Indoor air-conditioning system with a liquid heat exchanger - care with a Peltier element

申请号 JP2013552981 申请日 2012-02-13 公开(公告)号 JP2014505229A 公开(公告)日 2014-02-27
申请人 メンタス ホールディング エージー; 发明人 フーレ,ステファン; ソログベンコ,アレキサンダー;
摘要 液体と空気の間で熱を交換するための気−液熱交換器を備えた室内空調装置は、空気用の第一の流路(2;2A)と液体用の第二の流路(5)、及び少なくとも1つのペルチェ素子(14)を含んでいる。 熱交換器(1)は、液体と空気の間で受動的に熱交換が行なわれる第一の段階(17)と、それに続く第二の段階(18)とに分割されており、第二の段階では少なくとも1つのペルチェ素子(14)に電流を流すと熱が液体から空気へ、又は空気から液体へポンピングされる。
【選択図】図1
权利要求
  • 空気用の第一の流路(2;2A)と、液体用の第二の流路(5)を備えた、液体と空気の間で熱を交換するための気−液熱交換器を含み、その際前記第二の流路(5)が流入口(6)と流出口(7)を接続し、該流入口と流出口は外部の、熱伝達する流動媒体が通る回路に接続可能である室内空調装置であって、空気を前記第一の流路(2;2A)を通って給送するための送風機(28)と、制御装置(16)を含む室内空調装置において、前記熱交換器(1)が、前記第一の流路(2;2A)及び前記第二の流路(5)が熱的に受動の隔壁(12;12A)によって分離された第一の段階(17)と、前記第一の流路(2;2A)と前記第二の流路(5)が熱的に能動の隔壁(13;13A)によって分離された後続の第二の段階(18)とを含み、その際前記熱的に能動の隔壁(13;13A)が少なくとも1つの第一のペルチェ素子(14)から成るか又は少なくとも1つの第一のペルチェ素子(14)を含み、及び前記制御装置(16)が、少なくとも1つの第一のペルチェ素子(14)を通って流れる電流を生成し、空気を温めるべき場合に熱が液体から空気にポンピングされ及び空気を冷却するべき場合に熱が空気から液体へポンピングされるように制御するために調整されており、その際液体が物理的状態の変化を受けないことを特徴とする室内空調装置。
  • 前記第一の流路(2;2A)が第一のチャンバー(8;8A)及び第二のチャンバー(9;9A)を備え、前記第二の流路(5)が第三のチャンバー(10)と第四のチャンバー(11)を備え、前記第一のチャンバー(8;8A)と前記第三のチャンバー(10)が前記熱的に受動の隔壁(12;12A)によって分離されており、及び前記第二のチャンバー(9;9A)及び前記第四のチャンバー(11)が前記熱的に能動の隔壁(13;13A)によって分離されていることを特徴とする、請求項1に記載の室内空調装置。
  • 空気用の第三の流路(2B)が存在し、その際前記2つの空気用の流路(2A、2B)が液体用の第二の流路(5)の両側に配置されており、その際前記第三の流路(2B)が熱的に受動の隔壁(12B)によって前記第三のチャンバー(10)から分離されている第五のチャンバー(8B)と、熱的に能動の隔壁(13B)によって前記第四のチャンバー(11)から分離されている第六のチャンバー(9B)とを備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の室内空調装置。
  • 前記第三のチャンバー(10)の別の壁が熱的に能動の隔壁(22)として及び/又は前記第四のチャンバー(11)の別の壁が熱的に能動の隔壁(19)として形成され、該熱的に能動の隔壁が少なくとも1つの第二のペルチェ素子(20)から成るか又は少なくとも1つの第二のペルチェ素子(20)を含み、及び該熱的に能動の隔壁が室内空調装置の外壁(21)の一部と良好に熱接触していることを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の室内空調装置。
  • 前記熱的に受動の隔壁(12;12A)及び/又は前記熱的に能動の隔壁(13;13A)が両側にフィン(15)を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の室内空調装置。
  • 前記制御装置(16)が、空気を第一のペルチェ素子(14)を使って露点未満に冷却するように調整されていることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の室内空調装置。
  • 说明书全文

    本発明は、ペルチェ素子を有する気−液熱交換器を備えた室内空調装置に関する。

    用語「ペルチェ素子」は、専門分野ではしばしば用語「熱電要素」又は用語「ペルチェヒートポンプ」と同義語のように使用される。 用語「ペルチェ素子」は、本明細書及び請求項においては、その内部構造が1つ又は複数の熱電要素から構成される熱電構成部品と理解するものとする。 熱電要素は、特にペルチェ効果に基づいているが、例えば熱トンネル効果(英語は「thermo tunneling」)として公知の原理のような他の電熱効果に拠ってもよい。

