流体循環式の暖房装置

申请号 JP2016542694 申请日 2014-12-19 公开(公告)号 JP2017505891A 公开(公告)日 2017-02-23
申请人 ヤン ジョン キム; 发明人 ヤン ジョン キム;
摘要 【課題】本発明は、 流体 の加熱および冷却を通って流体を循環させる流体循環式の 暖房 装置に関するもので、さらに詳しくは逆止弁(check valve)のような逆流防止手段の着脱が容易な流体循環式の暖房装置に関するものであり、逆流防止手段の交代が容易な構造の新しい流体循環式の暖房装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る流体循環式の暖房装置は循環ライン、前記の循環ラインに取付される放熱部材、流体を加熱して膨張させるボイラー、流体を蓄えて前記ボイラーに供給する貯蔵タンク、前記ボイラーを制御するコントローラおよび前記ボイラーとコントローラを収容するハウジングを含んでおり、前記ハウジングに着脱可能に取付され、前記ハウジングに装着されると、前記ボイラーと前記貯蔵タンクとの間に配置した前記循環ラインと連通して前記循環ラインの流体の流れを一方向に制限する逆流防止手段をさらに含む。【選択図】図2
权利要求

循環ライン、前記循環ラインに取付する放熱部材、流体を加熱して膨張させるボイラー、流体を蓄えて、前記ボイラーに供給する貯蔵タンク、前記ボイラーを制御するコントローラおよび、前記ボイラーとコントローラを収容するハウジングを含む流体循環式の暖房装置において、 前記ハウジングに着脱可能に取付されて、前記ハウジングに装着すると、前記ボイラーと前記貯蔵タンクとの間に配置された前記循環ラインと連通され、前記循環ラインの流体の流れを一方向に制限する逆流防止手段をさらに含むことを特徴とする流体循環式の暖房装置。前記ハウジングに着脱可能なように結合される固定部と、前記固定部と結合され、前記貯蔵タンク側の循環ラインと連結される入口と前記ボイラー側の循環ラインと連結される出口を備えて、前記入口と出口の間に前記逆流防止手段を収容する収容用空間が形成された逆流防止手段の取付部を備えたキャップをさらに含み、 前記逆流防止手段は、前記キャップの逆流防止手段の取付部に取付されることを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。前記固定部は、前記ハウジングにネジ結合されることを特徴とする請求項2に記載の流体循環式の暖房装置。前記固定部は、前記ハウジングにはめ込んで結合されることを特徴とする請求項2に記載の流体循環式の暖房装置。前記の貯蔵タンクは、前記ハウジングに着脱可能に取付されて、流体が流出する流出孔を備えて、 前記ハウジングには、前記流出孔と連通した入口と前記ボイラー側の循環ラインと連結される出口を備えて、前記の入口と出口の間に前記逆流防止手段を収容する収容空間が形成された逆流防止手段の取付部が形成され、 前記逆流防止手段は、前記入口を通って前記逆流防止手段の取付部に着脱可能に取付されることを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。前記の貯蔵タンクは、前記ハウジングに着脱可能に取付されており、流体が流出する流出孔を備えて、 前記逆流防止手段は、前記流出孔の内部に取付されることを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。前記貯蔵タンクは、流体が収容される内部空間を形成する外壁と、下側の外壁に形成された開口および、前記開口の外周面に沿って下方に突出した突起部と前記突起部によって囲まれた取付スペースに取付される逆流防止手段の取付部材を含み、前記逆流防止手段の取付部材には、流体が流出する流出孔が形成されて、 前記逆流防止手段は、前記流出孔の内部に取付されることを特徴とする請求項6に記載の流体循環式の暖房装置。前記ハウジングは、貯蔵タンク取付部を備えており、 前記の貯蔵タンク取付部は凹溝部と前記凹溝部の内部に形成され、前記流出孔に対応する形の突起部を含み、前記突起部は、前記ボイラの上流側の循環ラインと連結されて、前記流出孔と連通される流入口が形成されたことを特徴とする請求項7に記載の流体循環式の暖房装置。前記凹溝部の底面には、放熱部材側の循環ラインと連結された流出口が形成され、前記逆流防止手段の取付部材には、前記流出口を通って供給された流体が流入する流入孔が形成されたことを特徴とする請求項8に記載の流体循環式の暖房装置。前記流入孔は、前記流出孔の周りに複数形成されることを特徴とする請求項8に記載の流体循環式の暖房装置。前記凹溝部の底面には、前記流出口を通って供給された流体が循環する溝が形成され、前記流入孔は、前記溝と連結されることを特徴とする請求項8に記載の流体循環式の暖房装置。前記逆流防止手段の取付部材は、弾性高分子物質から造られたことを特徴とする請求項7に記載の流体循環式の暖房装置。前記ボイラーは、前記循環ラインと結合する入口と出口を備えるボイラーのドラムを含み、前記出口は、前記ボイラーのドラムの最下段に位置することを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。前記ボイラーのドラムは、前記出口が前記入口に比べて低くなるように傾斜した状態で前記ハウジングに取付されることを特徴とする請求項13に記載の流体循環式の暖房装置。前記ボイラーは、 流体の出入りが可能な一つの管を備えるボイラーのドラムを含み、この管は、前記ボイラーの上流側の循環配管および下流側の循環配管と連結され、前記逆流防止手段によって上流側の循環配管による流体の放出が制限されることを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。前記貯蔵タンクは、流体が流出される流出孔を備えて、前記逆流防止手段は、前記流出孔の内部に着脱可能に取付されることを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。前記貯蔵タンクは、流体が収容される内部空間を形成する外壁と、外壁に形成された開口および前記開口に着脱可能なように結合された蓋と、 前記蓋で延長され、その後端に前記逆流防止手段を収容できる逆流防止手段の取付部が形成されて、一応は、前記逆流防止手段の取付部と連通されて他端は前記内部空間と連通して、前記内部空間の流体を前記逆流防止手段の取付部へ伝達する流路が形成されたロードをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の流体循環式の暖房装置。多孔性材料で構成され、前記ボイラーと前記貯蔵タンクとの間の前記循環ラインの内部に取付されて、前記の貯蔵タンクから前記ボイラーに供給される流体の流速を制限する流速調節手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の流体循環式の暖房装置。

