Method of manufacturing a frangible metal bullet and such articles

申请号 JP2000558937 申请日 1999-04-22 公开(公告)号 JP2002520567A 公开(公告)日 2002-07-09
申请人 シンターファイアー,インコーポレイテッド; 发明人 ベニーニ,ジョセフ,シー.;
摘要 (57)【要約】 弾丸(10)のような壊れやすい金属製物品およびそれを製造するための方法。 壊れやすい金属製物品は、金属粒子と金属または非金属結合剤材料との混合物から形成され、この混合物は所望の形状に圧縮され、少なくとも1つの金属間化合物を形成するために必要な 温度 上方の、しかし焼結によって金属粒子を接合する温度以下の、また粒子の金属と金属または非金属結合剤材料との可鍛性 合金 の実質的な量を形成する温度以下の温度に加熱され、次に冷却される。 このような物品が弾丸(10)内に形成されるとき、弾丸は発射中にそれらの完全性を維持するために十分な強度を有するが、衝撃時に粉末に崩壊し、また鉛を含まないように定式化することができる。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 壊れやすい金属製弾丸であって、 複数の金属粒子と、 前記金属粒子を接合するためのもろい結合剤であって、少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成される結合剤と、 を具備する壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項2】 前記金属粒子と金属または非金属結合剤材料とが弾丸の形状に圧縮され、次に、冷却時に少なくとも1つの金属間化合物の有効量を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、次に前記壊れやすい金属製弾丸を形成するために冷却される、請求項1に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項3】 前記金属粒子が、銅、鉄、ニッケル、金、銀、鉛、クロムおよびそれらの合金から選択される金属または金属ベースの合金から本質的に構成される、請求項2に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項4】 前記金属または非金属結合剤材料が、錫、亜鉛、ガリウム、
    ゲルマニウム、シリコン、ヒ素、アルミニウム、インジウム、アンチモン、鉛、
    ビスマス、それらの混合物およびそれらの合金から成る群から選択される材料から本質的に構成される、請求項2に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項5】 前記結合剤が、銅、鉄、ニッケル、金、銀、鉛、クロムから成る群から選択される第1の金属と、錫、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、シリコン、ヒ素、アルミニウム、インジウム、アンチモン、鉛、ビスマスから構成される群から選択される第2の金属または非金属との少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成される、請求項2に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項6】 鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸であって、 複数の金属粒子であって、該金属が、銅、鉄、ニッケルおよびクロムから構成される群から選択される前記複数の金属粒子と、 金属粒子を金属粒子に接合するかあるいは結合剤/金属粒子の合金の相当量を形成する温度以下の処理温度で、少なくとも1つの金属間化合物から成るもろい金属結合剤を形成するために配列された金属または非金属結合剤材料と、 を具備する壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項7】 前記金属粒子と前記結合剤材料とが前記弾丸の形状に圧縮され、次に、冷却時に少なくとも1つの金属間化合物を形成するために十分な時間の間前記処理温度に加熱され、次に前記金属製弾丸を形成するために冷却される、請求項6に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項8】 前記金属粒子が銅または銅ベースの合金から本質的に構成される、請求項7に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項9】 前記結合剤が錫または錫ベースの合金から本質的に構成される、請求項8に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項10】 前記結合剤材料が錫から本質的に構成され、また前記もろい結合剤が銅と錫の金属間化合物から成る、請求項8に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項11】 前記銅と錫の金属間化合物が、η相から本質的に構成される、請求項10に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項12】 壊れやすい金属製弾丸であって、 複数の未焼結の金属粒子と、 前記金属粒子を接合して、前記金属製弾丸を形成する金属間化合物結合剤と、 を具備する壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項13】 前記結合剤が、金属粒子を接合する少なくとも1つの金属間化合物接合を有する多孔性のもろい金属と特徴づけられる微細構造を有する、
    請求項12に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項14】 前記金属製弾丸が、13,000psi未満の横破断強度を有する材料から構成される、請求項12に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項15】 前記壊れやすい金属製弾丸が、前記結合剤のもろい欠陥によって複数の粒子にされる、請求項12に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項16】 複数の粒子への前記壊れやすい金属製弾丸の破裂が前記弾丸の大部分の運動エネルギを吸収する、請求項15に記載の壊れやすい金属製弾丸。
  • 【請求項17】 壊れやすい金属製弾丸を製造する方法であって、該方法が、 金属粒子を接合すると共に前記金属粒子と結合剤材料との可鍛性合金の実質的な量を形成するための温度以下の処理温度で少なくとも1つの金属間化合物を形成するために配列された、前記金属粒子と金属または前記非金属結合剤材料とから成る混合物を形成する段階と、 前記混合物を圧縮して、前記弾丸の形状内に圧粉体を形成する段階と、 前記圧粉体を、少なくとも1つの金属間化合物の有効量を形成するために十分な時間の間前記処理温度に加熱し、これによって成形金属先駆体を形成する段階と、 前記金属前駆物質を室温に戻して、前記壊れやすい金属製弾丸を形成する段階と、 から成る方法。
  • 【請求項18】 前記金属粒子が銅から本質的に構成され、また前記結合剤材料が錫から本質的に構成される、請求項17に記載の壊れやすい金属製弾丸を製造する方法。
  • 【請求項19】 前記圧粉体の寸法が、前記壊れやすい金属製弾丸の寸法の0.2%内にある、請求項17に記載の壊れやすい金属製弾丸を製造する方法。
  • 【請求項20】 鉛を含まない薬包であって、 ネックを有する薬莢と、 鉛を含まない雷管組成と、 前記薬莢内の推進剤と、 少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成されるもろい結合剤に接合された複数の未焼結の金属粒子から成る鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸であって、前記金属粒子が、銅、鉄、ニッケル、クロム、タングステンおよびそれらの合金から構成される群から選択される金属を含み、前記弾丸が前記薬莢ネック内にある、鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸と、 を具備する薬包。
  • 【請求項21】 前記結合剤材料が、錫、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、
    シリコン、ヒ素、インジウム、アルミニウム、アンチモン、ビスマスおよびそれらの混合物から構成される群から選択される材料を含む、請求項20に記載の薬包。
  • 【請求項22】 前記薬包が、雷管を有する雷管ポケットを備える中央起爆式の薬包である、請求項20に記載の薬包。
  • 【請求項23】 前記薬包が周縁起爆式の薬包である、請求項20に記載の薬包。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 関連出願 本発明は、1998年4月22日に出願された米国特許継続出願第09/06
    3.924号の分割出願である。

