Container with a measuring cup

申请号 JP2959196 申请日 1996-02-16 公开(公告)号 JP3060933B2 公开(公告)日 2000-07-10
申请人 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー; 发明人 マオ、チンゲ; 訓 山根; 照久 平野;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 容器ボトルと、前記容器ボトルに取り付けることが可能にされた計量カップとを備える計量カップ付き容器であって、 前記計量カップは、前記容器ボトルから取り外して計量カップの内側を上方に向けた状態で使用する計量カップであり、 前記計量カップには、計量のために収容物を受け入れるための凹部が計量カップの内側に形成されており、 前記計量カップは、前記凹部内に形成された側壁と、前記凹部の周辺に形成された周辺壁と、前記側壁と前記周辺壁とが接することにより形成された屈曲部とを含み、
    前記屈曲部を目印として用い、前記凹部に前記収容物を入れることにより、前記収容物の所定量を計量するように前記凹部の容量が決定されて おり、 前記凹部が、前記計量カップ内に複数形成されている計量カップ付き容器。
  • 【請求項2】 前記複数の凹部が実質的に同じ容量を有する請求項 に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項3】 前記複数の凹部が異なった容量を有し、
    これによって複数の異なる所定量を計量することができる請求項 に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項4】 前記計量カップが、底面部及び該底面部の周辺部から連続して延びる側壁部を備え、前記凹部が前記底面部に形成されている請求項1〜 のいずれか1
    項に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項5】 前記 計量カップの側壁部に、前記収容物の所定量と異なる量を計量するための計量線が形成されている請求項 に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項6】 容器ボトルと、前記容器ボトルに取り付
    けることが可能にされた計量カップとを備え、 前記計量カップは、前記容器ボトルから取り外して計量
    カップの内側を上方に向けた状態で使用する計量カップ
    であり、 前記計量カップには、計量のために収容物を受け入れる
    ための凹部が計量カッ プの内側に形成されており、 前記計量カップは、前記凹部内に形成された側壁と、前
    記凹部の周辺に形成された周辺壁と、前記側壁と前記周
    辺壁とが接することにより形成された屈曲部とを含み、
    前記屈曲部を目印として用い、前記凹部に前記収容物を
    入れることにより、前記収容物の所定量を計量するよう
    に前記凹部の容量が決定されている計量カップ付き容器
    であって、 前記凹部として、前記計量カップの底面部に形成された
    第1の凹部と、前記第1の凹部に隣接して形成された第
    2の凹部とを有し、前記第1の凹部の側壁部と前記計量
    カップの底面部とが接する部分が第1の屈曲部となり、
    前記第2の凹部の側壁部と前記第1の凹部の底面部とが
    接する部分が第2の屈曲部となる計量カップ付き容器。
  • 【請求項7】 前記計量カップの側壁部に、前記収容物
    の所定量と異なる量を計量するための計量線が形成され
    ている請求項6に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項8】 容器ボトルと、前記容器ボトルに取り付けることが可能にされた計量カップとを備える計量カップ付き容器であって、 前記計量カップは、前記容器ボトルから取り外して計量カップの内側を上方に向けた状態で使用する計量カップであり、 前記計量カップは、底面部と、 前記底面部の周辺部から
    連続して延びる側壁部と、前記底面部に形成されかつ前記計量カップの開口部に向かう方向に延びる半球、円柱、円錐または円錐台の形状の突出部とを含み、前記計量カップ内に収容物を入れることにより、前記収容物の所定量を計量することができる計量カップ付き容器。
  • 【請求項9】 前記突出部の先端を目印として用い、前記計量カップ内に前記収容物を入れることにより、前記収容物の所定量を計量することができるように前記突出部の大きさが決定されている請求項8に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項10】 前記計量カップ の側壁部には、前記収容物の所定量を計量するための計量線が形成されている請求項8に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項11】 前記計量カップは、前記底面部または前記側壁部において補強のためのリブが形成されている請求項8、9または10に記載の計量カップ付き容器。
  • 【請求項12】 前記容器ボトルには、前記計量カップを取り付けるための溝が形成され、前記計量カップには、前記容器ボトルの前記溝に嵌まる嵌合部が形成されており、前記容器ボトルの前記溝に前記計量カップの前記嵌合部が嵌まることにより、前記計量カップが前記容器に取り付けられる請求項1〜11のいずれか1項に記載の計量カップ付き容器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、粉末状あるいは液状などの流動性を有する収容物を収納する容器と、容器から取り出した収容物を計量することができる計量カップを備えた計量カップ付き容器に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】粉末洗浄剤、粉末漂白剤、粉末食品などの粉末状物や、液状洗浄剤、液状柔軟仕上げ剤、液体食品などの液状物を収容する容器として、計量カップを備えた容器が知られている。 このような計量カップ付き容器では、容器から収容物を一旦計量カップに取り出し、計量カップで収容物の所定量を計量して用いている。

