保護カバーおよび除草機

申请号 JP2014524662 申请日 2013-03-21 公开(公告)号 JP5756570B2 公开(公告)日 2015-07-29
申请人 平城商事株式会社; 北原ウェルテック株式会社; 发明人 平城 賢三; 金澤 雅治; 北原 将裕;
摘要
权利要求

天板部と、 該天板部の第1の側方縁部から突出し、かつ、一端の突出高さが他端の突出高さより大きい第1の側板部と、 該第1の側板部が突出した前記第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から、同第1の側板部と同じ方向に突出し、かつ、同第1の側板部の一端に対応する位置の端部の突出高さが、同第1の側板部の他端に対応する位置の端部の突出高さより大きい第2の側板部と、 前記第1の側板部の一端から同第1の側板部の一端に対応する位置の前記第2の側板部の端部にまで及ぶ前記天板部の縁部である前縁部に取付けられ、かつ、同前縁部に取付けられた側とは反対側に凹凸部が形成された前面板部とを備え、 除草機に取付けられる 保護カバー。前記前面板部は、前記凹凸部が前記天板部の前縁部と対向する後側に向けて、かつ、同後側とは反対側に向けて揺動可能に前記前縁部に取付けられた 請求項1に記載の保護カバー。前記第1の側板部の一端および前記第2の側板部の同第1の側板部の一端に対応する位置の端部にはそれぞれ、同第1の側板部の他端とは反対方向および同第2の側板部の同第1の側板部の他端に対応する位置の端部とは反対方向に湾曲した第1の湾曲部が形成され、 前記第1の側板部の一端および前記第2の側板部の同第1の側板部の一端に対応する位置の端部にはそれぞれ、同第1の側板部の一端の突出方向および同第2の側板部の同第1の側板部の一端に対応する位置の端部の突出方向に湾曲し、かつ、前記第1の湾曲部と連続した第2の湾曲部が形成された 請求項1に記載の保護カバー。前記天板部の前縁部と対向する後側から、前記第1の側板部の突出方向および前記第2の側板部の突出方向とは斜め反対方向に突出した突出片部と、 該突出片部にスライド可能に取付けられたスライド板部とを備える 請求項1に記載の保護カバー。前記スライド板部は、前記突出片部に沿って取付けられた第1の領域と、該第1の領域の前記突出片部と接する側との間の度を鋭角にして、同第1の領域の、前記後側に向いた側とは反対側から延出した第2の領域とを有する 請求項4に記載の保護カバー。天板部と、該天板部の第1の側方縁部から突出し、かつ、一端の突出高さが他端の突出高さより大きい第1の側板部と、該第1の側板部が突出した前記第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から、同第1の側板部と同じ方向に突出し、かつ、同第1の側板部の一端に対応する位置の端部の突出高さが、同第1の側板部の他端に対応する位置の端部の突出高さより大きい第2の側板部と、前記第1の側板部の一端から同第1の側板部の一端に対応する位置の前記第2の側板部の端部にまで及ぶ前記天板部の縁部である前縁部に取付けられ、かつ、同前縁部に取付けられた側とは反対側に凹凸部が形成された前面板部とを有する保護カバーと、 駆動源の動を伝える伝動軸を有する操作桿と、 該操作桿に取付けられ、かつ、前記天板部と、前記第1の側板部と、前記第2の側板部と、前記前面板部とで形成された空間に配置可能であり、さらに前記伝動軸が伝える動力で回転可能であり、刃部を有する回転体とを備える 除草機。

说明书全文

本発明は保護カバーおよび除草機に関する。詳しくは、例えば除草機に取付けられる保護カバーおよび保護カバーが取付けられた除草機に係るものである。

農地に生えた望ましくない草を除去する方法はいくつかある。 例えば、狭い範囲であれば、人が鎌などを使って刈る方法や、広い範囲であれば、人が機械を使って刈る方法がある。

