Eye mirror

申请号 JP4186892 申请日 1992-05-25 公开(公告)号 JPH0594825U 公开(公告)日 1993-12-24
申请人 株式会社村井; 发明人 井 伊佐男 兵;
摘要 (57)【要約】 【目的】 装飾体の取り付け作業を可撓性保持部材によるレンズの固定保持作業と同時にできるようにして、製造工程削減を図る。 また、装飾体を利用して眼鏡枠本体に露出する可撓性保持部材を隠し、外観品質向上を図る。 さらに、レンズの保持強度を図る。 【構成】 眼鏡枠本体5に取付ける装飾体6を可撓性保持部材4を利用して止めたことを特徴とする。 眼鏡枠本体5に露出する可撓性保持部材4を、装飾体6で隠すことを特徴とする。 眼鏡枠本体5に装飾体6を重ね、可撓性保持部材の掛け回し 角 度を大きくとることにより、可撓性保持部材による固定強度を高めたことを特徴とする。
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 レンズの外周縁に沿って可撓性の保持部材を掛け回してレンズを眼鏡枠本体に保持する眼鏡において、 前記眼鏡枠本体に取付ける装飾体を前記可撓性保持部材を利用して止めたことを特徴とする眼鏡。
  • 【請求項2】 眼鏡枠本体に露出する可撓性保持部材を装飾体によって隠したことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
  • 【請求項3】 眼鏡枠本体に重ねた装飾体に、可撓性保持部材を眼鏡枠本体と共に巻き回して固定する請求項1
    または2に記載の眼鏡。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】

    本考案は、可撓性の保持部材によってレンズを保持する構造の眼鏡に関し、特 に装飾体取付部の構造に関する。

    【0002】

    【従来の技術】

    従来のこの種の眼鏡としては、たとえばレンズの外周縁に沿って設けた溝に線 状の可撓性保持部材であるナイロン線を掛け回し、ナイロン線により眼鏡枠本体 としてのリムをレンズに止めてレンズをリムに保持する眼鏡がある。

    【0003】 このような眼鏡枠本体に装飾体を取り付ける場合には、装飾体を眼鏡枠本体に ろう付けしたり、ねじ止めしたりして固定するのが一般的である。

    【0004】

    【考案が解決しようとする課題】

    しかしながら、上記した従来技術の場合には、装飾体を眼鏡枠保体に固定する 作業が別途必要となり、眼鏡の製造工程が煩雑になるという問題があった。

    【0005】 また、従来のナイロン線によりリムを止める構造としては、たとえば図12に 示すように、ナイロン線100をリム101に開けられた2つの穴102に通し て止めているが、ナイロン線100による止め部分がむき出しとなり、外見上良 くないという問題もあった。

    【0006】 さらに、図12(b)に示すように、薄いリム101にナイロン線100を通 しているので、穴102に通されるナイロン線100曲げ度が小さくなってし まう。 ナイロン線100は、ナイロン線100が接するリム101の穴102の 角部Aでの摩擦によって保持されるが、この摩擦力は角部Aからナイロン線1 00に作用する抗力に比例する。 この抗力は、ナイロン線100の張力と角部A での曲がり角度によって決定されるので、ナイロン線100の張力が一定の場合 には、ナイロン線100の曲げ角度が小さいと摩擦力を大きくとることができな い。 このためナイロン線100がゆるみ、レンズの保持強度が弱くなり、レンズ がぐらつくことがある。

    【0007】 さらに、ナイロン線100が穴102にバリが残っていた場合切れることがあ る。

    【0008】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、装飾体の取り付け作業性を向上させ得る眼鏡を提供することに ある。

    【0009】 また、装飾体で眼鏡枠本体に露出する可撓性保持部材を隠すことにより、外観 品質向上を図ることにある。

    【0010】 さらに、レンズの保持強度の向上を図ることにある。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】

    上記目的を達成するために、本考案にあっては、レンズの外周縁に沿って可撓 性の保持部材を掛け回してレンズを眼鏡枠本体に保持する眼鏡において、 前記眼鏡枠本体に取付ける装飾体を前記可撓性保持部材を利用して止めたこと を特徴とする。

