High-mobility artillery cannon system

申请号 JP2002561886 申请日 2001-10-25 公开(公告)号 JP2004518936A 公开(公告)日 2004-06-24
申请人 ユナイテッド・ディフェンス・リミテッド・パートナーシップUnited Defense Lp; 发明人 リチャード・ステアート; ロバート・ビー・ストラットン;
摘要 輸送機の貨物エンベロープを有し輸送可能な高機動性火砲キャノン砲システムは、軽量野戦用曲射砲と、中型戦闘車両と、車両上にて利用可能なベッドであって、このベッド上に配置された曲射砲を伴った車両がC−130タイプ輸送機内に定められた貨物エンベロープの寸法を実質的に有するエンベロープ内に受入れ可能なように、曲射砲を受入れ、支持するベッドとを含む高機動性火砲キャノン砲システムである。 本発明は、C−130タイプ輸送機にて輸送のためのキャノン砲を構成する方法が含まれている。
权利要求
  • 輸送機の貨物エンベロープを有し輸送可能な高機動性火砲キャノン砲システムであって、
    軽量野戦用曲射砲と、
    中型戦闘車両と、
    車両上にて利用可能なベッドであって、このベッド上に配置された曲射砲を伴った車両がC−130タイプ輸送機内に定められた貨物エンベロープの寸法を実質的に有するエンベロープ内に受入れ可能なように、曲射砲を受入れ、支持するベッドとを備えた高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドが固定部を含み、この固定部が上向きの貨物面を与える請求項1に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドの固定部が、曲射砲とともに使用するのに適した弾薬貯蔵のための収容設備を含む請求項2に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドの固定部が、複数の曲射砲隊員の座席のための収容設備を含む請求項2に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドが落下式スタビライザを含み、このスタビライザが、上記ベッド上の曲射砲の積み下ろしのための作業の間、車両に安定性をもたらすための地面係合モードにおいて選択的に配置可能である請求項1に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドの落下式スタビライザが、地面係合モードにおいて展開可能で、その展開が地面に対する上記ベッドの高さに影響を与える請求項5に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドが、従来の牽引モードにおける複数の車両の内の選択された一台を牽引するための配置可能なピントルヒッチを含む請求項1に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドが、固定ベッド部の後方に配置された傾斜可能なベッド部を含む請求項1に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドが、傾斜可能なベッド部の後部縁部の直ぐ近くの配置状態まで曲射砲を引張るための動力付きケーブルウインチを含む請求項8に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部が、クイックヒッチを含み、このクイックヒッチが曲射砲のベースプレートに選択的に係合可能である請求項8に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部のクイックヒッチが軌道上に並進可能に配置され、この軌道が傾斜可能なベッドのセンターライン上に配置されている請求項10に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部のクイックヒッチが、上記軌道に沿って第1の方向に作動させられ、上記軌道に沿って第2の反対方向に作動させられる請求項11に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部のクイックヒッチは、曲射砲のグローサーブレードが傾斜可能なベッド部から離れて支持されるように曲射砲のベースプレートを拘束する請求項10に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部のクイックヒッチが、曲射砲が傾斜可能なベッド部上、輸送配置にあるとき、傾斜可能なベッド部への前方曲射砲取付けポイントを含む請求項10に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部が、曲射砲を上記ベッドに固定する一対の後部取付けリンクを含む請求項8に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記一対の後部取付けリンクの各々が、曲射砲にクランプ荷重を与えるためのオーバーセンタートグル機構を含む請求項15に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部が一対の車輪格納部を含み、この車輪格納部の各々がベッド面下方の凹部を定め、一対の車輪格納部が一対の曲射砲の車輪に係合可能である請求項8に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記一対の車輪格納部が、曲射砲が傾斜可能なベッド上、輸送配置にあるとき、傾斜可能なベッド部に対する曲射砲の高さを最小にするように作用する請求項17に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部が、引っ込んだ配置から係合させられた配置まで傾斜可能なクレードル/バレル支持部を含み、このクレードル/バレル支持部が、その支持のための曲射砲クレードル/バレル支持部に係合可能である請求項8に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッド部が、この傾斜可能なベッド部上にて利用可能なグラビティ作動コンベアを含み、このコンベアは、傾斜可能なベッド部が傾斜した無負荷配置状態にあるとき、傾斜可能なベッド部下方への物の移送を容易にするためのものである請求項8に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記グラビティ作動コンベアが、固定ベッド部上、直に貯蔵された物の地面への移送を達成するために固定ベッド部上にて一部利用可能である請求項20に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 車両上にて利用可能なベッドアッセンブリーであって、このベッドアッセンブリー上に配置された曲射砲を伴った車両がC−130タイプ輸送機内に定められる貨物エンベロープの寸法を実質的に有するエンベロープ内に受入れ可能であるベッドアッセンブリーを備えた車両ベッド。
