Tank shells for training |
|||||||
申请号 | JP22037386 | 申请日 | 1986-09-18 | 公开(公告)号 | JPH0695000B2 | 公开(公告)日 | 1994-11-24 |
申请人 | ダイキン工業株式会社; 防衛庁技術研究本部長; | 发明人 | 了 小路; 憲一 山本; 修 明石; 促通 有薗; 武 金子; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】戦車の砲身口径に対応する装弾筒(F)内に嵌挿されて砲身に装填され、砲身から発射された後に装弾筒(F)を分離して飛翔する訓練用戦車砲弾であって、円柱状の弾体(1)と、該弾体(1)の後端部に固定された固定翼(40)と、該固定翼(40)に同心状にかつ分離可能に設けられ、飛翔時の風圧を受けて固定翼(40)に対し相対回転するとともに、砲弾(B)発射後の累積回転数が所定値に達すると固定翼(40)から分離される回転補助翼(44)と、上記弾体(1)内に弾体(1)に連結されて格納され、上記回転補助翼(44)の分離により開くパラシュート部材(14)とを備えてなることを特徴とする訓練用戦車砲弾。 |
||||||
说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、戦車により射撃演習する場合に使用される訓練用戦車砲弾に関するものである。 (従来の技術) 従来、射撃演習場において、戦車による射撃訓練を行う場合には実弾が使われていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、この実弾を使用する場合、射撃の目標に実弾が正確に命中したときにはさほど問題はないものの、実弾が目標から大きくそれたり、あるいは不正確な命中により目標と擦過して跳飛することがあり、その場合、実弾が射撃目標から離れた他の地域に飛翔することも考えられ、安全性を期する上で適切な対策が望まれる。 特に、射撃演習を行うための演習場に広大なスペースを要し、その設置条件が大きく制限されている今日、演習場を人家や田畑等から遠く隔離して設けるのは困難であり、早期の解決が要求されている。 本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、戦車の砲身から発射されて一定時間の飛翔後に自動的に失速落下する訓練用砲弾を提供することにより、その訓練用砲弾に一定の射距離まで実弾と同等の弾道特性を持たせつつ、万一、砲弾が目標に命中しない場合あるいは目標に擦過して跳飛した場合であっても、それを目標から大きく離れた他の地域に飛翔させないようにし、よって演習場において戦車による射撃訓練をより安全に行い得るようにすることにある。 (問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明の解決手段は、第1図に示すように、戦車の砲身口径に対応する装弾筒(F) そして、この砲弾(B)における円柱状の弾体(1)の後端部に固定翼(40)を固定する。 また、この固定翼(40)に、飛翔時の風圧を受けて固定翼(40)に対し相対回転するとともに、砲弾(B)発射後の累積回転数が所定値に達すると固定翼(40)から分離される回転補助翼(44)を同心状に設ける。 さらに、上記弾体(1)内に、上記回転補助翼(44)の固定翼(40)からの分離により開いて弾体(1)を制動するパラシュート部材(14)を弾体(1)と連結して格納する構成とする。 (作用) 上記の構成により、本発明では、砲弾(B)が装弾筒(F)と共に戦車の砲身から発射されると、発射後、直ちに装弾筒(F)が砲弾(B)から分離され、砲弾(B)はその回転補助翼(44)が固定翼(40)に対し相対回転しながら射撃目標に向かって飛翔する。 そして、 したがって、こうして発射から一定時間が経過すると、 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第3図は本発明の実施例に係る訓練用戦車砲弾(B)を含んだ完成弾(A)の全体構造を示し、(C)は発射薬(D)が充填された有底円筒状の薬莢、(E)は該薬莢(C)内の発射薬(D)を点火する電気火管であって、 上記砲弾(B)は、第1図に示すように、中心位置から また、上記固定翼(40)の後部には、砲弾(B)飛翔時の風圧を受けて固定翼(40)に対し相対回転する回転補助翼(44)が固定翼(40)の基部(41)と同心にかつ分離可能に取り付けられている。 この回転補助翼(44) さらに、上記弾体(1)の後端部には上記回転補助翼(44)の基部(45)によって閉塞される円柱状の開口部(13)が形成され、該開口部(13)内にはパラシュート部材(14)が格納されている。 このパラシュート部材(14)は上記回転補助翼(44)の基部(45)前端に対しパラシュート引出しワイヤ(15)を介して、また弾体開口部(13)内の奥底壁にパラシュート部材(14)を開口部(13)外に押し出す押出バネ(16)を介してそれぞれ連結されており、回転補助翼(44)が固定翼(40)から分離されると同時に、その回転補助翼(44)に連結されたパラシュート部材(14)を弾体(1)の開口部(13) 尚、上記回転補助翼(44)の基部(45)後端部には開口部(48)が形成され、該開口部(48)には上記薬莢(C)内の発射薬(D)により点火されて砲弾(B)の飛翔中に曳光を発する曳光薬(49)が充填されている。 