一直線に並んだ場合には、キューブ801及び偏光装置802は光線830、832及び831を当量ずつ吸収する。 適当に並べられた場合、主レンズ300を通過する偏光の正味量は均一であり、外部偏光装置804を回転させキューブ又はその他を通り観察される周囲風景の光レベルが調節されるだろう。

    【0037】 図5A−5E及び6Aは、図4に示した装置に適した眼鏡フレームの組立体の詳細を示している。 三角ブロック822は以下詳細記載するディスプレイからの光路が納められているパイプ823を受ける。 鏡824は光路上の光を角度90
    °で開口部821を通りコンバイナー801に反射する。 ブロック822はハウジング920に好適手段、例えばネジ825により取り付けられている。 2個のハウジング920は組み立てられ図6Aに示す様な眼鏡を形成する。 図3を参照すると、位置301のキューブ801、レンズ340及びディスプレイ320も主レンズ内に一体鋳物として形成され、続いて図6Bに示す様な通常の眼鏡フレームに取り付けられる。

    【0038】 図7は、レンズ330及び340が、主レンズ300に接着され、あるいは例えばレンズが射出成形される場合には主レンズ300の一部して形成されるレンズ360及び370によりそれぞれ置換されている別の実施態様を示している。
    主レンズ300は、光学部分を例えば光学セメント、ポリカーボネート、エポキシ、ポリメチルメタクリレート、又はガラスの様な透明又は着色された固体材料に埋め込むことで単一の固体片として形成することができる。 この場合、モールドには主レンズ上又は内部各所にて所望光学性能及び/又は反射を生ずる面が提供される。 主レンズ300はまた複数のキャスト、モールド、又は機械加工部品より形成し、次に相互にこれを結合してソリッドユニットを形成するか、あるいは図4ないし6に示す手段で装着しても良い。 本発明の別の実施態様は、分離レンズ340を持つ一体式レンズ、又はその逆の利用を含む。 更に、レンズ330
    と340、又は360と370、あるいは何れかの組合せは光学システム内の分散効果をいろ補正するための無色収差レンズ、又は画像の歪みを減じるためのその他レンズの組合せを含むだろう。 レンズ360は随意であり、単純な拡大光学を求めているシステムでは除かれることを理解すべきである。

    【0039】 レンズシステムの別の実施態様が図8に示されている。 この設計では、レンズ360及びディスプレイ320は主レンズ300の後方位置に動かされる。 入射画像をインサート301に向かわせることを目的とし、反射面325が主レンズ300内に第2インサート326の形で提供される。 反射面325は図5Aに示す様に、それ自体がキューブ802を具備する、あるいは主レンズ300に対し内側又は外側に取り付けられた鏡により置き換えられるインサート301内に装着されるタイプである。 第2インサート326が偏光ビームスプリッターの様な偏光装置である場合、インサート301又はインサート326はイメージ源32
    0が液晶ディスプレイである場合に分析偏光器(分析装置)として機能することができる。

    【0040】 ディスプレイ320が強力なイメージディスプレイを提供できる応用では、鏡はディスプレイ制御装置が故障する不測の事態に対応してユーザーの目を保護することを目的に設計されるだろう光学的融合装置として機能する。 鏡(表面32
    5の)は、事故による光の一部を吸収する様に設計されることで障害からユーザーを保護するだろう。 その為には、鏡反射層下に低熱伝導性材料の1又はそれ以上の層が提供されるだろう。 この様な配置により、光線は網膜より速くかがみを熱する様になり、それにより目より速くかがみを損傷することになる。 鏡下にある低伝導性層の一つは、気泡を誘導する熱拡張係数の大きな材料又を含んでいるか、又は網膜の損傷閾値より低い閾値エネルギーフラックスで機能する様に設計された脱焦点メカニズムを鏡に具備しているだろう。 画像源は上記作用を高める赤外(IR)放射も供給するだろう。 IR放射は、それがユーザーの目に到達することを防止するためにシステム内の別カ所に備えられたフィルターにより取り除かれるだろう。

    【0041】 ディスプレイは前記開示の如くバックライトにより照明されるか、又は周囲光線401及び/又は402及び/又は403により照明される。 この様な設計は完全内反射インサート326により、あるいは部分又は完全反射鏡面325により、あるいは誘電メッキによる表面を利用し機能できる。 光線401、402及び403は屈折しコンバイナー325を通りディスプレイに至る。 これら光線は次にディスプレイから目にいたイル光路に反射される。 光学システムには光線4
    01、402及び403を集め、集光する集光又は集合レンズが提供されるだろう。 更に、光線401、402及び403は、十分な周囲光線が利用できない場合に、可視化を目的として主レンズ300に光学的に取り付けられたランプにより供給されてもよいディスプレイ320が液晶ディスプレイの場合には、インサート326は偏光器及びディスプレイ分析機として機能できる偏光ビームスプリッターを具備するだろう。 この実施態様は、当分野にて周囲風景の光レベルの調節に関し良く知られている交差回転システムを追加することで更に改良できるだろう。 この場合、ディスプレイからの光と周囲風景の光レベルのバランスが取られるだろう。 液晶シャッターを利用することで調節は電子的に行うことができ、
    また画像の相対輝度管の自動補正又はバランス調整にはセンサーが利用されるだろう。

    【0042】 上記設計は、図9に示す様にインサート上の主レンズ300の正面に第4レンズ410を追加することで更に改良することができる。 一般には負のパワーであるレンズ410がレンズ370の正の光学性能を相殺するため、周囲風景からの光線306は大きく拡大することなく見ることができるが、一方レンズ410を通過していないディスプレイからの光線は拡大し視覚化される。 レンズ410はユーザーの具体的な視力補正条件に依存し正又は負の高学力を持つだろう。

