遠隔操作キャンドル

申请号 JP2017549867 申请日 2015-12-10 公开(公告)号 JP2018502270A 公开(公告)日 2018-01-25
申请人 キャンドル タッチ エルティーディー.; 发明人 レブ,モシュ; シュクーリ,ロイ;
摘要 【解決手段】遠隔操作されるキャンドル装置であって、該キャンドル装置は、a)燃焼材料を含む筐体;b)前記燃焼材料内に配置される灯芯であって、前記燃焼材料を毛管現象によって上方へ引き上げる灯心;c)内部に制御通信装置および該装置に電 力 を供給するためのバッテリが収容される電気ユニット;d)前記灯芯の上端部と熱交換関係を有し、前記制御装置によって制御され、前記上端部に制御可能に点火して炎を生成するための点火装置;e)前記電気ユニットおよび前記点火装置の両方に接続される1以上の導 体素 子;およびf)前記制御通信装置によって制御され、前記炎を制御可能に消火するための消火装置、を含み、前記電気ユニットが、ユーザ装置からのリモートコマンドを受信して、要求に応じて前記点火装置および前記消火装置を駆動させるように動作可能であることを特徴とする。消火作業は徐々に行うことも可能である。【選択図】図1
权利要求

遠隔操作されるキャンドル装置であって、 該キャンドル装置は、 a)燃焼材料を含む筐体; b)前記燃焼材料内に配置される灯芯であって、前記燃焼材料を毛管現象によって上方へ引き上げる灯心; c)内部に制御通信装置および該装置に電を供給するためのバッテリが収容される電気ユニット; d)前記灯芯の上端部と熱交換関係を有し、前記制御通信装置によって制御され、前記上端部に制御可能に点火して炎を生成するための点火装置; e)前記電気ユニットおよび前記点火装置の両方に接続される1以上の導体素子;および f)前記制御通信装置によって制御され、前記炎を制御可能に消火するための消火装置、を含み、 前記電気ユニットが、ユーザ装置からのリモートコマンドを受信して、要求に応じて前記点火装置および前記消火装置を駆動させるように動作可能であることを特徴とするキャンドル装置。消火装置は、筐体を覆い、それによって、炎を維持するために必要とされる追加酸素の進入を阻止するように構成されるカバーを含む、請求項1に記載のキャンドル装置。カバーは、消火動作を開始するための起動要素、および、要求に応じて前記起動要素を駆動するための、制御通信装置とデータ通信するアクチュエーターを含む、請求項2に記載のキャンドル装置。カバーは、開位置と閉位置の間で旋回可能である、請求項3に記載のキャンドル装置。平坦な固定された支持部材、前記支持部材上に設けられたモーター、および、カバーが開位置にあるときに、カバーの垂直移動を引き起こすための前記モーターに動力学的に接続されたスクリュー要素をさらに含む、請求項4に記載のキャンドル装置。ナット部材であって、スクリュー要素と螺合し、上部の折り曲げ可能な付設部で構成されるナット部材、付設部から横方向に延びる、平方向に配向された2つの対向するピン、カバーの対応する部であって、ピンの回りを旋回可能であり、スクリュー要素と係合している間は、支持部材の外面部と圧接状態となるような適切な寸法に設定された耳部、をさらに含み、モーターによって駆動された時のスクリュー要素の回動移動が、ナット部材と、これに接続されたカバーとの対応する垂直移動を引き起こす、請求項5に記載のキャンドル装置。カバーは閉位置へ向って付勢され、キャンドル装置は、支持部材に取り付けられた、カバーの垂直移動の間、完全な閉止位置への旋回を阻止するために、対応する耳部が摺動するように接する、1以上の垂直に伸びる長尺の脚部をさらに含む、請求項6に記載のキャンドル装置。閉位置へカバーを旋回可能にするためにカバーを十分上方に移動させたのち、耳部の一方と対応する脚部との間の接触が、徐々に解除可能である、請求項7に記載のキャンドル装置。燃焼材料の一部が燃焼され消費された後でも、直立位置に灯芯を維持するための機器をさらに含む、請求項1に記載のキャンドル装置。直立に維持する機器は、液体状態である燃焼材料の上部の自由表面と常に接触状態にあることを必要とする、金属製で空気が充填されるフロートと、フロートの上部表面に対し実質的に垂直な位置に灯芯を保存するための、灯芯の太さと実質的に等しいか、わずかに大きなサイズを有する、前記フロートに設けられた灯芯の受け入れ用開孔と、を含む、請求項9に記載のキャンドル装置。