Connecting pin for connecting the weapon components

申请号 JP2011542847 申请日 2010-11-04 公开(公告)号 JP2012513013A 公开(公告)日 2012-06-07
申请人 ヘックレル・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー; 发明人 コーラー,ダニエル; フルール,ノーバート;
摘要 The pin (1) has supporting sections (6a, 6b) axially inserted in supporting areas (33a, 33b) at a weapon component (51) i.e. housing lower part. An adjusting section (5) is axially inserted in an adjusting area (35) at another weapon component (49) i.e. housing upper part. A clamping spring (15) acts on clamping elements (17) via a force transmitting coupler. The clamping spring exerts adjusting force on the adjusting area. The adjusting area and the supporting areas are adjusted and/or pre-stressed against each other transverse to a longitudinal axis of the coupling pin.
权利要求
  • 武器の構成部品(49、51)、特に武器のケース構成部品を取り付けるための連結ピン(1)であって、
    少なくとも一つの支持領域(6a、b)を有する武器の構成部品(51)を支持面(33a、b)内で軸方向に、そして少なくとも一つの位置決め領域(5)を有する武器の他の構成部品(49)を位置決め面(35)内で軸方向に取り外し可能に挿入でき、
    それにより、力伝達結合によって調整可能な調節要素(17)に対して調節ねじ(15)に直角に作用し、前記連結ピン(1)から前記位置決め領域(5)に延在して調整力を前記位置決め面(35)にかける、軸方向に調整可能なばね式調節ねじ(15)が前記連結ピン(1)の中に設けられ、
    前記位置決め面(35)と前記支持面(33a、b)が調整され、さらに/または、互いに対して前記連結ピン(1)の長手の軸に対して直角に締結される連結ピン(1)。
  • 締結位置と弛緩位置の間で操作装置によって調整可能であり、前記弛緩位置にあるときに、前記連結ピンを前記武器の構成部品(49、51)から取り外すこと、またはその内部に設置することが可能であり、前記締結位置にあるときには、前記位置決め面(35)と前記支持面(33a、b)は調整され、さらに/または互いに対して締結される請求項1に記載の連結ピン(1)。
  • 二つの支持面(33a、b)の間に位置する位置決め面(35)を接続するように構成された請求項1または2に記載の連結ピン(1)。
  • 前記調節ねじ(15)は、力伝達接続を形成する目的で、前記締結位置にあるときに、前記調節要素(17)を前記連結ピンケース(5)から半径方向に押すくさび型区間(18)を有する請求項2または3に記載の連結ピン(1)。
  • 前記くさび型区間(18)は、円錐形または円錐台形である請求項4に記載の連結ピン(1)。
  • 前記連結ピン(1)の少なくとも前記位置決め領域(5)には、対向面(45a)を収容するように設計された、長手の方向に延在する凹部(9)がある請求項1から5のいずれか一つに記載の連結ピン(1)。
  • 安全要素(29)によって完全に外れてしまわないように構成された請求項1から6のいずれか一つに記載の連結ピン(1)。
  • 安全な位置にあるときに、前記安全要素(29)は、前記連結ピン(1)の凹部(21)にばね式で係合する請求項7に記載の連結ピン(1)。
  • ばね式係止機構が設けられ、少なくとも係止外形(7、23)によって前記凹部(21)内の定位置に係止する請求項8に記載の連結ピン(1)。
  • 前記安全要素(29)は、操作装置によって前記凹部(21)内の係合から解除することができる請求項8または9に記載の連結ピン(1)。
  • 請求項1から10のいずれかに記載の連結ピン(1)を有する武器ケース。
  • 請求項1から10のいずれかに記載の連結ピン(1)を有する武器。
  • 说明书全文