    【0043】 あるいはレンズ410の光学性能は精密科学ループの様式にて拡大される様選択されるだろう。 主レンズ300の何れかの側に別レンズが加えられ、通常の眼鏡の様式にてユーザーの視力が補正され、そして顕微鏡レンズがユーザーの視力を補正する様に光学性能を調節されるだろう。 レンズ370及び410を通した視力を更に補正するために別のレンズが加えられるだろう。 これらレンズもまた主レンズ300の容積内に実質組み込まれるだろう。

    【0044】 射出成形又はあるいはパーツのセットを機械加工し固体主レンズに組み立て上げることで提供された様な、固体レンズが主レンズ300内に提供される実施態様では、空気中での屈折率n及びレンズ曲半径は、ポッティング、モールディング、又は機械媒体中において所望する光学性能が得られる様に補正しなければならない。 化合物及びレンズ材料の屈折率は、光学ポリマー又はガラスに関しては1.4ないし1.6の屈折率を持つもの、そしてその他光学材料に関しては1.
    5ないし2.0の屈折率を持つ多くの化合物より選択されるだろう。 モールディング化合物はガラスに適合した屈折率(n=1.46)を持つ多くの市販化合物から選択され、レンズは例えばLaSFN (n=1.85)から形成されるだろう。 あるいは光学性能は曲率半径が適当に設計された状態で、モールディング材料中に間隙又は真空を提供すること、あるいは低屈折率材料を利用することで作られるだろう。 別の方法は、間隙を高又は低屈折率の液体で満たすことである。 更に別の方法は、主レンズ300内に回折型又はホログラフィックレンズ要素を使用することである。

    【0045】 図10は、複数の視野レンズ901、902が主レンズ内に提供されている別の実施態様を示している。 これら視野レンズは光学性能の分布に有益な効果を有しており、従って接眼レンズに高い光学性能を持たせる必要性を小さくできる。
    この様なレンズは視野拡大にも利用できる。 これらのレンズ及びその他光学パーツは、例えば射出成形により、あるいは複数のパーツを機械加工し、続いて内面を金属又は誘電層でコーチングし、続いてこれらパーツを組み立て、埋め込み型光学面を持つ主レンズ300を形成することにより形成される。 更に、レンズ9
    01及び902の光学性能が十分な場合には、レンズ370及び410は必要ない。

    【0046】 図10を参照すると、眼鏡フレーム内への統合に好適な主レンズ300を形成するためには、主レンズ300の厚さ934が通常の眼鏡の範囲(25mm未満であり、好ましくは1mmないし15mmである)にあることが望まれることが理解できる。 主レンズ300の表面は、厚さ934に等しい寸法を持つ内部光路内に開口絞りを形成する。 部分反射面324もまた絞りを形成する。 レンズの倍率に応じ、これら絞りがディスプレイからの画像の視野を制限する。 本発明は、
    視野レンズ301、902を利用することで、これら絞りに関する制限の幾つかを解決している。

    【0047】 厚み934の主レンズ300により導入される絞りを克服する第2の方法が図11に示されている。 インターフェース324、325は45度未満の角度45
    5及び456にて接続され、その結果主レンズ300の厚み934は薄くなる。
    光路は、前記の如く全ての内部反射から生じた主レンズ300の内面からの1又はそれ以上の反射を必要とする。 この様な場合、埋め込みレンズ901が図に示されるように僅かに傾斜している。

    【0048】 図12は接眼部内の凹面鏡を用い主レンズ300が製造できる様子が例示されている。 液晶ディスプレイの様なディスプレイ978からの直線偏光及び不可視光線977が光学レンズ979を通り主レンズ内に入り、鏡960により反射される。 光は主レンズ300の表面間を通り、ある方向の直線偏光は通すが、直交方向の直線偏は反射する偏光スプリッターコーティング981に至る。 ディスプレイおよびのビームスプリッター表面の偏光は、ディスプレイからの光がビームスプリッター981を通過し、4分の1波長板982を通り凹面鏡983に至る様に配置される。 凹面鏡の光学性能は、光学レンズ979の高学力と結びついてディスプレイからの光の辺縁を、イメージが増幅され、見やすい距離に置く様に変更する。 光は鏡983により反射され、4分の1波長板982を通り後方に伝えられる。 4分の1波長板は、プレートを2回通過した光の偏光性がコーティング981によって反射される方向に回転する様に配置されている。 観察者は鏡9
    83と979の光学性能により決定される距離にあるガラス正面内にある仮想画像を見ており、光学表面間の距離は画像工学分野で良く知られている方法により決定される。 同様に、鏡983及び4分の1波長板982は図13に示すように光路に対し設置される。 図13に示す例では、透過型ディスプレイが望ましい場合、鏡982は部分的に銀メッキされ、観察者の目まで周囲光が通過する様にしなければならない。 全内部反射を使い光線スプリッターコーティング上への入射角を変化させる図11に示す方法は、図12及び図13に示す方法と共に視野拡大に利用される。

    【0049】 上記光学システムはせん望、透視、または完全液浸システムに応用できると考えられる。 ある型から別の型に設計を変更し、又は自動交換式のシステムにするために様々な装置を加えることができるだろう。 例えば、レンズ410(図9)
    を凸型ディスクから凹型に変更し、透視型システムからせん望型システムに変えることができる。 あるいは、インサート301により視野を大きく拡げ、主レンズ300の正面に不透明カバーが取り付けられ完全な液浸系を形成してもよい。
    不透明カバーは電子的に調節され、周囲の風景の光レベルを下げるか、又は完全に遮断することができる液晶シャッターと交換することもできるだろう。

