Liquid quantity measuring device

申请号 JP2003416256 申请日 2003-12-15 公开(公告)号 JP4120576B2 公开(公告)日 2008-07-16
申请人 株式会社デンソー; 发明人 真 山口; 哲嗣 工藤; 光二 水草; 宏樹 谷;
摘要
权利要求
  • 被測定体から流出する液量を測定する液量測定装置であって、
    気泡の注入された液体が前記被測定体から流出する液量に応じて移動する測定通路を設けた通路部材と、
    前記測定通路を前記被測定体側と前記気泡側とに仕切 る容積制限手段であって、前記容積制限手段に仕切られた前記測定通路の前記被測定体側の液量変化に応じて変化する前記測定通路の前記被測定体側の容積変化量を制限し、前記容積制限手段に仕切られた前記測定通路の前記被測定体側の液量変化に応じて移動する前記気泡の移動範囲を制限する容積制限手段と、
    を備え、
    前記通路部材は、前記被測定体から流出する液量に応じて前記気泡が移動する範囲を光透過性材質で形成し、前記気泡の移動量により前記被測定体から流出する液量の測定を可能とし、
    前記容積制限手段は、変位量を制限されたダイヤフラムを前記被測定体と前記気泡との間に設けることを特徴とする液量測定装置。
  • 前記気泡は、前記気泡を挟んで前記測定通路の液体を分離していることを特徴とする請求項1記載の液量測定装置。
  • 光透過性材質で形成された前記測定通路の断面形状は円形であることを特徴とする請求項1または2記載の液量測定装置。
  • 前記気泡の位置を検出する検出装置と、前記検出装置が検出した前記気泡の位置から前記気泡の移動量を算出し前記被測定体から流出する液量を算出する算出装置とを備えることを特徴とする請求項1から3のいすれか一項記載の液量測定装置。
  • 前記気泡に対し前記被測定体の取付位置と反対側の前記測定通路の開放側に設置され、前記測定通路に充填された液体に前記開放側の雰囲気から加わる圧力を一定圧に保持する圧力保持手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の液量測定装置。
  • 前記圧力保持手段は、前記測定通路の前記開放側の周囲を囲み前記開放側の雰囲気を密封する密封容器であることを特徴とする請求項5記載の液量測定装置。
  • 前記容積制限手段は、前記測定通路を前記被測定体側と前記気泡側とに仕切るダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの変位量を制限する係止部とを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の液量測定装置。
  • 前記被測定体と前記気泡との間の前記測定通路を大気側に開放可能な開閉装置を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の液量測定装置。
  • 光透過性材質で形成された前記測定通路の通路径は1mm以下であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の液量測定装置。
  • 说明书全文

    本発明は、被測定体から流出する液量を測定する液量測定装置に関する。

    従来、特許文献1、2のように、被測定体から流出する液量を測定する測定装置が知られている。 特許文献1では、被測定体から流出する液量に応じてガラス細管を上昇する液体レベルをラインカメラが検出することにより、被測定体から流出する液量を測定する。 特許文献2では、漏洩検知管内の液面高さ変化を圧変化として検出することにより、被測定体から流出する液量を測定する。

    特開平4−255568号公報

    特開平10−9991号公報

    しかしながら、特許文献1、2では、被測定体から流出する液量を測定するためにガラス管または漏洩検知管の開放側の液面レベルを基準位置に戻す必要がある。 管内を上下する液面レベルが基準位置に戻るときに管の内壁面に液滴が付着するので、管の内壁面に付着した液滴が全て下降し終わるまで、液面レベルは不安定である。 管の内壁面に付着した液滴が下降する前に測定を開始すると、被測定体から流出する液量を高精度に測定できない。 したがって、高精度に液量を測定するためには、管の内壁面に付着した液滴が全て下降するまで待機する必要がある。 その結果、測定時間間隔が長くなるという問題がある。
    本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、被測定体から流出する液量を短時間で高精度に測定する液量測定装置を提供することを目的とする。

    請求項1から記載の発明では、測定通路に充填された液体に気泡が注入されており、被測定体から流出する液量に応じて液体中の気泡が測定通路を移動する移動量により被測定体から流出する液量を測定する。 測定通路の開放側の液面位置が通路壁面に付着した液滴の下降により変動しても、液中の気泡の位置は変化しない。 したがって、測定通路の開放側の通路壁面に付着した液滴が全て下降することを待つことなく、測定を開始するときの基準位置に液中の気泡を素早く戻すことができ。 したがって、測定時間間隔を短縮し、被測定体から流出する液量を高精度に測定できる。
    さらに、請求項1記載の発明では、気泡に対し被測定体側の測定通路の容積の変化量を容積制限手段が制限するので、気泡に対し被測定体側の測定通路の液量が大きく変動しようとしても、気泡の位置が測定範囲から外れることを防止できる。

