Composite glasses

申请号 JP51033096 申请日 1995-09-15 公开(公告)号 JPH10505922A 公开(公告)日 1998-06-09
申请人 ウッディズ オリジナルズ,インコーポレイテッド; 发明人 モンロー,クレイグ,リー;
摘要 (57)【要約】 圧縮して強化材にした複数の樹脂含浸木材積層材を含む複合材料から成る眼鏡フレーム(22)及び 耳 づる(30)。 フレーム及び耳づるは、CNC装置を用いて1つの強化木材ブロックから加工される。 耳づるは、ばねヒンジ(32)によってフレームに取り付けられる。 フレーム及び耳づるの表面には、様々な積層材の層が露出し、魅 力 的な木目または着色模様が作り出される。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. フレームと、 該フレームに取り付けられた1対の耳づるとを有しており、 前記フレーム及び耳づるの各々は一体構造であるともに圧縮木材製であることを特徴とする眼鏡。 2. 前記圧縮木材が硬質であり、前記耳づるが屈曲ヒンジによって前記フレームに取り付けられることによって、前記耳づるは前記フレームに対して90°の角度を超えて移動することができ、それによって硬質圧縮木材が破損する危険を軽減した請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 3. 前記屈曲ヒンジがばね付勢ヒンジである請求の範囲第2項に記載の眼鏡。 4. 前記フレームが、前記圧縮木材よりも可撓性が高い材料からなる1対のレンズを有している請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 5. 前記圧縮木材が複数の積層材を含み、該積層材の各々は前記フレームの厚さより相当に薄い請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 6. 前記圧縮木材が複数の積層材を含み、該積層材の少なくとも一部は色が異なっており、異なった色の前記積層材の複数が露出した外表面を生じ前記フレームを多色にするように前記フレームが形作られた請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 7. 前記着色積層材が着色染料を含む請求の範囲第6項に記載の眼鏡。 8. 前記圧縮木材が樹脂を含浸させた木材を含む請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 9. 前記樹脂がフェノール樹脂を含む請求の範囲第8項に記載の眼鏡。 10. 前記圧縮木材が、オーク、トネリコ及びカバノキから選択された1つ以上の木材である請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 11. 前記圧縮木材は、それぞれ染料で着色した積層材を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の眼鏡。 12. 圧縮木材からフレーム及び1対の耳づるを切削製造する段階を含むことを特徴とする眼鏡製造方法。 13. 該切削段階が、木材ブロックの2つの平行な対向面だけの切削を行うものであって、最初に1面を切削し、次にブロックを裏返して、反対面を切削する段階を含む請求の範囲第12項に記載の方法。 14. 前記切削段階が、前記木材をCNC装置のビットで切削する段階を含む請求の範囲第12項に記載の方法。 15. 前記切削段階が、木材を前記ビットでほぼ木目に沿った方向だけに切削する請求の範囲第14項に記載の方法。 16. 前記圧縮木材が、平行面に並べた複数の積層材を含み、さらに、切削フレームが前記積層材にほぼ平行な平面上に位置するように、前記ビットに対して前記平行面の向きを定める段階を含む請求の範囲第14項に記載の方法。 17. 切削段階が、前記積層材の複数を露出させる前記フレームの外表面を形成する段階を含む請求の範囲第16項に記載の方法。 18. 前記フレームを振動タンブラ内でバレル磨きして前記フレームに滑らかな外表面を作り出す段階を有する請求の範囲第12項に記載の方法。 19. 