    【0050】 又は、前述の様な鏡又は完全に内部反射する斜面を持ったプリズムを使いインサート301を形成しても良い。 この様な装置はもはやコンビナーではなく、むしろせん望システムの全てに必要とされる簡単な反射器である。 この反射器は、
    反射面が主レンズ300内に提供され、従ってその他方法に比べ安全性及び耐久性上の利点を有していることから、他の反射システムに比べ優位である。

    【0051】 イメージコンビナーを形成する別の方法は、最も単純な例では主レンズ300
    のベースに関しアングル310(図3)を特徴とする表面内に形成されたバイナリー面を有するバイナリー光学を使用する。 回折性光学要素の利点は、光をレンズ340に方向付けしながらアングル310を大きくできる一方で、反射面ではアングルが反射の法則に従い固定されることである。 これにより、レンズ300
    の厚さを比較的薄くすることができる。 レンズ340とその他レンズもまた回折光学要素を具備できる。 欠点は、色システム中に波長依存型の望ましくない作用が存在する可能性があることである。 しかし、光路中の別のカ所に拮抗的に機能する回折光学要素を挿入することが容易であるといった上記完全システムの光学設計に備わった柔軟性により、例え存在する場合でも色効果を補償することができる。

    【0052】 各種実施態様に記載されたレンズは、レンズシステムの各種パーツ固有の色収差を除く無色収差性の光学リレーを形成するように選択されるだろう。 更に各種実施態様の特徴がくみ合わさる事もあるだろう。 更に、図は単一レンズ系を示しているが、歪みを減じるために設計された複数のレンズ又は表面の組み合わせに交換し、視野の平坦度を改善し、又はユーザーが得る画像にその他改良を加えることもできるだろう。

    【0053】 主レンズは図14に示す如く多様な形状を取ることができるだろう。 断面図は、光が鏡325により接眼部に中継される、想定される内部光学設計の一つを示している。 接眼部は光線偏光コンビナー920、4分の1波長板390及び凹面鏡900を具備している。 内部光路は相互に同一の形であり、いずれも標準的なエッジグラインディング技術を使用し形成される。 主レンズの形状は光路を具備する長方形の断片を持つ単調な形状でよい。 これら各種形状のレンズは標準的な眼鏡フレーム、標準的眼鏡フレームに似せて形成された通常フレーム、又はその他ブーム、眼鏡クリップオン装置、又はその他装置を含むヘッドマウント型装置内に固定されてもよい。

    【0054】 前述考察は主に眼鏡型の光学応用に焦点を当てているが、光学装置はドイバー用マスク、消防士用顔面シールド、宇宙飛行士スーツマスク、危険物取り扱いようボディースーツ用フェースマスクの様なフルフェース型マスクシステム、音響伝達装置、又はマイクロフォンの様なその他装置を取り込んでいても良いヘッドセット等にも利用できるだろう。 図15は光学システム870、フェースマスク構造体872、及び完全コンピューター回路874が統合され、フェースマスクシステム内に完全な統合されたコンピューターを形成する例を示している。 フェースマスクはその縁部分に統合回路の取り付けに適した十分な面積を提供するシステムで可能である。 統合回路の大きさが小さくなれば、眼鏡上にこの様式のディスプレイ及び回路の取り付けが可能になる。 図15に示す如く、ディスプレイはレンズの縁に直接取り付けることができる。 潜用マスクに関しては、回路及びディスプレイはフェースマスク内、その縁に直接取り付けることができ、水から密封性に保護することができる。

    【0055】 図15は立体画像を作り出すことができる2個のディスプレイを示している。
    コンバイナーは通常の視野内に直接配置(例示の如く)に取り付けることも、又はディスプレイを見るためには光学システムがどこに設置されているかにかかわらずユーザーが見上げ、見下ろし、あるいは横を見る必要がある様に通常視野外に取り付けることもできる。 フェースマスクに好適なディスプレイは共に市販されているアクティブマトリックスエレクトロルミネッセンスディスプレイ、又はアクティブマトリックス液晶ディスプレイである。

    【0056】 図16は、内部光学リレー512及びソリッドフェースマスクバイザー516
    内に埋め込まれた接眼部514を含むディスプレイ組立体を有するフェースマスク510又はゴーグルを例示する。 バイザーは、一般にSCUBAマスク、スキーマスク及びその他フェースマスク内に提供される場合同様に、ゴム引きされたハウジング又はフェースマスクフレーム518により1カ所に固定されている。
    バイザーは典型的には4mmないし12mmの厚さを持つ。 ディスプレイ組立体は、バイザーに直接取り付けられるか、又はディスプレイがハウジング内の光学リレーと光学的に連絡する様にハウジング520内に設置されているディスプレイを含む。

    【0057】 図17はディスプレイ組立体がフェースマスク内、例えば外部バイザー516
    'の後方に提供される別実施態様を示す。 この例では、光学リレー512'は化フェースマスクフレーム518内の開口部522を通り延びる。 開口部は例示の如くに眼の上のフレーム頂部にあるか、又はその他の場所にある。 透明光学リレーを利用すれば視覚による妨害を最小化できる。 光学リレーはハウジング内を滑動可能であり、垂直調節ができる。 ディスプレイハウジング及びケーブルはフェースマスクフレームの形状に合わせ成形されるだろう。 光学リレー及び接眼部は外部フェースマスクバイザー後ろのキャビティ内に延びている。 この外部バイザーは紫外線フィルター又はその他の太陽光フィルター又はシェード、衝撃保護シールド、化学物質シールド、又はその他顔面保護を目的としたその他バイザーを含むだろう。 外部シールド後方に光学コンポーネントを置くことで、外部シールド上の光学コーティングは接眼部の可視性を干渉しなくなる。 更に、光学装置は外部バイザーにより保護される。 あるいは、装置は外部シールドの正面に配置することもできる。 装置は、フェースマスクフレームに据え替え可能にクリップ留めされており、ディスプレイ装置の迅速な取り付け、取り外しに有用である。