说明书全文

本発明は、流体の加熱および冷却を通って流体を循環させる流体循環式の暖房装置に関するもので、さらに詳しくは逆止弁(check valve)のような逆流防止手段の着脱が容易な流体循環式の暖房装置に関するものである。

居住空間などの暖房をする補助暖房手段として、電気敷布団や電気カーペットなどが主に使われている。しかし、これらの電気敷布団や電気カーペットなどの電気機器の場合、電流が流れる電熱線では電界と共に電磁波が生じる。このような電磁波に継続に露出されるのは人体に有害だ。

このような従来の電気敷布団や電気カーペットなどによる電磁波の直・間接的な被害を減らすために加熱した高温の流体を配管を通って循環させ、その配管を電気敷布団や電気カーペットなどの放熱部材で包む流体循環式の暖房装置が考案された。

例えば、登録特許公報第1038576号、第0312643号、第1033668号などには管路型ヒーターなどによって加熱された液体を循環ポンプを利用して循環させる方式の流体循環式の加熱装置と液体の気化の圧によって液体を循環させる方式の流体循環方式の暖房装置が開示されている。

韓国登録特許公報第1038576号

韓国登録特許公報第0312643号

韓国登録特許公報第1033668号

上述した従来の流体循環式の暖房装置は次のような問題がある。従来の流体循環式の暖房装置は流体が一方向に循環できるように、流体が循環する循環ラインに1つ以上の逆流防止手段を取付した。しかし、流体で主に使われるが長時間の加熱により生じた異物が逆流防止手段の動作を妨害したり、または暖房装置の長時間の使用による逆流防止手段が劣化される場合、正常的な流体循環が行われない問題があった。逆流防止手段を交代するためには暖房装置を分解しなければならなだめ、逆流防止手段の交代が非常に不便で修理費用も多く発生したり、逆流防止手段の故障が暖房装置の廃棄に繋がり、資源の浪費が激しいとの問題があった。