その他にも、除草剤を草に散布し、すべての草または対象とした草だけを枯死させる方法もある。しかし、除草剤が土壌に残留して環境を汚染したり、地下に溶け込み汚染したりすることもある。

こうした中、様々な除草機が提案されている。例えば特許文献1には、図8に示すような除草機が記載されている。 すなわち、特許文献1に記載された除草機100は、接地板101と、接地板101の後方に位置する回転撹拌体102と、回転撹拌体102の後方に位置する回転埋没体107とを備える。

また、接地板101と、回転撹拌体102と、回転埋没体107とは、外枠106に取付けられている。また、外枠106には、柄105が取付けられている。また、回転埋没体107の外周には埋没刃103が設けられている。

また、柄105を押して除草機100を前進させると、回転撹拌体102は回転して水田土壌を水と一緒に柔らかく砕く。同時に回転する回転埋没体107の外周の埋没刃103によって、草を土中に埋没させる。

特開平8−140408号公報

しかしながら、特許文献1に記載された除草機は、回転撹拌体や回転埋没体が土壌から受ける反発が必ずしも一定ではないので、除草機全体が振り回されて除草作業に支障をきたすおそれがあった。

本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、除草機に取付けられて除草作業中の除草機の動きを円滑にすることができる保護カバー、および除草作業中の動きが円滑である除草機を提供することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明の保護カバーは、天板部と、該天板部の第1の側方縁部から突出し、かつ、一端の突出高さが他端の突出高さより大きい第1の側板部と、該第1の側板部が突出した前記第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から、同第1の側板部と同じ方向に突出し、かつ、同第1の側板部の一端に対応する位置の端部の突出高さが、同第1の側板部の他端に対応する位置の端部の突出高さより大きい第2の側板部と、前記第1の側板部の一端から同第1の側板部の一端に対応する位置の前記第2の側板部の端部にまで及ぶ前記天板部の縁部である前縁部に取付けられ、かつ、同前縁部に取付けられた側とは反対側に凹凸部が形成された前面板部とを備える。

ここで、天板部の第1の側方縁部から突出した第1の側板部、および第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から突出した第2の側板部によって、土壌へ食い込ませることができる。

また、第1の側板部の一端の突出高さが他端の突出高さより大きいこと、および第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部の突出高さが、第1の側板部の他端に対応する位置の第2の側板部の端部の突出高さより大きいことによって、第1の側板部の一端および第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部を、より深く土壌へ食い込ませることができる。

また、第1の側板部の一端から第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部にまで及ぶ天板部の縁部である前縁部に取付けられた前面板部によって、除草機の回転体が飛ばす土片の外部への飛散を抑制できる。

また、前面板部の、前縁部に取付けられた側とは反対側に形成された凹凸部によって、土壌から受ける反発力を抑えることができる。

また、本発明の保護カバーにおいて、前面板部は、凹凸部が天板部の前縁部と対向する後側に向けて、かつ、後側とは反対側に向けて揺動可能に前縁部に取付けられたものとすることができる。

この場合、土壌から受ける反発力を揺動(スイング)によって受け流すことができる。

また、本発明の保護カバーにおいて、第1の側板部の一端および第2の側板部の第1の側板部の一端に対応する位置の端部にはそれぞれ、第1の側板部の他端とは反対方向および第2の側板部の第1の側板部の他端に対応する位置の端部とは反対方向に湾曲した第1の湾曲部が形成され、第1の側板部の一端および第2の側板部の第1の側板部の一端に対応する位置の端部にはそれぞれ、第1の側板部の一端の突出方向および第2の側板部の第1の側板部の一端に対応する位置の端部の突出方向に湾曲し、かつ、第1の湾曲部と連続した第2の湾曲部が形成されたものとすることができる。

この場合、第1の側板部の一端および第2の側板部の第1の側板部の一端に対応する位置の端部が土壌へ食い込むときの抵抗を湾曲部が低減するので、さらに土壌へ食い込ませやすくすることができる。 また、第1の側板部の一端および第2の側板部の第1の側板部の一端に対応する位置の端部が土壌中を移動するときの抵抗も湾曲部が低減するので、除草機の推進を助けることができる。

