Automatic bullet cartridge feeding machine for self-propelled howitzer

申请号 JP2004281384 申请日 2004-09-28 公开(公告)号 JP2006097910A 公开(公告)日 2006-04-13
申请人 Japan Steel Works Ltd:The; 株式会社日本製鋼所; 发明人 HONDA HIDETOSHI; KIYOGAMI TAKAAKI; MATSUMOTO MAMORU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To feed and load a bullet and a cartridge in a state of laying down a gun by mounting an automatic feeding machine and an automatic loading machine on a gun laying-down part at a rear part of a howitzer on a car body.
SOLUTION: In this bullet cartridge automatic feeding machine for a self-propelled howitzer, at least the automatic feeding machine 11 and the automatic loading machine 23 for the bullet 19, and an automatic feeding machine 11a and an automatic loading machine 23a for the cartridge 20, are mounted at the rear part of the howitzer 9, and the bullet can be automatically fed and loaded within a gun laying-down range of the howitzer 9.
COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI
权利要求
  • りゅう弾砲(9)を車体(10)上に搭載し、弾丸(19)及び装薬(20)を前記りゅう弾砲(9)に供給するようにした自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置において、
    前記りゅう弾砲(9)の後部の砲俯仰部(9A)に設けられ弾丸(19)を給弾及び装填するための自動給弾機(11)及び弾丸用自動装填機(23)と、前記砲俯仰部(9A)に設けられ装薬(20)を給薬及び装填するための自動給薬機(11a)及び装薬用自動装填機(23a)とを設け、前記りゅう弾砲(9)の砲俯仰角範囲内で自動給弾薬及び装填ができるように構成したことを特徴とする自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置。
  • 前記砲俯仰部(9A)には、前記自動給弾機(11)に弾丸(19)を再給弾するための自動再給弾機(16)と、前記自動給薬機に装薬(20)を再給薬するための自動再給薬機(16a)とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置。
  • 前記自動給弾機(11)は、前記弾丸(19)を一対の第1無端移送手段(22)で支持しつつ回転搬送するように構成されると共に、前記自動給薬機(11a)は、前記装薬(20)を一対の第2無端移送手段(22a)で支持しつつ回転搬送するように構成され、前記自動給弾機(11)と自動給薬機(11a)は前記砲俯仰部(9A)の砲尾装置(24)の両側に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置。
  • 前記第1、第2無端移送手段(22,22a)は、無端移送チェーンからなることを特徴とする請求項3記載の自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置。
  • 前記弾丸用自動装填機(23)は、回動自在な弾丸用装填アーム(31)に設けられた弾丸用装填トレー(27)により、前記弾丸(19)を1個ずつ前記砲尾装置(24)に供給し、前記装薬用自動装填機(23a)は、回動自在な装薬用装填アーム(31a)に設けられた装薬用装填トレー(27a)により、前記装薬(20)を1個ずつ前記砲尾装置(24)に供給するように構成したことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置。
  • 前記自動再給弾機(16)には、弾丸用再給弾コンテナ(12)が接続され、前記自動再給薬機(16a)には、装薬用再給薬コンテナ(12a)が接続されていることを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載の自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置。
  • 说明书全文

    本発明は、自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置に関し、特に、りゅう弾砲の砲俯仰部に自動給弾薬機と自動装填機を設け、砲俯仰範囲の中の任意角度で自動給弾薬・装填を行い、さらに、自動再給弾薬をも可能とするための新規な改良に関する。

    一般に、りゅう弾砲は、概略、牽引式と自走式に大別される。 従来、牽引式りゅう弾砲は、トラック等で牽引する方式が主体であった。 射撃に際しては、牽引装置を外し、衝板(底板)を地面に接地し、脚を大きく広げて、射撃抗を衝板と脚で受ける姿勢で行っていた。 また間接照準を主体としているので、照準のための基準設定などを行う必要があった。 このため、至短時間で射撃を開始することは困難であった。 また、弾薬の給弾薬、装填も殆どが、人力によっていたので、構成人員も多数を要した。 また、敵からの反撃に対して無防護であった。 ただし、安価であるという特質を有しており、現在列国で装備され、野戦砲の基本をなしてきた。 近年上記牽引式の欠点を補い、りゅう弾砲をトラックや装輪車等に搭載した、火砲システムが出現している。 従来この種の火砲としては、特許文献1で提案されたものがあった。 第12図に示すものは、特許文献1により提案されたものであり、図において、1はシェル(砲弾)、2はチャージ(装薬)、3は大砲アッセンブリである。 この大砲アッセンブリ3にはシェル(砲弾)1やチャージ(装薬)2の自動給弾及び自動装填の装置は設置されていない。 車体内に格納されているシェル(砲弾)1やチャージ(装薬)2を射撃の都度人力で給弾、装填している。 りゅう弾砲をトラックや装輪車等に搭載した、火砲システムでは、弾丸・装薬の自動給弾薬と自動装填および再給弾薬装置を装備したものはまだ殆ど見られない。

