Training ammunition

申请号 JP23931386 申请日 1986-10-09 公开(公告)号 JPH0833289B2 公开(公告)日 1996-03-29
申请人 株式会社小松製作所; 防衛庁技術研究本部長; 发明人 ARIZONO YUKIMICHI; KANEKO TAKESHI; YOSHIKAWA HIDEKAZU;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】筒状の弾かく1の先端部に弾頭2を連結し、その弾かく1の後端部に弾底3を連結して弾本体5
    とし、 前記弾かく1内に、炸薬13を充填した炸薬筒を挿入してその炸薬13が起爆すると弾本体5が小さな破片に破壊するように構成し、 前記弾本体5に、前記炸薬13を起爆する時限起爆装置を設けたことを特徴とする訓練弾。
  • 【請求項2】前記弾かく1内に、炸薬13を充填した短かな炸薬筒を複数連続して挿入したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の訓練弾。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、射撃訓練に用いる訓練弾、特に高速で飛翔する装弾筒付翼安定徹甲弾の訓練弾に関するものである。

    従来の技術 射撃訓練に際しては実弾を用いると経済的等の面で不利であるから、訓練弾を用いることが普通である。

    訓練弾には安全性として設定距離以上飛ばないことが要求される共に、弾道性能としては実弾とほぼ同じ弾道を描くことが要求される。

    つまり、射撃訓練に際して誤まつて訓練弾が目標位置よりも遠くまで飛ぶと不慮の事故を発生するので目標位置に応じて設定した距離以上飛ばないようにして安全性を確保していると共に、実弾とほぼ同じ弾道を描いて飛翔するようにして実弾と同一感覚で射撃訓練できるようにしている。

    この様な理由から従来の訓練弾としては、所定の速度になつたら空気抵抗が急に増大して減速するようにしたもの、予じめ分割された弾を溶融メタルで結合し、飛翔時の摩擦熱で溶融メタルを溶かし弾に分解し運動エネルギーを消滅するようにしたもの等が知られている。

    このような訓練弾であれば目標位置よりも飛んだ場合には飛翔速度が減速されたり、分解して運動エネルギーを消滅するので不慮の事故を未然に防止できる。

    発明が解決しようとする問題点 前者の訓練弾であると飛翔距離が長く、例えば7Km以上広大な訓練場が必要となると共に、減速位置を任意に変更したりできない。

    後者の訓練弾であると溶融メタルの溶け方のバラツキが大きく、安全性を考慮して広大な訓練場が必要であると共に、分解するまでの飛翔距離を任意かつ精度良く変更して設定できない。

    このため従来の訓練弾は固定標的でバツクストツプのある広大な訓練場でしか使用できなかつた。

    〔問題を解決するための手段及び作用〕

    第1の発明は、筒状の弾かく1の先端部に弾頭2を連結し、その弾かく1の後端部に弾底3を連結して弾本体5とし、 前記弾かく1内に、炸薬13を充填した炸薬筒を挿入してその炸薬13が起爆すると弾本体5が小さな破片に破壊するように構成し、 前記弾本体5に、前記炸薬13を起爆する時限起爆装置を設けた訓練弾である。

    第2の発明は、第1の発明における前記弾かく1内に、炸薬13を充填した短な炸薬筒を複数連続して挿入した訓練弾である。

    第1の発明によれば、発射後に時限起爆装置によってセットした起爆時間経過すると炸薬13が起爆し、それによって弾本体5が小さな破片に破壊するので、短い距離の目標位置に訓練弾を発射して射撃訓練する際にも、その訓練弾を目標位置近くで精度良く破壊できて安全である。

    第2の発明によれば、1つの炸薬筒の長さが短いから発射時の高衝撃加速度によるセットバック圧が小さく、発射時に作用する高衝撃加速度によって自爆することがない。

    実 施 例 筒状の弾かく1の先端部と後端部に弾頭2と弾底3とが連結され、この弾底3には安定翼4が複数放射状に取付けられて実弾と同一外形状の弾本体5を構成し、前記弾かく1の先端部と後端部には先端ネジ穴6と後端ネジ穴7がそれぞれ形成され、かつ長手方向に亘つて長穴8
    が先端ネジ穴6に開口するように形成され、この長穴8
    は先端大径穴9と後端小径穴10とで段付穴となつていると共に、先端大径穴9には大径炸薬筒11が複数嵌合され、後端小径穴10には小径炸薬筒12が複数嵌合され、各炸薬筒は厚肉なる周壁11a,12aと薄肉なる底壁11b,12bとで先端部に向けて開口し、内部には炸薬13が充填してあると共に、最後端の大径炸薬筒11の底壁11bが最先端の小径炸薬筒12の周壁12aの先端面に当接し、最後端の小径炸薬筒12の底壁12bが弾かく1の長穴8の底部8aに当接している。

    前記弾頭2は先端ネジ穴6に螺合し、かつ段付穴14が形成され、この段付穴14内には発射時の衝撃力で可動する撃針15、雷管16、延時薬17が充填されたパイプ18、撃針19、伝爆薬20を充填したパイプ21を備えたピストン2
    2、スリーブ23、ロータ24、伝達管25、ブースタ26が、
    その順序で内設され、ピストン22はバネ27で後端側に付勢されていると共に、そのバネ受28に撃針19が摺動自在に支承してある。