    【0058】 更に別の様態では、図18に例示される如く外部バイザー516'及び内部バイザー516''の両方が利用される。 この場合、光学リレーは外部及び内部バイザーの間のキャビティ又は空間524内に位置するだろう。 内部バイザーは衝撃保護又はその他保護を強化することを目的として利用でき、同時に事故により顔面に対しフェースマスクが圧迫されたされた場合に、光学リレーに顔面が接触することを防ぐ役割もするだろう。

    【0059】 図19は、図17に示すディスプレイに関する考え得る調節メカニズムの一つの詳細を例示している。 光学リレーはフェースマスクフレーム518内に取り付けられたボール及びソケットジョイント526を通り延びる。 光学リレー514
    'は前後に滑動し、接眼部位置の移動調節を可能にする。 更に、ボールはソケット内で回転することができ、接眼部514'の位置の角度調節に幅をもたらす。

    【0060】 ヘッドホンオーディオセット530(オーディオヘッドセット)上のディスプレイ装置が図20に示されている。 ヘッドセットには、フレーム532、ユーザー頭部に被るためのヘッドパッド534及びユーザーのに適合するイヤーカップ536が含まれる。 ブーム538は、マイクブームに似た様式で装置のフレームに取り付けられ、ユーザーの口近くまで延びる。 ディスプレイハウジング54
    0はフレームに結合しているディスプレイブーム542上に取り付けられており、光学リレー及び接眼部は眼の正面に位置する。 ディスプレイブームはフレームに、調節可能なクランピングメカニズム544を提供する様なボルトとナットを使用した様な好適様式により取り付けられる。

    【0061】 図21はディスプレイ組立体552が計量オーディオヘッドトランスデューサに通常使用されているヘッドバンドの様なヘッドバンド554に取り付けられる別実施態様を示す。 このタイプのヘッドバンドは1又は2個の耳用カップ556
    を含むだろう。 1耳用カップ型装置では、パッド558がヘッドバンドの一方の端に提供されている。 ブーム560がヘッドバンド554に取り付けられており、ハウジング560内のディスプレイ、光学リレー及びアイピース、そしてケーブル554を支持している。 ブームは望ましい場合にはヘッドバンドに着脱可能に取り付けられている。 別実施態様では、ヘッドバンドはトランスデューサを含まず、この場合には単純なパッドがヘッドバンドの各端部に取り付けられる。

    【0062】 ディスプレイハウジングはまた、図22に示すように補聴器に通常使用されるマイクロホン566を含んでもよい。 マイクロホンは差別的雑音削除設計又はユーザーの口の方向からの音響シグナルを優先的に集める位置に配置された位相アレーを含むだろう。 図22は頂部及び底部音響ポートを通り環境と音響連絡する差別的マイクロホンを示す。 音は上記2カ所のポートから入り、マイクロホンにより音響的に減算され、音響シグナルの鎖だけが電気シグナルに変換される。 マイクロホンはユーザーの口領域からの音を選別するが、前記音が頂部ポートに比べ下部ポートからの入力がより大きいのに対し、環境音は両ポートで等しい。 前記ポートはユーザーの声に関し最大の音響選択性をもたらす用に機械的に配置することができる。 この場合、ディスプレイハウジング560は雑音削除マイクロホン設計を取り込むことができる。 マイクロホンはコンピューター内の音響回路又はその他装置と、ケーブル中のワイヤーにより電気的に連絡している。 この様に、システムは分離式マイクロホンを必要としない。

    【0063】 図23及び24は、眼鏡に着脱可能に取り付けることに適したテンプルを示している。 テンプル574には一連のドリル穴又はねじ穴576が提供されており、これが着脱式ディスプレイ、カメラ、音響又はその他装置に関し接地面を提供している。 テンプルは断面長2mmないし6mmの正方断面を持つ金属製のストックを含むだろう。 あるいは、これらシステムの重量を軽くするため、図25に示すように、取り付け穴位置を除き断面は最小(名目上1mm)であっても良い。

    【0064】 ここに記載の発明による眼鏡ディスプレイは図26及び27に例示されている。 本実施態様では、主レンズ300は市販の眼鏡フレーム830内に取り付けられている。 主レンズ300は埋め込み型偏光ビームスプリットキューブ801及び埋め込み型プリズム110を具備しており、これらはアクティブマトリックス液晶ディスプレイ320からの光を反射する。 ディスプレイはバックライト110
    5により照射され、ディスプレイ及び光はハウジング1105内に含まれる。 ディスプレイは電気回路に電気的に連絡している(図26又は27には未提示)。
    ディスプレイ320は工学的にスペーサー1101に取り付けられており、ディスプレイとレンズ表面370間の媒体の屈折率は内部反射を最小にすることに比較的よく適合しており、材料の屈折率は1.4ないし1.6の範囲である。 ディスプレイ320は、ディスプレイから発する光の偏光性がキューブ801から目に反射されるのに適した方向を向き、キューブ海面を通過する光が最小になる様に配置されている。 正の光学性能を持つ単一平凸レンズであるレンズ370はキューブ801からの光線の輻輳を減らし、その結果ユーザーに対し約50cmの位置に仮想画像を知覚させることができます。 負の光学性能を持つ単一平凹レンズであるレンズ410は周囲風景からの光を前補正し、その結果レンズ370及び410との組み合わせでは比較的輻輳のない状態で光りが伝達する。 レンズ4
    10及び370の相対性能と感覚を最適に選択すること、及び/又は本発明に関し提供される様に複数のレンズを利用すること(例えば二重レンズ系)で、キューブを通し見た場合の周囲画像の歪みは全体的に低下するだろう。 本実施例に於ける主レンズ300の全厚(図10の934)は6.25mmである。

