位置基盤サービス提供方法およびシステム

申请号 JP2017568398 申请日 2016-05-20 公开(公告)号 JP2018528403A 公开(公告)日 2018-09-27
申请人 ネイバー ビジネス プラットフォーム コーポレーション; 发明人 シン,ヒス; ユ,ジェウク; イ,ホジン; カン,ジョンミン; カン,テギュ; オ,セチュン; キム,デウン;
摘要 位置 基盤サービス提供方法およびシステムを開示する。サーバと連動してユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムが実行する位置基盤サービス提供方法は、位置基盤サービスの提供の要請を受ける段階、前記要請にしたがって前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに要請して受信する段階、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集する段階、および前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する段階を含む。
权利要求

サーバと連動してユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムが実行する位置基盤サービス提供方法であって、 位置基盤サービスの提供の要請を受ける段階、 前記要請にしたがって前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに要請して受信する段階、 前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集する段階、および 前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する段階 を含む、位置基盤サービス提供方法。前記ユーザ端末が前記建物の外部に移動することにより、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに再要請する段階 をさらに含む、請求項1に記載の位置基盤サービス提供方法。前記無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに再要請する段階は、 前記建物の内部に位置する前記ユーザ端末が他の建物に移動することで前記ユーザ端末の現在位置が測位されない場合、前記ユーザ端末の現在位置の測位を前記サーバに要請する段階、および 前記サーバで前記ユーザ端末が前記他の建物に位置すると決定されることにより、前記他の建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバから受信する段階 を含む、請求項2に記載の位置基盤サービス提供方法。前記建物の内部に配置された近距離無線通信装置で送信した信号情報を受信する段階 をさらに含み、 前記ユーザ端末が位置する建物は、 前記信号情報にマッチングされた建物識別子情報に基づいて決定されること を特徴とする、請求項1に記載の位置基盤サービス提供方法。前記建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報は、 前記建物と室内で繋がっている複数の建物周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を示すこと を特徴とする、請求項1に記載の位置基盤サービス提供方法。前記決定された現在位置に基づいた位置基盤サービスを提供する段階 をさらに含む、請求項1に記載の位置基盤サービス提供方法。前記建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに要請して受信する段階は、 前記決定されたユーザ端末の現在位置が前記建物の内部である場合、前記建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を受信することによって前記サーバへの情報要請を中止し、 前記現在位置を決定する段階は、 前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報に基づいて前記建物の内部を移動するユーザ端末の現在位置を決定すること を特徴とする、請求項1に記載の位置基盤サービス提供方法。基地局から前記ユーザ端末が位置するセルに該当するセル情報を受信する段階、 前記ユーザ端末で駆動するアプリケーションが前記セル情報に基づいて決定された前記ユーザ端末が位置する国に該当するアプリケーションである場合、該当のアプリケーションによるサービスを提供する段階、および 前記ユーザ端末で駆動するアプリケーションが前記セル情報に基づいて決定された前記ユーザ端末が位置する国に該当するアプリケーションではない場合、該当のアプリケーションの駆動を中止する段階 をさらに含む、請求項1に記載の位置基盤サービス提供方法。サーバと連動してユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムであって、 前記ユーザ端末から位置基盤サービスの提供の要請を受け、前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報をサーバに要請して受信し、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集する情報受信部、および 前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する決定部 を含む、位置基盤サービス提供システム。前記情報受信部は、 前記ユーザ端末が前記建物の外部に移動することにより、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに再要請すること を特徴とする、請求項9に記載の位置基盤サービス提供システム。前記情報受信部は、 前記建物の内部に位置する前記ユーザ端末が他の建物に移動することで前記ユーザ端末の現在位置が測位されない場合、前記ユーザ端末の現在位置の測位を前記サーバに要請し、前記サーバで前記ユーザ端末が前記他の建物に位置すると決定されることにより、前記他の建物周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバから受信すること を特徴とする、請求項10に記載の位置基盤サービス提供システム。前記情報受信部は、 前記建物の内部に配置された近距離無線通信装置で送信した信号情報を受信し、 前記ユーザ端末が位置する建物は、 前記信号情報にマッチングされた建物識別子情報に基づいて決定されること を特徴とする、請求項9に記載の位置基盤サービス提供システム。前記決定された現在位置に基づいた位置基盤サービスを提供するサービス提供部 をさらに含む、請求項9に記載の位置基盤サービス提供システム。前記ユーザ端末で駆動するアプリケーションがセル情報に基づいて決定された前記ユーザ端末が位置する国に該当するアプリケーションである場合、該当のアプリケーションによるサービスを提供し、前記ユーザ端末で駆動するアプリケーションが前記セル情報に基づいて決定された前記ユーザ端末が位置する国に該当するアプリケーションではない場合、該当のアプリケーションの駆動を中止するサービス提供部 をさらに含む、請求項9に記載の位置基盤サービス提供システム。コンピュータシステムが位置基盤サービスを提供するように制御する命令を含むコンピュータで読み取り可能な媒体であって、 前記命令は、 位置基盤サービスの提供の要請を受ける段階、 前記要請にしたがってユーザ端末が位置する建物周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報をサーバに要請して受信する段階、 前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を前記ユーザ端末から受信する段階、および 前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記ユーザ端末から受信した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する段階 を含む方法によって前記コンピュータシステムを制御する、コンピュータで読み取り可能な格納媒体。ユーザ端末にアプリケーションをインストールするためのインストールファイルを配布するファイル配布システムであって、 前記インストールファイルを格納および管理するインストールファイル管理部、および 前記ユーザ端末の要請にしたがって前記インストールファイルを前記ユーザ端末に送信するインストールファイル送信部 を含み、 前記アプリケーションは、 位置基盤サービスの提供の要請を受けることにより、前記ユーザ端末が位置する建物周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報をサーバに要請して受信し、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集し、前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定するように前記ユーザ端末を制御することを特徴とする、ファイル配布システム。ユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムであって、 前記ユーザ端末に実現されたクライアントサーバと連動し、前記ユーザ端末で要請した位置基盤サービスの提供の要請を前記クライアントサーバから受ける情報受信部、 前記要請にしたがって前記ユーザ端末が位置する建物を決定する決定部、および 前記決定された建物周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を、前記クライアントサーバを通じて前記ユーザ端末に提供するサービス提供部 を含み、 前記ユーザ端末の現在位置は、 前記建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報および前記ユーザ端末で収集したユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報に基づいて決定されること を特徴とする、位置基盤サービス提供システム。前記情報受信部は、 前記建物の内部に配置された近距離無線通信装置で送信した信号情報を受信し、 前記決定部は、 前記信号情報にマッチングされた建物識別子情報に基づいて前記ユーザ端末が位置する建物を決定すること を特徴とする、請求項17に記載の位置基盤サービス提供システム。前記情報受信部は、 前記ユーザ端末が前記建物の外部に移動することで前記ユーザ端末の現在位置が測位されない場合、前記クライアントサーバから前記位置基盤サービスの提供の再要請を受け、 前記決定部は、 前記再要請を受けるとにユーザ端末から受信した近距離無線通信装置の信号情報に基づいて前記建物の外部にユーザ端末が移動したかを決定すること を特徴とする、請求項17に記載の位置基盤サービス提供システム。前記決定部は、 前記ユーザ端末が他の建物に位置すると決定されることにより、前記他の建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報と前記ユーザ端末で収集したユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報に基づいて前記ユーザ端末の現在位置を決定すること を特徴とする、請求項17に記載の位置基盤サービス提供システム。前記情報受信部は、 前記ユーザ端末が位置するセルに該当するセル情報を受信し、 前記サービス提供部は、 前記ユーザ端末で駆動するアプリケーションが前記セル情報に基づいて決定された前記ユーザ端末が位置する国に該当するアプリケーションである場合、該当のアプリケーションによるサービスを提供し、前記ユーザ端末で駆動するアプリケーションが前記セル情報に基づいて決定された前記ユーザ端末が位置する国に該当するアプリケーションではない場合、該当のアプリケーションの駆動を中止すること を特徴とする、請求項17に記載の位置基盤サービス提供システム。

