一対の温度計の温度決定

申请号 JP2016543721 申请日 2014-12-30 公开(公告)号 JP2017504323A 公开(公告)日 2017-02-09
申请人 アイフォーシー イノベーションズ インコーポレイテッド; アイフォーシー イノベーションズ インコーポレイテッド; 发明人 ジョン マイケル コーズ; ジョン マイケル コーズ; ハンナ アマンダ ランディス; ハンナ アマンダ ランディス;
摘要 複数のセンサを使用して動物の健康を監視するためのシステム及び方法が記載される。本装着可能装置は、1つ以上のセンサを含んでもよく、それらのセンサの結果として生じる 信号 レベルが、本装着可能装置で分析され得るか、またはさらなる分析のためにデータ管理サーバにアップロードされ得る。一例では、一方が動物の内方を向き、他方が動物の外方を向く一対の 温度 計を使用して、動物の中核体温を推定する。【選択図】図2
权利要求

動物用の装着可能装置であって、 前記動物に向くように構成される第1の表面及び前記動物の外方を向くように構成される第2の表面を有する筺体と、 前記第1の表面上に位置し、第1の温度に関する第1の信号を出するように構成される第1の温度計と、 前記第2の表面上に位置し、第2の温度に関する第2の信号を出力するように構成される第2の温度計と、 前記第1の信号及び前記第2の信号を受信し、それぞれ、前記第1の温度値及び前記第2の温度を決定するように構成される入力を有するプロセッサと、 調整が記憶される記憶装置と、を備え、 前記プロセッサが、前記調整を前記記憶装置から前記第1の温度値に適用するように構成され、前記調整が前記第2の温度値に少なくとも基づいている、装着可能装置。前記調整が、粗調整及び微調整を含む、請求項1に記載の装着可能装置。粗調整が、前記第2の温度値に基づく補正である、請求項2に記載の装着可能装置。前記微調整が、年齢、品種、毛の長さ、性別、去勢状態、月経、妊娠、授乳、及び疾病または病気のうちの少なくとも1つを含む、前記動物の1つ以上の状態に基づく補正である、請求項2に記載の装着可能装置。動物の体温を決定するための方法であって、 第1の温度計が前記動物に向くように位置付けられるように、前記動物よって装着される筺体内に位置付けられる前記第1の温度計から第1の信号をプロセッサで受信することと、 第2の温度計が前記動物の外方を向くように位置付けられるように、前記筺体内に位置付けられる前記第2の温度計から第2の信号を前記プロセッサで受信することと、 前記第1の信号から第1の温度値を決定し、前記第2の信号値から第2の温度を決定することと、 記憶装置から調整を受信することであって、前記受信された調整が前記第2の温度値に関する、受信することと、 前記調整を前記第1の温度値に適用することと、を含む、方法。前記調整が、粗調整及び微調整を含む、請求項5に記載の方法。粗調整が、前記第2の温度値に基づく補正である、請求項6に記載の方法。前記微調整が、年齢、品種、毛の長さ、性別、去勢状態、月経、妊娠、授乳、及び疾病または病気のうちの少なくとも1つを含む、前記動物の1つ以上の状態に基づく補正である、請求項6に記載の方法。動物用の装着可能装置であって、 前記動物に向くように構成される第1の表面及び前記動物の外方を向くように構成される第2の表面を有する筺体と、 前記第1の表面上に位置し、第1の信号を出力するように構成される第1の温度計と、 前記第1の信号を受信し、前記第1の信号に基づいて第1の温度値を決定するように構成される入力を有するプロセッサと、 調整が記憶される記憶装置と、を備え、 前記プロセッサが、前記調整を前記記憶装置から前記第1の温度値に適用するように構成され、 前記調整が、前記装置が設置される前記動物に特有の情報に少なくとも基づいている、装着可能装置。前記調整が、年齢、品種、毛の長さ、性別、去勢状態、月経、妊娠、授乳、及び疾病または病気のうちの少なくとも1つを含む、前記動物の1つ以上の状態に基づいている、請求項9に記載の装着可能装置。動物用の装着可能装置であって、 第1の表面及び第2の表面を有する筺体と、 前記第1の表面上に位置し、前記動物の近くの温度に関する第1の温度に関する第1の信号を出力するように構成される第1の温度計と、 前記第2の表面上に位置し、周囲温度に関する第2の温度に関する第2の信号を出力するように構成される第2の温度計と、 前記第1の信号及び前記第2の信号を受信し、それぞれ、前記第1の温度値及び前記第2の温度を決定するように構成される入力を有するプロセッサと、 調整が記憶される記憶装置と、を備え、 前記プロセッサが、前記調整を前記記憶装置から前記第1の温度値に適用するように構成され、前記調整が前記第2の温度値に少なくとも基づいている、装着可能装置。

说明书全文

関連出願の相互参照 本出願は、2013年12月31日に出願された米国仮特許出願第61/922,417号に対する優先権を主張する2014年12月15日に出願された米国出願第14/570,935号に対する優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により明示的に本明細書に組み込まれる。

本発明の態様は、概して、動物の安全性、ウェルネス、及び健康の監視に関する。より具体的には、本発明のいくつかの態様は、ペットの健康及びウェルネスを監視する表示及びシステム管理システムに関する。

動物はヒトよりもはるかに我慢強く、たとえそれらがそれらの苦痛に順応するために調整している間であっても、痛みを訴えないか、または示さないことが多い。市場調査によると、ペットの飼い主は、ペットが病気であることを教えてもらう必要はなく、むしろ、ペットが病気になりそうなとき、かつそれに応じてどのような予防手段をとるべきかを知る必要があるということをかなり明確に示している。例えば、ペットが病気になりそうなことを飼い主が知っていた場合、飼い主は、観察の準を高める(例えば、動物が正常に食べている、飲んでいる、及び/もしくは排泄しているかを観察する)、ある特定の活動(例えば、歩行等)を増加もしくは減少させる、ならびに/または獣医を訪れることができる。