    次に給弾機と装填機の先行技術の事例を第13図と第14図に示す。 第13図において、4は回転給弾機、5は自動弾薬装填機である。 砲塔内部に配置された回転給弾機4から砲軸に整合する自動弾薬装填機に弾薬を移送する機構である。 この方式は砲の俯仰角が小さい砲システム、例えば戦車砲などでは有効であるが、砲の俯仰角が大きい、りゅう弾砲には適さない(例えば、特許文献2参照)。
    第14図において、6は弾薬、7はカップ状部材、8は搬送チェーンを示している。 この先行技術の事例は機関砲など比較的砲薬が小型の給弾機に関する弾薬の移送の技術である。 この弾薬6は1発毎にカップ状部材7に格納される。 このカップ状部材7は搬送チェーン8に連結されており、搬送チェーン8を引き動かすことで弾薬を移送する方式である(例えば、特許文献3参照)。

    特表2002−527712号公報

    特開平5−215493号公報

    特開平2−133799号公報

    従来の、自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬給弾薬装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
    すなわち、機関砲等での適応、戦車砲等での適応が盛んであったが、りゅう弾砲、特に砲塔を持たないトラック等の軽易な車載りゅう弾砲では殆ど実用化されたものはなかった。 りゅう弾砲では、人力により弾丸・装薬の給弾薬と装填および再給弾を行うシステムが主流であった。 このため至短時間での展開は困難であり、また、最近のニーズとしての高発射速度化に対応できなかったばかりでなく、持続的な射撃が困難であった。
    特許文献1で例示した技術では、りゅう弾砲を車両に搭載されている砲システムであるが、次のような問題点があり、効率的な運用が困難と言える。 まず、長砲身化の、りゅう弾砲を図12に示すように大きく振りまわすことが戦場では制約が大きい。 また、砲アッセンブリを大きく空中で回転させるため自動装填、自動給弾薬装置を組み込むことが困難となる。 また、車体内にある弾丸・装薬を人力で砲部まで運び、それぞれ装填する必要がある。 さらに、デジタル戦場下で自動照準による至短時間での射撃実施のニーズに適さない。 等である。

    特許文献2で例示した技術では、回転給弾機と自動装填装置を組み合わせたシステムであるが、この方式は砲の俯仰角が小さい砲システム、例えば戦車砲などでは有効であるが、砲の俯仰角が大きく、全俯仰角の範囲で任意角において完全自動の給弾、装填を実施しようとするニーズを持った、トラック等に車載する方式の、りゅう弾砲においては、固定部に配置された回転給弾機と砲軸と整合する自動装填機とのストローク関係が大きくなり事例の方式は実施困難となり適さない。
    特許文献3で例示した技術では、機関砲など比較的弾薬が小型・軽量(1〜2kgf程度)の給弾機に関する弾薬の移送の技術で、1発毎にカップ状部材に弾薬を格納してこれをチェーンで引き動かして移送する方式である。 このカップ状部材を用いる方式では、本願発明の対象とする、りゅう弾砲の弾丸(約45kgf)を移送する手段としては、大型化して適さない。

    本発明による自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置は、りゅう弾砲を車体上に搭載し、弾丸及び装薬を前記りゅう弾砲に供給するようにした自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置において、前記りゅう弾砲の後部の砲俯仰部に設けられ弾丸を給弾及び装填するための自動給弾機及び弾丸用自動装填機と、前記砲俯仰部に設けられ装薬を給薬及び装填するための自動給薬機及び装薬用自動装填機とを設け、前記りゅう弾砲の砲俯仰角範囲内で自動給弾薬及び装填ができるようにした構成であり、また、前記砲俯仰部には、前記自動給弾機に弾丸を再給弾するための自動再給弾機と、前記自動給薬機に装薬を再給薬するための自動再給薬機とが設けられている構成であり、また、前記自動給弾機は、前記弾丸を一対の第1無端移送手段で支持しつつ回転搬送するように構成されると共に、前記自動給薬機は、前記装薬を一対の第2無端移送手段で支持しつつ回転搬送するように構成され、前記自動給弾機と自動給薬機は前記砲俯仰部の砲尾装置の両側に配設されている構成であり、また、前記第1、第2無端移送手段は、無端移送チェーンからなる構成であり、また、前記弾丸用自動装填機は、回動自在な弾丸用装填アームに設けられた弾丸用装填トレーにより、前記弾丸を1個ずつ前記砲尾装置に供給し、前記装薬用自動装填は、回動自在な装薬用装填アームに設けられた装薬用装填トレーにより前記装薬を1個ずつ前記砲尾装置に供給するようにした構成であり、また、前記自動再給弾機には、弾丸用再給弾コンテナが接続され、前記自動再給薬機には、装薬用再給薬コンテナが接続されている構成である。

