Module portable weapon

申请号 JP2008187618 申请日 2008-07-18 公开(公告)号 JP2009041901A 公开(公告)日 2009-02-26
申请人 Benelli Armi Spa; ベネーリ アルミ エッセ.ピ.ア.Benelli Armi S.P.A.; 发明人 MORETTI LUIGI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a new module structure for a potable weapon. SOLUTION: This modular portable weapon has: a support module 100 constituted by a barrel 1 of the weapon; and a recocking module 101, a stock module 102, a storage module 103, a magazine module 104, an ammunition lifting and shooting mechanism module 105 which are mutually functionally independent and associated with the supporting module 100. The modular weapon allows an user to compose the weapon by choosing, for example, a type of barrel, stock and tubular magazine among the alternatives that are commercially available, with the characteristics best suited to his requirements. COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT
权利要求
  • モジュール式の携帯式武器であって、
    武器の銃身によって構成される支持モジュール、および機能的に相互に独立で前記支持モジュールに付随する一つ以上のモジュールを有すること、
    を特徴とするモジュール式の携帯式武器。
  • 当該銃身が、ロックおよび再撃鉄起しモジュールを有する外装または銃身延長部を有し、該モジュールが、武器の動作に必要な、発射室のロックと開放、薬きょうの排出、およびロックへの戻りのときの再撃鉄起しの機能の実行に適していること、を特徴とする請求項1に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 迅速連結具により当該支持モジュールに連結することのできる銃床またはハンドルモジュールを有することを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 弾倉モジュールおよび弾薬供給と発射機構のモジュールを収容するのに適した収納モジュールを有することを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該銃身が、当該銃身延長部にねじ込みによって取りつけられ、当該支持モジュールが、前記一つ以上のモジュールへの連結のための手段を有することを特徴とする請求項4に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該連結手段が、当該銃床モジュールのための連結具および当該収納モジュールのための連結具から成り、前記収納モジュールのための前記連結具がブロックから成ることを特徴とする請求項5に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該ブロックが、平坦な長い形を有して、当該銃身の外側輪郭面に強固に接合し、このブロックが、溶接によるか、または前記銃身の材料の一体機械加工によって得ることができることを特徴とする請求項6に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該ブロックが、両側に二つのガイドおよび一つの前部スロットを備え、これらが、当該収納モジュールを当該支持モジュールに係合させるためのシステムを構成する、前記収納モジュールの爪に係合するのに適していることを特徴とする請求項7に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該銃床モジュールが、該銃床のドロップとキャストを調節するための要素によって当該支持モジュールに連結されることを特徴とする請求項3に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該ロックおよび再撃鉄起しモジュールが当該外装または銃身延長部内に完全に収容される単一本体によって構成される旋回せん子から成り、
    せん子反跳ばねが前記旋回せん子に挿入され、回転ロックヘッドが前記旋回せん子内に取りつけられ、
    前記回転ロックヘッドがヘッド回転ピボットによって前記せん子に強固に連結され、前記ピボットが前記せん子に強固に連結されて、前記ロックヘッドの円筒形シャンク上に形成されるらせんカムに係合し、
    武器の慣性動作に必要な全質量がすべて前記旋回せん子に集中していること、
