Spectacles

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡、特に磁性部材を含んだ眼鏡に関連する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】一般的に、眼鏡を使用する者は眼精疲労を経験するため、比較的長時間に亘って眼鏡を着用することは心地よくないと理解されている。 これらの問題は、ユーザーの鼻のブリッジ領域が眼鏡の重量の大部分を受けるため、このことが鼻のブリッジ領域における血液の循環を妨害するか、又は止めるという事実に起因する。

【０００３】よって、本発明の目的は、上記問題点が軽減された眼鏡を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明によると、フレーム部材及び少なくとも一つの磁性部材を含んだ眼鏡が提供される。 ここで、磁性部材を鼻支持部材に設けるのが良い。 眼鏡は、各々に磁性部材を設けた二つの鼻支持部材を含むことが有利である。 さらに、磁性部材は鼻支持部材に固定されるか、又はほぼ完全に鼻支持部材の中に設けることが可能である。 鼻支持部材は、磁性部材を備えた係合手段によってフレーム部材に着脱可能としても良い。

【０００５】磁性部材の磁束密度は、１，２００ないし２，３００ガウスであることが好ましい。 ユーザーの眼鏡着用時に、この磁性部材(複数の場合は、各磁性部材)
はユーザーの鼻のブリッジ領域、すなわち、ユーザーの鼻の、ブリッジが当たる部分のつぼの上に位置するよう配されることが良い。 さらに、磁性部材はほぼ円形の断面を有しても良い。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に、本発明を添付図１を参照して例示的に説明する。

【０００７】図１は、本発明による眼鏡１０の斜視図であり、眼鏡１０は一対のプラスチックまたはガラスのレンズ１２を備え、このレンズ１２は、プラスチックおよび／または非磁性金属／合金製の眼鏡フレーム１６の、
一対のレンズ受け部材１４によって支持される。 各レンズ受け部材１４の内側には、例えばネジによって、磁界を発する素材から作られた円形磁石２０を埋め込んだ鼻支持部材１８が着脱可能に固定されている。 磁石２０
は、１，２００ないし２，３００ガウスの磁束密度を有する。 好適には、磁石の磁束密度は１，４００ないし２，０００ガウスの間、より好適には１，６００ないし１，８００ガウスの間が好ましい。 磁石２０は、ほぼ完全に鼻支持部材１８に埋め込んであるため、ユーザーは、鼻支持部材１８を掃除するときにけがをしない。 磁石２０は、鼻支持部材１８において、ユーザーによる着用時に、ユーザーの鼻のブリッジ領域の二つの対称のつぼの上に位置されるように配置される。

【０００８】眼鏡１０における磁石２０の存在によって、ユーザーの神経系を刺激し、かつ血液の循環を促進することが可能であるため、眼精疲労の問題が緩和されるか、または防止される。

【０００９】図１においては、磁石２０が、鼻支持部材１８を眼鏡フレーム１６に着脱可能に固定するために係合手段とは別個のものとして示されているが、係合部材２２が磁界を発する素材から作られ、よって磁石２０の機能を満たすよう係合手段を構成することも可能である。 このような方法は、本発明の利点を維持すると共に、眼鏡の外観を改善する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による眼鏡の斜視図である。

【符号の説明】

１０ 眼鏡 １２ レンズ １４ レンズ受け部材 １６ 眼鏡フレーム １８ 鼻支持部材 ２０ 磁石 ２２ 係合部材

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