Folding weighing container

申请号 JP31896798 申请日 1998-11-10 公开(公告)号 JP4317929B2 公开(公告)日 2009-08-19
申请人 大日本印刷株式会社; 大蔵製薬株式会社; 发明人 康豊 小宮; 昌司 山田; 恭幸 嶋田; 邦昭 横塚; 桂 田中; 明 萩原;
摘要
权利要求
  • 板紙等の外側部材にフィルム状の内側部材を貼合してなるシート部材を略W字状に折り畳むとともにその縁部を相互に接着して 頂部貼着部及び側部貼着部を設けたもので構成された折り畳み容器において、該容器の少なくとも一方の側壁に 透明な窓部を設けるとともに、該窓部の縁部に計量用の目盛りを設け 、かつ前記窓部の下方に計量用の目盛りを設け、前記折り畳み容器の形状を容器の上方又は下方から嵌入してセットして保形する保形具が設けられていることを特徴とする折り畳み計量容器。
  • 前記保形具の切欠部に前記側部貼着部が嵌合するように設けたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み計量容器。
  • 前記窓部の縁部の計量用の目盛り及び前記窓部の下方に計量用の目盛りは共に、前記板紙等の外側部材側に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み計量容器。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、不使用時には扁平に折り畳むことができ、使用時には内容物を注入しなくても、それ自体で自立性を有する折り畳み容器に関するものであり、更に詳しくは、内容量を具体的な数値で計量できる折り畳み計量容器に関するものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来より、実公平7−12244号公報や実公平7−28089号公報及び実開平3−75119号公報等で開示されているように、不使用時には扁平に折り畳むことができ、使用時には内容物を注入しなくても、それ自体で自立性を有する折り畳み容器は知られている。
    この容器は、図5乃至図10で示すように、複数の切刃付折線(a)〜(f)と一部に打抜孔(6)を設けた比較的厚みを有する板紙等からなる外側部材(1)と、比較的薄くて柔軟性を有するPE(ポリエチレン)層等からなるフィルム状の内側部材(2)とを貼合して構成されたシート部材で形成されており、このシート部材は、底形成部(3)と、この底形成部(3)の両側に切刃付折線(b)(c)を介して連設された1組の側壁形成部(4)とを有している。
    【0003】
    底形成部(3)は、底板(5)に例えば略三形状の打抜孔(6)が穿設されるとともに、両側端に切欠部(7)が形成されて構成されており、側壁形成部 (4)は、側壁(8)と、それぞれ切刃付折線(d)を介して相対向する縁部に形成された側部貼着部(9)と、切刃付折線(f)を介して縁部に形成された頂部貼着部(10)を有している。
    容器を成形するには、図6で示すように、底形成部(3)の中央に位置する切刃付折線(a)を谷折りにするとともに、側壁形成部(4)がそれぞれ連設されている切刃付折線(b)(c)を山折りにして、略W字状にシート部材を折り畳み、図7で示すように内面側がPE層になっている両方の側部貼着部(9)を相互にヒートシールする。 なお、このとき、底板(5)の両側端には切欠部(7)が形成されているので、折り畳まれた底板(5)の両側端もそこから露出したPE層によって側部貼着部(9)と共にヒートシールされる。
    【0004】
    こうして扁平な袋状形態とした後、粉末ジュースやインスタントコーヒー等の内容物を頂部開口から入れ、図8で示すように頂部貼着部(10)をヒートシールすることによって製品とし、扁平に成形された状態のままで販売に供される。 使用に当たっては、まず、切刃付折線(f)に沿って頂部貼着部(10)を切り離し、頂部を開口する。 そして、側部貼着部(9)をそれぞれ指で摘み、左右から中央に向けて軽く押圧する。 すると、図9で示すように切刃付折線(e)が折曲するとともに底板(5)が外方向に押し出されて底部が形成され、図10で示すように自立性を有する角柱状の容器ができ上がり、インスタントコーヒー等の飲料用容器として使用することができるようになっている。 なお、使用後は、側部貼着部(9)を引っ張るとともに底板(5)を内方向に押し込めば、容易に折り畳むことができる。
