System and method for igniting the oxidant mixture - gaseous or dispersion fuel

申请号 JP2009506554 申请日 2007-04-17 公开(公告)号 JP5095724B2 公开(公告)日 2012-12-12
申请人 サウンドブラスト テクノロジーズ エルエルシー; 发明人 ラリー・ダブル・フラトン;
摘要
权利要求
  • 雷管(detonator tube)と点火装置(igniter)を含む起爆装置(detonator)であって、
    該雷管 は、充填開始点(fill point)及び開口端を有 するものであり、該充填開始点にガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が供給され、 ここで、該燃料−酸化剤混合物は、 燃料と酸化剤を含み、該燃料と該酸化剤の規定された質量比及び該燃料−酸化剤混合物の規定された流速が、前記起爆装置の長さ及び直径の特性に依存する爆発特性が得られるように維持されており、前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が、前記充填開始点から点火地点へと流れること、及び、
    前記点火装置は、前記雷管内の該点火地点に設置され、前記ガス状のまたは分散系の燃料−酸化剤混合物が、前記規定された流速で前記雷管中の前記点火地点へと流れている間に、前記ガス状のまたは分散系の燃料−酸化剤混合物は前記点火地点において前記点火装置によって点火され、それによって該点火地点で爆発インパルス(detonation impulse)が産出され、該爆発インパルスが該雷管の該開口端へ伝播する ことを特徴とする起爆装置。
  • 更に前記雷管の内側に位置する弁を含む請求項1に記載の起爆装置。
  • 前記弁が逆止め弁である請求項2に記載の起爆装置。
  • ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火するための
    充填開始点、開口端、及び その内部の点火地点に設置された点火装置を有する雷管、
    並びに該雷管の該充填開始点へガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物を供給するための燃料供給装置、 を含むシステムであって、
    該燃料−酸化剤混合物は前記雷管中の前記点火地点へと流れるものであり、該燃料−酸化剤混合物は燃料と酸化剤を含み、該燃料と該酸化剤の規定された質量比及び該燃料−酸化剤混合物の規定された流速は、前記起爆装置の長さ及び直径の特性に依存する爆発特性が得られるように維持されており、前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物は、前記規定された流速で該雷管中の前記点火地点へと流れ、前記点火装置が前記点火地点において前記ガス状のまたは分散系の燃料−酸化剤混合物に点火し、それによって該点火地点で爆発インパルスが産生され、該爆発インパルスが該雷管の該開口端へ伝播する ことを特徴とするシステム。
  • 更に前記雷管の内側に位置する弁を含む請求項4に記載のシステム。
  • 前記弁が逆止め弁である請求項5に記載のシステム。
  • 前記弁が前記点火地点の前に位置する請求項6に記載のシステム。
  • 前記爆発インパルスが、開口端を有するデトネーション管(detonation tube)の一つ、燃焼室(combustion chamber)、内燃エンジン、またはパルスデトネーションエンジンに供給される請求項4に記載のシステム。
  • 燃料対酸化剤の質量比及び前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物の流速が、前記雷管の長さ及び直径に基づいて選択される請求項5に記載のシステム。
  • 前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が少なくとも、エタン、メタン、プロパン、水素、ブタン、アルコール、アセチレン、MAPPガス、ガソリン、航空燃料、石油蒸留物、ナフサ、鉱油、ケロシン、ディーゼル油、ベンゼン、またはDEETの1つからなる請求項4に記載のシステム。
  • 更に前記点火装置の点火タイミングを制御するためのタイミング制御機構を含む請求項4に記載のシステム。
  • ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火するための
    充填開始点 開口端を有する雷管、及び該雷管内の点火地点に設置された点火装置を含 む起爆装置、
    並びに該雷管の該充填開始 点へガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物を供給 するための燃料−酸化剤供給装置、を含むシステムであって、
    該燃料−酸化剤混合物は前記雷管中の前記点火地点へと流れるものであり、該燃料−酸化剤混合物は燃料と酸化剤を含み、該燃料と該酸化剤の規定された質量比及び該燃料−酸化剤混合物の規定された流速は、前記起爆装置の長さ及び直径の特性に依存する爆発特性が得られるように維持されており、前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物は、前記規定された流速で該雷管中の前記点火地点へと流れ、前記点火装置が前記点火地点において前記ガス状のまたは分散系の燃料−酸化剤混合物に点火し、それによって該点火地点で爆発インパルスが産生され、該爆発インパルスが該雷管の該開口端へ伝播する ことを特徴とするシステム。
  • 前記起爆装置が更に前記雷管の内側に位置する弁を含む請求項12に記載のシステム。
  • 前記弁が逆止め弁である請求項13に記載のシステム。
  • 前記弁が前記点火地点の前に位置する請求項13に記載のシステム。
  • 燃料対酸化剤の質量比及び前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物の流速が、前記雷管の長さ及び直径に基づいて選択される請求項12に記載のシステム。
  • 前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が少なくとも、エタン、メタン、プロパン、水素、ブタン、アルコール、アセチレン、MAPPガス、ガソリン、航空燃料、石油蒸留物、ナフサ、鉱油、ケロシン、ディーゼル油、ベンゼン、またはDEETの1つからなる請求項12に記載のシステム。
  • 更に前記点火装置の点火タイミングを制御するためのタイミング制御機構を含む請求項12に記載のシステム。
  • 前記タイミング制御機構がトリガー機構、フィクスドロジック(fixed logic)、または制御プロセッサ(control processor)の1つを含む請求項18に記載のシステム。
  • 前記点火装置が高電圧パルス源(high voltage pulse source)、トリガードスパークギャップ源(triggered spark gap source)、レーザー、または爆発線(exploding wire)の1つを含む請求項12に記載のシステム。
  • 说明书全文

    本発明は概して、ガス状または分散系の燃料酸化剤混合物に点火するためのシステム及び方法に関する。 特に、本発明は管状構造物内を流れるガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物の爆発の制御に関する。

    ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火するための既存のシステム及び方法は、非効率的であり、高価であり、そしてしばしば危険である。 内燃エンジンにおいて使用されるスパークプラグに基づく最新の点火技術では、燃焼サイクルの後にエンジンのシリンダーに未消費燃料が残り、有毒燃焼副産物をより安全な副産物へと変換するために触媒コンバーターを使用しなければならない。 他方、このより安全な副産物も依然として危険な汚染物質にとどまるという結果に終わり、大気中に排出される。 そのうえ、スパークプラグの性能は時間とともに劣化し、だんだん燃焼効率が低下し、そしてそれゆえ燃料ガロン距離(fuel mileage)がだんだん低下し汚染がだんだんひどくなる。 それゆえ、内燃エンジンにおける燃料−酸化剤混合物の点火のための改良されたシステム及び方法を開発することが望ましい。