    【0065】 バックライト1103及びディスプレイ320を配置し直し、眼鏡フレーム内のハウジング内に含まれる様にし、図12に示す主レンズ設計を利用することで、眼鏡フレーム830内にあるディスプレイシステムを完全に隠蔽し、光学デザインを改善することができる。 図28は眼鏡のテンプル1112内での第1バックライト1110、ディスプレイ320及びプリズム1111の再配置しディスプレイを隠蔽する法を例示している。 更に、鏡983及びプレート982、又はその他光学装置は図28に示す如く、又はここに既に記載した様に主レンズ30
    0内に埋め込むことができる。 レンズ1200を図28に示すように正面に結合させるか、内面に結合させることで補正することができる。 あるいは、補正用曲率は主レンズ300と一体に形成されるだろう。 視線追跡システムとして機能し、いずれもがここに既に記載されているセンサー及びレンズ(即ち、カメラシステム)を加えることができる。 本実施態様では、主レンズ300の外観は二重焦点レンズに類似している。 図28は単眼システムを示している;しかし、双眼システム用に左右、合計2枚の主レンズが使用されている。 また、左主レンズ30
    0はディスプレイシステムを収納しているが、一方右主レンズ300はセンサーシステムを収納している。 サングラスの様式にて偏光、光互変性、淡彩、又は反射フィルムを利用することで、埋め込み型光学装置の存在を更に隠蔽することができる。 その結果通常のメガネの外観を持ち、通常の点検では、ディスプレイ、
    カメラ又は視線追跡装置が見つからない眼鏡ディスプレイシステムができあがる。

    【0066】 眼鏡フレーム上に装着可能なディスプレイ装置が図29に一般的に例示されている。 ディスプレイ装置2010はイメージ組立体2012(図32−34参照)、光学要素2014、及び眼鏡フレーム2018より着脱可能に装着されているハウジング組立体16を具備する。

    【0067】 図29−34を参照すると、ハウジング組立体16はデータ受け取り、そしてディスプレイ装置2010に画像を伝達するための回路構成2022イメージ組立体を含むため、及びイメージングアセンブリーを含むための密封容器2020
    を含む。 回路構成はイメージング組立体に接続される一体型、又は分離型回路を含むだろう。 イメージング組立体からの光は、光学要素2014を介し、眼鏡レンズ2024を通りユーザーの目に伝えられる。 光学要素14は透明の固定具又はリレー2026、及び図29から31に示す実施態様では鏡2030及びレンズ2032を含むアイピース組立体2028を具備している。 ハウジング組立体2016はユーザーの眼鏡2018のテンプル2034に、取り付け固定具20
    38とクランプ2040により例示されているクランピング組立体2036により取り付けられている。 リレー2026及びアイピース組立体2028はユーザーの眼鏡レンズ正面に配置され、その結果画像はユーザーが見るのに好都合な位置にあるレンズ2032を通して視認される。 ハウジング組立体は実質的にユーザーの視野の外にあるため、ハウジング組立体はユーザーの主視野を妨げない。
    矯正用レンズの場合、主視野はレンズを通しみることができるものと定義される。 矯正外レンズの場合、主視野は前方を向いたときのラインから側方に約45°
    、前を向いた時のラインから上下20°の範囲の領域と規定される。

    【0068】 画像組立体2012は透過型、又は反射型の小型アクティブマトリックス液晶ディスプレイ(AMLCD)、エレクトロルミネッセントディスプレイ、又はその他対角線が2cmより小さい小型のフラットパネルディスプレイを具備するだろう。 例えば、Kopin Cyber Display P/N KCD−Q
    MO2−AAが好適である。 更に、イメージングコンポーネントは米国特許第5
    ,715,337号に記載の様な走査型ディスプレイ、又は液晶、発光ダイオード、エレクトロルミネッセンス材料又はフィールド発光ディスプレイから形成されたその他画像要素を複数含むだろう。 図32ないし34では、バックライト2
    042付きAMLCD画像作製装置2040が示されている。 バックライトは発光ダイオード、白熱灯、レーザー、又はその他発光装置の様な複数の発光体より形成されるだろう。 反射式AMLCOに関しては、バックライトは従来技術により正面光として再配置される。

    【0069】 光学要素14は好ましくは5個の光学表面2044、2046、2048、2
    049及び2050(図34)を具備する。 光学要素2014は図35に示す如く、方形の断面を持つことが好ましい。 表面2052及び2053は随意光学品質であるか、又は曇り処理されるか黒化処理され、光学的に平行でも、平行でなくとも良い。 好ましくは、ユーザー主視野中の光学リレー2026の断面は、光学的に透明であり、かつ屈折率は一様である。 表面2049及び2050は研磨され光学的に平行であることから、周囲風景からの光線を表す光線5054は伝達角度をほとんど、あるいは全く変えることなくリレーを通過する。

