Automatic gun of 抽筒 equipment

申请号 JP23456688 申请日 1988-09-19 公开(公告)号 JPH0789036B2 公开(公告)日 1995-09-27
申请人 豊和工業株式会社; 防衛庁技術研究本部長; 发明人 徹 岩田; 秀一郎 津村; 勝之 稲垣; 徹 蛯名;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】スライドの遊底収納孔に収納された遊底に、先端部に抽筒爪を有する抽筒子を回動自在に枢着し、その抽筒子を抽筒爪が打ち殻薬きょうに引掛かる方向へ付勢し、抽筒爪が打ち殻薬きょうの薬きょう起縁部を引掛けて薬室より抜き出す自動銃の抽筒装置において、抽筒子に、スライド閉鎖状態で付勢力により遊底収納孔内面に当接して抽筒爪を打ち殻薬きょうから離す作動突起を設け、遊底収納孔の内面に、スライド後座状態で作動突起を入り込ませて抽筒爪を打ち殻薬きょうに係合させる作動凹溝を設けてなる自動銃の抽筒装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動銃の抽筒装置に係り、抽筒不良の根絶を期すものである。

    (従来の技術と問題点) うまでもなく抽筒子は、撃発後の打ち殻薬きょう(以下薬きょうと称す)を薬室より抜き出して次弾の装填にそなえるものであるが、従来の抽筒子4は第3図に示すように、遊底1に穿った収納室5に装着した抽筒子4の作動腕6をばね7にて付勢し、遊底1が復座して閉鎖を行なう際に、ばね7に抗して抽筒爪13が薬きょう14の起縁部15を乗り越え、抽筒爪13が起縁部15を引掛けるようになっている。 したがって従来の抽筒子4では、閉鎖から撃発、抽筒及び蹴子8による蹴り出しが行なわれるまでの間、常に抽筒爪13は起縁部15を引掛けている。 以上の如くであるから、撃発時の急激な腔圧の上昇により発生する薬きょう14の変形、これに伴う衝撃が直接抽筒子4に伝わり、衝撃によって抽筒子4は跳ね上げられる形となって起縁部15の引掛けを解除するおそれがあり、この瞬間に遊底1が後座すると抽筒不良となる。 上記トラブルも、30口径クラス以上の大口径銃で薬きょうが大型肉厚であり、最大腔圧も比較的低い銃の場合は、発生する衝撃そのものが小さいのに加え、抽筒爪13と起縁部15
    との掛り代を大きくすることができるので、実用上抽筒不良は殆ど発生しない。

    しかしながら、現在軍用銃の主流となりつつある22口径クラスの小口径銃の場合は薬きょう14が小型薄肉であり、抽筒爪13と起縁部15との掛り代も0.5〜0.6mmと僅かしか取れないのに加え、最大腔圧も比較的高圧となって衝撃も大きく、上記抽筒不良は大口径銃に比してより重大な問題となって来る。 しかし、未だこの問題の解決はなされていない。

    (問題点を解決するための手段とその作用) 本発明は上記従来の抽筒装置の欠点に鑑み、スライドの遊底収納孔に収納された遊底に、先端部に抽筒爪を有する抽筒子を回動自在に枢着し、その抽筒子を抽筒爪が打ち殻薬きょうに引掛かる方向へ付勢し、抽筒爪が打ち殻薬きょうの薬きょう起縁部を引掛けて薬室より抜き出す自動銃の抽筒装置において、抽筒子に、スライド閉鎖状態で付勢により遊底収納孔内面に当接して抽筒爪を打ち殻薬きょうから離す作動突起を設け、遊底収納孔の内面に、スライド後座状態で作動突起を入り込ませて抽筒爪を打ち殻薬きょうに係合させる作動凹溝を設け、撃発時に抽筒爪が薬きょう起縁部を引掛けることなく両者の関係を断つことにより、上記抽筒不良の問題を解決したものである。

    (実施例) 以下、本発明は、実施例を示す図面により詳細に説明する。 第1図は閉鎖状態を示す本発明の自動銃の抽筒装置の実施例を示すが、まず従来例と同一部分について簡単に説明する。 遊底1は、スライド2に穿った遊底収納孔3に、摺動および一定範囲の回動が自在に収納されており、抽筒子4も遊底1に穿った収納室5内に回動自在に枢着され、抽筒子4の作動腕6と遊底1との間で圧接したばね7により、抽筒子4を図においてピン4aまわりで時計方向に付勢している。 その他、蹴子8、撃針9および閉鎖ラグ10等の構成は全て従来と同様である。

    以上において本発明では、上記抽筒子4の作動腕6の一端寄り上面に作動突起11を突設し、また遊底収納孔3には、作動突起11より銃口側に位置させ作動凹溝12を穿設する。 しかし、作動突起11後端から作動凹溝12後端迄の間隔L1は、後で説明するスライド2のみが単独で後退する長さL2(第2図)より短い間隔に設定するとともに、
    本発明の如く遊底1が回転して閉鎖する方式では、その回転を許容する範囲の作動凹溝12の横巾を円周方向に設けなければならない。

    以上の如くであるから、本発明における抽筒子4は、第1図に示す閉鎖状態では、作動突起11が遊底収納孔3の内周面に当接して回動が制され、抽筒爪13が薬きょう起縁部15を引掛けることなく両者の連繋は断たれており、
    これにより撃発時に薬きょう14に発生する衝撃は伝播しない。 上記において撃発が行なわれると、ガス圧の作用により、まずスライド2だけが単独で第2図にL2で示す長さだけ後座し、腔圧が高圧状態で閉鎖が解放される危険を防止するため、撃発から閉鎖解放までに所定の時間差を持たせる。 このことは周知である。 このようにスライド2のみが後座すると、今迄遊底収納孔3の内周面に作動突起11が当接し回動が制されていた抽筒子4は、作動突起11が作動凹溝12に入り込むことにより第2図に示す如くピン4aまわりで回動し、この回動で始めて抽筒爪
    13が薬きょう起縁部15を引掛けて抽筒可能な状態となり、この時未だ閉鎖は解除されていない。 この後、スライド2がなおも単独で所定長さ後座し、図示を省略したカム溝とカムピンとの作用で遊底1が回転して閉鎖を解除し、以後遊底1はスライド2に引掛けられ両者一体となって後座するので、抽筒爪13に引掛けられた薬きょう
    14は確実に薬室16から抽筒され、蹴子8によって蹴り出される。 後座が終ると当然に復座が行なわれ、復座によって抽筒子4は再び第1図の状態に復して次の撃発のために待機する。

    (発明の効果) 本発明は以上詳述したように、撃発時に抽筒子の抽筒爪と薬きょうとの連繋を断ち、薬きょうに発生する強烈な衝撃が抽筒子に伝播しないように、撃発終了後スライドが後座することによって薬きょう起縁部を引掛けるようにしたので、抽筒不良は完全に防止され、さらに本発明の採用により部品点数も増加することなく、極めて簡単な構成ですむので作動不良も発生することなく、容易に所期の目的を達し得るものである。

    【図面の簡単な説明】

    図面は本発明の実施例を示し、第1図は要部の断面図、
    第2図は作動説明図、第3図は従来装置を示すものである。 1……遊底、2……スライド、4……抽筒子、5……作動突起、12……作動凹溝、13……抽筒爪、14……打ち殻薬きょう。

    フロントページの続き (72)発明者 蛯名 徹 東京都世田谷区池尻1丁目2番24号 防衛 庁技術研究本部内 (72)発明者 岩田 徹 愛知県名古屋市中村区名駅2丁目32番3号 豊和工業株式会社内

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