    主として航空機エンジン及びロケットエンジンにおいて使用するために開発されているパルスデトネーションエンジン技術は、内燃エンジンよりもずっと高い性能を提供する見込みがある。 しかし、このようなパルスデトネーションエンジンにおいて用いられてきた燃料−酸化剤混合物点火法では、危険で高価な燃料−酸化剤及び爆発を達成するためのかなりの量のエネルギーを使用する必要がある。 そのうえ、準備される点火法の制限のために、このようなエンジンにおいて産出される爆発のタイミング及び規模を制御することは困難である。 そのようなものとして、パルスデトネーションエンジンにおける燃料−酸化剤混合物の点火のための改良されたシステム及び方法を得ることもまた望まれる。

    本発明は、ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火するためのシステム及び方法、特に管状構造物内を流れるガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物の爆発の制御を行うシステム及び方法を提供することを目的とする。

    簡単には、本発明はガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物の点火のための改良されたシステム及び方法である。 本発明では、望ましい燃焼特性を有する燃料−酸化剤混合物を管状構造物中に望ましい流速で導入する。 1つの実施形態の例では、前記管状構造物が規定の長さ及び直径を有する起爆装置(detonator)を含む。 流れる燃料−酸化剤混合物内の点火地点にスパークを導入することによって前記起爆装置内で前記燃料−酸化剤混合物は点火される。 結果として生じる爆発インパルス(detonation impulse)が、前記点火地点から前記起爆装置の出口端まで流れている燃料−酸化剤混合物に点火し続ける。 また、前記燃料−酸化剤混合物の燃焼特性及び流速を、爆発インパルスのエネルギーを制御するために選択できる。

    本発明は、ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火する方法であって、充填開始点及び開口端を有する起爆装置の雷管内の点火地点に点火装置(igniter)を設置する工程、ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物を開口端に向かって出るように充填開始点に供給する工程、及び該点火装置を使用して流れるガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火し、該点火地点から該雷管の該開口端へと伝播する爆発インパルスを産出させる工程を含む方法を提供する。 逆止め弁などの弁を、雷管の内側の点火地点の前か後に設置することができる。 前記爆発インパルスは、デトネーション管(detonation tube)、内燃エンジン、またはパルスデトネーションエンジンに供給することができる。 燃料対酸化剤の質量比及び前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物の流速を、前記雷管の長さ及び直径に基づいて選択することができる。 前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物としては、エタン、メタン、プロパン、素、ブタン、アルコール、アセチレン、MAPPガス、ガソリン、または航空燃料、またはこれらの組み合わせが使用できる。 前記燃料としてはまた、ナフサなどの石油蒸留物、鉱油、ケロシンもしくはディーゼル油、またはベンゼンもしくはDEETなどのより複雑な材料のいずれかが使用できる。 前記点火装置の点火のタイミングは、トリガー機構、フィクスドロジック(fixed logic)、または制御プロセッサ(control processor)を使用して制御できる。

    本発明は、起爆装置及び燃料−酸化剤混合物供給サブシステムを含み、ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物に点火するためのシステムを提供する。 前記起爆装置は、充填開始点及び開口端を有する雷管(detonator tube)並びに該雷管内の点火地点に設置される点火装置を含む。 前記燃料−酸化剤混合物供給サブシステムは、前記雷管の前記充填開始点へガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物を供給し、供給されたガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物は雷管中を流れ、雷管の開口端から出される。 前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が前記雷管中を流れるのと同時に前記点火装置が該ガス状または分散系の燃料−酸化剤に点火し、それによって前記点火地点で爆発インパルスが産出され、該爆発インパルスは該雷管の該開口端へと伝播する。 前記システムは逆止め弁などの弁を含み得、該弁は前記デトネーション管の内側の前記点火地点の前か後に位置する。 前記システムは、前記点火装置の点火のタイミングを制御するタイミング制御機構を含むことができる。 前記タイミング制御機構としては、トリガー機構、フィクスドロジック(fixed logic)、または制御プロセッサ(control processor)が使用できる。 前記点火装置としては、高電圧パルス源(high voltage pulse source)、トリガードスパークギャップ源(triggered spark gap source)、レーザー、または爆発線(exploding wire)が使用できる。

    本発明はまた、充填開始点及び開口端を有する雷管及び該雷管内の点火地点に設置される点火装置を含む起爆装置を提供する。 前記雷管の前記充填開始点には、ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が供給され、該ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物は該雷管中を流れ、そして該雷管の開口端から外に出される。 前記ガス状または分散系の燃料−酸化剤混合物が前記雷管中を流れるのと同時に前記点火装置が該ガス状または分散系の燃料−酸化剤に点火し、それによって前記点火地点で爆発インパルスが産出され、該爆発インパルスは該雷管の該開口端へと伝播する。 前記起爆装置は逆止め弁などの弁を含み得、該弁は前記デトネーション管の内側に位置する。

    本発明はここで、本発明の実施形態の例が示される添付の図面を参照して詳細により十分に説明される。 しかし、本発明を、本明細書において説明される実施形態に限定解釈するものではない。 むしろこれらの実施形態は、本開示が徹底的で完全になるように、そして当業者に本発明の範囲を十分に伝達するように提供される。 図面を通して、類似の番号は類似の要素に言及する。

    本発明は、本明細書で音波または音波パルス(sound pulse)とも呼ばれる超過気圧波(overpressure wave)を発生させ及び制御する、改良されたシステム及び方法を提供する。 例示的超過気圧波は、それらの0.1Hz〜30kHzの範囲の振動数によって特徴付けることができる。 前記システムの基礎となっているのは、一端が開口している管内で、高エネルギーの、爆発性のガス状または分散系の燃料−空気混合物または燃料−酸素混合物に点火することであり、燃料としてはエタン、メタン、プロパン、水素、ブタン、アルコール、アセチレン、MAPPガス、ガソリン、及び航空燃料を含む多数の可燃性燃料のいずれかが使用できる。 前記燃料としてはまた、ナフサなどの石油蒸留物、鉱油、ケロシンもしくはディーゼル油、またはベンゼンもしくはDEETなどのより複雑な材料のいずれかが使用できる。 ガス混合物は前記管の閉鎖端で爆発させられ、爆発波(detonation wave)は該管の全長を伝播し、爆発を終え、そして超過気圧波として前記管の開口端から外に出る。 該管のことを本明細書ではデトネーション管(detonation tube)と呼び、該爆発波のことを本明細書では爆発パルス(detonation pulse)またはインパルス(impulse)と呼ぶ。

    本発明の1つの実施形態は、少なくとも1つのデトネーション管装置(detonation tube apparatus)及び爆発のタイミングを制御するタイミング制御機構を含む。 前記デトネーション管装置は、少なくとも1つのデトネーション管、少なくとも1つの起爆装置(detonator)、及び燃料−酸化剤混合物供給サブシステムを含む。 1つの任意のデトネーション管に対して1つ以上の起爆装置を使用することができ、1つの起爆装置を複数のデトネーション管に対して使用することもできる。 前記1つ以上の起爆装置には、1つ以上のスパーク開始装置(spark initiators)が付随し、単一のスパーク開始装置が複数の起爆装置のスパークを、並行してまたは連続して、開始し得、そして複数のスパーク開始装置が単一の起爆装置のスパークを開始し得る。 前記タイミング制御機構は、前記1つ以上のスパーク開始装置のスパークのタイミングを制御する。