点火装置はフロートに固定され、電気ユニットは燃焼材料を含む筐体の底面に配置されるとともに、前記電気ユニットおよび前記点火装置の両方に接続される1以上の導体素子は、燃焼材料を通って伸び、密閉され、フロートの下向きの移動に適合するような可撓性を有している、請求項10に記載のキャンドル装置。燃焼材料はワックスであり、点火装置は1以上の導体素子に接続されたフィラメントであり、前記ワックスから前記フィラメントを分離するためのスペーサーが設けられている、請求項1に記載のキャンドル装置。電気ユニットに、オン/オフスイッチと、ユーザ装置に対し情報を受信及び/又は送信するのに適切であり、ユーザによって提供される情報に従ってスイッチをオンまたはオフするように構成される制御通信ユニットとが設けられる、請求項1に記載のキャンドル装置。電気ユニットは非使い捨てである、請求項1に記載のキャンドル装置。リモートコマンドは、セルラーネットワーク上で送信可能である、請求項1に記載のキャンドル装置。ユーザ装置上で作動するスマートフォンアプリケーションと接続するように構成される、請求項1に記載のキャンドル装置。電気ユニットは、位置検出器と、前記位置検出器とデータ通信するコントローラーとを含み、コントローラーは、ユーザ装置がキャンドル装置からあらかじめ定められた距離を越えて離れていることを判定するように構成される、請求項1に記載のキャンドル装置。あらかじめ定められた距離を越えてキャンドル装置から離れていることを発見した場合に、炎が点火されたままである危険性があるものとして、ユーザ装置に制御通信装置を通じて警報を送信するように構成される、請求項17に記載のキャンドル装置。ユーザ装置のキャンドル装置からの距離が他のあらかじめ定められた距離未満であった後、ユーザ装置が前記あらかじめ定められた距離を越えてキャンドル装置から離ていることを発見した場合に、自動的に消火装置を起動するように構成される、請求項17に記載のキャンドル装置。単一のユーザ装置によって同時に制御可能である、複数のキャンドル装置のうちの1つである、請求項1に記載のキャンドル装置。電気ユニットは、キャンドル装置の度を検出するのに適切であるコントローラーとデータ通信する配向センサーをさらに含み、 コントローラーは、 a)検出された角度が、予め定められた角度から予め定められた値よりも大きく逸脱したときに、消火装置に起動信号を送信し:および b)キャンドル装置の点火を不能にする、 ように動作可能である、請求項17に記載のキャンドル装置。電気ユニットは、コントローラーとデータ通信する信号強度センサーをさらに含み、 コントローラーは、感知された信号強度があらかじめ定められた値未満であるとき、消火装置に起動信号を送信するか、またはユーザ装置に適切な通知を送信するように動作可能である、請求項17に記載のキャンドル装置。アプリケーションは、ユーザ装置のマイクロフォンへの特徴的な息の吹きつけである音声パターンを認識するように動作可能であり、これに反応して、キャンドル装置を消火するためのリモートコマンドを生成する、請求項16に記載のキャンドル装置。

说明书全文

本発明は家電分野に関連する。より詳しくは、本発明は、遠隔操作されるキャンドルおよびそのための制御システムに関する。

遠隔操作可能なキャンドルは、第一に、安全対策が講じられる。火を着けたままのキャンドルを忘れて、火災を引き起こし、財産に対する甚大な被害や人命の損失さえももたらしかねない、極めて危険な状況を結果として招くことになる。

遠隔操作キャンドルの明らかな安全上の利点とは別に、このような装置は多くの場合、例えば、人がある特定の場所に存在することができず、そこへの到着前に、火をついたキャンドルを使用して、その場所に所望の雰囲気を作り出したいと思った場合などに、役立てることができる。

いくつかの遠隔操作キャンドルは、従来技術で知られている。

特開2004ー071526号公報は、無線電話機によって出された電話信号によってキャンドルに点火するための遠隔点火装置を開示する。受信される信号は電気信号に変換され、制御機構によって増幅され、キャンドルの灯芯に点火するために点火装置を駆動する。

国際公開WO2008/074269号公報は、燃焼材料の貯蔵容器及び/又は供給源を有する遠隔操作される点火源が、電源に接続された点火システムを備えるバーナシステムと接続されること、同時に、点火システムは始動装置と接続し、点火源本体の外部に配置されるコントローラと接続されることを開示している。

