Gun device used in the shooting game system

申请号 JP35848191 申请日 1991-12-28 公开(公告)号 JP3153603B2 公开(公告)日 2001-04-09
申请人 任天堂株式会社; 发明人 憲一 杉野; 一郎 白井;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ビデオゲーム機からの画像を画像表示装置に表示させ、画像表示装置に表示されている標的を、
    離れた位置から射撃するゲームに用いられる銃装置であって、 筒状の銃身、 前記銃身の長手方向の前方上側部に着脱自在に装着され、画像表示装置の画面に表示される標的に照準を合わせるための照準器、 前記銃身の内部に設けられ、画像表示装置からの光を受光するための受光手段、 前記照準器の下方の取付部分に形成される係合部、 前記銃身の上部から見て、前記受光手段の光軸を中心として左右両側の対称な位置に1対設けられ、前記照準器の前記係合部と係合して前記照準器を銃身に保持するための保持手段、 前記銃身のいずれかの位置に設けられる操作手段、および前記操作手段の操作に応答して、ビデオゲーム機に信号を与えるための信号発生手段を備える、銃装置。
  • 【請求項2】 前記照準器は、その照準軸が前記銃身の銃口から一定の距離だけ離れた位置で前記受光手段の光軸と交点を形成するように、前記受光手段の光軸に対して所定の角度を有するように形成されている、請求項1
    に記載の銃装置。
  • 【請求項3】 前記保持手段は、前記銃身に一体的に形成され、前記銃身の径方向に対して弾性を有する係合爪を含み、 前記係合爪は、前記係合部と協働して前記照準器を固定的に保持するとともに、強い力が加えられたときに係合状態を解放する、請求項1に記載の銃装置。
  • 【請求項4】 前記銃身は、使用者が肩の上に載せて保持するために、その長手方向後方下部に形成される銃床を含む、請求項1に記載の銃装置。
  • 【請求項5】 前記操作手段は、押圧されるごとに射撃信号を単発的に発生する第1のスイッチと、押圧されている間中射撃信号を連続的に発生する第2のスイッチとを含む、請求項1に記載の銃装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は、射撃ゲームシステムに用いられる銃装置に関する。 より特定的には、ビデオゲーム機からの画像をテレビジョン受像機等の画像表示装置の画面に表示させ、画像表示装置に表示された標的を離れた位置から射撃することにより進行するゲームシステムに用いられる銃装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、テレビジョン受像機に表示された標的を射撃して遊戯する銃装置としては、米国特許第4,395,045号に開示された銃装置(以下、第1
    の先行技術と称する)や、本願出願人の販売に係るゲーム機(商品名「NintendoEntertainm
    ent System」)に用いられる銃装置(商品名「Pro Beam」)(以下、第2の先行技術と称する)が知られている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】上記第1の先行技術には、照準器が設けられていない。 そのため、第1の先行技術は、テレビジョン受像機に表示された標的を正確に狙うことができないという問題点があった。

    【0004】一方、上記第2の先行技術には、銃身の長手方向の前方上部に照準器が一体的に設けられている。
    そのため、第2の先行技術は、プレーヤが右利きか左利きかに関わらず、照準器の位置が常に固定されており、
    精度に標的を狙うことが困難となる。 また、照準器を銃身の左右のいずれかに固定すると、使用者の利き手または利き目が異なる場合、操作しにくいという問題点があった。 さらに、第2の先行技術は、何らかの原因(例えば落下)によって銃装置に衝撃が加えられたとき、本体から突出している照準器にが集中し、照準器が破損しやすいという問題点もあった。 さらに、照準器が破損したとき、プレーヤが怪我しやすいという問題点もあった。