    前記スパーク開始装置としては、高電圧パルス源(high voltage pulse source)が使用できる。 前記高電圧パルス源の代替物としては、トリガードスパークギャップアプローチ(triggered spark gap approach)が、スパーク開始装置として使用できる。 スパーク開始装置の他の代替物としては、レーザー及び爆発線が挙げられる。

    前記タイミング制御機構としては、単純なトリガー機構(simple trigger mechanism)、フィックスドロジック(fixed logic)、またはより複雑な制御プロセッサ(control processor)が使用できる。 制御プロセッサは、前記燃料−酸化剤混合物供給サブシステムの可変パラメータを制御するのに使用でき、またはそのようなパラメータは固定できる。

    前記燃料−酸化剤混合物供給サブシステムは、前記燃料−酸化剤混合物を所望の燃料対酸化剤の質量比及び所望の流速に維持する。 その所望の燃料対酸化剤の質量比及び所望の流速は、前記起爆装置の長さ及び直径の特性に依存する爆発特性が所望のものとなるように選択することができる。 例えば、1つの実施形態では、質量比が5.5のプロパン対空気の燃料−酸化剤混合物、長さ2.54cm(1″)及び直径0.64cm(1/4″)を有しテフロン(登録商標)でできた起爆装置とその中での流速としての50L/分、ステンレス鋼でできた長さが22.9cm(9″)で直径が前記起爆装置に連結される端の2.03cm(0.8″)から第2のデトネーション管に連結される端の1.65cm(0.65″)まで先細りする第1のデトネーション管、及び該第1のデトネーション管に連結するチタンでできた長さが81.3cm(32″)で直径が7.62cm(3″)の第2のデトネーション管を使用している。あるいは、前記第1のデトネーション管は、全長にわたって一定の2.03cm(0.8″)の直径を有してもよい。

    前記燃料−酸化剤混合物の燃料対酸化剤質量比及び流速を制御するために、市販の質量流量制御弁技術(mass flow control valve technology)が使用できる。 あるいは、燃料−酸化剤混合物混合装置中への酸化剤の質量流量を測定するために市販の技術を使用し得、この正確な酸化剤の質量流量測定を、前記燃料−酸化剤混合物の燃料対酸化剤質量比が所望の値を達成するのに必要な前記燃料の質量流量の調節のために質量流量制御弁を制御するのに使用し得る。
    (燃料−酸化剤混合物の流れの中での起爆)

    従来技術のガス爆発システムでは、爆発させるために、長い管を必要とするかまたは酸素と水素などの高度に爆発性のガス混合物を必要としている。 さもなければ、これらは、遅くそしてほとんど静かな過程である爆燃(deflagrate)をするだけである。 対照的に、本発明の1つの態様では、プロパンと空気などの中程度にのみ爆発性を有するガス混合物を使用して、30.5cm(one foot)の短い長さ及び5.08cm(2 inches)の小さい直径の管の中で、短い高強度の音波パルスを産出させることが可能となっている。 従来技術のシステムとは違って、本発明のこの態様は、爆発が起こる管を満たす、流れている(または移動する)ガスと酸化剤の混合物の流れを通して電気アークを渡すシステムの例の中で実施されている。 前記管が実質的に満杯になると、該管の充填開始点で流れるガスの中で高速のスパークが開始され、これは次に該管の内側の全てのガスの爆発の引き金を引く。 あるいは、前記流れるガスは、レーザーによってまたは本発明による他の適切な点火及び爆発法のいずれかによって、爆発させることができる。 流れるガスの中で点火するこのテクニックでは、流れないまたはさもなければ静止したガス混合物に点火する従来技術のシステムに比較して、爆発させるのに必要な管の長さが劇的に縮められる。 そのうえ、本発明のこの態様による爆発が前記燃料−酸化剤混合物を爆発させるのに1ジュールの桁のエネルギーを必要とするのに対して、従来技術のシステムは、爆発させるのに100ジュールの桁から1000ジュールの桁のエネルギーを必要とする。 さらにこの方法は望ましい結果として、電気アークによって引き金を引かれた後次に前記管から音波パルスが発せられるまでの時間の不確定性の縮減および爆発パルスの規模の再現性の向上をもたらす。 そのようなものとして、本発明のこの態様による起爆装置は、超過気圧波の正確なタイミング及び規模の制御を可能とする。

    図1Aは、従来技術の爆発システムの側面図である。 デトネーション管100は別個の燃料供給装置102及び酸化剤供給装置104を有し、これらは充填期間の間開かれ、デトネーション管100に燃料−酸化剤混合物106を充填する。 充填期間の後、燃料供給装置102及び酸化剤供給装置104は閉じられ、そして所望の時点で高電圧線108を通してスパークプラグ110が帯電され、これは該燃料−酸化剤混合物106に点火し、爆発波がデトネーション管100の全長を伝播し開口端112から外に出る。 同様に、図1Bは別の従来技術の爆発システムの側面図であり、この別の従来技術の爆発システムでは、デトネーション管100は燃料−酸化剤混合物供給装置105を有し、これは充填期間の間開いており、デトネーション管100に燃料−酸化剤混合物106を充填する。 充填期間の後、燃料−酸化剤混合物供給装置105は閉じられ、そして所望の時点で高電圧線108を通してスパークプラグ110が帯電され、これは該燃料−酸化剤混合物106に点火し、爆発波がデトネーション管100の全長を伝播し開口端112から外に出る。

    図2Aは、起爆装置114を経由して燃料−酸化物混合物供給装置105から燃料−酸化剤混合物が供給される、本発明の超過気圧波発生装置11のデトネーション管100を示す。 ここでは、前記デトネーション管100が前記燃料−酸化剤混合物106で充填されるのと同時に該燃料−酸化剤混合物106にスパークが点火し、爆発波を引き起こし、爆発波は該デトネーション管100の全長を伝播し、開放端112から外に出る。 1つの実施形態では、流れる燃料−酸化剤混合物中での点火の間、適切な燃料−酸化剤混合物の流速が維持される。 かなりの範囲の流れにわたって、前記流速が速ければ速いほど前記爆発波の発生はより迅速であることがわかっている。 そのような訳で、1つの実施形態の例では、速い流速を用いている。 与えられたスパークエネルギーに応じて、流速はその実践上の上限値が規定される。 1つの実施形態では、前記デトネーション管に燃料−酸化剤混合物を供給する管は、爆発が前記燃料−酸化剤混合物供給装置に逆流するのを防ぐために、臨界半径よりも小さい半径を有する。 例えば、1つの実施形態では0.64cm(1/4″)の直径の管を用いて、このような逆火(flashback)を防いでおり、一方供給するガスの流れに対する抵抗は低くにとどめている。例えば、長さ2.54cm(1″)で口径0.64cm(1/4″)の起爆装置が、1ジュールのスパークエネルギーと50L/分で流れるMAPPガス−空気混合物の使用の下で爆発を達成することができる。