本発明は、前述した問題点を改善するためのものであり、逆流防止手段の交代が容易な構造の新しい流体循環式の暖房装置を提供することを目的とする。

前述した目的を達成するために本発明に係る流体循環式の暖房装置は循環ライン、前記の循環ラインに取付される放熱部材、流体を加熱して膨張させるボイラー、流体を 蓄えて前記ボイラーに供給する貯蔵タンク、前記ボイラーを制御するコントローラおよび前記ボイラーとコントローラを収容するハウジングを含んでおり、前記ハウジングに着脱可能に取付され、前記ハウジングに装着されると、前記ボイラーと前記貯蔵タンクとの間に配置した前記循環ラインと連通して前記循環ラインの流体の流れを一方向に制限する逆流防止手段をさらに含む。

前述した流体循環式の暖房装置は、前記ハウジングに着脱可能なように結合する固定部と、前記固定部と結合され、前記貯蔵タンク側の循環ラインと連結される入口と前記ボイラー側の循環ラインと連結される出口を備えて、前記入口と出口の間に前記逆流防止手段を収容する収容空間が形成された逆流防止手段の取付部を備えたキャップをさらに含み、前記逆流防止手段は前記キャップの逆流防止手段の取付部に取り付けることができる。ここで前記固定部は前記ハウジングにネジ結合されたりはめあい結合することができる。

また、前述した流体循環式の暖房装置で、前記の貯蔵タンクは前記ハウジングに着脱可能に取付されており、流体が流出する流出孔を備えて、前記ハウジングには前記流出孔と連通した入口と前記ボイラー側の循環ラインと連結する出口を備えて前記入口と出口の間に前記逆流防止手段を収容する収容空間が形成された逆流防止手段の取付部が形成され、前記逆流防止手段は、前記入口を通って前記逆流防止手段の取付部に着脱可能なように取付できる。

また、前記の貯蔵タンクは、前記ハウジングに着脱が可能なように取付され、流体が流出される流出孔を備えて、前記逆流防止手段は前記流出孔の内部に取付されることもある。ここで、前記の貯蔵タンクは、流体が収容される内部空間を形成する外壁と、下側の外壁に形成された開口および前記開口の外周面に沿って下方に突出した突出部と前記突出部によって囲まれた取付スペースに取付される逆流防止手段の取付部材を含み、前記逆流防止手段の取付部材には、流体が流出する流出孔が形成され、前記逆流防止手段は前記流出孔の内部に取付できる。

そして、前記ハウジングは貯蔵タンク取付部を備えて、前記の貯蔵タンク取付部は凹溝部と前記凹溝部の内部に形成され、前記こ流出孔に対応する形の突起部を含み、前記突起部には前記ボイラの上流側の循環ラインと連結して前記流出孔と連通される流入口が形成できる。

ここで、前記凹溝部の底面には、放熱部材側の循環ラインと連結された流出口が形成して、前記逆流防止手段の取付部材には前記流出口を通って供給された流体が流入する流入孔の形成ができる。前記流入孔は前記流出孔の周辺に複数形成することができる。また、前記凹溝部の底面には、前記流出口を通って供給された流体が循環する溝が形成され、前記流入孔は前記溝と連結することができる。

前記逆流防止手段の取付部材は弾性高分子物質からできる。

前述した流体循環式の暖房装置で、前記ボイラーは前記循環ラインと結合する入口と出口を備えるボイラーのドラムを含んでおり、前記出口は前記ボイラーのドラムの最下段に位置することが望ましい。前記ボイラーのドラムは、前記出口が前記入口に比べて低くなるように傾斜した状態で前記ハウジングに取付できる。

また、前記ボイラーは流体の出入りが可能な一つの管を備えるボイラーのドラムを含み、この管は、前記ボイラーの上流側の循環配管および下流側の循環配管と接続されて、前記逆流防止手段によって上流側の循環配管を通じた流体の放出が制限できる。

また、前述した流体循環式の暖房装置で、前記の貯蔵タンクは、流体が流出される流出孔を備えて、前記逆流防止手段は、前記流出孔の内部に着脱可能に取付できる。

ここで、前記の貯蔵タンクは、流体が収容される内部空間を形成する外壁と、外壁に形成された開口および前記開口に着脱可能なように結合された蓋と、前記蓋で延長され、その後端に前記逆流防止手段を収容できる逆流防止手段の取付部が形成されており、一端は、前記逆流防止手段の取付部と連通されて他端は前記内部空間と連通して、前記内部空間の流体を前記逆流防止手段の取付部に伝達する流路が形成されたロードをさらに含める。