    【0012】 また、眼鏡枠本体に露出する可撓性保持部材を装飾体によって隠したことを特 徴とする。

    【0013】 また、眼鏡枠本体に重ねた装飾体に、可撓性保持部材を眼鏡枠本体と共に巻き 回して固定することを特徴とする。

    【0014】

    【作用】 上記構成の眼鏡にあっては、装飾体をレンズを保持する可撓性保持部材を利用 して固定するので、レンズの取付作業と装飾体の取付作業を同時にできるので、 眼鏡製造作業工程の削減を図ることができる。

    【0015】 また、装飾体によって眼鏡枠本体に露出する可撓性保持部材を隠すことにより 、外観上すっきりする。

    【0016】 また、レンズを眼鏡枠本体に保持すべく可撓性保持部材は装飾体を介してレン ズの外周縁に沿って掛け回すこととなるため、装飾体の部分における可撓性保持 部材の掛け回しの角度が大きくなる。 従って、掛け回し部分での摩擦力が大きく なり、可撓性保持部材のずれが少なくなる。 このため、レンズの保持強度の向上 が図れる。

    【0017】

    【実施例】

    次に、本考案を図1乃至図11に基づいて説明する。

    【0018】 図1及び図2は第1実施例であり、この眼鏡1はレンズ2の外周縁に沿って設 けた溝3に可撓性保持部材としてのナイロン線4を掛け回し、ナイロン線4によ りレンズ2をリム5に保持するものである。

    【0019】 そして、6はリム5に取付ける装飾体であり、この装飾体6は、半球状で、端 面には所定間隔を有して穴7が2つ設けられており、その穴7は装飾体6内にお いて円弧状の孔71により連通している。 尚、孔71の形状は円弧状に限るもの ではない。

    【0020】 一方、リム5にはナイロン線4によりレンズ2に止めるべく穴8が長手方向に 2つ設けられており、穴8が設けられている位置は装飾体6を取付ける位置で、 穴8の間隔は装飾体6に設けられている穴7とほぼ同間隔である。

    【0021】 そして、装飾体6のリム5への取付けは、図1に示すようにナイロン線4をリ ム5の一方の穴8に通した後、装飾体6の一方の穴7に入れ、孔71を介して他 方の穴7から出してリム5の他方の穴8に送って取付ける。 その後は、図3に示 すようにナイロン線4の一端を鉤状として、レンズ2の上位部に沿って設けたリ ムバー9の外側端部の係止部10に係止固定され、リム5がレンズ2に止められ 、レンズ2がリム5に保持される。

    【0022】 上記構成の眼鏡にあっては、装飾体6をレンズ2を保持するナイロン線4を利 用して固定するので、レンズ2の取付作業と装飾体6の取付作業を同時にできる ので、眼鏡製造作業工程の削減を図ることができる。 また、リム5に取付ける装飾体6をナイロン線4を利用して止めているため、 従来むき出しとなっていたナイロン線4によるリム5の止め部分が装飾体6によ り隠すことができ、意匠上すっきりする。

    【0023】 また、レンズ2をリム5に保持すべくナイロン線4はリム5の穴8と装飾体6 の穴7,孔71を介してレンズ2の外周縁に沿って掛け回すこととなるため、図 1(c)に示すようにナイロン線4の曲げ角度が従来技術(図12(b)参照) と比べて大きくなり、ナイロン線4が接する部分Aでの摩擦力が大きく、ナイロ ン線4のずれが少なくなる。 このため、レンズ2の保持強度の向上が図れる。

    【0024】 尚、装飾体6は図2(b)に示すように一対の葉11の飾りを付けたものでも 良い。

    【0025】 図4は第2実施例であり、この実施例では装飾体6を三つの玉11を並べてビ ーズ状にし、そしてそれぞれの玉11に貫通孔12を形成し、その貫通孔12に ナイロン線4を通してリム5に取付けたものである。 その他の構成および作用に ついては第1実施例と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付し て、その説明は省略する。

    【0026】 図5は第3実施例であり、この実施例では装飾体6は台座13を備えたもので 、この台座13は断面凹状で、閉塞部13Aには所定間隔を有して2つの台座孔 13Bが設けられている。 そして、台座13にナイロン線4の径分隙間を有して 、正面がだ円形で断面円形状の石14が嵌着されている。 尚、石14はこの形状 に限らない。