说明书全文

本発明の実施形態は、建物の内部および外部を移動するユーザの現在位置を決定する位置基盤サービスを提供する技術に関する。

近年、スマートフォンの普及が拡散して移動通信網が発展するに伴い、ユーザには時間と空間の制約を受けずに多様な情報やサービスが自由に提供されるようになった。

ユーザに提供されるサービスのうち位置基盤サービスは、バス/地下鉄の到着時間案内やナビゲーションなどに応用され、多様な目的に適した情報をユーザに提供している。

また、交通施設や便宜施設の発展により、地下鉄駅やバスターミナルなどが映画館、ショッピング、本屋などを集めた複合ショッピングセンターやデパートなどと繋がりながら建物の規模が拡大しており、建物内部の地図がなければユーザが所望する目的地までたどり着くことが難しくなった。これにより、建物内部におけるユーザの室内位置を提供するサービスが提供されている。例えば、韓国公開特許第10−2010−0041540号には、GPS衛星信号、外部アンテナ、および室外/室内マッピング情報を利用して端末の室内位置を把握する方法が開示されている。

ユーザ端末が建物内部または建物外部に位置するかに応じてサーバと連動してユーザ端末の現在位置を提供する位置基盤サービス提供方法およびシステムが提供される。

サーバと連動してユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムが実行する位置基盤サービス提供方法は、位置基盤サービスの提供の要請を受ける段階、前記要請にしたがって前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに要請して受信する段階、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集する段階、および前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する段階を含んでよい。

サーバと連動してユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムは、前記ユーザ端末から位置基盤サービスの提供の要請を受け、前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報をサーバに要請して受信し、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集する情報受信部、および前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する決定部を備えてよい。

コンピュータシステムが位置基盤サービスを提供するように制御する命令を含むコンピュータで読み取り可能な媒体であって、前記命令は、位置基盤サービスの提供の要請を受ける段階、前記要請にしたがって前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに要請して受信する段階、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を前記ユーザ端末から受信する段階、および前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記ユーザ端末から受信した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定する段階を含む方法によって前記コンピュータシステムを制御してよい。

ユーザ端末にアプリケーションをインストールするためのインストールファイルを配布するファイル配布システムは、前記インストールファイルを格納および管理するインストールファイル管理部、および前記ユーザ端末の要請にしたがって前記インストールファイルを前記ユーザ端末に送信するインストールファイル送信部を備え、前記アプリケーションは、位置基盤サービスの提供の要請を受けることにより、前記ユーザ端末が位置する建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記サーバに要請して受信し、前記ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報を収集し、前記サーバから受信した無線アクセスポイントに関する情報および前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定するように前記ユーザ端末を制御してよい。

ユーザ端末の現在位置を決定する位置基盤サービス提供システムは、前記ユーザ端末から位置基盤サービスの提供の要請を受ける情報受信部、前記要請にしたがって前記ユーザ端末が位置する建物を決定する決定部、および前記決定された建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報を前記ユーザ端末に提供するサービス提供部を備え、前記ユーザ端末の現在位置は、前記建物の周辺に配置された無線アクセスポイントに関する情報および前記ユーザ端末で収集したユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントに関する情報に基づいて決定されてよい。

ユーザ端末が建物内部または建物外部に位置するかに応じてサーバと連動してユーザ端末の現在位置を決定することにより、ユーザ端末が建物の外部または他の建物に移動したとしても、円滑にユーザ端末の現在位置を決定して提供することができる。