    【0070】 レンズ2045により随意形成される表面2044はイメージ組立体により作られた光線を受け取る。 光線はリレー2026を通り、図30ないし36に例示の実施態様中の鏡2030を具備する表面2046に伝達される。 リレー202
    6の側部は屈折を最小にし、それにより画像内の変位を最小にするために平行であることが好ましい。 鏡2030は光をレンズ2032の表面2048に向けて反射する。 レンズ2032はイメージング組立体2012からの光の輻輳は、画像が拡大されレンズ位置と焦点距離に依存し約25cmから無限大の間の好適距離にて像形成され、見ることができる様に変更される。 レンズ2045及び20
    32の典型的な焦点距離は20ないし100mmの範囲内である。 レンズ表面2
    044及び2048はイメージング組立体からの光の輻輳を変え、ユーザー正面に25cm(接近時)ないし無限大の距離に仮想像を造り出す。 仮想像の距離は、レンズ表面2044及び2048の焦点距離を選択すること、及びレンズ表面2044と2048とイメージング組立体との距離を調節することで設定される。 ミラーを利用したその他屈曲を光路に加え、必要に応じて光を別の光路に伝えても良く、あるいは光はリレー2026の側部に沿って生じる全内反射により伝えられるだろう。

    【0071】 本発明のディスプレイ装置は主として透明リレー光学装置を利用する。 図29
    −31は特に発明の“巡視型”実施態様を例示している。 リレー2026は、画像をアイピース組立体に伝達するためのメカニズムとして機能すると共に、ユーザーの視野の中にアイピースを支持するための構造要素としても機能する。 リレー2026は透明であるためユーザーの視野閉塞は最小であるか、又は特定の透視型設計に関しては(例えば図38)ゼロであり、ユーザー顔面の隠蔽も最小である。 あるいはカバーは、必要に応じて光学要素を通過してくる周囲光を遮断し、キラメキ又はその他不要な反射を減じるために光学要素上に配置替えするか、
    又は要素内に形成することができる。 更に、ユニット内にヒンジが提供される場合には、以下更に論ずるように光学要素2014は使用していない場合にはユーザーの視野から跳ね上げ、好都合に隠蔽を排除することもできる。 これにより発明は、ディスプレイの存在によりユーザー視野が大きく妨害されることの無い小型で透明な光学要素2014を供給することができる。 更に、本発明はイメージング組立体をユーザーの眼鏡の側部に配置することから非常に小型にすることができ、それによりユーザーの目前にある構造物の大きさを最小にすることができる。

    【0072】 図32ないし34を参照すると、ハウジング組立体2016は本体2060、
    好ましくは1又はそれ以上のカバープレートにより覆われる解放側部2062を持つ本体を具備する。 例示実施態様では、2枚のカバープレート2064、20
    66が用いられている。 データを受け取り、そして/又はディスプレイを駆動するコンポーネントは本体内のキャビティ2068内に取り付けられている。 データ又はイメージは本体の一端にある開口部2072から本体2060内に入るケーブル2070により装置に伝えられる。 ケーブルはワイヤー、1またはそれ以上の米国特許第5,715,337号に記載の光学ファイバー又はファイバー合着束画像コンジットを具備するだろう。 あるいは、データ又は画像は無線(RF
    )伝達により装置に伝達されるだろう。

    【0073】 カバープレート2064及び2066は、コンポーネント挿入後に本体206
    6にネジ、又は接着剤のような既知手段により取り付けられる。 好適実施態様では、コンポーネントはラプトンまたはその他当分野既知の材料により作られた柔軟回路2074を含み、その上には金属コンダクター、又は入力ケーブルにつながる終末レジスター2076、2078の様な各種コンポーネントに接続するトレースが提供される。 柔軟回路はケーブルを更にバックライト2042を形成する1またはそれ以上のLED、及びシステムをディスプレイに接続する第2柔軟回路2080に接続している。

    【0074】 図34を参照すると、光学要素2014はカバープレート2066にカラー2
    084の位置に取り付けられる。 カラーは何れかの既知手段にてカバープレートに取り付けられるか、又はモールディングの様にカバープレートと一体化して形成されるだろう。 光学要素2014は摩擦により所定位置に保持されるため、焦点の調節はユーザー自身によって化a−2084内にある光学要素をスライドさせ、光学要素2014をイメージング組立体に対し単に移動させることにより行われるだろう。 イメージング組立体に対し所望位置に光学要素を固定する為に、
    当業者既知の如くに摩擦ロックが追加されてもよい。 この場合、カラー内での光学要素2014の位置は組立体中に調節され、光学要素の光学面とイメージング組立体間に所望距離が提供される。 典型的にはこの距離は10ないし15mmであるが、イメージング組立体と光学要素2014の入射面2044間のキャビティが屈折率適合エポキシで充填されている場合には距離はゼロである。

    【0075】 クランピングアセンブリー2036は好適手段によりハウジング組立体に取り付けられるだろう。 例えば、取り付け固定具2036はカバープレート2064
    に接着性又はその他方法により固着されるだろう。 クランプ2040はディスプレイ装置がテンプルに対し各種高さに位置取りできる様に配置されるだろう。 別の変形では、本体2060は取り付け固定具2038に、図44に例示の様な円盤2650及び2660により形成された回転式ジョイントにより取り付けられる。 これら円盤はそれぞれに対し中心転心付近を回転し、そしてその中には当業者既知の如くに眼鏡テンプルに対し各種所定角度で装置を保持するためのクリックストップを有している。

    【0076】 他実施態様では、光学要素2014は図36ないし37に示す様なスイベル固定具2090上に取り付けられる。 スイベル固定具2090はピン2093を中心とし旋回するため、装置は眼鏡に取り付けたまま保存し、又は便利のためコンパクトに納めることができる。