一方、第2図に拡大詳示するように、上記弾体(1)の前端部には円錐状の弾頭(30)が取り付けられている。 また、弾体(1)の前端部には、その前端面から上記装弾筒(F)の前側定心(F 1 )に対応する部分までの中心部を繰り抜いてなるロッド挿通孔(3)が形成され、該ロッド挿通孔(3)内には、前後略中央部の所定位置に他の部分よりも小径に設けられた小径部(4a)を有するロッド(4)が摺動自在に嵌挿されている。 また、弾体(1)の前端部には弾体(1)内側(ロッド挿通孔(3)側)が弾体(1)外側よりも大径のピン挿通孔(5),(5),…が上記ロッド挿通孔(3)内面から弾頭取付段部(2)外面まで半径方向に貫通するように形成され、該各ピン挿通孔(5)内には弾頭固定ピン(6)がその頭部(6a)を弾体(1)内側に配置しかつ上記ロッド(4)の前端外周面に当接させた状態で挿通され、該弾頭固定ピン(6)はその頭部(6a)とピン挿通孔(5)の段差部底面との間に縮装したバネ(7)によってロッド挿通孔(3)側に付勢されている。 そして、上記各弾頭固定ピン(6)の先端部はピン挿通孔(5)から弾頭取付段部(2)外に突出していて、上記弾頭(30)の嵌合凹部(31)側壁に貫通形成した係止孔(32)に挿通されており、この弾頭固定ピン(6)により弾頭(30)が弾体(1)に対し分離可能に取り付けられている。 さらに、上記ロッド挿通孔(3)内のロッド(4)の後端部にはその後端面に開口するバネ収容孔(4b)が形成され、該バネ収容孔(4b)内にはロッド(4)を前方に付勢する弾頭分離バネ(8)が縮装されている。 また、 また、上記弾頭(30)の後端面には上記前進するロッド(4)の前端部を収納する開口部(34)が形成され、該開口部(34)内の奥底壁には、ラックおよびピニオン(いずれも図示せず)を本体(12a)に内蔵した所定時間(例えば2秒)を計時する時計機構(12)が嵌装され、該時計機構(12)は上記ラックに連結されて本体(12a)内に没入する作動ピン(12b)を有し、該作動ピン(12b)は開口部(34)内を後方に延びて上記ロッド(4)の前端面に形成した係合孔(4b)に嵌合されている。 よって、時計機構(12)により、装弾筒(F)が砲弾(B)の弾体(1)から分離された時点から所定時間が経過した後にロッド(4)の小径部(4a)を各弾頭固定ピン(6)に対応した位置に前進させて弾頭分離機構(33)を作動させるように構成されている。 次に、上記実施例の作動について説明する。 戦車の砲身に装填された完成弾(A)の薬莢(C)内の発射薬(D)がその電気火管(E)により点火されて爆発すると、その爆発圧が装弾筒(F)および砲弾(B) そして、砲弾(B)の発射から一定時間が経過して、上記回転補助翼(44)の累積回転数が所定値に達すると、 また、このパラシュート部材(14)の拡開と並行して、 したがって、この場合、砲身から発射された後に一定時間が経過すると、自動的に弾体(1)からパラシュート部材(12)が拡開して弾体(1)が失速落下するとともに、弾体(1)から弾頭(30)が分離されるので、万一、砲弾(B)が目標に命中せずに飛翔した場合あるいは目標を擦過して跳飛した場合であっても、その砲弾(B)を自動的に落下させることができ、よって砲弾(B)の目標から離れた地域への飛翔を確実に防止することができる。 尚、上記実施例では、砲弾(B)の発射から一定時間の経過後にパラシュート部材(12)を拡開させて砲弾(B)を失速落下させるのに加えて、弾頭(30)を弾体(1)から分離させるようにしたが、パラシュート部材(14)のみを拡開させるようにしてもよい。 しかし、砲弾(B)の目標以外への飛翔防止効果をより一層確実に得ることができる点で、上記実施例の如く弾頭(30)を分離するのが好適である。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、戦車の砲身から発射された後に装弾筒を分離して飛翔する訓練用戦車砲弾において、その弾体の後端部に、通常の固定翼の他に飛翔中の風圧を受けて回転する回転補助翼を設け、この回転補助翼の発射時からの累積回転数が所定値に達すると同回転補助翼を固定翼から分離し、その分離により弾体内からパラシュート部材を引き出して拡開させるさせるようにしたことにより、砲弾をその発射後から一定時間の経過後に自動的に失速落下させて、砲弾の目標への非命中時ないし目標による擦過跳飛時における砲弾の他の地域への飛翔を確実に防止でき、よって演習場における戦車による射撃演習をより安全に行うことができるものである。 図面は本発明の実施例を示し、第1図は砲弾の全体縦断面図、第2図は弾頭分離機構を示す拡大断面図、第3図は完成弾の断面図である。 (A)…完成弾、(B)…砲弾、(1)…弾体、(12) ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 憲一 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 有薗 促通 埼玉県川越市大袋新田555番地の8 (72)発明者 金子 武 神奈川県横須賀市大津町1丁目24番地 |