    【0002】 発明の背景 本発明は、壊れやすい金属製物品に関し、特に標的および/または訓練用途で特に使用される壊れやすい弾丸に関する。 屋内および屋外の射撃用途は鉛がないことならびに壊れやすさ(分解)の特性から利益を得ている。 このような使用のための壊れやすい弾丸が周知である。 これらの弾丸は、1つの弾丸内に固めた金属粉の使用を特徴とし、この弾丸は射撃の間その完全性を維持するために十分な強度を有し、一方で、弾丸を砕くのに十分な質量と剛性を有する固体対象物との衝撃によって分解する。

    【0003】 従来の高密度の鋳造されスエージ加工された銅めっきまたは銅被覆の鉛弾丸は、屋内の射撃範囲でまた訓練用にも使用される。 射撃者を跳弾から保護するために、発射弾丸およびいかなる破片も射撃者を傷つけることがないよう防止するために、「弾丸トラップ」が通常必要とされる。 さらに、射撃範囲または訓練施設の壁部は、時々跳ね飛ぶ弾丸の破片を止めるために、ゴムまたは何か他の発射物吸収材料で覆うことが可能である。 かくして、屋内の標的/訓練範囲建設しまた維持する費用が重要である。 さらに、壁部に弾丸トラップと跳弾吸収材料を使用しても、時には跳弾はこのようなシステムを打ち負かし、また射撃者に傷を負わせる。

    【0004】 鉛弾丸を撃つことによって、空気で運ばれる鉛ダストの発散が引き起こされ、
    空気中に導入される。 このため精巧な換気システムの装備が必要とされ、またこのような施設で働く個人は血液検査プログラムを受け、血流内の鉛の量の決定が必要となる可能性がある。 使用済みの鉛弾丸と弾丸の破片の蓄積は適切に処理しなければならず、また鉛廃棄物の処分に関する規則はますます複雑になっている。 かくして、鉛ダストの発生と使用済みの鉛弾丸と破片の蓄積は環境上の関心を引き起こし、重大な健康上の問題の可能性を有する。

    【0005】 鉛を含まない弾丸として使用される材料について長年研究が行われてきた。 弾薬の鉛を置き換える1つの問題は、このような弾丸を使用する弾薬が、自動または半自動銃で使用されるとき武器を適切に循環できるように、置換材料が十分に重くなければならないことである。

    【0006】 自動または半自動銃を循環する弾丸の能の主な基準は、弾薬が循環機構に供給するエネルギ量である。 ある種類の銃では、このエネルギは薬莢を押し戻す拡張ガスによって供給される。 他のある種類では反動が利用され、なお他の種類では、高圧ガスは銃身内のポートを通して、火器を循環する機構に接続している。