国際公開WO2008/132733号公報は、遠隔キャンドル点火器具を開示する。この器具は、プラットホーム上に固定して設置された点火手段と、点火手段を各キャンドルの灯芯の付近に順番に持ってくるという方法で、固定されたプラットホームに対して移動可能なプラットホームを移動させる位置決定手段とを含む。

たまに、部分的または全体的な暗闇効果を得るため、火がついたキャンドルを遠隔的に消火させることが望まれることもある。これら従来技術の装置はいずれも、火がついたキャンドルを、遠隔的に消火するための手段を提供しない。

したがって、本発明の目的は、実際の炎でキャンドルに点火する手段、および、その後、要望が有ればいつでも、火がついたキャンドルを遠隔的に消火する手段を有する遠隔操作キャンドルを提供することである。

本発明の他の目的は、容易に操作することができ、ユーザに対し入力を提供することができる装置を提供することである。本発明の他の目的および利点は、後述する記載によって明瞭になる。

本発明は、遠隔操作されるキャンドル装置を対象とし、該キャンドル装置は、燃焼材料を内蔵する筐体;前記燃焼材料内に配置される灯心であって、その毛管現象によって前記燃焼材料を上方へ引き上げる灯心;制御通信機器と、この機器に給電するためのバッテリとが収容される電気ユニット;前記灯芯の上端部と熱交換関係を有し、前記制御通信機器によって制御され、前記上端部に制御可能に点火して炎を生成するための点火装置;前記電気ユニットおよび前記点火装置の両方に接続される1以上の導体素子;および前記制御機器によって制御され、前記炎を制御可能に消火するための消火装置、を含み、前記電気ユニットは、ユーザ装置からリモートコマンドを受信し、要求に応じて、前記点火装置および前記消火装置を駆動するように動作可能である。

消火装置は好ましくは、筐体を被覆し、それによって、炎を維持するために必要とされる追加酸素の進入を阻止するように構成されたカバーを含む。

1つの態様において、カバーは、要求に応じて、消火動作を開始するためのに起動要素と、前記起動要素を駆動するための制御機器とデータ通信するアクチュエーターとを含む。

1つの態様において、カバーは、開位置と閉位置との間を旋回して移動可能である。

1つの態様において、キャンドル装置はさらに、平坦で固定された支持部材と、前記支持部材に配設されたモーターと、開位置にあるときにカバーを垂直方向に移動させるための、前記モーターに動力学的に接続されたスクリュー要素とを含む、

1つの態様において、キャンドル装置はさらに、スクリュー要素と螺合するナット部材を含み、該ナット部材は、上部の折り畳み可能な付設部を有し、該付設部から側方へ、平方向に配置された2つの対向するピンが延び、該ピンの回りを、カバーの対応する部が回動可能であり、前記ナット部材は、スクリュー要素と係合している間は、支持部材の外面部に押圧状態で隣接する関係を有するような適切な寸法に設定され、その結果、モーターによって駆動されたときのスクリュー要素の回転動作が、ナット部材およびこれに接続されるカバーの、対応する垂直方向の移動を引き起こすように構成される。

1つの態様において、カバーは、閉位置方向に付勢され、キャンドル装置はさらに、支持部材に取り付けられた、1以上の垂直方向に伸びる細長い脚部を含み、カバーが垂直方向に移動する間、完全な閉位置まで回動するのを阻止するために、対応する耳部が脚部に摺動可能に当接する。一方の耳部と対応する脚部との間の接触は、カバーが十分に上方へ移動して、閉位置へカバーを回動させることが可能になった後、段階的に解消される。

1つの態様において、キャンドル装置はさらに、燃焼材料の一部が燃焼され消費された後でも、灯心を直立姿勢に維持するための機器を含む。

1つの態様において、直立維持機器は、液体状態の燃焼材料の上方自由表面と常に接触するように誘導する、金属製の空気充填されたフロートを含み、灯芯の太さと実質的に等しいが、わずかに大きな寸法を有する灯芯受け入れ開孔が、フロートの上部表面に実質的に垂直となる配置に灯芯を保持するためにフロートに設けられる。

1つの態様において、点火装置はフロートに固定され、電気ユニットは、燃焼材料を含む筐体の底面に配置され、前記電気ユニットおよび前記点火装置の両方に接続される1以上の導体素子は、燃焼材料を通って伸びており、密閉され、フロートの下方への移動に適合するような可撓性を有する。