    図2Aにはまた、自由選択の第2の燃料−酸化剤混合物供給装置105′が示されている。 1つ以上の第2の燃料−酸化剤混合物供給装置105′が、大きなデトネーション管(または管の組合せ)の充填をスピードアップするのに使用できる。 1つのアプローチでは、1つ以上の第2の燃料−酸化剤混合物供給装置105′が、前記(第1の)燃料−酸化剤混合物供給装置105と並行してデトネーション管100の充填をスピードアップするのに使用され、これによって前記起爆装置114によって点火される燃料−酸化剤混合物の流速を所望の速さにすることができる。 別のアプローチでは、燃料−酸化剤混合物供給装置105は、デトネーション管に燃料−酸化剤混合物をより速い第1の流速で供給し、次に、流れる燃料−酸化剤混合物に点火する前に流速をより遅い第2の流速に変化させ得る。 更に別のアプローチでは、第2の燃料−酸化剤混合物供給装置105′は、燃料−酸化剤混合物供給装置105が起爆装置114中に供給する燃料−酸化剤混合物106とは異なる燃料−酸化剤混合物106′(図2A中には示さず)をデトネーション管100中に供給する。

    ある種の燃料では、爆発させるために燃料−酸化剤混合物を加熱する必要があり得る。 デトネーション管に点火する速度に依存して、該デトネーション管を冷却する必要も生じ得る。 本発明の1つの好ましい実施形態の下では、燃料−酸化剤混合物供給装置105(及び/または105′)は、デトネーション管と接し該デトネーション管から熱を燃料−酸化剤混合物に移動させる働きをする少なくとも1つの熱交換装置(図示せず)を含む。 熱交換装置は、デトネーション管の周りを一端からもう一方の端まで螺旋状に囲む小さい管であって、螺旋の密度が該デトネーション管の全長にわたって一定でもまたは変化しても良い管などの、種々の周知の形態のいずれかをとることができる。 別の熱交換アプローチの例では、デトネーション管を燃料−酸化剤混合物を入れた格納容器で包囲し、該燃料−酸化剤混合物に該デトネーション管からの熱を吸収させる。 あるいは、燃料−酸化剤混合物供給装置105から独立した熱交換装置であって、例えば水またはシリコンなどの液体などの燃料−酸化剤混合物以外のある種の物質をデトネーション管からの熱を吸収するのに使用し得る熱交換装置も使用することができる。 あるいは、燃料−酸化剤混合物を加熱するのに、別の熱源を使用することもできる。 一般に、デトネーション管から燃料−酸化剤混合物に熱を移動させる方法を含む様々な周知のテクニックが、デトネーション管を冷却し及び/または燃料−酸化剤混合物を加熱するのに使用できる。

    図2Bは、爆発性ガス混合物の流れの中に電気アークを作り出すことによって機能する本発明の起爆装置の第1の実施形態を示す。 図2Bに示すように、爆発のための正確な混合比を有する燃焼性ガスと酸化剤とのガス混合物106が、起爆装置114の充填開始点208を経由してデトネーション管100に流される。 前記デトネーション管が実質的に満杯になると、高電圧パルスインプット214で、高電圧線108の引き金が引かれ、裸線210にわたってスパーク212が起こり、スパークはデトネーション管100へと流れるガス混合物106を通して引き起こされ、該デトネーション管100中のガスの爆発を開始する。 高電圧パルスの引き金を引くタイミングは、タイミング制御機構216によって制御される。

    図2Cは、爆発性ガス混合物の流れの中に電気アークを作り出すことによってこれもまた機能する本発明の起爆装置の第2の実施形態を示す。 図2Bに示すように、爆発のための正確な混合比を有する燃焼性ガスと酸化剤とのガス混合物106が、起爆装置114の充填開始点208を経由してデトネーション管100に流される。 前記デトネーション管が実質的に満杯になると、高電圧パルスインプット214で、高電圧線108の引き金が引かれ、裸線210にわたってスパーク212が起こり、スパークはデトネーション管100へと流れるガス混合物106を通して引き起こされ、該デトネーション管100中のガスの爆発を開始する。 この変形形態では、前記スパークは、起爆装置114の中で最初に発生させられ、次に流れるガスによってデトネーション管100中に向かって2本の分岐する導線に沿って速やかに掃かれ、そのときスパークの長さは該デトネーション管100中に向かうに従い増加する。 スパークが小さなギャップで最初に発生させられるとき、スパークは、ずっと大きいギャップにかかる電圧と同じ電圧を有することができる安定な低インピーダンスのゾーンを作り出す。 あるいは、裸線210は、大体において平行であるが、起爆装置114の内側で最初のスパークが発生させられるのが保証されるように閉鎖端側の線をわずかに曲げて近づけることもできる。

    図3A及び3Bは、本発明の超過気圧波発生装置11の実施形態の1例の端面図及び側面図を示す。 図3A及び3Bに示されているように、起爆装置114は、雷管(detonator tube)304を取り囲む絶縁シリンダー302を含む。 絶縁シリンダー302の横から電極306が挿入され、これは高電圧線108に連結される。 雷管304は、充填開始点208で燃料−酸化剤混合物供給装置105(図3Bに示す)に、その反対側の開口端310でデトネーション管100に連結される。 図3Bに示すように、ガス混合物106は、起爆装置114の充填開始点208を経由して雷管304中に渡され、そして次にその開口端310からデトネーション管100中に出される。 デトネーション管100が実質的に満杯になると、高電圧線108の引き金が引かれ、これは電極306を横切るスパーク212を引き起こし、これによってガス混合物106が点火され、点火地点で爆発インパルスを作り出し、爆発インパルスは起爆装置114の点火地点から開口端310へ雷管304中を流れるガス混合物106を通して伝播し、デトネーション管100中のガスの爆発を開始する。 図3Bには、デトネーション管100のちょうど閉鎖端の内側にあるシェルキンスパイラル308もまた示されている。 このシェルキンスパイラル308は、当業界では爆燃−爆発遷移(deflagration−to−detonation transition)(DDT)強化装置として周知である。 本発明の実施例の1例では、このシェルキンスパイラル308は10ターンを有し、長さが17.8cm(7″)で、太さが5.0mm(4ゲージ)(#4)の銅線を使用して作られており、銅線はデトネーション管100の底部(閉鎖端)の内側に巻いた形でしっかりとつけられている。

    図3Cは、本発明の起爆装置の実施形態の1例であり、図3A及び3Bに示したものとほぼ同じであるが、本明細書で点火地点とも呼ばれるスパーク212の前に設置された、供給される燃料−酸化剤混合物の流れを制御するのに使用される逆止め弁312を含む点だけが図3A及び3Bとは異なる。

    図3Dは、図3Cに示したものと同じであるが、前記逆止め弁312が点火地点212の後に設置される点だけが異なる、本発明の起爆装置の実施形態の1例を示す。

    図3Eは、図3C及び3Dに示した、本発明の起爆装置の実施形態の例で使用できる逆止め弁312の1例を示す。 逆止め弁は、バネ318によって開口部316に押し付けられて保持されるボール314を含む。 適当な圧がボール314にかけられると、ボールはバネ318を押し込み、燃料−酸化剤混合物106を開口部316を通して流入させる。 他の種類の弁もまた本発明に従って使用できる。
    (超過気圧波の規模の制御)

