Device for detecting and counting shot fired by automatic or semi-automatic fire arm, and fire arm equipped with the device

申请号 JP2007183063 申请日 2007-07-12 公开(公告)号 JP2008025987A 公开(公告)日 2008-02-07
申请人 Fn Herstal Sa; エフエヌ ヘルスタル ソシエテ アノニム; 发明人 JOANNES RENE; HEINS PATRICK; DELCOURT JEAN-PAUL;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a device for detecting and counting shots fired by an automatic or semi-automatic fire arm.
SOLUTION: The device adapted to form a typical signature for the fire arm and for the type of ammunition comprises an accelerometer 2 with a pass band which is sensitive to shocks in the axial direction of a barrel and a microprocessor 3 for analyzing a signal S of the accelerometer 2 while firing. The microprocessor 3 is equipped with an algorithm to count the number of shots to be fired, based on the discernment and recording of a shot to be fired on the basis of the detection, in the signal of the accelerometer, of all or part of the characteristic elements of the acceleration signature which is typical in the type of fire arm and of in different types of ammunition to be used. These characteristic elements are recorded beforehand in a memory 4 of the device.
COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT
权利要求
  • 自動または半自動銃火器によって発射された発砲を検出し、計数するデバイスにおいて、バレル、および、前位置と後位置との間で前記バレルの軸方向(Y−Y')に摺動している間に、前記銃火器の撃鉄を再び起こすための可動部分を有し、それにより、前記銃火器は、発射された発砲および前記可動部分の移動による一連の衝撃によって引き起こされる、全ての発射される発砲について、前記バレルの前記軸方向(Y−Y')における加速度を受け、それにより、前記加速度の時間経過は、銃火器および使用される弾薬のタイプについて典型的であり、したがって、前記銃火器および前記弾薬のタイプについて典型的なシグネチャが形成されるデバイスであって、前記バレルの前記軸方向(Y−Y')における衝撃に感度がある通過域を有する加速度計(2)と、発射している間に、前記加速度計(2)の信号(S)を解析するマイクロプロセッサ(3)とを備え、それにより、前記マイクロプロセッサ(3)は、前記加速度計の前記信号において、銃火器のタイプおよび使用される弾薬の異なるタイプに典型的な前記加速度シグネチャの特徴的要素の全てまたは一部の検出による、発射された発砲の識別および記録に基づいて、発射された発砲の数を計数するアルゴリズムを装備し、それにより、前記特徴的要素は、前記デバイスのメモリ(4)に前もって記録されることを特徴とするデバイス。
  • 発砲が発射されたかどうかを判定する当該アルゴリズムは、当該タイプの銃火器に特徴的な所定の時間範囲内での少なくとも2つの衝撃の発生に基づくことを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  • 発砲が発射されたかどうかを判定する当該アルゴリズムは、当該タイプの銃火器に特徴的な所定の時間範囲内での少なくとも3つの連続する衝撃(A,B,C)の発生に基づくことを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