    本発明による自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
    すなわち、りゅう弾砲の砲俯仰部に自動給弾薬装置と自動装填装置を設置することで砲の全俯仰角の任意角において、自動給弾薬、装填を可能にしたことで、りゅう弾砲を作動中において給弾薬ができ、高発射速度を得ると共に省人化のシステムが得られる効果がある。
    また、弾丸・装薬の自動給弾薬と自動装填および再給弾薬装置を接地することで効果は次のようになる。 まず、高発射速度化による攻撃力の増大が図れる。 また、弾薬手、装填手を省くことで省人化が図れる。 また、同時弾着を可能にする。 また、瞬間交戦性を向上させる。 また、自動化した火砲と、デジタル戦場に適合した自動照準装置により、一車両単位で射撃単位を形成できる。 また、制圧効果が増大する。 また、他目標対処が可能になる。 また、牽引りゅう弾砲に比べて、自動化により車外の作業が減るため防護力を向上できる。 従って、りゅう弾砲の各性能を格段に向上させる効果がある。

    本発明は、りゅう弾砲の砲俯仰部に少なくとも自動給弾薬機と自動装填機を設け、砲俯仰角範囲の中の任意角度で自動給弾薬・装填を行い、さらに、自動再給弾薬を可能とする自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置を提供することを目的とする。

    以下、図面と共に本発明による自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置の好適な実施の形態について説明する。
    図1は、本発明における、弾丸・装薬の自動給弾薬、自動装填、自動再給弾薬装置を、りゅう弾砲9に装着し、このりゅう弾砲9を、本出願人が出願中の車両搭載用砲架装置15を用いて、トラック等の車体10に搭載した状態を示した全体側面図であり、弾丸の自動給弾機11と装薬の自動給薬機11aは、りゅう弾砲9を支持する揺架18の両側面に取付けられ、車体10上の上部砲架14の軸13の前方に俯仰自在に配置される。 前記上部砲架14の上部には、自動給弾機11及び自動給薬機11aが平面的にみて両側に並設され、弾丸及び装薬用の自動給弾薬機11,11aが空になった場合、弾丸、装薬を再び自動給弾薬機11,11aに入れるための自動再給弾機16及び自動再給薬機16aは、自動給弾薬機11,11aの後方、耳軸13後方に配置されている。 前記自動給弾薬機11,11aの後方には、弾丸用再給弾コンテナ12と装薬用再給薬コンテナ12aが装着される。 これらの給弾薬機系の装置は砲の俯仰角の全範囲で砲の動きと同じであり(二点鎖線で示した仰角位置参照)、車両搭載用砲架装置15の脚は走行時には、二点鎖線の位置に跳ね上げられる。
    尚、前記りゅう弾砲9の基部側の前記自動給弾機11、砲尾装置24、自動給薬機11aを載置する揺架18部分はりゅう弾砲9と共に俯仰する砲俯仰部9Aを構成し、この自動給弾薬機11,11a上方には再給弾弾丸送り機構17及び再給薬装薬送り機構17aが設けられている。

    図2は、前記自動給弾薬機11,11aと自動再給弾薬機16,16aを、りゅう弾砲9に装着した状態の全体平面図であり、自動給弾薬機11,11aの後方に、前記弾丸用再給弾コンテナ12と装薬用再給薬コンテナ12aを配置し、自動給弾薬機11,11aへの弾丸、装薬の移送は、前記自動給弾薬機11,11aの上方に位置する再給弾弾丸送り機構17と再給薬装薬送り機構17aにより実施される。
    尚、前述、後述において、自動給弾機11と自動給薬機11aは、略して自動給弾薬機11,11aとし、自動再給弾機16と自動再給薬機16aは略して自動再給弾薬機16,16aとして述べている。