1つの態様において、燃焼材料はワックスであり、点火装置は1以上の導体素子に接続されるフィラメントであり、前記ワックスから前記フィラメントを分離するためのスペーサが設けられる。

1つの態様において、電気ユニットは、導電性ワイヤに接続されるのに適切であり、オン/オフスイッチと、受信及び/又はユーザへの情報送信に適切であり、ユーザによって提供された情報に従って、スイッチをオンオフするように構成された通信ユニットとが設けられる。導電性ワイヤは、銅製とすることができる。電気ユニットおよび導電性ワイヤ機構は、単一体とすることができ、それらを非使い捨てとすることもでき、この場合、電気ユニットおよび導電性ワイヤは再使用が可能であり、キャンドルは、新しいワックスまたは新たに供給する油で装置を満たすことにより、再動作させることが可能である。電気ユニットは、携帯トランシーバーにより、または選択的に、あるいか追加的に、Bluetooth(登録商標)およびWi−Fi(登録商標)通信要素により、提供することが可能である。キャンドル装置は、ユーザ装置上で動作するスマートフォンアプリケーションと連動するように構成することができる。

1つの態様において、アプリは、ユーザ装置のマイクロフォンに特徴的に息の吹きつけである音声パターンを認識し、応答としてキャンドル装置の消火動作を駆動するためのリモートコマンドを生成するするように動作する。

1つの態様において、電気ユニットは、位置検出器および、該位置検出器とデータ通信して、ユーザ装置がキャンドル装置からあらかじめ定められた距離よりも離れていることを判定するように構成されたコントローラを含む。

1つの態様において、炎が付いたままであるという危険性に関し、キャンドル装置は、キャンドル装置から、あらかじめ定められた距離を越えて離れたことを発見した場合に、ユーザ装置に通報装置によって警報を送信するように構成される。

1つの態様において、キャンドル装置は、ユーザ装置がキャンドル装置から離れていた距離が別のあらかじめ定められた距離未満であった後、あらかじめ定められた距離よりも遠くに離れたことを認識した場合に、自動的に消火装置を駆動するように構成される。

1つの態様において、電気ユニットはさらに、コントローラとデータ通信し、キャンドル装置の度を検出するのに適している姿勢センサーを含み、コントローラは、検出された角度が、あらかじめ定められた角度から、あらかじめ定められた値よりも大きくなるように逸脱した場合に、消火装置に駆動信号を送信するように動作する。

1つの態様において、電気ユニットはさらに、コントローラとデータ通信する信号強度センサーを含み、コントローラは、検出された信号強度があらかじめ定められた値未満である場合に、消火装置に駆動信号を送信し、または、ユーザ装置に適切な通知を送信するように動作する。

1つの態様において、キャンドルは、単一のユーザ装置によって、同時的に制御可能な複数のキャンドル装置のうちの1つである。

本発明は、添付された図面を参照して、説明する。

本発明の1実施形態に係るキャンドル装置の斜視図である。

図1のキャンドル装置の基部の斜視図である。

典型的な通信ユニットが設けられた、図2の基部の平面図である。

本発明の異なる実施形態に係るキャンドル装置の斜視図であって、キャンドルの上部およびその上方のカバーを示すものである。

本発明の異なる実施形態に係るものであって、カバーが開位置の状態である場合における、キャンドル装置を一部省略して示す正面図である。

図5のキャンドル装置において、ケーシングを取り外し、カバーを閉位置付近に設定した状態を示す正面図である。

図5のキャンドル装置において、ケーシングを取り外し、カバーを閉位置付近に設定した状態で支持部材を示す側面図である。

図5のキャンドル装置において、ケーシングを取り外し、カバーを閉位置付近に設定した状態で点火装置を示す上方から見た斜視図である。

図5のキャンドル装置において使用される脚部の拡大した正面図であって、カバーを降下させて最終的に開位置の状態にする場合に、カバーと摺動接触する状態を示すものである。

図5のキャンドル装置において使用される制御システムのブロック図である。

本発明の遠隔操作キャンドル装置は、火がついたキャンドルを遠隔的に消火するための手段を備える。多くの場合、キャンドルは長期間、たとえば1日中さらには一週間、連続的に火が灯されるように適合される。仮に、昼または夜の特定時間の間、火がついたキャンドルの場所に人々が集まらない場合、火がついたキャンドルの利点が発揮されることがなく、したがって、キャンドルに関連するかなりの量の燃焼材料が有効に利用されることがない。キャンドル装置は、消火手段と点火手段の両方と接続するための通信構成要素として機能する基部を含み得る。