耳づるの取り付け用ヒンジをフレームに取り付ける段階を含み、さらに、 前記バレル磨き段階の前に前記ヒンジを取り付ける段階を含む請求の範囲第18 項に記載の方法。 20. バレル磨き段階の後にレンズを前記フレームに挿入する段階を含む請求の範囲第19項に記載の方法。 21. バレル磨き段階の後にポリカーボネート製の二重偏光レンズを前記フレームに挿入する段階を含む請求の範囲第19項に記載の方法。 22. バレル磨き段階が、円錐形のプラスチック磨き材で前記フレームをバレル磨きする段階を含む請求の範囲第18項に記載の方法。 23. バレル磨き段階がさらに、トウモロコシ穂軸グリットを含む磨き材でフレームをバレル磨きする段階を含む請求の範囲第22項に記載の方法。 24. 厚みのある複数の積層材からなる材料を準備する段階と、 CNC装置を用いて前記材料を眼鏡フレームの形状に切削する段階とを含む眼鏡製造方法であって、該切削段階は、前記積層材の厚さよりも相当に厚い前記フレームを成形する段階を含み、該成形段階は、複数の積層材を露出させて前記フレームの外表面を形成する段階を含むことを特徴とする眼鏡製造方法。 25. 複数の積層材が外表面に見えるように複合材料ブロックから加工製造したフレームを有することを特徴とする眼鏡。 26. 複数の異なった色がフレームの外表面に見えるように積層材が異なった色を有する請求の範囲第25項に記載の眼鏡。 27. 着色積層材を規則的パターンに配列し、眼鏡フレームを積層材にほぼ平行な平面上で形成して、フレームの外表面に対称的な積層材模様が形成された請求の範囲第26項に記載の眼鏡。 28. 積層材が、主木目軸を備えた材料から構成され、前記積層材の各々の木目軸が積層材に平行な平面上に位置する請求の範囲第25項に記載の眼鏡。 29. 前記積層材の木目軸が平行に整合する請求の範囲第28項に記載の眼鏡。 30. 材料が木材である請求の範囲第25項に記載の眼鏡。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 複合材眼鏡発明の分野本発明は、眼鏡に関し、詳しくは木製サングラスフレーム及びその製造方法に関する。 発明の背景サングラス等の眼鏡のフレームは、レンズを取り囲む部分と、後方へ延出して着用者のに掛けられる耳づるに両側でヒンジ式に連結される部分とを備えている。 そのようなフレームは、一般的に当該分野で公知の様々な熱塑性材料のいずれかで製造されている。 これらの熱塑性材料は、透明でも、様々の色に着色してもよい。 サングラスフレームは一般的に成型される。 非常に少数の特注フレームは手作業で加工される。 そのような特注フレームの1つは、木材の小片を多数張り合わせて形成される。 このため、これらの特注眼鏡の手作り作業は非常に時間が掛かり、客の費用が法外に高額になる。 ある製造者は、サングラス用の熱塑性プラスチックフレームの製造処理の一部に計算機数値制御(CNC)装置を用いている。 フレームは、最初は平らな熱塑性材料片であり、CNC装置で切削して平らなフレーム形を形成する。 その機械加工段階の後、フレームを、場合によっては熱を利用して曲げて、着用者の頭部に合わせた最終三次元曲線形状を形成する。 この処理が複雑であるため、やはり着用者の末端コストが非常に高くなる。 従って、比較的低コストで製造できると共に特注品の外観を持つ眼鏡フレームが必要とされている。 発明の概要本発明は、フレームと、該フレームに取り付けられた1対の耳づるとを備えた改良型眼鏡を提供する。 フレーム及び耳づるは共に一体構造であり、圧縮木材(d ensified wood)製である。 好ましくは、耳づるをフレームの後部の各側に屈曲ヒンジ(flexible hinge)で取り付ける。 ヒンジによって、耳づるをフレームの後面に当接するように平らに折ることができると共に、フレームに対して90°の度を超えて外向きに揺動させることができる。 圧縮木材は比較的硬質であり、屈曲ヒンジは、耳づるがフレームに対して90°の角度を超えて外側へ移動することによって木材が破損する危険を軽減する。 屈曲ヒンジはばね付勢ヒンジであってもよい。 眼鏡のフレームには、ポリカーボネート等の、すなわち圧縮木材より可撓性が高い材料からなる1対のレンズがはめ込まれる。 