本発明の一実施形態における、ユーザ端末と位置基盤サービス提供システム間の概括的な様子を示した図である。

本発明の一実施形態における、位置基盤サービス提供システムの内部構成を説明するためのブロック図である。

本発明の一実施形態における、位置基盤サービス提供方法を示したフローチャートである。

本発明の一実施形態における、ユーザ端末が他の建物に移動した場合にユーザ端末の現在位置を決定する動作を示したフローチャートである。

本発明の一実施形態における、サーバでユーザ端末の現在位置を決定する動作を示したフローチャートである。

本発明の一実施形態における、セル情報を利用して位置基盤サービスを提供する動作を説明するためのフローチャートである。

本発明の一実施形態における、位置基盤サービスを提供する二重サーバ構造を示した図である。

本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。

以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。

本発明の実施形態は、位置基盤サービスに関し、より詳細には、サーバと連動して建物内部を移動するユーザ端末の現在位置を決定し、決定した位置に基づいて位置基盤サービスを提供する方法およびシステムに関する。

日常で使用される位置基盤サービスは、建物内部における室内地図に基づいてユーザ端末の位置を提供し、さらに、建物と建物の間の連結通路、野外広場、屋上、建物周辺の野外施設物(例えば、野外ガーデン、野外売店、オープンカフェなど)におけるユーザ端末の位置を測位して提供する。特に、本発明の実施形態は、ユーザ端末が建物の外部に移動したり建物の外部を経由して他の建物に移動したりする場合に、サーバと連動することにより、建物外部に位置するユーザの現在位置または他の建物に移動したユーザの現在位置を測位して提供する位置基盤サービス提供方法およびシステムに関する。

本明細書において、ユーザ端末でスキャンまたは収集するユーザ端末周辺の無線アクセスポイントに関する情報は、無線アクセスポイント(Access Point:AP)のMACアドレスおよび信号強度などを含んでよく、例えば、無線アクセスポイントの信号強度は、ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイントから受信されるRSSI(Received Signal Strength Indicator)値を示してよい。データベースに予め構築された無線アクセスポイントに関する情報は、建物の室内地図の構築時に予め格納されたフィンガープリントポイント(Fingerprint Point:FP)で測定された無線アクセスポイントの信号強度(例えば、RSSI値)および該当の無線アクセスポイントのMACアドレスを含んでよい。

本明細書において、「セル情報」とは、基地局から周期的に提供されるかリアルタイムで提供される情報であって、ユーザ端末が位置する国の識別情報、ユーザ端末が加入した通信社の識別情報、該当となる国内の地域コード(Location Area Code:LAC)情報、ユーザ端末が属する基地局の識別情報、および基地局が担当するセルの識別情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。

以下では、ワイファイ(WiFi)アクセスポイントを無線アクセスポイントの代表的な例として説明するが、これは実施例に過ぎず、WiFiアクセスポイントの他にも近距離無線通信サービスを提供する無線アクセスポイントが利用されてもよい。

図1は、本発明の一実施形態における、ユーザ端末と位置基盤サービス提供システム間の概括的な様子を示した図である。図1では、位置基盤サービス提供システム100およびユーザ端末101を示している。図1において矢印は、位置基盤サービス提供システム100とユーザ端末101との間で有線/無線ネットワークを介してデータが送受信されることを意味してよい。

ユーザ端末101は、PC、スマートフォン、タブレット、ノート型パンコンなどであって、位置基盤サービス提供システム100と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続またはサービス専用アプリケーション(以下、「サービスアプリ」と称する)のインストールおよび実行が可能なすべての端末装置を意味してよい。ここで、ユーザ端末101は、ウェブ/モバイルサイトへの接続またはサービスアプリの制御下で、サービス画面の構成、データ入、データ送受信、データ格納などのようなサービス全般の動作を実行してよい。

位置基盤サービス提供システム100は、クライアントであるユーザ端末101を対象に、建物内部に位置するユーザ端末の位置を測位し、測位された位置に基づいた位置基盤サービスを提供するサービスプラットフォームの役割を担う。特に、位置基盤サービス提供システム100は、ユーザ端末101に室内測位および位置基盤サービスを提供するためにユーザインタラクションの入力を受けるユーザインタフェースを提供してよい。

また、位置基盤サービス提供システム100は、ユーザ端末101上にアプリケーション形態で実現されてよいが、これに限定されることはなく、クライアント−サーバ環境でユーザ端末の現在位置に基づいた位置確認サービス、追跡サービス、経路探索サービス、道案内サービス、地図検索サービスなどを提供するサービスプラットフォームに含まれる形態で実現されてもよい。このように、位置基盤提供システム100は、ユーザ端末101上にアプリケーション形態で、サーバ(図示せず)にサービスプラットフォームに含まれる形態で実現されて位置基盤サービスを提供してもよいし、ユーザ端末101およびサーバ(図示せず)の両方に実現され、ユーザ端末101が建物の内部あるいは外部に位置することに応じて互いに連動して位置基盤サービスを提供してもよい。

図2は、本発明の一実施形態における、位置基盤サービス提供システムの内部構成を説明するためのブロック図であり、図3は、本発明の一実施形態における、位置基盤サービス提供方法を示したフローチャートである。

本実施形態に係る位置基盤サービス提供システム200は、プロセッサ210、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、およびデータベース250を含んでよい。メモリ240は、オペレーティングシステム241およびサービス提供ルーチン242を含んでよい。プロセッサ210は、情報受信部211、決定部212、およびサービス提供部213を含んでよい。他の実施形態において、位置基盤サービス提供システム200は、図2の構成要素よりもさらに多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、位置基盤サービス提供システム200は、ディスプレイやトランシーバのような他の構成要素を含んでもよい。