    【0077】 他実施態様は、図38に示す様な非閉塞式設計の光学要素2314を含む。 この設計では、アイピース組立体2128は、偏光ビームスプリッターコーティング2129、4分の1波長プレート2131及び焦点鏡2130を具備する。 ディスプレイからの偏光はビームスプリッターコーティング2131により通過させられ、4分の1波長プレート2131を通り反射鏡2130に至る。 反射光は再度4分の1波長プレートを通り、適当な指向性をもった4分の1波長プレートを2回通過した光は元の偏光に対し斜め方向に回転させ得られた偏光を有しており、従って光は光線2135により示される如くコーティング2129により目に向かって反射される。 装置を越え周囲から入り、ビームスプリッター2129
    に関し適当に回転させられた偏光を有する、光線2137により示される光はアイピースを通過する。

    【0078】 更に別の実施態様が図39に示されている。 イメージはハウジング2226内のイメージ組立体より、累進屈折率レンズ2211及び鏡2215と2228を具備する画像リレーにより接眼レンズ2232に伝えられる。 あるいは、リレーは合着ファイバー束又は通常のレンズリレーを具備するだろう。 この様な画像リレーは、不鮮明さを減らし周囲視覚を改善するために、研磨ガラスから作られる。 本実施態様では、更にユーザー顔面から不明瞭表面を取り除く。 装置は次の様に機能する。 画像は前述の如くにディスプレイにより提供される。 画像はリレー2211の焦点面に配置される。 累進屈折率リレーの場合、これは鏡2213での反射を通し実施されるため、対象画像はリレーシステムの入射ひとみにある。
    リレーは画像をその端部に形成し、鏡2215によりアイピース組立体2228
    に伝えられる。

    【0079】 図40は着脱可能ディスプレイ装置の別実施態様を例示する。 本実施態様では、光はハウジング2366内のイメージング組立体から光学コンジット2313
    に沿って反射表面2315に伝えられる。 反射表面は、その中で全内反射による反射が起こる研磨ガラス面を持つか、又はディスプレイハウジング内イメージング組立体からの光線を光路2317に沿ってアイピース組立体2319に反射する金属又はその他コーティングを具備する。 このタイプの複数の屈曲が取り込まれることで、アイピース及びハウス組立体は好都合、人間工学的、又は審美的な位置に配置される。 例えば、便利さに関してはハウジング組立体は装置に容易に取り付け、取り外しできる位置でフレーム2316に固定される。 人間光学的配慮には、ハウジング及び光学コンジットのパーツをフレーム全体に配置し、装置重心がフレーム上に来る様に装置内のバランスを取ることが含まれる。 審美的配慮には、ユーザー顔面付近の装置の表面積を最小にすることが含まれる。

    【0080】 図41及び42はイメージング組立体と光学要素2414をハウジング組立体2416に接続するリンク要素2411を持つディスプレイ装置の別実施態様を例示する。 ハウジング組立体はケーブル及び柔軟回路に関する接続及び電子コンポーネントを含む本体2460を含む。 別のボディー2466はイメージング組立体を支える。 リンク要素2411は本体2460及び別ボディー2466を接続し、イメージング組立体を持つ本体内にコンポーネントを接続するワイヤーに支えを提供する。 リンク要素は、ユーザーの眼鏡のテンプルにハウジングを取り付ける取り付けメカニズムを調節することなく、図12に示す様に光学要素を視野外に折りたたむ様にすることができる。 リンク要素はまた、眼鏡レンズの正面にある光学要素の位置の調節をある程度可能にする。

    【0081】 図43は、装置を眼鏡フレーム正面2700に着脱可能に取り付ける方法を例示している。 点2710で蝶番取り付けされ、スプリング2703により一緒に牽引されるクランピング装置2701は、レンズ下方正面のフレームの底部に取り付けられる。 クランプはフレームの曲率に類似の様式に成型され、クランプとフレーム正面の接触面積を大きくするだろう。 スプリング2703に対し力を加え、クランプを開放するために小型ハンドル2720が提供される。 クランプ2
    701には前述のディスプレイ装置のハウジング2090が取り付けられる。 光学リレー2026は、ユーザー主視野内に延び、画像を提供する。 見やすい位置に画像位置を設定するために、前述のいずれかの調節及び軸旋回が実施されるだろう。

    【0082】 本発明は図45に示す如く、反射型液晶ディスプレイを利用し、使用されるだろう。 小型照明装置は偏光ビームスプリッターキューブ3105又はその他偏光スプリッター光学要素から形成される。 LED3140又はその他照明源は、単純化を目的として単一光線3141により表された光を、ビームスプリッターインターフェース3106からの反射を利用しディスプレイに提供する。 このインターフェースはある直線偏光は反射し、単純化のために光線3142により表されているその他の偏光は黒面3107に通過させる。 黒面は通過光を吸収する。
    反射光は更にブライトピクセルの偏光を回転し、その結果インターフェースが当分野公知の手段による分析装置として機能するディスプレイ3100により反射される。 画像の均一性を改善するためにフィルムを用いても良い。 フィルム31
    20は例えば不要の偏光を前吸収し、反射を減らしてコントラストを改善する直線偏光子を含むだろう。 ディスプレイ及び照明システムは、光線3200により表される光軸に沿って見られる画像を生む。 図45はディスプレイ近くに設置された照明装置を示すが、これは視覚光学装置の各種コンポーネントと組合せてもよく、そして別の場所に配置してもよい。