    概して、デトネーション管の長さ及び内径は、選択された流れる燃料−酸化剤混合物及びその選択された最大流速の下で、所望の最大発生超過気圧波規模が達成されるように選択することができ、該流速は発生超過気圧波規模を低下させるために減少させることができる。 必要ならば、だんだんと大きなサイズとなる管群を、より小さいサイズのデトネーション管中で最初に産出された爆発パルスを増幅するために使用することができる。 各1つまたは複数の管は、材料群及び合金群の1つまたは組合せで作ることができ、該材料群及び合金群としては、所望の結果を達成するような、PVCもしくは様々な異なる化合物、金属、またはコンクリートが挙げられる。 1つの実施形態の例では、デトネーション管はチタンでできている。 1つの実施形態の例では、スパークが導入される起爆装置は、例えば約0.64cm(1/4″)の小径を有する。この組立て品は、第2のより大きなデトネーション管の底面に整列させられ、第2のデトネーション管内に収容されていたガスを爆発させる。次にこの第2のデトネーション管は、段階的により大きな直径になる管の底面に整列させられ、より大きな直径になる管の中のガス混合物の爆発を開始させることができる。このようにして、正確なタイミングで、非常に大きな直径のデトネーション管による爆発を開始し得る。

    だんだん大きな直径になる管群の使用例が図4に示されている。 図4は爆発パルスを増幅するだんだん大きなサイズになるデトネーション管群を含む、段階的デトネーション管組合せ400を示す。 最初のデトネーション管100Aにおいて産出された爆発パルスは、より大きな直径を有するデトネーション管100B及び100Cの中を通って進む。 一般に、ガス混合物の爆発がより小さな直径を有するデトネーション管からより大きな直径を有するデトネーション管へと通過するにつれ、パルスのサイズは増幅される。 本発明に従って、異なる直径を有する1つ以上のデトネーション管を組み合わせて、段階的デトネーション管組合せ400を形成することができる。

    上述した実施形態の例では、デトネーション管(及び雷管)は、管の全長にわたって変化しない円周を有する管であると仮定されている。 代替物として、小さい直径から始まり次第に大きくなっていく直径を有し、図4で説明されるパルスを増幅する効果と同様の効果を有するデトネーション管(または雷管)を使用し得る。 1つのアプローチの例が、図5に示され、そこでは次第に大きくなっていく直径を有するデトネーション管100の側面図が示されている。 デトネーション管の直径をだんだん大きくしていくことで、図4の段階的管構成テクニックと類似の様式で、管の全長を進むにつれパルスは増幅させられる。 示されているように、デトネーション管100は、一端に第2の直径504よりも小さい第1の直径502を有し、もう一方の端に第2の直径504を有する。 次第に直径が大きくなっていく複数の管を組み合わせることもできる。 デトネーション管の別の変形形態では、デトネーション管の円周を先細りさせて円周を小さくしガスを圧縮し、次に円周を拡げていき円周を大きくしガスを拡張する、圧縮器/拡張器テクニックを使用している。 このアプローチは図6に示され、そこでは一端の第1の直径602、もう一方の端の第2の直径603、及びデトネーション管100のこれらの2端の間に位置する第3の直径604を有する、前記圧縮器/拡張器テクニックに基づくデトネーション管100の側面図が示されている。 前記第1の直径602は、所望の圧縮器/拡張器特性に応じて、第2の直径603と等しくても等しくなくてもよい。
    (デトネーション管アレイ)

    同時に引き金を引かれたときに結合したパルスを産出するように、様々な方法でデトネーション管をアレイにグループ化できる。 図7A−7Dは、デトネーション管をどのように結合させることができるかの例である。 図7Aは、第2のデトネーション管に平行して設置された第1のデトネーション管からなるデトネーション管アレイ702を示す。 図7Bは、デトネーション管組合せの中のより大きなデトネーション管がお互いに接触するように配列される4本のデトネーション管の群の組合せからなるデトネーション管アレイ704を示す。 図7Cは、それぞれ直径がだんだん大きくなる3本のデトネーション管からなるデトネーション管アレイ706を示す。 図7Dは、6面構造に似るように配列された7本のデトネーション管からなるデトネーション管アレイ708を示す。 図7Eは、輪状に配列された12本のデトネーション管からなるデトネーション管アレイ710を示す。

    あるいは、このようなデトネーション管グループまたはデトネーション管アレイを構成するデトネーション管の引き金を異なるタイミングで引くこともできる。 1つの配列の下では、他のデトネーション管が超過気圧波を発生する様々な状態にあるとき、1つの特定のデトネーション管はその燃料−酸化剤混合物で充填される状態にあるというふうになるように、デトネーション管を連続的に爆発させるタイミングシーケンスを用いてデトネーション管に点火している。 このアプローチを用いると、超過気圧波を途切れない爆発のように聞こえるほどの高い頻度で装置から発生させるように、デトネーション管の点火及び充填の時期を選ぶことができる。

    図8に示されているように、より小さな管のグループをより大きな1つの管に連結し、これらの結合したパルスが大きなパルスを産出し、このより大きなパルスにより大きな管中で爆発を続けさせるようにすることができる。 図8は、第1の直径を有するより小さいデトネーション管100A3本をより大きな第2の直径を有する1本のより大きなデトネーション管100Bに連結し、より小さなデトネーション管が発生したパルスの結合を増幅させるデトネーション管組合せの側面図を示す。

    概して、段階的にサイズが異なる管群、円周が次第に増加する管、管アレイ、より大きな管により小さな管のグループを連結したもの、及び圧縮器/拡張器テクニックを使用した管の様々な可能な組合せのいずれかを、特定の利用要件を満たす超過気圧波を発生させる本発明のこの態様に従って、使用することができる。 全てのこのような組合せでは、管の円周の拡張によって作り出されたエネルギー潜在力と管の円周が増加するにつれてガスが拡張されることによって引き起こされる冷却とのバランスを保つことが必要とされる。
    (超過気圧波の可干渉化焦点調節(Coherent Focusing)及び取り(Steering))

    前に説明したように、本発明のこの態様の起爆装置は、電気アークの引き金が引かれてから次に管からの音波パルスが発射されるまでの時間の不確定性が低い。 この起爆装置は、発生された音波パルスの規模の精度の制御も良好な再現性を持って行う。 この低い不確定性、またはジッター(jitter)、及び精度の高い規模制御は、デトネーション管のアレイによって発生される超過気圧波の可干渉化焦点調節(Coherent focusing)及び舵取り(steering)を可能にする。 このようなものとして、前記起爆装置を舵取り可能、焦点調節可能、高ピークパルス強度(high peak pulse power)の超過気圧波を発生させるために使用できる。
    図9は、個々の管の点火のタイミングによってどのようにして非近接場の単一地点で発生超過気圧波の強度の焦点が調節されるかを示している。 遠くにある管は、より長い距離を進むのにかかるより長い時間を補償するように前もって引き金を引かれ、これにより全てのパルスが空間内の同じ地点に同じ時間に到着する。 図9は、発生する音波パルスが空間内の地点902に同時に到達するようにタイミング制御機構216によって制御されたタイミングで点火(または発射)されるデトネーション管100A〜100Eのアレイ900を示す。 デトネーション管100A〜100Eによって産出される音波パルス906は、それぞれ直接路904A〜904Eに沿って進む。 このようなものとして、100Eから100Aの順に、異なる直接路を進むのに要する異なる運行時間を計算に入れて点火の間隔を適切に遅らせて、デトネーション管は点火され、音波パルス906は空間内の地点902に同じ時刻に到着し、結合音波パルス908を産出する。

