Glow-in-the-dark rocket fireworks

申请号 JP7058095 申请日 1995-03-03 公开(公告)号 JP2964064B2 公开(公告)日 1999-10-18
申请人 五洋貿易株式会社; 发明人 HIRATA YUKIO;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 一端が閉塞された筒状のケーシング内に適宜の火薬が充填され、この火薬が燃焼することによって飛翔する玩具用の花火において、前記ケーシングまたはこのケーシングに付設される付設部材の一部または全部には、光輝構造が設けられていることを特徴とする夜光性ロケット花火。
  • 【請求項2】 前記光輝構造は夜光塗料であることを特徴とする請求項1記載の夜光性ロケット花火。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の目的】

    【産業上の利用分野】本発明はロケット花火と称される飛翔する玩具用花火に関するものであって、特にこの外装部材の改良に係るものである。

    【0002】

    【発明の背景】従来からロケット花火と称される火薬の燃焼により飛翔し、破裂音を発する玩具用花火がある。
    このようなロケット花火は、種々の玩具用花火の中でも人気があり、笛を鳴らすような音を発して飛翔するものやチタニウムパウダー等を火薬に混入し、飛翔時の火花を特有の色に変化させるものなどの改良がなされている。 また形状に関しても尾翼を有するミサイル形状をしたものなど種々の形状の改良がなされている。

    【0003】しかし、基本的にロケット花火は破裂音等を楽しむものであるから、夜間の打ち上げ時に視覚的に楽しむ工夫が、上記火薬にチタニウムパウダー等を混入するほかはあまりなされておらず、この点での需要者の興趣を欠くことがあった。 また、打ち上げられたロケット花火がそのまま放置され周辺環境を悪くしてしまうという公共的な問題点もあったが、この問題点に関しては、例えばロケット花火が上空で破裂音を発した後、どこに落下したのかを探しても暗闇の中ではわかりずらいことにも起因する。

    【0004】

    【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景からなされたものであって、夜間の打ち上げ時にもロケット花火を視覚的に楽しめ、更に使用後に落下したロケット花火を容易に探すことのできる夜光性ロケット花火の開発を試みたものである。

    【0005】

    【発明の構成】

    【目的達成の手段】すなわち請求項1記載の夜光性ロケット花火は、一端が閉塞された筒状のケーシング内に適宜の火薬が充填され、この火薬が燃焼することによって飛翔する玩具用の花火において、前記ケーシングまたはこのケーシングに付設される付設部材の一部または全部には、光輝構造が設けられていることを特徴として成るものである。

    【0006】また請求項2記載の夜光性ロケット花火は、前記要件に加え、前記光輝構造は夜光塗料であることを特徴として成るものである。 これら発明により前記目的を達成しようとするものである。

    【0007】

    【発明の作用】請求項1記載の夜光性ロケット花火によれば、ケーシングまたはこのケーシングに付設される付設部材の一部または全部には、光輝構造が設けられている。 このため飛翔時に、光輝構造が設けられている部位が光っており、破裂音や笛音などの音的な楽しさに加え、輪郭がわかるなどの視覚的な楽しさがある。 またこの視覚的な楽しさは、自ら発光するあるいは長時間の残光を有する蛍光体を用いたものなら、飛翔時に限定されるものではなく、飛翔前や飛翔後にも継続する楽しさである。 また更に夜光性ロケット花火は、自ら発光するあるいは長時間の残光を有する蛍光体を用いたものなら、
    落下する方向がわかり、また落下した後も光っているため、非常に見つけやすい。 このため後片付けが楽であり、拾い残しなども少なくなる。

    【0008】また請求項2記載の夜光性ロケット花火によれば、光輝構造が夜光塗料であるため、入手も簡単で、取り扱いも比較的楽であり、また比較的簡単に、そして安全に塗布することができる。