  • 上記ベッドアッセンブリーが固定部を含み、この固定部が上向きの貨物面を与える請求項22に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーの固定部が、曲射砲とともに使用するのに適した弾薬の貯蔵のための収容設備を含む請求項23に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーの固定部が、曲射砲の複数の隊員の座席のための収容設備を含む請求項23に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーが落下式スタビライザを含み、このスタビライザが、上記ベッドアッセンブリー上の曲射砲の積み下ろしのための作業の間、車両に安定性をもたらすための地面係合モードにおいて選択的に配置可能である請求項22に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーの落下式スタビライザが、地面係合モードにおいて展開可能で、その展開が地面に対する上記ベッドアッセンブリーの高さに影響を与える請求項26に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーが、従来の牽引モードにおける複数の車両の内の選択された一台を牽引するための配置可能なピントルヒッチを含む請求項22に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーが、固定ベッドアッセンブリー部の後方に配置された傾斜可能なベッドアッセンブリー部を含む請求項22に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記ベッドアッセンブリーが、傾斜可能なベッドアッセンブリー部の後部縁部の直ぐ近くの配置状態まで曲射砲を引張るための動力付きケーブルウインチを含む請求項29に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部が、クイックヒッチを含み、このクイックヒッチが曲射砲のベースプレートに選択的に係合可能である請求項29に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部のクイックヒッチが軌道上に並進可能に配置され、この軌道が傾斜可能なベッドアッセンブリーのセンターライン上に配置されている請求項31に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部のクイックヒッチが、上記軌道に沿って第1の方向に作動させられ、上記軌道に沿って第2の反対方向に作動させられる請求項32に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部のクイックヒッチは、曲射砲のグローサーブレードが傾斜可能なベッドアッセンブリー部から離れて支持されるように曲射砲のベースプレートを拘束する請求項31に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部のクイックヒッチが、曲射砲が傾斜可能なベッドアッセンブリー部上、輸送配置にあるとき、傾斜可能なベッドアッセンブリー部への前方曲射砲取付けポイントを含む請求項31に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部が、曲射砲を上記ベッドアッセンブリーに固定する一対の後部取付けリンクを含む請求項29に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記一対の後部取付けリンクの各々が、曲射砲にクランプ荷重を与えるためのオーバーセンタートグル機構を含む請求項36に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部が一対の車輪格納部を含み、この車輪格納部の各々がベッドアッセンブリー面下方の凹部を定め、一対の車輪格納部が一対の曲射砲の車輪に係合可能である請求項29に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記一対の車輪格納部が、曲射砲が傾斜可能なベッドアッセンブリー上、輸送配置にあるとき、傾斜可能なベッドアッセンブリー部に対する曲射砲の高さを最小にするように作用する請求項38に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部が、引っ込んだ配置から係合させられた配置まで傾斜可能なクレードル/バレル支持部を含み、このクレードル/バレル支持部が、その支持のための曲射砲クレードル/バレル支持部に係合可能である請求項29に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記傾斜可能なベッドアッセンブリー部が、この傾斜可能なベッド部上にて利用可能なグラビティ作動コンベアを含み、このコンベアは、傾斜可能なベッドアッセンブリー部が傾斜した無負荷配置状態にあるとき、傾斜可能なベッドアッセンブリー部下方への物の移送を容易にするためのものである請求項29に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • 上記グラビティ作動コンベアが、固定ベッドアッセンブリー部上、直に貯蔵された物の地面への移送を達成するために固定ベッドアッセンブリー部上にて一部利用可能である請求項41に記載の高機動性火砲キャノン砲システム。