    個々のデトネーション管またはデトネーション管のグループをまばらなアレイに配列することができる。 図10は、デトネーション管を個々にまばらなアレイに配列したアレイを示し、ここでは様々な管における爆発のタイミングが制御されて、超過気圧波の舵取りがなされ所望の場所で超過気圧波が結合させられる。 図11は同様に、デトネーション管をグループごとにまばらなアレイに配列したアレイを示し、ここでは特定のグループ内の管は同時に爆発させられるが、様々なグループの爆発のタイミングは変化させられ超過気圧波の舵取りがなされ、超過気圧波は所望の場所で結合させられる。

    図10を参照すると、デトネーション管100A〜100Dはタイミング制御機構216によって制御される正確なタイミングで逆順に点火され、音波パルスは直接路904A〜904Dを進み、空間内の地点902で結合させられるのがわかる。 図11を参照すると、デトネーション管グループ1100A〜1100Dはタイミング制御機構216によって制御されて逆順に点火され、音波パルスは直接路904A〜904Dを進み、空間内の地点902で結合させられるのがわかる。

    まばらなアレイの実施形態において使用されるタイミング制御機構216は、該アレイを構成するそれぞれの超過気圧波発生装置に有線ネットワークまたは無線ネットワークを経由して通信する単一のタイミング制御機構からなってよい。 あるいは、それぞれの超過気圧波発生装置は、ある手段によって同期させられた、装置自身のタイミング制御機構を有してよい。
    (デトネーション管アレイの作用理論)

    一般に、デトネーション管のアレイの引き金が正確なタイミングで引かれると、圧力波が作り出され、これは該タイミングによって指令される方向に細いビームとして伝播する。 このように、デトネーション管アレイの作用は、レーダーシステムで普通に使用されるフェーズドアレイアンテナの作用に類似している。 前記タイミングは電気的に決定されるので、ビームの方向はパルスごとに変えることができる。 システムは、例えば10、20、50、または100パルス/secなどの異なる率(rate)で作用するよう設計することができ、そしてそれぞれのパルスを固有の方向に向かわせることができる。 繰り返し率(repetition rate)に対する唯一の制限は、管を再充填できるスピードによってもたらされる。 音速の再充填速度では、152cm(five feet)の長さを有する管を再充填するのに約5msかかる。 一旦爆発させられたら、パルスは管の外に出るのにも5msかかるので、繰り返し率の制限は100Hzである。

    前記アレイのそれぞれの要素はそれ自身のコヒーレントエネルギーを発するので、非近接場では音波の振幅は、それぞれの個々の管の強度(intensity)の二乗に近づく。 このようにして方向づけることができる瞬間的な超過気圧は、それゆえ高レベルに近づき得る。 そのようなものとして、このシステムは、長距離に達せしめ、または硬い標的などの構造物中の小さなアパーチャーを通して伝播させるために使用できる、大きなダイナミック・レンジを頭上に有する。

    開口部での媒質のドップラーシフトを測定するために使用される探査レーザーによって測定されるように、前記小さなアパーチャーの後ろの構造物を、ちょうど的確な時間間隔でパルスを発生させることによって共鳴させることができる。 これによって前記構造物の固有振動数を測定することができ、そしてその後閉ループモードでレーザーを使用し、最大の効果を産出するようにシステムのタイミングを制御する。 音響上のQ値が高いので、このような硬い標的の内部の瞬間的圧力はきわめて大きくなり得る。 例えば、Qがたったの10でも、ピーク圧力は1000psiに近づき得る。

    デトネーション管のグループを、より大きなアレイ内に設置するサブアレイとして扱うこともできる。 図12に示す実施形態の例では、7本のデトネーション管で構成される6面構造のサブアレイ1202を32個それぞれ効率よくアレイ1200に詰め込んでおり、該アレイ1200は189.0cm(6.2′)×76.2cm(2.5′)のフォーマット中に全部で224本の直径7.62cm(3″)のデトネーション管を保持する状態になっている。このシステムの非近接場での強度は、このような直径7.62cm(3″)デトネーション管1本による強度の50,000倍を超えるものとなることができる。

    この実施形態のアレイ要素の点火のタイミングは単純である。 波形は長さが約1msで、可干渉性の制約がその波長の1/4以下である。 タイミングのサブシステムには、それゆえ200μs以下の分解能及び正確さが必要とされる。 このレベルのタイミングの正確さは、0.1μsの分解能でチップ当り3個のタイミングチャンネルを備えるIntel Corporationの8254PCAなどのプログラム可能なカウンター−タイマーで達成することができる。

    1つの実施形態では、舵取り可能なアレイの各要素は、例えば波長の1/2未満のアパーチャーを用いるときなどに、舵取り可能な全領域にわたってそのエネルギーを拡張する必要がある。 1msの波形では、このアパーチャーは約15.2cm(six inches)である。 図12に示す実施形態の例では、6面構造のサブアレイ束の直径は22.9cm(nine inches)あり、これはこのサブアレイを全四半球にわたって舵取りをすることをできなくしているが、デトネーション管を、束ごとに点火される6面構造束へグループ化することでハードウェアの要件を減らし、該アレイの焦点調節及び舵取りに使用するプログラム可能タイミングチャンネルの数を32個で済ませている。 そのようなものとして、全ての必要とされるタイミングは、たった11個の8254PCAで制御することができている。 SuperLogic,Inc製のPCIボードは、4個の8254を含み12個のプログラム可能カウンター−タイマーを与えているので、このモジュールが3個あれば、図12のアレイのタイミング制御が十分行える。 別の実施形態では、図12における各束のデトネーション管は十分に離して設置され、全四半球にわたる舵取りが可能になっており、全ての管がどれもグループ化されることなく、その点火は独立に行い得るようになっている。

    アレイの焦点は、該アレイの波長及びサイズの関数である。 アレイ正面の近くでは、焦点は、直径が1波長、即ち30.5cm(one foot)の略円からなる。 アレイ正面からだんだん遠ざかるに従い、焦点は次第に、その長径が該アレイの短径の方向になる卵形に広げられる。 即ち、図12に示した水平に広がるアレイでは、この卵形は長径が垂直になる。 この焦点の形は、およそ大気圧の半分または7psiまでの線形領域で焦点形成させるときは、波動方程式を使用して簡単に表すことができる。 しかし、波形の瞬間的圧力が大気圧に近づくとき、焦点形成の領域は非線形となり、計算は異なってくる。