好適な実施態様では、圧縮木材は、各々がフレームまたは耳づるの厚さよりも相当に薄い複数の積層材で構成される。 このように、複数の積層材がフレーム及び耳づるの幅方向に露出する。 複数の積層材に様々な色の積層材が含まれるようにして、様々な色の積層材が露出する外表面を提供するようにフレームを成形することが望ましい。 着色積層材は、個々の積層木材を染色することによって形成することができる。 このようにして、フレームは多色の外観を備える。 成形前の圧縮木材積層材は、樹脂を、好ましくはフェノール樹脂を含浸させた複数の単板を含んでもよい。 また、積層木材は、好ましくはオーク、トネリコ及びカバノキから成る群から選択される。 本発明はまた、フレーム及び1対の耳づるを圧縮木材から切削製造する段階を含む改良された眼鏡製造方法を提供する。 切削段階は、計算機数値制御(CNC )装置でビットを用いて行うことが好ましい。 圧縮木材は複数の平行な積層材を含み、本方法は、切削フレームが積層材にほぼ平行な平面上に位置するように切削ビットに対して平行な積層材の向きを定める段階を含んでもよい。 さらに、切削段階は、複数の積層材を露出するフレームの外表面を形成する段階を含み得る。 フレームを圧縮木材から切削製造する段階の後、好適な方法は、滑らかな外表面を作り出すため、フレームを振動タンブラ内でバレル磨きする段階を含む。 好適な方法はまた、耳づるを連結するためのヒンジをフレームに取り付ける段階を含む。 ヒンジをフレーム及び耳づるに取り付ける段階は、フレームを滑らかにバレル磨きする段階の前に行うこともできる。 1つの好適な実施態様においては、 フレーム及び耳づるを滑らかにバレル磨きする段階は、円錐形状のプラスチック磨き材でフレームをバレル磨きする段階を含む。 さらに、フレーム及び耳づるを滑らかにバレル磨きする段階は、フレームをトウモロコシ穂軸グリット等の微細グリットを有する磨き材でバレル磨きする段階を含んでもよい。 フレームを滑らかにバレル磨きする段階の後、フレームにレンズをはめ込む。 レンズは、二重偏光ポリカーボネートレンズであることが好ましい。 本発明の別の態様によれば、眼鏡製造方法は、複数の積層材からなる材料を準備する段階と、CNC装置を用いてその材料を眼鏡フレームの形状に切削する段階とを含む。 切削段階は、積層材の厚さよりも相当に厚いフレームを成形する段階を含む。 さらに、フレームを成形する段階は、複数の積層材を露出させてフレームの外表面を形成する段階を含む。 本発明のさらに別の態様によれば、眼鏡は、複数の積層材からなる複合材料で形成されたフレーム及び1対の耳づるを有している。 フレーム及び耳づるは、複数の積層材が外表面上に見えるように、複合材料のブロックから機械加工される。 好ましくは、積層材を様々な色にして、フレームの外表面に多数の様々な色が見えるようにする。 また、着色積層材を規則的なパターンで配列して、眼鏡フレームを積層材にほぼ平行な平面上で形成する。 このようにして、眼鏡フレームが対称的な形状であることから、眼鏡フレーム外表面に着色積層材の対称的反復模様が形成される。 図面の簡単な説明第1図は、サングラスとして構成された一例の複合材眼鏡の斜視図である。 第2図は、本発明のサングラスフレームを形成する際に使用された複合木材ブロックの平面図であり、好適なサングラスフレームの外形が点線で重ねて描かれている。 第3a図は、サングラスフレームの一実施例の平面図である。 第3b図は、第3a図のサングラスフレームの正面図である。 第4a図は、第3a図のフレームと同じ材料から作製されてそれに連結される耳づるの一実施例の正面図である。 第4b図は、第4a図の耳づる平面図である。 第5図は、本サングラスを作製するのに適した圧縮木材の複合ブロックを形成する前の複数の積層材の分解図である。 第6図は、本サングラスを作製するのに適した圧縮木材の複合ブロックの斜視図であって、内部の積層材の反復パターンを示している。 第7図は、第6図に示されている複合材木材ブロックの1隅部の詳細な斜視図である。 第8図は、眼鏡フレームを部分的に加工した、第6図に示されているような複合圧縮木材ブロックの斜視図である。 第9図は、CNC装置内でブロックから形成される複数のサングラスの概略図である。 