    を特徴とする請求項2に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該ロックおよび再撃鉄起しモジュールが当該旋回せん子内に形成される長さ方向の受け座に挿入される蹴子本体から成り、
    案内ピンが蹴子本体に挿入され、ばね案内ピン固定プレートに固定され、該プレートに、行程リミッターに対する旋回せん子の衝撃を弱めるためのダンパー、開放時に旋回せん子の行程が終わるせん子接合プレート、および蹴子ばねが順次に取りつけられ、
    旋回せん子および回転ロックヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュール上の前記蹴子の位置が、ロック動作の第一ステップ時に、蹴子ばねを補助回復ばねとしても作動させうるようなものであり、また前記位置が、蹴子ばね案内ピンが、持上げと武器の発射室への挿入時に弾薬を横方向に案内しうるようなものであり、
    さらに、回復ばね案内ピンが、回復ばね案内ピンが孔を通して旋回せん子に挿入され、回復ばねが後部凹部に取りつけられていて、該ばねが旋回せん子が閉鎖位置に戻ることを可能にし、
    さらに、発射ピンが旋回せん子に取りつけられ、対応するばねに挿入されたとき、回転ロックヘッド、ヘッド回転ピボット、およびせん子自身を通過し、保持ピンによってせん子に強固に連結されていること、
    を特徴とする請求項10に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該弾倉モジュールが、管状弾倉から成り、該弾倉が、前部に、スナップリングのための受け座を有し、その後端に、絞られた部分を有し、該絞られた部分が、該部分に挿入される弾薬押え棒を止めるのに適しており、武器への装填のための弾薬の挿入を妨害することなく、弾倉ばねのための保持器を与えるようになっており、
    環状要素を備えたフランジが、前記管状弾倉の前部に取りつけられ、二つの表面の粗い部分、および対応する戻りばねを有する止めボタンのための受け座、を有し、
    ロッドプラグが前記フランジに取りつけられ、該フランジがスナップリングによって管状弾倉に固定され、該スナップリンクは、スロットを通って、フランジの粗い部分に係合し、
    ロッドプラグに挿入され、ねじによってロックされた弾倉プラグが、管状弾倉の内部清掃を可能にすること、
    を特徴とする請求項4に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該収納モジュールが、金属インサートその他の強化要素なしで、成形により、プラスチック材料で作られることを特徴とする請求項4に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該収納モジュールが、人の手で武器をつかむための前部銃床として作用する部分、武器の発射機構を収容するための尾筒、および当該弾倉から出る弾薬の動作システムとして作用する部分、ならびにトリガーのための保護要素としてのトリガープレートとして作用する部分、から成ることを特徴とする請求項4に記載のモジュール式携帯式武器。
  • ばねが、当該前部銃床に挿入され、該ばねが、収納モジュールを支持モジュールに係合させるシステムを構成する、当該銃身の当該ブロックの当該ガイドに係合するのに適した爪を有する固定スリーブを引っ張ることを特徴とする請求項14に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • スライダーが、当該固定スリーブの受け座に係合し、前記スリーブを引っ込ませ、当該ばねを圧縮するために、前記スリーブの前面に対して手動で押すのに適していることを特徴とする請求項15に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 完全に集成された弾倉モジュールが、当該スリーブおよび対応する戻りばね内に、管状弾倉の絞られた部分が収納モジュールの止め歯に接触するまで、挿入され、
    この位置において、弾倉モジュール止めボタンが収納モジュールの壁に接触し、前記弾倉モジュールが不注意ではずれることを防止するようになっていること、
    を特徴とする請求項16に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該収納モジュールが弾薬保持レバーを有し、該レバーが、その前部により、武器に弾薬が装填されたとき、弾薬を弾倉モジュール内に保持することを特徴とする請求項4に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 収納モジュールの当該尾筒部分が、当該発射および弾薬供給機構のすべてを収容することを特徴とする請求項17に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 追加の要素の必要および道具の助けなしで、武器を構成する当該モジュールを手操作で組み合わせることにより、完全に集成されることを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 当該銃身の当該ブロックが、当該弾倉モジュールの当該フランジの環状部分が係合する前部スロットを有することを特徴とする請求項6に記載のモジュール式の携帯式武器。
  • 说明书全文