    【0027】 そして、この台座13を備えた装飾体6のリム5への取付けは、ナイロン線4 をリム5の一方の穴8に通した後、台座13の一方の台座孔13Bに入れ石14 と台座13間の隙間を通り他方の台座孔13Bから出してリム5の他方の穴8に 送って行われる。 その他の構成および作用については第1実施例と同一なので、 同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。

    【0028】 図6及び図7は第4実施例であり、この実施例では装飾体6はフランジを有す る半球状で、その装飾体6の端面のほぼ中央に穴15が一つ設けられ、その穴1 5内にナイロン線4の一端を挿入し取付けたものである。 図6(b)はナイロン 線4の一端を大きくし穴15に嵌着固定したもので、図6(c)はナイロン線4 の一端を鉤状とし、穴15内の係止部15Aに係止固定したものである。

    【0029】 一方、リム5には、図7(a)に示すように装飾体6を取付ける位置に穴8が 一つ設けられている。

    【0030】 そして、装飾体6のリム5への取付けは、図7に示すようにリム5の穴8にナ イロン線4の他端を通すのみで取付けられる。 その後はレンズ2の外周縁に沿っ て掛け合わし、ブリッジ側で第1実施例で示したように係止固定され、リム5が レンズ2に止められ、レンズ2がリム5に保持される。 尚、ナイロン線4の長さ 調整はブリッジ側で行なうものとする。

    【0031】 このような構造とすることにより、ナイロン線4によるリム5の止め部分が装 飾体6に隠れシンプルなデザインが広げられる。

    【0032】 また、リム5に設けた穴8は1ケ所であるため、リム5の強度が向上する。 さ らに、穴8が1ケ所のため、ナイロン線4を2ケ所の穴8に通すのと比べて、ナ イロン線4が切れる確率が低くなり、ナイロン線4が切れにくくなる。

    【0033】 そして、リム5に開ける穴8が1ケ所となるため2ケ所開けるのと比べて製造 上、工程の短縮となる。 それによりコストダウンが図れる。

    【0034】 また、小売店での組み立てが容易になる。

    【0035】 尚、本実施例において、装飾体6を図8に示すように円筒状のものを縦に切っ たリム5にまわり込むタイプのものとしても良い。

    【0036】 図9は第5実施例であり、この実施例では、上記第4実施例において装飾体6 は花びら状のメタルかざりとし、ほぼ中央には孔17が形成されたものである。 そして、ナイロン線4は一端に熱等をかけることで玉18を付けたもので、その ナイロン線4の他端を装飾体6の孔17,リム5の穴8を通して、ナイロン線4 の玉18によって装飾体6をリム5に取付けたものである。

    【0037】 尚、花びら状のメタルかざりの装飾体6はナイロン線4の玉18を包むように 、少し立体感のあるものとしている。 また、玉18でなく、突起をつけたもので も良い。

    【0038】 このように花モチーフなど、いろいろなメタルかざりを取付けることで、シン プルなデザインが広げられる。 その他の構成および作用については第4実施例と 同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略す る。

    【0039】 図10は第6実施例であり、この実施例では、上記第5実施例で示した玉18 を設けたナイロン線4において、玉18を熱加工等により丸くして、その丸い玉 18そのものを装飾体6とし上記第3実施例で示した台座13において、閉塞部 13Aのほぼ中央に台座孔13Bを一つ設け、その台座孔13Bを介して装飾体 6としての丸い玉18を取付けたものである。 尚、丸い玉18は染色したもので あっても良い。

    【0040】 そして、図11には上記各実施例に係る装飾体6の実施態様を示している。 図 11(a)は石14を断面だ円形状としたもので、図11(b)は宝石を複数止 めるもので、図11(c),(d)はリム5の端部にまわり込むタイプで、このよ うにすることにより端部、すなわち切り口部に設けられるため危険防止となり、 またデザインが広げられる。 図11(c)はメタルで表面に模様を施したもので 、図11(d)は七宝をあしらったものである。 また、図11(e)はリム5に 取付けられるベース19に石14をぶらさげたもので、これも端部に設けられる ことから、図11(c),(d)と同様に危険防止が図れると共に、デザインが 広げられる。 図11(f)はリム5を装飾したもので、図11(g)はリム5に 彫金したもので、図11(h)は台座13を装飾したもので、図11(i)は鎖 付としたもので、図11(j)は図11(e)においてベース19をメタルを装 飾したもので、図11(k),(l)はリム5からはみ出す大きさで立体感をつけ たメタルの装飾体6である。