図1は、本発明の1実施形態に係るキャンドル装置101を示すものであって、灯芯102、銅線103aおよび103b、スペーサ104およびフィラメント105を含む。銅線103aおよび103bは電気端子に接続され、一方は正極の端子に、他方は負極の端子に接続され、それらはデバイスの電子基部にも接続される(図2参照)。電気回路が閉じている場合、電気は、フィラメント105に接する銅線103aおよび103bを通って流れ、その結果、フィラメント105を高温にする。フィラメント105は灯芯102に接し、フィラメント105が十分に熱くなったとき、灯芯を点火させる。より良好な点火のため、電気が灯芯102も同じように流れるように、灯芯102に電気的な導電材料を設けてもよい。

銅線103aおよび103は、他の適切な電気的に伝導性の任意材料のワイヤと置き換えることが可能であり、便宜上これらも「銅線」と呼ぶが、このことは、本発明のワイヤを、銅からのみ製作されるものに限定することを意味するものではない。仮にフィラメント105とキャンドルのワックスとの間の接触を回避するための手段が提供されるならば、例えば、下の段落で記載するように、フィラメント105が、スペーサとしてそれ自体が機能し、スペーサ104として機能するのに適切な形状および材質を有する場合、スペーサ104の使用を、回避することができる。

キャンドル101は、ワックス106も含み、これは、固形ワックスや、油などの液状ワックスのような、任意のタイプの公知のキャンドル用ワックスとすることができる。ワックス106は、専用筐体で保持してもよい。

スペーサ104は、フィラメント105を、ワックス内に沈まないように、ワックスレベル以上に維持するように構成することができ、その形状は、ワックスが消費され、そのレベルが低下しても、フィラメントがワックス106に接する状態を持続することを保証するのに適切であり、それにより、フィラメント105が、ワックスの深さの全体にわたって、灯芯102に点火し続けることを可能にする。スペーサ104は、回路を短絡させることも、これが接しているワックスを加熱することもないように、熱的および電気的に分離させることができる。フィラメント105は、灯芯102の周囲で包囲され、それらの間の接触領域の分量は、電力供給量と、灯芯102への点火に必要な温度とによって決定することができる。

図2は、図1のデバイスの基部201の斜視図であり、これは、通信および電気ユニットとして機能する。基部201は、バッテリまたは他の適切な電源を含み、銅線103aおよび103bに電気的に接続するのに適している。ワイヤ103aおよび103bは、永続的に基部201およびスペーサ104に接続することができ、フィラメント105は、永続的にワイヤ103aおよび103に接続することができ、デバイスの再使用は、単に灯芯を新しくして、ワックスを充填するだけで、可能となる。しかし、キャンドル101は、使い捨て可能でもあって、基部201に接続するのに適切であるようにすることができる。

図3は、図2の基部201の平面図であり、例えばブルートゥース(登録商標)受信機によって制御可能な、典型的な通信ユニットが設けられる。基部201は、以下に記載するような、ユーザからのコマンドを受信し及び/又はユーザへ情報を送信するのに適切である、任意の他の種類の通信要素を設けることができる。デバイスに対するユーザの制御は、コンピューターやスマートフォンのような、送信及び/又は受信能力を有する、任意のデバイスによって実行することができる。

前述の記載で述べたように、例えば基部201の内部にスイッチ(図示せず)を設けることによって実行されて、基部201の電気回路、ワイヤ103aおよび103b、並びにフィラメント105が閉じられたときに、キャンドル101が点火される。

ユーザがキャンドル101を点火したい場合、ユーザは、基部201の通信ユニットに、スイッチを閉じさせ、デバイスを通じて電気を流し、その結果キャンドル101を点火させるコマンドを送信する。ユーザは、炎の消火を確実にするため、オフコマンドを送信することができ、それによりスイッチを開かせ、その結果、通電を終了させる。デバイスに対する通電が停止すしたとき、灯芯102の製作材料に依存して、灯芯102は、燃焼し続けることがある。