    本発明は、モジュール式の携帯式武器に関する。

    銃腔が滑らかまたは銃腔に旋条のある携帯式武器は、一般に、鋼または軽合金たとえばエルガル(Ergal)で作られたフレーム(frame)または尾筒(receiver)を有している。 ばねおよび弾薬プッシャー(pusher)を有する弾倉管が、一般に、尾筒の前部にねじ込みによって取りつけられる。 銃床が取りつけられる、反跳ばねを有する管が尾筒の後部に取りつけられる。

    一般に、銃身延長部は、発射室、および尾筒から分離されている引き金プレートに取りつけられた発射機構をロックするための対応するせん子を有する尾筒内に収容される。

    銃身は、銃身案内リングによって、弾倉の前端部に連結され、弾倉にねじ込まれるねじ付きキャップによって、案内ロッドとともに前記前端部に集成されたままに保たれる。

    従来の武器を全体として考えると、明らかに、分解すると、特定の機能を持つ独立モジュールの特性を有しない一連の要素に分けられる。

    実際、ねじ付きキャップのねじをゆるめることにより、たとえば、弾倉管ではなく、案内ロッドが分解される。 また、銃身を尾筒から分解する場合にも、ロックアセンブリがモジュール式に分解されることはない。

    銃床が分解されると、通常、相互に連結されておらず、したがって紛失しやすい一連の個別要素となる。 同じことは、弾倉管が分解されたときにも起こり、以下同様である。

    従来の武器において、支持構造物が、フレーム/尾筒と弾倉管によって構成されるアセンブリと、銃身によって構成されるアセンブリとから成る場合、外装または銃身延長部と銃身案内リングは、固定キャップを弾倉管にねじ込むことによりロックされて、銃身の通常の振動が抑制され、発射特性に対する悪影響が生じうる。

    本発明の包括的目的は、前記先行技術の欠点を克服する、携帯式武器の新しいモジュール式構造を提供することである。

    本発明の一つの個別目的は、滑らかな銃腔または旋条のある銃腔を有するモジュール式の携帯式武器であって、モジュール部品が相互に独立であり、すなわち、それぞれがそれ独自の機能を果たし、すべてのモジュールが特定の道具の必要なしで相互に集成できるような携帯式武器を提供することである。

    本発明のもう一つの個別目的は、要素の数を少なくし、また場合によってはそれらを組合せて従来知られているものとは実質的に異なる新しい要素を得ることにより、より簡単でより信頼性の高い携帯式武器を提供することである。

    前記包括的目的と個別目的、および以下でよりはっきりするその他の個別目的は、武器の銃身によって構成される支持モジュール、および一つ以上の相互に独立な機能モジュールによって構成される支持モジュールから成ることを特徴とするモジュール式の携帯式武器によって達成される。

    その他の特徴と利点とは、添付の図面に示す非限定例に即してなされる、本発明の好ましいが非排他的な実施形態の説明から、よりはっきりするであろう。

    添付の図面において、本発明のモジュール式の携帯式武器は、全体を番号100で示す支持モジュール、参照番号101で示す、旋回せん子および回転ロックヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュール、銃床またはハンドルモジュール102、および収納モジュール103から成る。 この収納モジュールは、弾倉モジュール104、および全体を参照番号105で示す弾薬持上げおよび発射機構モジュールを収容するのに適している。

    支持モジュール100は、銃身1から成り、該銃身は外装または銃身延長部2を備えており、また該銃身には、システムのすべての他のモジュール要素が取りつけてある。

    旋回せん子および回転ロックヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュール101は、外装または銃身延長部の内部に取りつけられ、ロック、開放、薬きょう排出、および武器の正しい動作に必要なロックへの戻りのときの再撃鉄起しのためのすべての機能を実行することができる。 武器の発射室のロックと開放のためのすべての可動要素、旋回せん子質量、反跳ばね、せん子回復ばね、蹴子および対応するばねは、銃身延長部内に収容され、従来の武器におけるように分散されてはいない。

    武器の銃床を構成するモジュール102は、銃身延長部を備えた銃身によって形成される前記支持モジュールに取りつけられている。 銃床またはハンドルモジュールは、いろいろなタイプのものとすることができ、たとえば、ピストル握把銃床、ピストルハンドルを有する銃床、伸縮式銃床、その他とすることができ、いろいろな銃床取りつけ要件にしたがって構成された武器を簡単に得る可能性が保証される。

    収納モジュール103は、支持モジュール100に係合し、弾倉モジュール104は、収納モジュール内に取りつけられ、従来の武器に通常存在するねじがまったくないために、武器から簡単に分離することができる。

    いろいろな長さの管状弾倉が使用できることにより、いろいろな動作要件に応じて、多数または少数の弾薬を収容する管状弾倉を有する武器を簡単に得ることができる。

    収納モジュール103は、人の手で武器をつかむ前部銃床(forestock)の機能、武器の発射機構を収容する要素としてのフレームと、弾倉の弾薬の排出および持上げのためのシステムとの機能、およびトリガー保護要素としてのトリガープレートの機能、の三重の機能を有する。 この新しい要素は、外装または銃身延長部を有する銃身によって構成される支持モジュール100に、ねじまたはねじ付きキャップを必要とせず、滑動スリーブ上に形成された爪だけで単に係合するだけである。 前記スリーブは、外装または銃身延長部の後部に強固に連結される銃床モジュールのプレートへのかみ合い連結により、銃床モジュールの前部内に取りつけられる。