    請求項2記載の発明では、気泡が気泡を挟んで測定通路の液体を分離しているので、測定通路の通路壁面と気泡との間を通って液体が移動することを防止できる。 これにより、被測定体から流出する液量に応じた移動量で気泡が測定通路を移動するので、被測定体から流出する液量を高精度に測定できる。
    ここで、気泡が移動する範囲の測定通路の断面形状が多形であると測定通路の通路壁面と気泡との間に隙間ができ、この隙間を通って液体が移動する恐れがある。 請求項3記載の発明では、気泡が移動する範囲の測定通路の断面形状は円形であるから、測定通路の通路壁面と気泡との間に隙間が生じにくい。 これにより、被測定体から流出する液量に応じた移動量で気泡が測定通路を移動するので、被測定体から流出する液量を高精度に測定できる。

    請求項4記載の発明では、検出装置で検出した気泡の位置を元に被測定体から流出する液量を算出装置で算出するので、被測定体から流出する液量を正確に短時間で測定できる。
    請求項5および6記載の発明では、気泡に対し被測定体と反対側の測定通路の開放側に設置された圧力保持手段が、測定通路に充填された液体に開放側の雰囲気から加わる圧力を一定圧に保持するので、被測定体から流出する液量以外の要因で気泡の移動量が変化することを防止できる。

    請求項6記載の発明では、気泡に対し被測定体と反対側の測定通路の開放側を密封容器で囲み開放側の雰囲気を密封することにより、測定通路の開放側の周囲雰囲気から気泡に加わる圧力変動を簡単な構成で防止できる。
    請求項7記載の発明では、気泡に対し被測定体側の測定通路の容積の変化量を容積制限手段が制限するので、気泡に対し被測定体側の測定通路の液量が大きく変動しようとしても、気泡の位置が測定範囲から外れることを防止できる。

    請求項8記載の発明では、被測定体と気泡との間の測定通路を大気側に開放可能な開閉装置を備えているので、被測定装置の取り付け、および取り外しの前に被測定体と気泡との間の測定通路を大気側に開放しておけば、液量測定装置に被測定体を取り付けるとき、ならびに液量測定装置から被測定体を取り外すときに測定通路の圧力または容積が変動しても、気泡の位置が移動することを防止できる。 測定中においては、被測定体と気泡との間の測定通路と大気側とは開閉装置で遮断する。

    測定通路の通路径が大きくなると測定通路の上方に気泡が浮き上がり、測定通路の通路壁面と気泡との間に隙間が形成される恐れがある。 そこで請求項9記載の発明では、光透過性材質で形成された気泡が移動する範囲の測定通路の通路径を1mm以下にしているので、測定通路の上方に気泡が浮き上がることを防止し、測定通路の通路壁面と気泡との間に隙間が形成されることを防止できる。

    以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
    本発明の一実施形態による液量測定装置を図1に示す。 被測定体としての燃料噴射弁1は、例えばガソリンエンジン用の燃料噴射弁である。 液量測定装置10は、閉弁時における燃料噴射弁1のシート部からの漏れ量を測定する。
    液量測定装置10は、通路部材12、14、16、18、液柱管20、密封容器22、開閉弁30、ダイヤフラム40(図2参照)、液体供給装置50、カメラ60、および算出装置62を備えている。

    通路部材12、14、16、18および液柱管20は測定通路100を形成している。 測定通路100は、通路部材12に形成される測定通路102、通路部材14および通路部材16により気泡110の燃料噴射弁1側に形成される測定通路104、通路部材16、通路部材18および液柱管20により気泡110の燃料噴射弁1と反対側に形成される測定通路106とを有している。 測定通路102は、測定通路102を大気側に開放するための開放通路103を有している。 測定通路108は、光透過性材質で形成されている通路部材16が形成する測定通路である。 図1に示すように、測定通路100には燃料噴射弁1から漏れる液量を測定するための試験液体120が充填されている。 測定通路100の一方の端部を形成する通路部材12に図示しないクランプ治具で燃料噴射弁1が取り付けられる。 燃料噴射弁1を取り付けた状態で試験液体が漏れないように、各部材の接続箇所はシールされている。

    図1および図3に示す通路部材16は、ガラス材またはアクリル材等の光透過性材質で形成されている。 通路部材16が形成する測定通路108に充填された試験液体中に空気で形成された気泡110が注入されている。 測定通路108の断面形状は円形である。 測定通路108の通路径は、測定通路108で気泡110が上方に浮かない大きさ、例えば1mm以下に設定することが望ましい。 測定通路108の通路径の最小値は、気泡110が測定通路108を移動可能な通路径の最小値で決定される。 加工が可能であれば数ミクロンの通路径であっても気泡110は測定通路108を移動可能である。