    【0041】 尚、上記各実施例では可撓性の保持部材としてナイロン線4を用いたものを例 にとって説明したが、金属線であっても良く、可撓性のものであれば良い。 また 、可撓性の保持部材をレンズ2に設けた溝3に掛け回してレンズ2を保持するも のを例にとって説明したが、逆に可撓性の保持部材に溝を設けて、その溝にレン ズを嵌合させて保持するものであっても良い。

    【0042】

    【考案の効果】

    本考案は、以上の構成および作用を有するもので、装飾体をレンズを保持する 可撓性保持部材を利用して固定するので、レンズの取付作業と装飾体の取付作業 を同時にできるので、眼鏡製造作業工程の削減を図ることができる。

    【0043】 また、眼鏡枠本体に露出する可撓性保持部材を装飾体によって隠すことによっ て、意匠的にすっきりして外観品質向上を図ることができる。

    【0044】 また、レンズを眼鏡枠本体に保持すべく可撓性保持部材は装飾体を介してレン ズの外周縁に沿って掛け回すこととなるため、装飾体の部分における可撓性保持 部材の掛け回しの角度が大きくなる。 従って、掛け回し部分での摩擦力が大きく なり、可撓性保持部材のずれが少なくなる。 このため、レンズの保持強度の向上 が図れる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】図1(a)は本考案の第1実施例に係る眼鏡の装飾体を取付ける状態を示す要部斜視図であり、同図(b)は取付け後を示す要部斜視図であり、同図(c)
    は同図(b)の縦断面図である。

    【図2】図2は図1の装飾体を示す斜視図である。

    【図3】図3は図1のナイロン線を係止固定している状態を示す要部正面図である。

    【図4】図4は本考案の第2実施例に係る眼鏡の装飾体取付け部の斜視図である。

    【図5】図5(a)は本考案の第3実施例に係る眼鏡の装飾体取付け部の側面図であり、同図(b)は同図(a)の縦断面図である。

    【図6】図6(a)は本考案の第4実施例に係る眼鏡の装飾体の斜視図であり、同図(b),(c)はナイロン線を装飾体に取付ける構造を示す縦断面図である。

    【図7】図7(a)は図6の装飾体を取付ける状態を示す要部斜視図であり、同図(b)は取付け後を示す眼鏡の要部斜視図であり、同図(c)は同図(b)の装飾体取付け部の縦断面図である。

    【図8】図8(a)は第4実施例における他の装飾体を示す斜視図であり、同図(b)は同図(a)の装飾体を取付けた状態の縦断面図である。

    【図9】図9(a)は本考案の第5実施例に係る眼鏡の装飾体を取付ける状態を示す要部斜視図であり、同図(b)は取付け後を示す要部斜視図であり、同図(c)
    は装飾体の側面図である。

    【図10】図10(a)は本考案の第6実施例に係る眼鏡の装飾体の縦断面図であり、同図(b)は台座の縦断面図であり、同図(c)は装飾体を取付ける状態を示す要部縦断面図であり、同図(d)は取付け後の側面図であり、同図(e)は同図(b)とは他の台座を用いて取付けた後の側面図である。

    【図11】図11は本考案の各実施例に係る眼鏡の装飾体の実施態様を示す要部斜視図である。

    【図12】図12は従来の眼鏡のナイロン線によってリムを止める構造を示す要部斜視図であり、同図(b)は同図(a)の縦断面図である。

    【符号の説明】

    1 眼鏡 2 レンズ 3 溝 4 ナイロン線(可撓性保持部材) 5 リム(眼鏡枠本体) 6 装飾体 7,8,15 穴 71,17 孔 9 リムバー 10,15A 係止部 11,18 玉 12 貫通孔 13 台座 13A 閉塞部 13B 台座孔 14 石 16 テンプル 19 ベース

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    【手続補正書】

    【提出日】平成4年5月29日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】図面

    【補正対象項目名】全図

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【図2】

    【図3】

    【図4】

    【図1】

    【図5】

    【図6】

    【図7】

    【図8】

    【図9】

    【図10】

    【図13】

    【図12】

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