Temple mounting structure in glasses

申请号 JP10403798 申请日 1998-03-31 公开(公告)号 JP3969684B2 公开(公告)日 2007-09-05
申请人 株式会社ホリカワ; 发明人 忠佳 水野;
摘要
权利要求
  • 眼鏡において、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、該板状体に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有するテンプル取付構造であって、
    二股分岐部の先端を鎧体の各板状体の穴に内方から挿入し、
    逃げ溝を備えた装飾体の周囲に形成された溝に前記テンプルの二股分岐部を嵌り込ませ 、テンプルの二股分岐部の間に装飾体を押し込むように取り付けることにより、二股分岐部を外方に反発させ、テンプルおよび鎧体間に摩擦力を付与するようにし、 前記鎧体の基部が前記逃げ溝に嵌り込むことによりテンプルの回動を規制するようにしたことを特徴とする眼鏡におけるテンプル取付構造。
  • 眼鏡において、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、該板状体に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有するテンプル取付構造であって、
    装飾体の周囲に形成された溝に、先端付近に括れ部を備えた前記テンプルの二股分岐部を相互に拡開して嵌り込ませ、前記装飾体の周囲を前記二股分岐部により囲まれた状態にして、テンプルの二股分岐部で装飾体を挟み込むように圧接して取り付け、前記二股分岐部の 先端の間隔を縮ませ 、鎧体の各板状体の穴に内方から挿入し、二股分岐部を 前記装飾体により外方に反発させ、テンプルおよび鎧体間に摩擦力を付与するようにし、 前記鎧体の基部が前記括れ部に当接することによりテンプルの回動を規制するようにしたことを特徴とする眼鏡におけるテンプル取付構造。
  • 眼鏡において、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、該板状体に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有するテンプル取付構造であって、
    二股分岐部の先端を鎧体の各板状体の穴に内方から挿入してから、2枚の板状体の間隔部を隠すための装飾カバー体を鎧体に嵌め込み、且つ装飾カバー体の一部を二股分岐部の間に押し込むことで、二股分岐部を外方に反発させ、テンプルおよび鎧部間に摩擦力を付与したことを特徴とする眼鏡におけるテンプル取付構造。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    この発明は、眼鏡に関し、更に詳しく装飾部材を備えた眼鏡におけるテンプルの取付構造に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    今日、眼鏡は美的感覚の優れたものが求められてきており、このためファッション性のあるものに人気が高まっている。
    特にフレーム部材である、フロント、テンプルあるいはブリッジ等に趣向をこらした装飾性のあるものに人気がある。
    装飾性を持たせるために、例えば、装飾を付与するための部材(装飾部材)を直接、フロント、テンプルあるいはブリッジ等に取り付けると効果的である。
    【0003】
    特にテンプルや鎧体に装飾部材を取り付けたものは、眼鏡正面のフロントに取り付けたものに比べて、厭味がなく且つさり気ない装飾性を有することから多く使用されている。
    例えば、特開平9−43552号に開示される眼鏡のテンプルに対する装飾部材の取付方法によれば、テンプルを二股部に分岐させ、この二股部を装飾部材の周囲溝に嵌め込み、その後、二股部の端部をブラケット(鎧体)にネジ止めすることにより装飾部材を周囲から締め付けて固定するというものである。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    しかしながら、従来の眼鏡において、装飾部材を備えたテンプルを取り付けるためにネジを使用していることから、そのネジの取付けあるいは締付け調整に手間がかかる。
    また、部品点数も多くならざるを得ず、構造が複雑化する。
    【0005】
    本発明はかかる実情に鑑み、眼鏡において、ネジを使用しない簡単な構造で装飾体も一緒に組付け可能なテンプル取付け構造を提供することを目的とする。
    【0006】
    【課題を解決するための手段】
    しかして、本発明者等は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねて結果、テンプルで装飾体を挟み込む際の反発(反力)を利用して該テンプルを取り付けることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
    【0008】