また、本発明の保護カバーは、天板部の前縁部と対向する後側から、第1の側板部の突出方向および第2の側板部の突出方向とは斜め反対方向に突出した突出片部と、突出片部にスライド可能に取付けられたスライド板部とを備えるものとすることができる。

この場合、スライド板部をスライドさせて、第1の側板部の突出方向および第2の側板部の突出方向とは斜め反対方向における長さを調節できる。

また、本発明の保護カバーにおいて、スライド板部は、突出片部に沿って取付けられた第1の領域と、第1の領域の突出片部と接する側との間の度を鋭角にして、第1の領域の、後側に向いた側とは反対側から延出した第2の領域とを有するものとすることができる。

この場合、第1の領域の突出片部と接する側との間の角度を鋭角にして第2の領域が第1の領域から延出しているので、突出片部に沿ってスライドする領域を第1の領域に制限することができる。

また、上記の目的を達成するために、本発明の除草機は、天板部と、該天板部の第1の側方縁部から突出し、かつ、一端の突出高さが他端の突出高さより大きい第1の側板部と、該第1の側板部が突出した前記第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から、同第1の側板部と同じ方向に突出し、かつ、同第1の側板部の一端に対応する位置の端部の突出高さが、同第1の側板部の他端に対応する位置の端部の突出高さより大きい第2の側板部と、前記第1の側板部の一端から同第1の側板部の一端に対応する位置の前記第2の側板部の端部にまで及ぶ前記天板部の縁部である前縁部に取付けられ、かつ、同前縁部に取付けられた側とは反対側に凹凸部が形成された前面板部とを有する保護カバーと、駆動源の動力を伝える伝動軸を有する操作桿と、該操作桿に取付けられ、かつ、前記天板部と、前記第1の側板部と、前記第2の側板部と、前記前面板部とで形成された空間に配置可能であり、さらに前記伝動軸が伝える動力で回転可能であり、刃部を有する回転体とを備える。

ここで、天板部の第1の側方縁部から突出した第1の側板部、および第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から突出した第2の側板部によって、土壌へ食い込ませることができる。

また、第1の側板部の一端の突出高さが他端の突出高さより大きいこと、および第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部の突出高さが、第1の側板部の他端に対応する位置の第2の側板部の端部の突出高さより大きいことによって、第1の側板部の一端および第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部を、より深く土壌へ食い込ませることができる。

また、第1の側板部の一端から第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部にまで及ぶ天板部の縁部である前縁部に取付けられた前面板部によって、除草機の回転体が飛ばす土片の外部への飛散を抑制できる。

また、前面板部の、前縁部に取付けられた側とは反対側に形成された凹凸部によって、土壌から受ける反発力を抑えることができる。

また、駆動源の動力を伝える伝動軸を有する操作桿によって、除草作業者は操作桿を把持して除草作業を行なうことができる。

また、伝動軸が伝える動力で回転可能であり、刃部を有する回転体によって、整地を行なうことができ、かつ、除草すなわち草を刈ることができる。

本発明に係る保護カバーは、除草機に取付けられて除草作業中の除草機の動きを円滑にすることができる。 本発明に係る除草機は、除草作業中の動きが円滑である。

本発明を適用した保護カバーの第1の実施態様を示す概略上方斜視図である。

本発明を適用した保護カバーの第1の実施態様を示す概略下方斜視図である。

本発明を適用した保護カバーの第2の実施態様を示す概略側面図(a)と、本発明を適用した保護カバーの第2の実施態様の概略正面図(b)と、本発明を適用した保護カバーの第2の実施態様の概略背面図(c)である。