    【0005】それゆえに、この発明の目的は、高精度に標的を狙うことができ、操作性が良好で、かつ破損しにくく安全性の高い銃装置を提供することである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
    ビデオゲーム機からの画像を画像表示装置に表示させ、
    画像表示装置に表示されている標的を、離れた位置から射撃するゲームに用いられる銃装置であって、筒状の銃身と、銃身の長手方向の前方上側部に着脱自在に装着され、画像表示装置の画面に表示される標的に照準を合わせるための照準器と、銃身の内部に設けられ、画像表示装置からの光を受光するための受光手段と、照準器の下方の取付部分に形成される係合部と、銃身の上部から見て受光手段の光軸を中心として左右両側の対称な位置に1対設けられ、照準器の係合部と係合して照準器を銃身に保持するための保持手段と、銃身のいずれかの位置に設けられる操作手段と、操作手段の操作に応答して、ビデオゲーム機に信号を与えるための信号発生手段とを備えている。

    【0007】請求項2に係る発明では、照準器は、その照準軸が銃身の銃口から一定の距離だけ離れた位置で受光手段の光軸と交点を形成するように、受光手段の光軸に対して所定の度を有するように形成されている。

    【0008】請求項3に係る発明では、保持手段は、銃身に一体的に形成され、銃身の径方向に対して弾性を有する係合爪を含む。 この係合爪は、係合部と協働して照準器を固定的に保持するとともに、強い力が加えられたときに係合状態を解放する。

    【0009】請求項4に係る発明では、銃身は、使用者が肩の上に載せて保持するために、その長手方向後方下部に形成される銃床を含む。

    【0010】請求項5に係る発明では、操作手段は、押圧されるごとに射撃信号を単発的に発生する第1のスイッチと、押圧されている間中射撃信号を連続的に発生する第2のスイッチとを含む。

    【0011】

    【作用】請求項1に係る発明においては、照準器を銃身に保持するための保持手段が、銃身の上部から見て、受光手段の光軸を中心として左右両側の対称な位置に1対設けられている。 したがって、プレーヤは、照準器の装着位置を、自分の使いやすいように変更することができる。 その結果、操作性の良い銃装置が得られる。

    【0012】請求項2に係る発明においては、照準器の照準軸と受光手段の光軸とが銃身の銃口から一定の距離だけ離れた位置で交点を形成する。 ゲーム装置に用いられる銃装置では、比較的近い距離の標的を射撃するので、通常の使用状態におけるテレビジョン受像機と銃装置との間の距離を予め決めておき、銃身からこの距離だけ離れた位置で上記交点を形成するように設定すれば、
    より正確に標的の照準が行える。

    【0013】請求項3に係る発明においては、照準器に強い力が加えられたときに各係合爪が係合状態を解放するので、照準器が容易に銃身から離脱する。 したがって、照準器に無理な力が加わらず、その破損を防止することができる。 また、破損したことによりプレーヤに対して与える怪我も未然に防止することができる。

    【0014】請求項4に係る発明においては、銃身の長手方向後方下部に銃身が形成される。 これによって、プレーヤは安定的に銃装置を保持できる。

    【0015】請求項5に係る発明においては、第1のスイッチが押圧されると射撃信号が単発的に発生され、第2のスイッチが押圧されると射撃信号が連続的に発生される。 これによって、プレーヤは異なる種類の射撃感覚を楽しむことができる。

    【0016】

    【実施例】図1は、この発明の一実施例の銃装置の使用状態を示す斜視図である。 図において、ビデオゲーム機1には、プログラムデータを記憶したメモリを内蔵するカートリッジ2が着脱自在に装着されるとともに、受信機3が接続される。 ビデオゲーム機1は、さらにテレビジョン受像機4と接続され、プログラムデータに基づいて、ゲームのための標的や背景等の画像をテレビジョン受像機4に表示させる。

    【0017】プレーヤは、一方の手(たとえば右利きの人であれば左手)で銃装置5のグリップ6を握り、銃床7を肩に当てて担ぎ、他方の手(たとえば右利きの人であれば右手)を銃身8の長手方向のほぼ中央部に添えて銃装置5を保持する。 プレーヤは、受信機3から離れた場所から銃口9をテレビジョン受像機に向けて銃装置5
    を使用する。 銃装置5の長手方向のほぼ中央部に設けられた複数のスイッチの操作に応答して、制御信号が赤外線等の光信号に変換されて受信機3へ送信される。 ビデオゲーム機1は、受信機3からの信号に応じて、プログラムデータに基づいて、ゲームの進行に応じた画像表示の変化および音声の出力を実行する。