    ペルチェ素子は、2種類の金属又は2つの半導体から成り、これらは互いに接触し、及び通常熱電対と呼ばれている。 直流電流がペルチェ素子を流れると、一方の金属又は半導体が熱せられ、他方でもう一方の金属又は半導体は冷やされる。 ペルチェ素子はこうして電気で駆動されるヒートポンプとして機能し、このヒートポンプは電流の助けによってペルチェ素子の一方の表面からペルチェ素子の向かい合っている表面へ、又はその逆向きに熱を伝達する、すなわち一方の表面が温められると同時に他方の表面が冷却される。

    特許文献1から、複数の部屋を備えた建物の冷暖房装置が公知である。 この装置は、中央暖房機と、各部屋に配置されたペルチェヒートポンプを含んでいる。 このペルチェヒートポンプは熱媒体回路を介して中央暖房機に接続されている。 中央暖房機は暖房出又は冷房出力の主要部分である一方、ペルチェヒートポンプは個々の室内の温度を微調整する役割を果たす。

    独国特許第DE1817077号明細書

    本発明の課題は、このような冷暖房装置の効率を改善することである。

    挙げられた課題は、発明に従って請求項1の特徴により解決される。

    本発明の成果は、液体と空気の間で熱を交換するための気−液熱交換器を備えた室内空調装置であり、この熱交換器は空気用の第一の流路と液体用の第二の流路を有している。 この熱交換器は、2つの流路が熱的に受動の隔壁によって分離されている第一段階と、それに続く、2つの流路が熱的に能動の隔壁で分離されている第2段階とを含んでいる。 熱的に受動の隔壁は、熱をよく伝導する材料から成る。 熱的に能動の隔壁は、少なくとも1つのペルチェ素子から成るか、又は少なくとも1つのペルチェ素子を含んでいる。 ペルチェ素子は構成部品として、熱的に能動の隔壁として熱交換器内に直接取り付けられ得るよう有利に形成されている。

    第一段階では、液体と空気の間で受動的に熱が交換され(熱通路として)、及び空気の温度が液体の温度と適合される。 第二段階では、少なくとも1つのペルチェ素子に電流を流すことによって液体から空気へ、又はその反対方向に空気から液体へ熱がポンピングされる。 ペルチェ素子は、空気を温めたい場合には熱を液体から空気へポンピングし、及び空気を冷却したい場合には熱を空気から液体へポンピングするヒートポンプとして働く。 その際液体は物理的状態の変化を受けない。 熱交換器は加えて電圧源及び/又は電源を備えた制御装置を含んでおり、及び少なくとも1つのペルチェ素子を通って流れる電流を生成し、それに対応して制御するよう調整されている。

    用語「能動に」は、電気エネルギーが流れることによって熱が液体から空気へ、又は少なくとも1つのペルチェ素子を流れる電流がその反対方向である場合には空気から液体へポンピングされることを意味する。 特に熱は、熱的に能動の隔壁の温かい側から冷たい側へ、さらにまた冷たい側から温かい側へとポンピングされ得る。 それに対して用語「受動に」は、液体と空気との間の熱伝達が外部からのエネルギー流入によって促進されず、その結果熱は常に熱的に受動の隔壁の温かい側から冷たい側へ流れることを意味する。