また、前述した流体循環式の暖房装置は、多孔性材料で構成され、前記ボイラーと前記貯蔵タンクとの間の前記循環ラインの内部に取付されて、前記の貯蔵タンクから前記ボイラーに供給される流体の流速を制限する流速調節手段をさらに含むことが好ましい。

本発明に係る流体循環式の暖房装置は、逆流防止手段の交替が容易であるという長所がある。したがって、通常のユーザーが逆流防止手段を直接に交替できる。これにより、突然の故障に簡単に対応することができる。液体循環式の暖房装置の寿命も延ばすことができる。

図1は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の一実施例の概念図である。

図2は、図1に図示された流体循環式の暖房装置の一部を示す断面図である。

図3は、図1に図示された液体循環式の暖房装置の貯蔵タンク取付部を示した平面図である。

図4は、図1に図示されたボイラーの側面図である。

図5は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の他の実施例の一部を示した断面図である。

図6は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の他の実施例の一部を示した断面図である。

図7は、ボイラーの他の実施例の側面図である。

図8は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の他の実施例の貯蔵タンクを示す断面図である。

10:循環ライン 15:放熱部材 20、90:ボイラー 21、91:ボイラーのドラム 22:板状ヒーター 23:ヒーター取付部 27:クランプ(clamp) 29:コントローラ 30:ハウジング 31: 貯蔵タンク取付部 32:凹溝部 33:突起部 35:流出口 36:流入口 38、72、115:逆流防止手段の取付部 40、60、110:貯蔵タンク 41、61、111:内部空間 42、62、112:外壁 43:開口 44:突起部 46:逆流防止手段の取付部材 47、97:流出孔 49、99:流入孔 50:逆流防止手段 63:結合部 67:流出入孔 69:陥没部 70:キャップ 71:固定部 80:キャップ取付部 114:蓋 116:ロード

以下、添付された図面を参考にして、本発明の一実施例を詳細に説明する。しかし、本発明の実施例は、いくつかの他の形態に変形することができる。本発明の範囲が下で詳述する実施例に限定されるものと解釈されてはならない。本発明の実施例は、当業界で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されているものである。したがって、図面での要素の形状などは、より明確な説明を強調するために誇張されたものであり、図面上で同一な符号で表示された要素は、同一な要素を意味する。

図1は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の一実施例の概念図である。図1を参考にすれば、本発明に係る流体循環式の暖房装置の一実施例は、流体が循環する循環ライン10、循環ライン10に取付されている放熱部材15、流体を加熱するボイラー20、ボイラー20を制御するコントローラ29、ボイラー20とコントローラ29が取付されているハウジング30と流体を収容する貯蔵タンク40を含んでいる。

循環ライン10は、流体が循環する細長い管として、ボイラー20から排出され加熱された流体が放熱部材15を経て冷却した後、貯蔵タンク40に供給する経路をなす第1の循環ライン11と貯蔵タンク40から排出された流体をボイラー20に供給する経路で、第2の循環ライン12を含む。

第2循環ライン12の内部には、流速調節手段(非図示)が取付できる。流速調節手段は、多孔性材料からできる。例えば、不織布などでできる。流速調節手段は、第2循環ライン12を介して貯蔵タンク40からボイラー20に供給される流体の流速を制限して、流体の急速な流れによる騒音の発生を最小限にする役割をする。

一部は、曲がりくねった形で放熱部材15の内部に配置され、残りは放熱部材15の外側に配置される。放熱部材15の外側に配置された循環ライン10には、ボイラー20、貯蔵タンク40などが取付される。

ハウジング30は、大体ボックス形態として、その内部にはボイラー20と循環ライン10の一部およびコントローラ29が取付される。ハウジング30の上部には、貯蔵タンク40を取付するための貯蔵タンク取付部31が形成される。