デバイスは、キャンドル装置の分解斜視図である、図4に示すような、さらにカバーを設けることができる。これは、本発明の他の実施形態に係るものであり、キャンドル401のワックス筐体の上方部分およびその上のカバー402を示す。炎を消火する効率的な方法は、燃焼が生じさせるのに必須の気体である酸素を奪うことによるものである。デバイスはさらに、例えばワックス筐体がその基部上に位置しているかどうかを判定するために、ワックス筐体の角度を検出することができる、センサーを含むことができる。そのようなセンサーは、安全装置として使用することができ、点火しているキャンドルが落下したときに、落下の結果として、キャンドル周囲の任意の可燃性物体に点火する可能性が有るので、事故が生じるのを防止するため、カバー402を発動させる能力を持たせることができる。

カバー402は、キャンドル401の上に配置することができ、デバイスの基部に接続することができ、または、それ自体が、ユーザが炎の消火を希望する場合に、ユーザが「閉止」コマンドを送信することができるような、受信機を含むことができる。カバー402には、単にキャンドルを被覆できるだけのシャッター402を設けてもよいが、これは、周囲から炎への酸素供給を阻止するのに適切な他の構成要素と置き換え可能である。代替的に、消火材料(液体や粉末など)は、カバー402に含ませて、適切なコマンドをユーザから受信したときに放出させることも可能である。

デバイスは、スマートフォンや適切な携帯装置のアプリケーション、遠隔制御通信装置、またはPCを通じて操作することができ、それを通じてユーザと通信することができる。通信は、Bluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)などのような、任意の公知の通報手段によっても達成することができる、スマートフォンの使用は多くの利点を有する。何故ならば、人々は通常ほとんどいつも自分のスマートフォンを持ち運んでおり、ユーザは、所望の雰囲気を、それが所望される場合に到着前に生成するための機構を求める必要なしに、到着直前にキャンドルに点火することを可能にするからである。さらに、リモートコントロール機構は、多くのキャンドルを同時に操作することさえ可能であり、それによって準備時間を短縮できる。

キャンドル装置は、任意の個人的利用に適しているとともに、例えばレストラン、ホテルおよびイベント会場などの、ビジネス用および公共の場所にも同様に非常に有用となり得る。何故なら、特に通常そのような場所は、一度に少なからずのキャンドルの使用を必要とするからであり、ユーザは、多くのキャンドルに対する同時の制御から、非常な利益を得ることができる。遠隔操作キャンドル装置は、人が告別式に出席することができないが追悼のキャンドルに点火したい場合や、あるいは、宗教的なキャンドル点火儀式に出席することができない場合にも、有用である。

ほとんど全てのスマートフォンは、GPSのアプリケーションおよびBluetooth通信機能を有しており、本デバイスは、スマートフォンからユーザの位置に関する情報を受信するのに適しており、それにより、ユーザがデバイスから一定距離に離れているときに、ユーザがキャンドルを消さずに立ち去ったことを示すために、ユーザに対し通知を送信する。キャンドルが燃えているときのユーザ位置に関するデバイスのスマートモニタリングは、大きな損害を予防し、命さえも救うことができる。ユーザは、火を止めるための「オフ」コマンドをキャンドル装置へ送信するか、及び/又は、デバイスのカバーを操作し、それによって炎を消火するコマンドを送信することができる。デバイスは、例えばデバイスのバッテリが切れかかっている場合など、異なる種類の通知も送信することができる、デバイスと通信するのに適切である、1つを超えるスマートフォンまたはコンピューターまたは他の機器に、このデバイスを接続することは可能である。

図5は、本発明の他の実施形態に係る、501で全体的に示されるキャンドル装置を図示する。キャンドル装置501は、消火手段として機能する枢動可能なカバー502、油またはワックス筐体519内に配置され、連続的な直立配置に灯芯を維持するためのフロート513、および、制御および通報装置が収容される筐体519の底部の密封基部520を含む。 基部520に接続されるアウターケーシング525は、部分的に図示されており、筐体519およびドライブユニットチャンバ528を規定する。実質的に垂直な壁533は、筐体519とドライブユニットチャンバ528を区画する。カバー502を位置決めするためのモーター534は、平坦で傾斜配置されて示されるが、別の態様にも構成され得る、固定された支持部材537に取着され、ドライブユニットチャンバ528から筐体519へ突出し、シェル527によって保護される。