    本発明は、以下に実施例と図を使用して詳しく説明される。 これらの図は模式図であり、原寸に比例していない。 図中、同一の要素には、同一の符号を付している。

    本発明による気−液熱交換器の異なった実施例の図である。

    本発明による気−液熱交換器の異なった実施例の図である。

    本発明による気−液熱交換器の異なった実施例の図である。

    本発明による気−液熱交換器の異なった実施例の図である。

    1つの建物の複数の部屋を暖房及び/又は冷房するためのそのような熱交換器を備えた設備の図である。

    室内空調装置として形成された熱交換器の模式図である。

    図1は本発明による液体と空気の間で熱を交換するための、以下では熱交換器1と呼ばれる気−液熱交換器の模式図である。 この熱交換器1は、第一の流入口3と第一の流出口4を備えた空気用の第一の流路2と、第二の流入口6と第二の流出口7を備えた液体用の第二の流路5とを含んでいる。 空気及び液体の流路2及び5内での好ましい流れ方向は、矢印で示されている。 第一の流路2は第一のチャンバー8及びそれに続く第二のチャンバー9を含み、第二の流路5は第三のチャンバー10及びそれに続く第四のチャンバー11を含んでいる。 第一のチャンバー8及び第三のチャンバー10は熱的に受動の隔壁12によって分離され、この隔壁は熱をよく伝達する材料、例えば金属から成る。 第二のチャンバー9及び第四のチャンバー11は熱的に能動の隔壁13によって分離され、この隔壁は少なくとも1つの第一のペルチェ素子14から成るか又は少なくとも1つのペルチェ素子14を含んでいる。 隔壁12及び13は、片側又は両側にフィン15を備え得る。 フィン15は例えばプレート片、リブ、フィンガーなどとして形成されており、それによって可能な限り効率的に熱を空気又は液体に放出するか又は空気又は液体から吸収する。

    熱交換器1はさらに、第一のペルチェ素子14を通って流れる電流を制御する制御装置16を含んでいる。 この役割を果たすため、制御装置16には図示されていない温度センサー及び/又は上位の制御装置から温度信号又は制御命令が送られる。 温度センサーは例えば流入口又は流出口付近又はチャンバー内にある。

    第一のチャンバー8と第三のチャンバー10は、熱的に受動の隔壁12及び存在する場合には付属しているフィン15と共に、液体と空気の間の受動の熱交換のための第一の段階17を形成する。 第二のチャンバー9と第四のチャンバー11は、熱的に能動の隔壁13、存在する場合には付属しているフィン15、及び制御装置16と共に、液体から空気に、又はその逆に熱を能動にポンピングするための第二の段階18を形成する。

    図1を用いて記述されている第一段階17の実施形態により、液体と空気の間で効率的な熱交換が行なわれる。 しかし第一の段階17は、第二の流路5内で液体の物理的状態の変化を受けることなく、液体と空気の間の熱交換に適した他の熱交換器を使用して実現されてもよい。

    液体は典型的には閉じた回路内で循環し、この回路を通って液体が図示していないポンピング手段で給送され、及びこの回路には熱交換器1が接続されている。 熱交換器1又は熱交換器1を備えた室内空調装置は、さらに空気を流路2を通して給送するために送風機28を含んでよい。 しかし、流路2を貫流するために自然の対流が使用されてもよい。 図1でわかるように、空気と液体の流れ方向はこの例では互いに平行に同じ方向であるが、対向流式又は直交流式の実施形態も可能である。

    図2は、本発明による熱交換器1の有利な実施形態を示しており、ここでは液体流路5の両側に空気流路2A又は2Bが配置されている。 空気流路2A又は2Bは第一段階17では熱的に受動の隔壁12A又は12Bによって、及び第二段階18では熱的に能動の隔壁13A又は13Bによって液体流路5から分離されており、その際熱的に能動の隔壁13A及び13Bは、前述の例のように、少なくともそれぞれ1つの第一のペルチェ素子14A又は14Bから成るか又は第一のペルチェ素子14A又は14Bを含んでいる。 空気流路2Aの要素の符号にはアルファベットAが、空気流路2Bの要素の符号にはアルファベットBが補われている。 流入口3A及び3Bは互いに接続されていてよく、流出口4A及び4Bは同様に互いに接続されていてよい。 しかし空気は流路2A及び2B内で各管路のために異なった供給源から出されてもよく及び/又は熱交換器1から流出後に各管路のために異なった場所に運ばれてよい。 制御装置16は、隔壁13Aのペルチェ素子14Aが隔壁13Bのペルチェ素子14Bとは無関係に駆動されるよう、必要な場合に調整する。

    図3は、本発明による熱交換器の別の一実施形態を示しており、ここでは第四のチャンバー11のさらなる壁が熱的に能動の隔壁19として形成されており、この隔壁は少なくとも1つの第二のペルチェ素子20から成るか又は少なくとも1つの第二のペルチェ素子20を含み、その際第二のペルチェ素子20は熱交換器1の外壁21の一部と良好に熱接触している。 外壁21は特に、例えばアルミニウムのような熱をよく伝導する材料から成る、熱交換器1のフロントプレートであり、その結果フロントプレートは第二のペルチェ素子20と共に熱せられ、その熱は輻射熱として、熱交換器1が置かれている室内に放出され得る。 外壁21は理想的には、例えば適切な色を付けられた非金属表面のような高い放出係数を備えた表面を持っている。 本例では、熱的に能動の隔壁19はチャンバー11の、熱的に能動の隔壁13とは異なった側にあり、つまり2つの熱的に能動の隔壁19及び13は互いに向かい合っている、チャンバー11の境界である。 制御装置16は第二のペルチェ素子20が第一のペルチェ素子14とは無関係に駆動されるよう有利に調整されている。