図1に示す保護カバーを備えた、本発明を適用した除草機の一例を示す概略図である。

図4に示す本発明を適用した除草機の概略部分拡大図である。

図4に示す本発明を適用した除草機の概略部分断面図である。

図1に示す保護カバーが伸びた状態の本発明を適用した除草機の概略部分拡大図である。

従来の除草機を示す概略図である。

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。 図1は、本発明を適用した保護カバーの第1の実施態様を示す概略上方斜視図である。また、図2は、本発明を適用した保護カバーの第1の実施態様を示す概略下方斜視図である。

図1に示す本発明の保護カバー1は、開口部2Aが形成された天板部2を備える。

また、本発明の保護カバー1は、第1の側板部3を備える。 また、第1の側板部3は、天板部2の第1の側方縁部から突出している。さらに、第1の側板部3の一端3Aの突出高さは、第1の側板部3の他端3Bの突出高さより大きい。

また、本発明の保護カバー1は、第2の側板部4を備える。 また、第2の側板部4は、第1の側板部3が突出した第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から、第1の側板部3と同じ方向に突出している。 さらに、第1の側板部3の一端3Aに対応する位置の端部(すなわち、第2の側板部4の一端4A)の突出高さが、第1の側板部3の他端3Bに対応する位置の端部(すなわち、第2の側板部4の他端4B)の突出高さより大きい。

また、本発明の保護カバー1は、前面板部5を備える。 また、前面板部5は、第1の側板部3の一端3Aから第2の側板部4の一端4Aにまで及ぶ天板部2の縁部である前縁部2Bにヒンジ部6を介して取付けられている。

また、前面板部5は、第1の側板部3および第2の側板部4の突出方向と同じ方向に突出して前縁部2Bに取付けられている。 また、前面板部5の、前縁部2Bに取付けられた側とは反対側に凸部5Aと凹部5Bが形成されている。

また、前面板部5は、天板部2の前縁部2Bにヒンジ部6を介して取付けられているので、凸部5Aと凹部5Bが前縁部2Bと対向する後側2Cに向けて、かつ、後側2Cとは反対側に向けて揺動(スイング)できる。

また、第1の側板部3の一端3Aおよび第2の側板部4の一端4Aにはそれぞれ、第1の側板部3の他端3Bとは反対方向および第2の側板部4の他端4Bとは反対方向に湾曲した第1の湾曲部26が形成されている。

また、第1の側板部3の一端3Aおよび第2の側板部4の一端4Aにはそれぞれ、第1の側板部3の一端3Aの突出方向および第2の側板部4の一端4Aの突出方向に湾曲した第2の湾曲部27が形成されている。

また、第1の湾曲部26と第2の湾曲部27とは連続している。

また、本発明の保護カバー1は、突出片部7を備える。突出片部7は、天板部2の前縁部2Bと対向する後側2Cから、第1の側板部3の突出方向および第2の側板部4の突出方向とは斜め反対方向に突出している。

また、本発明の保護カバー1は、突出片部7にスライド可能に取付けられたスライド板部8を備える。

また、スライド板部8は、突出片部7に沿って取付けられた第1の領域8Aを有する。また、スライド板部8は、第2の領域8Bを有する。第2の領域8Bは、第1の領域8Aの突出片部7と接する側との間の角度を鋭角にして、第1の領域8Aの、後側2Cに向いた側とは反対側から延出している。

また、突出片部7には、一対の貫通孔7Aが形成されている。 また、突出片部7のスライド板部8と接する側とは反対側に一対の六角ナット10が固着されている。 また、六角ナット10は、内側にネジ溝が形成されている。

また、六角ナット10は、貫通孔7Aの内径と略同じ内径を有する。 また、六角ナット10は、貫通孔7Aの中心と同心状に配置されている。

また、スライド板部8の第1の領域8Aの、一対の貫通孔7Aと対応する位置に一対の第1の貫通長穴8Cが形成されている。 また、外側表面にネジ山が形成された止めボルト9が第1の貫通長穴8Cと貫通孔7Aに挿通され、さらに、貫通孔7Aの中心と同心状に配置された六角ナット10に挿通されている。