    発射モジュール105は、収納モジュール103内部に、これと一体成形されたトリガープレートのところに取りつけられる。 弾倉モジュール104は、単に、収納モジュール103の前部内に収容されているだけであり、該収納モジュールを銃身に固定するスリーブ内部を通過している。 次に、弾倉104は、銃身に係合する。

    以下、各モジュールについて、詳しく説明する。

    図11を参照すると、本発明の支持モジュール100は、銃身1と銃身延長部2とから成り、銃身1に溶接されたブロック3を有している。

    ブロック3は、平坦で長い形を有し、銃身1の外輪郭にぴったりとはまり、これは、銃身に溶接するか、または銃身1自身の材料を一体機械加工するかのどちらによっても、得ることができる。

    銃身1に溶接するかまたは銃身1から加工することのできるブロック3は、両側に二つのガイド5および前部スロット6を備え、これらは、以下で明らかになるように、相互にねじ込む必要なしで、集成されたモジュール式の携帯式武器システムを維持するのに使用される。

    外装または銃身延長部2は、旋回せん子および回転ロックヘッド101を有するロックおよび再撃鉄起しモジュールの全体を収容するだけの長さを有し、後部に、対応する迅速係合システムを備えた銃床またはハンドルモジュール102の迅速係合のために、この場合ねじ付き部7によって構成される連結受け座を備えている。

    図2からわかるように、銃床またはハンドルモジュール102の迅速係合システムは、実質的に環状本体121から成り、該本体は、ねじ付き部122、銃床の心合わせのための円筒形ステム123、および皿ばね125のための内部受け座を有する。

    固定ナット126は、シャンクを有し、該シャンクは、皿ばね125と環状本体121の内部を通過し、スナップリング128による、皿ばね125の環状本体121への取りつけが確実になされるようになっている。 スナップリング128は、固定ナット126のシャンクの後端に成形されている受け座に係合する。

    したがって、集成された環状本体121は、少なくとも初期ステップにおいては、銃床に取りつけられた引張り材113のねじ付きステムに、自由にねじ込むことができる。

    この迅速連結具は、また、銃床またはハンドル102に対して、接合プレート124によって構成される調節要素によって、武器の照準線に対する所定のドロップとキャストとを与える可能性をも提供する。

    プレート124の厚さは、武器の照準線に対して持つべきドロップとキャストに応じて首尾よく決定される。

    したがって、プレート124の厚さは、垂直軸上で考えたときも、平軸上で考えたときも、異なっている。

    銃床モジュール102は、支持モジュールの銃床延長部2において、支持モジュールに取りつけられる。

    迅速連結具を取りつけた銃床モジュール102を集成するためには、銃床モジュールを外装または銃身延長部2に隣接するように配置すれば十分である。 外装または銃身延長部2は、その後部内に、ねじ付き部7を有し、該ねじ付き部は環状本体121に備えられた対応するねじ付き部122にねじ込むのに適している。

    ねじ込みは、環状本体121全体を銃身延長部2内に挿入することにより、迅速に行われる。 この挿入時に、ねじ付き部122を銃身延長部2内に形成されている凹部と整列するように注意する。 この整列は、たとえば、銃床のピストル握把136を、武器の垂直軸に対して、横位置、すなわち90°に保ち、それから、環状本体121のねじ付き部122を外装または銃身延長部2のそれぞれのねじ付き部7に、銃床の回転運動により、ねじ込むことにより、簡単に得られる。 銃床は、行程リミッターの接触により自動的に決定される回転端位置を有する。

    迅速連結具を備えた銃床モジュール102は、回転が終了して、銃床のピストル握把136が武器の垂直軸と整列したとき、武器に正しく取りつけられたことになる。

    プレート124によって与えられる銃床102のドロップとキャストとは、銃床モジュール102全体が支持モジュール100に取りつけられたときに定まる。

    この迅速連結具には、銃床にねじ込まれる引張り材113が取りつけられている。

    銃床モジュール102が支持モジュール100にねじ込まれると、皿ばね125の圧縮により、銃床モジュール102、プレート124、および迅速連結具の環状本体121の間に完全な接合が確保される。

    銃床モジュール102を武器から取りはずしてから、ナット126をゆるめて、環状本体121を取りはずし、前記プレート124を交換または単に裏返して、ナット126をふたたびねじ込んで、銃床がふたたび武器に取りつけられたときに、銃床の異なるドロップまたはキャストを得ることができる。