同様に、獣医は、獣医と動物患者との間のほとんどの臨床的接触が事実上一時的であることから、その動物患者の健康に関して極めて限られた見通ししかない。したがって、通常の健康診断中、獣医は、例えば、血圧、呼吸速度/変動性、もしくは中核体温(温度計を動物の直腸に突き刺す)等のある特定の読取は、動物にさらにストレスを与えることがある、実施が困難な場合がある(血圧)、及び/またはストレスの多い臨床条件では信頼できない(動物は、他の動物が周囲にいる獣医の診療所では上昇した読取値を呈する場合がある−「白衣高血圧」または「白衣症候群」と称されることもある)ため、そのような読取を常に実施する、または当てにできるとは限らない。

よって、いくつかの過去の解決策は、動物の所有者に動物の健康状態に関するデータを提供し、同時に動物の健康条件の診断を補助するためのさらなるデータを獣医に提供するために、動物を遠隔で監視することを試みた。しかしながら、これらの過去の解決策の各々は、それらが、動物の健康の包括的な見解を提供せず、所有者及び/または獣医に動物の健康状態を決定するための適切な情報を提供しないという欠点を有する。

したがって、ペットの飼い主及び/または獣医が、安定した住居環境における非侵襲的な遠隔監視によってペットのウェルネスをより良く理解し、健康状態の発達の前触れとなり得る微細なバイタルサイン指標に気が付くことができるように、ペットの飼い主及び/または獣医にペットもしくは他の動物の現在の状態に関する包括的な情報を提供することが依然として必要とされている。

本開示の1つ以上の態様は、ペットの飼い主、獣医、または他の個人にペットの全身状態の監視に有用なコンテンツを提供するために2つ以上のセンサをする、ペットまたは他の動物の健康及びウェルネスの監視に関する。また、動物のバイタルサイン、生理的兆候、または環境的要因を監視する異なるセンサからの異なる信号の分析に基づく推論も提供され得る。本開示のいくつかの態様は、その動作が他のセンサからの信号に加えて、種々の動作モード及び/またはプロファイルで統制され得る埋め込みセンサを含む装着可能装置を提供する。

複数のセンサを使用して動物の健康を監視するためのシステム及び方法が記載される。本装着可能装置は、1つ以上のセンサを含んでもよく、それらのセンサの結果として生じる信号レベルが、本装着可能装置で分析され得るか、またはさらなる分析のためにデータ管理サーバにアップロードされ得る。一例では、一方が動物の内方を向き、他方が動物の外方を向く一対の温度計を使用して、動物の中核体温を推定する。

これまでに要約された種々の態様は、種々の形態で具体化され得る。その態様が実践され得る種々の組み合わせ及び構成の例示として、以下の説明を示す。記載される態様及び/または実施形態は、単なる例に過ぎず、他の態様及び/または実施形態が利用されてもよく、本開示の範囲から逸脱することなく構造的及び機能的修正が行われてもよいことが理解される。

同様の参照番号が同様の特徴を示す添付の図面を考慮して以下の説明を参照することによって、本発明及びその利点のより完全な理解を得ることができる。

本開示のいくつかの態様に従う、ペット用の装着可能装置及びその部品の概略図である。

図1の装着可能装置によって受信される種々の種類の情報を例示する機能ブロック図である。

本開示のいくつかの態様に従う、図1の装着可能装置と併せて使用されるデータ管理システム及びそれへの種々の入の概略図である。

図1の装着可能装置を組み込む首輪を例示する。

図4に示される首輪を装着している動物の頸部の断面図を例示する。

図1の装着可能装置の一実施形態の上面図及び側面図を例示する。

図1の装着可能装置の一実施形態の上面図及び側面図を例示する。

図1の装着可能装置を組み込むハーネスを示す。

本開示のいくつかの態様に従う、基本のセンサ処理を示すフローチャートである。

本開示のいくつかの態様に従う、1つを超えるセンサの処理を示すフローチャートである。

本開示のいくつかの態様に従う、他のセンサを誘起するセンサを示すフローチャートである。

本開示のいくつかの態様に従う、異なるセンサからの読取値を使用してどのように推論が形成され得るかの実例を示すフローチャートである。

本開示のいくつかの態様に従う、装着可能装置のセンサ及び装着可能装置から離れた別のセンサからの読取値の使用を例示するフローチャートである。

本開示の1つ以上の態様に従う、センサ及びそれらの関連情報の表を示す。

本開示の1つ以上の実施形態に従う、図13で識別される種々のセンサの潜在的マスタ/スレーブ関係の表である。

本開示の1つ以上の態様に従う、図13のセンサの起動が異なる動作モードでどのように修正され得るかの実例を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサ、ならびにそれらの閾値(複数可)、動作の頻度、及び粒度が異なるプロファイルに基づいてどのように修正され得るかの実例である。

本開示の1つ以上の態様に従う、監視装置が取り付けられた動物の品種情報に基づいて、種々のセンサプロファイルがどのように修正され得るかの一例を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、装着可能装置の異なる動作モードの実施形態を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、図18の実施形態に基づくプロファイルよりも動作モードが優先される順序を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、図18の実施形態に基づくプロファイルよりも動作モードが優先される順序を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、図18の実施形態の動作モードを置き換えるプロファイルを含む、異なるプロファイルを有する代替の実施形態を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、1つ以上のスイッチによるプロファイル選択のオプションを有する図20の実施形態の異なるプロファイルの組み合わせを示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、1つ以上のスイッチによるプロファイル選択のオプションを有する図20の実施形態の異なるプロファイルの組み合わせを示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、装着可能装置内ならびにDMS内でプロファイルがどのように選択され得るかの実例を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、他のセンサとの関連で、関連性のあるセンサ上の読取値の時間枠の実例を示す。

本開示の1つ以上の態様に従う、マイクロ波ラジオメトリ及びマイクロ波温度測定を含む、中核体温を監視するための異なる技法の一例を示す。

本開示の態様に従う、監視される動物の種々の状態の表示を示す。

本開示の態様に従う、図25の動物の監視される状態のうちの1つに関する特定の表示を示す。

種々の実施形態の以下の説明では、本明細書の一部を形成し、本発明が実践され得る種々の実施形態が例示として示される添付の図面を参照する。他の実施形態が利用されてもよく、本発明の範囲から逸脱することなく構造的及び機能的修正が行われてもよいことが理解される。 <総括>