    【0007】 すべての火器は、ある圧力対時間特性を形成する弾丸と推進剤(火薬)とによって機能するように設計される。 より軽い弾丸を使用することは、循環に必要なエネルギを機構に与えるためのエネルギ移動があまりにも低いならば、半自動式または自動式銃の動作に問題を引き起こす可能性がある。 エネルギは追加の推進剤または異なった種類の推進剤を使用して増やすことができるが、このような訓練弾の特性は従来の弾丸と推進剤とを有する弾薬と相当異なるので、これは望ましくない。

    【0008】 さらに、弾丸の鉛を置き換えるためには、得られる弾丸質量が市場で調達可能な推進剤と両立できるように、選択される材料は十分に大きな比重を持たなければならない。 特別な推進剤または他の成分を開発する必要があると思われる鉛を含まない弾丸を開発することは、経済的に実行不可能である。

    【0009】 さらに、鉛を含まない訓練弾は、それが堅い表面を打つとき小さな粒子に分解しなければならない。 次に、個々の粒子は非常に軽く、危険であるほどに十分なエネルギを運ぶことができない。 他方、このような弾丸は高い発砲時に生じる加速に耐えるために十分に強くなければならず、銃身旋条に係合するために十分可鍛性であり、また行政機関によって必要とされるような旋条からの識別刻みを保持するのに十分な耐久性を有する。

    【0010】 樹脂性の結合剤と金属製の粉末との組合せを使用する練習および訓練弾は、銃器の銃身の制御できない壊れやすさの特性、不十分な強度、付着物の増加、銃身の寿命短縮および弾丸が発射される銃身の旋条からの刻みを保持または受容する不能力のため、満足であると一般的に証明されていない。

    【0011】 発明の概要 したがって、本発明は、壊れやすい金属製弾丸および従来技術の限界と不都合の1つ以上を実質的に取り除く、金属性弾丸を製造する方法に関する。

    【0012】 本発明の追加の目的および利点を引き続く説明に記載し、また部分的に説明から明らかになるか、あるいは本発明の実施によって学ぶことが可能である。 本発明の目的と他の利点は、記載した説明および本発明の請求の範囲ならびに添付図面のに指摘した物品と方法によって実現かつ成就される。

    【0013】 これらと他の利点を達成するためにおよび本発明の目的によれば、具現化しまた広く説明したように、本発明は壊れやすい金属製弾丸およびそれを製造するための方法に関する。 弾丸は複数の金属粒子ともろい結合剤とを含む。 好ましくは、もろい結合剤は、金属粒子と結合剤材料とから形成される少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成される。 結合剤材料は、金属粒子の接合温度以下の、金属粒子の金属と結合剤材料との可鍛性合金の実質的な量を形成する温度以下の、また結合剤材料と金属粒子が、まとまった壊れやすい物品に金属粒子を接合する少なくとも1つの金属間化合物を形成する温度上方の処理温度で、もろい結合剤を形成する金属または非金属である。 物品を製造する方法によれば、金属粒子と粉末の結合剤材料は金属製物品の形状に圧縮され、次に、少なくとも1つの金属間化合物を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、次に、壊れやすい金属製弾丸を形成するために冷却される。

    【0014】 本発明のさらなる態様では、金属粒子は銅、鉄、ニッケル、金、銀、鉛、クロムおよびそれらの合金から選択される金属または金属ベースの合金であり、好ましくは銅あるいは銅ベースの合金であり、また結合剤材料は、錫、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、シリコン、ヒ素、アルミニウム、インジウム、アンチモン、
    鉛、ビスマスおよびそれらの合金、好ましくは錫または錫ベースの合金から選択される材料から本質的に構成される。

    【0015】 他の実施形態は、複数の未焼結の金属粒子と、金属製弾丸を形成するために金属粒子を接合する少なくとも1つの金属間化合物結合剤とから成る壊れやすい金属製弾丸である。

    【0016】 本実施形態のさらなる態様では、結合剤は多孔性のもろい材料の微細構造を有し、またこのような結合剤を使用する最終処理製品は13,000psi未満の横破断強度を有する。 このような特性を有する壊れやすい弾丸は、破裂が弾丸の運動学的エネルギの大部分を吸収するように、結合剤のもろい欠陥によって複数の粒子に砕かれる。

    【0017】 なおさらなる実施形態では、本発明は、壊れやすい金属性弾丸の製造方法であり、金属粒子、例えば銅および銅合金と金属製結合剤材料とから成る混合物を形成する段階であって、金属製結合剤材料が、金属粒子、例えば錫および錫合金の金属との金属間化合物を形成するために配列された金属および合金を含む段階から成る。 混合組成物は、金属粒子の接合温度以下の、金属粒子の金属と金属結合剤材料との可鍛性合金の実質的な量を形成する温度以下の、しかし金属と金属結合剤材料との少なくとも1つの金属間化合物を形成する温度上方の処理温度で、
    もろい結合剤を形成するように配列される。 混合物は成形圧粉体を形成するために圧縮され、少なくとも1つの金属間化合物の有効量を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、これによって成形金属先駆体を形成し、また金属製物品を形成するために成形金属先駆体を室温に戻す。