    図3は、自動給弾薬機11,11aと自動再給弾薬機16,16aをりゅう弾砲9に装着した状態の全体後面図であり、自動給弾機11と自動給薬機11aの後方に自動再給弾機16と自動再給薬機16aが配置されており、その上方に弾丸用再給弾コンテナ12と装薬用再給薬コンテナ12aが取付けられている。 これらは、トラック等の車体10の車幅以内に作られている。

    図4は、自動給弾薬機11,11aと自動再給弾薬機16,16aの拡大説明図であり、自動給弾機(弾丸用)11、自動給薬機(装薬用)11aは上部砲架14の耳軸13前方の揺架18の両側面に取付けられている。 自動再給弾機(弾丸用)16及び自動再給薬機(装薬用)16aは揺架18の上部に組み込まれており、弾丸用再給弾コンテナ12、装薬用再給薬コンテナ12aを取付け可能にしている。 これらの再給弾薬コンテナ12,12aは吊り具45により図示しない給弾薬車等から移送される。 また、再給弾薬時は、再給弾薬コンテナ12,12aの弾丸及び装薬は、自動再給弾機(弾丸用)16、自動再給薬機(装薬用)16aにより,再給弾弾丸送り機構17及び再給薬装薬送り機構17aに移送される。 次いでこの送り機構17,17aから自動給弾機(弾丸用)11と自動給薬機(装薬用)11aへと移送されるように構成されている。

    図5は、自動給弾薬機11,11aと弾丸と装薬の自動装填機23,23a及び自動再給弾薬機16,16aの平面の拡大説明図である。 弾丸19は自動給弾機11と弾丸用再給弾コンテナ12の中に格納されている。 同様に装薬20も自動給薬機11aと装薬用再給薬コンテナ12aの中に格納されている。 射撃により、弾丸19と装薬20は1発毎に弾丸用無端移送チェーン22、装薬用無端移送チェーン22aを駆動し弾丸送り棒21、装薬送り棒21aの機能により、弾丸19及び装薬20を弾丸用自動装填機23と装薬用自動装填機23aに移送して、砲尾装置24を通りりゅう弾砲9の砲身内に装填され射撃が実施される。 順次、自動給弾薬機11,11a内の弾丸及び装薬は消費され、完全に消費されて、空になった状態で弾丸用再給弾コンテナ12の弾丸19及び装薬用再給薬コンテナ12aの装薬20を自動で自動給弾機11、自動給薬機11a内に再給弾薬する。 弾丸用再給弾コンテナ12内の弾丸19は矢印Aの方向に複数発同時に移送され自動給弾機(弾丸用)11内に再給弾される。 同様な作用で装薬20も再給薬される。
    尚、前述の各無端移送チェーン22,22aは、第1、第2移送手段を構成しているが、チェーンの他に周知(例えば、特開平8−5288号公報)のチューブ方式等も適用でき、各第1、第2移送手段22,22aにより、弾丸19と装薬20の両端が支持されて回転搬送されている。

    図6は、自動給弾薬機11,11aと自動装填機23,23a及び自動再給弾薬機16,16aの断面の拡大説明図である。 上部砲架14で支えられている揺架18の両側面に配置されている自動給弾機11、自動給薬機11a、と弾丸19と装薬20を砲軸まで移送するために回動する弾丸用自動装填機23、装薬用自動装填機23a及び弾丸用再給弾コンテナ12、装薬用再給薬コンテナ12aはりゅう弾砲9の両側に左右対称状態で配設されている。 これらの作動については、図7により詳述する。

    図7は、自動給弾薬機11,11aと自動装填機23,23a及び自動再給弾薬機16,16aの作動説明のための拡大図であり、(本図は装薬の給薬系を示して説明するが前述のごとく、弾丸の給弾系も同様な機構と作動であるので省略する。)装薬の給薬系の構成は、自動給薬機11aと装薬用自動装填機23aと自動再給薬機16a及び装薬用再給薬コンテナ12a等から成っている。 自動給薬機11aの構成は、装薬用の無端移送チェーン22a、このチェーン22aに結合されている装薬送り棒21a、チェーン駆動装置28、装薬の移送をガイドするための移送ベルト25、外側ガイド26等から成っている。 装薬用自動装填機23aの構成は、装薬用装填トレー27a、装填機構29、装填機構駆動装置32、装薬用装填アーム31a、装填アーム駆動装置30、等から成っている。 装薬の自動再給薬系の構成は、横送り機構33と送り出しレバー34を有した自動再給薬機16aと保持レバー35等を有した装薬用再給薬コンテナ12a及び再給薬装薬送り機構17a(本図では表示していない図4参照)等から成っている。