    【0009】

    【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明する。 図中符号Fに示すものが、本発明の夜光性ロケット花火で、このものは一例として内部に数種類の火薬が充填されたケーシング1に複数の付設部材が付設されて構成されている。

    【0010】具体的には図1に示すように、ケーシング1は一例としてプラスチック製で、上方が閉鎖され、下方が開口した円筒状をしており、この内部には笛音用の火薬や破裂音用の火薬など数種類の火薬が充填されている。 もちろんこの火薬にチタニウムパウダー等を混入し、飛翔時の火花を特有の色に変化させるなどしてもよい。 そして導火線2が、上記火薬に一端が接し、他端がケーシング1下方に垂れ下がるように設けられている。
    なお符号3は必要に応じて一例として設けられる粘着テープで、導火線2を火薬から取り外れないように固定しておくものである。 なお火薬と導火線2との固着が、何かの拍子に取り外れることがないほどに強固なら特にはこの粘着テープ3は必要としない。 また竹ヒゴ4が、ケーシング1の側脇に添えられるようにラベル5で巻かれて固定されている。 なおケーシング1等の形状は、種々の形状のものがロケット花火として流通されているが、
    本発明はこれら種々の形状のロケット花火に適用でき得るものである。

    【0011】次に本発明の特徴について説明する。 すなわち本発明の特徴として光輝構造が設けられるものであって、一例として前記ラベル5の表面に光輝構造の一例である夜光塗料Lが塗布されている。 この夜光塗料Lとしては、リン光を発する物質を主顔料とし、放射性物質を微量加えた自発光性の夜光塗料や、アルミン酸ストロンチウムなどの蛍光体から成る蓄光性の夜光塗料等が適用できる。 またラベル5には夜光塗料Lが塗布されているほか、商品名や取扱説明等が印刷されている。

    【0012】本発明は以上のようにして成りこれを使用するときには、図2(a)に示すように、竹ヒゴ4を瓶B等に差し込んで本発明の夜光性ロケット花火Fをほぼ垂直になるように立てる。 このとき夜光性ロケット花火Fは、ラベル5が夜光塗料Lにより光っている。 そして導火線2に火を付ける。 導火線2の火がケーシング1内の火薬に点火すると、夜光性ロケット花火Fは上方に発射され、笛音(擬音で説明するなら例えば「ピー」という音)を発しながら上空を飛ぶ。 そして上空を飛んでいるときに図2(b)に示すようにラベル5が夜光塗料L
    により光っているため、ケーシング1の輪郭が視認できて趣がある。

    【0013】そしてすぐに破裂音(擬音で説明するなら例えば「パン」という音)を発し、夜光性ロケット花火Fは落下する。 この落下するとき従来のロケット花火ではどこに落下しているのかは夜間には見えない。 しかし本発明の夜光性ロケット花火Fは夜光塗料Lにより光っているために、落下する様子も見ることができる。 従って落下時の様子も楽しむことができるとともに、落下する方向がわかり、また落下した後も図2(c)に示すようにもちろん発光しているため、すぐに夜光性ロケット花火Fを見つけることができる。 このため本発明の夜光性ロケット花火Fは、使用後に探す手間も省け、後片付けが容易である。

    【0014】

    【他の実施例】本発明は以上のような構成のほか、種々の改変が行える。 すなわち本発明の特徴である光輝構造は種々の個所に設けられるものであって、例えば図3
    (a)はケーシング1の上部と下部に夜光塗料Lを塗布したものである。 また図3(b)は、ケーシング1上部に付設されたキャップ6の全体に夜光塗料Lを塗布したものである。 更に図3(c)は、竹ヒゴ4の下半分に夜光塗料Lを塗布したものである。 なお塗布にあたっては、その他の実施例においても同様であるが、スプレー塗布、刷毛等による塗布、ディップ塗布など種々の公知塗布手法が適用できる。 以上のように本発明の特徴である光輝構造はケーシング1や付設部材の全部または一部に設けることができるものである。 そしてこれら光輝構造の組み合わせでも実施できるものであって、例えば組み合わせの一例を挙げれば、図3(d)に示すようにキャップ6とラベル5と竹ヒゴ4の一部に夜光塗料Lを付着させるなどが行える。