  • C−130タイプ航空機の貨物エンベロープを定める寸法よりも小さい寸法を有する形態にて車両上の車両傾斜ベッドに曲射砲を配置することを含むC−130タイプ輸送機にて輸送のためのキャノン砲を構成する方法。
  • 上記車両上、前方に面したチューブ砲口を配置することを含む請求項43に記載の方法。
  • C−130タイプ航空機の貨物エンベーロープ内に上記キャノン砲システムを配置するために、上記傾斜ベッド後方に並進させること、及びこの傾斜ベッドを後方に傾斜させることを含む請求項44に記載の方法。
  • 上記曲射砲のピッチングモーメント制限することを含む請求項45に記載の方法。
  • 上記傾斜ベッド上の曲射砲の積み下ろしを動力で行わせることを含む請求項46に記載の方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    【関連出願】
    本願は、ここに言及することによりそっくりそのまま組み入れられた2000年10月27日出願の米国仮出願60/243,709号の利益を請求する。
    【0002】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、火砲に関するものである。 さらに詳しくは、本発明は、輸送車上にて敏速に利用可能な一門の大砲に関し、一門の大砲を伴った輸送車は、公知の輸送機の貨物エンベロープ(cargo envelope)内に受入れ可能となっている。
    【0003】
    【発明の背景】
    高度な機動性戦闘部隊に対する必要性がある。 この部隊は個々の戦闘車両、斯かる車両に要員を配置するための一団、及び十分な燃料、及び弾薬の各々が単一の輸送機にて輸送可能であるべき車両部隊を含むべきである。 特に、輸送を提供するための航空機はC−130タイプの航空機である。 さらに、一旦個々の戦闘車両が作戦区域にいるとなれば、個々の戦闘車両は、部隊が全体として移動できることを保証するために、部隊における全ての他の車両と同レベルの機動性を有すべきである。 ある車両及び比較的小さい武器は上述した要求に合っているが、より大きい火支援システムは、一般的には、牽引車両及び牽引されるキャノン砲を有している。 そのような配置でもって、牽引車両と牽引されるキャノン砲の双方は、単一のC−130輸送機の貨物エンベロープ内の部隊として利用可能でない。 さらに、キャノン砲が牽引されなければならないという事は、著しく大きい陸上速度の能力がある戦闘部隊とともに使用するのに適した他の非牽引武器に対してキャノン砲の機動性を制限している。
    【0004】
    それ故、一回の出撃における単一のC−130輸送機により輸送されることができる輸送車両と大砲キャノン砲の組合せを含む高機動性キャノン砲システムを輸送できるC−130を提供する必要性がある。 このキャノン砲システムは、航空機から降ろされると直ちに配置可能で、C−130タイプ航空機により作戦区域に一旦降ろされた戦闘部隊における他の車両と同程度の機動性を有すべきである。 さらに、低いコストを維持し、素早く適切な高機動性大砲キャノン砲システムを提供するであろう低い技術的、及び日程リスクアプローチをもたらすためにそのようなシステムの現在存在する装備内容を最大にする必要性がある。
    【0005】
    【発明の概要】
    本発明の高い機動性の大砲キャノン砲システムは、実質的に上述した必要性に合っている。 このシステムは、本システムのキャノン砲構成要素としてXM777と呼ばれている現存する軽量曲射砲を使用している。 さらに、このシステムは、現在製造中のFMTV M1086A1ロングホイールベースシャーシトラックと呼ばれている現存する車両を利用している。 現存するキャノン砲及び現存する車両を利用することにより、このシステムの全体コストは大いに低減し、このシステムの技術的リスクは最小化され、ユーザーに役立つこのシステムを作るための日程もまた大いに最短化される。 本発明のシステムを形成するために、キャノン砲及び車両の双方が以下に書き留められているようにある改良を受けている。
    【0006】
    車両に対する主な改良は、傾斜ベッドの取り付けであり、車両ベッドの後部を形成している。 固定ベッドは、傾斜ベッドの前方に配置されるのが好ましい。 改良された車両は、高められた戦術的機動性のためにキャノン砲、一団及び弾薬を輸送するために使用される。 さらに、車両に搭載されたキャノン砲を伴った輸送形態は、C−130タイプの航空機による輸送のために定められた重量及びエンベロープの制限内で利用できる。
    【0007】
    現実には、車両は、概ね所望の射撃の方向に向けられたキャノン砲の筒を伴った状態に操作される一方、キャノン砲はなお傾斜ベッド上に配置されている。 そして傾斜ベッドは、射撃のために配置するのに要求されるキャノン砲の人手による作業を殆どなしで、或いはそれ以上要せずトラックの直ぐ後の地上にキャノン砲を配置するために操作される。 傾斜ベッドは、それから、地面近くに傾斜ベッドの後端部を配置するように操作され、そしてキャノン砲は地上の位置まで傾斜ベッドの下方に横断させられる。 それから必要なのはキャノン砲の駐鋤(spades)を配置すること、そして砲(gun)を最終配置状態に旋回させ、持上げることである。 車両がキャノン砲の後方に配置されているとき、ベッドの固定部上に貯蔵されている弾薬は、重力の助けで傾斜ベッドの下方に移送され、そしてキャノン砲を使用している要員に利用可能となる。
    【0008】
    好ましい実施形態では、比較的小さい運転室が、キャノン砲隊員の追加された構成員及び彼らが必要とする機材を収容するためにベッドの固定部上に設けられている。
    【0009】
    第1実施形態では、キャノン砲は前方に面したキャノン砲の砲口とともに傾斜ベッド上に配置されている。 車両及びキャノン砲の双方を含み、航空機輸送のために本発明のシステムの高さ寸法を最小にするために、傾斜ベッドは車両のシャーシ上、少し後方に移動させられ、そして少し下方に傾斜させられる。 この配置状態において、キャノン砲の砲口は車両の運転室の後方に配置される。 さらに好ましい実施形態では、キャノン砲は後方に面したキャノン砲の砲口とともに傾斜ベッド上に搭載される。 C−130タイプ航空機の貨物容積内に配置されるとき、キャノン砲の砲口はC−130航空機の傾斜路上方に定められる空間内に航空機から外方に突出する。
    【0010】