    【0003】従来の計量カップ付き容器では、計量カップ一杯、あるいは計量カップに約半分などの目安で計量したり、あるいは計量カップの側壁に計量線が付けられており、この計量線を用いて収容物の所定量を計量している。

    【0004】しかしながら、計量カップを一杯に満たして計量する方法では、収容物を計量カップに多く注ぎすぎると、計量カップから収容物が溢れてしまう場合があった。 また計量カップの約半分などの目安で計量する場合には、正確な計量を行うことができないという問題があった。

    【0005】また、最近の傾向としては、粉末洗浄剤や粉末漂白剤などでコンパクト化が進められており、1回の使用量、すなわち計量されるべき量が少なくなってきている。 従って、カップに計量線を付けて計量することが必要になるが、カップ全体の容量に比べ、計量されるべき量が少ないため、カップの底部に近い側壁に計量線を付け、それによって計量する必要がある。 従って、カップの断面積に比して計量線で示される計量レベルが低くなり、計量線からのわずかなズレにより計量において大きな誤差を生じるようになる。 すなわち、少ない使用量を正確に計量することができないという問題を生じた。

    【0006】これに加えて、例えば収容物が粉末状物や不透明な液体の場合には、計量カップの側壁に形成された計量線を超える量を注ぐと収容物によって計量線が見えなくなる。 特に、不透明な材質により計量カップが形成される場合に、この問題はより重要となる。 さらには、通常計量線は計量カップの側壁の内側に凹凸を形成することにより付けられる場合が多いが、このような計量線は見分けにくく認識しにくい。

    【0007】本発明の目的は、上述の従来の問題点を解消し、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる計量カップを備えた容器を提供することにある。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明に従う第1の局面の計量カップ付き容器は、収容物が収容される容器ボトルと、容器ボトルに取り付けることが可能にされた計量カップとを備え、前記計量カップは、前記容器ボトルから取り外して計量カップの内側を上方に向けた状態で使用する計量カップであり、計量カップには、計量のために収容物を受け入れるための凹部が計量カップの内側に形成されており、前記計量カップは、前記凹部内に形成された側壁と、前記凹部の周辺に形成された周辺壁と、
    前記側壁と前記周辺壁とが接することにより形成された屈曲部とを含み、屈曲部を目印として用い、該凹部に収容物を入れることにより、収容物の所定量を計量するように該凹部の容量が決定されており、前記凹部が、前記
    計量カップ内に複数形成さ れている計量カップ付き容器である。

    【0009】

    【0010】 発明の第1の局面においては、複数の凹部が実質的に同じ容量であってもよいし、異なる容量であってもよい。

    【0011】複数の凹部が実質的に同じ容量を有する場合には、1つの凹部のみに収容物を充填するか、あるいは2つまたは3つ以上の凹部に収容物を充填するかにより、計量する量を整数倍で変えることができる。

    【0012】また複数の凹部が異なった容量を有する場合には、例えば、計量する量に応じて、収容物を充填すべき凹部を選択し、計量する量を変更させることができる。

    【0013】本発明における計量カップの形状は、特に限定されるものではないが、一般的な計量カップの形状として、底面部を有し、底面部の周辺部から連続して略垂直方向に側壁部が延びたカップ形状のものを挙げることができる。 このような計量カップにおいて、凹部は、
    一般に底面部に形成することが好ましい。

    【0014】第1の局面に従えば、計量カップに凹部が形成され、この凹部に収容物を入れることにより、少量の使用量が計量できると共に、凹部の開口部における屈曲部を目印として、収容物の所定量を正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0015】本発明に従う第2の局面の計量カップ付き容器は、収容物が収容される容器ボトルと、容器ボトルに取り付けることが可能にされた計量カップとを備え、
    前記計量カップは、前記容器ボトルから取り外して計量カップの内側を上方に向けた状態で使用する計量カップであり、計量カップは、底面部と、 前記底面部の周辺部
    から連続して延びる側壁部と、前記底面部に形成されかつ計量カップの開口部に向かう方向に延びる半球、円柱、円錐または円錐台の形状の突出部とを含み、計量カップ内に収容物を入れることにより、収容物の所定量を計量することができる計量カップ付き容器である。