    即ち本発明は、( )、眼鏡において、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、該板状体に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有するテンプル取付構造であって、二股分岐部の先端を鎧体の各板状体の穴に内方から挿入し、 逃げ溝を備えた装飾体の周囲に形成された溝に前記テンプルの二股分岐部を嵌り込ませ 、テンプルの二股分岐部の間に装飾体を押し込むように取り付けることにより、二股分岐部を外方に反発させ、テンプルおよび鎧体間に摩擦力を付与するようにし、 前記鎧体の基部が前記逃げ溝に嵌り込むことによりテンプルの回動を規制するようにした眼鏡におけるテンプル取付構造に存する。
    【0011】
    そしてまた、( )、眼鏡において、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、該板状体に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有するテンプル取付構造であって、 装飾体の周囲に形成された溝に、先端付近に括れ部を備えた前記テンプルの二股分岐部を相互に拡開して嵌り込ませ、前記装飾体の周囲を前記二股分岐部により囲まれた状態にして、テンプルの二股分岐部で装飾体を挟み込むように圧接して取り付け、前記二股分岐部の先端の間隔を縮ませ 、鎧体の各板状体の穴に内方から挿入し、二股分岐部を前記装飾体により外方に反発させ、テンプルおよび鎧体間に摩擦力を付与するようにし、 前記鎧体の基部が前記括れ部に当接することによりテンプルの回動を規制するようにした眼鏡におけるテンプル取付構造に存する。
    【0014】
    そしてまた、( )、眼鏡において、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、該板状体に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有するテンプル取付構造であって、二股分岐部の先端を鎧体の各板状体の穴に内方から挿入してから、2枚の板状体の間隔部を隠すための装飾カバー体を鎧体に嵌め込み、且つ装飾カバー体の一部を二股分岐部の間に押し込むことで、二股分岐部を外方に反発させ、テンプルおよび鎧部間に摩擦力を付与した眼鏡におけるテンプル取付構造に存する。
    【0015】
    本発明によれば、2枚の板状体とそれらを一体化する基部を備える鎧体と、鎧体の基部に枢着される二股分岐部を有するテンプルと、よりなる回動構造を有する。
    テンプルの二股分岐部で装飾体を挟み込むように圧接して取り付けることで、その反発力を利用してテンプルおよび鎧部間に摩擦力が生ずる。
    このように装飾体を挟み込む際の反発力を利用してテンプルを取り付けることにより、簡単な構造でありながら適正にかつ確実に取り付けることができる。
    【0016】
    【発明の実施の形態】
    以下、図面に基づき、本発明による眼鏡におけるテンプル取付構造の好適な実施の形態を説明する。
    図1〜図3は、本発明における第1の実施形態を示している。
    本発明の眼鏡は、2枚の板状体11A、11Bとそれらを一体化する基部12を備える鎧体10と、該板状体11A、11Bに枢着される二股分岐部21A、21Bを有するテンプル20と、よりなる回動構造である。
    図1に示されるように、テンプル20は、基部12に設定される枢軸Pのまわりに矢印のように回動するものである。
    【0017】
    装飾体30は、後述するように、テンプル20の二股分岐部21A、21Bで挟み込まれるように圧接され、テンプルに取り付けられる。
    装飾体の材質としては、プラスチック材(例えば、アセチルセルロース、セルロースプロピオネート等の繊維素系樹脂、ポリカーボネート、ナイロン、アクリル等のプラスチック、琥珀、象牙、籠甲、珊瑚等の天然材)、金属材(例えば、洋白、ニッケル系合金、アルミニウム、金無垢材等)、ガラス等のセラミックス材、が用いられている。
    【0018】
    二股分岐部21A、21Bの先端は、垂直に折り曲げられて支軸部となっている。
    この2つの先端の間隔は、通常状態では板状体11A、11Bの間隔(内幅)よりも広くなっているが、把持圧が加わることにより間隔が狭まるように設定されている。
    【0019】
    板状体11A、11Bには、二股分岐部21A、21Bの先端が挿着されるべき穴13A、13Bが形成されている。
    この場合、鎧体10とテンプル20とは、鎧体10の各板状体11A、11Bの穴13A、13Bに、テンプル20の二股分岐部21A、21Bの各先端がそれぞれ内方から挿入されることで回動可能に取り付けられることになる。
    ここで、テンプルはステンレス、βチタン等のTi合金、チタンニッケル合金等の金属材でできていることから、二股分岐部21A、21Bは適度な弾発力を備える。
    【0020】
    二股分岐部21A、21Bの各先端をそれぞれ、板状体11A、11Bの穴13A、13Bに挿入する場合、それらの間に図示しない樹脂ワッシャを介挿することが可能である。