本開示の態様は、動物の1つ以上の状態及び/またはその環境を監視するための1つ以上のセンサを含む、動物によって装着される装置を対象とする。いくつかの実施形態では、装置は、ヒト(例えば、ペットの飼い主)によって動物に設置される首輪、ハーネス、または他の装置であってもよい。本装着可能装置は、例えば、1つ以上のセンサと、本明細書に記載されるようにデータを送信するために使用される1つ以上の部品とを含む、複数の部品を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、本装着可能装置は、動物、その位置、及びその環境に関する情報を得るための複数の接触、半接触、及び非接触センサを含み得る。

本開示のさらなる態様は、異なるセンサの分析を対象とする。本出願の目的のために、センサが分析される少なくとも2つの位置が本明細書に記載される。まず、装着可能装置が、センサデータを分析することができる。次に、遠隔のデータ管理システム(本明細書では「DMS」と称される)が、センサからの情報を処理することができる。加えて、DMSは、装着可能装置に近接する付属的なセンサ(独立型センサ及び他の装置に取り付けられるセンサ、例えば、スマートフォンに取り付けられるか、またはスマートフォンの一部であるセンサを含む)からの情報を含む、装着可能装置以外のソースからの追加情報と併せて、センサからの情報を処理することができる。さらに、DMSは、動物の観察時に基づいた特定の情報を入力した所有者からの情報を受信することができる。加えて、DMSは、装着可能装置の現地の周囲の天候状態に関するRSSフィードを含む第三者からの情報ならびに第三者獣医または他のサービスプロバイダからのデータを受信することができる。いくつかの実装では、センサは、1つの位置でのみ分析されてもよく、または3つ以上の位置で分析されてもよいことが理解される。健康監視システムは、例えば、コンパニオンウェブ/モバイルベースのアプリケーション、電話コールセンター活動/テレプロンプト等を通して収集される動物の所有者の観察をさらに使用してもよい。所有者の観察は、測定されるイベント(例えば、装着可能装置101及び/または1つ以上の外部センサで測定されるイベント)を確証することができ、偽陽性及び偽陰性の進行速度の低下を支援する。例えば、いくつかの実施形態では、健康監視システムには、視野内の事前に識別された標識が動物を横切るように携帯装置に不可欠な可動カメラを振ることを所有者に命令する可動重量/大きさのモバイルデバイスアプリケーションが挙げられる。次いで、この動作から導出される前処理されたデータは、DMSにアップリフトされ、ここで、動物の体重及び大きさに応じて結論が導出され得る。次いで、そのようなデータは、動物の記録に付加される。他の重要な所有者に記録される観察には、カロリー摂取量、尿中の血液、黒色便、口臭、過度の口渇、顔の周りの白い皮膚の斑点、動物の傾向の記録等の観察可能な項目が挙げられる。例えば、コンピュータまたはスマートフォン上で実行されるアプリケーションを通してカロリー摂取量が所有者によって監視されてもよく、そこで所有者は、どの食物がどの間隔でどの程度消費されたのかを特定する。

さらに、装着可能装置から遠隔に位置するように本明細書に記載されるが、DMSは、スマートフォン及び装着可能装置のそれぞれの処理能力に基づいて、所有者のスマートフォン上に位置してもよく、または装着可能装置上に位置してもよい。これらの代替の実施形態では、「DMS」は、装着可能装置のセンサ以外のソースからのコンテンツを受信し、さらに特定の動物の所有者及び/または獣医に転送するために、その受信されたコンテンツを処理する能力によって識別される。DMSのこれらの代替の実施形態は、本明細書で具体的に除外されない限り、「データ管理システム」の範囲内であると見なされる。例えば、装着可能装置がDMSであると見なされる場合、装着可能装置は、その独自のセンサからのデータ、ならびに装着可能装置上に位置しないどちらかのセンサからの情報、及び/または所有者、獣医、もしくは第三者によって提供される追加のコンテンツを受信するだろう。

さらに、獣医は、品種、年齢、体重、既存の医学的状態、疑わしい医学的状態、予約順守及び/または予定管理、現在及び過去の薬物治療等を含む情報をDMS301に提供し得る。

本開示の目的のために、他のセンサのより一般的な説明とは対照的に、センサの特定のタイプとして、いくつかのセンサが記載される。例えば、本明細書は、位置情報を提供するGPSユニットの使用を記載するが、GLONASS、Beidou、Galileo、及び衛星を利用したナビゲーションシステムを含む他の位置識別システムが、等しく使用可能であると見なされる。同様に、本明細書は、GSM周波数を使用するGSM送受信機の使用を記載するが、他のセルラーチップセットが、GSM送受信機の代わりに、またはGSM送受信機に加えて、容易に使用され得る。例えば、他の種類の送受信機には、UMTS、CDMA、AMPS、GPRS、CDMA(及びその変形)、DECT、iDEN、及び他のセルラー技術が挙げられる。

また、本開示の目的のために、種々のセンサ及びセンサの組み合わせが、装着可能装置上に共に位置するように記載される。しかしながら、種々の状況では、1つ以上のセンサは、特定のバージョンの装着可能装置において使用され得ない。例えば、GPS関連センサは、動物病院の回復病棟において手術後にのみ使用されるバージョンの装着可能装置に対して有用でない場合がある。正確な位置情報は、獣医が動物の位置を既に知っている場合には必要とされない(またはさらに、屋内では使用できない)ため、GPSセンサが無効であるか、またはさらにはGPSセンサが含まれていないバージョンの装着可能装置が使用され得る。同様に、他のセンサは、それらのセンサが使用されないことが予期される場合、このバージョンの装着可能装置において機能しなくてもよい(またはそこに含まれなくてもよい)。例えば、RF信号センサ(基地局からのビーコン信号が既定の閾値よりも上であるかを決定する)は、そのバージョンの装着可能装置がビーコン信号を発する基地局とともに使用されることが予期されない場合、バージョンの装着可能装置に提供されなくてもよい。