    【0016】第2の局面に従えば、カップ内に突出部が形成されているので、カップ内の容積が小さくなり、少量の使用量を計量することが可能になり、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0017】また第2の局面においては、突出部の先端を目印として用い、計量カップ内に収容物を入れることにより、収容物の所定量を計量することができるように突出部の大きさを決定することができる。 従って、突出部の先端を目印として用い、収容物の所定量を計量してもよい。

    【0018】さらに、第2の局面においては、計量カップが、底面部の周辺部から連続して延びる側壁部をさらに備え、側壁部に、収容物の所定量を計量するための計量線が形成されていてもよい。 このような計量線により、収容物の所定量を計量してもよい。 本発明に従う第
    3の局面の計量カップ付き容器は、容器ボトルと、前記
    容器ボトルに取り付けることが可能にされた計量カップ
    とを備え、前記計量カップは、前記容器ボトルから取り
    外して計量カップの内側を上方に向けた状態で使用する
    計量カップであり、前記計量カップには、計量のために
    収容物を受け入れるための凹部が計量カップの内側に形
    成されており、前記計量カップは、前記凹部内に形成さ
    れた側壁と、前記凹部の周辺に形成された周辺壁と、前
    記側壁と前記周辺壁とが接することにより形成された屈
    曲部とを含み、前記屈曲部を目印として用い、前記凹部
    に前記収容物を入れることにより、前記収容物の所定量
    を計量するように前記凹部の容量が決定されている計量
    カップ付き容器であって、前記凹部として、前記計量カ
    ップの底面部に形成された第1の凹部と、前記第1の凹
    部に隣接して形成された第2の凹部とを有し、前記第1
    の凹部の側壁部と前記計量カップの底面部とが接する部
    分が第1の屈曲部となり、前記第2の凹部の側壁部と前
    記第1の凹部の底面部とが接する部分が第2の屈曲部と
    なる計量カップ付き容器である。

    【0019】本発明の第1 〜3の局面に従えば、上述のように、凹部に収容物を入れ屈曲部を目印として用いることにより、あるいは計量カップ内に収容物を入れ突出部の先端をまたは側壁部の計量線を目印として用いることにより、収容物の所定量を計量することができるが、
    これらの計量手段とは別に、計量カップの側壁部などに上記収容物の所定量とは異なる量を計量するための計量線が形成されていてもよい。 このような計量線を形成することにより、必要に応じ計量する量を変更するように対応させることができる。

    【0020】また、本発明の第1 〜3の局面においては、計量カップは、前記底面部または前記側壁部において補強のためのリブが形成されていてもよい。 また、上記凹部及び突出部を形成するためのリブが、補強のためのリブとして形成されていてもよい。

    【0021】本発明の第1 〜3の局面における計量カップ付き容器においては、容器に計量カップが取り付け可能に設けられている。 このような計量カップの取り付け方法は特に限定されるものではないが、例えば、容器ボトルに、計量カップを取り付けるための溝を形成し、計量カップには、この容器ボトルの溝に嵌まる嵌合部を形成し、容器ボトルの溝に計量カップの嵌合部を嵌めることにより計量カップを容器ボトルに取り付け可能としてもよい。

    【0022】

    【発明の実施の形態】図1は、 参考例の計量カップ付き
    容器を示す側面図である。 図1を参照して、容器ボトル1は、粉末状または液状製品を収容する容器であり、容器ボトル1の上部には、収容物を取り出すための蓋2が設けられている。 蓋2の上には、好ましくは透明体または半透明体からなる計量カップ10が取り付けられている。 容器ボトル1の蓋2の下には、溝3が形成されており、この溝3に計量カップ10の下方の内側に形成された嵌合部13が嵌め合わされることにより、計量カップ10が容器ボトル1に取り付けられている。

    【0023】嵌合部13は、計量カップ10の内側において、カップの中心軸に向かって突出する凸部として形成されている。 計量カップ10を傾けながら持ち上げることにより、この嵌合部13を容易に溝3との嵌合から解放することができ、計量カップ10を容器ボトル1から取り外すことができる。

    【0024】計量カップ10を使用した後は、計量カップ10は図1に示すように容器ボトル1上に戻され、軽く下方に押し付けることにより、計量カップ10の嵌合部13が再び溝3に嵌まり込み、計量カップ10がボトル1上に取り付けられる。 以下の図面(図9を除く)においては、嵌合部13を図示省略するが、全ての実施形態の計量カップにおいてこのような嵌合部が形成されている。