    そして、樹脂ワッシャーを選択することにより、テンプル20を枢軸Pのまわりに回動させる際の回動抵抗を変えることができる。
    つまり、テンプル20と鎧体10の間に回動抵抗があると、テンプル20を回動した場合、ぐらつかなく、且つ抵抗感のある回動が可能となる。
    【0021】
    なお、このワッシャの材料としては、ナイロン、ポリエステル系エラストマー、ナイロン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリカーボネイト、ポリスチレン、塩化ビニール、ABS樹脂あるいはポリアセタール樹脂等が採用される。
    【0022】
    装飾体30の周囲には、二股分岐部21A、21Bが安定して嵌まり込むようにした溝31が形成されている。
    ここで、テンプルを取り付ける場合、先ず、テンプルを把持し、図2矢印▲1▼のように、二股分岐部21A、21Bの先端の間隔を縮め、内方から鎧体10の板状体11A、11Bの穴13A、13Bに当接させ、指を離す。
    二股分岐部21A、21Bの弾発力により穴13A、13Bに二股分岐部21A、21Bの先端が挿着される。
    【0023】
    次に、その状態で図2矢印▲2▼のように、やや大きめの装飾体30を二股分岐部21A、21Bの間にスライドして強く押し込む。
    すると装飾体30は、その溝31のところで二股分岐部21A、21Bに嵌まり込み、両者は確実に結合される(図3(A)、(B)参照)。
    【0024】
    このように鎧体にテンプルが取付けられた状態では、装飾体30により二股分岐部21A、21Bの各々が外方に反発されテンプルと鎧体との間に摩擦力が付与される。
    その結果、テンプルの回動に抵抗力が働いて、いわゆる節度感が生じるのである。
    上記の場合、装飾体30には鎧体10の基部12に対する逃げ溝32が形成されており、図1のように基部12が逃げ溝32に嵌まり込みその底部に当接することによって、テンプル20の拡開(回動)が規制される。
    以上のように、鎧体にテンプルを装飾体30と一緒に簡単に取り付けることができる(図6(A)、(B)参照)。
    【0025】
    図4〜図6は、本発明における第2の実施の形態を示している。
    この例では、前述の実施の形態と同じように、鎧体10の各板状体11A、11Bの穴13A、13Bに二股分岐部21A、21Bの先端がそれぞれ内方から挿着されるようになっているが、特に図5に示されるように、テンプル20は二股分岐部21A、21Bの先端付近に括れ部22を備えており、装飾体30の周囲が二股分岐部21A、21Bで囲まれた状態となる。
    【0026】
    そして、装飾体30の周囲には二股分岐部21A、21Bが嵌まり込む溝31が形成されているので、装飾体30が二股分岐部21A、21Bで把持された状態で安定して固定される。
    なお、テンプル20の拡開(回動)は、鎧体10にテンプル20の括れ部22が当接することにより規制される。
    【0027】
    この第2の実施形態において、鎧体10にテンプル20を取付ける場合、先ず、二股分岐部21A、21Bを相互に拡開させた状態にして、装飾体30の溝31に二股分岐部21A、21Bを嵌め込む(図5矢印▲1▼参照)。
    そして二股分岐部21A、21Bの間にやや大きめの装飾体30が嵌まり込んだ状態で、さらに二股分岐部21A、21Bの先端の各々間隔を縮ませ、板状体11A、11Bの穴13A、13Bに内方から挿入する(図5矢印▲2▼参照)。
    【0028】
    このように鎧体10にテンプル20が取付けられた状態では、上記第1の実施の形態と同じように、やや大きめの装飾体30により、二股分岐部21A、21Bの各々が外方に反発力を受けテンプル20と鎧体10との間に摩擦力が付与される。
    その結果、テンプル20の回動に抵抗力が働いて、いわゆる節度感が生じるのである。
    このようにして鎧体10にテンプル20を装飾体30と一緒に簡単に取り付けることができる(図6(A)、(B)参照)。
    【0029】
    図7および図8は、本発明における第3の実施形態を示している。
    この例では、二股分岐部21A、21Bと装飾体30とが平板状に形成されている。
    そして装飾体30の突起33が二股分岐部21A、21Bに設けられた穴23に嵌まり込むことによって、より両者の結合が確実となるものである。
    また、二股分岐部21A、21Bの先端の一対の突出部24が板状体11A、11Bの各穴13A、13Bに嵌まり込む。
    【0030】
    第3の実施形態においては、先に、やや大きめの装飾体30を二股分岐部21A、21Bの間に挿着し、二股分岐部21A、21Bの先端の各々間隔を縮め、板状体11A、11Bの穴13A、13Bに突出部24を挿入することで、鎧体10にテンプル20を装飾体30と一緒に組み付けることができる(図8矢印▲1▼、▲2▼参照)。
    【0031】
    鎧体10にテンプル20が取付けられた状態では、二股分岐部21A、21Bが装飾体30により外方へ反発力を受けテンプル20と鎧体10との間に摩擦力が付与される。