メモリ240は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置を含んでよい。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241とサービス提供ルーチン242のためのプログラムコードが格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(図示せず)を利用してメモリ240とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではないネットワークインタフェース230を通じてメモリ240にロードされてもよい。

バス220は、位置基盤サービス提供システム200の構成要素間の通信およびデータ送信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス、パラレルバス、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてよい。

ネットワークインタフェース230は、位置基盤サービス提供システム200をコンピュータネットワークに接続するためのコンピュータハードウェア構成要素であってよい。ネットワークインタフェース230は、位置基盤サービス提供システム200を無線または有線接続によってコンピュータネットワークに接続させてよい。

データベース250は、ユーザ端末の現在位置を決定するサービスおよび決定されたユーザ端末の現在位置に基づいて位置基盤サービスを提供するために必要なすべての情報を格納および維持する役割を担う。特に、データベース240は、建物内部の室内地図の構築時に、建物内部の各地点別に収集された無線アクセスポイントに関する情報に基づいて予め構築されてよい。ここで、各地点とは、建物内部に予め設定された一定の間隔に仮想配置されたフィンガープリントポイント(Fingerprint Point:FP)を示してよい。

例えば、建物内部の室内地図の構築時に、室内地図構築装置(図示せず)は、建物内部を移動しながら室内地図を構築するための情報を収集してよい。このとき、室内地図構築装置(図示せず)は、建物内部の各フィンガープリントポイント(FP)からフィンガープリントポイント周辺の無線アクセスポイントに関する情報を収集してよく、収集した無線アクセスポイントに関する情報は、該当の建物の識別情報(ID)とマッチングされてデータベース250に格納されて維持および管理されてよい。このとき、フィンガープリントポイント(FP)から収集された無線アクセスポイントに関する情報は、建物内部の各階別に収集されてよい。例えば、建物Aにおいて、収集されたフィンガープリントポイント(FP)から収集された無線アクセスポイントに関する情報は、フィンガープリントポイント(FP)の識別情報(ID)、フィンガープリントポイント(FP)の座標情報(緯度および経度GPS座標値)、フィンガープリントポイント(FP)周辺に位置する無線アクセスポイントのMACアドレス、およびフィンガープリントポイント(FP)周辺に位置する無線アクセスポイントの信号強度のうちの少なくとも1つを含み、収集された情報は、建物Aの識別情報と互いにマッチングされてデータベース250に予め構築されてよい。

データベース250は、建物内部に配置された各近距離無線通信装置(例えば、ビーコン送信機)の識別子情報(ID)と該当の建物の識別子情報(ID)とをマッチングして格納および維持してよい。データベース250は、位置基盤サービス提供システム200内に含まれてよいが、必要によっては、ユーザ端末101または両方に含まれてもよく、位置基盤サービス提供システム200とは別の他のシステム上に構築された外部データベースとして存在してもよい。

プロセッサ210は、基本的な算術、ロジック、および位置基盤サービス提供システム200の入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ250またはネットワークインタフェース230によって、バス220を介してプロセッサ210に提供されてよい。プロセッサ210は、情報受信部211、決定部212、およびサービス提供部213のためのプログラムコードを実行するように構成されてよい。このようなプログラムコードは、メモリ240のような記録装置に格納されてよい。

情報受信部211、決定部212、およびサービス提供部213は、図3の段階(301〜308)、図4の段階(401〜402)、図5の段階(501〜505段階)、図6の段階(601〜604)を実行するために構成されてよい。以下の図3では、建物内部の室内地図の構築時にデータベースが予め構築された状態で、ユーザ端末にアプリケーション形態で実現された位置基盤サービス提供システムでユーザ端末の要請にしたがってユーザ端末の現在位置を決定して提供する構成について説明する。

301段階で、情報受信部211は、位置基盤サービス提供システム200とユーザ端末101間のユーザインタラクションを提供するユーザインタフェースにより、ユーザ端末101から位置基盤サービスの提供の要請を受けてよい。

例えば、情報受信部211は、ユーザ端末101にインストールされたサービスアプリが実行されるか、位置基盤サービス関連アプリなどが実行されることにより、ユーザ端末101から位置基盤サービスの提供の要請を受けてよい。

302段階で、位置基盤サービスの提供が要請されることにより、情報受信部211は、ユーザ端末101が位置する建物に配置された無線アクセスポイントに関する情報をサーバ310に要請してよい。このとき、情報受信部211は、前記無線アクセスポイントに関する情報を要請しながら、前記建物に配置された近距離無線通信装置(図示せず)に送信した信号情報(例えば、ビーコン送信機から受信したビーコン信号情報)をサーバ310に送信してよい。以下、本実施形態では、近距離無線通信装置としてビーコン送信機を例に挙げて説明するが、これは実施例に過ぎず、近距離無線通信装置としては、ブルートゥース(登録商標(Bluetooth))通信装置、NFC通信装置などが利用されてもよい。

例えば、ユーザ端末101が建物Aに入って位置基盤サービスの提供を受けるために初めてサービスアプリを駆動した場合、該当の建物が分からないため、該当の建物での位置確認、道案内、経路探索などの位置基盤サービスを提供するためのデータが必要となる。これにより、ユーザ端末101が初めて建物Aに入った場合、情報受信部211は、位置基盤サービスを提供するためのデータ(前記建物Aに配置された無線アクセスポイントに関する情報)をサーバ310に要請してよく、サーバ310から前記データの提供を受けた後は、サーバ310にデータを再要請しなくてよい。

このように、ユーザ端末101が初めて建物Aに入った場合、ユーザ端末101は、建物Aの出入口、駐車場入口などに配置されたビーコン送信機(図示せず)からビーコン信号情報を受信してよく、情報受信部211は、ユーザ端末101から受信したビーコン信号情報をサーバ310に送信してよい。ビーコン信号情報は、ビーコン送信機の識別子情報およびビーコン送信機が配置された建物の識別子情報を含んでよい。