    本発明は、武器の構成部品を取り付けるための連結ピンに関し、特に、武器ケースとこの種の連結ピンを有する武器とともに武器ケースの構成部品に関する。

    一般的に、別体の武器の構成部品を取り付け、接続するため、様々な技術的解決法がある。

    武器の構成部品の製造において、武器の構成部品を組み立てる際、武器の構成部品同士の間に遊びが生まれる製造許容差が発生する。 この種の遊びは、特に、上側ケース部と下側ケース部のような二つのケース構成部品の間で起こり、武器や、その武器に装着した補助装置の機能に影響を与える。 例えば、遊びは、視野の機能、ひいては、武器の照準精度を低減させる場合がある。

    この種のケース構成部品間の遊びを補正するため、例えば、上側ケース部と下側ケース部の間に一つ以上の弾性ゴムの埋め込みボルトを配設して、ケース構成部品が接続されると、ゴムの埋め込みボルトが圧縮され、ケース構成部品によって張を受け、よって遊びを除去することが知られている。 ゴムの埋め込みボルトは、連続的に圧力を受けるので、ある程度、永久的に変形され、それにより、その張力や弾性を失って遊びを補正する能力が失われることがある。 このため、前記ゴムの埋め込みボルトは、定期的に交換しなければならず、追加のコストがかかる。

    ドイツ特許第10 2006 011 099B4号、オーストリア特許第325 463 B号、および、米国特許第2008/0236016 A1号は、さらに、武器の構成部品を互いに接続するさまざまな方法を示している。

    ドイツ特許第10 2006 011 099B4号

    オーストリア特許第325 463 B号

    米国特許第2008/0236016 A1号

    こうした背景のもと、本発明の目的は、武器の構成部品間の遊びを低減でき、少なくとも部分的に上記の欠点を克服できる、改良された取り付け手段を提供することにある。

    この目的は、独立クレームの本旨によって達成できる。 さらに有利な設計および好ましい実施形態については、従属クレームに記載する。

    請求項1によると、本発明による連結ピンは、少なくとも一つの支持領域を有する一つの武器の構成部品を支持面内で軸方向に、そして少なくとも一つの位置決め領域を有する別の武器の構成部品を位置決め面内で軸方向に取り外し可能に挿入でき、それにより、連結ピンは、調節ねじに対して直にのびる調整可能な調節要素に対して力伝達結合によって作用し、連結ピンから位置決め領域に延在して調整力を位置決め面にかけ、連結ピンの長手の軸に沿って、位置決め面と支持面を互いに対して調整および/または締結する軸方向に調整可能なばね式調節ねじを備える。

    また、請求項11および12によると、本発明は、武器ケースと、連結ピンを備えた武器に関する。

    位置決め面を支持面に対し、そして連結ピンの長手の軸に対して直角に、すなわちその設置方向に対して直角に締結することにより、位置決め面と支持面との間の製造許容誤差による潜在的な遊びが確実に除去される。 少なくとも一つの位置決め領域を有する武器の構成部品上の少なくとも一つの支持面で、別の武器の構成部品に取り付けることにより、単純な構成とすることができる。 武器の構成部品は、ケーシングシェル、その上に取り付けたピカティニーレール、あるいは前記ケースに取り付けることが可能なその他の補助装置のように、様々な構成で互いに取り付けが可能な武器の構成部品とすることができる。 支持面、支持領域を始め、位置決め領域および位置決め面を適した長さにすることにより、連結ピンが斜めにならないように確実に防ぐことができる。 決定した、そして再生可能な調整力を調節ねじと調節要素によって有利に生成して、連結ピンの機能的安全性と信頼性を高めることができる。

    本発明の連結ピンはまた、操作装置により、締結位置と弛緩位置との間で調整可能であり、弛緩位置にあるときには、武器の構成部品から連結ピンを取り外すこと、もしくはそこに挿入することが可能であり、締結位置にあるときには、位置決め面を支持領域に対して保持および/または締結する。 (請求項2)この実施形態により、一定の取り外しを安全に行うことができ、連結ピンが不本意に取り外されたり、落下したりすることを防ぐことができる。