本開示に使用する場合、「コンテンツ」という用語は、生データ及び導出されるイベントの両方を含むことが意図される。例えば、本明細書に記載される装着可能装置の一例は、種々のセンサからの生データが継続的にデータ管理にアップロードされるプロファイル/動作モードを含む。装着可能装置の別の例は、種々のセンサからの情報を前処理し、2つ以上のセンサからの信号の組み合わせ(またはそれらの欠乏)からイベント情報を導出する。これらの導出されたイベントは、それらが装着可能装置内で導出されることから「装置導出イベント」と称される。同様に、データ管理システムは、装着可能装置からの生データのみ、装置導出イベント、または両方の組み合わせを使用して、装着可能装置からのコンテンツからイベント(本明細書では「DMS導出イベント」と称される)を導出することもできる。さらに、DMSは、DMS導出イベントを確証するために、及び/またはDMS導出イベントをさらに向上するために、付属的センサまたは第三者センサからのコンテンツをさらに考慮してもよい。例えば、付属的センサまたは第三者センサからのデータには、音声ファイル、画像ファイル、動画ファイル、RFID情報、及び他の種類の情報が挙げられる。付属的センサまたは第三者センサからのデータを装着可能装置からのデータ/装置導出イベントと相互に関連付けることを補助するために、付属的センサまたは第三者センサからのデータは、タイムスタンプを含み得る。これらのタイムスタンプは、データ管理システムが、そのデータが装着可能装置からのデータ/装置導出イベントの一部であったかのように、付属的センサまたは第三者センサからのデータを使用することを可能にする。さらに、装着可能装置及びDMSと第三者と及び(ならびに第三者装置と)の間での情報の交換は、業界標準のセキュリティ、認証、及び暗号化技法を用いて実施される。 <装着可能装置>

図1は、本開示のいくつかの態様に従う、装着可能装置101及びその部品の概要である。装着可能装置101は、例えば、超広帯域送受信機(UWB)、及び本明細書に、少なくとも図13〜17に記載される他のセンサ等のいくつかの内部部品を含み得る。センサは図1に表され、センサタイプA−F110、111、112/113、114、及び115として示されるように種々のセンサタイプに分類可能である。図1において別個に示されないが、センサは、本明細書において時にN1〜Nmとして称され、「m」は装着可能装置101に含まれるセンサの総数である。

図1に示されるように、装着可能装置101は、ファームウェア102、オペレーティングシステム103、及びアプリケーション104を含むプロセッサ100(または当該分野で既知のように複数のプロセッサ)を含む。装着可能装置101は、記憶装置105(例えば、ソリッドステートメモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等)も含み得る。装着可能装置は、1つ以上のRF無線、Wi−Fi無線、Bluetooth無線、及び/またはセルラー無線送受信機107をさらに含んでもよい。装着可能装置101は、ローカル入力/出力接続108(例えば、USB、光学の、誘導の、Ethernet、Lightening、Fireire、ステータスライト、またはディスプレイ等)及び電池109をさらに含んでもよい。本明細書の目的のために、ローカル入力/出力接続108及び無線トランシーバ(複数可)107は、概して「出力」と見なされ、それを通じて情報が所有者もしくは獣医に直接(図6の発音装置/ステータスライト/ディスプレイ604を通じて)、スマートフォンに直接(セルラー、Bluetooth、もしくはWi−Fiまたは他の通信経路を介して)、またはDMSを通じて通信され得る。

センサタイプA−Fに関連して、センサタイプA110は、センサ入力116を有し、かつ他の内部部品(例えば、単純なフォトダイオード)を有しないセンサのタイプを指す。センサタイプB111は、センサタイプB内に収容されるセンサ入力117及びプロセッサ118及び記憶装置119を有するセンサを指す。本明細書では、センサタイプB111は、センサ入力117からのデータを(少なくとも一時的に)記憶し、そのデータを処理して、プロセッサ100により有意な結果を提供することができる。例えば、センサB111は、誘電体(例えば、心筋または他の筋肉)の動きに基づいて心臓活動等を監視するためのUWB装置であってもよい。プロセッサ118は、UWBの動作を制御し、その結果を解釈することができる。心活動の監視に加えて、UWB構成部品は、中核体温の決定のために使用されてもよく、また短距離の高帯域通信用の当該分野で既知のネットワークと通信するための通信送受信機として使用されてもよい。

さらに、点線113で示されるように、記憶装置119は、プロセッサ118が直接書き込む、及び/または記憶装置105から直接読み出す程度(プロセッサ100とプロセッサ118との間で共有されるように)まで、任意に記憶装置105と関連付けられてもよい。センサタイプC112及びセンサタイプD113からの生データは、そのデータがプロセッサ100に送信される前にプリプロセッサ120によって処理される。プリプロセッサ120は、データを補正する/調整する/強化する任意のタイプの既知のプロセッサであり得る。例えば、プリプロセッサ120は。アナログからデジタルへの変換器、アナログまたはデジタルフィルタ、レベル補正回路等であってもよい。センサタイプE114は、レーダベースの信号伝達からの結果(RF信号強度センサ、Wi−Fi IPアドレスロガー等を含む)を提供する上記で具体的に特定されない任意のセンサを含む。最後に、センサタイプF115は、電池109の充電レベル及び温度に関するデータを提供する電池センサを含む。 <装着可能装置への入力>

プロセッサ100は、通信インターフェースを通したコンテンツの転送において、種々のソースからコンテンツを取得する一般的な機能を実施する任意の当該分野で既知のプロセッサであり得る。プロセッサ100は、本明細書に記載される特定の機能を実施することもできる。通信インターフェースは、マイクロ波アンテナ、RFアンテナ及びRFIDアンテナ、セルラー無線送受信機、ならびに既知のハードウェアインターフェース(例えば、USB)のうちの1つ以上を含み得る。例えば、プロセッサ100は、一時的イベントに起因して1つ以上のセンサから収集されたデータの要求に応じて送信を指示することがあり、または既定の予定に従って、もしくはデータがオフラインモードで収集されるDMSに最終的に接続されたときに、送信を指示することがある。