    キャノン砲に対する改良は、少なくとも一つの“クイックヒッチ”の取り付けを含んでいる。 このクイックヒッチは動力付きトラック上に配置された連結部(hitch)に係合可能である。 この動力付きトラックは傾斜ベッドの概ね中心線に配置される。 このトラックの連結部は、積載時、キャノン砲を傾斜ベッド上に引張るために、そして荷降ろし時、キャノン砲を傾斜ベッド下方に下げるために傾斜ベッドの長手方向軸に沿って移動するように作動させられる。
    【0011】
    本発明の高機動性大砲キャノン砲システムがC−130タイプ航空機により作戦エリアに送られるとき、このシステムは、作戦業務の準備ができてC−130航空機から現れる。 全部の隊員はC−130航空機にて輸送され、そして車両に搭載されたキャノン砲を伴った本システムは必要な全ての装備で完全に装備され、そして十分に多くの弾薬が直ちにキャノン砲を使用するために取巻いている。 この車両は、隊員の能力を増大し、キャノン砲の使用のためのスケジュールを減じ、そしてキャノン砲の据え付け及びキャノン砲に弾薬を運ぶことに伴う疲労を最小限度にするように、装備と弾薬の運搬のための貯蔵用小室を含んでいる。
    【0012】
    本発明は、輸送機の貨物エンベロープを有し輸送可能な高機動性火砲キャノン砲システムであって、軽量野戦用曲射砲と、中型戦闘車両と、車両上に配置可能なベッドであって、このベッド上に配置された曲射砲を伴った車両がC−130タイプ輸送機内に定められた貨物エンベロープの寸法を実質的に有するエンベロープ内に受入れ可能なように、曲射砲を受入れ、支持するベッドとを含む高機動性火砲キャノン砲システムである。 本発明は、さらに、C−130タイプ輸送機にて輸送のためのキャノン砲を構成する方法である。
    【0013】
    【発明の実施の形態】
    本発明の高機動性火砲キャノン砲システムは、図において全体的に8で示されている。 このキャノン砲システム8は、全体的に車両12上に装備された傾斜ベッドシステム10を含み、この傾斜ベッドシステム10により曲射砲を車両上に搭載でき、そこから降ろすことができる。 図1−6h,8a及び8bに表された第1実施形態において、キャノン砲システム8の一構成要素である好ましい車両12として、M1086A1 5.0ton LWB(ロングホイールベース)車両が示されている。 この車両12は、現在アメリカ及び同盟国軍隊に提供されている“中形戦術車両群”(FMTV)の内の一つである。 この基本車両12は、後部縁部の直ぐ近くに配置された貨物ハンドリングクレーンを有している。 本発明のキャノン砲システム8の一構成要素として使用するために、貨物ハンドリングクレーンは車両12から取外される。 現在調達されているように、車両12はテキサス、シーリー(Sealy)のスチュアート アンド スチーブンソン(Stewart & Stevenson)により製造されている。
    【0014】
    上述した車両12の詳細仕様は、当業者にとって周知である。 一般に、車両12はフレーム26に装備された後部ホイールサスペンション22及び前部ホイールサスペンション23を含むシャーシ20を有している。 ホイールサスペンション22,23の各々は車輪24を支持している。 キャブオーバータイプの運転室28は車両12の前端部に配置されている。 この運転室28は運転室ルーフ30により部分的に取り囲まれている。 フィッシュテール32は、フレーム26の後部縁部(margin)近くに据え付けられている。 このフィッシュテール32は、通常の形態において、車両12の後部に配置された上記貨物ハンドリングクレーンを支持するサブフレームを備えている。 車両12が本発明のキャノン砲システム8の一構成要素として使用されるとき、他の場合にはクレーンの下にあり、これを支持する、フィッシュテール32の最後部が取り外される。
    【0015】
    キャノン砲システム8とともに使用するのに好適な曲射砲14はXM777と呼ばれる軽量曲射砲(LWH)である。 曲射砲14は、現在アメリカの軍隊に供給されている155mm曲射砲である。 XM777曲射砲14は、イギリスにある企業、BAEシステムズにより製造されている。 好ましい曲射砲14の詳細仕様は当業者にとって周知である。
    【0016】
    一般に、曲射砲14は持ち上げ可能かつ旋回可能な筒40を含んでいる。 この筒40は、砲口44の近くに設けられた牽引用小環(tow eye)42を含んでいる。 この筒40は、筒40の穴(breach)48の近くに配置された反動機構46に結合されている。 この反動機構46及び筒40はクレードル(cradle)50上に据え付けられている。 このクレードル50は下部構造(undercarriage)52に持ち上げ可能に結合されている。 クレードル50を支持するのに加えて、下部構造52は展開可能な車輪54を有している。 この車輪54は、曲射砲14が牽引形態にあるときは、下方に展開され、曲射砲14が戦術的モードにおいて配置されているときはクレードル50と一緒に引っ込められる。
    【0017】
    曲射砲14は一対の開閉可能なスタビライザー56a,bにより戦術的配置状態で支持される。 スタビライザー56a,bは、概ね下部構造52の前方に延び、約20度の度で筒40に対して変位させられる。 輸送モードでは、開閉可能なスタビライザー56a,bは、畳まれた車輪54の真後ろに下部構造52と一緒に後方に畳まれる。
    【0018】
    曲射砲14は、さらに戦術的配置において一対の展開可能な架尾(trails)58a,58bにより支持されている。 展開可能な架尾58a,58bの各々は、その末端に配置された大きなシャベル60を有している。 戦術的配置において、架尾58a,58bは、下部構造52から後方に、そして僅かに外方に畳まれる。 シャベル60は、曲射砲を発射することにより生じる反動に対応して表土に噛合い、表土内に掘り下げてゆくであろう。 輸送モードにおいて、展開可能な架尾58a,58bは、図1及び3−6hに示すように、下部構造52の後部にて上方に畳まれる。
    【0019】
    一対の照準器台62が、筒40の中心線の僅かに左右に配置された下部構造52に配置されている。 好ましくは、照準器そのもの(図示せず)は、保護された容器内において運ばれ、曲射砲14の敷設に先立って照準器台62に手作業で装備するのがよい。 後述するように、照準器台62の上端部は、図7に示すように選ばれた輸送機、C−130の貨物エンベロープの高さ制限を満たすことにおいてキャノン砲システム8にとって難問を与えている。