    アレイの圧力出力の測定は、広帯域音響センサー(wide band acoustic sensor)で行うことができる。 これらは通常、10〜20,000Hzの帯域幅と1dBくらいの正確さを有する。 アレイの非近接場の9.14m(thirty feet)以上の離れた距離でなされる測定では、いかなる範囲の特性を推定するのにも十分な正確さが与えられる。 このような機器の較正された出力が、音響音圧レベル(acoustic sound pressure level)であり、これは圧力と直接の関係がある:即ち(数1)
    Lp(dBSPL)=10・log 10 (p/p
    である。 例えば、180dBSPLは、20,000Paまたは約3psiの圧力に等しい。 このレベルでの瞬間的音響インテンシティは、1,000,000W/m である。

    線形媒体に対して一般波動方程式を適用した結果は、波が重ね合わせられると、波の振幅が足し合わされるということである。 電磁波ではこれは、2つの同一の波が空間内のある地点に同時に到達し、その2つの波の位相が同一になっていると、これらは単一波の2倍のポテンシャルまたは電圧を産出することを意味する。

    この結果は音波の場合も同様であるが、この場合ポテンシャルは電圧でなく圧力である。
    (数2)
    p=√(p +p +2p cos(θ −θ )) N/m
    なお、位相は同一なのでコサイン値は1になり、圧力値は単一源の圧力の2倍となる。 この関係はN個の音波源にも適用でき、
    (数3)
    N源=N*p
    である。

    音響波形の圧力を2倍にすると、音響波形の圧力の二乗にパワーは比例するので、パワーは4倍になる。 即ち、2つの同一の音響波形が空間内の同一地点に同時に到達し、これらの位相が同一になっていると、これらのパワーは4倍になる。

    電磁波の場合と同様に、音波形の前記パワーもしくは音響インテンシティ(acoustic intensity)は、音波の圧力の二乗に比例する。
    (数4)
    I=p /(ρc) Watts/m
    ここで分母は、媒体の、この場合空気の音響インピーダンス(acoustic impedance)の値である。

    従って、一般に超過気圧波形のメインローブ中の自由空間非近接場パワーは、単一デトネーション管の圧力のN 倍に予測することができる。 しかし、音波を地表近くで作動させると、地表波の相加効果による有利点もまた得ることができる。 地表からの音波及び自由空間の波形が1つの標的上に収束するとき、また両方の波形の圧力は加算され、またパワーは4倍にされる。

    音波ビームの舵取りは、アレイのより離れた部分からの波がより近接する要素の波に追いつけるように、より近接する要素の点火タイミングを過不足なく遅らせるというふうに、個々の要素のタイミングを調節することで達成される。 特定の舵取り方向においてはそれゆえ、全ての音波は同時に到着し、パワーがN 倍になる基準を満たす。 これはフェーズドアレイアンテナと類似するが、音響波形は連続的な波ではなく一時的なものなので、「位相を一致させる(phase)」ところが「タイミングを遅延させる(time delay)」ところと置き換えられる。
    (本発明の起爆装置のその他の用途)

    上述したように、開口端を有するデトネーション管に爆発インパルス供給する用途の他に、本発明の起爆装置はその他の用途として、これらに限られるわけではないが、爆発インパルスを内燃エンジン(または燃焼室)に及びパルスデトネーションエンジンに供給する用途を有する。

    本発明の起爆装置は、乗用車、トラック、航空機、船舶、オートバイ、フォークリフト、携帯用発電機、芝刈り機、チェーンソー、及び数え切れないほどの他の装置において使用される内燃エンジン中で燃料−酸化剤混合物に点火するのに現在使用されているスパークプラグの代わりに使用できる。 図13A〜13Lは、従来の4サイクルエンジン(four−stroke engine)(オットーサイクル(Otto−cycle)エンジン)の1運転サイクル当りのクランク軸(crankshaft)の2回転の間に生じた、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、及び排気行程を示す。

    図13は、吸気弁1302、燃料−酸化剤混合物注入口1304、排気弁1306、排気口1308、ピストン1310、シリンダー1312、クランク1314、及びスパークプラグ1316を含む、オットーサイクル内燃エンジン1300の例である。 図13のA〜Lは、オットーサイクルエンジン1300が、吸気1、圧縮2、出力3、及び排気4のその4サイクルを経過するときの様々な時点でのエンジンの状態を示す。 図13のA〜Cは、開かれた吸気弁1302を経由して燃料−酸化剤混合物注入口1304から燃料−酸化剤混合物を供給されるときの前記エンジン1300を示す。 図13のD〜Fは、シリンダー1312の内部の燃料−酸化剤混合物をエンジン1300のピストン1310が圧縮する様子を示す。 図13のGは、シリンダー1312の内部の燃料−酸化剤混合物がスパークプラグによって点火される様子を示し、これによって図13のH及びIに示されるようにピストン1310が押し下げられる。 図13のJ〜Lは、エンジン1300が開かれた排気弁1306を経由して排気口1308からシリンダー1310内の排ガスを除去する様子を示す。 この4サイクル行程は次に繰り返される。

    図14は、スパークプラグ1316が起爆装置114で置き換わっている点だけが違う、図13に示したものと同様のエンジン1300を示す。 図14は図13のGに相当する。 図14では、起爆装置114が燃焼エンジン1300へと爆発インパルスを与え、燃料−酸化剤混合物に点火し燃焼行程3を開始させる様子が示されている。

    図15は、本発明の起爆装置114を2本使用したロータリーエンジン(Wankel engine)1500の例を示す。 本発明は、これらに限られるわけではないが、2サイクルエンジン、5サイクルエンジン、6サイクルエンジン(Beare Head engine)、バークエンジン(Bourke engine)、及びガスタービンエンジンを含む他の種類の内燃エンジンにおいても同様に使用できる。

    本発明の起爆装置は、航空機エンジン及びロケットエンジンなどの様々な種類の用途において使用されるパルスデトネーションエンジンに爆発インパルスを供給するのに使用できる。 図16は、本発明の起爆装置を使用したパルスデトネーションエンジンを4個有する飛行機の翼の断面を示す。 示されているように、4個のパルスデトネーションエンジンはそれぞれ、燃料−酸化剤混合物供給装置105を経由して燃料−酸化剤混合物106を受容するデトネーション管100及び起爆装置114を含む。 デトネーション管100は、異なるタイミングでもまた同時にでも点火する事ができる。

    図17は、本発明の起爆装置を使用した複数のパルスデトネーションエンジンに基づくパルスデトネーションタービンエンジンのタービン1700の例を示す。 それぞれデトネーション管100及び起爆装置114を含む12個のパルスデトネーションエンジンが、タービン1700が反時計方向に回るように発射するふうに、配列されるのが示されている。 デトネーション管100は異なるタイミングでもまた同時にでも点火する事ができる。