オフラインモードの動作に関連して、プロセッサ100は、種々のセンサタイプA−F110−115から生データを受信する。次に、センサならびにその現在のプロファイル及び/または動作モードに応じて、プロセッサ100は、センサからの読取値に関するコンテンツを記憶する。第1の例では、プロセッサ100は、センサから全ての生データを単に記憶する。第2の例では、プロセッサ100は、センサが正常範囲外の読取値を提供したという表示のみを記憶する。正常範囲は、現在のプロファイル及び/または動作モードによって設定されることができ、各センサ信号に対する1つ以上の閾値を含み得る。例えば、周囲温度センサは、それぞれ、28℃及び15℃の最大及び最低閾値を有し得る。周囲温度センサからの読取値がこれらの閾値のうちの1つを超える場合、その周囲温度が識別された温度範囲を超えたことを識別するイベントがプロセッサ100及び記憶装置105によって記憶される。この例では、温度範囲を超えたという二進法表示または実際の温度のいずれかが、記憶装置105に記憶され得る。さらに、装着可能装置101による後続の分析またはDMSもしくは第三者によって実施される分析を支援するために、プロセッサ100はまた、温度が識別された温度範囲を出たという表示をタイムスタンプする。第3の例では、プロセッサ100は、識別された範囲を出たセンサからの生データ、及び識別された範囲が超えられたという表示の両方を記憶装置105に記憶し得る。例えば、表示は、センサ読取値、タイムスタンプ、及び/または範囲を超えたことに関連付けられる記憶装置105に記憶される1つ以上のフラグであり得る。

さらなる例では、プロセッサ100は、例えば、センサF(電池センサ115)が、電池が熱過ぎる、及び/または電池の有効電力が低下していることを識別する場合、低電力モードで動作してもよい。この例では、かなりの電力を必要とするセンサは、電力レベルが回復されるか、または電池が再充電されるまで、無効にされ得るか、または起動頻度が低くされ得る。

さらに、プロセッサ100は、データ管理システムDMSから受信される命令によって、新たなソフトウェア更新を許容し、センサ閾値、設定等を変更することができる。DMSは、図3を参照して以下に記載される。加えて、所有者は、装着可能装置からの種々のセンサ読取値への注意を喚起される場合、閾値を最小化するように修正してもよい。これは、いくつかの感度の最小化が、所有者が注意喚起されるべきであるときに動物を危うくする可能性があるため、許可または制限され得る。

いくつかの実施形態では、装着可能装置101は、基地局(図示されない)に関連付けられ得る。基地局は、装着可能装置101の電池115を充電することができる。さらに、基地局は、一定のビーコン信号を装着可能装置101に発することができる(しかし任意に装着可能装置101から戻る通信を受信しない)。いくつかの実施形態では、基地局は、複数の装着可能装置101(例えば、各々が一般的なペットの飼い主の動物の各自によって装着される)と対を成してもよい。そのような実施形態では、無線装置のペアリングに関する分野で既知のように、各装着可能装置101は、固有の信号記号による起動時に基地局と対を成してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、各装着可能装置101は、複数の基地局と対を成してもよい。複数の基地局を使用する利益の1つは、異なるそれらの局からの信号の相対強度を比較することによって、装着可能装置101が、基地局に対するその位置を大まかに識別できることである(例えば三測量を介して)。 <任意の位置決定>

いくつかの実施形態では、装着可能装置101は、センサの一例としてGPS受信機106を含み得る。GPS受信機106は、いったんビーコンもしくは他のRF信号が閾値レベルよりも下がると、感知された一時的イベントに応答して、要求に応じて、または既定の時間予定に従って、オンにされ得る。したがって、GPS受信機106は、「常にオン」の状態でなくてもよい(またこのため、例えば、GPS読取値が有用でない場合に電力を消費しなくてもよい)。一例として、基地局からのビーコンの信号強度が高い場合、装着可能装置101(及びしたがって、装着可能装置101を装着している動物)は基地局の近くに位置すると仮定することができ、ゆえに、動物のGPS座標は、例えば動物の所有者にとって有益でないことがある。したがって、GPS受信機106は、例えば、プロセッサ100がGPS受信機106に「オン」にするように命令するまで(例えば、基地局からの信号強度が弱くなるか、または存在しないとき)、「オフ状態」(例えば、電源を切った状態)のままであってもよい。

GPS受信機106は、動物の位置座標、動物の高度、特定の衛星捕捉状態、及び衛星の軌道を含む、装着可能装置101を装着する動物の状態に関する任意の有用な情報を提供することができる。この情報のいくつかまたは全てをセンサ論理計算において使用して、GPSスラッシング(信号を取得する連続的な試み、及びそれによる電池の枯渇)を低減させることができる。

プロセッサ100は、GPS受信機106からの位置情報を使用して、ジオゾーン(geo−zone)(ジオフェンス(geo−fence)とも称される)を識別し、装着可能装置101が識別された領域から出たときを決定することができる。例えば、装着可能装置101を装着する動物が公園内で首綱を外して遊んでいる場合、動物の所有者(例えば、個人用携帯装置を使用して)、DMS、またはその他が、GPS受信機106に装着可能装置101を装着している動物の位置の周りに即時のジオゾーンを創出することを促進し得る。したがって、ペットがかなり遠く(例えば、そのジオゾーンの外)を徘徊する場合、所有者(例えば、セルラー無線送受信機107から個人用携帯装置に送信された信号を介して)、DMS、またはその他は、ペットがジオゾーンの外に進んだことを通知され得る。