    【0025】本明細書において、計量カップの「外側」
    とは、図1に示すように、計量カップが容器ボトル1に取付けられたときに、使用者によって見ることができる側を意味する。 他方、計量カップの「内側」とは、計量カップが容器ボトル1に取付けられたときに、使用者によって直接に見ることができない(すなわち計量カップによって覆われてしまう)側を意味する。

    【0026】図2、図3及び図4は、図1に示す参考例
    の計量カップを示す図である。 図2は計量カップを外側から見た斜視図、図3は計量カップの内側を見た斜視図、図4は部分切欠断面図である。 計量カップ10は、
    底面部10a及び該底面部10aの周辺部から連続して略垂直方向に延びる側壁部10bを有している。 底面部10aからは、計量カップ10の内側から外側に向かって凹部11が形成されている。 凹部11は、円柱状の形状を有している。 凹部11の開口部には、凹部11内の側壁部11bと、凹部11の周辺の底面部10aすなわち周辺壁とが接することにより、屈曲部(または折り目)11aが形成されている。 計量カップ10の側壁部10bには、計量線12が形成されている。 計量線12
    は、側壁部10bに印刷することにより形成してもよいし、側壁部10bの内壁(または外壁)に凹凸を形成することにより形成してもよい。

    【0027】凹部11は、該凹部11内に収容物を満たし、収容物の上面が屈曲部11aに達したときに、所定量となるようにその容量が決定される。 例えば、収容物の上面が屈曲部11aに達したときに、15mlとなるような大きさに形成する。 また計量線12は、さらに収容物を計量カップ10内に入れ、収容物が次の所定量となったことを示す位置に形成する。 例えば、収容物が合計30mlとなったときに収容物の上面が達する位置に計量線12を形成する。

    【0028】計量カップ10を使用するに際しては、図3に示すような計量カップの内側を上方に向けた状態で用いる。 計量カップ10の凹部11内に収容物を入れていき、収容物の上面が屈曲部11aに達するまで収容物を充填する。 これにより、例えば15mlなどの所定量の収容物を凹部11内に充填することができる。 さらには、必要に応じて、合計30mlの収容物が計量線12
    により計量され得る。

    【0029】以上のように、 上記参考例の計量カップでは、収容物の所定量を計量するための目印が、底面部1
    0aと凹部11の側壁部11bとから形成される屈曲部11aであるので、非常に分かり易く認識しやすい。 従って、収容物の所定量を正確にかつ簡易に計量することができる。 特に、少量の所定量を正確にかつ簡単に計量できる。

    【0030】図5は、他参考例を示す部分切欠断面図である。 図5を参照して、底面部14aの周辺部からは、側壁部14bが略垂直方向に延びている。 計量カップ14の底面部14aには、計量カップの内側から外側に向かって凹部15が形成されている。 凹部15の側壁部15bと底面部14aとが接する部分には、屈曲部(または折り目)15aが形成されている。 凹部15の容量は、計量カップ14の内側の凹部15内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば30mlになったときに、収容物の上面が屈曲部15aに達するような大きさに形成されている。

    【0031】また凹部15の側壁部15bには、計量線16が形成されている。 この計量線16は、凹部15内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば15mlになったときに収容物の上面が達する位置に形成する。

    【0032】 上記参考例では、計量の目安となる計量線16と屈曲部15aにより、2つの所定量で収容物を計量することができる。 また上記参考例においても、認識し易い屈曲部15aを計量の目印として用いることができるので、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0033】図6は、さらに他の参考例の計量カップを示す部分切欠断面図である。 図6を参照して、本参考例
    では、計量カップ17に底面部が形成されていない。 側壁部17aは、凹部18の周辺に位置する周辺壁である。 凹部18は円錐台の形状に形成されており、凹部1
    8の側壁部18bは、凹部18の底面部18cに向かうにつれて計量カップの中心軸に向かって傾斜している。
    すなわち、テーパーが形成される。

    【0034】凹部18の側壁部18bと、計量カップ1
    7の側壁部(すなわち周辺壁)17aが接する部分に、
    屈曲部18aが形成されている。 凹部18の容量は、計量カップ17の凹部18内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば30mlになったときに、収容物の上面が屈曲部18aに位置するように決定されている。 また凹部18の側壁部18bには、計量線19が形成されている。 計量線19は、凹部18内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば15mlとなったときに収容物の上面が達する位置に形成されている。