    次に、前述の構成において、りゅう弾砲9に弾丸19が装填された後、次いで自動給薬機11aを用いて装薬が装填される工程の作動を具体的に述べる。 まず、図7で示されるように、装薬用無端移送チェーン22aがチェーン駆動装置28により1発分(1ピッチ)矢印Eの方向に移動する。 これにより装薬用無端移送チェーン22aに連結されている装薬送り棒21aが装薬20を矢印Eの方向に押す。 押し出された1発分の装薬20は、装薬用自動装填機23aの装薬用装填トレー27aで受け取られる。 次いで装填アーム駆動装置30により装薬用装填アーム31aは図示しない手段により砲尾装置24の装填位置まで矢印Fの点線の位置方向に回動する。 この位置で、砲軸線と装薬20の縦軸が一致する。 この状態で装填機構駆動装置32が作動して、装填機構29が装薬用装填トレー27a上にある装薬20の後端部を押すことにより装薬20は砲尾装置24を通過して図示しない砲身薬室内に装填される。 装填完了後すぐに装薬用装填アーム31aは上方位置に復帰して、次の装薬20の受け取り可能状態になる。 射撃毎に、この工程と作動が繰返され、装薬用自動給薬機11aが空になるまで続けられる。 尚、弾丸についても説明していないが図6の右側の自動給弾機11を用い、装薬20と弾丸19の違いのみで前述と全く同様な工程と作動が行われるが説明は省略するものとする。
    すなわち、弾薬19の弾丸用装填アーム31と弾丸用装填トレー27による弾丸19の1個ずつの装填は図6の右側に図示されている。

    次に、空になった装薬用自動給薬機11aに次工程の射撃のための装薬20が自動で再給弾される作動を述べる。 装薬用再給薬コンテナ12aは、複数列に区画した隔壁12bと装薬20を保持するための保持レバー35等から構成されている。 最下段の装薬20は装薬用再給薬コンテナ12aに設けた自動再給薬機16aの構成品である爪形をなす横送り機構33の爪により矢印Cの方向に横送りされる。 上段の装薬20は保持レバー35によって下段に装薬20が落ちないように支えている。 下段の装薬20が全部自動給薬機11aに再給薬され空になった状態で上段の保持レバー35を図示しないアクチュエータ等によって開放することで装薬20を矢印Bの方向に、一度に全部下段に落下して、装薬20の横移送を継続して行うことを可能にする。 横移送された装薬20は送り出しレバー34によって図11で示される再給薬装薬送り機構17aへ移送され、そこから自動給薬機11a矢印Dで示されるように再給薬される。 装薬用再給薬コンテナ12aへの装薬20の補給は上部のカバー36を開けて行うことができる。 この操作は通常給弾薬車(図示していない)側で実施される。 弾丸についても説明を省略しているが、図6の右側の弾丸用再給弾コンテナ12等を用いて同様な工程と作動が行われる。

    図8は、自動給弾機11及び自動給薬機11aと装填機構駆動装置32の立体説明図である。 弾丸19が弾丸用無端移送チェーン22に連結されている弾丸送り棒21により弾丸用装填トレー27に移送され弾丸用装填アーム31が砲尾装置24の後方の砲軸位置に回動した状態を示している。 この時、装薬20は装薬用無端移送チェーン22aに連結されている装薬送り棒21aにより装薬用装填トレー27aに移送されている状態を示している。 この状態から弾丸用装填トレー27上の弾丸19が装填され、その後、弾丸用装填アーム31が自動給弾機11の弾丸19の受け取り位置に復帰する。 次いで、装薬用装填アーム31a(図示されていない)が砲軸位置に回動し、装薬20を装填し、元の位置に復帰する。 ここで射撃実施可能となる。 このサイクルを繰り返し射撃が継続される。