    【0083】 本発明はまた視覚化のための方法として、高倍率、高解像度のディスプレイを含む。 ディスプレイが小型であり、拡大率が大きい場合には、当分野で良く知られている技術により画像を拡大し、且つ歪みを小さくするか、又は除くために追加の光学表面が導入されるだろう。 本発明は、拡大、焦点調整、収差制御及びその他前述説明に一致する特徴を提供するために、複数のレンズ、鏡、ストップ及びその他光学表面を含む。

    【0084】 別実施態様は、各種形態の合いピース、照明光学装置及び取り付け固定具を含む。 双眼ディスプレイが望まれる場合には、眼鏡の2枚のレンズの各正面に1つづつ配置され、協調して作動する2個のディスプレイ装置を利用することができる。 コンポーネントは各種好適材料より形成されるだろう。 例えば光学リレーはガラス、又はポリカーボネート樹脂、アリルジグリコールカーボネートモノマー、ポリメチルメタクリレート又はエポキシ樹脂の様なプラスチック材料から形成されるだろう。

    【0085】 発明は添付のクレームによる指示を除く、具体的な例示及び既述に限定されるものではない。

    【図面の簡単な説明】

    発明は添付図面と結びつけた下記詳細な説明よりより完全に理解できるだろう。

    【図1】従来の透視型頭部装着式ディスプレイシステムである。

    【図2】従来の巡視型頭部装着式ディスプレイ装置である。

    【図3】本発明の頭部装着式イメージ結合レンズシステムである。

    【図4】本発明による頭部装着式イメージ結合レンズシステムの別の実施態様である。

    【図5A】コンバイナーを持つイメージ結合システム様眼鏡フレームの一部の正面図である。

    【図5B】イメージ源から眼鏡フレームに至る光路取り付けようマウントの側面図である。

    【図5C】マウントを取り除いた状態の図5Aの眼鏡グラスの部分上面図である。

    【図5D】マウント及びコンバイナーを取り外した状態の図5Aの眼鏡フレームの部分側面図である。

    【図5E】マウント及びコンバイナーを取り外した状態の図5Aの眼鏡フレームの部分正面図である。

    【図6A】双眼式イメージ結合システム様眼鏡フレームの正面図である。

    【図6B】双眼式イメージ結合システムに適した眼鏡フレームの別実施態様の正面図である。

    【図7】本発明のイメージ結合レンズシステムの別実施態様である。

    【図8】本発明のイメージ結合レンズシステムの更に別の実施態様である。

    【図9】本発明のイメージ結合レンズシステムの更に別の実施態様である。

    【図10】本発明のイメージ結合レンズシステムの更に別の実施態様である。

    【図11】本発明のイメージ結合レンズシステムの更に別の実施態様である。

    【図12】本発明のイメージ結合レンズシステムの更に別の実施態様である。

    【図13】本発明のイメージ結合レンズシステムの更に別の実施態様である。

    【図14】各種形状のレンズ形状の平面図のA−Aに沿って取った本発明の実施態様の断面図である。

    【図15】本発明による統合式イメージ結合システム及びコンピューター回路を備えたフェースマスク構造体である。

    【図16】内部光学リレー及びアイピース組立体を組み込んだフェースマスクの側面図である。

    【図17】内部光学リレー及びアイピース組立体を組み込んだフェースマスクの別実施態様の側面図である。

    【図18】内部光学リレー及びアイピース組立体を組み込んだフェースマスクの更に別の実施態様側面図である。

    【図19】調節メカニズムの略図である。

    【図20】本発明のヘッドセットお帯ディスプレイ組立体の側面図である。

    【図21】ヘッドセット及びディスプレイ組立体の別実施態様の正面図である。

    【図22】ディスプレイ組立体及びマイクロフォンを例示する略図である。

    【図23】本発明による眼鏡テンプルの側面図である。

    【図24】図23の眼鏡テンプルの平面図である。

    【図25】本発明による眼鏡テンプルの別実施態様側面図である。

    【図26】本発明に従い作られた眼鏡の模式透視図である。

    【図27】図26の眼鏡より部分的に切り取りされた眼鏡の上平面図である。

    【図28】本発明による眼鏡の別実施態様の平面図である。

    【図29】本発明による眼鏡に取り付けられたディスプレイ装置の平面図である。

    【図30】図29のディスプレイ装置の平面図である。

    【図31】図29のディスプレイ装置のイメージング組立体及び光学要素の平図である。

    【図32】図29のディスプレイ装置のハウジング組立体展開図である。

    【図33】図32のハウジング組立体の断面図である。

    【図34】図29のディスプレイ装置の断面図である。

    【図35】図34のラインE−Eに沿って得られる断面図である。

    【図36】スイベル固定具を利用したディスプレイ装置の別実施態様の平面図である。

    【図37】図36のディスプレイ装置の平面図である。

    【図38】光学要素の別実施態様の平面図である。

    【図39】勾配インデックスレンズを利用したディスプレイ装置の別実施態様平面図である。

    【図40】別光路及び光学要素を例示するディスプレイ装置の更に別な実施態様の平面図である。

    【図41】リンク要素を利用したディスプレイ装置の別実施態様の平面図である。

    【図42】図41のディスプレイ装置の平面図である。

    【図43】眼鏡フレームの外側底ヘリに沿ったマウントを利用するディスプレイ装置に関する別実施態様の側面図である。

    【図44】回転式調節メカニズムを有する他の実施態様の平面図である。

    【図45】反射式液晶ディスプレイ及びディスプレイルミネーターを有する更に別の実施態様である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 1/10 101 H04R 1/10 101A

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