    【0035】 上記参考例でも、認識し易い屈曲部18a
    を計量の目印として用いることができるので、少量を正確にかつ簡単に計量することができる。 図7及び図8
    、さらに他の参考例を示す図である。 図7は計量カップを外側から見た斜視図であり、図8は部分切欠断面図である。 図7及び図8を参照して、本参考例の計量カップ20には、側壁部20aから計量カップ20の中心軸に向かってテーパーに形成された凹部21が形成されている。 本参考例では、計量カップ20の側壁部20a
    が、凹部21の周辺に位置する周辺壁である。 傾斜した側壁部21bと、計量カップ20の側壁部(すなわち周辺壁)20aが接する部分には屈曲部21aが形成されている。

    【0036】本参考例では、凹部21に加えて、さらに凹部22が形成されている。 凹部22は、凹部21の傾斜した側壁部21bからさらにカップの底面に向かって形成されており、全体としては円柱の形状を有している。 すなわち、凹部22の側壁部22bは略垂直方向に延びるように形成されている。 凹部22の側壁部22b
    と、凹部21の側壁部(すなわち周辺壁)21bの傾斜度が異なるため、側壁部22bと側壁部21bが接する部分に屈曲部22aが形成されている。

    【0037】凹部22の大きさは、凹部22内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば15mlとなったときに収容物の上面が屈曲部22aに位置するような容量に決定される。 また凹部21の容量は、凹部22に収容物を充填させ、さらに凹部21にも収容物を充填させていき、合計の収容物が所定量、例えば30mlになったときに、収容物の上面が屈曲部21aに位置するように決定される。

    【0038】 上記参考例では、屈曲部22aまたは屈曲部21aを計量の目印として用い、凹部22及び凹部2
    1に収容物を充填することにより2つの所定量を選択的に計量することができる。 本実施形態では、計量の目印として、屈曲部22a及び屈曲部21aを用いているので、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に収容物を計量することができる。

    【0039】図9は、図7及び図8に示す参考例の計量カップを容器に取り付けた状態を示す側面図である。 図9を参照して、容器ボトル1は、図1に示す参考例と同様の容器であり、上方部には収容物を取り出すための蓋2が設けられている。 蓋2の下方には溝3が形成されている。 この溝3には、計量カップ20の下方に設けられた嵌合部23(図7及び図8には図示省略されている)
    が嵌め合わされ、計量カップ20が容器ボトル1に取り付けられている。

    【0040】計量カップ20を使用する際には、計量カップ20を傾けながら上方に持ち上げることにより、容器ボトル1の溝3から計量カップ20の嵌合部23が外れ、計量カップ20を取り外すことができる。 計量カップ20には凹部21及び凹部22が形成されており、計量カップ20全体としてある程度の高さを有しているので、計量カップ20を容器ボトル1から取り外す際、持ち易く、また計量カップ20を傾けて取り外し易くなっている。

    【0041】計量カップ20を使用した後は、計量カップ20を図9に示すように、容器ボトル1の上に載せ軽く下方に押し付けることにより、容器ボトル1の溝3に計量カップ20の嵌合部23が嵌まり込み、計量カップ20が容器ボトル1の上部に取り付けられる。 このような計量カップ20の取り付けの際にも、本参考例の計量カップ20は凹部21及び凹部22を有し、手の中に収まり易い形状であるので、その作業が容易になる。

    【0042】図10及び図11は、さらに他の参考例の計量カップを示す斜視図であり、図10は外側を見た斜視図、図11は内側を見た斜視図である。 図10及び図11を参照して、本参考例の計量カップ30は、底面部30a及び側壁部30bを有しており、底面部30aの一方端部に、カップの外側に向かってへこむ凹部31が形成されている。 本参考例では、凹部が形成される位置が、計量カップの中央部ではなく、端部である点において上述の各参考例と異なっている。 凹部31の側壁部3
    1bと、計量カップ30の底面部(すなわち凹部31の周辺に形成された周辺壁)30aとが接する部分には、
    屈曲部31aが形成されている。 凹部31の容量は、凹部31内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば1
    5mlなったときに収容物の上面が屈曲部31aに位置するように決定される。

    【0043】本参考例の計量カップを用いて収容物を計量するには、図11に示す状態において、凹部31内に収容物を充填していき、凹部31の上面が屈曲部31a
    の位置に達するまで充填する。 これにより、収容物の所定量を計量することができる。 また必要に応じ、計量カップ30の側壁部30bに計量線を形成し、さらに収容物を充填していき、この計量線によって2番目の所定量を計量できるようにしてもよい。

