改善された矢用羽根

申请号 JP2017002349 申请日 2017-05-26 公开(公告)号 JP3211805U 公开(公告)日 2017-08-03
申请人 キム,ヨン; KIM,Yeon; 发明人 キム,ヨン;
摘要 【課題】本考案は、矢に付着される複数個の矢羽根を、断面が曲面を有するように形成することと併せて、一面に曲面を有する補助面を矢羽根と一体で形成して、矢の飛行中に発生する渦流による飛行の不安定を防止し、安定的な飛行を保障することができる、改善された形態の矢羽根を提供する。 【解決手段】 本考案は、矢柄の両側端部に矢先と矢はずが形成されて前記矢はずの前方部分に複数個の矢羽根が矢柄表面に接着されて一体でなされる矢において、前記矢羽根は、一側方向に屈曲された本矢羽根の胴体110の下部に、胴体110の屈曲された方向と反対方向に屈曲され、前記矢柄表面に付着される付着面120と、前記胴体110の内面の一部が分離されて、胴体の屈曲された形態と同一又は類似の形態で屈曲された補助面130とが一体でなされることを特徴とする。 【選択図】図3
权利要求

矢柄の両側端部に矢先と矢はずが形成され、前記矢はずの前方部分に複数個の矢羽根が矢柄表面に接着されて一体でなされる矢において、 前記矢羽根100は、 一側方向に屈曲された本矢羽根100の胴体110の下部に、当該胴体110の屈曲された方向と反対方向に屈曲され、前記矢柄表面に付着される付着面120と、 前記胴体110の内面の一部が分離されて、前記胴体110の屈曲された形態と同一又は類似の形態で屈曲された補助面130と、 が一体でなされることを特徴とする、改善された矢用羽根。前記補助面130は、前記胴体110の内面に複数個、形成されることを特徴とする 請求項1に記載の改善された矢用羽根。前記補助面130は、平滑な平板形態を有することを特徴とする 請求項1に記載の改善された矢用羽根。前記付着面120は、前記矢羽根100が付着される矢柄11の表面と同一な弧で屈曲されることを特徴とする 請求項1に記載の改善された矢用羽根。

说明书全文

本考案は、改善された矢用羽根に関し、より詳細には、矢に付着される複数個の矢羽根を、断面が曲面を有するように形成すると共に、当該矢羽根の一面に、曲面を有する補助面を矢羽根と一体で形成して、矢の飛行中に発生する渦流による飛行の不安定を防止し、安定的な飛行を保障することが出来る、改善された矢用羽根に関する。

矢は弓弦(string)に噛ませて打つためのものであり、矢柄(shaft)、矢先(pile)、羽根(fletching)及び矢はず(nock)で構成される。矢柄の前方端部には矢先が装着され、矢柄の末端部には、弓弦を噛ませるための矢はずが装着される。

一般に、弓弦から飛び立った矢は、放物線を描いて目標に向けて飛行するが、この時、矢の重心を基準に前後左右で揺れながら飛ぶ。

すなわち、矢は、目標に向けてきちんと飛ぶのではなく、魚が泳ぐようにひょろひょろしながら飛ぶものである。このような現象をパラドックス現象と言うが、矢の羽根(fletching)は、空気抵抗によって、矢がこのひょろひょろする飛行を真っ直ぐに飛行するように役割する。

また、矢は、矢の羽根に及ぶ空気抵抗によって回転しながら飛行するが、回転する矢は、回転しない矢よりずっと安定的に飛行するようになる。すなわち、矢柄に装着する羽根の方向に少しのピッチを与えて矢を回転させることで、矢が安定に動くようにすることであり、このような効果をジャイロ効果と言う。

前記のような矢の従来技術を詳しく見れば、韓国登録特許第10−1399544号公報(特許文献1)には、矢が開示されている。この矢は、ポイント120が前端に結合されて、ノック140が後端に結合されるシャフト110の直径を前端から後端に減少するように形成し、重心を前端方向に移動させて撓み変形を調節し、前記シャフト110は3部分で区分されて、シャプト前端部(a)はポイント120と結合される部分であり、直径が他の部分より大きく、シャフト中端部(b)はシャプト前端部(a)で延長されて、シャプト前端部(a)より直径がだんだん減少され、シャフト後端部(c)はシャフト中端部(b)で延長されてシャフト中端部(b)の最後の部分と同一な直径で一定に形成されることを特徴とする。