    【0020】
    ここで、キャノン砲システム8の傾斜ベッドシステム10に注目すると、傾斜ベッドシステム10は二つの主要なサブコンポーネント:固定ベッド70と傾斜ベッド72を有している。
    【0021】
    固定ベッド70は、車両12のフレーム26により支持されている。 固定ベッド70は、上向きの支持面74を与えている。 複数の弾薬貯蔵容器76は固定ベッド70の部分に配置されている。 図1の実施形態では、弾薬貯蔵容器76は固定ベッド70の前方部分に配置され、曲射砲14を戦術的配備するのに有用な他の装備のために後方のスペースを残している。 図2の実施形態では、弾薬貯蔵容器76は、固定ベッド70上の後方に配置されている。 比較的小さい選択的隊員運転室78が弾薬貯蔵容器76の前方に配置されている。
    【0022】
    曲射砲14は、5人の砲手の最小限の隊員により使えるように設計されるのがよい。 このような個々の3人は車両12の運転室28内にて輸送され得る。 残りの2人の砲手は選択的隊員運転室78にて輸送され得る。 この隊員運転室78は、そこで輸送される2人の砲手の所持品(personal effects)用の収納室だけでなく二つの向かい合った折り畳み式補助椅子を有するのが好ましい。 この隊員運転室78はグラスファイバー材により形成してもよく、側部出入口、後部出入口及び望むならば窓を有してもよい。
    【0023】
    少なくとも一つのグラビティーコンベア(gravity conveyor)が支持面74上に配置される。 このグラビティーコンベア80は、曲射砲14が車両12の横側に配置されたとき、曲射砲14に弾薬を供給するために固定ベッド70から横方向に配備される。 図8a,8b参照。 また、グラビティーコンベア80は、曲射砲14が車両12の後方に位置させられるとき曲射砲14に弾薬を供給するために傾斜ベッド72が傾斜させられた配置にあるとき、傾斜ベッド72の下方に配備される。
    【0024】
    傾斜ベッドシステム10の第2の主要な構成要素は傾斜ベッド72である。 傾斜ベッド72は、さらに傾斜フレームアッセンブリー100と傾斜ベッドアッセンブリー102とからなっている。 傾斜フレームアッセンブリー100と傾斜ベッドアッセンブリー102とは図1−5及び13−16において最もよく見られる。
    【0025】
    傾斜ベッド72の傾斜フレームアッセンブリー100はサブレール(subrail)104を含んでいる。 サブレール104は、車両12のフレーム26の上面に据え付けられている。 サブレール104は上板110により結合された二つの対向するC形断面の側部106を含んでいる。 一対の細長の側部繋ぎ板108は、側部繋ぎ板108に沿って溶接すること等によるようにして、サブレール106をフレーム26に結合するために利用される。 サブレール104は車両12のベッドエリアの実質的に全長にわたっている。 好ましい実施形態では、C形断面の側部106の高さは6インチよりも小さく、より好ましくは、約5.2インチである。 強化クロスメンバーは二つのC形断面の側部106の内方縁部間に配置されている。
    【0026】
    サブレール104は車両12のベッド部分の実質的に全長にわたっているので、サブレール104は固定ベッド70及び傾斜ベッド72の双方を支持している。 固定ベッド70に対する支持は図15に示されている。 複数のクロスメンバー112はサブレール104の上板110を横切り横方向に延びている。 クロスメンバー112は固定ベッド70を支持している。 ぶら下がりシリンダーブラケット114は、C形断面の側部106の外方縁部とフレーム26の下に横たわる部分の外方縁部に固定して結合されている。 このぶら下がりシリンダーブラケット14は、シリンダー116の第1端部をぶら下がりシリンダーブラケット114に結合するためのシリンダーヒンジポイント118を定めている。 第1シリンダーヒンジピン120はシリンダー116をぶら下がりシリンダーブラケット114に回転可能に結合している。
    【0027】
    ぶら下がりヒンジブラケット121は、サブレール104の後部縁部の直近に配置されている。 ベッドヒンジポイント122はぶら下がりヒンジブラケット121に配置されている。 ベッドヒンジピン124はベッドヒンジポイント122を定める穴内に配置されている。
    【0028】
    傾斜フレームアッセンブリーの第2の構成要素は傾斜フレーム126である。 傾斜フレーム126は相隔たった細長レール128を含んでいる。 好ましい実施形態では、細長レール128は箱形断面スチールからなっている。 二つの離れたレール128間の横方向寸法は、二つのC形断面の側部106の外方縁部間の横方向寸法よりも僅かに大きい。
    【0029】
    ぶら下がりシリンダーブラケット130はレール128の前方縁部の直近の選択されたレール128に固定して結合されている。 このぶら下がりシリンダーブラケットはそこに画定された穴によりシリンダーヒンジポイント132を定めている。 第2シリンダーヒンジピン134は、シリンダー116の第2端部を傾斜フレーム126に回転可能に結合するためにシリンダーヒンジポイント132に配置される。
    【0030】
    ぶら下がり傾斜ブラケット136は二つのレール128の各々からぶら下がっている。 穴はベッドヒンジポイント138を定めるぶら下がり傾斜ブラケット136内に画定されている。 ベッドヒンジポイント138はベッドヒンジポイント122に重なり合い、ベッドヒンジピン124によりそこに回転可能に結合されている。
    【0031】
    牽引ピントル(tow pintle)140がレール128の後部縁部近くに配置されている。 このピントル140はピントル下部縁部142を有している。 図に見られるように、曲射砲14が傾斜ベッドアッセンブリー102上に配置されているとき、傾斜フレームアッセンブリー100、傾斜ベッドアッセンブリー102及び曲射砲14を支持するのを助けるために傾斜フレーム126が傾斜させられた配置にあるときにピントル下部縁部142は地面に接触する。
    【0032】