    【0018】 本実施形態の1つの態様では、成形圧粉体の寸法は壊れやすい金属製物品の寸法の0.2%以内にある。

    【0019】 本発明の方法のさらなる実施形態では、圧粉体の寸法は壊れやすい金属製弾丸の寸法の0.2%以内にある。

    【0020】 前述の概要と次の詳細な説明の両方が模範的かつ説明目的であり、また請求されるような本発明のさらなる説明を提供するように意図されることが理解される。

    【0021】 好適な実施形態の説明 次に、本発明の好適な実施形態を参照する。 本発明により、結合剤によって共に接合される複数の金属粒子を含む壊れやすい金属製弾丸が提供される。 結合剤材料は、焼結によって金属粒子を接合する温度以下の、結合剤材料と金属粒子との可鍛性合金の相当量を形成する温度以下の、しかし金属粒子の金属と結合剤材料との少なくとも1つの金属間化合物を形成する温度上方の処理温度で、過渡液相を形成するように配列される。 本発明の目的のために、このような可鍛性合金の相当量は、最終的に処理される弾丸がもはや壊れやすくなくなる点に、結果として得られる構造を可鍛性にする量である。 例えば、金属粒子が銅であり、結合剤が錫である実施形態では、230から430度の処理温度によって、容易に認められる銅粒子/銅粒子の結合なしに、最初はちょうど液状の錫の過渡液相が形成される。 液状の錫は次に銅を受容し、銅粒子の表面に固体状の第1の金属間化合物を形成する。 初期の金属間化合物の中へのまたそれを通した銅の拡散によって追加の金属間化合物が形成され、また温度と時間に応じて液状の錫の全量を銅と錫の少なくとも1つの金属間化合物から成る固体に変換することが可能である。 このような変換物質が錫の完全な部分になる前に物品が冷却されるならば、金属の形態であるが、1つまたは複数の金属間化合物が銅粒子の表面に固まることが可能である。 固体錫の量に関する1つまたは複数の金属間化合物の量は、物品が壊れやすいか、あるいは可鍛性であるかどうかを決定する。 さらに、処理の時間と温度は、微細構造のα銅相の形成が認められない程度でなければならない。
    認められる量のα銅相があったならば、処理物品の延性と横破断強度とを増加することによって弾丸の壊れやすさを劇的に低減するであろう。

    【0022】 金属粒子と結合剤材料は弾丸の形状部内に共に圧縮され、次に、結合剤の過渡液相の有効量を形成するため十分な時間の間処理温度に加熱され、次に、弾丸を形成するために冷却される。 結合剤の過渡液相の有効量は、結合剤の過渡液相が少なくとも1つの金属間化合物を形成するときにまとまったボディに金属粒子を接着するのに十分なその量である。 このような量は、金属粒子/金属粒子結合の小さな量であることを妨げず、金属製物品の機械的性質は、金属製物品内の任意の金属粒子/金属粒子の結合強度よりも結合剤の機械的性質によって決定される。

    【0023】 本発明の好適な実施形態では、金属製物品は鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸である。 金属粒子は未焼結であり、金属結合剤はもろい金属間化合物である。
    本発明の目的のために、用語「もろい」は、周囲温度で低い破壊靱性、低い延性あるいは亀裂伝播に対して低い抵抗を示す材料を含む。

    【0024】 他の本発明の好適な実施形態は、薬包内に装填される鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸である。 図1に示したように、本発明の弾丸を使用した従来の中央起爆式の薬包が示されているが、本発明は周縁起爆式の薬包(図示せず)にも使用することができる。 弾丸10、本出願では丸い突起の9mmの弾丸はケース口1
    2に挿入される。 ケース14はケース口12にかしめて(内側方向に変形して)
    、ケース14内への所望の挿入深さで弾丸の保持を補助することができる。 本発明の弾丸は、かしめの間に砕けることなくかしめ操作に耐えるために十分な強度と延性を有する。 ケースは、さらに別個の雷管18を挿入できる雷管ポケット1
    6を含む。 図1に示したケースは、ピストル弾薬に典型的な直線壁のケースである。 本発明の弾丸はライフル銃弾薬としても有用であり、またこのような弾薬のためにケースは「ボトルネック」カートリッジ(図示せず)であることが可能であり、ケース口は薬莢ボディよりも小さい直径を有する。 推進剤(火薬)20は薬莢14のボディ内に配置される。 雷管18は鉛を含まないことが好ましい。 かくして、弾丸10もまた鉛を含まないならば、このような薬包の発射は鉛を発生しない。 このような雷管はCCI Industries of Lewist
    on,Idaho、米国によって製造され、Cleanfire(登録商標)雷管と指定される。 ここに示したように、雷管18は鉛を含まない雷管組成22を含むが、周縁起爆式の薬包は薬包それ自体のリム内部にこのような組成を有する(図示せず)。