    さらに、本発明の連結ピンは、二つの支持領域の間に位置する位置決め面を取り付けおよび固定するように設計することができる。 (請求項3)そのため、本発明の連結ピンは、各側に支持され、よって傾きをより効果的に防ぐとともに支持機能を高めることができる。 この場合、位置決め面と位置決め領域と同様に支持面と支持領域の長さをわずかに短くして小型化することができる。 この実施形態では、より大幅な調整および引っ張り力をかけることができる。

    本発明の連結ピンでは、力伝達取り付け用の調節ねじは、調節要素の締め付け位置において連結ピンケースから半径方向に延在する、くさび型または円錐台形状の設計を有する。 (請求項4)この種のくさび型または円錐台形状の部品は、調節ねじの一側もしくは両側の軸方向に沿って延在していてもよい。 一般に、調節ねじは、例えば、調節要素に係合して調節要素を連結ピンケースから離れる方向に押すために、丸みを帯びたピンヘッドのような他の適した幾何学的形状を有していてもよい。 調節ねじの区間の力伝達結合は、それが片側または両側、もしくは全周にわたって起こるように構成してもよい。 くさび型または円錐台型の部品、または調節ねじの、調整スロープとして調節要素と係合する湾曲した有効な面は、これに特に適しているものとして示してきた。

    くさび型区間は、円錐形であってもよい。 (請求項5)円錐形の設計により、機能的安全性が高まり、調節ねじと調節要素との間の相互作用が改善される。 なぜなら、調節ねじは、機能性を損なうことなく連結ピン内のいかなる方向にも回転可能だからである。 このようにして、間違った設置を排除する。

    本発明の連結ピンでは、相補的な面を収容する目的で連結ピンの少なくとも位置決め領域上の長手の溝を作製することもできる。 (請求項6)溝が位置決め面の上方および支持面の中に延在する限り、位置決め面で支持面に対して十分な遊びを確立することができる。 あるいは、位置決め面に形成された凹部、例えば、アイレット、ヒンジ孔、あるいはスリーブなどの直径を大きくして適当な量の遊びを提供してもよい。

    さらに、本発明の連結ピンは、安全要素によって完全に外れてしまないように構成することができる。 (請求項7)このように、単純な手段により紛失が防止され、よって、連結ピンの紛失を確実に防止できる。

    安全要素は、ばね式でその安全位置に位置し、連結ピンの凹部と係合してもよい。 (請求項8)ばねによる安全要素の係合位置の確立は、容易かつ高費用対効果で有利に達成できる。

    本発明の連結ピンでは、安全要素の上に、少なくとも一つのスナップリングにより凹部にスナップ止めするばね式係止機構を設けることもできる。 (請求項9)スナップリングは、容易かつ高費用対効果の両方で製造設計に有利に組み込むことができる。

    最後に、本発明の連結ピンでは、安全要素は操作装置によって切り離し可能である。 (請求項10)操作装置は、例えば、ピン、ボルト、カートリッジチップ、または他の適した器具でよい。 この種の操作装置は、武器が使用されているところであれば典型的に入手可能であるので、別の工具は必要ない。