    傾斜ベッド72の第2の主要な構成要素は傾斜ベッドアッセンブリー102である。 傾斜ベッドアッセンブリー102が傾斜フレームアッセンブリー100に対して並進及びシフト可能(translationally, shiftably)に配置されている。 従って、傾斜ベッドアッセンブリー102は、傾斜フレームアッセンブリー102により傾斜可能で、傾斜フレームアッセンブリー100に対して前後に並進し、傾斜ベッド72を地面上の配置から曲射砲14を搭載するために後方に効果的に延長できるようになっている。
    【0033】
    図16を参照すると、傾斜ベッド144が一対の相隔たったIビーム143上に支持されている。 このIビーム143は傾斜ベッドアッセンブリー102の実質的に全長にわたっている。 このIビーム143は傾斜フレーム126の細長レール128の内方に配置されている。
    【0034】
    図2及び16を参照すると、傾斜ベッド144は搭載面146のいずれか一方の側に上向きエッジ部145を有している。 車輪保護部(wheel relief)147は、好ましくは、車両12の車輪24を収容するために搭載面146の下面に画定されるのがよい。 ベースプレートレシーバー148は搭載面146内に設計されている。 ベースプレートレシーバー148は曲射砲14のベースプレート53を適所に受入れ、固定するように設計されている。
    【0035】
    動力付きガイドシステム150は搭載面146上に配置されている。 この動力付きガイドシステムは傾斜ベッド144の縦方向軸に沿って並進する構成要素を有している。 そのような構成要素は、好ましくは、液圧駆動がよく、傾斜ベッド72上に曲射砲14を搭載し、降ろすのを助ける。
    【0036】
    動力付きガイドシステム150は軌道152を含んでいる。 図1に示されたガイド装置154は、軌道152内にて進むように設計されている。 このガイド装置154は、図1に示すように、高さ可変の引張り棒156に結合可能に設計されている。
    【0037】
    高さ可変の引張り棒156はチューブカップリング160により曲射砲14の筒40に取付け可能な概ね上向きのチューブ棒(tube bar)158を含んでいる。 概ね後方に向いた揺動棒(cradle bar)162は揺動カップリング164により曲射砲14のクレードル50に取付け可能となっている。
    【0038】
    当然のことながら、高さ可変の引張り棒156の棒158,162は、曲射砲14を傾斜ベッド72上に引張り上げるのに加えて、棒158,162が、傾斜ベッド72上の移行の間に曲射砲14に生じる如何なるモーメントも抑制するように、半剛体(semi−rigid)である。 さらに、棒158,162は伸縮式棒セグメント166からなっている。 この伸縮式棒セグメント166は、傾斜ベッド72に対して筒40を所望のように持ち上げ、そして押し下げるだけでなく、曲射砲14を傾斜ベッド72上の種々の縦方向配置にて保持するように棒158の半剛体長さが変化させられるのを許容している。
    【0039】
    傾斜ベッドシステム10により車両12上に曲射砲14を搭載するための搭載作業は図6a−6hに示されている。 図6aを参照すれば、傾斜ベッドアッセンブリー102上に丁度移動し始める曲射砲14が描写されている。 矢印Aにより示されている動作を開始するに先立ち、シリンダー116が車両12のフレーム26に対して傾斜ベッド72を傾斜させるように伸長させられる。 傾斜ベッド72は、牽引ピントル140の下部縁部142が車両12が置かれている面に接触するように十分な量だけ傾斜させられる。 傾斜ベッドアッセンブリー102は、傾斜ベッドアッセンブリー102の後部縁部もまた上記面に接触するまで傾斜フレームアッセンブリー100に対して後方に並進させられる。 ガイド装置154は、動力付きガイドシステム150の軌道152にて後方に並進させられる。 ガイド装置154は、高さ可変の引張り棒156により操作可能に結合されている。 好ましくは、曲射砲14のクレードル50は、下部構造52に対してプラス15°の角度であるのがよい。 曲射砲14のサスペンションは、車輪54の底部接線が下部構造52のベースの面に近接するように調節される。 スタビライザ56a,56bは折り返され、架尾(trails)58a,58bは輸送配置状態まで持上げられる。 図6aに示すように、ガイド装置154は曲射砲14を傾斜ベッドアッセンブリー102の上へ丁度移動させ始めたところである。 高さ可変の引張り棒156は、上記面上に上げられた下部構造52を維持するために曲射砲14の重心モーメントの中心を相殺していることに注目されるべきである。
    【0040】
    図6bを参照すると、矢印Aにより示された動作が曲射砲14を傾斜ベッドアッセンブリー102上、上方に引張っている。 図6bの描写は、図6aの描写と図6cのそれとの間の中間配置に配置された曲射砲14を示している。
    【0041】
    図6cにおいて、傾斜ベッドアッセンブリー102上への曲射砲の上方に向かう動作が図示するように停止させられている。 動力付きガイドシステム150のガイド装置154は、傾斜ベッドアッセンブリー102上の一番前の配置まで並進している。
    【0042】
    図6dの描写において、曲射砲14は図6cに示されているのと同じ傾斜ベッドアッセンブリー102上の配置のままでいる。 下部構造52は、クレードル50が下部構造52に対してプラス8°の角度となるように曲射砲14のクレードル50に対して回転させられている。 そのような配置において、下部構造52の下部縁部は傾斜ベッドアッセンブリー102の搭載面146に接触していない。
    【0043】
    ここで図6eを参照すると、曲射砲14の形態は図6dに示されたようにそのままでいる。 高さ可変の引張り棒156のチューブ棒158は伸長させられ、下部構造52を傾斜ベッドアッセンブリー102の搭載面146まで下降させている。 そのような配置において、ベースプレート53は傾斜ベッドアッセンブリー102上に配置されたベースプレートレシーバー148に係合し、ロックされている。
    【0044】
