ペット用吸収性物品

申请号 JP2013553704 申请日 2012-06-01 公开(公告)号 JP5636121B2 公开(公告)日 2014-12-03
申请人 ユニ・チャーム株式会社; 发明人 大介 小松原; 大介 小松原; 池上 武; 武 池上;
摘要
权利要求
  • ペットの胴回りに巻きつけられて装着されるペット用吸収性物品であって、該ペット用吸収性物品は、
    液透過性の表面シートと、
    液不透過性の裏面層と、
    前記表面シート及び前記裏面層の間に配置される吸収体と、
    前記ペット用吸収性物品の長手方向において互いに対向する第1端部及び第2端部と、
    前記ペット用吸収性物品の幅方向において互いに対向する第1側部及び第2側部と、
    前記第1端部の近傍に、該ペット用吸収性物品の幅方向に沿って配置される係合部材と、
    前記第2端部の近傍であって、ペットの胴回りに巻きつけられた状態において少なくとも前記係合部材の長手方向の中央部に対向する位置に配置され前記係合部材に係合可能な第1被係合部と、
    前記第2端部の近傍であって、ペットの胴回りに巻きつけられた状態において少なくとも前記係合部材の長手方向の一方の端部に対向する位置に配置され、前記第1被係合部の前記係合部材に対する係合力よりも弱い係合力で前記係合部材に係合可能な第2被係合部と、を備えるペット用吸収性物品。
  • 前記第2被係合部は、前記係合部材の両端部のうちの一方の端部のみに対向するように形成されている請求項1に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記第2被係合部は、前記ペットの体の前方側となる前記係合部材の前記端部に対向するように形成されている請求項2に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記第2被係合部は、前記係合部材の両端部のそれぞれに対向する一対の第2被係合部を有する請求項1に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記一対の第2被係合部は、前記係合部材に対する異なる係合力を有する請求項4に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記ペットの体の前側となる第2被係合部は、前記ペットの体の後側となる第2被係合部よりも弱い前記係合部材に対する係合力を有する請求項5に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記第1側部における前記表面シート側に配置されると共に、前記表面シート又は前記裏面層に接合される外側縁及び少なくとも一部が自由端となった内側縁を有する第1サイドシートと、
    前記第2側部における前記表面シート側に配置されると共に、前記表面シート又は前記裏面層に接合される外側縁及び少なくとも一部が自由端となった内側縁を有する第2サイドシートと、を更に備え、
    前記第2被係合部は、前記第1サイドシート及び/又は第2サイドシートにより構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記第1及び第2サイドシートは、不織布を含み、前記第1シートを構成する前記不織布の種類及び/又は密度は、前記第2シートを構成する前記不織布と異なっている請求項7に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記表面シート及び前記第1及び/又は第2サイドシートは、不織布を含み、前記表面シートを構成する前記不織布の種類及び/又は密度は、前記第1及び/又は第2サイドシートを構成する前記不織布と異なっている請求項7又は8に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記第1サイドシートの内側縁は、前記ペット用吸収性物品の長手方向の全長に亘って自由端となると共に、該第1サイドシートの内側縁側は、前記第1端部及び前記第2端部において前記ペット用吸収性物品の幅方向の外側に折り返し可能に構成され、
    前記第2サイドシートの内側縁は、前記第1端部及び前記第2端部において前記表面シートに接合され、
    前記第2被係合部は、前記第2サイドシートにより構成される請求項7〜9のいずれか1項に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記係合部材は、複数のフック部を有するフックテープにより構成されると共に前記第1端部の近傍の前記裏面層側に配置され、
    前記第1被係合部は、前記表面シートにより構成される請求項1〜10のいずれか1項に記載のペット用吸収性物品。
  • 前記第2端部の近傍における前記裏面層側に配置され前記係合部材に係合可能なループ部材を更に備え、
    前記裏面層は、前記係合部材に係合可能な不織布を含んで構成され、
    前記係合部材は、複数のフック部を有するフックテープにより構成されると共に前記第1端部の近傍の前記表面シート側に配置され、
    前記第1被係合部は、前記ループ部材により構成され、
    前記第2被係合部は、前記裏面層により構成される請求項1〜10のいずれか1項に記載のペット用吸収性物品。
  • 说明书全文

    本発明は、ペット用吸収性物品に関する。

    犬やネコ等のペットに用いられるペット用使い捨ておむつが、発明者等に知られている。 このようなペット用使い捨ておむつは、装着状態において、ペットの肛門部及び後足の付け根間に位置する尿道口を覆うことで、ペットの糞及び尿を捕捉している。