図2は、図1に図示された流体循環式の暖房装置の一部を示す断面図で、図3は図1に図示された流体循環式の暖房装置の貯蔵タンク取付部を示した平面図である。図2と3を参考にすると、貯蔵タンク取付部31は、円形断面の凹溝部32と凹溝部32の中心部に形成された円柱形態の突起部33を含む。突起部33の高さは凹溝部32の深さに比べて低い。凹溝部32の底面34には、放熱部材15の第1循環ライン11と連結された流出口35が形成される。この流出口35は、床面34に形成された同心円状の溝39と連通している。そして、突起部33には、ボイラー20の第2循環ライン12と接続された流入口36が形成される。

ハウジング30と放熱部材15の間に配置される第1循環ライン11は、ユーザーのやけどおよび第1循環ライン11の損傷を防止するための保護部材(非図示)に包まれている。

流体は、水や油のような液体の使用ができる。特別に制限してはないけど超純水(deionized water)を使用することが望ましい。異物によって逆流防止手段50が故障したり、循環ライン10が詰まるのを最小限にできるからである。

放熱部材15は、電気敷布団や電気カーペットなどの第1循環ライン11を包む手段として、第1循環ライン11を流れる流体の熱を間接的にユーザに伝達する役割をする。放熱部材15は、裏地と表地を含み、裏地には、第1循環ライン11がジグザグの形で埋設している。第1循環ライン11を裏地に埋設する方法としては、先に裏地に、ジグザグ形で一定の間隔で穴をあけ、第1循環ライン11は、穴に沿って縫製するようにはめ込む方法などがある。

図4は、図1に図示されたボイラーの側面図である。ボイラー20は、循環ライン10に取付されて循環ライン10に流れる流体を加熱するための手段である。

図4を参考にすれば、ボイラー20は、ボイラーのドラム21と板状ヒータ(plate heater、22)を含む。ボイラーのドラム21は、大体シリンダ形状で、板状ヒーター22の取付およびボイラーのドラム21への熱伝達を容易にするためボイラーのドラム21の表面を平らに変形させて形成した平面24を備えたヒータ取付部23を備える。ボイラーのドラム21は、第2循環ライン12および第1循環ライン11と、それぞれ結合する入口25と出口26を備える。ボイラーのドラム21は、流体が流入する入口25が出口26に比べて高くなるように傾斜した状態でハウジング30に取付される。また、出口26は、ボイラーのドラム21の下側に取付されることが望ましい。図4に図示されたように、ボイラー内部の流体が加熱されて気化すると、気体の圧力によって加熱された流体が出口26側のほうに押し出されるのが用意だ。

ボイラーのドラム21は、熱伝導率が高い材質で作られるのが望ましい。例えば、アルミニウムや銅で作れる。

ボイラー20を加熱する手段としては、様々な方法が適用できる。例えば、ボイラーのドラム21の外壁にニクロム熱線を巻いたり、板状または棒状のヒータをボイラーのドラム21に取付できる。本実施例では、板状ヒーター22を加熱手段として使用したと説明するが、加熱手段が板状ヒータ22に制限されるのではない。

板状ヒーター22は、セラミックプレートの一面または両面に抵抗の役割をするパターンを形成した後、この抵抗パターンを保護する保護層をセラミックプレートの上面と下面に形成して作製できる。板状ヒーター22の抵抗パターンに電流を流すと、板状ヒーター22で熱が発生する。

また、ボイラ20は、板状ヒータ22をボイラードラム21に結合するためのクランプ27をさらに含む。クランプ27を除去すると、板状ヒーター22をボイラードラム21から簡単に分解できて、板状ヒーター22の故障等に容易に対応することができる。

ボイラーのドラム21に伝達された熱は、ボイラーのドラム21の内部に流入された流体を加熱して、一部の流体を膨張、気化させる。流体が膨張または気化されると、ボイラードラム21の内部の圧力が高くなって、流体がボイラーのドラム21の出口26に流れる。ボイラーのドラム21の入口25側は逆流防止手段50によって流れが遮断される。

板状ヒーター22に流れる電流が遮断されると、ボイラードラム21にそれ以上の熱は伝達されない。ボイラーのドラム21は、板状ヒーター22と結合された表面の一部を除いては、すべて外部に露出されており、熱伝導率の高い素材で作られて迅速に冷却される。ボイラーのドラム21の冷却にボイラードラム21の内部に残留する気化された流体は、再び収縮して、これによる大きな割合の体積の減少およびそれに伴う真空形成に圧力が減少して、流体がボイラーのドラム21の入口25を介してボイラーのドラム21の内部に流入される。