  • 発砲が発射されたかどうかを判定する当該アルゴリズムは、当該タイプの銃火器に特徴的な所定の時間範囲内での少なくとも3つの連続する衝撃(A,B,C)の発生、および、前記衝撃(A,B,C)のうちの1つが、他の衝撃と反対方向に進むことに基づくことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該アルゴリズムは、当該加速度計(2)の当該信号(S)のレベルが、2つ連続する衝撃(A,B,C)の間で実際にゼロである「カーム・ゾーン」(D,E)の継続時間を求めることを可能にし、前記アルゴリズムは、「カーム・ゾーン」(D,E)の継続時間が、当該タイプの銃火器に特徴的な所定の範囲内にある場合にのみ、発砲が発射されたかどうかを有効に判定することができることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 3つの衝撃(A,B,C)が存在した場合、当該アルゴリズムは、第1衝撃(A)と第2衝撃(B)との間の時間間隔(TI)を測定し、記憶することを可能にし、それにより、前記間隔(TI)は、当該銃火器の診断および/または調整を可能にするために、前記銃火器の当該可動部分の反動時間に相当することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 3つの衝撃(A,B,C)が存在した場合、当該アルゴリズムは、当該銃火器の診断および/または調整を可能にするために、当該第2衝撃(B)によって生成される信号の最大レベルを測定し、記憶することを可能にすることを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 3つの衝撃(A,B,C)が存在した場合、当該アルゴリズムは、当該銃火器の診断および/または調整を可能にするために、当該第2衝撃(B)によって生成される信号の最大レベルと、初期衝撃(A)の最大レベルおよび/または第3の閉鎖衝撃(C)の最大レベルとの間の関係を計算し、記憶することを可能にすることを特徴とする請求項3から7のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該アルゴリズムは、当該銃火器の誤動作を示すために、使用される1つのタイプまたは異なるタイプの弾薬について、当該加速度シグネチャの一部または前記加速度シグネチャのある特徴的要素の非存在を検出し、記憶するようにプログラムされることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該アルゴリズムは、少なくとも、当該加速度シグネチャの一部または前記加速度シグネチャのある特徴的要素が、使用される弾薬のタイプの当該シグネチャに相当するかどうかに応じて、使用される弾薬のタイプを識別することを可能にすることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該アルゴリズムは、発射された空砲と実弾を区別するために、当該シグネチャの当該最初の初期衝撃(A)の方向を考慮することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該加速度計(2)の当該通過域は、400Hz程度であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該アルゴリズムは、発射条件および発射ペースを特定することができるように、発射された発砲の間の間隔を測定することを可能にすることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス。
  • プログラムされた、限界ぎりぎりの、または、過度の発射条件を表示するディスプレイ(8)を備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  • 当該銃火器(12)のメカニズムに作用することができ、また、前記銃火器の発射モードに作用するように、当該マイクロプロセッサ(3)によって制御される機械式アクチュエータ(13)を備えることを特徴とする請求項13または14に記載のデバイス。
  • 当該マイクロプロセッサ(3)が、全ての発射された発砲の日付を当該メモリ(4)に登録することを可能にするリアルタイム・クロック(14)を備えることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該マイクロプロセッサ(3)が、全ての発射された発砲について、当該銃火器の位置を当該メモリ(4)に登録することを可能にする、たとえば、GPSタイプの位置特定システムを備えることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載のデバイス。
  • デバイス(1)をオンにするための、または、スタンドバイ・モードを有する当該マイクロプロセッサ(3)のウェーク・アップ信号を起動するための、電源(6)およびスイッチ(17)を備えることを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載のデバイス。
  • 当該スイッチ(17)は、当該銃火器の引き金を引くことによって起動されることを特徴とする請求項18に記載のデバイス。
  • 当該スイッチ(17)は、グリップがいつ手に握られたかを検出するセンサであることを特徴とする請求項18に記載のデバイス。
  • 当該スイッチ(17)は、所定の衝撃レベルに達するとすぐ起動される衝撃センサであることを特徴とする請求項18に記載のデバイス。
  • デバイス(1)をオンした、または、当該マイクロプロセッサ(3)をスタンドバイ・モードでなくした、衝撃の方向を記憶するために、並列に接続され、かつ、反対向きに設置された2つの一方向衝撃センサ(19〜20)を備えることを特徴とする請求項18に記載のデバイス。
  • 請求項1から22のいずれか一項に記載のデバイス(1)を備える自動または半自動銃火器。
  • 说明书全文