図6および8に示されるように、灯芯511は、フロート513に設けられた開孔を通って下方へ導かれ、基部520の上部表面と接触する。開孔のサイズは、フロート513の上部表面に本質的に垂直な配置で灯芯を保持するため、灯芯511の太さと実質的に等しいか、またはわずかに大きい。この実施形態において、開孔は、間隔を置いて配置され、伝熱性材料で製作されたフロート513の内部壁に、例えばフロート513内に形成された凹部によって固定される、2つの接触子518に接続される導電コイル517によって規定される。次いでフロート513は、可撓性を有し密閉された導体素子522に接続される。これは、図示されるように螺旋状に構成されるか、または他の所望の態様に構成され、基部520の端部まで伸び、かつ、電気的に接続される。この構成は、フロート513の本体内の適切に分離された開孔を通って、導体素子522からコイル517まで電流が通電することを可能にし(たとえフロート513が金属であっても、これに電流を通じないようにする)、続いて、制御機器による基部520内の適切な発動信号の生成をもたらす。電流は、一般に1アンペア以上であり、灯芯517を点火させる温度まで抵抗コイルを加熱し、燃焼材料を使って炎を形成するために、およそ1秒より十分に長い時間間隔で通電する。電流の値は当然、導体素子522および517の厚さおよび抵抗値に依存する。

フロート513は、ワックスを溶かして下げるために、たとえそれが一般に金属の伝熱材料で製作されたとしても、燃焼材料の上に浮上するように、中空で空気で充満される。フロート513の比較的大きい体積は、フロート513が、油または溶けたワックスのような、燃焼材料の上部の液体自由表面と常時接触することを促し、それにより、フロート513の上部表面は、有利に持続的に水平状態に配置され、灯芯511は持続的に垂直状態に配置されることになる。燃焼材料のうちの一部が燃焼され消費されると、フロート513はその水平の配置を保持し、単に浮かんだ状態で下降するだけであることが認められる。

フロート513を持続的に水平に配置する能力は、灯芯511の配置の変更に関わらず、炎の消火後に、キャンドル装置の確実な再使用を促進する。キャンドル装置によって使用される従来のフロートは、その位置を変化させたり倒立さえ起こしたりする傾向を有している。ワックスキャンドルに関し、溶けたワックスは多くの場合、灯芯の位置を変更させ、その結果、炎が消火された後、灯芯が溶けたワックスによって被覆され、再点火作業を困難にし、ときには不可能にすることがある。

灯芯511は、灯芯に接する加熱ワイヤフィラメント、または電気火花、または電極に適用された電場によって生成される電気アークなどの手段などの、他の方法によっても同じように点火し得る。点火手段に供給される電流は、可撓性を有する導体素子522を通電する。

カバー502を移動させるための手段は、ここで記載される。

図6および7に示すように、モーター534の駆動軸は、下方へ配向し、動力学的に互いに噛み合われた歯車538および539と接続する。ボールねじ541、または回転運動を直線運動に変換する他の細長い要素は、ギヤー539と強固に接合するか、またはそれと一体形成され、支持部材537の外面部と実質的に平行な配置で、そこから上方へ伸びる。ボールねじ541の頂部端面は、ナット部材544と螺合し、これは、支持部材537の外面部が、ボールねじ541と係合しつつ、圧接する関係となるような寸法に設定されている。ナット部材544は上部の付設部546でも構成され、そこから、2本の水平に配向されたピン547が、横方向に各端部から一つを延伸させる。

カバー502は、1対の耳部504を有し、それぞれ対応するピン547を受け入れるための開孔が設けられ、それによって、カバー502をナット部材544に連結する。モーター534が操作されると、ボールねじ541が回転する。ボールねじ541の垂直方向な移動が、ボールねじが強固に取り付けられているギヤー539によって阻止されるので、ボールねじ541の回転運動を引き起こす外力が、ナット部材546に伝達され、圧接状態にある支持部材537の外面部に沿って、後者を垂直移動させる。したがって、ナット部材544の垂直な移動は、それが接続しているカバー502の同方向への対応する垂直移動をもたらす。

耳部504と対応するピン547との共働により、カバー502が、ピンの周囲を旋回することが可能である。しかしながら、図8および9に示すように、各耳部504は、たとえば、凹部508内や、または代替的に、そこに設けられるスリットや開孔内などで耳部と係合するばね507により閉位置方向に付勢される。この付勢作用により、耳部504の一部514、つまり、耳部の底縁部と一致する部分は、カバー502が水平に配置される場合、支持部材537の各側方端部から横方向へ伸びる薄く細い脚部531と接触し、オープンポジションでカバー502を保持するとともに、それが追加的に閉止することを阻止する。耳部504は、小さな直角凹部状の角部509を有するように構成することができ、これは、筐体に向かって面しており、かつ部分514に隣接している、耳部の内隅角部で形成され、角部509と脚部531の上隅部との間での係合を確実にするためのものである。