装着可能装置101が基地局に関連付けられる実施形態では、プロセッサ100は、例えば、基地局から発せられたRFビーコン信号、Wi−Fi信号、Bluetooth信号、または他のRF技術信号が閾値レベルよりも下がるときを決定することができ、それに応答して、GPS受信機106から装置の位置を取得して、装着可能装置101の位置を記録する、及び/または装着可能装置101の位置をセルラー無線送受信機107、Wi−Fi、Bluetooth、もしくは他の技術を介してペットの飼い主もしくは獣医に送信することができる。このため、本開示の一態様に従って、動物が固定された基地局からかなり遠くに逸れるとき、装着可能装置101を装着している動物の位置を容易に決定することができる。非セルラーベースの無線機に関しては、信号強度がある特定の閾値を下回るか、または存在しない場合、プロセッサ100は異なるモデムの送信プロファイルを変更して、種々の利用可能なネットワークに、もしくは指向性探知機として使用される携帯装置ベースのアプリケーションによって、それらを位置付けし易くするか、または接続し易くすることができる。

基地局を含む実施形態の場合、健康監視システムは、本明細書に記載される基地局から得られる読取値をさらに解釈することができる。例えば、基地局から取得され、装着可能装置101で受信されるビーコンの信号強度は、ユーザによって設定された一組の閾値と、または高度、中度、及び低度の設定に基づく設定中にDMSによって提供/導出される初期値と比較され得る。いくつかの実施形態では、装置の起動時、及び所有者が敷地内の基地局を設定した後、ユーザは、コンパニオンアプリケーション(例えば、スマートフォンアプリケーション)を使用して、装着可能装置を保持しながらユーザの土地を歩き回り、ユーザの囲い/庭/田畑等の重要な特徴に位置情報をタグ付けする(geo−tag)ことができる。各位置では、最適な安全近接及びジオゾーンの導出を支援するために、GPS座標及びビーコン信号は記録付けされ、DMSにアップロードされ得る。所有者は、動物が頻繁に訪れる他の位置(例えば、週末に過ごす土地、ペットシッター等)に設置され得る、または固有の形状の近接区域を創出するために大きく平らな形の土地のいくつかの位置に設置され得る、いくつかの他の基地局を確保してもよい。 <無線通信>

セルラー無線送受信機107は、装着可能装置101でデータを送信及び受信する1つの方法として使用され得る。いくつかの実施形態では、セルラー無線送受信機107は、装着可能装置101の論理計算を支援し、スラッシング(信号を取得する連続的な試み)を防ぐために、セルラーネットワーク上の存在情報及び/または信号強度の読取値を提供することができる。さらに、セルラー無線送受信機107は、リアルタイムクロック調整を提供することができ、GPS信号が利用可能ではない、または使用可能な閾値であるか、もしくはそれを下回る場合、DMSによるセルラー三角測量に使用されてもよい。 <装着可能装置への入力>

図2は、装着可能装置101によって使用可能な種々の入力の実例を示す。図2は、RF信号201、DMS入力及びトリガー202、モバイルコンパニオンアプリケーション/センサ203からのコンテンツ、GPS関連情報204、装置アクセサリコンテンツ205、Wi−Fi/Bluetooth/ANT関連情報206、セルラー情報207、スペクトル分析208、音レベルまたは実際の音の録音209、加速度210、中核体温211、RFID(内部/外部RFID無線に関する)212、電池温度/電池強度213、心肺214、周囲湿度215、ならびに周囲温度216を示す。

RF信号201は、例えば、ビーコン信号に関して上述されるように、ペットの飼い主の土地の境界線の位置情報のタグ付け等のための調整可能な設定及びオプションを含む信号を受信することができる。RFアンテナ109に加えて、またはその代わりに、装着可能装置101は、Wi−Fi、Bluetooth、及び/または他のRF技術206を含んでもよい。Wi−Fi/Bluetooth/ANT関連部品107は、身体装着から全身エリアネットワークまで、ローカル無線ベースの通信システムを含むことが意図される。

各々は、GPS受信機106及び/もしくはセルラー無線送受信機107と併せて、または対となるアクセスポイントを通して2方向データ送信を提供する代替物であって、装着可能装置101の大まかな位置を識別する存在情報及び近接情報を提供し、その時刻情報を読み出す代替物として使用されてもよい。

装着可能装置101は、加速信号210を提供する加速度計をさらに促進し得る。加速度計は、動物の特定の活動のレベルを報告するために使用され得る。例えば、加速度計からの読取値は、動物が現在、歩いている、走っている、眠っている、飲んでいる、吠えている、引っかいている、震えている等の状態にあると解釈され得る。加速度計は、強い衝撃のイベントの可能性を報告する、ならびに他のセンサ読取値を確証及び/または増補するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、加速度計を使用して、他のセンサを制御することができる(例えば、オンにする、オフにする、パンくずを残す、読取値を無視する等)。さらに、加速度計を使用して、複数の動物のうちのどれが実際に装着可能装置101を装着しているかを決定することができる。例えば、ペットの飼い主が二匹以上のペットの間で交換可能に装着可能装置101を使用する場合、動物のうちの一匹対して一組の具体的な特質が創出され、各ペットに関して記憶装置105に記憶されてもよい。記憶された特質のうちのいくつかは、特定の動物の歩行等の加速度計データならびに吠える音の特徴等の他の特質であってもよい。次いで、これらの記憶された特質を使用して、現在感知された特質を記憶された特質と比較することにより、どのペットが装着可能装置101を装着しているかを決定することができる。

装着可能装置101とともに使用可能な別のセンサは、照度計である。照度計は、図2のスペクトル分析208入力を提供する。単純な例では、照度計は、可視光の閾値の存在または不在と単に関係していることがある。より高度な例では、照度計は、それが赤外光、可視光、及び紫外光のレベルを別個に検出することができるように、その読取値の周波数に特異的であり得る。異なる高度の照度計のこれらの例の両方は、当該分野で既知である。この環境では、プロセッサ100は、装着可能装置100が内部または外部に位置するかを決定するために照度計(または複数の照度計)からの信号を使用する。例えば、所与の明度の可視光レベルは、装着可能装置100が明るい光源下(例えば、日の当たる領域下)に位置することを示すことがあるが、プロセッサ100は、現在の赤外光及び/または紫外光レベルを可視光レベルと比較し得る。したがって、可視光レベルが高く、赤外光及び/または紫外光レベルも同様に高い場合、プロセッサ100は、装着可能装置101が太陽の外に位置する可能性があることを決定する。あるいは、可視光レベルが高いが、赤外光及び/または紫外光レベルが低い場合、プロセッサ100は、装着可能装置101が(日だまりではあるが)屋内に位置する可能性があることを決定する。