    本発明は、自動または半自動銃火器によって発射された発砲を検出し、計数するデバイス、および、こうしたデバイスを装備する銃火器に関する。

    戦闘者の観点から、銃火器の最も重要な特徴の1つは、その可用性、すなわち、動作中に十分に作動可能である能である。 これは、銃火器が、信頼性がなければならないことだけでなく、適切な予防保守も銃火器が受ける必要があることを意味する。 そこで、銃火器がどのように使用されてきたかが考慮される。

    実際に、自動または半自動銃火器は、銃火器の使用期間中の磨耗を受け、また、銃火器が、定期的かつ予防的に保守されない場合、発射が妨げられる場合がある可動部分を含む。

    銃火器の可動部分は、前位置と後位置との間でバレルの軸方向への前後の移動を実施し、それにより、この移動は、発射している間に撃鉄を再び起こすこと、すなわち、連発とも呼ばれる、半自動モードか、バースト・モードのいずれかで、発射済みカートリッジ・ケーシングのチャンバからの抜き取り、その放出と、それに続く、空チャンバ内への新しいカートリッジの導入を可能にする。

    この動作シーケンスはまた、別の順序で、すなわち、空チャンバ内への新しいカートリッジの導入、弾薬の発射、チャンバからの発射済みカートリッジ・ケーシングの抜き取り、および放出の順序で実施されてもよい。

    この前後移動は、通常、銃火器のバレルの軸に平行な方向に起こる。

    反動移動を誘発するエネルギーは、メカニズムを起動させるデバイスによって供給され、メカニズムは、給気メカニズムか、バレルの短反動メカニズムか、バレルの長反動メカニズムか、「ガス・ブローバック(blowback)」タイプまたは「ガス遅延式ブローバック(retarded blowback)」タイプのメカニズムのいずれかであり、この一覧は制限的でない。

    メカニズムの戻り移動を誘発するエネルギーは、反動段階中に圧縮される戻りばねによって供給される。

    銃火器の磨耗、したがって、提供される保守は、可動部分の前後の移動、したがって、発射される発砲数、発射条件、ならびに、発射ペースなどの、銃火器の使用条件に主に依存する。

    これが、銃火器が、前記使用条件を検出し、登録する「ブラック・ボックス」を有することが重要である理由である。

    銃火器によって発射される発砲を検出し、登録するための、いくつかの方法およびデバイスが既に提案されてきた。

    米国特許第5033217号の方法は、銃火器によって発射された発砲数を視覚的に評価するための制御要素の使用に基づく。

    そのため、実際の計数は存在せず、銃火器の使用に関する、特に、銃火器がさらされた発射条件に関連する、さらなる指示がない状態での可視化だけが存在する。

    米国特許第5566486号および米国特許出願第2005/114084号は、それぞれ、機械式センサまたは電子センサによる、銃火器の反動衝撃のインパルスの検出に基づいて、発射された発砲を計数するデバイスを述べる。

    発射時に銃火器の反動に相当すると思われるレベルに達する衝撃に応答する、これらの知られているデバイスには、2つの主要な欠点、すなわち下記がある。
    −反動は、特に、銃火器および発砲手の重量に依存する。 すなわち、銃火器の重量は、備えられる付属品に応じて変わり、グレネード・ランチャー、火器統制装置、およびスコープが、銃火器に付加される場合、2倍になる場合がある。
    −使用されるデバイスは、銃火器の使用期間において度々起こり、また、特定の種類の磨耗を誘発する空砲発射を、空砲発射を区別することによって考慮しない。 それは、反動レベルが不十分であるため、これらの発砲が検出されないためである。

    さらに、これらの知られているデバイスは、発射している間に、銃火器の動力学的挙動に関するさらなる情報がない状態で、発射される発砲を登録し、それにより、銃火器についての予防保守要件に関する考えを、形成することができるだけである。

    米国特許第5033217号

    米国特許第5566486号

    米国特許出願第2005/114084号

    ベルギー特許第1001909号

    本発明は、これらの欠点の1つまたはいくつかをなくす(avoid)ことを目的とする。

    本発明の原理は、発射時に、全ての発射された発砲について、銃火器が、バレルの軸方向の加速度を受け、それにより、これらの加速度が、発砲が発射されるときに生成され、かつ、可動部分の前後移動によって生じる一連の衝撃によっているという発見、および、加速度の時間経過が、銃火器および使用される弾薬のタイプについて典型的であり、したがって、銃火器および発射される弾薬のタイプについて典型的なシグネチャが形成されるという発見に基づく。