コントローラ29は、決められたプログラムに沿って板状ヒータ22と連結された電源にON、OFF信号を印加する役割をする。ON信号の維持とOFF信号の維持時間を調節することにより、流体を加熱し、冷却する時間を調節する。流体を加熱すると、流体の温度と圧力が増加する。流体の圧力の増加は、流体が放熱部材15に向かって流れるようにする。ボイラーのドラム21の内部の流体が気化圧力により出口26に抜けると、流体が気化されたときに発生したボイラーのドラム21の内部の圧力が維持されなくて貯蔵タンク40または押し出された流体が再びボイラードラム21内に流入される。この時、ボイラードラム21の内部に突然の圧力低下が発生して、ボイラーのドラム21の内部に流体が供給される。したがってON信号の維持時間とOFF信号の維持時間を調節すれば、ポンピング速度と流体の温度を制御することができる。

再び、図2を参考にすると、貯蔵タンク40は、流体が収容される内部空間41を形成する外壁42と、下側外壁42に形成された円形の開口43および開口43の外周面に沿って下方に突出した突起部44を含む。また、突起部44によって囲まれた取付スペース45に取付される逆流防止手段の取付部材46を含む。

逆流防止手段の取付部材46は、大体円柱形状として、中心部には、貯蔵タンク取付部31に配置された流入口36と連通してボイラー20に流体を供給する流出孔47が形成される。この流出孔47の内部には、逆流防止手段50が取付される。逆流防止手段50は、流体が循環ライン10から一方向のみ流れるように制限するための手段である。つまり、流出孔47を通じては、貯蔵タンク40の内部に流体が流入されることを防止するための手段である。逆流防止手段50は、ボール逆止弁をはじめとする様々な種類の逆止弁、すなわち、リフト逆止弁、スイング逆止弁、メンブレン(membrane)逆止弁などを使用できる。また、流出孔47には、逆流防止手段50が圧力によって押される現象を防止する係止顎48を形成することもできる。

逆流防止手段の取付部材46の材質でシリコーンゴムなどのような弾性のある高分子物質を使用した場合には、逆流防止手段50を流出孔47にはめ込む方法を使い、逆流防止手段50が固定されると同時に、逆流防止手段50と流出孔47との間の空間が密封される利点がある。

逆流防止手段の取付部材46の流出孔47の周りの領域には、貯蔵タンク取付部31の流出口35と連通して放熱部材15に熱を伝達した低温状態の流体が流入される流入孔49が形成される。流入孔49の数は、必要に応じて変更できる。流出口35を通じて凹溝部32に流入した流体は、凹溝部32の底面34の溝39と流入孔49を通過した後、貯蔵タンク40の内部空間41に流入される。これらの溝39は、貯蔵タンク40が 貯蔵タンク取付部31に回転結合されるとき円滑な流路を確保するために必要である。

貯蔵タンク40は、 貯蔵タンク取付部31にネジ結合される。この時、凹溝部32の壁面と突起部44との間の空間が密閉される。必要な場合には、突起部44と凹溝部32との間にOリングのような別の密封手段を取付できる。

貯蔵タンク40が貯蔵タンク取付部31にネジ結合されるとき、貯蔵タンク取付部31の突起部33は、逆流防止手段の取付部材46の流出孔47にはめ込められる。逆流防止手段の取付部材46は、弾性力があるので、突起部33と流出孔47との間の空間が密封される。

また、図示していないが、貯蔵タンク40には、貯蔵タンク40の内部に蓄えられた流体の水位を測定できる水位センサーの取付ができる。水位センサーは、流体の補充が必要かどうかを知らせる役割をする。

以下、前述した流体循環式の暖房装置の一実施例の作用について説明する。

まず、超純水が入った貯蔵タンク40をハウジング30の貯蔵タンク取付部31に装着する。この時、貯蔵タンク40の流出孔47に取付された逆流防止手段50が貯蔵タンク取付部31の流入口36に密着される。