第10図は、複合材のサングラスフレーム及び耳づるを形成する製造処理段階の概略図である。 第11図は、ヒンジ式に連結された耳づるの移動範囲を示している、第1図の複合材サングラスの上面図である。 好適な実施態様の説明第1図を参照すると、サングラス20は、ブリッジ26で結合した1対のリム24を備えた前部のフレーム22と、後方に延出した1対の耳づるすなわち耳掛け30とを備えている。 リム24は、1対のレンズ28を保持する形状になっている。 耳づる30は、ヒンジ32によってフレーム22の左右こめかみ部34a 、34bに蝶番式に連結されている。 次に第2図及び第3a図を参照すると、サングラス20のフレーム22が、着用者の顔面に合うように曲線形状に形成されていることがわかるであろう。 すなわち、ブリッジ26が左右こめかみ部34a、bよりかなり前方に突出している。 第2図は、サングラス20を形成する際に使用される積層ブランク38を示しており、フレーム22の平面図の輪郭がその上に重なっている。 これにより、フレーム22の曲線形状がブランク38の積層材間の接合部を横切っていることが容易にわかるであろう。 第3a図の平面図では、長手方向の平面的な積層材を容易に理解できるであろう。 第3b図を見れば、地形図のような積層材の層を横切る輪郭線がわかるであろう。 第1積層材40の小片がブリッジ46に示されている。 基のブランク38 の第1積層材40に隣接した第2積層材42の部分が、ブリッジ46から下方へリム24の周囲に続いている。 このように、2つの積層材40及び42がフレーム22の前方に最も突出した部分を構成している。 ブリッジ26の領域で第2積層材42の各側と、リム24の下部分で第2積層材44に隣接した部分とに、分断状の第3積層材44が延在している。 フレーム22の外側の点から、曲がりが比較的急になっており、そのため積層材の帯がこめかみ部34a、34bに向かって接近して集まっている。 ブランク38の個々の積層材を様々な色または明度で構成したとき、非常に奇抜で目立つ模様がフレーム22に現れることは理解されるであろう。 露出積層材の帯または部分間の不規則な境界によって外観が向上する。 言い換えると、平面的な積層材にほぼ平行な輪郭表面は、2つの隣接積層材がフリンジ効果で混ざり合って見える広い境界を形成する。 反対に、平面的な積層材に垂直な輪郭表面は、もっとはっきりした境界を作り出す。 第4a図及び第4b図に示されている耳づるは、その輪郭によって変わる積層材の露出面からなる同じ模様を示している。 耳づる30の外表面46は比較的平らであるため、側部から見たときに形成される帯48は、様々な幅であるがほぼ垂直に見える。 さらに、耳づる30またはフレーム22を形成するときにブランク38を通る角度が、積層材の厚さと共に最終製品での積層材帯の幅を決定することが理解されよう。 言い換えると、耳づる30の外表面に現れている太い帯4 9は、耳づる30の特定の直線部分をブランク38内の個々の積層材の1つに整合させた結果である。 もちろん、他の模様も可能である。 複数の積層材からなる複合ブランク38は、様々な材料で形成することができる。 最終形状では、フレーム22及び耳づる30は比較的薄く、従って積層材は強く接合されなくてなならない。 ブランク38を形成するために様々な材料を使用できるが、特に好ましい材料は木材である。 強に接合させた薄い積層木材を使用することによって、フレーム22及び耳づる30に形成された模様は、上記フリンジ境界で高められた好ましい板目模様を呈する。 木材を使用するときは、 各積層材50の木目軸を積層材の平面に平行な向きに、望ましくは他の木目軸にも平行な向きにすることが好ましい。 このように、フレーム22及び耳づる30 の輪郭形状を形成することによって、眼鏡が張り合わせでないむくの木材製であるような錯覚を生じる。 もちろん、他の木目の向きも望ましく、最終製品がさらに強力になる。 第5図に示されているように、反復パターンの積層材50を接合して、第6図に示されているブロック52を形成する。 第1群54の3枚の個別積層材50a 、50b及び50cが、第2群56及び第3群等に接合される。 第2群56及び後続群は、第1群54のものと同じタイプの3枚の積層材50a、50b及び5 0cで構成されている。 