そして、止めボルト9のネジ山と六角ナット10のネジ溝とが係合し、突出片部7とスライド板部8の第1の領域8Aとが止めボルト9で締め付けられ、固定される。

また、スライド板部8の第2の領域8Bには、一対の第2の貫通長穴8Dが形成されている。

また、略中央部がアーチ状に形成され、かつ、両側部にボルト穴11Aが形成された取付け部材11が、スライド板部8の第2の領域8Bに取付けられている。 また、ボルト穴11Aの位置は第2の貫通長穴8Dの位置と対応している。

また、取付け部材11は、次のようにしてスライド板部8の第2の領域8Bに取付けられている。 すなわち、ボルト穴11Aと第2の貫通長穴8Dに、ネジ山が形成された締め付けボルト12が挿通されている。

また、図2に示すように、第2の領域8Bの取付け部材11が取付けられた側とは反対側に、板状ナット13が一対の第2の貫通長穴8Dの両方に亘って配置されている。

また、板状ナット13の、一対の第2の貫通長穴8Dと対応する位置に一対の貫通孔13Aが形成されている。 また、貫通孔13A内にはネジ溝が形成されている。

そして、締め付けボルト12が板状ナット13の貫通孔13Aに挿通され、締め付けボルト12のネジ山と貫通孔13Aのネジ溝とが係合し、取付け部材11はスライド板部8の第2の領域8Bに取付けられる。

また、取付け部材11の略中央部がアーチ状に形成されているので、スライド板部8の第2の領域8Bとの間に空間を形成できる。この空間に、除草機の操作桿が挿通され、本発明の保護カバー1を除草機に取付けることができる。

ここで、必ずしも第1の側板部の一端および第2の側板部の一端にはそれぞれ、第1の湾曲部および第2の湾曲部が形成されていなくてもよい。 しかし、第1の湾曲部や第2の湾曲部が形成されていれば、第1の側板部の一端および第2の側板部の一端が土壌へ食い込むときの抵抗を湾曲部が低減するので、さらに土壌へ食い込ませやすくすることができ、好ましい。

図3は、本発明を適用した保護カバーの第2の実施態様を示す概略側面図(a)と、本発明を適用した保護カバーの第2の実施態様の概略正面図(b)と、本発明を適用した保護カバーの第2の実施態様の概略背面図(c)である。

図3(a)、図3(b)および図3(c)に示す本発明の保護カバー31は、開口部(図示せず。)が形成された天板部32を備える。

また、本発明の保護カバー31は、第1の側板部33を備える。 また、第1の側板部33は、天板部32の第1の側方縁部から突出している。さらに、第1の側板部33の一端33Aの突出高さは、第1の側板部33の他端33Bの突出高さより大きい。

また、本発明の保護カバー31は、第2の側板部34を備える。 また、第2の側板部34は、第1の側板部33が突出した第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から、第1の側板部33と同じ方向に突出している。 さらに、第1の側板部33の一端33Aに対応する位置の端部(すなわち、第2の側板部34の一端34A)の突出高さが、第1の側板部33の他端33Bに対応する位置の端部(すなわち、第2の側板部34の他端34B)の突出高さより大きい。

また、本発明の保護カバー31は、前面板部35を備える。 また、前面板部35は、第1の側板部33の一端33Aから第2の側板部34の一端34Aにまで及ぶ天板部2の縁部である前縁部32Bと、第1の側板部33の一端33Aと、第2の側板部34の一端34Aとに取付けられている。

また、前面板部35は、第1の側板部33および第2の側板部34の突出方向と同じ方向に突出して前縁部32Bに取付けられている。 また、前面板部35の、前縁部2Bに取付けられた側とは反対側に凸部35Aと凹部35Bが形成されている。

また、第1の側板部33の一端33Aおよび第2の側板部34の一端34Aにはそれぞれ、第1の側板部33の他端33Bとは反対方向および第2の側板部34の他端34Bとは反対方向に湾曲した第1の湾曲部36が形成されている。