    本発明の目的は、自動または半自動銃火器によって発射された発砲を検出し、計数するデバイスによって達せられ、デバイスは、バレルの軸方向における衝撃に感度がある通過域を有する加速度計と、発射している間に、加速度計の信号を解析するマイクロプロセッサとを備え、それにより、マイクロプロセッサは、加速度計の信号において、銃火器のタイプおよび使用される弾薬の異なるタイプに典型的な加速度シグネチャの特徴的要素の全てまたは一部の検出による、発射された発砲の識別および記録に基づいて、発射された発砲数を計数するアルゴリズムを装備し、それにより、これらの特徴的要素は、デバイスのメモリに前もって記録される。

    加速度計の使用は、銃火器の反動レベル、したがって、反動レベルに影響を及ぼす異なる因子に無関係に、発射している間に、銃火器に起こる加速度現象の詳細な解析を実施することを可能にする。

    好ましい実施形態によれば、アルゴリズムは、たとえば、第1の初期衝撃の方向を考慮して、空砲と実弾を識別するために、使用される弾薬のタイプのシグニチャに相当する、少なくとも、加速度シグニチャの一部または加速度シグニチャのある特徴的要素が生じたかどうかに応じて、使用される弾薬のタイプを区別することを可能にする。

    別の好ましい特徴によれば、デバイスは、第1衝撃と第2衝撃との間の時間間隔を測定し、記憶することを可能にし、それにより、この間隔は、銃火器の可動部分の反動時間に相当する。

    こうして登録された反動時間は、銃火器の挙動およびその調整品質に関する重要な情報を提供し、したがって、銃火器の診断および/または調整が可能になる。

    本発明はまた、本発明によるデバイスを装備する自動または半自動銃火器に関する。

    本発明をさらに示すために、自動または半自動銃火器によって発射された発砲を検出し、計数するための、本発明によるデバイスの実施形態の以下の例が、いずれの点でも制限されることのない、単なる例として、添付図面を参照して以降で述べられる。

    図1は、本発明によるデバイス1の例を示す。

    デバイス1は、銃火器上に搭載されるか、または、銃火器に一体化されるように設計された、いわゆる、「ブラック・ボックス」であり、デバイス1は、
    ・好ましくは、デバイス1が、銃火器上または銃火器内に固定されると、検出軸(X−X')が、バレルの軸(Y−Y')に平行になるように位置決めされる単一軸を有する加速度計2と、
    ・そのプログラムが、発射される発砲を識別し、登録するアルゴリズムを含むマイクロプロセッサ3と、
    ・情報が記憶されるメモリ4であって、電源遮断の場合でも作動状態のままであり、マイクロプロセッサ3に一体化することができ、銃火器の追跡可能性を保証する、銃火器の識別番号を永久的かつ削除不可能な方法で、おそらく含んでもよい、好ましくは永久メモリである、メモリ4と、
    ・通信インタフェース5であって、好ましくは、接触することがなく、たとえば、無線タイプ(たとえば、ブルートゥースまたはZigBee)か、赤外タイプか、またはRFIDタイプであり、もちろん、双方向性であり、また、たとえば、銃火器に関して実施される保守オペレーションに関する外部データをメモリ4に登録することを可能にする、通信インタフェース5と、
    ・エネルギー源6、たとえば、乾電池または充電式電池で構成される。

    デバイス1は、好ましくは、小型であり、したがって、ほとんどの銃火器に、たとえば、銃火器のグリップに容易に一体化されることができる。

    部品1〜6は、全体として、1つでかつ同じ基板上に搭載することができ、それにより、デバイス1は、銃火器内部のどことも接続する必要のないスタンドアローン・モジュールを形成する。