    その結果、テンプル20の回動に抵抗力が働いて、いわゆる節度感が生じる。 上記の場合、図7に示されるように、テンプル20の一部、すなわち二股分岐部21A、21Bの部Qが鎧体10の基部12に当接することによって、テンプル20の拡開が規制される。
    【0032】
    図9〜図11は、本発明における第4の実施形態を示している。
    この例では、鎧体10に装飾カバー体40が取付けられ、2枚の板状体11A、11Bの間隔部が隠されて見えない。
    そのため、鎧体10の2枚の板状体11A、11Bの間には係合部14が設けられ、他方の装飾カバー体40には、その係合部14に係止する凹溝41が形成されている。
    【0033】
    鎧体にテンプルを取り付ける場合、先ず、テンプルを掴んで、図10矢印▲1▼のように、二股分岐部21A、21Bの先端の間隔を縮め、内方から鎧体10の板状体11A、11Bの穴13A、13Bに挿入する。
    その後、図10矢印▲2▼のように、装飾カバー体40が2枚の板状体11A、11Bの間隔部を被うように嵌め込まれる。
    【0034】
    この嵌め込む際、同時に装飾カバー体40の一部である中壁42を、二股分岐部21A、21Bの間に楔を打つように押し込んで取り付ける。
    従って、装飾カバー体40により二股分岐部は外方に反発力を受け、テンプルおよび鎧部間に摩擦力が付与される。
    【0035】
    本発明においては、今まで述べた如く、テンプル20の二股分岐部21A、21Bが装飾体30又は装飾カバー体40により外方に反発力を与えられる結果、テンプル20および鎧体10間に摩擦力が付与される。
    従って、テンプルを回動した際の抵抗感、いわゆる節度感が生ずる。
    【0036】
    以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の種々な変形例が可能であることは言うまでもない。
    例えば、図8における、装飾体の突起及び二股分岐部の穴は、逆に装飾体の穴及び二股分岐部の突起とすることも当然可能である。
    また、装飾体の形態は、テンプルの二股分岐部に対して外方の反発力を生じさせるものであれば十分採用できる。
    【0037】
    【発明の効果】
    以上説明したように、本発明によれば、装飾体を挟み込み、そのときの反力を利用してテンプルを取り付けているので、簡単な構造でありながら適正にかつ確実に取り付けることができる。
    また、接着、ロー付やネジ止め等が不要であるので、組み付けが極めて簡単である。
    また、装飾体及び装飾カバー体の交換が容易に可能となり、装飾の自由度が増す。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】図1は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第1の実施形態の斜視図である。
    【図2】図2は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第1の実施形態の分解斜視図である。
    【図3】図3は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第1の実施形態の側面図および上面図である。
    【図4】図4は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第2の実施形態の斜視図である。
    【図5】図5は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第2の実施形態の分解斜視図である。
    【図6】図6は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第2の実施形態の側面図および上面図である。
    【図7】図7は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第3の実施形態の斜視図である。
    【図8】図8は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第3の実施形態の分解斜視図である。
    【図9】図9は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第4の実施形態の斜視図である。
    【図10】図10は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第4の実施形態の分解斜視図である。
    【図11】図11は、本発明の眼鏡におけるテンプル取付構造の第4の実施形態の側面図および上面図である。
    【符号の説明】
    10…鎧体11A、11B…板状体12…基部13A、13B…穴14…係合部20…テンプル21A、21B…二股分岐部22…括れ部23…穴24…突出部30…装飾体31…溝32…逃げ溝33…突起40…装飾カバー体41…凹溝42…中壁Q…角部F…フレーム

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