    【0018】銃身8の上側部に装着される照準器10
    は、プレーヤの使い勝手に合わせて左右に取付可能なように、着脱自在に構成されている。

    【0019】図2〜図6はこの発明の一実施例の銃装置を示す図であり、特に図2は銃装置を下側から見た斜視図、図3は銃装置を上側から見た斜視図、図4は銃装置の右側面図、図5は銃装置の左側面図、図6は銃装置の背面図を示す。 以下、図2〜図6を参照して、この発明の一実施例の銃装置の構成を説明する。

    【0020】銃身8の長手方向後方の下部には、銃床7
    が設けられている。 また、銃身8の長手方向前方の下部には、グリップ6が設けられている。 さらに、銃身8の長手方向の前方上側部には、照準器10が着脱自在に装着されている。 銃身8の長手方向前方上部には、赤外線送信装置11が内蔵されている。 銃身8のほぼ中央部であって照準器10の後方には、トリガスイッチSW1,
    ポーズスイッチSW2,電源/連射スイッチSW3が設けられている。 トリガスイッチSW1およびポーズスイッチSW2は押しボタンスイッチとして構成され、電源/連射スイッチSW3はスライドスイッチとして構成されている。 トリガスイッチSW1は、押圧されたときに単発の射撃信号を発生する。 ポーズスイッチSW2は押圧されたときにポーズ信号を発生する。 電源/連射スイッチSW3は、3つの停止位置を有し、第1の停止位置で電源のオフ指令を、第2の停止位置で電源のオン指令を、第3の停止位置で連射モードを指令する。 グリップ6の後方側面の上部には、カーソルスイッチSW4が設けられている。 このカーソルスイッチSW4は、押圧されたときにカーソルの表示指令信号を発生する。

    【0021】照準器10は、マウント台12と、このマウント台12に保持されたスコープ13および照星14
    とを含む。 マウント台12は、銃身8に形成された係合爪15および16によって銃身8に固定的に保持されている。 また、マウント台12は、銃身8に形成されたロック用爪17によって係合爪15および16から抜けないようにロックされている。

    【0022】具体的には、第6図に示す背面から見て、
    係合爪15,16が銃身8の長手方向前方の左上部(銃口9から見て右上部)に形成され、係合爪18,19が銃身8の長手方向前方の右上部(銃口から見て左上部)
    に形成される。 換言すれば、左右のグループの係合爪1
    5,16と係合爪18,19とは、銃身8の光軸を中心として左右対称な位置(たとえば、背面から見て光軸を通る縦軸から左右に45°の位置)であって、同じグループのものが銃身8の長手方向に所定間隔だけ離れた位置にそれぞれ形成される。 そして、係合爪15と係合爪16との間、および係合爪18と係合爪19との間には、ロック用爪17,20がそれぞれ形成される。

    【0023】これによって照準器10は、係合爪15および16から取り外して係合爪18および19に装着することができる。 そのため、使用者が右利きか左利きかによって、照準器10の取付位置を最適な位置に変更でき、高精度に標的を狙うことができ、操作性を向上できる。

    【0024】図7ないし図9は銃装置の各部の詳細図であり、特に図7は銃装置の本体部分(照準器を除く部分)の分解斜視図、図8は照準器の分解斜視図、図9は係合爪の詳細図を示す。 以下、各部の詳細を説明する。

    【0025】図7において、右側内部ハウジング21および左側内部ハウジング22は、ビス23によって互いにねじ止めされて、銃身8およびグリップ6の一部を形成する。 なお、右側内部ハウジング21のグリップ部2
    4と左側内部ハウジング22のグリップ部25との間には、指置き部材26が収納されている。