    図3は、旋回せん子および回転ロックヘッド101を有するロックおよび再撃鉄起しモジュールを示す図である。 このモジュールは、単一体から成り、該単一体は、外装または銃身延長部2内に完全に収容され、武器の発射室をロックするためのロック手段、開放手段、薬きょう排出手段、およびロックへの戻り時の再撃鉄起し手段を有する。

    旋回せん子およびロックヘッド101を有するロックおよび再撃鉄起しモジュールは、旋回せん子201を有し、該せん子にはせん子反跳ばねが挿入され、回転ロックヘッド203が取りつけられている。

    回転ロックヘッド203は、ヘッド回転ピボット204によってせん子201に継ぎ手連結され、このヘッドは、武器の動作に必要なすべての可動質量をせん子に集中させるために、せん子に継ぎ手連結され、図には示さない、ロックヘッドの円筒形シャンクに備えられたらせんカムに係合している。

    武器の慣性動作に必要な全質量は、すべて旋回せん子201に集中し、該せん子は、武器の外装または銃身延長部内に収容されていて、システムの要素が集成される要素となっている。

    回転ロックヘッド203は、そのステムに備えられたらせんカムによって決定される回転運動における、らせん傾斜面の寄与により、武器の発射室のロックおよび開放を行う。 この傾斜面は、相互に収束し、回転ロックヘッドおよび旋回せん子の両方に備えられている。 この傾斜面は、ロック動作中に、慣性システムのばねに接触したとき、旋回せん子の起こりうる跳ね返りを防止する。

    モジュール101は、蹴子モジュール208を有し、該蹴子は旋回せん子上に形成された長さ方向の受け座に挿入される。

    案内ピン209が蹴子本体208に挿入され、ばね案内ピン固定プレート211に固定されている。 該プレートには、旋回せん子のその行程リミッターへの衝撃を弱めるためのダンパー212、動作時に旋回せん子の行程が実際に終わるせん子接合プレート213、および蹴子ばね214が順次に取りつけられている。

    旋回せん子および回転ロックヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュール上の蹴子208の位置は、ロック動作の第一段階中に、蹴子ばね214が補助反跳ばねとしても動作することを可能にし、また蹴子ばね案内ピン209が弾薬の持上げと武器の発射室への挿入時に弾薬を横方向に案内することを可能にするようなものである。

    反跳ばね案内ピン219は、孔を通して、旋回せん子201に挿入され、反跳ばね220は、後部において適当な溝に取りつけられ、旋回せん子201が閉鎖位置に戻ることを可能にする。

    発射ピン225が、旋回せん子201に取りつけられ、図には示さない対応するばねに挿入されて、回転ロックヘッド203、ヘッド回転ピボット204、およびせん子を通過し、保持ピン227によって、せん子に強固に連結されている。

    図4と5に明瞭に示すように、弾倉モジュール104は、管状弾倉8から成り、弾倉8は、その前部に、スナップリングのための受け座9を有し、またその後部に、絞られた部分10を有する。 絞られた部分10は、弾薬押え棒(presser)11を止めるのに適しており、弾薬押え棒11は、弾薬を武器に装填するための挿入を妨害しないで弾倉ばね12のための押えを与えるように、弾倉8に挿入される。

    環状部分14、表面の粗い二つの部分15、および対応する戻りばね18を有する止めボタン17のための受け座16を備えたフランジ13が、管状弾倉8の前部に取りつけられている。

    棒プラグ20がフランジ13に取りつけられ、該フランジは、スナップリング19によって、管状弾倉8に固定され、スナップリング19は、スロット21を通過して、フランジ13の表面の粗い部分15に係合する。

    管状弾倉8の内部清掃ができるように、棒プラグ20に挿入され、ねじ23で固定される弾倉プラグ22が使用されている。

    弾倉モジュールの全体は、本発明により、モジュール式武器の他の要素とは独立に、図5に示すように集成され、先行技術の武器で普通であることと異なり、それ自身が武器の完全集成のための支持要素とはならない。