    図9は、弾丸・装薬の移送機能説明のための平面図である。 弾丸19が、弾丸用無端移送チェーン22に連結されている連結軸41に回転自在に取付れられている大弾丸用移送ローラ37と小弾丸用移送ローラ38で構成される空間に1発毎に区分けされており、弾丸用無端移送チェーン22を矢印Hの方向に駆動することで弾丸19が横に移送されることを示している。 同様に、装薬20が装薬用無端移送チェーン22aに連結されている連結軸42に回転自在に取付けられている装薬用移送ローラ39で構成される空間に1発分毎に区分けされており、装薬用無端移送チェーン22aを矢印Gの方向に駆動することで装薬20が横に移送されることを示している。
    従って、各弾丸19は一対の前記第1無端移送手段22で両端側を支持しつつ回転搬送され、各装薬20は一対の第2無端移送手段22aで両端側を支持しつつ回転搬送することができる。

    図10は、弾丸・装薬の移送機能説明のための側面図である。 弾丸19が、弾丸用無端移送チェーン22に連結されている連結軸41に回転自在に取付れられている大弾丸用移送ローラ37と小弾丸用移送ローラ38で構成される空間に1発毎に区分けされており、かつ移送ベルト25と外側ガイド26により弾丸の上下方向を拘束し、弾丸用無端移送チェーン22を横に駆動することで弾丸19が横に移送されることを示している。 同様に、装薬20が、装薬用無端移送チェーン22aに連結されている連結軸42に回転自在に取付けられている装薬用移送ローラ39で構成される空間に1発毎に区分けされており、かつ移送ベルト25と外側ガイド26により弾丸の上下方向拘束し、装薬用無端移送チェーン22aを横に駆動することで装薬20が横に移送されることを示している。

    図11は、自動給弾機11及び自動給薬機11aと自動装填機23,23a及び自動再給弾機16と自動再給薬機16aの全体立体図であり、図4の側面図の表現を立体図に表したものである。 再給弾薬の説明は図4及び図8で一部行っているが、ここでは全給弾・装填系を表示している。 弾丸用再給弾コンテナ12は、揺架18の後部に設けた自動再給弾機16に、図示しない給弾車側から取付けられる。 この弾丸用再給弾コンテナ12には、再給弾弾丸送り機構17と接続されるための弾丸送り出し口43が設けられ、弾丸19の送り出しは、図7で説明した送り出しレバー34によって行われる。 尚、説明を省略しているが、装薬系も同様な作動と機能を有する。
    尚、本発明においては、自動給弾薬、自動装填及び自動再給弾薬の各機能を有する場合について述べたが、自動再給弾薬の機能を有しない構成として用いることもできる。

    本発明は、弾丸と装薬の組合せのみに限らず、他の一般材料の組合せによる自動送り及び組立て等にも適用可能である。

    本発明による自走式りゅう弾砲の弾丸・装薬自動給弾薬装置における自動給弾薬機と自動再給弾薬装置をりゅう弾砲に装着した状態の全体側面図である。

    図1の平面図である。

    図1の後面図である。

    自動給弾薬機と自動再給弾薬装置の側面の拡大説明図である。

    図2の要部の拡大図である。

    図5の要部の拡大断面図である。

    図6の要部の拡大図である。

    図5の要部の斜視図である。

    弾丸・装薬の移送機能説明のための平面図である。

    弾丸・装薬の移送機能説明のための側面図である。

    図5の要部を示す分解斜視図である。

    従来の構成のりゅう弾砲の車両搭載の概念図である。

    従来の構成の回転給弾機と自動弾薬装填装置の概念図である。

    従来の構成の自動給弾箱の概念図である。

    符号の説明

    9 りゅう弾砲 9A 砲俯仰部10 車体11 自動給弾機11a 自動給薬機12 弾丸用再給弾コンテナ12a 装薬用再給薬コンテナ12b 隔壁13 耳軸14 上部砲架15 車両搭載用砲架装置16 自動再給弾機16a 自動再給薬機17 再給弾弾丸送り機構17a 再給薬装薬送り機構18 揺架19 弾丸20 装薬21 弾丸送り棒21a 装薬送り棒22 弾丸用無端移送チェーン(第1無端移送手段)
    22a 装薬用無端移送チェーン(第2無端移送手段)
    23 弾丸用自動装填機23a 装薬用自動装填機24 砲尾装置25 移送ベルト26 外側ガイド27 弾丸用装填トレー27a 装薬用装填トレー28 チェーン駆動装置29 装填機構30 装填アーム駆動装置31 弾丸用装填アーム31a 装薬用装填アーム32 装填機構駆動装置33 横送り機構34 送り出しレバー35 保持レバー36 カバー37 大弾丸用移送ローラ38 小弾丸用移送ローラ39 装薬用移送ローラ41 連結軸42 連結軸43 弾丸送り出し口44 装薬送り出し口45 吊り具

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