303段階で、位置基盤サービスの提供が要請されることにより、情報受信部211は、ユーザ端末の周辺に位置する無線アクセスポイント(Access Point:AP)それぞれから無線アクセスポイントに関する情報を収集してよい。

例えば、情報受信部211は、建物内部に位置するユーザ端末101の周辺に配置された無線アクセスポイント(Access Point:AP)から無線アクセスポイントに関する情報を収集してよい。ここで、ユーザ端末周辺の無線アクセスポイントに関する情報は、無線アクセスポイントのMACアドレス、およびユーザ端末101で収集した無線アクセスポイントの信号強度などを含んでよい。ユーザ端末101で収集した無線アクセスポイントの信号強度は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)値を示してよい。

304段階で、位置基盤サービス提供システム300からユーザ端末101が位置する建物に配置された無線アクセスポイントに関する情報の要請を受けることにより、サーバ310は、位置基盤サービス提供システム300から受信したビーコン信号情報に基づいてユーザ端末101が位置する建物を決定してよい。

サーバ310は、データベース250でビーコン信号情報に含まれた建物の識別情報(ID)とマッチングする建物の識別情報(ID)を検索してユーザ端末101が位置する建物を決定してよい。

305段階で、サーバ101は、前記マッチングされた建物の識別情報(ID)に該当する無線アクセスポイントに関する情報をデータベース250から検索して位置基盤サービス提供システム300に送信してよい。例えば、ユーザ端末101がコエックス(COEX)に位置する場合、サーバ310は、コエックスを示す建物の識別情報に基づいてデータベース250からコエックスに配置されたすべての無線アクセスポイントに関する情報を検索して位置基盤サービス提供システム300に送信してよい。

このとき、送信される無線アクセスポイントに関する情報は、ユーザ端末が位置する建物と室内で繋がっている複数の建物に配置されたすべての無線アクセスポイントに関する情報を含んでよい。例えば、サーバ310から位置基盤サービス提供システム300に送信される無線アクセスポイントに関する情報は、コエックスと地下道で繋がっているデパート、ショッピングモール、映画館、地下街、ホテル、電車駅などに配置されたすべての無線アクセスポイントに関する情報を含んでよい。

306段階で、決定部212は、サーバ310から受信した無線アクセスポイントに関する情報およびユーザ端末101で収集したユーザ端末周辺の無線アクセスポイントに関する情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定してよい。

一例として、決定部212は、前記受信した無線アクセスポイントに関する情報に含まれた信号強度と前記収集した無線アクセスポイントに関する情報に含まれた信号強度間の類似度に基づいてユーザ端末の現在位置を決定してよい。例えば、決定部212は、信号強度が最も類似するAPの位置座標をユーザ端末の現在位置として決定してよい。この他にも、決定部212は、フィンガープリント基盤の室内測位によって決定されたユーザ端末の現在位置がユーザ端末の実際の位置とどのくらい正確であるかを示す尺度である位置正確度を利用してユーザ端末の現在位置を決定してもよく、位置正確度は、APの個数および信号強度間の類似度のうちの少なくとも1つを利用して計算されてよい。

307段階で、サービス提供部213は、決定されたユーザ端末の現在位置に基づいた位置基盤サービスを提供してよい。例えば、サービス提供部213は、位置探索サービス、建物内部の経路探索サービス、道案内サービス、トラッキングサービスなどを提供してよい。例えば、位置探索サービスの場合、ユーザ端末101の画面には、建物内部の室内地図と共に、室内地図上でユーザ端末101の現在位置を示す表示情報が表示されてよい。経路探索サービスの場合、ユーザ端末101の画面には、前記決定された現在位置からユーザ端末101に入力された目的地までの経路が表示されてよい。このとき、ユーザ端末101が建物内部から建物外部に移動することもあるが、建物外部に移動することで、前記サーバ310から受信した建物A(例えば、コエックス)の無線アクセスポイントに関する情報だけではユーザ端末101の現在位置を決定することが困難になる。

これにより、308段階で、情報受信部211は、位置基盤サービス提供のために、ユーザ端末101が位置する建物と関連する無線アクセスポイントに関する情報をサーバ310に再要請してよい。

図4は、本発明の一実施形態における、ユーザ端末が他の建物に移動した場合にユーザ端末の現在位置を決定する動作を示したフローチャートである。

401段階で、ユーザ端末が建物Aから建物Bに移動した場合、情報受信部211は、移動した建物に配置された無線アクセスポイントに関する情報をサーバ310に要請してよい。

例えば、ユーザ端末101が建物Aの外部に出て建物Bに移動した場合、ユーザ端末101は、建物Bの出入口、駐車場入口などに配置されたビーコン送信機(図示せず)からビーコン信号情報を受信してよい。これにより、情報受信部211は、ユーザ端末101から前記ビーコン信号情報を受信し、決定部212は、前記受信したビーコン信号情報に含まれた建物の識別子情報がユーザ端末の現在位置を決定するために以前に受信したビーコン信号情報に含まれた建物の識別子情報と相違するかを確認してよい。建物の識別子情報が相違すると確認されることにより、決定部212は、ユーザ端末101が建物Aの外部に移動したと決定してよい。これにより、情報受信部211は、ユーザ端末101が位置する建物と関連する無線アクセスポイントに関する情報をサーバ310に再要請してよい。

このとき、情報受信部211は、前記無線アクセスポイントに関する情報をサーバ310に再要請しながら、建物Bのビーコン信号情報をサーバ310に送信してよい。これにより、サーバ310は、ビーコン信号情報に含まれた建物の識別子情報とマッチングする情報をデータベース250から検索してユーザ端末101が建物Bに位置すると決定してよい。サーバ310は、建物Bに配置された無線アクセスポイントに関する情報を位置基盤サービス提供システム300に提供してよい。