    本発明について、下記に示す例図を使って詳細に説明する。 全図面において、同一の参照符号は、同じ要素を示すものである。 以下のように示される。

    本発明による連結ピンの、長手方向の断面図であり、武器の構成部品内に完全に挿入され、調節ねじによって締結された位置にある様子を示す。

    図1に示す本発明による連結ピンの断面図(図4のA−Aに沿った断面)であり、調節ねじが弛緩位置にある様子を示す。

    図1の連結ピンの長手方向の断面図であり、90°回転した状態を示す。

    本発明による連結ピンの長手方向の断面図であり、武器の構成部品内に部分的に挿入された状態を示す。

    図3に示す連結ピンの長手方向の断面図であり、武器の構成部品内に完全に挿入されて弛緩位置にある様子を示す。

    図4に示す連結ピンの長手方向の断面図であり、部分的に分解した状態を示す。

    別の設計の調節ねじを有する、本発明による連結ピンの長手方向の斜視断面図である。

    さらに別の設計の調節ねじを有する、本発明による連結ピンの長手方向の斜視断面図である。

    さらに別の設計の調節ねじを有する、本発明による連結ピンの長手方向の斜視断面図である。

    図1は、二つの武器の構成部品49、51、例えば、上側ケース部49と下側ケース部51を互いに取り付けるように設計された、本発明による連結ピン1の長手方向の断面図である。 連結ピン1は、ヘッド3と、円筒形の連結ピンケース4を備える。 ヘッド3には、ヘッド3を貫通する穴8(図2参照)の一つに対応して係止くぼみ(図2参照)として設計された、例えば盲穴または凹部のような凹部7がある。 さらに、連結ピンケース4は、中央位置決め領域5と二つの支持領域6a、6bを備える。

    位置決め領域5を形成する、連結ピンケース4に沿って長手方向に延在する部分的テーパ9があり、位置決め領域は、支持領域6a、6bを形成する盛り上がった区間41a、bによってその両側に境界が形成されている。 部分的テーパ9すなわち位置決め領域5は、連結ピン1が設置されたときに、武器の構成部品49上の位置決め面35が完全に位置決め領域5内、すなわち、盛り上がった区間41a、bの間に位置する部分的テーパ9の領域内および支持領域6a、6bの間に入るような寸法になっている。 支持領域6a、6b、または盛り上がった区間41a、bは、支持するように、武器の構成部品51の支持面33a、33b上に作用する。 これは、支持領域6a、6b、または盛り上がった区間41a、bおよび支持面33a、33bが重なる領域/区間にある。 部分的テーパ9は、その赤道まで連結ピンケース4に沿って全周にわたって形成されており、この点では、支持面33a、33bに関する位置決め面35が、長手の軸に対して直角に調整できる。 図1aは、連結ピンケース4上の部分的テーパ9を位置決め面35に沿って切断した断面(図4のA−A断面)で示す図であり、調節ねじ15が弛緩位置にあり、調節要素17に対して力をかけていない様子を示す。

    あるいは、その代替えの実施形態として、図示しないが、部分的テーパ9の代わりもしくはそれに加え、位置決め面、特に、位置決め面35の上部を形成するアイレットまたは穴が、支持面33a、33bを形成する穴/アイレットと同等に延在しており、これによって確実に調整が可能となる。

    連結ピンケース4の内部には、例えば、盲穴の形態の凹部11があり、例えば、圧力ばねのようなばね要素13が挿入される。 圧力ばね13は、円錐形に先細となった腰部を有する調節ねじ15を、連結ピンの端部16に向けて締結する。 結果として、先細の調節ねじ15は、テーパから盛り上がる二つの円錐台形の側面18の一方によって、連結ピンケース17を半径方向に貫通する穴19の一方に位置する円錐形状の調節要素17上に作用する。 調節要素17は、位置決め面35を調整する。 穴19の外面上の側縁部20は、調節要素17が挿入された後に適当に加工される。 例えば、かしめ接合、または他のなんらかの手段によって適当に整形され、調節要素17が完全に穴19から外れてしまうことを防ぐ。

    連結ピン1を作製するため、まず、ばね要素13と調節ねじ15を盲穴11に挿入して予め締め、その後、調節要素17を外側から穴19に挿入し、その定位置でかしめ接合する。 かしめ接合をすると、連結ピン1は、もはや取り外すことはできなくなる。

    さらに、連結ピン1は、例えば、カートリッジまたはペンのような操作装置(図示せず)によって、締結位置(図1参照)と弛緩位置(図4参照)の間で調整することができ、それによって、連結ピン1は、弛緩位置にあるときに武器の構成部品49、51に対して取り付け、取り外しが可能となる。 締結位置では、連結ピン1は、位置決め面35を、支持面33a、bに関して調整および/または締結し、それによって、武器の構成部品49、51を相互に、連結ピン1の取り付け方向に対して直角に締結する(図4〜5参照)。

    締結位置では、調節ねじ15は調節要素17に作用して、調節要素17が、少なくとも部分的に、連結ピンケース4の穴19からはみ出すようになる。 それにより、ばね要素13が軸方向の圧力を調節ねじ15にかけ、それによって力がそのくさび面18上で半径方向に増加してその力を調節要素17に伝達する。 よって、力の増加はくさび面18のくさび/円錐角によって決定される。