一方、前記矢を構成する矢羽根の具体的な構成を、図1〜図2に基づいて詳しく見る。図1は、従来の一般的な矢用羽根の斜視図であり、図2は、矢と矢羽根の連結形態を示した概略図である。従来の矢用羽根10は、矢柄11の両側端部に、矢先12と矢はず13を形成し、複数個の矢羽根14を、矢はず13の前方部分で、矢柄11表面に接着して一体で形成する。また、矢が飛行する過程で鋭敏な抵抗発生も防止するために、使用者は、矢羽根14の前方部分の付着部分にテープ15を巻いて、矢羽根14に掛かる初入抵抗の発生を防止して使っている。

しかし、前記のように、初入抵抗の防止のためにテープを付着する場合、矢の重さの上昇、使用者の心理的な重さ感等の問題点が発生した。

前記のような問題点を解決するために、従来技術を詳しく見れば、韓国特許第10-2010-0132203号公報(特許文献2)には、矢用羽根が開示されている。この矢用羽根は、外郭わくの内側が開放されるように形成され、全体的な骨格を成すフレーム111と、前記フレームの上側と下側を連結することで前記フレームの長さ方向で多数個がお互いに離隔して配置される縦筋114と、前記フレームと縦筋によって区分される空の空間に形成される薄膜112とで構成される羽部110と、前記羽部の下端に位置して矢柄に付着される接着部120で構成されることを特徴とする。

しかし、前記のような構成の矢羽根も飛行過程で縦筋の間に形成された薄膜によって渦流が発生し、飛行が安定的ではなく、不安定な現象が続いて発生した。

韓国登録特許第10−1399544号公報

韓国特許第10-2010-0132203号公報

本考案は、前記のような事情を考慮してなされたものであり、本考案の目的は、矢の飛行中、一定な形態を維持しながらも、矢羽根に及ぶ空気の流れを分割して誘導することで、矢の飛行時、矢柄と矢羽根の連結部分に発生する初入抵抗を解消すると共に、空気が矢羽根を通過すれば発生する渦流を防止して、矢の飛行安全性と直進性及び的中率を著しく高めることができる、改善された矢用羽根を提供することである。

特に、使用者が、矢の飛行安全性の確保のために矢柄と羽根の連結部分にテーピングをする等の過程が必要なく、使用者にとって心理的な重さ感を感じる問題点を解消することができる改善された形態の矢用羽根を提供することである。

前記した本考案の目的は、矢柄の両側端部に矢先と矢はずが形成されて前記矢はずの前方部分に複数個の矢羽根が矢柄表面に接着されて一体で形成される矢において、前記矢羽根は、一側方向に屈曲された本矢羽根の胴体110の下部に、当該胴体110の屈曲された方向と反対方向に屈曲され、前記矢柄表面に付着される付着面120と、前記胴体110の内面一部が分離されて、前記胴体110の屈曲された形態と同一又は類似の形態で屈曲された補助面130とが一体で形成されることを特徴とする、改善された矢用羽根によって達成されることができる。前記補助面130は、前記胴体110の内面に複数個、形成されることを特徴とする。前記補助面130は、平滑な平板形態を有することを特徴とする。前記付着面120は、矢羽根100が付着される矢柄11の表面と同一な弧で屈曲されることを特徴とする。

以上のように、本考案による改善された矢用羽根は、矢の飛行中一定な形態を維持しながらも、胴体が一側方向に屈曲されるように形成して、特に、胴体の内側に屈曲された補助面によって、矢羽根に及ぶ空気の流れを分割して誘導することで、矢の飛行時、矢羽根によって発生する渦流の発生を防止または渦流を分けて分散させ、矢の飛行安全性及び直進性を改善して的中率を著しく高めることができる効果がある。

すなわち、このような矢羽根によって発生する渦流を解消させると共に、矢羽根に流入される空気の初入抵抗を低下させて安定的な飛行を誘導することができる効果がある。

特に、使用者が、矢の飛行安全性の確保のために矢柄と羽根の連結部分にテーピングをする等の過程が必要なく、使用者にとって心理的な重さ感等を解消することができる効果がある。

従来矢を示した斜視図である。

従来矢の中で矢柄に矢羽根が付着された状態の概略された側面図である。

本考案による改善された矢用羽根が矢柄に付着された状態の斜視図である。

本考案による改善された矢用羽根が矢柄に付着された状態の側面図である。

図3のA−A線断面図である。

本考案による改善された矢用羽根の他の実施例を示した側面図である。

本考案による改善された矢用羽根の他の実施例を示した側面図である。

本考案による改善された矢用羽根の他の実施例を示した側面図である。

補助面を形成した場合と補助面を形成しない場合の渦流の発生を比較した側面図である。

以下、本考案の望ましい実施例を添付された図面を基礎に詳細に説明すれば次のようになる。

下記で説明される実施例は、本考案が属する技術分野で通常の知識を持った者が考案を容易に実施することができる程度に詳細に説明するためのものであり、これにより本考案の技術的な思想及び範疇が限定されることを意味しない。