    【0025】 好ましくは、本発明の金属粒子は銅、鉄、ニッケル、金、銀、鉛、クロムおよびそれらの合金、好ましくは銅、鉄、ニッケルおよびクロム、最も好ましくは銅および銅合金から選択される金属または金属ベースの合金から本質的に構成される。 本発明のさらに好適な実施形態では、結合剤材料は、金属粒子の金属との少なくとも1つの金属間化合物を形成する1つまたは複数の金属、金属ベースの合金、非金属およびそれらの混合物と合金から本質的に構成される。 このような材料は錫、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、シリコン、ヒ素、アルミニウム、インジウム、アンチモン、鉛、ビスマスおよびそれらの混合物と合金、最も好ましくは錫および錫合金から選択することが可能である。

    【0026】 本発明の重要な特徴は、壊れやすい金属製弾丸が、発射中のその完全性を維持しつつ、弾丸と対象物との衝撃の際のもろい結合剤のもろい欠陥によって複数の粒子にされ、これによって、従来の鋳造またはスエージ加工の弾薬を使用するときに直面する跳弾の問題が回避される。 複数の粒子への壊れやすい金属製弾丸のこの破裂は、さらに弾丸の大部分の運動エネルギを吸収し、これによって弾丸、
    または弾丸の部片の跳ね返りの可能性を本質的に除去する。 本発明の金属製物品の多孔性の微細構造の故に、銃器の銃身内の通過を促進するために、二硫化モリブデン、テフロン(登録商標)および炭素のような種々の滑剤を保持することができる。

    【0027】 特定の金属粒子/結合剤の組合せのための適切な熱処理後のこのような材料の微細構造は、少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成される結合剤材料によって互いに接着される固体金属粒子を特徴とする。 このようなシステムは、
    適切に熱処理される材料を壊れやすくするので、このようなシステムは好適である。 結合剤は完全に高密度であるか、あるいは多孔性であることが可能である。

    【0028】 上述の機械的性質に加えて、本発明の壊れやすい金属製弾丸は、薬包への弾丸の自動または手動装填に耐え、発射中のその完全性を維持するために、また図2
    に示したように弾丸が発射される銃器の銃身の旋条からの刻みを受容かつ保持するために、使用結合剤により十分な強度を有する。 図2は、弾丸の外周の表面に条溝32を有する9mmのピストル弾丸30の概略図である。 これらの条溝32
    は、弾丸が銃身を通過するときに銃身の旋条によって形成され、また通常、弾丸を発射した特定の銃身の特性である。 この後者の特徴は、弾丸が発射された特定の銃器の識別が可能であることが重要と考察される法の執行を特別に考慮したものである。

    【0029】 本発明によれば、壊れやすい金属製弾丸は、金属粒子と結合剤材料との混合物を形成して、金属粒子の焼結ネック成長の温度以下の、また金属粒子の金属と結合剤材料との少なくとも1つの金属間化合物が形成される温度上方の処理温度で、過渡液相を形成することから成る方法によって形成される。 次に、混合物は、
    成形圧粉体を形成するためにダイ締固め、ロータリスクリュ締固め、静圧プレス成形のような既知の圧縮技術を用いて圧力下で圧縮される。 圧粉体は、過渡液相の有効量を、次に少なくとも1つの金属間化合物を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、これによって成形金属先駆体を形成する。 次に、成形金属先駆体は室温に戻されて、鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸であり得る本発明の金属製物品を形成する。 処理温度と加熱期間は、当然、金属粒子と結合剤材料の選択に関係する。 処理温度は、金属粒子が焼結によって互いに接合する温度以下、金属粒子の金属と結合剤材料との可鍛性合金の実質的な量を形成する温度以下、また金属粒子の金属と結合剤材料の少なくとも1つの金属間化合物が形成される温度を上回る。 これは、圧粉体の熱処理の結果として生じる寸法の変化が非常にわずかであるという有益な効果を有する。

    【0030】 本発明の好適な実施形態では金属粒子は銅から本質的に構成され、結合剤材料は錫から本質的に構成され、また圧粉体は最高60分間150から430度の範囲の温度に加熱されて、少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成されるもろい結合剤を形成する。