    図5から明らかなように、異なる長さの管状弾倉8を使用することにより、使用者は、簡単に、それぞれ異なる数の弾薬を収容する何種類かの管状弾倉を使用することができる。

    弾倉管モジュール104の全体は、収納モジュール103内に収容されるが、しかし図6に示すように、その一体部分とはならない。

    収納モジュール103は、金属インサートその他の強化要素の必要なしで、成形により、プラスチック材料で作ることができる。

    収納モジュール103は、人の手で武器をつかむための前部銃床として作用する部分25、武器の発射室および弾倉から出る弾薬を作動させるためのシステムを収容する尾筒として作用する部分26、引き金保護要素としての引き金プレートとして作用する部分27、から成る。

    ばね28が前部銃床25内に挿入されており、これは、支持モジュール100を有する収納モジュール103に係合するシステムを構成する、銃身1のブロック3のガイド5に係合する爪30を有する固定スリーブを引き出すのに役立つものである。

    スライダー32が固定スリーブ29の受け座31に係合し、スリーブ29を後退させ、ばね28を圧縮するために、スライダー32の前面33が人の手で押される。

    完全に集成された弾倉管モジュール104は、スリーブ29および対応する戻りばね28に挿入され、この挿入は、管状弾倉8の絞られた部分10が収納モジュール103の止め歯35に接触するまでなされる。

    この位置において、弾倉モジュール104の止めボタン17は収納モジュール103の壁36に接触し、弾倉モジュール104が不注意で引出されるのを防ぐ。

    このタイプの先行集成により、弾倉モジュールが不注意で落下するのが確実に防がれる。 武器の完全集成が完了すると、弾倉モジュール自身は、武器に実に強固に固定されるが、このモジュールは、それ自身を他の要素に強固に固定するねじを備えていない。

    収納モジュール103は、弾薬保持レバー37を有し、該レバーは、武器に弾薬が装填されたとき、その前部38によって、弾薬を弾倉モジュール104内にとどめる。

    収納モジュール103の尾筒26の一部分は、全体を参照番号105で示す、発射および弾薬供給機構の全体を収容している。 この機構そのものは、公知であるので、ここでは説明しない。

    図7に模式的に示すように武器の完全集成は、武器を構成するいくつかのモジュールを単に相互に組み合わせるだけで、非常に迅速に実行される。 このとき、従来の武器において武器の最終集成時に必要であった付加要素、たとえば銃身固定キャップ、案内ロッド、その他が必要でない。

    支持モジュール100に、支持モジュール内に取りつけられて銃床モジュール102によってそこに保持される、旋回せん子101を有するロックおよび再撃鉄起しアセンブリがすでに集成され、支持モジュールが外装または銃身延長部2の後部に係合すると、前記のようにすべての要素が集成された収納モジュール103を取り上げ、そのタブ40をプレート124に形成されているスロット141に隣接配置すれば十分である。 このプレートは、前記モジュールが相互に係合されるまで、銃床モジュールに属する。

    それから、一指でスライダー32の表面33を押すことにより、スリーブ29が引っ込み、ばね28に対して保持されることにより、該ばねが圧縮され、このばねは、実質的に銃身1の軸または支持モジュール100に平行な軸に全収納モジュール103を整列させることができるような位置に動かされ、スリーブ29の爪30を、銃身1に溶接またはこれから成形されるブロック3に備えられたガイド5に対して引っ込んだ位置に保つ。 このことは図8に明瞭に示されている。

    図6に明瞭に示されているように、この位置では、弾倉モジュール102に属するフランジ13の環状部分14が銃身1に溶接またはこれから成形されるブロック3の前部スロット6に係合し、弾倉モジュールが受けるすべての応に耐えることのできる連結が与えられるが、このとき弾倉モジュールは他の武器要素にねじ込まれることはない。

    容易にわかるように、支持モジュール100は、その面43の、外装または銃身延長部のそれぞれの面44との接触により、弾薬保持レバー37のための支持体としても作用する。

    このようにして、武器が空であることを警告するために、旋回せん子を有するロックおよび再撃鉄起しモジュールが開放位置にあるとき、弾薬保持レバーに対してその回復ばねによって生成されるすべての応力は、本発明にしたがって、直接、システムの支持モジュールの外装または銃身延長部2に伝わり、収納モジュール103には伝わらない。

    また、この簡単な解決策により、従来の武器では必要であって、前述の機能を果たす尾筒を省くことができ、収納モジュール103の構成を簡単にすることができる。 これは、本発明のモジュール式の携帯式武器のもっとも重要な新機軸の一つである。