    【0044】本参考例では、屈曲部31aを計量の目印として、凹部31内に収容物を充填していくことにより、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0045】図12は、本発明の第の局面に従う実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の計量カップ33
    は、底面部33a及び側壁部33bを有しており、底面部33aに隣接して第1の凹部34が形成されている。
    第1の凹部34の側壁部34bと、計量カップ33の底面部33aとが接する部分には第1の屈曲部34aが形成されている。 本実施形態では、さらに第1の凹部34
    に隣接して第2の凹部35が形成されている。 第2の凹部35の側壁部35bと、第1の凹部34の底面部34
    cが接する部分には、第2の屈曲部35aが形成されている。

    【0046】第2の凹部35は、第2の凹部35内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば15mlとなったときに収容物の上面が第2の屈曲部35aに位置するような容量を有している。 また第1の凹部34は、第2
    の凹部35内に収容物を充填した後、さらに収容物を充填していき、第1の凹部34内及び第2の凹部35内に所定量、例えば30mlの収容物が充填されたときに、
    収容物の上面が第1の屈曲部34aに位置するような大きさに形成されている。

    【0047】本実施形態の計量カップでは、第1の屈曲部34a及び第2の屈曲部35aを計量の目印として用い、収容物を選択的に計量することができる。 従って、
    少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0048】図13は、本発明の第1の局面に従う実施形態の計量カップを示す斜視図である。 本実施形態の計量カップ36は、底面部36a及び側壁部36bを有し、底面部36aの両端部において、第1の凹部37及び第2の凹部38が形成されている。 第1の凹部37の側壁部37bと、計量カップ36の底面部36aが接する部分には第1の屈曲部37aが形成されている。 同様に、第2の凹部38の側壁部38bと、計量カップ36
    の底面部36aが接する部分には屈曲部38aが形成されている。

    【0049】第1の凹部37は、第1の凹部37内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば15mlとなったときに収容物の上面が第1の屈曲部37aに位置するような容量に決定される。 第2の凹部38は、第2の凹部38内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば3
    0mlとなったときに、収容物の上端が屈曲部38aに位置するように容量が決定される。

    【0050】本実施形態では、容量の異なる第1の凹部37及び第2の凹部38が形成されているので、計量すべき収容物の所定量に応じて、第1の凹部37に収容物を充填するか、第2の凹部38に収容物を充填するかを選択することができる。 また、第1の凹部37及び第2
    の凹部38の容量を合計した量を計量したい場合には、
    第1の凹部37及び第2の凹部38の両方に収容物を充填させることもできる。

    【0051】さらには、側壁部36bに計量線を形成し、底面部36aの上にも収容物を充填し、この計量線を用いて収容物の所定量を計量することも可能である。
    本実施形態では、異なる容量の複数の凹部が形成されているので、複数の異なる所定量を、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0052】図14及び図15は、本発明の第2の局面に従う一実施形態の計量カップを示す斜視図であり、図14は外側の斜視図、図15は内側の斜視図である。 図14及び図15を参照して、計量カップ40は、底面部40aと、該底面部40aの周辺部から略垂直方向に延びる側壁部40bとを含む。 底面部40aには計量カップ40の開口部に向かって延びる突出部41が形成されている。 突出部41は、半球状に形成されている。 これに代えて、突出部41は、円柱、円錐または円錐台などの形状にも形成され得る。 突出部41の大きさは、計量カップ40の内側に収容物を充填していき、収容物が所定量、例えば30mlとなったときに、収容物の上面が突出部41の先端41aに達するような大きさに決定される。

    【0053】従って、本実施形態では、突出部41の先端41aが、収容物の充填により収容物によって覆われてしまうような時点で、収容物の供給を止めるようにする。 このように、突出部41の先端41aを計量の目印として用いることにより、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0054】また計量カップ40の側壁部40bには、
    別の所定量を計量するための計量線42が形成されている。 この計量線42が形成されるレベルは、突出部41
    の先端41aと、底面部40aとの間の位置(または高さ)に決定される。 例えば、計量線42は、収容物を計量カップ40内に充填し、収容物が所定量、例えば15
    mlとなったときに、収容物の上端が達する位置に形成されている。 従って、本実施形態では、計量線42による計量と、突出部41の先端41aを計量の目印とした計量をそれぞれ行うことができる。