402段階で、決定部212は、前記サーバ310から受信した建物Bに配置されたAP情報およびユーザ端末101で収集したユーザ端末101周辺のAP情報に基づいてユーザ端末101の現在位置を決定してよい。ここで、建物Bの内部を移動するユーザ端末の現在位置を決定する動作は、図3で説明した、建物Aの内部を移動することでユーザ端末の現在位置を決定する動作と実質的に同じであるため、重複する説明は省略する。サービス提供部213は、決定されたユーザ端末の現在位置に基づいて建物Bにおける位置基盤サービスをユーザ端末101に提供してよい。

図3および図4で説明したように、位置基盤サービス提供システム300は、ユーザ端末101がどの建物に位置するかを把握するために、サービスアプリ駆動時の初めの一回はサーバ310と連動して建物を決定し、決定された建物に配置された無線アクセスポイントに関する情報を受けることができる。そして、位置基盤サービス提供システム300は、前記建物に配置されたAP情報がサーバから提供されることにより、ユーザ端末101が建物の外部または建物外部を経て他の建物に移動するまではサーバへのAP情報要請を中止し、サーバ310に接続しなくてもユーザの移動によるユーザ端末の位置を決定することができる。すなわち、サーバ310との通信が円滑に行われなかったりパケットの損失が発生したりしたとしても、位置基盤サービス提供システム300は、初めにサーバ310から受信した建物Aの無線アクセスポイントに関する情報に基づいて位置基盤サービスを提供することができる。例えば、ユーザ端末101は、追加パケット使用料または利用回数制限にとらわれずに、建物Aの内部での位置基盤サービスの提供を受けることができる。そして、ユーザ端末101が建物Bに移動することにより、位置基盤サービス提供システム300は、もう一度サーバ310と通信接続を実行して移動した建物のAP情報提供を要請し、建物Bでも位置基盤サービス提供のために必要なデータをサーバ310から受信してユーザ端末101の現在位置を決定することができる。

図5は、本発明の一実施形態における、サーバでユーザ端末の現在位置を決定する動作を示したフローチャートである。

位置基盤サービス提供システム300は、ユーザ端末101にアプリケーション形態で実現されてもよいが、図5のように、サーバ310にサービスプラットフォームに含まれた形態で実現されてもよい。これにより、サーバ310も、位置基盤サービス提供システム300と同じように、情報受信部211、決定部212、およびサービス提供部213の構成要素を含んでよい。図5では、位置基盤サービス提供システム300がサービスプラットフォームに含まれた形態で実現された場合にユーザ端末の現在位置を決定する動作について説明する。

501段階で、ユーザ端末101でサービスアプリを駆動させることにより、情報受信部211は、ユーザ端末101から位置基盤サービスの提供の要請を受けてよい。このとき、前記駆動するサービスアプリは、ユーザ端末101に実現されたクライアントサーバとして動作してよく、情報受信部211は、クライアントサーバと連動し、ユーザ端末101から要請された位置基盤サービスの提供の要請を前記クライアントサーバ(以下、「サービスアプリ」と称する)から受けてよい。すなわち、ユーザ端末101で駆動するサービスアプリを通じてビーコン信号情報を前記要請と共に受信してよい。

502段階で、決定部212は、ビーコン信号情報に基づいてデータベース250でマッチングされる建物の識別子情報を検索し、検索された建物の識別子情報にマッチングされる無線アクセスポイントに関する情報を検索してよい。

一例として、決定部212は、検索されたAP情報とユーザ端末101で収集した周辺AP情報に基づいてユーザ端末101の現在位置を決定してよい。これにより、サービス提供部213は、前記決定された現在位置をユーザ端末101の画面に表示してもよく、前記決定された現在位置に基づいた位置基盤サービスは、前記サービスアプリを通じてユーザ端末101に提供してもよい。

他の例として、サービス提供部213は、検索された無線アクセスポイントに関する情報を、前記サービスアプリを通じてユーザ端末101に提供してよい。これにより、ユーザ端末101は、前記受信したAP情報およびユーザ端末101周辺のAPから収集したAP情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定して画面に表示してよい。

503段階で、ユーザ端末101が他の建物に移動した場合、情報受信部211は、ユーザ端末101のサービスアプリを通じてAP情報提供の再要請を受けてよい。

例えば、ユーザ端末101が建物Aから建物Bに移動することで、ユーザ端末101の現在位置が測位されない場合、情報受信部211は、建物Bに配置されたビーコン送信機から受信したビーコン信号情報をユーザ端末101から受信し、決定部212は、ビーコン信号情報に基づいてユーザ端末101が建物Aの外部に移動したと決定してよい。そして、ユーザ端末101の現在位置を決定するためのAP情報をサーバ310に再要請してよい。

504段階で、決定部212は、ビーコン信号情報に基づいてユーザ端末101が建物Bに位置すると決定し、データベース250から前記決定された建物Bの識別子情報にマッチングされたAP情報を利用してユーザ端末101の現在位置を決定してよい。このとき、決定部212は、ユーザ端末101で収集した周辺AP情報および前記マッチングされたAP情報に基づいてユーザ端末101の現在位置を決定してよい。例えば、サーバ310は、前記周辺AP情報に含まれた信号強度と前記マッチングされたAP情報に含まれた信号強度間の類似度に基づいてユーザ端末101の現在位置を決定してよい。

505段階で、サービス提供部213は、前記決定されたユーザ端末の現在位置をユーザ端末101に提供してよい。例えば、サービス提供部213は、ユーザ端末101のサービスアプリを通じてユーザ端末101の画面に表示してよい。この他にも、サービス提供部213は、前記現在位置を基礎とする位置基盤サービスをユーザ端末101に提供してよい。