    図18は、ロケットエンジン1800に推進力を与えるために使用してもよい、本発明の起爆装置を使用したパルスデトネーションエンジンの配置の例を示す。 示されているように、デトネーション管100が、より大きなデトネーション管100Bの内部に輪状に配置されている。 それぞれのより小さなデトネーション管100Aは、対応する起爆装置114を有する。 デトネーション管100Aは、異なる時点でもまた同時にでも点火する事ができる。

    本明細書において説明された起爆装置、点火システム、及び点火方法の用途は、本発明によって可能となる種類の用途の例として提供した。 本発明の特定の実施形態及びいくつかの用途(または実行)の例が説明されたが、特に上述の教示を踏まえて当業者が本発明の変更形態を作製し得るので、本発明がこれらだけには限られないことは当然である。 それゆえ、添付される特許請求の範囲には、本発明の精神と範囲を実施する特徴または改良点を組み込むようないずれの変更形態も含まれることが意図される。

    関連出願の相互参照

    本出願は、2006年4月17日に出願された米国仮出願番号第60/792,420号及び2006年10月10日に出願された米国仮特許出願番号第60/850,685号の優先権を主張し、両出願は参照により本明細書に組み込まれる。 本出願は、2006年10月10日に同時に出願された、「非常に大きな音を発生させそして方向づけるシステム及び方法」(A System and Method for Geenerating and Directing Very Loud Sounds)という名称の米国仮特許出願にも関連する。

    本発明は、添付する図面を参照して説明される。 図面の中で類似の参照番号は、同一のまたは機能的に類似の要素を示す。 加えて、参照番号の最左端の数字が、該参照番号が初めて出現した図面を特定する。

    別個の燃料供給装置及び酸化剤供給装置、並びにデトネーション管が充填された後に該デトネーション管の閉鎖端で燃料−酸化剤混合物に点火するスパークプラグを有する従来技術のデトネーション管の例を示す。

    燃料−酸化剤混合物供給装置、及びデトネーション管が充填された後に該デトネーション管の閉鎖端で燃料−酸化剤混合物に点火するスパークプラグを有する第2の従来技術のデトネーション管の例を示す。

    燃料−酸化剤混合物供給装置からの燃料−酸化剤混合物を受容し、該燃料−酸化剤混合物が雷管に流れている時に該燃料−酸化剤混合物に点火する起爆装置を、有する本発明のデトネーション管の例を示す。

    ガス混合物の流れの中に電気アークを作り出すことによって機能する本発明の起爆装置の第1の実施形態を示す。

    図2Bに描かれているものと類似するが、主管中に向かって分岐する2本の導線を含み、主管中に向かって進むにつれ火花の長さが増加する点が図2Bとは違う、本発明の起爆装置の第2の実施形態を示す。

    本発明の起爆装置の別の実施形態の端面図を示す。

    図3Aの起爆装置の側面図を示す。

    雷管の点火地点より前に設置され、供給される燃料−酸化剤混合物の流れを制御するために使用される逆止め弁を含む、本発明の起爆装置の実施形態の1例を示す。

    雷管の点火地点より後に設置され、供給される燃料−酸化剤混合物の流れを制御するために使用される逆止め弁を含む、本発明の起爆装置の実施形態の1例を示す。

    図3C及び図3Dに示される本発明の起爆装置の実施形態の例で使用できる逆止め弁の1例を示す。

    直径がだんだん大きくなるように管を組み合わせて使用し爆発波を増幅する、累進的なデトネーション管組合わせの1例を示す。

    管の全長にわたって直径を増加させ、爆発波を増幅するデトネーション管の1例を示す。

    管の円周が次第に短縮されそして次に次第に増加させられる管を示す。

    第2のデトネーション管に平行して第1のデトネーション管が設置される例を示す。

    デトネーション管組合せの中のより大きなデトネーション管同士がお互いに接触するように配列される4本のデトネーション管の群の組合せを示す。

    それぞれ直径が漸増する3本のデトネーション管を示す。

    6面構造に類似するように配列された7本のデトネーション管を示す。

    輪状に配列された12本のデトネーション管を示す。

    第1の直径を有するデトネーション管3本をより大きな第2の直径を有する1本のデトネーション管に連結し、より小さなデトネーション管群が発生した結合パルスを増幅させるデトネーション管組合せの側面図を示す。

    個々のデトネーション管の点火のタイミングによって、どのようにして非近接場の1地点にパワーの焦点が合わせられるのかを示す図を与える。

    超過気圧波が望まれる場所で結合するように舵が取れるように爆発させる、まばらな配置の4本のデトネーション管を示す。

    超過気圧波が望まれる場所で結合するように舵が取れるように爆発させる、まばらな配置の4グループのデトネーション管を示す。

    7本のデトネーション管からなる6面構造のサブアレイ(sub−arrays)の全部で224本のデトネーション管を有する結合アレイ(combined array)への効率的パッキングの1例を示す。

    図13Aから図13Lは、従来の4サイクルエンジン(four−stroke engine)(オットーサイクル(Otto−cycle)エンジン)の1運転サイクル当りのクランク軸(crankshaft)の2回転の間に生じた、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、及び排気行程を示す。

    燃料−酸化剤混合物に点火するための本発明の起爆装置を使用した、図13A〜13Lの4サイクルエンジン(オットーサイクルエンジン)の燃焼行程の開始を示す。

    本発明の起爆装置を2個使用したロータリーエンジン(Wankel engine)の1例を示す。

    本発明の起爆装置を使用したパルスデトネーションエンジンを4機搭載した飛行機の翼の横断面図を示す。

    本発明の起爆装置を使用した複数のパルスデトネーションエンジンに基づくタービンの1例を示す。

    ロケットに推進力を与えるために使用してもよい、本発明の起爆装置を使用したパルスデトネーションエンジンの配列の1例を示す。

    符号の説明

    100 デトネーション管 102 燃料供給装置 104 酸化剤供給装置 105 燃料−酸化剤混合物供給装置 105′ 第2の燃料−酸化剤混合物供給装置 106 燃料−酸化剤混合物、ガス混合物 108 高電圧線 110 スパークプラグ 112 開口端 11 超過気圧波発生装置 114 起爆装置 208 充填開始点 210 裸線 212 スパーク 214 高電圧パルスインプット 216 タイミング制御機構 302 絶縁シリンダー 304 雷管 306 電極 308 シェルキンスパイラル 310 開口端 312 逆止め弁 314 ボール 316 開口部 318 バネ 400 段階的デトネーション管組合せ 502 第1の直径 504 第2の直径 602 第1の直径 603 第2の直径 604 第3の直径 702、704、706、708、710 デトネーション管アレイ 900 アレイ 902 地点 904 直接路 906 音波パルス 908 結合音波パルス 1100 デトネーション管グループ 1200 アレイ 1202 6面構造のサブアレイ 1300 オットーサイクル内燃エンジン 1302 吸気弁 1304 燃料−酸化剤混合物注入口 1306 排気弁 1308 排気口 1310 ピストン 1312 シリンダー 1314 クランク 1316 スパークプラグ 1500 ロータリーエンジン(Wankel engine)
    1700 タービン 1800 ロケットエンジン

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