第7図は、ブロック52の1つの隅部の詳細を示している。 3枚の積層材50 a、b、cの反復パターンがブロック全体に続いている。 各群内の個々の積層材は明度または色を変えた同じ木材でもよいが、異なったタイプの木材でもよい。 様々な他の反復パターンか、不規則パターンを用いて所望の効果を得ることもできる。 第7図はまた、1枚の積層材50の厚さtを示している。 この厚さは、( 第3a図の紙面に平行で、第3b図の紙面に垂直な方向における)フレーム22 の厚さ、または(第4b図の紙面に平行で、第4a図の紙面に垂直な方向における)耳づる30の厚さよりもはるかに小さいため、フレームまたは耳づる輪郭を切削したときに好適な多層効果を得ることができる。 この相対厚さは、第2図に最もわかりやすく示されている。 1つの特に美的に優れた効果としては、積層材50a、b、cを異なった色に着色して、ブロック52を横切る方向に規則的反復パターンを形成する。 その後、フレーム22及び耳づる30をブロックから切削製造したとき、反復色の積層材が、それらの輪郭に基づいて各部分の外側に反復色帯を形成する。 1つのブロック52内の色を同様であるがわずかに異なった明度にすることによって、眼鏡20に例えば全体的に赤い、または青い外観を与えることができる。 反対に、大きく異なった色を使用して、眼鏡の外側に明るい活動的な模様を生じることもできる。 可能な色の一部を上げると、色、藍色、からし色、緋色、暗褐色、赤茶色、チャーコール、深緑色、バーガンディー色等がある。 自然の木の色も、染料で濃淡を付けることによって、自然な多層木目仕上げを作り出すことができる。 木材ブロック52は、好ましくは圧縮木材で構成される。 ここで使用する圧縮木材という用語は、積層材50にフェノール樹脂等の樹脂を含浸させて、厚さを減少させる圧縮により接合することを意味している。 好適な実施例では、積層材の厚さを少なくとも半分に減少させる熱及び圧縮が使用される。 このため、例えば積層材50a、b、cの各々の厚さが最初は1/16”であると、圧縮後に各積層材の厚さが約1/32”まで減少する。 圧縮処理は、実質的に木の細胞構造を圧縮し、これによって細胞壁厚が増加する。 実際、圧縮木材は水に浮かばない。 細胞壁厚が増加することによって、木材の強度が大幅に増加する一方で、同時に可撓性が減少する。 フェノール樹脂を木材に含浸させることは、新しい技術ではなく、自動車部品用の巨大金属ダイ用の彫刻モデルを構成するために従来より使用されてきた。 含浸木材を圧縮したとき、それは実質的に耐水性を備えるようになり、従来はナイフの柄等を作製するために使用されている。 本発明に使用するのに好都合な木材は、カバノキ、トネリコまたはオークである。 もちろん、他の木材も使用できる。 さらに、サングラスフレーム22及び耳づる30は、圧縮木材のブロック52から作製することが好ましいが、他の積層材料も使用できる。 眼鏡20を作製するのに適した圧縮木材は、バーモント州、 ラトランドのラトランド・プライウッド、及びニューヨーク州、バッファロのフィブロン(Fibron)・プロダクツ社から市販されている。 サングラスフレーム20の製造に好適な圧縮木材は、積層材を横切って切断することによって形成される目立った模様に加えて、幾つかの他の利点も備えている。 第1に、材料がヒンジ以外はすべて自然物である。 使用するフェノール樹脂は天然の樹脂であるため、人造の化学樹脂の処理に伴った危険やコストを低減できる。 木材等の天然の再生可能資源を使用することは、環境面から非常に望ましい。 また、使用する木材の好適な種類は絶滅危惧種ではないと考えられ、熱帯雨林から伐採する必要がない。 さらに、木材の天然の断熱性は、サングラスフレームによって吸収される熱量を減少させるので、望ましい。 このため、サングラスを例えば車のダッシュボード上の日光の当たる位置に放置した時、それは熱可塑性プラスチックサングラスほど高温にならないであろう。 さらに、熱可塑性プラスチックは炭化水素をベースにした製品で、その原材料は、急速に枯渇しつつある物資である石油であることから、木製フレームは熱塑性プラスチックフレームより優れている。 