    【0015】また光輝構造の設置手段としては、ケーシング1やキャップ6等の各構成部材の形成原料である合成樹脂に、例えばリン光を発する蛍光体を混入させて形成することにより行うこともできる。 なお、このようにケーシング1等を蛍光体を混入して形成することは、夜光性ロケット花火Fを構成する各部材の組み付けに関しては、夜光塗料Lの塗布等の作業がなく、従来どおりの組付工程で済む点に優れる。

    【0016】また蛍光体が付着された粘着テープ等の夜光部材をケーシング1や竹ヒゴ4等適宜の個所に貼設するようにしてもよい。 なお、このようにケーシング1等に蛍光体が付着された夜光部材を貼設することは、従来のロケット花火を構成する部材をそのまま適用できることや、一種類の発光体を複数種類の夜光性ロケット花火Fに流用することができ得ること、更に発光個所の変更も自在とし得ることなどに優れる。

    【0017】また光輝構造としては、上記したような夜光塗料Lや蛍光体を適用するものの他、以下に示すようなものが適用できる。 すなわち、図4(a)はケーシング1に金属色のメッキMを例えば蒸着等の手法で施したものである。 このようにした場合、飛翔時の火花の光がこのメッキMに投射され、この光が反射することにより、ケーシング1が光って見える。 なおケーシング1に金属色のメッキMを施すほか、このようなメッキMを施したキャップ6をケーシング1に被せるようにしてもよい。

    【0018】また図4(b)はケーシング1の表面をプリズムPとしたもので、このようにした場合、投射された火花の光が分光して反射し、ケーシング1がキラキラと光って見える。 なおケーシング1の表面をプリズムP
    とするほか、このようにプリズムPとなったキャップ6
    をケーシング1に被せるようにしてもよい。 なお、以上図4(a)(b)の実施例においては、夜光性ロケット花火Fは、落下した後は自らは発光しないが、懐中電灯等のライトで周辺を照らすとライトが照射されたときに光るため、探すのに手間取らない。

    【0019】

    【発明の効果】本発明は以上のような構成で以下のような効果を奏する。 まず請求項1記載の夜光性ロケット花火によれば、ケーシング1またはこのケーシング1に付設される付設部材の一部または全部には、光輝構造が設けられている。 このため飛翔時に、光輝構造が設けられている部位が光っており、破裂音や笛音などの音的な楽しさに加え、輪郭がわかるなどの視覚的な楽しさがある。 またこの視覚的な楽しさは、自ら発光するあるいは長時間の残光を有する蛍光体を用いたものなら、飛翔時に限定されるものではなく、飛翔前や飛翔後にも継続する楽しさである。 また更に夜光性ロケット花火Fは、自ら発光するあるいは長時間の残光を有する蛍光体を用いたものなら、落下する方向がわかり、また落下した後も光っているため、非常に見つけやすい。 このため後片付けが楽であり、拾い残しなども少なくなる。

    【0020】また請求項2記載の夜光性ロケット花火によれば、光輝構造が発光塗料Lであるため、入手も簡単で、取り扱いも比較的楽であり、また比較的簡単に、そして安全に塗布することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の夜光性ロケット花火を示す斜視図である。

    【図2】同上その使用状態を示す説明図である。

    【図3】本発明の夜光性ロケット花火の他の種々の実施例を示す側面図である。

    【図4】同上更に他の二種の実施例を示す側面図である。

    【符号の説明】

    1 ケーシング 2 導火線 3 粘着テープ 4 竹ヒゴ 5 ラベル 6 キャップ B 瓶 F 夜光性ロケット花火 L 夜光塗料 M メッキ P プリズム

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