    ところで、ペットの種類(例えば、胴長短足犬であるミニチュアダックスフンド)によっては、尿道口の位置が後足の付け根間よりも前方に位置する場合がある。 また、雄犬は、雌犬に比して、尿道口が前方に位置する。 このように、尿道口が後足の付け根間よりも前方に位置するペットに、ペット用使い捨ておむつを装着した場合には、おむつから尿道口が露出してしまい、ペットの尿がもれてしまう場合があった。
    そこで、帯状に構成され、ペットの胴回り部に巻きつけて装着されるペット用吸収性物品が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
    このような、帯状に構成されたペット用吸収性物品によれば、尿道口の位置にかかわらず、確実に尿道口を覆って装着させられる。

    ペット用吸収性物品は、例えば、以下の手順でペットに装着される。
    まず、ペット用吸収性物品の長手方向の一端側に位置する第1端部領域をペットの背中に位置させて、この第1端部領域を装着者の片方の手で押さえることで、第1端部領域をペットの背中に沿わせる。 次いで、第1端部領域を一方の手で押さえたまま、ペット用吸収性物品の他端側に位置する第2端部領域を他方の手で持って、ペット用吸収性物品がペットの腹側を覆うように巻きつける。 次いで、ペット用吸収性物品の第2端部領域を引っ張って、ペット用吸収性物品の長手方向に沿う側部と、ペットの胴回りとを密着させ、この状態で、ペット用吸収性物品の第2端部領域の内面を第1端部領域の外面に係合させる。 これにより、ペット用吸収性物品がペットの胴回りに好適に巻きつけられた状態が保持される。

    ここで、ペット用吸収性物品における第1端部領域と第2端部領域とは、第1端部領域の外面に配置されたフック部材を第2端部領域の内面に設けられたループ部材に係合させたり、第1端部領域の外面に粘着テープを配置して、この粘着テープに第2端部領域の内面を粘着させたりすることで係合される。

    しかしながら、フック部材や粘着テープを係合させる第2端部を構成する不織布の係合が強すぎると、第2端部に係る不織布からフック部材や粘着テープを外し難くなる。 その結果、取り外しの際に第2端部に係る不織布を破損してしまい、吸収体が露出する等の不具合を生じる場合がある。 その一方、前述の不織布の係合力が弱すぎると、ペットの装着状態でペットが動いた際に第1端部が第2端部から外れてしまう。

    本発明のいくつかの実施形態によれば、ペット用吸収性物品は、ペットの胴回りに巻きつけられて装着される。 ペット用吸収性物品は、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面層と、前記表面シート及び前記裏面層の間に配置される吸収体と、前記ペット用吸収性物品の長手方向において互いに対向する第1端部及び第2端部と、前記ペット用吸収性物品の幅方向において互いに対向する第1側部及び第2側部と、前記第1端部の近傍に、該ペット用吸収性物品の幅方向に沿って配置される係合部材と、前記第2端部の近傍であって、ペットの胴回りに巻きつけられた状態において少なくとも前記係合部材の長手方向の中央部に対向する位置に配置され前記係合部材に係合可能な第1被係合部と、前記第2端部の近傍であって、ペットの胴回りに巻きつけられた状態において少なくとも前記係合部材の長手方向の一方の端部に対向する位置に配置され、前記第1被係合部の前記係合部材に対する係合力よりも弱い係合力で前記係合部材に係合可能な第2被係合部と、を備える。

    本発明の第1実施形態に係るペット用吸収性物品を示す斜視図である。

    第1実施形態のペット用吸収性物品を表面シート側から視た平面図である。

    第1実施形態のペット用吸収性物品を裏面層側から視た平面図である。

    図2のA−A線断面図である。

    図1のB−B線断面図である。

    図2のC−C線断面図である。

    図2のD−D線断面図である。

    第1実施形態のペット用吸収性物品をペットに装着する過程を示す図であり、第1端部をペットの背中に位置させた状態を示す図である。

    第1実施形態のペット用吸収性物品をペットに装着する過程を示す図であり、ペットの胴回りに巻いたペット用吸収性物品の第2端部を引っ張って、ペット用吸収性物品をペットの胴回りに密着させる様子を示す図である。

    ペット用吸収性物品をペットの胴回りに装着した状態を示す図である。

    第1実施形態に係るペット用吸収性物品の製造方法において形成された連続体を示す平面図である。

    第1実施形態に係るペット用吸収性物品の製造方法において、折り曲げられた構成を示す平面図である。

    本発明の第2実施形態に係るペット用吸収性物品を表面シート側から視た平面図である。

    本発明の第3実施形態に係るペット用吸収性物品を表面シート側から視た平面図である。

    本発明の第3実施形態に係るペット用吸収性物品を裏面層側から視た平面図である。

    以下、本発明のペット用吸収性物品の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
    まず、第1実施形態のペット用吸収性物品について、図1〜図7を参照しながら説明する。