また、図面に示された構成要素の大きさや形状等は、説明の明瞭性と便宜上誇張されるように図示されることがあり、本考案の構成及び作用を考慮して特別に定義された用語は、使用者、運用者の意図または慣例によって変わることがあり、このような用語に対する定義は本明細書全般にわたった内容を基礎に下ろされなければならないことを明らかにしておく。

添付された図面中で、図3は、本考案による改善された矢用羽根が矢柄に付着された状態の斜視図であり、図4は、本考案による改善された矢用羽根が矢柄に付着された状態の側面図であり、図5は、図3のA−A線断面図であり、図6〜図8は、本考案による改善された矢用羽根の他の実施例を示した側面図であり、図9は、補助面を形成した場合と補助面を形成しない場合の渦流の発生を比較した側面図である。

図示したように、本考案による改善された矢用羽根100は、一側方向に屈曲された胴体110の下部に胴体110から屈曲されて矢柄11の表面に付着される付着面120が一体で形成される。

前記胴体110は、全体的に一側方向におおよそ円形で屈曲された(丸められた)形態を有する。

前記付着面120は、前記胴体110の下部を、当該胴体110の屈曲された方向と反対方向に屈曲形成しながら、付着する矢柄11と同一な弧を有するように構成する。

すなわち、前記矢羽根100は、矢柄11に付着する付着面120が当該矢柄11の表面と同一な曲面を有することで、完全に密着することができて、矢の飛行中、矢柄11と矢羽根100の連結部分に発生する初入抵抗を最小化することができ、このような初入抵抗の減少は、矢羽根100の中央部分で発生する中央抵抗も低下させ、安定的な空気の流れを誘導することができる特徴を有する。

このような矢柄11と矢羽根100の完全密着を通じて初入抵抗を減少させることと併せて、連結部分のテーピングが不必要で、使用者の心理的な重さ感の上昇要因をとり除くという特徴がある。

一方、本出願人は、前記のように構成された矢羽根の飛行中で発生する渦流を解消して、飛行性を安定的に向上させようと、胴体110の内面に、前記胴体110と一体で形成される補助面130を形成し、矢の飛行中、矢羽根内面で発生される渦流を除去及び分けて分散させることで、飛行直進性を向上させた。

すなわち、前記補助面130は、前記胴体110の屈曲された内側に形成されて、胴体110の内面一部が分離されて胴体の屈曲された形態と同一又は類似の形態で屈曲されてなされる。

図9に示すように、矢羽根100は、胴体110を屈曲されるように形成することで、矢が飛行中で回転するように誘導し、飛行直進性を改善する効果はあるが、矢羽根の屈曲された内側部分を通過する空気に渦流が発生し、矢の飛行時、渦流による搖れによって矢の直進性が画一的ではなく、飛行の速度及び周辺環境の要因によって均等に保障できないという問題点が発生した。

本出願人は、前記のような問題点を、矢羽根100の胴体110の屈曲された内面に、一部が分離されて胴体110の内面に突出形成された補助面130を一体で形成することで、矢の飛行安全性及び直進性を改善した。

すなわち、図に示すように、矢羽根の屈曲された内側部分を通過する過程で、空気の渦流が発生される前に、初入部分から補助面130によって流入される空気が補助面130と衝突しながら分けられて渦流の発生を防止し、矢羽根の内部を通過する空気が均質に通過されることで、矢の飛行を安定化させて、直進性を向上させて、的中率を著しく高めるという特徴がある。

一方、前記補助面130は、図6〜図8に示したように多様な形態及び位置に形成されることができる。

すなわち、図6に示したように、胴体110の上部に形成するか、または図7のように、複数個の補助面を構成するか、または図8に図示したように、屈曲されないで平滑な板状の形態を有するように形成することができる。

前記で明示した補助面は、例示した位置以外に胴体110の内側面で多様な位置に胴体110と一体で形成されることができる。

すなわち、矢10が矢羽根100の屈曲された胴体110によって回転しながら飛行し、この時、胴体110の内側に流入される空気は、補助面130と衝突しながら分けられ、安定的に空気の流れを誘導して、胴体110の内部に流入される空気の渦流の発生を防止することで、矢の安定的な飛行を保障する。

尚、上述では、本考案が前記言及された望ましい実施例と関連して説明されたが、考案の要旨と範囲から脱することなしに、多様な修正及び変形が可能なことは、当業者なら容易に認識することができ、このような変更及び修正はすべて添付された請求の範囲に属することは自明である。

以上のように、本考案に係る改善された矢用羽根は、矢の飛行安全性と直進性及び的中率を著しく高めることができる矢用羽根として有効である。

100 矢羽根 110 胴体 120 付着面 130 補助面

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