    図6fに示されているように、一旦曲射砲14が傾斜ベッドアッセンブリー102にロックされると、傾斜ベッドアッセンブリー102は、傾斜ベッドアッセンブリー102の前縁(leading edge)が実質的に傾斜フレームアッセンブリー100の前縁と一致するように、傾斜フレームアッセンブリー100に対して前方に並進させられる。 斯かる動作は傾斜ベッドアッセンブリー102の後部縁部の上記面との接触を止めさせている。
    【0045】
    車両12上の曲射砲14の輸送配置は図6gに示されている。 シリンダ116はサブレール104の下方に傾斜ベッド72を下降させるために引っ込められる。 曲射砲14の砲口44は部分的に運転室28のルーフ30上に横たわっている。
    【0046】
    図7はC−130航空機の貨物室の断面寸法を示している。 それは、内部にキャノン砲システム8が単一のC−130航空機によりキャノン砲システム8の輸送のために配置されなければならないこれらの寸法により定められるエンベロープである。 このエンベロープの臨界寸法は高さ寸法である。 図6gの輸送配置において、砲口40の上部縁部はキャノン砲システム8の最高位置エレメントである。 それ自体、キャノン砲システム8はC−130タイプ航空機の貨物室のエンベロープ内に配置できない。
    【0047】
    ここで図6hを参照すると、キャノン砲システム8はC−130の輸送配置にて示されている。 そのような配置において、曲射砲14は前述したように傾斜ベッドアッセンブリー102にロックされたままとなっている。 高さ可変の引張り棒156のチューブ棒158は最短寸法に引っ込められ、そして一方曲射砲14のクレードル50は下部構造52に対してマイナス1°に押し下げられている。 C−130の輸送配置において、砲口40は運転室28上に横たわらなくてもよい。 従って、シリンダー116は、傾斜ベッド72を輸送配置に対して好ましくは7.5°の角度に傾斜させるために幾分伸長させられる。 さらに、傾斜ベッドアッセンブリー102は、約35インチの好ましい距離だけ傾斜フレームアッセンブリー100に対して後方に並進させられる。 斯かる配置において、曲射砲14の最高位置構成要素は照準器台62になる。 図6hに示される配置において、照準器台52は、車両12が支えられている面に関して、C−130タイプ航空機の貨物室のエンベロープの上限をクリアするのに十分低い高さを有していることが示されている。 図6hに示す配置において傾斜ベッド72を安定させるために機械式ロックがそれを適所にて機械的にロックするようにシリンダー16に付加されている。 さらに、機械式ロックが、傾斜ベッドアッセンブリー102を傾斜フレームアッセンブリー100にロックするように傾斜ベッドアッセンブリー102に付加されている。 そのようなロックは、穴内にてピンを正確に合致させて配置するのと同様に簡単であるのがよく、穴は傾斜ベッドアッセンブリー102と傾斜フレームアッセンブリー100の双方に形成される。
    【0048】
    本発明の第2実施形態が図9−12に示されている。 図9の描写は比較的短いホイールベースの車両12を示している。 このような車両12は傾斜ベッド72を含むが、実施形態に関連して上述した固定ベッド70を含んでいない。 傾斜ベッド72は傾斜フレームアッセンブリー100と傾斜ベッドアッセンブリー102の双方を含んでいる。 傾斜ベッド72はシリンダー116によりベッドヒンジポイント122の回りに傾斜させられる。 傾斜ベッドアッセンブリー102は、傾斜ベッド72が傾斜配置状態にあるときに車両12の下にある面に傾斜ベッドアッセンブリー102の後部縁部を接触させて置くために傾斜フレームアッセンブリー100に対して後方に並進する。
    【0049】
    傾斜ベッド72は動力付きガイドシステム150を含んでいる。 動力付きガイドシステム150は軌道152に沿って移動可能な並進可能ガイド装置154を含んでいる。 ガイド装置154はクイックヒッチ(quick hitch)の第1部分を含んでいる。 クイックヒッチの第2部分は曲射砲14の下部構造52の下方後部縁部に貼られている。 ガイド装置154はクイックヒッチにより曲射砲14に固定されている。 図9の実施形態の長所は曲射砲14の重心モーメントがガイド装置154に下部構造52をしっかりと貼ることにより適応されていることである。 従って、実施形態に関連して上述した高さ可変の引張り棒156は必要とされない。
    【0050】
    図10−14の実施形態は、図1−5の実施形態に関連して記述された車両12と実質的に同様な車両12を利用している。 車両12はロングホイールベースを有し、そしてフィッシュテール32を含んでいる。 図10−14の実施形態では、フィシュテール32はその全長にわたって利用され、図1−5の実施形態に関連して示されたように先を切り取られていない。 図示されていないが、図1に示されている選択的二人用隊員運転室が、運搬弾薬量を減らし、弾薬を後方にシフトさせることにより、図10−14の実施形態に組み入れることができる。
    【0051】
    図10は、曲射砲が戦術的配置にまで車両12上にて移動させられている輸送配置にあるキャノン砲システム8を示している。 図11は、車輪54を傾斜ベッドアッセンブリー102上に引上げる直前の曲射砲14を示している。 この実施形態では、ガイド装置154は、傾斜ベッドアッセンブリー102の後部縁部のすぐ近くまで並進可能である。 そのような配置では、ガイド装置154はクイックヒッチ装置により曲射砲14に結合され、その第2部分は曲射砲14の下部構造の下方後部縁部に配置されている。 図11の描写では、ガイド装置154は軌道152の約半分の距離だけ並進させられている。 ここで図12を参照すると、ガイド装置154は実質的に傾斜ベッドアッセンブリー102の前方縁部における軌道152の前方縁部まで並進させられている。
    【0052】
    図13及び14はC−130の輸送可能配置におけるキャノン砲システム8を示している。 図12及び14に比して、傾斜ベッドアッセンブリー102上のポイントで、その回りに傾斜ベッドアッセンブリー102が回転するポイントが、図14の下方のロックされた配置状態から図12の上昇し、傾斜した配置状態まで後方に移動することに注目すべきである。 図14におけるマーク168に注目して下さい。 このマーク168は、図12におけるベッドヒンジポイントの直ぐ上方の配置状態まで後方に移動する。 傾斜ベッドアッセンブリー102は、図12の配置状態から図14の配置状態まで引き下げられ、それはまた、傾斜ベッドアッセンブリー102の前方縁部が固定ベッド70の後部縁部の直ぐ近くにあるように前方に引張られる。