    図1に示した構成は、締結位置が完全に係合されていないときに関連する構成部品を収容する。 調節要素17は、すでに位置決め面35(対向面45b)にある。 しかし、まだ、テーパ9の位置決め領域5までは誘導されていない。

    図2は、連結ピン1の長手方向の断面図であり、およそ90°回転した状態を示す。 ヘッド3の一側が、およそ連結ピンケース4の直径まで平坦化されている。 さらに、長手の溝21は、連結ピンヘッド3から、円筒型連結ピンケース4に沿って、連結ピンの端部16に向かって伸びている。 ばね型保持ピン29がばね要素31によって長手の溝21に係合している。 ばね要素31は、例えば、圧力ばねとして設計可能である。 保持ピン29は、例えば、下側または上側武器ケース構成部品49、51内の、例えば、そのために設計された取り付け具(図示せず)内に取り付け可能である。

    保持ピン29は、ばね起動または連結式で凹部7にスナップ止めされる。 凹部7は、小径のヘッド3を貫通する調整穴8によって延長されている。 凹部7は、保持ピン29を解放しやすいように、上側の外壁に傾斜を設けるのが好ましい。

    武器の構成部品49、51から連結ピン1を後退させる場合、保持ピンを凹部7から解放すれば、長手の溝21内を、別の凹部または隙間23が位置するヘッド3から遠い側の長手の溝の端部まで摺動でき、連結ピン1がケース構成部品49、51からほぼ完全に取り外されると、長手の溝内でばねによって支持されている保持ピン29を定位置に係止することができる。 凹部25、例えば、削穴が、隙間23の下部に位置しており、その直径は、隙間23より小さく、連結ピンケース4を完全に貫通している。 隙間23は、保持ピン29を解放しやすいように、上側の外壁に傾斜を設けるのが好ましい。

    図1および3〜5は、連結ピン1の様々な組み立て、または分解構成を示す図である。

    二つの武器の構成部品49、51を取り付けるため、連結ピン1は、二つの支持領域6a、6bと、二つの支持領域6a、6bの間に位置する位置決め領域5を備える。 これらの支持領域6と位置決め領域5はそれぞれ、武器の構成部品49、51の支持面33a、bと位置決め面35と係合することができる。 位置決め面35と支持面33a、bは、プレート33a、33b、および35として構成または配設されている。 プレート33aおよび33bは、それぞれ下側ケース部51上に位置しており、プレート35は、上側ケース部49上に位置する。 プレート33a、33b、および35は、アイレットやヒンジ穴の形態、あるいは他の適した形状でもよく、さらに/または、例えば、ケーシングブロック(図示せず)内の削穴として、ケース構成部品49、51に完全に一体化されていてもよい。

    プレート33aおよび33bの内部には、穴37a、37bがあり、プレート35は、穴39を有する。 穴37a、b、および39は互いに図示の位置に対応しており、すべての穴が取り付け具またはヒンジとして配設され、互いに並んだときに、連結ピン1をそれらの中に軸方向に挿入できるようになっている。 穴39は、プレート33a、bに対するプレート35の遊びを十分に調整できるように、穴37a、bより直径が大きくてもよい。 この場合、拡大したプレート穴が凹部9の役割を果たすため、プレート35を収容するためまたは調整するための部分的テーパ9は必要ない。 連結ピン1の外面と穴37a、bの内面は、遊びが限られた状態で連結ピン1が正しく挿入されるように互いに嵌合する。

    連結ピン1を取り付けるには、まず、保持ピン29をケース構成部品49、51の一方に、そこから延在しなくなるまで十分押し込む。 この位置で、安全要素(図示せず)、例えば、薄板、プレート、またはそれに類似したものを保持ピン29によって押し込んで、それらをこの位置に係止する。 すると、連結ピン1をプレート33a、b、および35に挿入することができるようになる。 連結ピン1は、図3に示すように右側から挿入する。 しかし、左から挿入することも可能であり、それによって、この場合は、保持ピン29は左側に位置することになる。 挿入中、連結ピン1は、長手の溝21が係留された保持ピン29に対向するように配設される。