第8図に示されているように、眼鏡フレーム22及び耳づる30は、計算機数値制御(CNC)装置を用いて木材ブロック52から機械加工されることが好ましい。 全体外形くぼみ60が、フレーム22の外周に沿って切削されており、フレームの輪郭が加工され、レンズ28をはめ込んで固定する内側溝64がリム2 4に切られており、これらはすべてCNC装置のコンピュータで制御されながら実施される。 サングラス20の輪郭を、CAD/CAM技術を用いた、第9図に80で示されているようなCNC装置の制御機構に入力する。 この概略図では、装置80は、切削工具90を固定保持するチャック88を備えたマシニングタレット86を支持する後部横フレーム84を設けた大型フレーム82を有している。 好ましくは、装置80は、回転式多重工具ビットタレット92及び工具交換機94などの工具交換アセンブリを備える。 例えば、CNC装置は、フェイダル(Fadal)製のVMC4020型立て形マシニングセンサにすることができる。 もちろん、他のCNC装置も使用できる。 第9図に示されているように、圧縮木材ブロック52をテーブル94上に載置して、クランプ96を用いてそれに保持する。 テーブル94は、矢印98で示された横方向及び矢印100で示された長手方向に移動可能である。 マシニングタレット86は、両方向矢印102で示されているように垂直方向に往復移動する。 チャック88は、矢印104で示されているように、垂直軸線回りに回転する。 工具タレット92も、矢印106で示されているように、垂直軸線回りに回転することができる。 ドリルタレット86及びテーブル94の様々な相対移動は、 コントローラ108によって制御される。 コントローラ108は、ブロック52 に様々な三次元形状を加工するための命令でプログラムされている。 有利には、 特別な形状のビットも使用してもよいが、圧縮木材は標準工具ビットを用いて加工できる。 使用時に最大応力を受ける眼鏡部分では木材の木目に平行に切削することが好ましい。 例えば、耳づる30の長手寸法部分を木目に沿った向きにすることが望ましい。 また、これが、重ねた積層材50の木目を整合させる理由の1つである。 好ましくは、複数のサングラスフレーム22または耳づる30を1つのブロック52から加工する。 ブロック52の1面を切削してから、反対面を加工するため、ブロックを裏返してテーブル94上に再固定する。 このように、1回の位置直し段階を必要とするだけで2面だけの加工によって眼鏡20の完全な形状を形成できることは、非常に有利である。 最終的に、第8図に詳細に示されているように、ほぼ完成状態のサングラスフレーム22または耳づる30の形状が得られる。 別の製造方法では、複数の個別単板をフレーム22または耳づる30の様々な断面形状に加工する。 その後、成形単板を積み重ねて接合することによって、 積層片を形成する。 次に、積層片に圧力を、またおそらくは熱も加えて、単板を硬化させる。 圧力を加えるためには、特定片の形状の型を用いることができる。 次に、粗加工片を仕上げして、圧縮木材眼鏡にする。 次に第10図を参照しながら説明すると、好適な製造方法では、サングラス2 0を組み立てライン方式で製造する。 ブロック52をCNC装置80に導入して、上記の機械加工作業を施す。 ブロック52の両側を切削した後、粗加工状態のフレーム22及び耳づる30をブロック52の残りの部分から離す。 典型的には、それぞれの加工片の両側の、第8図に示されている小さいブリッジ62が、加工片をブロック52に連結している。 フレーム22または耳づる30である加工片を残りのブロック52から手で丁寧に切り離す。 この時点で、サングラス加工片は作業部110へ移送され、そこでヒンジ部品が取り付けられる。 ヒンジ部品については、第11図を参照しながら詳細に後述する。 作業部110の後、中央ハブ114及び周囲壁116を備えた第1振動タンブラ112に加工片を入れる。 ハブ114及び壁116によって内部に環状空間118が形成されている。 複数の「磨き石(sanding stones)」が空間118を満たしている。 磨き石120は、フレーム22及び耳づる30を徐々に滑らかにする。 磨き石120は、底部直径が3/4”の円錐形プラスチック磨き材にすることができる。