Projectile launching device |
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申请号 | JP5460889 | 申请日 | 1989-03-07 | 公开(公告)号 | JP2718745B2 | 公开(公告)日 | 1998-02-25 |
申请人 | 株式会社東芝; | 发明人 | 直人 中川; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】飛翔体の前部を支持する前方内面発射筒部及び後部を支持する後方内面発射筒部からなり、前方内面発射筒部は複数個のブロック片で構成され、飛翔体収納時にそれぞれ後方側端部が飛翔体に係合する内面発射筒と、この内面発射筒を内挿する外面発射筒と、この外面発射筒と内面発射筒の前方内面発射筒部及び後方内面発射筒部との摩擦力を調整する調整手段と、前記外面発射筒に内面発射筒及び飛翔体を収納した状態で外面発射筒の前面及び後面に装着される前蓋及び後蓋とを具備する飛翔体発射装置。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、射手による飛翔体発射装置に係り、特に飛翔体発射時の反力を軽減するものに関する。 (従来の技術) 一般に、小型ロケットや目標追尾ミサイル等の飛翔体を射手によって発射する飛翔体発射装置は、第4図に示すように構成される。 すなわち、図中11は飛翔体10を収納して該飛翔体10の射出方向を定めるための発射筒である。 通常この発射筒11の両端には、飛翔体10を収納した後、それぞれ前蓋12、後蓋13が取付けられる。 飛翔体10 ここで、上記射手は飛翔体発射時に様々な反力を受ける。 ロケットモータ点火時に急に噴出されるバラストによって発射筒11全体が受ける力、後蓋13が吹き飛ばされるときの力、飛翔体10が前蓋12を突き破るときの力等である。 この反力はある一定以上大きくなると射手の負担が大きくなるので、従来では発射筒11に対して飛翔体10 (発明が解決しようとする問題点) 以上述べたように従来の飛翔体発射装置では、ブラスト反力を相殺する力として飛翔体の動きによる力をそのまま発射筒に与えているので、飛翔体の外形状の凹凸による影響(翼、筐体の継目、ねじ頭等)により反力相殺力が増減してしまう。 このように反力相殺力が増減すると、射手の発射筒保持力の予測が困難となり、飛翔体発射時に発射筒を所望の方向に維持することができなくなる。 この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、安定した反力及びその相殺力を得ることのできる飛翔体発射装置を提供することを目的とする。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明に係る飛翔体発射装置は、飛翔体の前部を支持する前方内面発射筒部及び後部を支持する後方内面発射筒部からなり、前方内面発射筒部は複数個のブロック片で構成され、飛翔体収納時にそれぞれ後方側端部が飛翔体に係合する内面発射筒と、この内面発射筒を内挿する外面発射筒と、この外面発射筒と内面発射筒の前方内面発射筒部及び後方内面発射筒部との摩擦力を調整する調整手段と、前記外面発射筒に内面発射筒及び飛翔体を収納した状態で外面発射筒の前面及び後面に装着される前蓋及び後蓋とを具備して構成される。 (作用) 上記構成による飛翔体発射装置は、飛翔体に発射指令が与えられ、そのロケットモータが点火されると、このロケットモータから放出されるブラストによって後蓋が吹き飛ばされ、同時に後方内面発射筒部はブラスト力によって後方へ移動し、飛翔体はブラスト力によって前方に移動する。 このとき、飛翔体に係合している前部内面発射筒部は前方へ押し出され、前蓋を破砕し、飛翔体が外面発射筒から抜け出すと、飛翔体の周方向に風圧を受けて分割され、飛翔体から離れ飛散する。 (実施例) 以下、第1図乃至第3図を参照してこの発明の一実施例を説明する。 第1図はその構成を示すもので、この飛翔体発射装置では発射筒が2重構造になっており、内面発射筒21は前方内面発射筒部211と後方内面発射筒部212で構成される。 各内面発射筒部211,212はそれぞれ外面発射筒22の側面から貫通する前部調整ねじ23、後部調整ねじ24によって摩擦力の調整を行なえるようになっている。 上記前方内面発射筒部211は複数個のブロック片で構成され、 上記構成において、以下第2図を参照してその作用について説明する。 第2図は飛翔体発射直後の状況を示すもので、まず飛翔体25に発射指令が与えられ、そのロケットモータが点火されると、このロケットモータから放出されるブラストによって後蓋27が吹き飛ばされ、同時に後方内面発射筒部212がブラスト力によって後方へ移動する。 飛翔体2 上記作用によって射手に与えられる反力の変化を第3 まず、ロケットモータのブラスト放出開始時t1から飛翔体25が前方向に移動して係合している前方内面発射筒部211によって前蓋26が破砕される時点t2まで、(a) 次に、飛翔体25の前方移動開始時t1から前方内面発射筒部211の外面発射筒22からの離脱が完了する時点t3まで、(c)図に示すような摩擦力F1の+方向の反力が発生する。 一方、飛翔体25の前方移動開始時t1から後方内面発射筒部212がバラスト力によって後方移動して外面発射筒22から離脱する時点t4まで、(d)図に示すような摩擦力F2の−方向の反力が発生する。 また、前方内面発射筒部211の離脱完了時点t3から飛翔体25の外面発射筒22からの離脱完了時点t5まで、飛翔体25の外面発射筒22への摩擦力によって(e)図に示すような+方向の反力が発生する。 さらに、後方内面発射筒部212の離脱完了時点t4から飛翔体25が完全に外面発射筒22から離脱するまで、後方内面発射筒部212からはみだすバラストによって(f)図に示すような一方向の反力が発生する。 以上(a)図から(f)図までの各反力を合成すると、総合反力は(g)に示すようにそのほとんどが打ち消されることになる。 したがって、上記構成による飛翔体発射装置は、飛翔体発射時の反力を極めて小さく押えることができ、これによって射手の負担を軽減し、また飛翔体発射方向の維持を安全かつ確実に行なえるようになる。 [発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、安定した反力及びその相殺力を得ることのできる飛翔体発射装置を提供することができる。 第1図はこの発明に係る飛翔体発射装置の一実施例の構造を示す断面図、第2図は同実施例の飛翔体発射直後の状況を示す図、第3図は同実施例の飛翔体発射時に発生する反力を説明するための波形図、第4図は従来の飛翔体発射装置の構造を示す断面図である。 10……飛翔体、11……発射筒、12……前蓋、13……後蓋、21……内面発射筒、211……前方内面発射筒部、212 |