    第1実施形態のペット用吸収性物品1は、図1及び図2に示すように、互いに対向する第1端部11及び第2端部12と、これら第1端部11及び第2端部12に直交し互いに対向する第1側部としての後側側部17及び第2側部としての前側側部18と、を有して矩形形状に構成され、ペットの胴回り部に巻きつけて装着される。 このペット用吸収性物品1は、尿道口が後足の付け根間よりも前方に位置するペット(例えば、ミニチュアダックスフンド等の胴長短足犬)に特に好適に用いられる。

    また、ペット用吸収性物品1は、図1〜図7に示すように、液透過性の表面シート2と、液不透過性の裏面層3を構成する裏面シート31及び防シート32と、吸収体4と、第1サイドシート51及び第2サイドシート52により構成される一対のサイドシート51,52と、第1弾性部材61と、第2弾性部材62と、係合部材としてのフックテープ7と、を備える。

    表面シート2は、矩形形状に構成される。 この表面シート2は、主として、装着対象のペットの身体に当接する側の面を構成する。 表面シート2としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスティックシートを用いることができる。 第1実施形態では、表面シート2は、後述するフックテープ7と好適に係合させる観点から、不織布により構成されることが好ましい。 表面シート2には、エアスルー不織布が用いられる。 表面シート2を構成する不織布の密度は0.01g/cm 〜1.0g/cm の範囲である。

    裏面シート31は、図4〜図6に示すように、表面シート2よりも幅広で、表面シート2と略等しい長さの矩形形状に構成される。 裏面シート31は、ペット用吸収性物品1の反身体側の面を構成する。
    防水シート32は、裏面シート31よりも幅狭に構成され、裏面シート31における表面シート2側の面に配置される。
    裏面シート31及び防水シート32としては、疎水性の不織布、不透水性のプラスティックフィルム、不織布と不透水性プラスティックフィルムとのラミネートシート、スパンボンド不織布、耐水性の高いメルトブローン不織布を強度の強いスパンボンド不織布で挟んだSMS不織布等を用いることができる。 裏面シート31及び防水シート32を構成する不織布の密度は0.001g/cm 〜0.3g/cm の範囲である。

    吸収体4は、図5及び図7に示すように、重ね合わせられた表面シート2及び裏面層3の間に介在配置される。 吸収体4は、図2及び図3に示すように、表面シート2及び裏面シート31よりも幅が狭く、かつ、長さの短い矩形形状に構成される。 吸収体4は、図2及び図3に示すように、平面視において、表面シート2及び裏面シート31の幅方向の略中央部に、長手方向の一端側から他端側に亘って配置される。 吸収体4としては、フラッフ状パルプ及び高吸収ポリマーを、ティッシュ等のコアラップ材により被覆したものを用いることができる。
    吸収体4に用いられるフラッフ状パルプとしては、例えば、化学パルプ、セルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維が挙げられる。 高吸収ポリマーとしては、デンプン系、アクリル酸系、アミノ酸系の粒子状又は繊維状のポリマーが挙げられる。

    一対のサイドシート51,52は、図2に示すように、ペット用吸収性物品1の長手方向LDに沿った細長い矩形形状に構成され、表面シート2上の後側側部17及び前側側部18にそれぞれ配置される。 一対のサイドシート51,52の長さは、表面シート2及び裏面シート31の長さと略等しく構成される。 一対のサイドシート51,52の外側縁は、図4〜図6に示すように、裏面シート31の側縁の位置と一致している。 一対のサイドシート51,52の外側縁側は、裏面シート31の側部に接合されている。

    一対のサイドシート51,52の内側縁の少なくとも一部は、図1及び図5に示すように、自由端となっている。 より具体的には、一対のサイドシート51,52は、後側側部17に配置される第1サイドシート51と、前側側部18に配置される第2サイドシート52と、を備える。 ここで、後側側部17は、ペット用吸収性物品1をペットに装着する場合に、ペットの身体の後側に配置される側の側部であり、前側側部18は、ペット用吸収性物品1をペットに装着する場合に、ペットの身体の前側に配置される側部である。

    第1サイドシート51の内側縁は、図4〜図6に示すように、ペット用吸収性物品1の長手方向LDの全長に亘って表面シート2とは接合されていない。 つまり、第1サイドシート51の内側縁は、ペット用吸収性物品1の長手方向LDの全長に亘って自由端となる。 また、この第1サイドシート51の内側縁側は、図4及び図6に示すように、第1端部11及び第2端部12において、ペット用吸収性物品1の幅方向WDの外側に折り返されている。