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    以上のような折り畳み容器において、実開平3−75119号公報には、図10で示すように、側壁の所定位置に計量線となる凸部(k)を形成したものが開示されている。
    しかしながら、この容器では、内容物が所定位置まで注入されたかどうかを確認することはできるが、具体的に何ml入っているかまでを細かく計量することができない。
    そこで、本発明は、内容量を具体的な数値で計量できる折り畳み計量容器を得ることを目的とするものである。
    【0006】
    【課題を解決するための手段】
    本発明は、以上のような目的を達成するために、次のような折り畳み計量容器を提供するものである。
    すなわち、板紙等の外側部材にフィルム状の内側部材を貼合してなるシート部材を略W字状に折り畳むとともにその縁部を相互に接着して頂部貼着部及び側部貼着部を設けたもので構成された折り畳み容器において、該容器の少なくとも一方の側壁に透明な窓部を設けるとともに、該窓部の縁部に計量用の目盛りを設け、かつ前記窓部の下方に計量用の目盛りを設け、前記折り畳み容器の形状を容器の上方又は下方から嵌入してセットして保形する保形具が設けられていることを特徴とする折り畳み計量容器である。
    そして、 保形具の切欠部に側部貼着部が嵌合するように設けたことを特徴とするものであり、窓部の縁部の計量用の目盛り及び窓部の下方に計量用の目盛りは共に、板紙等の外側部材側に設けたことを特徴とするものである。
    【0007】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明する。
    図1は本発明にかかる折り畳み計量容器の表面を示す一部拡大展開図であり、図2は同じく裏面を示す一部拡大展開図である。 また、図3は保形具の平面図であり、図4は保形具を取り付けた折り畳み計量容器の斜視図である。 なお、図5乃至図10で示す従来技術と同等のものには同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
    本発明の折り畳み計量容器は、上記従来技術で説明した折り畳み容器に、内容物が見える窓部(11)と、その窓部(11)の縁部に計量用の目盛り(12)を設けたことを特徴とするものであり、飲料用以外に具体的に計量が必要なもの、例えば1日分の採尿を行ってデータ収集する場合の使い捨て容器として使用できるようにしたものである。
    【0008】
    図1で示すように、外側部材(1)には、保形性のある例えば157g/m 2の板紙を使用し、少なくとも一方の側壁(8)のほぼ中央に縦長の打抜孔を穿設して窓部(11)が形成されるようにするとともに、その窓部(11)の表面両縁部に例えば50ml〜500mlまで10ml間隔で計量用の目盛り(12)を印刷して設け、更にその表面をオーバープリントしている。
    また、図2で示すように、外側部材(1)の裏面で、かつ窓部(11)の下方には、例えば0mlから50mlまで10ml間隔で計量用の目盛り(13)が印刷して設けられている。 これは、窓部(11)を容器の強度上の問題から底部まで設けることができないためで、表面から窓部(11)を覗くだけでは計れない50ml以下等の少量の計量を容器の内面側からできるようにしている。
    【0009】
    そして、このような外側部材(1)の裏面に内側部材(2)が貼合されるが、この内側部材(2)は、バリヤー性のある例えばOPP(延伸ポリプロピレン)25μにPE(ポリエチレン)40μをラミネートした2層構造のフィルム状シートであり、窓部(11)から容器中の内容物が見えてその量が計れるように、透明であることが必要である。
    また、容器内面に設ける少量用の計量目盛り(13)は内側部材(2)に印刷するようにしてもよいが、この場合は外側部材(1)に対して位置決めする必要があるため、この少量用計量目盛り(13)も外側部材(1)に印刷した方が望ましい。
    【0010】
    また、この容器での計量をより正確なものにするため、容器の形状を強制的に保形する板紙等でできた簡易保形具(14)が設けられている。