    前記弾底3は後端ネジ穴7に螺合し、かつ時限起爆装置、例えば発射時の衝撃力で移動する撃針29で打撃される雷管30、延時薬31が充填されたパイプ32、ロータ33、
    伝達管34、ブースタ35がその順序で連続して配設してある。

    前記ロータ24,33は中継炸薬36が充填された孔37を有し、発射と同時に回転するものであり、90度回転すると雷管側とブースタ側を連通するようにしてある。

    ブースタ26,35内には炸薬13より感度の高い炸薬が封入されて起爆信号が送られると直ちに起爆して炸薬筒内の炸薬13を起爆するものである。

    伝達管25,34は中継炸薬36の起爆をブースタ26,35に伝達するものであり、中空形状でも良いし、内部に炸薬を充填しても良い。

    しかして、延時薬17,31の量は発射してから目標位置に到達する時間だけ経過するとロータ24,33を経てブースタ26,35に起爆信号を出力するように設定され、ロータ24,23は発射すると直ちに90度回転するようにしてあり、発射しない場合には第2図の位置となつて雷管側とブースタ側を不連続として誤まつて起爆信号が出力されたりしても炸薬筒内の炸薬が起爆しないようにしてある。

    つまり、発射すると同時に撃針15,29が雷管16,30を打撃して延時薬17,31を起爆し、弾頭側において所定の時間経過すると撃針19を伝爆薬20に衝突して起爆し、ロータ24の中継薬36を爆発して伝達管25を通してブースタ26
    に起爆信号を出力してブースタ26が起爆して炸薬13を爆発させる。 一方、弾底側においては所定の時間経過するとロータ33の中継薬36を起爆してブースタ35で炸薬13を爆発させる。

    このようであるから、訓練弾が発射されて目標位置まで到達する時間が経過すると大径・小径炸薬筒11,12内の炸薬が爆発して弾かく1を含む弾本体5が小さな破片に破壊されるので運動エネルギーが減少し、目標位置より遠く飛んで不慮の事故を起すことがない。 なお、小さな破片を飛散するが、その飛散距離は小さくおさえられる。

    また、炸薬13を爆発して破壊するので、起爆時期を精度良く設定できる時限起爆装置を利用でき、弾本体5を目標位置近傍で精度良く爆発して破壊できる。

    したがつて、狭い訓練場でも利用できる。

    また、何らかの事情で目標位置より手前に落下した時にはピストン22がバネ27に抗して突出して撃針19に伝爆薬20が衝突して起爆し、前述と同様に炸薬13を爆発できるので、不慮の事故を起すことがない。

    また、炸薬は第3図に示すように大きな圧力が作用すると自爆する性質を持つていると共に、飛翔時に炸薬に作用する圧力P(セツトバツク圧力)は第4図に示すようにP=e×G×lとなる。 但し、eは炸薬密度、Gは衝撃加速度、lは炸薬筒長である。

    したがつて、高速で飛翔すべく発射時に高衝撃加速度が作用する装弾筒付翼安定徹甲弾の訓練弾にあつては、
    第1図に示すように炸薬筒を複数に分割して炸薬筒長を短かくすることが炸薬の自爆を防止する上で重要である。

    つまり、炸薬筒を長尺な一本とすると炸薬筒長が大きくなつてセツトバツク圧力Pが大きくなり、その圧力が第3図に示すように炸薬の種類によつても異なるが耐衝撃性以上となると自爆してしまうが、第1図に示すように炸薬筒を短かくして複数連続して挿入すれば、1つの炸薬筒の長さを短かくしてセツトバツク圧力を小さくでき、また、炸薬筒に作用する力は全て厚肉なる周壁11a,
    12aで分担支持し、さく薬には力が伝達しない様にすれば発射時に高衝撃加速度が作用しても自爆することがない。

    なお、セツトバツク圧力に対する炸薬の自爆感度は第5図に示すようになる。 第5図において底部スキマとは隣接する炸薬筒間のスキマである。

    また、複数連続した炸薬筒の底部11b,12bの厚さtは薄くなり、ブースタ19,23の爆発で伝爆し易くなるようになつている。

    また、炸薬筒内に炸薬を充填した時に空隙があると衝撃による自爆感度が大きくなるが、第1図に示すように炸薬筒を複数に分割すれば充填時に炸薬を予じめ発射衝撃時に生じる圧力以上の圧力で充填できるから衝撃による自爆を完全に防止できる。

    以上の実施例では炸薬13の起爆時期を延時薬で制御したが、発射と同時に起動する電気式タイマで制御しても良い。

    〔発明の効果〕

    第1の発明によれば、発射後に時限起爆装置によってセットした起爆時間経過すると炸薬13が起爆し、それによって弾本体5が小さな破皮に破壊するので、短い距離の目標位置に訓練弾を発射して射撃訓練する際にも、その訓練弾を目標位置近くで精度良く破壊できて安全である。

    したがって、狭い訓練場でも利用できる訓練弾となる。

    第2の発明によれば、1つの炸薬筒の長さが短いから発射時の高衝撃加速度によるセットバック圧力が小さく、発射時に作用する高衝撃加速度によって自爆することがない。

    【図面の簡単な説明】

    図面は本発明の実施例を示し、第1図は全体断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は炸薬の耐衝撃性を示す図表、第4図は炸薬筒の断面図、第5図はセツトバツク圧力に対する炸薬の自爆感度を示す図表である。 5は弾本体、13は炸薬。

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