    【0055】図16及び図17は、本発明の第2の局面に従う他の実施形態の計量カップを示す斜視図であり、
    図16は外側の斜視図、図17は内側の斜視図である。
    図16及び図17を参照して、図14及び図15に示した計量カップ40と比較すると、本実施形態の計量カップ45は、さらに、計量カップ45の側壁部45bと、
    突出部46とを結ぶへこみ部(内側から見るとリブ)4
    8が形成されている。 このリブ48は、計量カップ45
    全体の機械的強度を高めるための補強リブとして形成されている。

    【0056】図18及び図19は、本発明の第1の局面に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す図であり、図18は内側の斜視図、図19は内側の平面図である。 図18及び図19を参照して、本実施形態では、底面を3分割して、3つの凹部51,52,53がそれぞれ形成されている。 これらの凹部51,52,53は、
    計量カップ50の底面部50aから計量カップの外側にへこむように形成されている。 底面部50aは中央部に存在しており、この底面部50aと側壁部50bを結ぶようにリブ55,56,57がそれぞれ形成された状態となっている。

    【0057】各凹部51,52,53の上端には、屈曲部51a,52a,53aが形成されている。 屈曲部5
    3aは、凹部53の側壁部53bと底面部50aとが接する位置に形成されている。 同様に、屈曲部51a及び52aも形成されている。

    【0058】本実施形態では、凹部51,52,53
    は、それぞれ同じ容量を有するように形成される。 すなわち、各凹部51,52,53は、収容物を充填し、収容物が所定量、例えば10mlとなったときに、収容物の上端が屈曲部51a,52a,53aに位置するような容量を有する。 必要に応じ、計量のために収容物を充填する凹部の数を変更させることによって、複数の所定量を計量することができる。 屈曲部を計量の目印としているので、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0059】図18及び図19に示す実施形態は、本発明の第1の局面に従う実施形態として説明したが、中央に位置する底面部50aを有する円柱状部分と、各リブ55,56,57を、本発明の第2の実施形態における突出部とみなすことにより、この実施形態は、本発明の第2の局面に従う実施形態であると考えることもできる。 すなわち、底面部50aが、突出部の先端に相当することになり、凹部51,52,53に収容物を充填していき、収容物の上端が突出部の先端である底面部50
    aの位置に達するときを計量の終点とすることにより、
    計量の目印とすることができる。

    【0060】図20は、他参考例の計量カップを示す斜視図である。 本参考例の計量カップ60は、底面部6
    0a及び側壁部60bを有している。 本参考例では、第1の凹部61が底面部60aの中央部から計量カップに向かってへこむように形成されている。 従って、計量カップ60の内側に形成された第1の凹部61内に収容物を充填して計量する。 第1の凹部61内の側壁部61b
    と、計量カップ60の底面部60aが接する位置には、
    屈曲部61aが形成されている。 さらに、第1の凹部6
    1内には、その端部に、第2の凹部62が形成されている。 この第2の凹部62も計量カップ60に向かってさらにへこむように形成されている。 第2の凹部62の側壁部62bと第1の凹部61の底面部61cが接する位置には、第2の屈曲部62aが形成されている。

    【0061】第2の凹部62は、第2の凹部62内に収容物を充填していき、収容物が所定量、例えば15ml
    となったときに、収容物の上端が屈曲部62aに位置するように容量が決定されている。 また第1の凹部61
    は、さらに収容物を充填し第1の凹部61内にも収容物を充填していき、収容物が所定量、例えば30mlとなったときに、収容物の上端が屈曲部61aに位置するように容量が決定されている。

    【0062】本参考例では、第1の屈曲部61a及び第2の屈曲部62aを計量の目印として用いることにより、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0063】図21は、さらに他の参考例の計量カップを示す斜視図である。 図21を参照して、本参考例の計量カップ65は、底面部65a及び側壁部65bを有している。 本参考例では、底面部65aから、計量カップ65にへこむように第1の凹部66が形成されている。
    第1の凹部66は底面部65aの中央部に形成されている。 第1の凹部66の側壁部66bと、計量カップ65
    の底面部65aが接する位置に屈曲部66aが形成されている。

    【0064】第1の凹部66内には、さらにその中央部に第2の凹部67が形成されている。 第2の凹部67
    は、計量カップ65にさらにへこむように形成されている。 第2の凹部67の側壁部67bと、第1の凹部66
    の底面部66cが接する位置には、屈曲部67aが形成されている。