流体循環式の暖房装置を作動させると、ボイラー20の板状ヒータ22が作動してボイラーのドラム21の内部に蓄えられた流体が加熱される。加熱された流体は、膨張し、一部は気化する。流体の膨張および気化は、ボイラーのドラム21の内部の圧力を高め、ボイラードラム21の内部の流体を押すようになる。貯蔵タンク40の流出孔47には、逆流防止手段50が取付されておりますので、ボイラードラム21の内部の流体は、ボイラーのドラム21の入口25側(貯蔵タンクの流出孔側)に流れることはできず、出口26側に流出される。

出口26側に流出した流体は、放熱部材15の内部に配置された第1循環ライン11に沿って流れ、放熱部材15に熱を伝達して冷却される。冷却された流体は、貯蔵タンク40に戻る。貯蔵タンク40内の流体は、ボイラー20が加熱状態である場合には、ボイラー20の方向に流れることができない。ボイラー20側の圧力がより高いためである。

ボイラー20の板状ヒータ22に連結された電源を遮断したり、板状ヒーター22の発熱量を減らすと、ボイラーのドラム21の内部は、外部の空気によって冷却される。十分に冷却されて、ボイラーのドラム21の内部の圧力が貯蔵タンク40の内部の圧力に比べて低くなると、貯蔵タンク40に蓄えられている流体がボイラーのドラム21の内部に供給される。内部に流入された流体は、ボイラーのドラム21の内部の温度をさらに急激に下げて、流体の吸入を加速させる。このとき、第2の循環ライン12の内部に取付された流速調節手段は、流体が吸入される速度を緩く調節して、流体が吸入される過程で発生する騒音を最小限にする。

再びボイラーのドラム21の板状ヒータ22が作動すると、前述した過程を通じて流体が循環する。

本実施例において、逆流防止手段50が破損すると、ハウジング30にネジ結合された貯蔵タンク40を新しい貯蔵タンク40に交替する方法で逆流防止手段50を簡単に交替できる。超純水は、一般のユーザーが購入しにくいので、ユーザーが超純水が蓄えられた貯蔵タンク40自体を購入して定期的に交替する方法で、流体循環式の暖房装置が管理されると、逆流防止手段50も定期的に交替され、故障の防止ができる。

図5は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の他の実施例の一部を示した断面図である。本実施例において、逆流防止手段50は、貯蔵タンク取付部31の逆流防止手段取付部38に着脱可能に取付される。

本実施例において、貯蔵タンク60は、流体が収容される内部空間61を形成する外壁62と、下側の外壁から下方に突出した結合部63を含む。結合部63の外周面には、ハウジング30にネジ結合するためのネジ山64が形成されている。また、結合部63には、貯蔵タンク60の内部空間61と連通される流出入孔67が形成されている。そして、結合部63の後端には、円形断面の陥没部69が形成されている。流動ボール67は、陥没部69と連通している。

貯蔵タンク取付部31には、結合部63に対応する凹溝部32が形成されており、 凹溝部32の内壁には、結合部63のネジ山64に対応するネジ山37が形成されている。凹溝部32の底面34には、結合部の陥没部69と連結される流出口35と逆流防止手段の取付部38が形成されている。

逆流防止手段の取付部38は、陥没部69と連通された入口381と流入口36と連結される出口382を備え、入口381と出口382との間に逆流防止手段50を収容する収容空間383が形成されている。

本実施例において、逆流防止手段50は、貯蔵タンク40をハウジング30から分離させた後、逆流防止手段の取付部38の入口381を介して逆流防止手段の取付部38に装着したり取り外したりできる。本実施例は、貯蔵タンク60全体ではなく、逆流防止手段50だけを交替できるという長所がある。

本実施例において、流出口35を介して陥没部69に流入した流体は、逆流防止手段50によって流入口36側に流れず、流出入孔67を介して貯蔵タンク60の内部空間61に 蓄えられた。ボイラーのドラム21の内部の圧力が低下する場合には、貯蔵タンク60の内部空間61に保存された流体が流出入孔67、陥没部69、逆流防止手段50および流入口36の順に通過した後、第2循環配管12を介してボイラ20に流入される。