また、第1の側板部33の一端33Aおよび第2の側板部34の一端34Aにはそれぞれ、第1の側板部33の一端33Aの突出方向および第2の側板部34の一端34Aの突出方向に湾曲した第2の湾曲部37が形成されている。

また、第1の湾曲部36と第2の湾曲部27とは連続している。

図4は、図1に示す保護カバーを備えた、本発明を適用した除草機の一例を示す概略図である。 また、図5は、図4に示す本発明を適用した除草機の概略部分拡大図である。また、図6は、図4に示す本発明を適用した除草機の概略部分断面図である。

図4に示す本発明の除草機14は、エンジン(駆動源の一例である。)15を備える。ここで、エンジン15は、除草作業者の肩に掛けることができる構成となっている。 また、本発明の除草機14は、他の駆動源として、電動モータを備えることもできる。

また、本発明の除草機14は、一端がエンジン15に連結された操作桿16を備える。 また、操作桿16の内部の空間を通って伝動軸21が延びている。また、伝動軸21の一端は、エンジン15の動力を伝動可能にエンジン15に連結されている。

また、本発明の除草機14は、操作桿16の他端に連結された駆動ボックス16Aを備える。 また、図6に示すように、操作桿16の内部の空間と駆動ボックス16Aの内部の空間とは連通している。

また、伝動軸21の他端には、第1の傘歯車22が設けられている。 また、駆動ボックス16Aの内部の空間には、駆動軸23が配置されている。また、駆動軸23の上端には、第2の傘歯車24が設けられている。

また、第1の傘歯車22と第2の傘歯車24とが互いに噛み合っている。従って、伝動軸21に伝えられたエンジン15の動力が、第1の傘歯車22と第2の傘歯車24とを介して駆動軸23に伝えられる。

また、本発明の除草機14は、取付け部材11を用いて操作桿16に取付けられた、図1に示す本発明の保護カバー1を備える。 すなわち、本発明の保護カバー1が有するスライド板部8の第2の領域8Bと、取付け部材11のアーチ形状の略中央部との間に形成された空間に操作桿16が挿通されている。

また、駆動ボックス16Aの下部は、本発明の保護カバー1が有する天板部2に形成された開口部2Aに挿通されている。 また、駆動ボックス16Aの下部は開放されている。

また、本発明の除草機14は、駆動ボックス16Aを介して操作桿16の他端に取付けられた回転体17を備える。 また、回転体17は、保護カバー1の天板部2と、第1の側板部3と、第2の側板部4と、前面板部5とで形成された空間に配置されている。

ここで、回転体17は、天板部2と、第1の側板部3と、第2の側板部4と、前面板部5とに接触しないように配置されている。

また、回転体17の上面には開口部が形成されており、この開口部に取付けボルト25が挿通され、駆動軸23の下部に回転体17が取付けられている。

また、回転体17は、3つの刃部18を有する。また、刃部18の形状は台形である。 また、台形の刃部18の上底辺と下底辺とを結ぶ一対の脚辺のうち一方の脚辺は、上底辺および下底辺に対して略直交している。

また、他方の脚辺は、上底辺および下底辺に対して傾斜している。 また、傾斜した脚辺は研がれている。

次に、回転体17の回転機構を説明する。 エンジン15の動力による伝動軸21の回転は、第1の傘歯車22と第2の傘歯車24を介して駆動軸23に伝えられる。

すると、駆動軸23は回転し、駆動軸23の下部に取付けられた回転体17も回転する。

そして、回転体17が回転することで、土壌19を整地し、かつ、草20を刈る。

なお、回転体が、伝動軸が伝える動力で回転可能であり、刃部を有していれば、必ずしも刃部の形状は台形でなくてもよく、例えば長方形でもよい。また、必ずしも刃部の数は3つでなくてもよく、2つであったり、4つ以上であったりしてもよい。