    デバイス1の作動原理は、適切な通過域を有する加速度計2、および、前記加速度計によって供給される信号を処理する特定のアルゴリズムの使用に基づいており、前記加速度計は、発砲が発射されたかどうかを確実に判定することができるように、また、空砲と実弾を識別することが可能になるように、その信号において、発射時に起こる動力学的現象に関係付けられた事象を検出し、解析し、それにより、落下、撃鉄を再び起こすこと、または撃鉄を解除ことによる衝撃は排除され、それにより、前記アルゴリズムについて、パラメータを設定することができ、また、これらのパラメータは、対象となる銃火器のタイプの特徴に応じて調整されることができる。

    図2は、特定のタイプの銃火器を用いて実弾が発射されるときに、400Hz程度の通過域を有する加速度計によって、信号Sが、時間Tの関数としてどのように登録されるかを示す。

    図2は、特に、「ロックド・ボルトを用いた発射(firing with locked bolt)」タイプの銃火器を示し、その銃火器の可動部分の前後シーケンスは、以下の通りである。
    −可動部分は、最初、弾薬がチャンバ内にある状態で前位置にある−弾薬を準備し、発砲が発射される−可動部分の反動段階−おそらく、後部のアバットメントに達するか、または、コースの端部で衝撃吸収体に接触する−戻り段階および新しい弾薬の供給−可動部分は、前位置のアバットメントに達する

    本発明者等は、図2の信号S内のこの一連の事象、すなわち、
    ・矢印Aで示す、発砲が発射されるときの、銃火器の後部に向かう第1衝撃と、
    ・後ろへ向かう可動部分の反動時間(RT)と、
    ・矢印Bで示す、後部に向かう可動部分の反動運動の終わりに、可動部分が後部のアバットメントに達するときの、銃火器の後部に向かう第2衝撃と、
    ・新しい弾薬が供給されることによる戻り段階(RP)と、
    ・矢印Cで示す、バレルのチャンバが閉じるときに可動部分が前アバットメントと接触するときの、前に向かう第3衝撃と、
    ・衝撃A、B、Cを互いに分離させ、また、加速度レベルが、実際にゼロである2つの「カーム」ゾーンDとEを区別する。

    3つの衝撃の間の時間ならびに2つの「カーム・ゾーン」DおよびEの継続時間は、銃火器のタイプに特徴的な範囲内に位置し、それにより、所与の銃火器についての前記期間の特定値は、銃火器の設定、および、銃火器がどれだけ長く給油され、使用されているかによって影響を受ける。

    こうして、信号Sは、いわば、銃火器のシグネチャである。

    図3は、同じ条件下であるが、同じ銃火器を用いて空砲が発射されるときの、加速度計2によって生成される信号Sを示す。

    本発明者等は、実弾を発射するときと同じ一連の事象A〜Eを見るが、最初のインパルスAが弱く、また、反対方向であるという差がある。

    発砲が発射されたかどうかを識別し、登録するアルゴリズムは、加速度計2によって供給された信号Sにおいて、発砲が発射されたかどうかを結論付けるために、事象A〜Eの全てまたは一部が存在するかどうかを解析するためにある。

    アルゴリズムの起動は、たとえば、図4に示すように、閾値7が、加速度計2の信号Sによって横切られたことの発見に応じることができる。

    アルゴリズムの特定の実施形態では、初期インパルスAの方向を使用して、空砲が発射されたか、実弾が発射されたかが判定される。

    デバイス1の好ましい実施形態は、3つの衝撃A、B、および/またはCの間の間隔、ならびに、「カーム・ゾーン」Dおよび/またはEの継続時間を考慮し、これらの値は、発砲が発射されたかどうかを判定するための基準とみなすために、対象とする銃火器のタイプについて典型的な、理にかなった時間範囲内に位置しなければならず、それにより、これらの範囲は、アルゴリズムのプログラム可能なパラメータである。