    【0026】右側外部ハウジング27および左側外部ハウジング28は、それぞれ右側内部ハウジング21および左側内部ハウジング22の外周の一部を覆うものであって、ねじ29によって右側内部ハウジング21および左側内部ハウジング22に固定的に取り付けられている。 銃床7は、右側外部ハウジング27と左側外部ハウジング28との後方下部に嵌合して固定されている。 また、右側外部ハウジング27および左側外部ハウジング28の後方には、電池ボックス45が形成されている。

    【0027】右側内部ハウジング21と左側内部ハウジング22との間には、銃口保護カバー30と、レンズ3
    1と、カーソルスイッチSW4と、このカーソルスイッチSW4によりオンオフされるマイクロスイッチ32
    と、制御回路33と、スイッチケース34と、電池接点35および36と、LEDドライバ37と、赤外線LE
    D38と、LEDカバー39とが収納されている。 制御回路33は、ビス43によって左側内部ハウジング22
    に固定されている。

    【0028】銃口保護部材80はリング形状であって、
    右側内部ハウジング21と左側内部ハウジング22によって挟んで保持される。 レンズ31は、テレビジョン受像機4から入射する光を集光して制御回路33に設けられた受光器に導くためのものである。 右側内部ハウジング21および左側内部ハウジング22の内部であって、
    レンズ31の前方および後方には、スリット壁40および41が形成されている。 スリット壁41の内径はスリット壁40の内径よりも小さく選ばれている。 これらスリット壁40および41によって、不所望な外乱光が銃身8の内部に進入するのを防いでいる。

    【0029】カーソルスイッチSW4は、左側内部ハウジング22に設けられた軸42を中心にして回動することにより、マイクロスイッチ32をオンオフする。 マイクロスイッチ32のオンオフ信号は、制御回路33に与えられる。 この制御回路33は、前述したように、銃口9から入射するテレビジョン受像機の部分的な表示画像を電気信号に変換する受光器を含む。 制御回路33は、
    この受光器からの受光信号と、マイクロスイッチ32からのオンオフ信号と、スイッチケース34からのスイッチ操作信号とに基づいて、LEDドライバ37の動作を制御する。 赤外線LED38は、LEDドライバ37によって駆動されたときに、赤外線信号を出力する。 この赤外線信号は、LEDカバー39を介して図1の受信機3に照射される。 LEDドライバ37,赤外線LED3
    8およびLEDカバー39は、前述の赤外線送信装置1
    1を構成している。 この赤外線送信装置11は、前述したように、銃身8の長手方向前方の上部に設けられているため、赤外線信号がテレビジョン受像機4の上部に設けられた受信機3に届きやすいという利点を有している。

    【0030】スイッチケース34の内部には、スイッチ基板44と、このスイッチ基板44の上に設けられた前述のトリガスイッチSW1,ポーズスイッチSW2,電源/連射スイッチSW3とが収納されている。 電池接点35および36は、電池ボックス45の両端に嵌め込まれている。 電池ボックス45の内部には、この銃装置を駆動するための電源となる電池が収納される。 電池接点35は、上述のスイッチ基板44を介して制御回路33
    と接続される。 電池ボックス45には、蓋46が着脱自在に取り付けられる。

    【0031】図8において、照準器10は、右側スコープハウジング50と、左側スコープハウジング51と、
    スコープ本体52と、アイキャップ53と、照星14とを含む。 左側スコープハウジング51は、ねじ54によって右側スコープハウジング50に固着される。 このとき、照星14が右側スコープハウジング50と左側スコープハウジング51との間に嵌合して固定される。 右側スコープハウジング50および左側スコープハウジング51は、前述のマウント台12を構成する。 スコープ本体52は、右側スコープハウジング50のスコープ保持部55と左側スコープハウジング51のスコープ保持部56との間に挿入される。 アイキャップ53は、プレーヤの目を保護するために、スコープ本体52の一端に着脱自在に装着される。