さらに、照度計を使用して、動物の現在の状態を確認または確証するために動物の現在の状態を決定する光レベルを解釈することもできる。例えば、いくつかの実施形態では、極めて明るい光入射は、受光レベル208の急変に基づいて、装着可能装置101を装着している動物が自動車のヘッドライトを浴びている、または発砲、爆発等の周りにいることを示すことがある。自動車のヘッドライトを浴びているという識別は、加速度計が可視光の急騰の前後に最小の運動を示す間の、夜間の周辺光の突然の急騰に基づいている場合がある。さらに、位置決定(例えば、GPS受信機から)は、動物が接近してくるヘッドライトで照らされていたかの決定を増補するために、加速度計信号の代わりに、またはそれに加えて使用されてもよい。短期間の可視光の急騰の間に生じる音声信号の同様の急騰は、発砲、爆発等の周りにいると解釈され得る。

スペクトル分析のより高度な使用は、動物の環境に存在する、それらの皮膚/毛皮、開口部から発せられる、及び/またはそれらの呼気に存在する微量の化学的特徴を検出する能力を含み得る。例えば、読取値は、危険な環境条件(例えば、塩素の高い読取値)、皮膚に関連する問題(例えば、酵母)、及び内部に関連する条件(例えば、他の症状が明白になる前に呈され得る動物の呼気中のケトン)を示し得る。さらに、スペクトル分析センサは、化学的特徴の匂いを嗅ぐ場合もある。硫黄の検出を光及び音の急騰と組み合わせることは、動物が最近、発砲または他の爆発の近くに位置していたことの決定の確証を補助する。

周囲温度216を提供する周囲温度センサが、センサの別の例として提供され得る。周囲温度センサを使用して、装着可能装置101を装着している動物の位置(例えば、屋内対屋外)を決定することができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ100は、周囲温度216を経時的に記録し、現在の変化率を決定する。その現在の変化率が、一定期間存在するように既定の率を上回る場合、プロセッサ100は、その変化率が、装着可能装置101を装着している動物が近い将来に過熱しているか、または凍えることの予測であると識別する。さらに、いくつかの実施形態では、周囲温度センサは、他のセンサを確証または制御するために使用されてもよい。

装着可能装置101は、周囲湿度入力215を提供する湿度センサも含み得る。いくつかの実施形態では、温度センサは、感知温度を湿球設定に調整するために使用され得る。これらの湿球設定は、動物の熱の喪失/獲得の計算に重要な場合があり、動物の位置を大まかに識別するために使用され得る(例えば、屋内または屋外)。さらに、温度センサからの信号215として識別される過剰な湿度または乾燥は、温度読取値と組み合わせて、熱指数または風速冷却を決定することができる。

さらに、マイクまたはピーク雑音検出器センサは、音入力209を提供することができる。マイク/ピーク雑音センサは、例えば、特定の音イベント(吠える等)を測定するために使用されてもよく、他のセンサ読取値を確証するために使用されてもよい。例えば、照度計が、例えば、装着可能装置101を装着している動物が車両のヘッドライトを浴びている可能性があることを示す実施形態では、道路雑音を感知するマイクは、例えば、衝撃イベント(その車両に衝突されている)であると解釈され得る。衝撃イベントを決定する具体的な方法が、本明細書に記載される。

センサの別の例は、電池の強度及び/または温度に関する情報を提供する内部電池強度及び/または電池温度センサ213であり得る。内部電池強度及び/または温度センサは、ある特定の他の感知活動を調節するために、及び/または他の感知活動への入力源としてのいずれかで使用され得る。例えば、内部電池が低下しているという感知に応答して、電力を節約するためにGPS捕捉負荷サイクル及び/またはセルラー送信が低減され、装着可能装置101の動作を延長することができる。

中核体温211を提供する中核体温センサが、センサの別の例として提供され得る。中核体温センサを使用して動物の中核体温を非侵襲的に測定し、このようにして、動物のリアルタイムの中核体温及び経時的な動物の中核体温の変化の両方に関連するデータを提供することができる。

装着可能装置は、内部無線機/センサのうちの1つ以上に関係している1つ以上のアンテナを含み得る。アンテナに取り付けられる内部部品のうちの1つは、UWB装置であってもよい。当該分野で既知のように、UWB装置は、種々の条件を監視するために使用され得る(例えば、胎児監視、心肺監視等に使用される)。本明細書では、UWB装置は、様々な異なる条件を監視するために使用され得る。例えば、いくつかの実施形態では、UWB装置を使用してUWB信号を送信及び受信し、動物の心臓の動作を非侵襲的に監視することができる。この監視動作からの信号は、次いで、プロセッサ100によって処理され、一時的イベントが生じたのか(例えば、異常に高い心拍数)、より複雑なイベントが生じたのか(例えば、過剰なランニング後の熱性疲労)、及び動物の心肺系が望ましくない状態に向かっているのか(例えば、平均心拍数の上昇)を決定する。本明細書では、平均心拍数に加えて、統計偏差も提供され得る。その際、統計偏差は、獣医あるいは所有者へ転送される他の平均率を伴ってもよい。

具体的には、UWB装置は、装着可能装置101を装着している動物の一回拍出量及び血圧の相対変化を測定するために使用され得る。本明細書の目的のために、UWBからの一回拍出量読取値は、バイタルサイン読取値に加えて有用である。他の実施形態では、UWB装置を使用して、装着可能装置が実際に動物上にあるかを決定することができる。いくつかの実施形態では、動物のプロファイル(例えば、記憶される特性)は、装着可能装置101を装着している2匹以上の動物に対して利用可能であり得る。そのような実施形態では、UWB装置を使用して、どの動物に装着可能装置101が現在取り付けられているのかを決定することができる。例えば、UWB装置での読取値を記憶された心肺プロファイルと比較して、複数の動物のうちのどれが現在装着可能装置101を装着しているのかを決定することができる。さらに、UWB装置を使用して、動物が食べている、飲んでいる、及び/または嘔吐していることを示すような頸部組織における変化を解釈することができる。さらに、UWB装置を使用して、消化管の障害物の可能性を調査するために腹部領域における信号を解釈することができる。