    可動部分の後部アバットメントによって引き起こされる第2衝撃Bは、存在しないか、または、弱過ぎて考慮されない場合があることが留意されるべきである。 この第2衝撃Bの非存在は、一般に、銃火器の設定誤りおよび制限された機能を指示し、それにより、銃火器の撃鉄を再び起こすことを保証するために、不十分な量のエネルギーが、可動部分によって再利用される。

    他方、可動部分において再利用されるエネルギーが多過ぎるため、高過ぎるレベルに位置する衝撃Bは、銃火器の不適切な設定を指示し、過度の磨耗または要素の破壊をもたらす。

    こうして、この第2衝撃Bの測定値は、銃火器の動力学的挙動を表す。 異なる衝撃の絶対レベルに影響を及ぼす場合がある、銃火器上に固定された付属品の重量、または、発射している間に銃火器が保持される方法などの、外的因子にもはや依存しないようにするために、動力学的挙動を、衝撃Bの絶対レベルではなく、この第2衝撃Bの測定値と、衝撃Aおよび/またはCの測定値との間の関係に基づかせることが有利である。

    プロセスの特定の実施形態によれば、発射している間の、「反動の欠如」、すなわち、第2衝撃Bの非存在は、前記発射に関連する特定の事象として記憶され、これは、銃火器の不適切な機能を指示する。

    図2に示す、第1衝撃Aと第2衝撃Bとの間の間隔によって特徴付けられる可動部分の反動時間RTは、銃火器の動力学的挙動についての代表的なパラメータでもある。

    本発明によるデバイス1の別の特定の実施形態では、銃火器の診断および/または調整を可能にするために、このパラメータが、測定され、記憶される。

    さらに、マイクロプロセッサ3は、たとえば、その内部クロックに基づいて、発射された2つの発砲の間の間隔を測定し、したがって、バーストおよびその長さを求めることができる、すなわち、要素の磨耗が関係する限り、決定的である発射条件を特定することができる。 マイクロプロセッサ3は、バーストで発射するときのペースを測定することもできる。

    この能力を使用して、バーストで発射するときに、銃火器についての許容可能な発射条件に達したことを、または、条件を超えたことを、発砲手にリアルタイムに指示してもよい。

    本発明によるデバイス1の別の特定の実施形態では、銃火器の診断および/または調整を可能にするために、衝撃Bによって生成される信号の最大レベルが、測定され、記憶される。

    本発明によるデバイス1の別の特定の実施形態では、銃火器の診断および/または調整を可能にするために、衝撃Bによって生成される信号の最大レベルと、初期衝撃Aの最大レベルおよび/または閉鎖衝撃Cの最大レベルとの間の関係が、計算され、記憶される。

    図5は、マイクロプロセッサ3が、あまりに長く続くバーストを検出すると、たとえば、異なるカラーの、光インジケータ9、10、11のセットからなる適切なディスプレイ8を介して、発砲手に報知し、それにより、緑インジケータ9は通常使用を指示し、橙インジケータ10は制限された使用を指示し、赤インジケータ11は危険と思われる状況を指示するという可能性を利用するデバイスの特別な実施形態を示す。

    こうした機能は、特に、マシン・ガンの場合に有用である。

    連続して発射条件を追跡するデバイス1の能力を使用して、図6に示す機械式インタフェースまたはアクチュエータ13を介して、銃火器12のメカニズムに直接作用し、また、たとえば、チャンバ内の弾薬の自己点火を防止するために、ロックド・ボルトを用いた発射からオープン・ボルト(たとえば、ベルギー特許第1001909号を参照されたい)を用いた発射への移行を誘発することによって、その動作モードを変更してもよい。

    この結果、銃火器の動作モードを、それを根拠として変換しなければならない発射される発砲数を、発砲の長さに応じて定義する表またはチャートが、マイクロプロセッサ3のメモリ4に登録される必要があるだけである。

    図7に示すように、リアルタイム・クロック14は、デバイス1内に含まれてもよく、マイクロプロセッサ3が、全ての発射された発砲の正確で、かつ、完全な日付をメモリ4に登録することを可能にする。