    【0032】右側スコープハウジング50の下部の前方端部には、長手方向に沿って伸びる断面「L」字状の突出部61と、断面くさび状の突出部62とが形成されている。 また、右側スコープハウジング50の下部の後方端部には、断面「L」字状の突出部63と、断面くさび状の突出部64とが形成されている。 さらに、突出部6
    3のほぼ中央部には、凹部65が形成されている。 同様に、左側スコープハウジング51の下部にも、突出部7
    1,72,73,74および凹部75が形成されている。 突出部61および71は、第1の係合ガイドを構成し、突出部62および72は第1の係合部を構成する。
    突出部63および73は第2の係合ガイドを構成し、突出部64および74は第2の係合部を構成する。 凹部6
    5および75は、ロック用溝を構成する。

    【0033】図9において、1対の係合爪15は、右側外部ハウジング27の表面に一体的に形成されている。
    より詳しく言うと、各係合爪15は、右側外部ハウジング27の一部を斜め上方に突出して形成されている。 これによって、各係合爪15は、銃身8の径方向に対して弾力性を有している。 これら係合爪15は、マウント台12の下部に設けられたくさび状の突出部62および7
    2によって形成される第1の係合部と係合して照準器1
    0を保持する。 なお、他の係合爪16,18および19
    についても図9に示す係合爪15と同様の構成を有している。

    【0034】次に、照準器10を銃身8に着脱する(すなわち装着しまたは取り外す)場合について説明する。
    まず、突出部61および71で構成される第1の係合ガイドおよび突出部63および73で構成される第2の係合ガイドを、それぞれ係合爪15および16の内部に装着する。 その後、照準器10全体を銃身8の前方方向すなわち銃口9の方向に向けてスライドさせる。 これによって、突出部62および72で構成される第1の係合部および突出部64および74で構成される第2の係合部が、それぞれ係合爪15および16と係合し、銃身8に保持される。 このとき、ロック用爪17がその弾性力に抗して銃身8の内側へ変位されるが、溝65および75
    によって構成されるロック用溝がその上部に位置すると、ロック用爪17はその弾性力によって当該ロック用溝に係合する。 これによって、照準器10は容易にスライドしないようにロックされる。 このロックを解除したい場合は、ロック用爪17を手で押圧し、ロック用爪1
    7を銃身8の内側に変位させればよい。 これによって、
    ロック用爪17とロック用溝との係合状態が外れ、照準器10はスライド可能となる。 なお、照準器10を他の係合爪18および19に装着し、またロックを解除する場合も上記と同様に行われる。

    【0035】ところで、本実施例の銃装置5は、通常テレビジョン受像機4から約3m離れた近い位置で使用されるので、もしも照準軸と光軸が並行であれば、照準軸の延長線と光軸の延長線のテレビ画面上の座標が大幅にずれ、しかもテレビジョン受像機4までの距離の長短によって照準軸と光軸の焦点がずれてしまう。 そこで、この実施例では、照準器10が銃身8に装着されたとき、
    その照準軸が銃口9から所定距離(たとえば約3m)前方でレンズ31の光軸と交差しまたは交点を形成するように、照準器10が光軸に対して所定角度を有するように構成されている。 具体的には、照準器10は、スコープ本体52から照星14を覗いたときの照準軸がそのスコープハウジング50,51の底面に対して若干下向きとなるように選ばれ、銃身8の上部であって光軸を通る縦軸から左または右に45°の位置に取り付けられる。
    これによって、照準器10を係合爪15,16または係合爪18,19のいずれに装着した場合でも、換言すれば照準器10を銃身8の上部左側または上部右側のいずれに装着した場合でも、銃口9から所定距離だけ前方のテレビジョン受像機4の画面上において光軸と照準軸とを交差(または一点に集中)させることができ、正確かつ高精度に標的を射撃することが可能となる。 また、照準器10が光軸に対して左右に45°の位置に着脱可能に構成されているので、使用者の利き手または利き目や顔の大小に関わらず、使用者が標的を確実に狙うことが可能となり、操作性を一層向上できる。