図6は、本発明の一実施形態における、セル情報を利用して位置基盤サービスを提供する動作を説明するフローチャートである。

ユーザ端末101でサービスアプリが駆動することにより、情報受信部211は、ユーザ端末101からセル情報を受信してよい。ここで、セル情報とは、ユーザ端末101が電源入(Power On)の状態で基地局と接続することによって基地局から受信される情報であって、基地局から周期的またはリアルタイムで受信されてアップデートされてよい。

一例として、ユーザ端末101が建物Aに入って位置基盤サービスの提供を受けるために初めてサービスアプリを駆動したり、飛行機に乗った状態でサービスアプリを駆動したり、他の国に移動してサービスアプリを駆動したりした場合、情報受信部211は、ユーザ端末101からセル情報を受信してよい。

602段階で、決定部212は、セル情報に基づいてユーザ端末が位置する国を決定してよい。例えば、決定部212は、セル情報に含まれた国識別情報に基づいて前記ユーザ端末101が位置する国を決定してよい。

603段階で、決定部212は、ユーザ端末101で駆動するサービスアプリの設定情報に基づき、サービスアプリが支援される国が前記決定された国に該当するかを決定してよい。例えば、前記設定情報は、前記サービスアプリが支援される国識別情報、言語情報などを含んでよい。

604段階で、前記決定された国が、前記サービスアプリが支援される国に該当する場合、サービス提供部213は、駆動するサービスアプリに該当のサービスを提供してよい。一方、前記決定された国が、前記サービスアプリが支援される国に該当しない場合、サービス提供部213は、前記サービスアプリの駆動を中止してよい。アプリ駆動を中止する場合、サービス提供部213は、「サービスアプリが支援されない国なのでサービスアプリを中止します。」などのメッセージをユーザ端末101の画面に表示してよい。

このように、セル情報に基づいてユーザ端末101が位置する国がサービスアプリを支援する国であるかを確認してサービスアプリのサービスを提供することにより、支援されない国でユーザ端末を電源断(OFF)した後に再び起動(ON)しなくても、サービスアプリの駆動によってユーザ端末がダウンするなどのエラーを減少または除去することができる。

本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行可能なプログラム命令の形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてよい。

本実施形態に係るプログラムは、PC基盤のプログラムまたはモバイル端末専用のアプリケーションで構成されてよい。本実施形態におけるサービスアプリ(言い換えれば、位置基盤サービスアプリケーション)は、独立して動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのインアプリ(in−app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作可能なように実現されてもよい。

また、本発明の実施形態に係る方法は、前記サービスアプリがユーザ端末機を制御して実行されてよい。このようなアプリケーションは、ファイル配布システムが提供するファイルによってユーザ端末にインストールされてよい。一例として、ファイル配布システムは、インストールファイルを格納および管理するインストールファイル管理部(図示せず)およびユーザ端末の要請にしたがって前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を含んでよい。

図7は、本発明の一実施形態における、位置基盤サービスを提供する二重サーバ構造の概括的な様子を示した図である。

図7を参照すると、位置基盤サービス提供のためのサービスアプリ701がユーザ端末101上に実現され、クライアントサーバとして動作し、前記クライアントサーバ701とサービスプラットフォーム形態のサーバ702が二重構造でなされる位置基盤サービスを提供してよい。クライアントサーバとして動作するサービスアプリ701は、予め設定された位置正確度基盤の政策にしたがって位置基盤サービスをユーザ端末に提供してよい。

図7において、ユーザは、ユーザ端末101で前記サービスアプリ701を駆動させ、位置基盤サービスを要請してよく、位置基盤サービスにより、ユーザ端末101上に実現された前記クライアントサーバ701と前記サーバ702は、互いに連動して動作してよい。サービスアプリ701を駆動する最初の一回は、前記サーバ702からユーザ端末の現在位置の提供を必ず受ける。

一例として、サービスアプリ701を駆動させて位置探索サービスが要請された場合、アプリ駆動時点にはユーザ端末の位置が分からない状態であるため、ユーザ端末101は、前記サーバ702と位置基盤サービス提供のための通信セッションを設定し、設定されたセッションを通じてサーバ702からユーザ端末の現在位置の提供を受けてよい。例えば、ユーザ端末101の画面に表示される地図上でユーザ端末101の現在位置として表示情報が移動して表示されてよい。この後、最初の一回だけサーバ702から現在位置の提供を受けた後には、サーバ702にユーザ端末の現在位置の提供を要請することを中止してよく、サーバ702の介入なくサービスアプリだけでユーザ端末101の位置を決定して位置探索サービスを提供してよい。例えば、サービスアプリ701は、位置正確度を基盤とし、予め設定された政策にしたがって位置探索サービスを提供してよい。このとき、ユーザ端末101が建物の外部に位置したり、サービスアプリ上の障害などを理由にサービスアプリ701でユーザ端末の現在位置を提供することができない場合、サーバ702にユーザ端末101の位置提供を要請して提供を受けてもよい。

他の例として、サービスアプリ701を駆動させて位置トラッキングサービスが要請された場合、アプリが駆動する最初の一回はサーバ702でユーザ端末の現在位置を提供してよく、位置探索サービスと同じように、サーバ702から最初の一回だけ現在位置の提供を受けた後には、サーバ702にユーザ端末の現在位置の提供を要請することを中止してよい。この後、サービスアプリ701は、位置正確度を基盤とし、予め設定された政策にしたがい、サーバ702の介入なくサービスアプリが自主的にユーザ端末101の位置を追跡するトラッキングサービスを提供してよい。このとき、位置探索サービスと同じように、サービスアプリ701でトラッキングサービスを一時的に提供することができない場合、サービスアプリ701は、サーバ702にユーザ端末101の現在位置の提供を要請してよく、前記要請にしたがい、ユーザ端末101は、サーバ702を通じてトラッキングサービスの提供を受けてもよい。