図7は、図1に示す保護カバーが伸びた状態の本発明を適用した除草機の概略部分拡大図である。 本発明の保護カバー1の全長を伸ばしたり、全長を縮めたりする場合、一対の止めボルト9の頭部が一対の六角ナット10から離れる方向に止めボルト9を回転させる。すると、突出片部7とスライド板部8の第1の領域8Aとの締め付けが解除される。

次に、スライド板部8をスライドさせる。 そして、突出片部7とスライド板部8の第1の領域8Aとを締め付けて固定したい位置において、一対の止めボルト9の頭部が一対の六角ナット10に近づく方向に止めボルト9を回転させる。 すると、突出片部7とスライド板部8の第1の領域8Aとが止めボルト9で締め付けられる。

本発明の保護カバー1を伸ばすことで、回転体17の回転位置よりもさらに下方に、第1の側板部3の一端3A(および第2の側板部4の一端4A)を位置させることができ、より深く第1の側板部3の一端3A(および第2の側板部4の一端4A)を土壌19に食い込ませることができる。

以上のように、本発明の保護カバーは、天板部の第1の側方縁部から突出した第1の側板部、および第1の側方縁部と対向する第2の側方縁部から突出した第2の側板部を備えているので、第1の側板部および第2の側板部を土壌へ食い込ませることができる。

また、土壌に食い込むことで、第1の側板部と第2の側板部が土壌に拘束され、土壌から受けた反発力に基づく振り回しを抑制できる。

従って、本発明の保護カバーは、除草機に取付けられて除草作業中の除草機の動きを円滑にすることができる。 また、本発明の除草機は、このような保護カバーを備えているので、除草作業中の動きが円滑である。

また、第1の側板部および第2の側板部が土壌に食い込むことで、雑草を根元から除去しやすくなり、また、簡単な耕うんも行なうことができるので、農作物にとって好ましい。

また、本発明の保護カバーは、第1の側板部の一端から第1の側板部の一端に対応する位置の第2の側板部の端部にまで及ぶ天板部の縁部である前縁部に取付けられた前面板部を備えているので、除草機の回転体が飛ばす土片の外部への飛散を抑制できる。

また、除草機の回転体が飛ばす土片は農作物を傷めてしまう。 従って、このような前面板部がない保護カバーを取付けた除草機の方が、このような前面板部を備えた保護カバーを取付けた除草機よりも多く土片を外部へ飛ばしてしまい、農作物を傷めてしまいやすい。

また、本発明の保護カバーが備える前面板部の、前縁部に取付けられた側とは反対側に凹凸部が形成されているので、土壌から受ける反発力を抑えることができる。

また、回転体と土壌との間の距離が、土壌に食い込んだ保護カバーによって固定されるので、均一な刈高で除草を行なうことができる。

1 保護カバー 2 天板部 2A 開口部 2B 前縁部 2C 後側 3 第1の側板部 3A 第1の側板部の一端 3B 第1の側板部の他端 4 第2の側板部 4A 第2の側板部の一端 4B 第2の側板部の他端 5 前面板部 5A 凸部 5B 凹部 6 ヒンジ部 7 突出片部 7A 貫通孔 8 スライド板部 8A 第1の領域 8B 第2の領域 8C 第1の貫通長穴 8D 第2の貫通長穴 9 止めボルト 10 六角ナット 11 取付け部材 11A ボルト穴 12 締め付けボルト 13 板状ナット 13A 貫通孔 14 除草機 15 エンジン 16 操作桿 16A 駆動ボックス 17 回転体 18 刃部 19 土壌 20 草 21 伝動軸 22 第1の傘歯車 23 駆動軸 24 第2の傘歯車 25 取付けボルト 26 第1の湾曲部 27 第2の湾曲部 31 保護カバー 32 天板部 33 第1の側板部 33A 第1の側板部の一端 33B 第1の側板部の他端 34 第2の側板部 34A 第2の側板部の一端 34B 第2の側板部の他端 35 前面板部 36 第1の湾曲部 37 第2の湾曲部

QQ群二维码
意见反馈