    第2サイドシート52の内側縁は、図4及び図6に示すように、第1端部11及び第2端部12において、ホットメルト接着剤Hによって表面シート2に接合されている。 そして、第2サイドシート52の内側縁は、図5に示すように、第2サイドシート52における長手方向LDの一端部及び他端部を除く部分において、自由端となっている。

    第1サイドシート51及び第2サイドシート52としては、撥水性又は疎水性を有するものが好ましく用いられ、具体的には、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、メルトブローン不織布、SMS不織布、ニードルパンチ不織布、エアスルー不織布等の各種不織布を用いることができる。 不織布を構成する素材繊維としてはポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。 本実施形態では、第1サイドシート51及び第2サイドシートとして、SMS不織布が用いられる。 第1サイドシート51及び第2サイドシート52を構成する不織布の密度は、0.001g/cm 〜0.3g/cm の範囲である。

    第1弾性部材61は、図1から図3に示すように、第1サイドシート51及び第2サイドシート52それぞれの内側縁近傍に配置される。 より具体的には、第1弾性部材61は、図5に示すように、内側縁側で折り返されたサイドシートの間に挟まれると共に、ホットメルト接着剤(図示せず)により伸長状態でサイドシートに固定される。 第1弾性部材61は、図2に示すように、伸長状態において、吸収体4の長手方向の長さよりも長い長さで第1サイドシート51及び第2サイドシート52に配置される。

    第2弾性部材62は、図1から図3に示すように、前側側部18及び後側側部17それぞれに配置される。 より具体的には、第2弾性部材62は、図5に示すように、第1サイドシート51と裏面シート31との間、及び第2サイドシート52と裏面シート31との間にそれぞれ配置される。 また、第2弾性部材62は、伸長状態で、ホットメルト接着剤により、サイドシート51,52及び裏面シート31に固定される。
    第2弾性部材62は、伸長状態において、吸収体4の長手方向の長さよりも長い長さで前側側部18及び後側側部17それぞれに配置される。

    第1弾性部材61及び第2弾性部材62としては、細長く、伸び縮みする材料であればよく、天然ゴムからなる糸状ゴム、平ゴム等や、ウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、PE等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。 更に具体的には、熱可塑性エラストマーとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−αオレフィン共重合体等を糸状に成形するか又はフィルムに成型し細幅にスリットしたものが挙げられる。

    フックテープ7は、図1〜図3に示すように、ペット用吸収性物品1の第1端部11の近傍に配置される。 第1実施形態では、フックテープ7は、第1端部11の外面、つまり第1端部11における裏面シート31側に配置される。 フックテープ7は、矩形形状に構成され、フックテープ7の長手方向がペット用吸収性物品1の幅方向WDに沿うように配置される。 また、フックテープ7は、第1端部11の側縁から所定の距離内側に離間した位置に取り付けられる。
    フックテープ7は、ペット用吸収性物品1がペットの胴回りに巻きつけられた状態において、表面シート2及び第2サイドシート52が第2端部12の近傍で係合可能な長さに構成される。
    フックテープ7は、図4に示すように、帯状の基部71と、この基部71の一方の面に設けられる複数のフック部72と、を備える。 フックテープ7は、複数のフック部72が形成された面が外面となるように、裏面シート31に取り付けられる。

    第1被係合部21及び第2被係合部22は、図1から図3に示すように、第2端部12の近傍における表面シート2側に位置する部分であって、ペットの胴回りに巻きつけられた状態においてフックテープ7に係合可能な領域を構成する部分である。

    第1被係合部21は、図1〜図3に示すように、ペット用吸収性物品1がペットの胴回りに巻きつけられた状態において、少なくともフックテープ7の長手方向(ペット用吸収性物品1の幅方向)の中央部に対向する位置に配置された矩形領域の部分である。 この第1被係合部21は、表面シート2により構成される。
    第1被係合部21におけるペット用吸収性物品1の幅方向WDに沿う方向の長さW1は、ペット用吸収性物品1をペットに装着させる場合に、第1端部11と第2端部12との係合状態を良好に維持する観点から、好ましくはフックテープ7の長手方向の長さW2の65%〜95%である。

    第2被係合部22は、ペット用吸収性物品1がペットの胴回りに巻きつけられた状態において、第2端部12の近傍におけるフックテープ7の長手方向の少なくとも一方の端部に対向する位置に配置された矩形領域の部分である。 この第2被係合部22は、第1サイドシート51又は第2サイドシート52により構成される。 第1実施形態では、第2被係合部23は、図3に示すように、第2端部12の近傍における前側側部18側のみに形成され、第2サイドシート52により構成される。