    デバイス1には、クロック14と組合せて、または、単独で、たとえば、GPSタイプの位置特定システム15が含まれてもよく、位置特定システム15は、マイクロプロセッサ3が、全ての発射された発砲について銃火器の位置をメモリ4に登録することを可能にする。

    手短に言えば、上述したデバイスは、発射される発砲を検出し、記録すること、おそらくまた、発射された空砲と実弾とを区別すること、および、銃火器の動力学的挙動を連続して解析すること(すなわち、調整の誤りまたは要素の磨耗による性能のドリフトが検出されるように、可動部分の反動時間を測定することによる)を可能にする。

    より広い意味で、上述したデバイスは、異常または危険な発射条件を発砲手に指示することによって、またはさらに、その動作を調整するように、たとえば、チャンバ内の弾薬の自己点火を回避するために、ロックド・ボルトを用いた発射からオープン・ボルトを用いた発射への移行を誘発するように、発射メカニズムに作用することによって、銃火器の使用および効率をリアルタイムに連続して制御することを可能にする。

    全てのタイプの銃火器が、それ自身の可動部分の前後シーケンス、したがって、一連の衝撃に関するそれ自身の加速度シグネチャ、および、銃火器および使用される弾薬に固有のカーム・ゾーンによって特徴付けられることが明らかである。

    「オープン・ボルト」タイプの銃火器の場合、可動部分の前後シーケンスは、以下のように起こる。
    −可動部分は、最初、後部アバットメントに近い位置にあり、戻りばねは圧縮される−新しい弾薬が供給された状態での戻り段階−可動部分のアバットメントは前位置にある−弾薬が発射される−可動部分の反動段階−おそらく、後部のアバットメントに達するか、または、コースの端部で衝撃吸収体に接触する−可動部分は、後部アバットメントに近い位置で停止し、戻りばねは圧縮される

    エネルギー源を管理するために、ある尺度が必要である。

    たとえば、セルについて、デバイス1のエネルギー源6の寿命は、概念についての主要な受容基準である。

    理想的には、セルは、交換不可能で、かつ、アクセス不可能でなければならず、セルは、小型でありながら、銃火器の全使用期間を通して持続しなければならない。

    より合理的には、定期的で、かつ、プログラムされた保守サービスを受ける少なくとも軍事用銃火器の場合、全ての予防保守の間にセルを交換することが受容される。

    デバイス1の電力消費は、電子回路16が、必要なときに十分に電流供給されるだけであるように、電子回路16のアクティブ・モードとスリープ・モードを管理することによって維持されてもよい。

    図8に示す第1の方法は、デバイス1の電源6と直列に、銃火器の引き金によって圧力下で閉じるように起動されるスイッチ17を設置するためにある。

    第2の方法は、グリップが手にいつ握られるかを検出するセンサであるスイッチ17を使用するためにある。

    上述したセンサは、たとえば、Q−Prox(登録商標)タイプの容量性センサであり、休止時におけるその一定電流は、約10マイクロアンペア程度である。

    第3の方法は、ある所定の衝撃レベルに関して起動される衝撃センサの形態のスイッチ17を使用するためにある。

    この衝撃センサは、発射される発砲の初期インパルスAに相当する場合がある任意の衝撃を検出し、前記衝撃が検出されるとすぐにデバイスをオンするように設計される。

    図9に示すように、センサ17の一時的な閉鎖は、ロッキング回路18をオンし、ロッキング回路18は、デバイス1の回路16に電流を送り、回路16は、起動されると、発射された発砲を検出し、計数するためのアルゴリズムを加速度計の信号Sに適用することができる。

    好ましくは、ノーマリ・オープンであり、検出軸の1つの方向または他の方向に生成される衝撃に感度があるだけであり、検出軸X−X'がバレルの軸Y−Y'に平行であるように銃火器に固定され、その感度が、発射される空砲または実弾に相当するインパルス・レベルに反応するように選択される、双方向衝撃センサ17が利用される。