    この保形具(14)は、容器内に収容できる大きさで、かつ図3で示すように枠状に形成され、側部貼着部(9)をそれぞれ左右から中央に向けて押圧してできた容器の開口とほぼ同形状の開孔部(15)が形成されている。 そして、その開孔部(15)の4隅には容器に嵌入させ易くするための円弧状の切欠部(16)が形成されている。 なお、(17)は容器の側部貼着部(9)が嵌合する略三角形状の切欠部である。
    【0011】
    この保形具(14)を容器の上方又は下方から嵌入してセットするが、上記した表面側の計量目盛り(12)が見えなくなるような不具合が生じないようにセットする。 その状態を図4で示す。
    このような保形具(14)によれば、容器の形状を確実に保形することができるようになるため、計量精度を高めることができる。
    また、この保形具(14)は、頂部貼着部(10)をヒートシールする前に容器内に収容され、使用時には頂部貼着部(10)を切り離した容器内から取り出して、角柱状に成形された容器にセットするようになっている。
    【0012】
    以上、何れにしても本発明は、不使用時には扁平に折り畳むことができてかさばらず、使用時には内容物を注入しなくても角柱状に保形される自立性を有する折り畳み容器に計量機能を持たせたので、具体的に計量が必要なもの、例えば1日分の採尿を行ってデータ収集する場合の使い捨て容器として好適に使用することができる。
    また、容器を確実に保形する保形具(14)が設けられているので、計量精度を向上させることができ、かつ、この保形具(14)は容器内に収容可能なので、使い勝手もよい。
    また、外側部材(1)及び内側部材(2)の材質は、上記実施例のものに限定されるものではなく、外側部材(1)には保形性、内側部材(2)にはバリヤー性があればよい。
    【0013】
    【発明の効果】
    本発明によれば、板紙等の外側部材にフィルム状の内側部材を貼合してなるシート部材を略W字状に折り畳むとともにその縁部を相互に接着して頂部貼着部及び側部貼着部を設けたもので構成された折り畳み容器において、該容器の少なくとも一方の側壁に透明な窓部を設けるとともに、この窓部の縁部に計量用の目盛りを設け、かつ前記窓部の下方に計量用の目盛りを設け、前記折り畳み容器の形状を容器の上方又は下方から嵌入してセットして保形する保形具が設けたので、内容量を具体的な数値で計量することができ、例えば1日分の採尿を行ってデータ収集する場合の使い捨て容器として好適に使用することができ、容器の内面で、かつ窓部の下方に計量用の目盛りを設けたので、窓部から見えない少量であっても容器の内面側から計量することができ、容器の形状を簡易にセットして保形する保形具が設けられているので、計量精度を高めることができる。
    更に、保形具の切欠部に側部貼着部が嵌合するように設けたので、更に容器の形状を確実に保形することができるようになるため、計量精度を高めることができる。
    又、窓部の縁部の計量用の目盛り及び窓部の下方に計量用の目盛りは共に、板紙等の外側部材側に設けたので、窓部の縁部の計量用の目盛りに対して、窓部の下方に計量用の目盛りの位置決めが確実に行える。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明にかかる折り畳み計量容器の表面を示す一部拡大展開図【図2】同上の裏面を示す一部拡大展開図【図3】保形具の平面図【図4】保形具を取り付けた折り畳み計量容器の斜視図【図5】折り畳み容器を構成する展開された外側部材と内側部材を示す斜視図【図6】折り畳み容器を組み立てる途中の状態を示す斜視図【図7】折り畳み容器を組み立てる途中の状態を示す斜視図【図8】折り畳み容器の組立完了後の状態を示す斜視図【図9】折り畳み容器を成形する途中の状態を示す斜視図【図10】成形後の折り畳み容器を示す斜視図【符号の説明】
    1 外側部材2 内側部材3 底形成部4 側壁形成部5 底板6 打抜孔7 切欠部8 側壁9 側部貼着部10 頂部貼着部11 窓部12 目盛り13 目盛り14 保形具15 開孔部16 切欠部17 切欠部a〜f 切刃付折線

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