    第2被係合部22は、第1被係合部21のフックテープ7に対する係合力よりも弱い係合力でフックテープ7に係合可能に構成される。 第1実施形態では、フックテープ7に対する第1被係合部21及び第2被係合部22の各係合力の差を生じさせるため、第1被係合部21及び第2被係合部22として、表面シート2及び第2サイドシート52を構成する不織布の種類や不織布の密度が変更されている。

    上述の通り、表面シート2の密度は0.01g/cm 〜1.0g/cm の範囲であり、第2サイドシート52の密度は0.001g/cm 〜0.3g/cm の範囲である。 このように、第2サイドシート52の密度の方が、小さくなるように構成されている。 なお、表面シート2、裏面シート31、第1サイドシート51及び第2サイドシート52の密度は、各シートを10cmX10cmの試験片に切断し、重量及び無荷重時の厚さを、雰囲気20度、65%RHで測定して求めた。 また、重量及び厚さの測定値は、試験片10枚を測定した値の平均により求めた。

    ここで、係合力は、以下の方法で求められる。 まず、フックテープを試験片として25mmx60mmでカットする。 次に、フックテープの端部から10mmをチャックでつまむ。 次に、フックテープを係合させる被着体であるサイドシート又は表面シートを、ステンレスパネルに両面テープで貼り付ける。 フックテープを被着体に重ねた状態で、その上から700gの圧着ローラを300mm/minの速度で往復させ、圧着する。 上述のステンレス板を島津製作所製のオートグラフに取り付け、ステンレス板とフックテープとの剥離度が135度となるようにフックテープの端部を引っ張って剥離する。 このとき、係合が外れる瞬間の値を係合力(N)として測定し、これをフックテープの幅寸法(本測定では、25mm)で割って、係合強度とする(N/25mm(テープ幅))。 フックテープの剥離は、チャックと試験片(フックテープ)との垂直方向の距離10mm、引っ張り速度300mm/min、雰囲気20度、65%RH下で行う。
    上記で求めた試験片の係合強度に、実施形態におけるサイドシート52等の幅をかけた値が、本実施形態における係合力である。

    第2被係合部22におけるペット用吸収性物品1の幅方向WDに沿う方向の長さW3は、ペットの胴回りに装着したペット用吸収性物品1の取り外しを容易に行う観点から、好ましくはフックテープ7の長手方向の長さW2の5%〜35%である。

    以上のペット用吸収性物品1は、第1弾性部材61がペット用吸収性物品1の長手方向LDに沿って伸長状態で第1サイドシート51及び第2サイドシート52に固定されている。 また、第2弾性部材62がペット用吸収性物品1の長手方向LDに沿って伸長状態でサイドシート51,52と裏面シート31との間に固定されている。
    そのため、ペット用吸収性物品1は、自然状態(外力を付加しない状態)では、第1弾性部材61及び第2弾性部材62が収縮して、図1に示すように、表面シート2側が内面を構成するように第1端部11と第2端部12とが近づいた立体的な形状となる。 これにより、後側側部17及び前側側部18に、長手方向LDに伸縮可能な一対の胴回りギャザー部13が形成される(図1参照)。

    また、第1サイドシート51及び第2サイドシート52における自由端側において、主として、第1弾性部材61が配置された部分が立ち上がる。 これにより、第1サイドシート51により第1立体ギャザー部14が形成され、第2サイドシート52により第2立体ギャザー部15が形成される(図5参照)。

    ここで、第1立体ギャザー部14を構成する第1サイドシート51の内側縁は、ペット用吸収性物品1の長手方向LDの全長に亘って表面シート2とは接合されていない。 また、この第1サイドシート51の内側縁側は、図4及び図6に示すように、第1端部11及び第2端部12において、ペット用吸収性物品1の幅方向WDの外側に折り返されて接合されている。 これにより、第1立体ギャザー部14(第1サイドシート51)は、自由端側が立ち上がった状態から、ペット用吸収性物品1の幅方向WDの外側に倒れやすく構成される(図5参照)。

    一方、第2立体ギャザー部15を構成する第2サイドシート52の内側縁側は、第1端部11及び第2端部12において表面シート2に接合されており、これら第1端部11及び第2端部12を除く部分が自由端となって構成されている。 これにより、第2立体ギャザー部15(第2サイドシート52)は、自由端側が立ち上がった状態から、ペット用吸収性物品1の幅方向WDの内側に倒れやすく構成される。