    回路16がオンするとすぐデバイス1の回路16を起動するのに数ミリ秒かかる場合があり、その場合、第1衝撃Aに相当する初期インパルスは知覚されないことになることが留意されるべきである。

    デバイスが充電されることが、こうした衝撃Aが存在したことを指示するため、アルゴリズムの適用に対する障害は存在しない。

    しかし、発射される空砲と実弾を識別することを可能にする、第1衝撃Aの初期インパルスの方向は、この場合、特定されない。

    この欠点は、図10に示すように、単一双方向センサの代わりに2つの一方向衝撃センサ19および20を利用することによって、そして、実弾が発射される場合には、初期インパルスが銃火器の後部の方へ進む結果として、一方のセンサが閉じ、また、空砲が発射される場合には、インパルスが前部の方に進む結果として、他方のセンサが閉じるように、一方向衝撃センサ19および20を、反対向きに設置し、かつ、並列に接続することによって改善することができる。

    電源6のロッキング回路18は、デバイス1のマイクロプロセッサ3が区別することを可能にするために、2つのセンサ19または20のうちのいずれが、充電を始動したかを記憶しなければならないだけである。

    図9および図10に示すデバイス1の利点は、衝撃センサ17あるいは衝撃センサ19および20が、加速度計2およびマイクロプロセッサ3の回路として、1つでかつ同じ電子基板上で実施され、それにより、デバイス1が、銃火器内部でいずれの接続も必要としないスタンドアローン・モジュールを形成することである。

    マイクロプロセッサ3が、スタンドバイ・モードに置かれ、そのモードでは、マイクロプロセッサ3が、非常に低い電流、たとえば、1マイクロアンペア未満を消費する場合、また、マイクロプロセッサ3を再起動し、前記スタンドバイ・モードから抜け出させるのに長くかからない、たとえば、数十マイクロ秒である場合、図11および図12に示すように、デバイスをオンするためではなく、マイクロプロセッサ3をスタンドバイ・モードからウェーク・アップさせるために、上述したセンサを使用することが有利である。

    図11では、センサ17の一時的な閉鎖は、マイクロプロセッサ3の割り込み入力21において、マイクロプロセッサ3のウェーク・アップ信号21を起動させる。

    図12の特別な実施形態は、反対向きに設置され、それぞれが、マイクロプロセッサ3の異なるウェーク・アップ信号に接続され、たとえば、それぞれが、マイクロプロセッサ3が少なくとも2つのこうした入力を有する場合、2つの割り込み入力21および22において接続された、2つの一方向衝撃センサ19および20を利用する。

    こうして、マイクロプロセッサは、2つのセンサのうちのいずれが、マイクロプロセッサを最初に再起動したかを特定することによって、初期インパルスの方向を判定し、それにより、発射された空砲と実弾を区別することができる。

    本発明が、上述の例に制限されるのではなく、添付特許請求項に規定される本発明の範囲内に依然として留まったままで、上述した自動または半自動銃火器によって発射される発砲を検出し、計数するデバイスに対する多くの変更を行なうことができることが明らかである。

    自動または半自動銃火器によって発射される発砲を検出し、計数する本発明によるデバイスの略図である。

    発射している間の、時間の関数としての、図1のデバイスの加速度計の信号の図である。

    図2の図と類似の図である。

    図2の図と類似の図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    本発明によるデバイスの変形形態を示す図である。

    符号の説明

    1 デバイス 2 加速度計 3 マイクロプロセッサ 4 メモリ 5 通信インタフェース 6 エネルギー源 8 ディスプレイ 9、10、11 光インジケータ 12 銃火器 13 機械式インタフェースまたはアクチュエータ 14 リアルタイム・クロック 15 位置特定システム 16 電子回路 17 衝撃センサ(スイッチ)
    18 ロッキング回路 19、20 一方向衝撃センサ 21 割り込み入力

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