    図3〜5の右側の図例による連結ピン1を挿入する際、透視図法からわかるように、プレート33a、b、および35では、連結ピン1はまず、連結ピンケース4から延在する調節要素17が、プレート33b(図3参照)に接触する点まで挿入することができる。 この位置では、保持ピン29を固定する安全要素(図示せず)を摺動または取り外して保持ピン29を解放することができる。 その後、ばね要素31におけるばねの圧力により、保持ピンは、長手の溝21と係合する。

    連結ピン1をプレート33a、b、および35に完全に挿入するためには、調節要素17をまず締結位置から弛緩位置に切り替える。 そのため、例えば、ペンまたはカートリッジの先端を連結ピンの端部16から盲穴11に挿入すればよく、そうすれば、ばね要素13のばね圧に抗して調節ねじ15を連結ピン1のヘッド3に向けて押しだすことができる。 その結果、調節ねじ15は、弛緩位置となり、調節要素17(図4参照)を解除する。 同時に、より大きい圧力を連結ピン1のヘッド3にかける。 すると、連結ピン1は、ヘッド3に接触するまで、プレート33a、b、および35内に完全に挿入できるようになる。 この位置では、保持ピン29は、連結ピン1のヘッド3内の凹部7に係止される。 このようにして、連結ピン1はまた、例えば、武器を使用する際に、不本意な横方向へのずれが防止される。

    カートリッジまたはペンを取り除いた後、ばね要素13が円錐形の調節ねじ15を締結位置に摺動させ(図1参照)、調節ねじ15は調節要素17をその側面18によって締結位置まで摺動させる。 そのため、調節ねじ15は、半径方向の力を調節要素17にかけ、それにより、調節要素17が部分的に連結ピンケース4から外へ押し出され、その力がプレート35の反対側の面45bに伝達される。

    連結ピン1が完全に挿入されると、凹部9と同等に、連結ピンケース4の隆起した区間41aおよび41bが、支持面の対向する面43a、43b、またはプレート33aおよび33bに寄りかかってそれを支持する。 さらに、調節要素17は、位置決め面または対向面45bそれぞれに圧力をかける。 一方では支持により、そして他方では圧力により、プレート35は、プレート33aおよび33bに対して下方に押され、プレート35は、その対向面45aによって凹部9に向かって摺動し、締結されるようになる。 一般に、凹部9の幅と寸法は、プレート35、ひいては対向面45aの寸法より大きい。 このようにして、プレート33aおよび33bに対するプレート35の自由動作範囲が確立する。

    プレート35の摺動および締結の結果、プレート35と同様に33aおよびbの間、ひいては上側ケース部49と下側ケース部51の間の潜在的な遊びが除去される。 さらに、追加の連結ピン(図示せず)を、例えば、反対側および/またはケース構成部品49、51上の様々な位置に取り付けて、両ケース構成部品49、51の間の遊びを完全に除去することができるようになる。

    連結ピン1をプレート33aおよびbとプレート35から取り外す場合、ケース構成部品49、51を開くまたは分離するために、例えば、まず、ペンまたはカートリッジ先端を連結ピンの端部16の盲穴11に挿入し、連結ピン1のヘッド3に向かって調節ねじ15上に圧力をかける。 その結果、調節ねじ15は調節要素17を弛緩位置まで弛緩する。 弛緩位置では、連結ピン1はプレート33a、33b、および35から取り外すもしくは引き出すことができる。 これにより、保持ピン29の連結式またはばね起動での係止が解除され、凹部7の傾斜により、容易に解除できるようになる。