    【0036】次に、銃身8に装着された照準器10に何らかの原因(たとえば落下)によって大きな衝撃が加えられたときの状態について説明する。 この場合、係合爪15,16,18および19は、それぞれ弾力性を有しているので、照準器10に対して大きな衝撃が加わると、各係合爪は銃身8の外周方向へ変位し、照準器10
    の係合状態を解除する。 このように、照準器10に衝撃が加えられたとき、照準器10は銃身8から離脱するため、照準器10に無理な力が加わらず、その破損が防止される。 また、破損によってプレーヤに怪我を与えるのを防止できる。

    【0037】次に、上記実施例の使用方法および原理について説明する。 まず、プレーヤは図1に示すように、
    銃床7を肩の上に担ぎ、一方の手でグリップ6を握り、
    他方の手をトリガスイッチSW1およびリセットスイッチSW2の上に乗せる。 次に、プレーヤが照準器10によってテレビジョン受像機4に表示された標的に照準を合わせた後に、トリガスイッチSW1を押圧すると、レンズ31によって集光されたテレビジョン受像機4の表示画面の一部の画像(照準器10の照準軸付近の画像)
    が制御回路33に設けられた受光器によって検知される。 制御回路33は、この受光器の受光信号(1平走査周期のパルス信号)を増幅および波形整形して、そのパルス信号に基づいてLED38を点灯させる。 これによって、受光パルスと同期する赤外線信号が受信機3に向けて送信される。 受信機3は、銃装置5からの赤外線信号を検知し、ビデオゲーム機1に送信する。 ビデオゲーム機1は、受信機3からの送信信号に基づいて、射撃された座標位置と標的の座標位置とを照合し、標的に弾が命中したか否かを判定する。

    【0038】

    【発明の効果】以上のように、この発明によれば、照準器を保持する保持手段が銃身の左右上側部に1対設けられているので、照準器の装着位置を、プレーヤの使いやすいように変更することができる。 したがって、照準器の左右の位置に関わらず高精度に光軸と照準軸とを所定距離だけ前方で交差させることができ、極めて操作性の良い銃装置を得ることができる。

    【0039】また、請求項2に係る発明によれば、銃身の銃口から一定の距離だけ離れた位置で照準器の照準軸と受光手段の光軸とが交点を形成するので、たとえ照準器と銃身との距離が離れていても、正確な照準を行いやすいという効果を奏する。

    【0040】さらに、請求項3に係る発明によれば、照準器に対して強い力が加えられたときに保持手段が係合状態を解放するので、照準器が銃身から離脱し、照準器に無理な力が加わらない。 そのため、照準器が破損したり、その結果プレーヤに対して怪我を与えるのを防止することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の一実施例の銃装置の使用状態の一例を示す図解図である。

    【図2】この発明の一実施例の銃装置を下側から見た斜視図である。

    【図3】この発明の一実施例の銃装置を上側から見た斜視図である。

    【図4】この発明の一実施例の銃装置の右側面図である。

    【図5】この発明の一実施例の銃装置の左側面図である。

    【図6】この発明の一実施例の銃装置の背面図である。

    【図7】この発明の一実施例の銃装置の本体部分の分解斜視図である。

    【図8】この発明の一実施例の銃装置における照準器の分解斜視図である。

    【図9】この発明の一実施例の銃装置の銃身に設けられる係合爪の拡大断面図である。

    【符号の説明】

    1: ビデオゲーム機 2: カセット 3: 受信機 4: テレビジョン受像機 5: 銃装置 6: グリップ 7: 銃床 8: 銃身 9: 銃口 10: 照準器 15,16,18,19: 係合爪 17,20: ロック用爪 SW1: トリガスイッチ SW2: ポーズスイッチ SW3: 電源/連射スイッチ SW4: カーソルスイッチ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) A63F 13/00 - 13/12 A63F 9/02 A63F 9/24 F41G 3/26

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