    次に、第1実施形態のペット用吸収性物品1をペットに取り付ける手順について、図8〜図11を参照しながら説明する。 図8〜図10は、第1実施形態のペット用吸収性物品1をペットに装着する過程を示す図であり、図8は、第1端部11をペットの背中に位置させた状態を示す図である。 図9は、ペットの胴回りに巻いたペット用吸収性物品1の第2端部12を引っ張って、ペット用吸収性物品1をペットの胴回りに密着させる様子を示す図であり、図10は、ペット用吸収性物品1をペットの胴回りに装着した状態を示す図である。

    まず、図8に示すように、ペット用吸収性物品1の第1端部11をペットの背中に位置させて、この第1端部11の近傍を装着者の片方の手で押さえる。 次いで、第1端部11の近傍を片方の手で押さえたまま、ペット用吸収性物品1の第2端部12を他方の手で持って、ペット用吸収性物品1をペットの腹側を覆うように巻きつける。

    次いで、図9に示すように、第2端部12を上方に引っ張って、一対の胴回りギャザー部13をペットの胴回りに密着させた後、図10及び図1〜図3に示すように、第2端部12の内面に配置された第1被係合部21及び第2被係合部22を、第1端部11の外面に配置されたフックテープ7に係合させる。 これにより、ペット用吸収性物品1は、第1立体ギャザー部14が外側に倒れた状態で、ペットの胴回りに巻きつけられる。

    次に、第1実施形態のペット用吸収性物品1の製造方法について、図11及び12を参照しながら説明する。 図11及び図12は、ペット用吸収性物品1の製造方法におけるそれぞれの工程の平面図を示す。

    まず、ペット用吸収性物品1の連続体100が形成される。 より具体的には、帯状の表面シート200と帯状の裏面層300との間に、長手方向に所定間隔をあけて複数の吸収体4が配置される。

    帯状の裏面層300の上において、吸収体4が内部に配置されていない位置に、フックテープ7が取り付けられる。

    次に、帯状の表面シート200の一対の側部に帯状の第1サイドシート510及び帯状の第2サイドシート520が配置される。 帯状の第1サイドシート510及び第2サイドシート520の内側部には、予め第1弾性部材61が伸張した状態で配置され、帯状の第1サイドシート510及び第2サイドシート520の内側部を内側に折り返し、接着剤により接着して固定されている。

    帯状の第1サイドシート510の内側縁は、ペット用吸収性物品1の連続体100の幅方向外側に折り返される。

    帯状の第2サイドシート520の内側部と帯状の表面シート200とは、後に連続体100を個々のペット用吸収性物品1に切断する際、切断する位置Cの近傍において、ホットメルト接着剤Hにより接合される。

    なお、第1実施形態では、第1被係合部21は第2端部側の表面シートの一部により構成され、第2被係合部22は、サイドシート52により構成されるため、第1被係合部21及び第2被係合部22を形成するための別の部材を取り付ける必要はない。

    図4及び11に示すように、帯状の第1サイドシート510の外側部及び帯状の第2サイドシート520の外側部は、帯状の裏面層300の外側部及び帯状の表面シート200の外側部に接合される。 このとき、帯状の表面シート200の幅方向外側において、帯状の第1サイドシート510の外側部と帯状の裏面層300との間、及び帯状の第2サイドシート520の外側部と帯状の裏面層300との間に、第2弾性部材62がそれぞれ配置された状態で接着される(図5参照)。

    次に、図12に示すように、帯状の第1サイドシート510及び帯状の第2サイドシート520が幅方向に折り重ねられるように、ペット用吸収性物品の連続体100の側部が帯状の表面シート200側に折り返される。 より具体的には、ペット用吸収性物品の連続体100における前側側部18及び後側側部17が、帯状の表面シート200側に折り返される。

    図12に示すように、折り返されたペット用吸収性物品の連続体100は、長手方向に所定間隔をあけて幅方向に切断される。

    切断されて形成されたペット用吸収性物品は、表面シート2が対向するように長手方向に二つ折りされる。 そして、二つ折りされたペット用吸収性物品1は、複数枚が積層された状態で包装袋に収容される(図示せず)。

    以上説明した第1実施形態のペット用吸収性物品1によれば、以下のような作用効果を奏する。

    (1)ペット用吸収性物品1を、フックテープ7に対して所定の係合力で係合可能な第1被係合部21と、この第1被係合部21のフックテープ7に対する係合力よりも弱い係合力でフックテープ7に係合可能な第2被係合部22と、を含んで構成した。 第1被係合部21を、フックテープ7の長手方向(幅方向WD)の中央部に対向する位置に配置し、第2被係合部22を、フックテープ7の長手方向(幅方向WD)の少なくとも一方の端部に対向する位置に配置した。 これにより、ペットの胴体に巻きつけたペット用吸収性物品1の第1端部11から第2端部12を取り外す場合に、第2被係合部22の弱い係合力を利用して第2端部12を容易に取り外すことができる。 また、第1被係合部21の強い係合力を利用して、ペット用吸収性物品1をペットの胴体に巻きつけた場合にペット用吸収性物品1の第1端部11から第2端部12が容易に外れることを防止することができる。 よって、ペットへの装着状態でペットが動いても第1端部と第2端部との係合が容易に外れず、かつ、ペットからペット用吸収性物品1を取り外す際には、第1端部と第2端部との係合を解除しやすい。