図9は、降下位置に設定され、かつ、完全な開位置であるカバー502を図示する。カバー502は、降下位置に設定された時、ドライブユニットチャンバ528に、コンパクトに収容される(図5)。この降下位置へのカバー502の下向きの移動を達成するためのボールねじ541の回転中に、角部509の縁部に一致する耳部504の反対側の隅部514および516は、2点で接触して脚部541に沿って摺動し、それによってカバーが開くのを阻止する。

ボールねじ541が、反対方向に回転するとき、隅部514および516が脚部541に沿って摺動しながら、カバー502を上方へ移動させる。しかしながら、カバー502が十分に上方へ移動して、上部の隅部516が、上部の脚部部分536を通過した後に、脚部541に接するのを止めたとき、図6および8に示すように、カバー502は閉位置で回転させられ、水平面に対しおよそ45度変位する。上部の脚部部分536はわずかに丸められているので、ボールねじ541の追加回転は、下方の隅部514も上部の脚部部分536に接するのを止めるまで、および、カバー502が完全な閉止位置に設定されるまで、カバー502を徐々に付加的に閉止させる。

カバー502が完全閉止位置に設定されるときでさえ、耳部504の縁部は、上部の脚部部分536と接触し続ける。したがって、ボールねじ541を第1の方向に回転させて前記プロセスを逆転させたとき、カバー502が開位置へ徐々に移動することが保証されるい。

図10は、キャンドル装置501の制御システムのブロック図を示すものであって、コントローラ562、携帯送受信機564、起動要素アクチュエーター566、センサー571−573を含み、これらはすべてバッテリ576により駆動される。モバイル・デバイス587上で作動するアプリケーション584は、セルラーネットワーク上の送受信機ー564を通じてキャンドル装置501と通信することができる。

アプリケーション584は、仮想のボタンを有する専用ユーザインタフェースを有し、これは、点火装置または消火装置の発動のために、ユーザがコマンドを開始するとを可能にする。アプリケーション584は、音声認識のような様々な入力によってそのようなコマンドを送信するようにも構成される。モバイル・デバイス587のマイクロフォンに対する吹きつけの特徴であるパターンは、アプリケーション584によって判定され、キャンドル装置に送信される消火信号に変換されてもよい。

上に記載された信頼性の高い点火および消火手段によって、本発明のキャンドル装置は多くの遠隔指示特性を有する。アプリケーション584は、コントローラ562からリアルタイムデータを受信し、ついで、下記の考慮すべき状況下において、ユーザに通知を行う: 1.レベルセンサ573が、燃焼材料のレベルが所定値未満であることを表示する場合、ユーザには、点火装置を起動させないことが推奨されることが通知される。 2.配向センサー572が、キャンドル装置が落ちかかていることを表示する場合、ユーザには、消火装置を起動することが通知される。 3.信号強度センサーが、信号強度が所定値未満であり、かつ、たとえばバッテリが弱いか、または受信感度が低く、燃えている炎を確実に消火することが不可能になり、キャンドル装置の周囲に対する危険性をもたらすような、通信の切迫した低下があることを表示する場合、ユーザには、消火装置を起動することが通知される。 4.位置センサー571が、ユーザが、火がついたキャンドル装置に、例えば接近した後、そこから離れていることを表示する場合、ユーザには、消火装置を起動することが通知される。

通知の受信に対する応答として、ユーザが消火コマンドを送信し無い場合、あらかじめ定める時間の経過後に、コントローラは、自動的にキャンドル装置を消火する。

コントローラは、多くのこのような状況の間、通知に加えて、または通知する代わりに、自動的に消火装置を起動してもよいことが認識されるであろう。前述の記載はすべて、例示の目的で提供されたものであり、いずれの態様においても、本発明を限定することを意図するものではない。

本発明の一部の実施形態を図示によって記載したが、様々な改造、変更および適用を伴って、および、当業者が想到しうる範囲内の多数の等価物または代替的解決手段を用いて、特許請求の範囲を超えることなく、本発明を実施し得ることは明白である。

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