    液柱管20は、測定通路108よりも上方に位置している。 したがって、液柱管20内に充填された試験液体の液柱122の高さhが圧力として気泡110に加わる。 燃料噴射弁1と反対側から液柱122が気泡110に圧力を加えることにより、気泡110の位置変動を防止できる。
    圧力保持手段としての密封容器22は、気泡110に対し燃料噴射弁1の取付位置と反対側の測定通路100の開放側、つまり液柱管20の開口側を囲み、液柱管20の開口周囲の雰囲気を密封している。 これにより、密封容器22の外部の雰囲気に流れや圧力変動が生じても、その影響が測定通路100に加わらない。 したがって、燃料噴射弁1の漏れ量以外の外乱により気泡110の位置が変動することを防止できる。

    開閉弁30は、燃料噴射弁1と気泡110との間の測定通路102を大気側に開閉可能な開放通路103を開閉する開閉装置である。 開閉弁30はボール32およびピストン34を有し、ピストン34が下降しボール32を押し込むことにより開放通路103は閉塞され、ピストン34が上昇すると開放通路103は大気開放される。 開閉弁30が設置されている箇所の液面位置は、燃料噴射弁1が設置される箇所の液面位置と同じになるように構成されている。

    図2に示すように、ダイヤフラム40は、金属製の薄膜で形成されており、通路部材12と通路部材14との間に挟持されている。 ダイヤフラム40は、測定通路100を燃料噴射弁1側と気泡110側とに仕切っている。 ダイヤフラム40と通路部材12、14との間はOリング46によりシールされている。 通路部材14には凹曲面を形成する凹部42が形成されており、この凹部により液室105が形成されている。 ダイヤフラム40は通路部材12の端面44および凹部42により係止され、変位量を規制される。 ダイヤフラム40、凹部42および端面44は特許請求の範囲に記載した容積制限手段を構成する。 また、端面44および凹部42は特許請求の範囲に記載した係止部である。 ダイヤフラム40は、燃料噴射弁1および開閉弁30が設置されている箇所の液面位置よりも高い位置に設置されている。 これは、燃料噴射弁1から漏れがない場合に、ダイヤフラム40を図2の(A)に示す基準位置に設定するためである。

    液体供給装置50は、燃料噴射弁1に試験液体を加圧して供給する装置である。 検出装置としてのカメラ60は、測定通路108中の気泡110の位置を検出する。 算出装置62は、カメラ60が検出した気泡110の位置から気泡110の移動量を算出し、燃料噴射弁1から漏れた液量を算出する。

    次に、燃料噴射弁1の漏れ量を測定する手順について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
    (1)ステップ200において、開閉弁30を開弁し開放通路103を開放する。 通路部材12の測定通路102が大気圧になると、ダイヤフラム40は、通路部材12の端面44に係止され、図2の(A)に示す基準位置に戻る。 気泡110も通路部材18内の基準位置に戻る。
    (2)燃料噴射弁1を閉弁し、図示しないクランプ治具で通路部材12に取り付ける(ステップ202)。 このとき、開閉弁30が開弁し測定通路102が大気開放されているので、燃料噴射弁1を通路部材12に取り付けるときに測定通路102に圧力が加わったり、測定通路102の容積が変動しても、ダイヤフラム40は基準位置から変位しない。

    (3)開閉弁30を閉弁し、ダイヤフラム40の燃料噴射弁1側の測定通路100を密封する(ステップ204)。
    (4)液体供給装置50から燃料噴射弁1に加圧した試験液体を供給し、燃料噴射弁1に液圧を印加する(ステップ206)。
    (5)燃料噴射弁1のシート部に漏れがあると、測定通路102に試験液体が流出する。 すると、図2の(B)に示すように燃料噴射弁1から測定通路102に流出した試験液体の液量に応じてダイヤフラム40が変位し、測定通路102の容積が増加する(ステップ208)。

    (6)測定通路102の容積が増加しダイヤフラム40が測定通路104側に変位すると、測定通路108に充填された試験液体とともに気泡110は燃料噴射弁1と反対側に移動する(ステップ210)。
    (7)所定時間が経過すると(ステップ212)、液体供給装置50から燃料噴射弁1への液圧印加を停止する(ステップ214)。