    【0031】 上記のように、本発明の特定の有利な観点は、壊れやすい金属製物品が成形圧粉体の形状と寸法を本質的に保持することである。 かくして、成形圧粉体を形成する工具の形状と寸法は所望の最終製品と同じであり得る。 本発明により、壊れやすい金属製物品の寸法は成形圧粉体の寸法の0.2%内にある。

    【0032】 次の実施例は本発明の例示である。 実施例1 いくつかくの壊れやすい金属製弾丸が、市販の銅プリミックスを用いて本発明(PMB−8,OMG Americas,Research Triangl
    e Park,North Carolina、米国)により形成された。 プリミックスの成分は89.75重量%の銅粒子、10重量%の錫粒子および25重量%のステアリン酸亜鉛滑剤であった。 潤滑材は支援に締固めと圧粉体の排出に存在していて、そして引き続く熱処理の間に実質的に取り外された。 プリミックスは250メッシュよりも約8%大きな、325メッシュよりも約30%大きな粒度を有し、平衡は325メッシュよりも小さかった。

    【0033】 混合物は、後に約20トンの全備重量を及ぼすと確認された機械プレスで標準直線壁ダイを使用して圧縮された。 ダイは、9mm弾丸の寸法と構造のいくつかの圧粉体に混合物を形成した。 次に、圧粉体は窒素雰囲気内で30分間260度の温度で加熱され、この時間で結合剤の総重量が過渡液体結合相に、最終的に少なくとも1つの銅と錫の金属間化合物に変形された。 処理される圧粉体は、次に室温に冷却され、圧粉体の元の寸法から0.1%未満の偏差である105グレーン(6.80グラム)の重量の9mm弾丸が得られる。

    【0034】 弾丸は4.5グレーンのHercules Bullseye(登録商標)の火薬を有する黄銅薬莢に装填され、かしめられた。 得られた弾薬は、複数の異なった銃器(半自動式および完全自動式銃)から0.25インチの鋼製障壁に対してテスト発射された。 弾薬は故障なしに働き、問題なく送り、発射し、放出した。 障壁との衝撃時に弾丸は完全に微粉に崩壊した。

    【0035】 実施例2−4 実施例1の弾丸に形成された同一の材料が、標準横破断強度テストバーに形成された。 サンプルは未加工状態で(圧縮されたが、熱処理なし)(実例2)、窒素雰囲気内で30分間260度の温度の実例1の同一の熱処理後(実例3)に、
    また窒素雰囲気内で30分間810度の温度の熱処理後(実例4)にテストされた。 次の特性が確認された。 すなわち密度、ダイ寸法からの%の寸法変化(AS
    TM B610、MPIF 44またはISO4492に記載されているような)、ロックウェルH硬さ(HRH)およびASTM B528、MPIF 41
    またはISO 3325に準拠して決定されるような1平方インチ当たりのポンド(psi)単位の横破断強度(TRS)。 ロックウェルH硬さスケールは、1
    /8インチのボールインデンタと150Kg(ASM Metal Hando
    book)の荷重の使用に基づいている。 実施例 密度 寸法変化 HRH(平均) TRS 2 7.26g/cc 0.14% 73.7 3,651psi 3 7.27g/cc 0.07% 94.8 12.710psi 4 6.53g/cc 2.53% 52.7 32.625psi

    【0036】 上記のデータは、従来のように圧縮され、次に30分間260度の温度で熱処理された約90/10の銅/錫混合物を使用した実施形態が、処理された物品の横破断強度が約13,000psi未満である場合、許容し得る壊れやすさの弾丸を製造することを示している。 13,000psiよりも大きな横破断強度は壊れやすい弾丸のために使用可能であるが、好ましくない。

    【0037】 他のサンプルに関する金属組織学は、銅/錫系では、当初溶かされた錫と液状の錫が銅粒子の周囲の空間に浸透したことを確認した。 次に銅は液状の錫の中に拡散し、また銅粒子上の層として凝固した第1の金属間化合物を形成した。 液状の錫はなお存在している可能性があり、またより多くの銅と錫が第1の金属間化合物内に拡散して、第2の金属間化合物を形成するにつれて、第1の金属間化合物が溶融可能であると信じられる。 処理温度で、錫は銅粒子に向かって拡散し続け、結合剤の中にボイドを形成する。 混合物内の錫の量、処理温度および処理温度時の時間に関係して、元素の錫が消え、また少なくとも1つの金属間化合物が形成される。 このような金属間化合物は小さな延性、低い破壊靱性および亀裂伝播に対する低い抵抗を有する。 このような材料は金属粒子に接合している結合剤を含み、また金属粒子はさもなければ可鍛性の材料によって(粒子/粒子の結合あるいは可鍛性の結合剤による結合を介して)結合されないので、接合された物品は壊れやすい。 さらに、金属間化合物および多孔率の形成に関連した体積変化は、接合される物品の形成中に寸法的に大きく変化しない物品を形成するために操作することができる。