さらに他の例として、現在位置を基準として到着地までの経路を案内する道案内サービスが要請された場合、位置探索サービスおよびトラッキングサービスと同じように、サービスアプリを駆動する最初の一回はサーバ702からユーザ端末の現在位置の提供を受けてよく、位置の提供を受けた後にはサーバ702への位置提供の要請を中止してよい。そして、サービスアプリ701は、サーバ702の介入なく位置正確度基盤の政策にしたがって経路探索サービスをユーザ端末101に提供してよく、サービスアプリ701でユーザ端末の位置を提供することができない場合には、サーバ702に位置提供を要請して提供を受けてもよい。

このとき、道案内サービス、位置探索サービス、トラッキングサービスを利用するときに、サーバ702への位置提供の要請を中止した後には、サービスアプリ701で政策にしたがって経路探索、位置探索、トラッキングサービスを提供しなければならないが、エラー状況の発生によってユーザ端末の位置を提供できなくなる場合も発生する。例えば、前記サーバ702への位置提供の要請を中止した後、初めてサービスアプリ701で前記政策にしたがってユーザ端末の位置を探知して提供する関数を呼び出したが、最初の結果が提供されなかった場合、サービスアプリ701は、サーバ702に位置提供を要請してよい。このように、最初の結果が提供されなかった場合に限ってサーバ702に位置提供を要請してもよく、この他にも、サービスアプリ701で道案内サービス、位置探索サービス、トラッキングサービスを提供している最中にユーザ端末の位置を提供できなくなった場合には、サーバ702にユーザ端末の位置提供を要請して道案内サービス、位置探索サービス、またはトラッキングサービスの提供を継続して受けてもよい。

再び図7を参照すると、出発地および到着地の入力を受けて到着地までの経路を案内する経路探索サービスが要請された場合、サービスアプリ701は、サービスアプリの駆動後から経路探索サービスが終わるまで、サーバ702の介入なく、位置正確度基盤の政策にしたがって経路探索サービスを提供することができる。

図8は、本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。コンピュータシステム800は、少なくとも1つのプロセッサ810、メモリ820、周辺装置インタフェース830、入力/出力(I/O)サブシステム840、電力回路850、および通信回路860を少なくとも含んでよい。このとき、コンピュータシステム800は、ユーザ端末に該当してよい。

メモリ820は、一例として、高速RAM、磁気ディスク、SRAM、DRAM、ROM、フラッシュメモリ、または不揮発性メモリを含んでよい。メモリ820は、コンピュータシステム800の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語集合、またはその他にも多様なデータを含んでよい。ここで、プロセッサ810や周辺装置インタフェース830などの他のコンポーネントからメモリ820へのアクセスは、プロセッサ800によって制御されてよい。

周辺装置インタフェース830は、コンピュータシステム800の入力周辺装置および/または出力周辺装置をプロセッサ810およびメモリ820に結合させてよい。プロセッサ810は、メモリ820に格納されたソフトウェアモジュールまたは命令語集合を実行し、コンピュータシステム800のための多様な機能を実行してデータを処理してよい。

入力/出力サブシステム840は、多様な入力/出力周辺装置を周辺装置インタフェース830に結合させてよい。例えば、入力/出力サブシステム840は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、または必要に応じてタッチスクリーンやセンサなどの周辺装置を周辺装置インタフェース830に結合させるためのコントローラを含んでよい。他の側面によると、入力/出力周辺装置は、入力/出力サブシステム840を介さずに周辺装置インタフェース830に結合されてもよい。

電力回路850は、端末機のコンポーネントの全部または一部に電力を供給してよい。例えば、電力回路850は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)などのような1つ以上の電源、充電システム、停電検出回路、電力変換器やインバータ、電力状態表示子、または電力生成、管理、分配のための任意の他のコンポーネントを含んでよい。

通信回路860は、少なくとも1つの外部ポートを利用して他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてよい。または、上述したように、必要に応じて、通信回路860はRF回路を含み、電磁信号とも知られているRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてもよい。

このような図8の実施形態は、コンピュータシステム800の一例に過ぎず、コンピュータシステム800は、図8に示されたコンポーネントの一部が除去されてもよいし、図8には示されていない追加のコンポーネントをさらに備えてもよいし、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有してもよい。例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、図8に示されたコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサなどをさらに備えてもよく、通信回路860には、多様な通信方式(WiFi、3G、LTE、Bluetooth、NFC、Zigbeeなど)のRF通信のための回路が備えられてもよい。コンピュータシステム800に含めることができるコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されてよい。

上述した位置基盤サービス提供方法は、図1〜図8を参照しながら説明した詳細内容を土台としてさらに短縮された動作または追加される動作を含んでよい。また、2つ以上の動作が組み合わされてよく、動作の順序や位置は変更されてよい。

本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行されることのできるプログラム命令形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてよい。

このように、本発明の実施形態によると、位置基盤サービス提供システムは、ユーザ端末が建物Aから建物Bに移動するたびに、該当の建物に最初に入った時点に限ってサーバと連動して該当の建物に配置されたAP情報を受信し、受信したAP情報に基づいてユーザ端末の現在位置を決定することができる。すなわち、建物に入った時点に一度だけサーバと通信してAP情報を受信し、以後には受信したAP情報を利用することにより、サーバと通信することなくユーザ端末の現在位置を決定することができる。これにより、ネットワーク接続状態が悪くてサーバとの接続が困難であったとしても、サーバに関係なく、建物内部を移動するユーザ端末の現在位置を決定して位置基盤サービスを提供することができる上に、サーバとの通信接続によるネットワークトラフィックを減少させることができる。

上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。

ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望するとおりに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置、または送信される信号波に永久的または一時的に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された態様で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてよい。

実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピディスク、磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスクのような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてよく、その逆も同じである。

以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。

したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。

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