    この時点において、戻りばね28の推力下で、図9に示すように、スリーブ29を前方移動させるためには、スライダー32の面33に対する指の圧力を除去し、銃身1に溶接またはこれに成形されるブロック3のそれぞれのガイド5に対するスリーブ29の爪30の係合が得られるようにするだけで十分である。

    図10は、爪30が、銃身1に溶接またはこれに成形されるブロック3のそれぞれのガイド5に係合した状態のスリーブ29の詳細図である。

    この簡単な長さ方向係合により、本発明のモジュール式武器の集成は完了する。

    このモジュール式武器は、銃身および外装または銃身延長部から成る単一の支持モジュールを有し、この支持モジュールに追加要素の使用なしで他のモジュールを付加使用することができる。

    武器の使用時に弾薬の発射によって生成される応力は、主として、支持モジュールに対して加えられる。

    武器のすべての要素は、相互に独立なモジュールから成るモジュール式システムの部分である。 各モジュールは、その独自の機能を果たし、武器の最終集成のための道具の必要なしで、すべて手操作で組み合わせることができる。 これにより、使用者は、市販のモジュールのなかから、その要件にもつともよく合う、いろいろな長さの銃身といろいろな照準器タイプの支持モジュール、いろいろなタイプの握把を有する銃床モジュール、相互に異なる数の弾薬を収容する管状弾倉モジュール、を選択することができる。

    実際に使用してわかったところでは、本発明は意図する包括的目的と個別目的とを達成するものであり、提供されるモジュール式の携帯式武器においては、主要な機能が各種主要部品に割り当てられ、これらの部品は、実際に独立のモジュールであり、各種要件にしたがって構成される武器を簡単に得るために相互に組み合わせることができるように提供される。

    実際、本発明によるモジュール式の携帯式武器は、携帯式武器、たとえば銃腔が滑らかなライフルまたは銃腔が旋条を有するライフル、に従来存在した主要素を完全に新しいやり方で配置するものである。 また、これらの要素に異なる機能を付与することさえできる。

    本発明のモジュール式の携帯式武器は、従来の武器に比して、構造的に簡単であり、要素の数が少ない。

    外装または銃身延長部を有する銃身によって形成される支持モジュールは、旋回せん子および再撃鉄起しヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュールを備えている。 前記ヘッドは、外装または銃身延長部そのものの内部に取りつけられ、武器の正しい動作に必要な、ロック、開放、薬きょう排出、およびロックへの戻り時の再撃鉄起しのすべての機能を実行することができる。 このようにして、システムの効率、簡単さ、機能性に関して相当の利点が与えられ、新機軸の一つのモジュールを備えることにより要素の数が減少する。 このモジュールでは、武器の発射室のロックおよび開放のためのすべての可動部品、旋回せん子の質量、反跳ばね、せん子回復ばね、蹴子および対応するばねが、外装または銃身延長部内に収容され、従来公知の武器におけるような、分離したやり方では配置されていない。

    武器の銃床を構成するモジュールは、迅速連結具により、外装または銃身延長部を備えた銃身によって構成される前記支持モジュールに取りつけられる。 前記迅速連結具は、外装に係合させたとき自動的に得ることのできるドロップとキャストとを有する。 このようにして、いろいろなタイプの銃床、たとえばピストル握把銃床、ピストルハンドル銃床、伸縮式銃床その他、を備えたいろいろなモジュールを使用できるということにより、各種銃床取りつけ要件にしたがって構成される武器を簡単確実に得ることができる。

    また、外装または銃身延長部を有する銃身によって構成される支持モジュールへの武器の他のモジュール要素の係合も可能である。 そのような他のモジュールは、管状弾倉からなり、該弾倉は、従来の武器に通常存在するねじがまったくないため、その内部要素の分解の必要なしで、武器から簡単に取りはずすことができる。 このようにして、いろいろな長さの管状弾倉が使用できるため、使用の各種要件に応じて、簡単に、武器が多数または少数の弾薬を収容する管状弾倉を有するようにすることができる。

    本発明の支持モジュールは、従来の武器と異なり、いくつかの要素を備える必要をなくすことを可能にするものである。 その要素というのは、たとえば、鋼または軽合金製のフレームまたは尾筒、これに強固に連結された弾倉管、および武器の尾筒-銃身-前部銃床システムのロックキャップである。 また、内部に埋め込まれた金属インサートまたは他の強化要素の必要なしでプラスチック材料を成形することによって、新しい要素すなわち収納モジュールを、一体に作ることができる。 この収納モジュールは、三重の機能、すなわち、人の手で武器をつかむ前部銃床の機能、武器の発射機構を収容するための要素のとしての尾筒の機能、および弾倉の弾薬の排出と持上げ作動システムとトリガー保護要素としてのトリガープレートとの機能、を有する。