    【0038】 銅/錫状態図は、平衡において、いくつかの異なった金属間化合物を形成できることを示す。 開示した実施形態に本発明を限定せず、また理論によって縛られることを望まない一方で、好適な実施形態に存在する金属間化合物は、平衡状態図でη相として既知であると信じられる。 ここに説明した熱処理は平衡構造をもたらしても、あるいはもたらさくてもよいが、1つまたは複数の金属間化合物の化学種あるいは非平衡相の存在は、本発明にとって、結合剤として使用されるときのこのような材料が、機械的特性と材料から形成される物品の寸法とに対して有する効果ほど重要でない。 かくして、本発明の結合剤は金属間化合物、単一の金属間化合物の混合物、あるいは金属間化合物を有するある相のもろい混合物であり得る。

    【0039】 開示された実施形態の追加の利点と修正が当業者には生じるかもしれない。 特定の金属間化合物またはその組合せが後に有利であると確認されるかもしれない。 このような材料は本発明の範囲内にある。 本発明は、そのより広い観点で、したがって特定の材料、細部、実施形態および図示し、また説明した実例に限定されない。 したがって、添付請求項とそれらの等価物に規定されるような本発明の範囲から逸脱することなしに、詳細に開示したそのようなものから逸脱を行うことが可能である。 図面の簡単な説明 添付図は本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、また本明細書の一部に組み込まれると共にそれを構成し、そして説明と共に本発明の原理を説明するために使用される。 図1 くぼみの弾丸を含む中央起爆式の薬包の断面図である。 図2 本発明の放出された弾丸の側面図であり、銃身旋条からの刻みの保持を例示している。

    【手続補正書】

    【提出日】平成12年10月24日(2000.10.24)

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】特許請求の範囲

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【特許請求の範囲】

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0013

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0013】 これらと他の利点を達成するためにおよび本発明の目的によれば、具現化しまた広く説明したように、本発明は壊れやすい金属製弾丸およびそれを製造するための方法に関する。 弾丸は複数の金属粒子ともろい結合剤とを含む。 好ましくは、もろい結合剤は、金属粒子と結合剤成形材料とから形成される少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成される。 結合剤成形材料は、金属粒子の接合温度以下の、金属粒子の金属と結合剤成形材料との可鍛性合金の実質的な量を形成する温度以下の、また結合剤成形材料と金属粒子が、まとまった壊れやすい物品に金属粒子を接合する少なくとも1つの金属間化合物を形成する温度上方の処理温度で、もろい結合剤成形部を形成する金属または非金属である。 物品を製造する方法によれば、金属粒子と粉末の結合剤成形材料は金属製物品の形状に圧縮され、次に、少なくとも1つのもろい金属間化合物を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、次に、壊れやすい金属製弾丸を形成するために冷却される。

    【手続補正3】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0014

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0014】 本発明のさらなる態様では、金属粒子は銅、鉄、ニッケル、金、銀、鉛、クロムおよびそれらの合金から選択される金属または金属ベースの合金であり、好ましくは銅あるいは銅ベースの合金であり、また結合剤成形材料は、錫、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、シリコン、ヒ素、アルミニウム、インジウム、アンチモン、鉛、ビスマスおよびそれらの合金、好ましくは錫または錫ベースの合金から選択される材料から本質的に構成される。

    【手続補正4】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0017

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0017】 なおさらなる実施形態では、本発明は、壊れやすい金属性弾丸の製造方法であり、金属粒子、例えば銅および銅合金と金属製結合剤成形材料とから成る混合物を形成する段階であって、金属製結合剤成形材料が、金属粒子、例えば錫および錫合金の金属との金属間化合物を形成するために配列された金属および合金を含む段階から成る。 混合組成物は、金属粒子の接合温度以下の、金属粒子の金属と金属結合剤成形材料との可鍛性合金の実質的な量を形成する温度以下の、しかし金属と金属結合剤成形材料との少なくとも1つの金属間化合物を形成する温度上方の処理温度で、もろい結合剤を形成するように配列される。 混合物は成形圧粉体を形成するために圧縮され、少なくとも1つの金属間化合物の有効量を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、これによって成形金属先駆体を形成し、また金属製物品を形成するために成形金属先駆体を室温に戻す。