図6は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の他の実施例の一部を示した断面図である。

本実施例では、逆流防止手段50が取付されたキャップ70をハウジング30に装着する方法で逆流防止手段50を取付する。この場合、キャップ70は、ボイラー20と貯蔵タンク60との間に位置する。図6に図示したように、ハウジング30には、キャップ70をネジ結合できるキャップ取付部80が形成されており、キャップ取付部80の壁面81には、貯蔵タンク40側の第2の循環ライン12と連結される入口82とボイラー20側の第2の循環ライン12と連結される流出口83が形成されている。

キャップ70は、キャップ取付部80にネジ結合される固定部71と、固定部71から延長された逆流防止手段の取付部72を備える。逆流防止手段の取付部72は、流入口82と連結される入口73と流出口83と連結される出口74を備える。また、入口73と出口74との間に逆流防止手段50を収容する収容空間75が形成される。

本実施例では、キャップ70を交替する方法で逆流防止手段50を交替できる。また、キャップ70をハウジング30から分離した後、キャップ70の逆流防止手段の取付部38から逆流防止手段50を除去した後、他の逆流防止手段50を取付する方法で逆流防止手段50を交替することも可能だ。

図7は、ボイラーの他の実施例の側面図である。図7に図示されたボイラーは、図4に図示されたボイラーとは異なり、ボイラードラム91に一側面で延長された一つの管98を介して流体が流入し、排出される。この管98には、第1循環ライン11および貯蔵タンク40と連結された第2の循環ライン12が結合される。つまり、入口と出口が一つになる。

板状ヒーター22によってボイラーのドラム91の内部の流体が加熱され、一部が気化されると、気体の圧力によって加熱された流体がボイラーのドラム91の側面の管98を介して排出される。貯蔵タンク40と連結された第2の循環ライン12側に逆流防止手段50が取付されているだめ、貯蔵タンク40と連結された第2の循環ライン12には、流体が流れず、第1循環ライン11側に流体が流れる。

ボイラーのドラム91の内部の流体が冷却されると、ボイラードラム91の内部に音圧がかかり、貯蔵タンク40と接続された第2の循環ライン12とボイラーのドラム91の側面の管98を通じてボイラードラム21の内部に流体が流入される。この時、第1循環ライン11上の流体よりは大気圧に露出されている貯蔵タンク40内の流体が第2循環ライン12を介して、より多くボイラーのドラム91内に流入することになる。

図8は、本発明に係る流体循環式の暖房装置の他実施例の貯蔵タンクを示す断面図である。

本実施例に係る貯蔵タンク110は、流体が収容される内部空間111を形成する外壁112と、下側外壁112に形成された流出孔117と流入孔119を含む。流出孔117の内部空間111側の後端120は、逆流防止手段50が取付されるように流出孔117の他の部分に比べて断面積が大きい。

また、貯蔵タンク110の上側の外壁112には、開口113が形成される。開口113には、蓋114がネジ結合される。蓋114には、ロード116が結合される。ロード116の後端には、逆流防止手段50が取付される。逆流防止手段50は、ロード116の後端に形成された逆流防止手段の取付部115に取付される。逆流防止手段の取付部115は、ロード116の後端に逆流防止手段50が取付されるように形成された中空である。ロード116には、逆流防止手段50に流体を伝達するための流路118が形成される。ユーロ118の一端は、逆流防止手段50が取付されて中空と連通し、他端は内部空間111に向かう。

本実施例では、蓋114を交替する方法で逆流防止手段50を容易に交替できる。

以上で説明された実施例は、本発明の好ましい実施例を説明したものに過ぎず、本発明の権利範囲は、説明された実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と特許請求の範囲内で、この分野の当業者によって様々な変更、変形または置換が可能であり、そのような実施例は、本発明の範囲に属するものと理解されるべきである。

図2に図示された実施例では、別の逆流防止手段の取付部材46を備えたもので説明したが、逆流防止手段の取付部材は、貯蔵タンクと一体に結合することもできる。また、逆流防止手段の取付部材に弾性高分子物質を使用することで説明したが、堅い材質の逆流防止手段の取付部材を使用して、はめ込んで密封したり、Oリングなどの別の密封手段を使用することもできる。

また、図6に図示された実施例で、逆流防止手段の取付部の入口と出口が互いに平行なものと説明したが、逆流防止手段の種類に応じて、入口と出口が互いに直交できるのは自明である。

また、図8に図示された実施例において、直接流出孔に逆流防止手段を取付することもできる。

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