    この新しい要素である収納モジュールは、その外装または銃身延長部を有する銃身によって構成される支持モジュールと単に係合させられるだけであり、このとき、ねじまたはねじ付きキャップを必要とせず、支持モジュールの前部内部に取りつけられた滑動スリーブに備えられた爪だけによって、外装または銃身延長部の後部に強固に連結された銃床モジュールのプレートへのかみ合いにより、前記係合がなされる。

    本発明は、武器を、大体において、武器の二つの重要な部分たとえば銃身アセンブリと尾筒アセンブリが得られるまで集成されるサブアセンブリに集成される一組の要素として考える必要がなく、それぞれがその独自の機能を果たすことができ、すべてを道具なしで集成することのできる一組の独立のモジュール部品として考えることができる携帯式武器を提供するものである。

    したがって、本発明のモジュール式の携帯式武器は、末端の使用者が、その要件にもっともよく合う特性を有する市販の候補物の中から、たとえば、あるタイプの銃身、銃床、あるいは管状弾倉を選択することによって、武器を構成することができる。

    本出願は、イタリア特許出願第MI2007A001473号(2007年7月20日出願)の優先権を主張するものである。 同出願明細書の記載事項を参照されたい。

    本発明のモジュール式の携帯式武器の要素の分解斜視図である。

    本発明の武器の銃床モジュールの断面斜視図である。

    旋回せん子および回転ロックヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュールの斜視図である。

    武器の弾倉モジュールの要素の分解斜視図である。

    集成された状態の、弾倉モジュールの拡大断面斜視図である。

    弾倉モジュールと、武器の支持モジュールへの係合を可能にするすべての他の内部要素とを備えた、収納モジュールの断面斜視図である。

    集成ステップにあるシステムの断面斜視図である。

    完全に集成されたシステムの断面斜視図である。

    集成されロックされたシステムの、図8に類似の斜視図である。

    完全に集成された配置で、それぞれスリーブおよび外装または銃身延長部に備えられた集成爪の細部を示す拡大斜視図である。

    銃身と外装または銃身延長部とによって構成される、本発明の武器の支持モジュールの斜視図である。

    符号の説明

    1 銃身
    2 外装または銃身延長部
    3 ブロック
    5 ガイド
    6 前部スロット
    7 ねじ付き部
    8 管状弾倉
    9 スナップリングのための受け座
    10 絞られた部分
    11 弾薬押え棒
    12 弾倉ばね
    13 フランジ
    14 環状部分
    15 表面の粗い二つの部分
    16 17のための受け座
    17 止めボタン
    18 戻りばね
    19 スナップリング
    20 棒プラグ
    21 スロット
    22 弾倉プラグ
    23 ねじ
    25 前部銃床として作用する部分
    26 尾筒として作用する部分
    27 引き金プレートとして作用する部分
    28 戻りばね
    29 固定スリーブ
    30 爪
    31 受け座
    32 スライダー
    33 32の前面
    35 止め歯
    36 103の壁
    37 弾薬保持レバー
    38 37の前部
    40 タブ
    43 100の面
    44 2の面
    100 支持モジュール
    101 旋回せん子および回転ロックヘッドを有するロックおよび再撃鉄起しモジュール
    102 銃床またはハンドルモジュール
    103 収納モジュール
    104 弾倉モジュール
    105 弾薬持上げおよび発射機構モジュール
    113 引張り材
    121 環状本体
    122 ねじ付き部
    123 円筒形ステム
    124 接合プレート
    125 皿ばね
    126 固定ナット
    128 スナップリング
    136 銃床のピストル握把
    141 スロット
    201 旋回せん子
    203 回転ロックヘッド
    204 ヘッド回転ピボット
    208 蹴子モジュール
    209 蹴子ばね案内ピン
    211 ばね案内ピン固定プレート
    212 ダンパー
    213 せん子接合プレート
    214 蹴子ばね
    219 反跳ばね案内ピン
    220 反跳ばね
    225 発射ピン
    227 保持ピン

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