    【0065】第2の凹部67は、第2の凹部67内に収容物を充填し、収容物が所定量、例えば15mlとなったときに、収容物の上端が屈曲部67aに位置するように容量が決定されている。 第1の凹部66は、さらに収容物を充填していき、第1の凹部66内にも収容物が充填され、収容物が所定量、例えば30mlとなったときに、収容物の上端が屈曲部66aに位置するように容量が決定されている。

    【0066】本参考例では、上述のように第2の凹部6
    7及び第1の凹部66に収容物を選択的に充填し、第2
    の屈曲部67a及び第1の屈曲部66aを計量の目印として用いることにより、少量の使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【0067】

    【0068】 20及び図21に示すそれぞれの参考例
    、本発明の第2の局面に従う実施形態の計量カップとして用いることも可能である。

    【0069】すなわち、図20に示す実施形態では、計量カップ60の内側に収容物を充填するようにする。 ここでは、第1の凹部61及び第2の凹部62は、本発明の第2の局面における突出部となる。 すなわち、第1の突出部61が形成され、この第1の突出部61の先端部として61cが形成される。 さらに、第1の突出部61
    にさらに第2の突出部62が形成され、第2の突出部6
    2の先端が形成される。 計量カップ60内に収容物を充填していき、第1の突出部61の先端部61c及び第2
    の突出部62の先端をそれぞれ計量の目印として用い計量することができる。

    【0070】図21に示す実施形態も同様に、計量カップ65の内側に収容物を充填することができる。 第1の凹部66及び第2の凹部67を、それぞれ本発明の第2
    の局面における第1の突出部66及び第2の突出部67
    として用いる。 計量の目印としては、第1の突出部66
    の先端部66c及び第2の突出部67の先端をそれぞれ用い、計量カップ65内に収容物を充填することにより計量することができる。

    【0071】本発明の計量カップの材料は特に限定されるものではないが、プラスチックからなる成形体であることが好ましく、また計量をより容易にするため、使用される材料は、透明体または半透明体であることが好ましい。 計量カップの材料として透明体または半透明体を用いることにより、収容物を計量カップ内に入れた際、
    計量カップの外側からも計量物の上面の位置を見ることができ、計量がさらに容易に行えるようになる。

    【0072】

    【発明の効果】本発明に従えば、計量カップに収容物を受け入れるための複数の凹部を形成し、該複数の凹部の屈曲部を計量の目印として用いることにより、あるいは計量カップに開口部に向かう方向に延びる突出部を形成し、例えば突出部の先端を計量の目印とすることによりまたは側壁部の計量線を目印にすることにより、わずかな使用量でも、正確にかつ簡単に計量することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 参考例の計量カップ付き容器を示す側面図。

    【図2】図1に示す参考例の計量カップを示す斜視図。

    【図3】図1に示す参考例の計量カップを示す斜視図。

    【図4】図1に示す参考例の計量カップを示す部分切欠断面図。

    【図5】 参考例の計量カップを示す部分切欠断面図。

    【図6】 らに他の参考例の計量カップを示す部分切欠断面図。

    【図7】 らに他の参考例の計量カップを示す斜視図。

    【図8】 らに他の参考例の計量カップを示す部分切欠断面図。

    【図9】図8及び図9に示す参考例の計量カップを取り付けた容器を示す側面図。

    【図10】 らに他の参考例の計量カップを示す斜視図。

    【図11】図10に示す参考例の計量カップを示す斜視図。

    【図12】本発明に従う実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図13】本発明に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図14】本発明に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図15】図14に示す実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図16】本発明に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図17】図16に示す実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図18】本発明に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図19】図18に示す実施形態の計量カップを示す平面図。

    【図20】本発明に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【図21】本発明に従うさらに他の実施形態の計量カップを示す斜視図。

    【符号の説明】

    1…容器ボトル 2…蓋 3…溝 10…計量カップ 10a…計量カップの底面部 10b…計量カップの側壁部 11…凹部 11a…屈曲部 11b…凹部の側壁部 12…計量線 13…嵌合部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592043805 ONE PROCTER & GANB LE PLAZA,CINCINNAT I,OHIO,UNITED STAT ES OF AMERICA (72)発明者 山根 訓 兵庫県芦屋市茶屋之町6番6号 サンビ レッジ中芦屋202号 (72)発明者 平野 照久 神戸市西区美賀多台6丁目3−1、15− 301 (56)参考文献 実開 昭61−164142(JP,U) 実開 昭59−162450(JP,U) 実開 平2−8745(JP,U)

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