    【手続補正5】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0021

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0021】 好適な実施形態の説明 次に、本発明の好適な実施形態を参照する。 本発明により、結合剤によって共に接合される複数の金属粒子を含む壊れやすい金属製弾丸が提供される。 結合剤 成形材料は、焼結によって金属粒子を接合する温度以下の、結合剤成形材料と金属粒子との可鍛性合金の相当量を形成する温度以下の、しかし金属粒子の金属と結合剤成形材料との少なくとも1つの金属間化合物を形成する温度上方の処理温度で、過渡液相を形成するように配列される。 本発明の目的のために、このような可鍛性合金の相当量は、最終的に処理される弾丸がもはや壊れやすくなくなる点に、結果として得られる構造を可鍛性にする量である。 例えば、金属粒子が銅であり、結合剤成形材料が錫である実施形態では、230から430度の処理温度によって、容易に認められる銅粒子/銅粒子の結合なしに、最初はちょうど液状の錫の過渡液相が形成される。 液状の錫は次に銅を受容し、銅粒子の表面に固体状の第1の金属間化合物を形成する。 初期の金属間化合物の中へのまたそれを通した銅の拡散によって追加の金属間化合物が形成され、また温度と時間に応じて液状の錫の全量を銅と錫の少なくとも1つの金属間化合物から成る固体に変換することが可能である。 このような変換物質が錫の完全な部分になる前に物品が冷却されるならば、金属の形態であるが、1つまたは複数の金属間化合物が銅粒子の表面に固まることが可能である。 固体錫の量に関する1つまたは複数の金属間化合物の量は、物品が壊れやすいか、あるいは可鍛性であるかどうかを決定する。 さらに、処理の時間と温度は、微細構造のα銅相の形成が認められない程度でなければならない。 認められる量のα銅相があったならば、処理物品の延性と横破断強度とを増加することによって弾丸の壊れやすさを劇的に低減するであろう。

    【手続補正6】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0022

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0022】 金属粒子と結合剤成形材料は弾丸の形状部内に共に圧縮され、次に、結合剤
    形材料の過渡液相の有効量を形成するため十分な時間の間処理温度に加熱され、
    次に、弾丸を形成するために冷却される。 結合剤の過渡液相の有効量は、結合剤の過渡液相が少なくとも1つの金属間化合物を形成するときにまとまったボディに金属粒子を接着するのに十分なその量である。 このような量は、金属粒子/金属粒子結合の小さな量であることを妨げず、金属製物品の機械的性質は、金属製物品内の任意の金属粒子/金属粒子の結合強度よりも結合剤の機械的性質によって決定される。

    【手続補正7】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0025

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0025】 好ましくは、本発明の金属粒子は銅、鉄、ニッケル、金、銀、鉛、クロムおよびそれらの合金、好ましくは銅、鉄、ニッケルおよびクロム、最も好ましくは銅および銅合金から選択される金属または金属ベースの合金から本質的に構成される。 本発明のさらに好適な実施形態では、結合剤成形材料は、金属粒子の金属との少なくとも1つの金属間化合物を形成する1つまたは複数の金属、金属ベースの合金、非金属およびそれらの混合物と合金から本質的に構成される。 このような材料は錫、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、シリコン、ヒ素、アルミニウム、
    インジウム、アンチモン、鉛、ビスマスおよびそれらの混合物と合金、最も好ましくは錫および錫合金から選択することが可能である。

    【手続補正8】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0029

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0029】 本発明によれば、壊れやすい金属製弾丸は、金属粒子と結合剤成形材料との混合物を形成して、金属粒子の焼結ネック成長の温度以下の、また金属粒子の金属と結合剤成形材料との少なくとも1つの金属間化合物が形成される温度上方の処理温度で、過渡液相を形成することから成る方法によって形成される。 次に、混合物は、成形圧粉体を形成するためにダイ締固め、ロータリスクリュ締固め、静水圧プレス成形のような既知の圧縮技術を用いて圧力下で圧縮される。 圧粉体は、過渡液相の有効量を、次に少なくとも1つの金属間化合物を形成するために十分な時間の間処理温度に加熱され、これによって成形金属先駆体を形成する。 次に、成形金属先駆体は室温に戻されて、鉛を含まない壊れやすい金属製弾丸であり得る本発明の金属製物品を形成する。 処理温度と加熱期間は、当然、金属粒子と結合剤成形材料の選択に関係する。 処理温度は、金属粒子が焼結によって互いに接合する温度以下、金属粒子の金属と結合剤成形材料との可鍛性合金の実質的な量を形成する温度以下、また金属粒子の金属と結合剤成形材料の少なくとも1
    つの金属間化合物が形成される温度を上回る。 これは、圧粉体の熱処理の結果として生じる寸法の変化が非常にわずかであるという有益な効果を有する。

    【手続補正9】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0030

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0030】 本発明の好適な実施形態では金属粒子は銅から本質的に構成され、結合剤成形
    材料は錫から本質的に構成され、また圧粉体は最高60分間150から430度の範囲の温度に加熱されて、少なくとも1つの金属間化合物から本質的に構成されるもろい結合剤を形成する。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W

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