    (8)カメラ60が撮影した検出画像を元に、算出装置62は気泡110の基準位置と最終移動位置とから気泡110の移動量を算出する(ステップ216)。 そして、気泡110の移動量と測定通路108の通路面積との積から燃料噴射弁1から漏れた液量を算出する(ステップ218)。 そして、算出した漏れ量をディスプレイ等に表示する(ステップ220)。 規定以上の漏れ量を測定された燃料噴射弁1は不良品である。

    (9)開閉弁30を開弁し開放通路103を大気側に開放する(ステップ222)。 これにより、測定通路102の圧力は大気圧に戻るので、ダイヤフラム40は図2の(A)に示す基準位置に戻り、通路部材12の端面44に係止される(ステップ224)。 ダイヤフラム40が基準位置に戻ると、気泡110も通路部材16内の測定通路108で基準位置に戻る(ステップ226)。

    (10)燃料噴射弁1を通路部材12から取り外す(ステップ228)。 このとき、開閉弁30が開弁し測定通路102が大気開放されているので、通路部材12から燃料噴射弁1を取り外すときに負圧が測定通路102に加わらない。 したがって、ダイヤフラム40等の部材の損傷を防止できる。
    次の被測定体である燃料噴射弁1を用意し、上記(1)〜(10)の手順を繰り返す。

    以上説明した液量測定装置10では、1個の燃料噴射弁1の漏れ量の測定終了後、開閉弁30が開弁し測定通路102が大気圧に設定されダイヤフラム40が基準位置に戻ると、液柱管20の液柱122の液面位置に関わりなく試験液体120中の気泡110は基準位置に戻る。 したがって、ダイヤフラム40が基準位置に戻るときに液柱管20の通路壁面に付着している液滴が全て液柱122に下降するのを待つことなく、順次燃料噴射弁1を取り替えて漏れ量を高精度に測定できる。 したがって、測定時間間隔を極力短縮できる。

    また、開閉弁30が開弁し測定通路102が大気圧に設定されると、通路部材12の端面44でダイヤフラム40が係止されるので、気泡110は基準位置よりもダイヤフラム40側に移動しない。 また、測定通路102の液量が液室105の容積より増加しても、通路部材14の凹部42でダイヤフラム40が係止されるので、気泡110は測定範囲から逸脱しない。 このようにダイヤフラム40が係止部である通路部材12の端面44と通路部材14の凹部42とに変位方向の両側で係止されるので、気泡110の移動範囲を通路部材16に形成した測定通路108に限定することができる。

    (他の実施形態)
    上記複数の実施形態では、気泡110に対し燃料噴射弁1の取付位置と反対側の測定通路100の開放側を密封容器22で囲み周囲の雰囲気を密封したが、周囲雰囲気に流れや圧力変動がないのであれば、密封容器22を取り外してもよい。
    また、カメラ60で気泡110の位置を検出する代わりに、検出装置としてレーザ変位計を用いてもよい。 また、通路部材16に設けた目盛りを目視して気泡110の移動量を検出してもよい。

    また、上記実施形態では気泡110が注入されている測定通路108を平に設置したが、鉛直方向または斜めに設置してもよい。 漏れ量を測定するときに気泡110の燃料噴射弁1側の測定通路102が閉塞されているので、測定通路108が傾斜しても気泡110は移動しない。 また、気泡110の数は1個に限らず複数でもよい。 本実施形態では、空気で気泡110を形成したが、試験液体に溶けにくいのであれば他の気体で気泡110を形成してもよい。

    上記実施形態では、基準位置と最終移動位置との差から移動量を算出し、この移動量から漏れ量を算出した。 これ以外に、気泡110の移動途中の位置から時間当たりの移動量を算出し、この時間当たりの移動量から漏れ量を算出してもよい。
    上記実施形態では被測定体として燃料噴射弁1を例に挙げたが、他の流体流量を制御する流量制御弁の漏れ量を測定してもよい。 また、漏れ量に限らず、被測定体から流出する微量の液量を測定する場合に本発明を適用することも可能である。

    本発明の一実施形態による液量測定装置示す模式的構成図である。

    本実施形態による容積制限手段を示す拡大断面図であり、(A)は液体流出前、(B)は液体流出後のダイヤフラムの状態を示す。

    (A)は本実施形態の通路部材を測定通路の一方側から見た図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。

    本実施形態による液量測定のフローチャートである。

    符号の説明

    1 燃料噴射弁(被測定体)、10 液量測定装置、12、14、16、18、20 通路部材、22 密封容器(圧力保持手段)、30 開閉弁(開閉装置)、40 ダイヤフラム(容積制限手段)、42 凹部(容積制限手段、係止部)、44 端面(容積制限手段、係止部)、60 カメラ(検出装置)、62 算出装置、100 測定通路、103 開放通路、110 気泡、120 試験液体

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