    図4は、本発明による熱交換器の一実施形態を示しており、ここでは図3の場合の第四のチャンバー11のさらなる壁とは異なって、第三のチャンバー10のさらなる壁が熱的に能動の隔壁22として第二のペルチェ素子20から形成されている。 図3及び図4では、対応する熱的に能動の隔壁19又は22と良好な熱接触にある外壁21のその部分だけが示されている。

    第四のチャンバー11も第三のチャンバー10も、熱交換器1又は室内空調装置の外壁と良好な熱接触にある、熱的に能動の隔壁19及び22によって形成することも可能である。

    図5は、本発明による熱交換器1を建物24の部屋23の暖房及び/又は冷房のために備えた設備の図である。 この設備は中央暖房機25と、部屋23の中に配置された、本発明による熱交換器1を少なくとも1つ備えた室内空調装置26を含んでいる。 熱交換器1は、内部で液体が循環するそれぞれ1つの供給管路及び戻り管路を備えた1つ又は複数の暖房回路27を介して中央暖房機25と平行に接続している。 使用される液体は通常又は水ベースの液体である。 しかし他の適切な液体が使用されてよい。 中央暖房機25は液体を、決められた流れ温度まで温めるか又は冷却する。

    以下では、このような熱交換器1の作動原理を説明する。 第一の、受動段階17では、常に温かい側から冷たい側へ受動の熱通路が生じることで、つまり第一のチャンバー8から熱的に受動の隔壁12を通って第三のチャンバー10へ、又はその逆の方向に第三のチャンバー10から熱的に受動の隔壁12を通って第一のチャンバー8の方へ、第一のチャンバー8を通って流れる空気が温められるか又は冷却される。 第二の、能動段階18では、後続の第二のチャンバー9を通って流れる空気が、第四のチャンバー11を通って流れる液体を所望の出口温度になるまで同時に冷却又は加熱することで、温められるか又は冷却される。 この熱伝達は、第一のペルチェ素子14に電流が流されることで達成される。

    熱交換器1は、空気を第二段階18において第一のペルチェ素子14を使用して露点未満に冷却することで、空気を除湿するためにも使用され得る。 制御装置16は、この場合第一のペルチェ素子14を通って流れる電流を、空気が露点未満に冷却されるように調節するよう調整する。

    本発明は以下の利点を提供する:
    −液体と空気の間の熱交換が、液体の物理的状態の変化なしに、つまり液体が流路5全体で常に液状で行なわれる。
    −第一段階17において、液体の温度まで空気の温度が上昇(暖房時)又は低下(冷房時)することで効率が高められる。
    −熱交換器1の第二段階18における能動の冷却は、空気温度を露点未満に下げることで空気の除湿も可能にする。

    室内空調装置26は、実質的に熱交換器から構成されており、すなわちその使用目的に相応して格好の整った筐体が形成された場合、熱交換器は室内空調装置である。 図6は、そのような熱交換器又は室内空調装置の筐体29を模式的に示している。 筐体29はフロントプレート30及び流入口3又は流出口4の前に配置された第一と第二の通気スリット31又は32を含んでいる。 第一の通気スリット31は、好ましくはフロントプレート30の下部に配置されており、第二の通気スリット32は好ましくは筐体29の上部範囲に配置されている。 フロントプレート30は上述の熱交換器1のフロントプレートに相当する。

    1 熱交換器 2 第一の流路 2A 空気流路 2B 空気流路 3 第一の流入口 3A 流入口 3B 流入口 4 第一の流出口 5 第二の流路 6 第二の流入口 7 第二の流出口 8 第一のチャンバー 9 第二のチャンバー 10 第三のチャンバー 11 第四のチャンバー 12 熱的に受動の隔壁 12A 隔壁 12B 隔壁 13 熱的に能動の隔壁 13A 隔壁 13B 隔壁 14 第一のペルチェ素子 14A 第一のペルチェ素子 14B 第一のペルチェ素子 15 フィン 16 制御装置 17 第一の段階 18 第二の段階 19 熱的に能動の隔壁 20 第二のペルチェ素子 21 外壁 22 熱的に能動の隔壁 23 部屋 24 建物 25 中央暖房機 26 室内空調装置 27 暖房回路 28 送風機 29 筐体 30 フロントプレート 31 第一の通気スリット 32 第二の通気スリット

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