    (2)フックテープ7を第1端部11の裏面シート31側(外面)に配置し、このフックテープ7を、第2端部12の近傍における表面シート2側(内面)に係合可能に構成した。 これにより、表面シート2を構成する不織布の密度や種類と、第2サイドシート52を構成する不織布の密度や種類とを異ならせることで、第1被係合部21を表面シート2により構成し、第2被係合部22を第2サイドシート52により構成できる。 よって、別個独立の部材を配置することなく、第1被係合部21及び第2被係合部22を備えるペット用吸収性物品1を構成できる。

    (3)第1サイドシート51の内側縁を自由端とし、第1端部11及び第2端部12においてペット用吸収性物品1の幅方向WDの外側に折り返し可能に構成した。 また、第2サイドシート52の内側縁を第1端部11及び第2端部12において表面シート2に接合した。 これにより、第1サイドシート51が外側に折り返された状態でペット用吸収性物品1がペットの胴体に装着されるので、第2被係合部22は第2サイドシート52側のみに形成される。 つまり、第1サイドシート51側には第1被係合部21のみが配置され、第2被係合部22は、配置されない。 ここで、後側側部17側となる第1サイドシート51側は、動きの激しい後ろ足側である。 そのため、第1サイドシート51側の係合力を強くさせつつ、動きの激しくない前側側部18側となる第2サイドシート52側の係合力を弱くすることができる。 その結果、ペット用吸収性物品1の剥がしやすさと外れにくさを両立させることができる。

    次に、本発明の第2実施形態に係るペット用吸収性物品1について、図13を参照しながら説明する。 図13は、第2実施形態のペット用吸収性物品1を表面シート2側から示す平面図である。
    尚、第2実施形態以降の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。

    第2実施形態のペット用吸収性物品1は、主として、第2被係合部22の配置において、第1実施形態と異なる。
    第2実施形態では、図13に示すように、第2被係合部22は、ペット用吸収性物品1の幅方向WDにおける第1被係合部21の両外側に一対配置される。 一対の第2被係合部22は、それぞれ、第1サイドシート51及び第2サイドシート52により構成される。

    表面シート2は、親水性不織布により構成され、第1サイドシート51及び第2サイドシート52は、疎水性不織布により構成される。 また、第2実施形態では、フックテープ7に対する第1サイドシート51及び第2サイドシート52の各係合力の差を生じさせるため、第1サイドシート51及び第2サイドシート52を構成する不織布の種類や不織布の密度が変更されている。 つまり、第2被係合部22であっても、それを構成する部材が第1サイドシート51か第2サイドシート52かによってフックテープ7に対する係合力が異なる。

    第2実施形態では、前側側部18側である第2サイドシート52側の第2被係合部22は、後側側部17側である第1サイドシート51側の第2被係合部22のフックテープ7に対する係合力よりも弱い係合力でフックテープ7に係合可能に構成される。 即ち、第1サイドシート51として、第2サイドシート52よりも密度が小さい不織布が用いられている。

    第2実施形態のように、第2被係合部22が第1被係合部21の両外側にそれぞれ設けられる場合には、第1被係合部21におけるペット用吸収性物品1の幅方向WDに沿う方向の長さW1は、好ましくはフックテープ7の長手方向の長さW2の30%〜90%である。

    第2実施形態のペット用吸収性物品1によれば、上述した(1)及び(2)の効果を奏する他、以下のような作用効果を奏する。

    (4)第2被係合部22を第1被係合部21の両端部に配置した。 これにより、ペットの胴体に巻きつけたペット用吸収性物品1の第1端部11から第2端部12を取り外す場合に、後側側部17及び前側側部18の両方から第2端部12を容易に取り外すことができる。

    (5)第1サイドシート51を構成する不織布の種類と、第2サイドシート52を構成する不織布の種類とを異ならせた。 これにより、第1サイドシート51により構成される第2被係合部22のフックテープ7に対する係合力と、第2サイドシート52により構成される第2被係合部22のフックテープ7に対する係合力とを異ならせられる。 よって、第2被係合部22を2つ設けた場合であっても、動きの激しい後側側部17やそうでない前側側部18等の各部位の動きに応じて、第2被係合部22のフックテープ7に対する係合力を適宜調整できる。