サングラス加工片の磨きを助けるために水を添加してもよい。タンブラ112を中央バイブレータ121で振動させることによって、磨き石12 0でフレーム22及び耳づる30を磨く。 フレーム及び耳づるを第1タンブラ112で滑らかにした後、フレーム22及び耳づる30を第2振動タンブラ122へ移送する。第2振動タンブラ122も中央ハブ124及び周囲壁126を備えて、その間に環状空間128を形成している。空間128には、トウモロコシ穂軸グリット等の粒材と、ワックスか、石油ベースの磨き剤の小粒子からなる粒子状物質130が充填されている。フレーム22及び耳づる30を環状空間128に入れてから、バイブレータ132がタンブラ122を振動させる。サングラス加工片を粒子状物質130内でゆすると、それはトウモロコシ穂軸グリットで磨き上げられるのと同時に、薄いワックス被膜が塗布される。 第2タンブラ122内に所定時間入れた後、フレーム22及び耳づる30を、 レーザ彫刻装置136を備えた作業部134へ移送する。フレーム22及び耳づる30に個別連続番号か、他の識別記号を付ける。その後、最終作業部138でフレーム22及び耳づる30をヒンジ32によって互いに取り付ける。 次に、サングラス20用レンズをリム24にはめ込む。リム24の内側溝64 にはめ込む前に、レンズをまず冷却することによって若干収縮させてもよい。本サングラス20に好適なレンズは、二重偏光ポリカーボネートレンズである。望ましいレンズの1つは、カリフォルニア州、ユキアのブルブロッカ(BluBlocker) ・オプティカルで製造されている。レンズ28は、鋳造樹脂製でもよく、あるいは他の材料も使用できるが、ガラスの場合、ガラス及び圧縮木材の両方が非常に堅いため、フレームにはめ込むことが非常に困難である。 サングラス20に使用されるばねヒンジ32を、第11図に示す。各ヒンジ3 2は、雄部材140と雌部材142とを含む。雄部材140は、フレーム22のいずれかのこめかみ部34a、bの後表面のリセス内に取り付けられている。雌部材142は、各耳づる30の前端部に開いた長手方向溝内に取り付けられている。雄部材140は、雌部材142のクレビス(clevis)間にはめ込む、後方に延出した貫通穴付きフランジを備えている。 クレビスは、フランジの貫通穴と整合した複数の貫通穴を備えており、これら3つに回動ピンを挿入することによって、ヒンジ連結が行われる。 雌部材は、耳づる30に固定されたベース部分と、クレビスを備えてベース部分上を摺動できる摺動部分とを含む。 摺動部分は、内部ばねによってフレーム22から離れる方向に付勢されている。 そのようなばねヒンジの供給元の1つは、フランス国、モレツ、ラ・ダエ39400のコモテック(C omotec)である° 第11図は、ヒンジ32のばね作用を説明している。 右耳づる30は、左耳づるの方へわずかに傾斜した位置150に点線で示されている。 これは、内部ばねの弛緩位置を示している。 位置150では、右耳づる30の前隅部がフレーム2 2の後表面に接している。 耳づる30が左右両側に示されている実線位置へ外向き移動すると、雌ヒンジ部材142の摺動部分が、耳づる30とフレーム22との間のてこ作用によって内部ばねの付勢力に逆らって摺動する。 実線位置は、平均的着用者においてフレーム22に対して耳づる30が成す角度を示す、すなわちフレーム22に対してほぼ垂直である。 もちろん、実線位置と内側位置150 との間の耳づる30の内向き付勢力のため、サングラス20は頭が小さい着用者の側部を把持するであろう。 もっと大きい頭の場合、または耳づる30を垂直位置から外向きに揺動させた場合、ばねヒンジ32は左側に点線で示されている位置160への外向き移動を可能にする。 合計移動範囲は、位置150から位置1 60まで少なくとも30°である。 ばねヒンジ32は、曲がりの際に比較的硬質の耳づる30に過大応力が掛からないようにする移動柔軟性を与える。 以上に本発明をある好適な実施態様に関して説明してきたが、当業者に明らかな他の実施態様も本発明の範囲に入る。 従って、発明の範囲は、以下の請求の範囲によって規定されるものとする。

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