    【0053】
    図13及び14の描写は、C−130の輸送可能な配置におけるキャノン砲システム8を示している。 図13に示された伸縮式架尾58a,58bが図14に示されていない点に注目すべきである。 C−130タイプ航空機の貨物エリアのエンベロープの要求を満たすために、曲射砲14は、曲射砲14の重要な部分が固定ベッド70上に横たわるように傾斜ベッドアッセンブリー102上、前方に引張られる。 さらに、クレードル50は曲射砲の下部構造52に関して実質的に0°の仰角(elevation)となっている。 曲射砲14が前方に引張られたとき、曲射砲14の展開可能な車輪54は、傾斜ベッドアッセンブリー102の搭載面146内に定められる車輪用カットアウト部170内にある。 下部構造52の下面は搭載面146上にある。 照準器台62はキャノン砲システム8の最も高い位置にあることはこの配置において注目されるであろう。 この高さをC−130タイプ航空機の貨物エンベーロープ内に収容するために、車両12のサスペンション22,23は押付けられ、一定量の空気が車輪24から逃がされる。 斯かる動作はキャノン砲システム8の全高を約7インチ減らし、それによりキャノン砲システム8がC−130タイプ航空機の貨物エリアのエンベロープ内に適合するのを許容する。
    【0054】
    ここに記述された実施形態に加えて他の実施形態が本願の範囲及び広がり内にあることが示されることは当業者にとって明かであろう。 従って、出願人は、添付の請求の範囲によってのみ限定されることを意図している。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】車両上に配置された運搬機関に搭載された曲射砲と選択的な二人用隊員運転室を備えた本発明のキャノン砲システムの側面図である。
    【図2】輸送配置において線引きとして表現された曲射砲車輪を備えた傾斜ベッドの斜視図である。
    【図3】車両上の代わりの弾薬貯蔵配置及び輸送配置における曲射砲車両及び曲射砲を伴ったキャノン砲システムの平面図である。
    【図4】キャノン砲システムの背面図である。
    【図5】図3に表されたキャノン砲システムの側面図である。
    【図6a】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6b】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6c】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6d】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6e】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6f】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6g】車両上の輸送配置のために配置された車両の後方から曲射砲を取り込む積載シーケンスを表している。
    【図6h】航空機輸送配置におけるキャノン砲システムの側面図である。
    【図7】C−130タイプ航空機の貨物エリアの断面図である。
    【図8a】車両から曲射砲までの弾薬の流れを示す戦術的な配置における車両と一緒に配置された曲射砲の平面図である。
    【図8b】図8aのキャノン砲システムの側面図である。
    【図9】キャノン砲システムの別の実施形態を伴ったC−130航空機の貨物エリアの側面図である。
    【図10】ロングホイールベース車両上の本発明のキャノン砲システムの平面図である。
    【図11】図10の車両に搭載される直前の曲射砲を表す側面図である。
    【図12】実質的に垂直に傾斜ベッドを傾ける前の車両の傾斜ベッド上に搭載された曲射砲の側面図である。
    【図13】航空機輸送配置におけるキャノン砲システムの平面図である。
    【図13a】航空機輸送配置におけるキャノン砲システムの側面図である。
    【図14】傾斜ベッドアッセンブリーのない車両の側面図である。
    【図15】車両シャーシ上に支持された固定ベッドの端面図である。
    【図16】車両シャーシ上に支持された傾斜ベッドの端面図である。
    【符号の説明】
    8 火砲キャノン砲システム 10 傾斜ベッドシステム12 車両 14 曲射砲20 シャーシ 22 後部ホイールサスペンション23 前部ホイールサスペンション24 車輪26 フレーム 28 運転室30 運転室ルーフ 32 フィシュテール40 筒 42 牽引用小環44 砲口 46 反動機構48 穴 50 クレードル52 下部構造 53 ベースプレート54 車輪 56a,56b スタビライザ58a,58b 架尾 60 シャベル62 照準器台 70 固定ベッド72 傾斜ベッド 74 支持面76 弾薬貯蔵容器 78 選択的隊員運転室80 グラビティコンベア 100 傾斜フレームアッセンブリー102 傾斜ベッドアッセンブリー104 サブレール106 側部 108 側部繋ぎ板110 上板 112 クロスメンバー114 シリンダーブラケット 116 シリンダー118 シリンダーヒンジポイント120 第1シリンダーヒンジピン121 ヒンジブラケット 122 ベッドヒンジポイント124 ベッドヒンジピン 126 傾斜フレーム128 細長レール 130 ぶら下がりシリンダーブラケット132 シリンダーヒンジポイント134 第2シリンダーヒンジピン136 ぶら下がり傾斜ブラケット138 ベッドヒンジポイント140 牽引用ピントル 142 ピントル下部縁部143 Iビーム 144 傾斜ベッド145 上向きエッジ部 146 搭載面147 車輪保護部 148 ベースプレートレシーバー150 動力付きガイドシステム 152 軌道154 ガイド装置 156 引張り棒158 チューブ棒 160 チューブカップリング162 揺動棒 164 揺動カップリング166 伸縮式棒セグメント 168 マーク170 カットアウト部

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