    連結ピン1は、長手の溝21内を摺動する保持ピン29が、ヘッド3から遠い側の長手の溝21の端部に接触する点まで取り出すことができるようになる。 この位置で、保持ピン29は、連結式またはばね起動で長手の溝21の隙間23と再び係合する。 このように、連結ピン1は、保持ピン29によりケース構成部品49、51の一方、例えば、ケース構成部品51に堅固に取り付けられる。 この位置も、二つのケース構成部品49、51を、例えば、それを上方、下方、または側方に回転させることにより、互いから分離させることができる。 回転ピン29は、この位置では長手の溝21から取り外すことができない。 なぜなら、保持ピンが穴25を通って延在して解除させることがないように調節ねじ15が穴25を覆っているからである。 連結ピン1を完全に取り除くためには、まず連結ピンをプレート33a、33bおよび35内の設置位置に戻さなければならない。

    設置位置では、例えば細いペンまたはボルトを保持ピン29から遠い側の端部のヘッド3の穴8に挿入することができる。 このようにして、保持ピン29の端部を押して穴7との係合を解除することができる。

    すると、保持ピン29は、長手の溝21から、ひいては連結ピン1のヘッド3から保持ピン29が位置する点まで、完全にヘッド3の外側に押し出される。 この位置では、安全要素、例えばスチールプレート(図示せず)をヘッド3の平坦化した区間27と下側ケース部51の間に挿入し、それを保持ピン29の上に設定することが可能であり、よって保持ピン29が下側ケース部51に保持されるようになる。 上記のような適した圧力を操作装置によって調節ねじ15にかけると、今度は、プレート33a、33bおよび35から連結ピン1を取り外すことができるようになる。 図6〜8は、調節ねじ15の別の実施形態を示す。

    図6に示す実施形態では、調節ねじ15は、ヘッド3からその端部まで片側に丸みを付けた(例えば円筒形)側面区間18′を有する。 ばね要素13側の側面区間18′の端部が調節要素17を凹部19の外の締結位置に押し出す。 弛緩位置では、側面区間18′の中央領域が、調節要素17の上方に位置するので、調節要素は凹部19の内部で移動可能である。 よって側面部18′の丸みRは、調節要素17の形状、例えばボールの半径rに構成されているので、調整の余裕が十分に得られるように、そして同時に側面区間18′と調節要素17が互いに解除可能なくさびの関係にあり、それによって調節ねじ15が解放されないように、または連結ピンが外れないように防いでいる。

    図7に示す調節ねじ15の実施形態では、平坦な側面区間18を調節ねじ15の一辺にも形成し、連結ピン1のヘッド3からその端部16へ、まず、くさび型第1側面区間18″、続いて軸方向、すなわち、連結ピン1の長手の軸に平行に伸びる第2側面区間18″′が延在する。 締結位置では、くさび型側面区間18″が調節要素17を凹部19から押し出す。弛緩位置では、軸方向に同軸な側面区間18″′は調節要素17の上方に位置するので、調節要素17は凹部19内で移動可能である。

    図8は、調節ねじ15のさらに別の実施形態を示す図であり、同様に側面区間18が調節ねじ15の一辺上に形成されている。 側面区間18は、連結ピン1のヘッド3からその端部16へ、まず、くさび型第1側面区間18″、続いて軸方向に伸びる第2側面区間18″′、続いて最後に、同じくくさび型の第3の側面区間18″が延在する。よって第2の側面区間18″′は、軸方向、すなわち連結ピン1の長手の軸に平行に延在させることができる。 ばね要素13に対向するくさび型側面区間18″は、締結位置にあるときには、調節要素17を凹部19の外に押し出す。弛緩位置では、側面区間18″′は、調節要素17の上方に位置するので、調節要素は、凹部の内部で自由に移動可能である。

    図6〜8に示す側面の外形は、テーパ形状に基づく実施形態と同様に全周にわたって形成可能である。

    当業者は、特許請求の範囲から本発明のさらなる実施形態を導き出すことができる。

    5…位置決め領域、6a,b…支持領域、1…連結ピン、17…調節要素、15…ばね式調節ねじ、35…位置決め面、49,51…構成部品、18…くさび型区間、4…連結ピンケース、29…安全要素、9,21…凹部、7,23…係止外形。

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