    次に、本発明の第3実施形態に係るペット用吸収性物品1について、図14及び図15を参照しながら説明する。 図14は、第3実施形態のペット用吸収性物品1を表面シート2側から示す平面図である。 図15は、第3実施形態のペット用吸収性物品1を裏面層3側から示す平面図である。

    第3実施形態のペット用吸収性物品1は、主として、フックテープ7並びに第1被係合部21及び第2被係合部22の配置において、第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
    第3実施形態では、図14及び図15に示すように、フックテープ7は、第1端部11の近傍の表面シート2側に配置される。 また、第1被係合部21及び第2被係合部22は、第2端部12の近傍の裏面層3側に配置される。
    また、第3実施形態では、裏面シート31は、フックテープ7に係合可能な不織布により構成される。

    第3実施形態では、第2端部12の近傍における裏面シート31側には、フックテープ7に係合可能なループ部材としてのループテープ23が配置されている。 そして、このループテープ23により第1被係合部21が構成される。 より具体的には、ループテープ23は、図14に示すように、第2端部12の近傍におけるペット用吸収性物品1の幅方向WDの略中央部に配置される。 また、ループテープ23のペット用吸収性物品1の幅方向WDに沿う方向の長さは、フックテープ7の長手方向の長さよりも短く構成される。 ループテープ23のペット用吸収性物品1の長手方向LDに沿う方向の長さは、フックテープ7の幅方向(ペット用吸収性物品1の長手方向LDに沿う方向)の長さよりも長く構成される。
    ループテープ23は、帯状の基部と、この基部の一方の面に設けられる複数のループ部と、を備える。 ループテープ23は、複数のループ部が形成された面が外面となるように、裏面シート31に取り付けられる。
    また、第3実施形態では、第2被係合部22は、ペット用吸収性物品1の幅方向WDにおけるループテープ23の両外側に位置する裏面シート31により構成される。

    第3実施形態のペット用吸収性物品1によれば、上述した(1)、(2)及び(4)の作用効果を奏する他、以下のような作用効果を奏する。

    第2端部12の近傍における裏面シート31側にループテープ23を配置し、このループテープ23により第1被係合部21を構成した。 これにより、第1被係合部21を構成する素材の自由度を向上できるので、フックテープ7に対する係合力のより大きな素材によりループテープ23を構成することで、第1端部11と第2端部12とを、より安定的に係合させられる。 また、ループテープ23として耐久性に優れた素材を用いることで、第1端部11と第2端部12とを繰り返し係合させた場合であっても、第1被係合部21を傷みにくくできる。 更に、裏面シート31のフックテープ7に対する係合力に依存することなく第1被係合部21を構成できるので、裏面シート31の素材の選択の自由度を向上させられる。

    以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
    例えば、第1実施形態〜第3実施形態では、第1サイドシート51及び第2サイドシート52を、撥水性又は疎水性の不織布により構成したが、これに限らない。 即ち、第1サイドシート及び第2サイドシートを、親水性の不織布により構成してもよい。

    また、第1実施形態〜第3実施形態では、ペット用吸収性物品1を、第1サイドシート51及び第2サイドシート52を含んで構成したが、これに限らない。 即ち、ペット用吸収性物品1を、第1サイドシート又は第2サイドシートの一方のみを含んで構成してもよい。

    例えば、第1実施形態〜第3実施形態では、第1実施形態〜第3実施形態では、裏面層3を、裏面シート31及び防水シート32の2層により構成したが、これに限らない。 即ち、裏面層を、裏面シート又は防水シートのみにより構成してもよい。

    上述した各実施形態では、様々な構成要素が矩形状又は実質的に矩形状のものとして記載されている。 しかし、本発明はこれに限られない。 即ち、楕円形、砂時計型等のさらなる実施形態が考えられる。

    更に、係合部材は、フックテープとして説明されているが、本発明はこれに限られない。 即ち、他のタイプの剥離可能な係合部材のさらなる実施形態が考えられる。
    本出願は、日本出願2001−124762の利益を主張し、その開示の全体がここに参照として組み入れられる。

    1 ペット用吸収性物品 2 表面シート 3 裏面層 4 吸収体 7 フックテープ(係合部材)
    11 第1端部 12 第2端部 17 後側側部(第1側部)
    18 前側側部(第2側部)
    21 第1被係合部 22 第2被係合部 23 ループテープ(ループ部材、第1被係合部)
    51 サイドシート(第1サイドシート)
    52 サイドシート(第2サイドシート)
    72 フック部

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