動物及び/またはその環境の1つ以上の特質を測定するために、任意の他の望ましいセンサが装着可能装置101の部品として提供されてもよい。本開示の利益を得る当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなく、装着可能装置101に組み込まれ得る多数の他のセンサを認識するだろう。さらに、装着可能装置101内に収容される部品及び/またはセンサは、電源、電力調整器、ローパスフィルタ、アンテナ等のいくつかの共通電気回路を共有してもよく、ならびに組み合わせたデータソースからより多くの意味を導出するために互いに感知データを共有する。

本開示のいくつかの態様に従って、装着可能装置101(もしある場合は、関連付けられる基地局(複数可))及びDMSは、1つ以上の動物の特定の健康特質に関するデータを収集する、及び/または1つ以上の動物の特定の健康特質を監視するために使用される健康監視システムの一部を形成し得る。さらに、いくつかの実施形態では、センサの多くのうちの1つは、本明細書に記載される別のセンサの活動を起動する、停止する、制御する、拒否する、許容する、またはスロットルで調整する能力を有し得る。加えて、健康監視システムは、受動及び能動センサの両方ならびに複数のアンテナを含んでもよく、多種多様な電気機械エネルギーを生成及び受信するが、1つ以上の部品の基準出力が、誘導方式で別の部品の能力を強化する場合がある。

本開示のいくつかの態様に従う健康監視システムは、装着可能装置101のセンサと相互作用するか、さもなければ装着可能装置101のセンサを補足する外部センサ(例えば、装着可能装置101の外部のセンサ)をさらに含んでもよい。いくつかの実施形態では、これらの外部センサは、聴診器、超音波センサ、赤外線温度センサ、パルスオキシメータ、血圧監視装置、グルコース測定器、血液分析器、呼気分析器、尿分析器、脳スキャナ等の脱着可能なアナログ/デジタルアイテム(これらの全ては、追加のアプリケーションソフトウェアを含み得るか、及び/または装置ソフトウェアによって制御され得る)、ならびにセンサ及び読取値の既存の組を強化/協同するためのフィルタ/付属物を含み得る。これらの分離可能なセンサの個々の動作は、当該分野で既知である。本明細書では、装着可能装置101は、これらの追加のセンサが接続され得るプラットフォーム、ならびに本明細書に記載されるように所有者もしくはDMS(またはさらに第三者)への中継のために記憶装置105に記憶されるそれらのデータまたは分析されたコンテンツを提供する。

いくつかの実施形態では、これらの外部センサは、他の周知の装置と一体化して提供され得るか、または他の周知の装置に関連付けられ得る。例えば、健康監視システムは、カメラ(レンズ/フィルタ付属物の有無は問わない)、マイク、スピーカー、GPS、ならびに装着可能装置101及び/または健康監視システムに差し込まれ得るか、またはそれらによって利用され得る他のアイテムからデータを収集することができる。いくつかの実施形態では、これらのセンサは、個人用携帯装置(例えば、スマートフォン等)の一部であってもよい。これらの外部センサ及び/または携帯ブラウザアプリケーション/取り付けられたアプリケーションの各々は、動物の安全性、福利、及び健康を支援するための重要な、一時的な、導出された、もしくは傾向の情報を提供するだろう追加の及び/または協同的な感知情報を提供するために、独立して作動し得る、装着可能装置101と併せて作動し得る、装着可能装置101によって誘起され得る、または要求に応じて、一時的に、もしくは予定に基づいてDMSによって誘起され得る。加えて、上述の活動の全ては、本明細書に記載されるようにセンサデータのタイムスタンプされた相関関係を提供するために、携帯装置ならびにコンパニオンアプリケーション及び付属物/アクセサリによって誘起され得る。

記載される健康監視システムと併せて使用される外部センサのさらなる例には、RFID近接タグと通信し、RFIDコンテンツ212を提供するRFID近接センサが挙げられる。例えば、RFID近接タグは、動物の寝床に、その餌用のボウルに、その水用のボウルに、戸枠の外に、門柱の外に、ごみ箱の近く等に設置され得る。このため、装着可能装置101を装着している動物が、上述のアイテムのうちのいずれかの近くにいるとき、装着可能装置(RFIDセンサを介して信号を受信する)は、動物が寝ている、食べている、飲んでいる、外にいる、庭の外にいる、ごみを漁っている等の解釈をすることができる。

健康監視システムは、例えば、コンパニオンウェブ/モバイルベースのアプリケーション、電話コールセンター活動/テレプロンプト等を通して収集される動物の所有者の観察をさらに使用することができる。所有者の観察は、測定されるイベント(例えば、装着可能装置101及び/または1つ以上の外部センサで測定されるイベント)を確証することができ、偽陽性及び偽陰性の進行速度の低下を支援する。例えば、いくつかの実施形態では、健康監視システムは、視野内の事前に識別された標識が動物を横切るように携帯装置に不可欠な可動カメラを振ることを所有者に命令する可動重量/大きさのモバイルデバイスアプリケーションを含む。次いで、この動作から導出される前処理されたデータは、DMSにアップロードされ、ここで、動物の体重及び大きさに応じて結論が導出され得る。次いで、そのようなデータは、動物の記録に付加される。他の重要な所有者に記録される観察には、カロリー摂取量、尿中の血液、黒色便、口臭、過度の口渇、顔の周りの白い皮膚の斑点、動物の傾向の記録等の観察可能な項目が挙げられる。例えば、コンピュータまたはスマートフォン上で実行されるアプリケーションを通してカロリー摂取量が所有者によって監視されてもよく、そこで所有者は、どの食物がどの間隔でどの程度消費されたのかを特定する。

さらに、健康監視システムは、動物の内部に設置されるセンサ(例えば、侵襲的であるが目立たないセンサ)を含み得る。例えば、動物内に埋め込まれたマイクロチップ等は、例えば、血液酸素測定、グルコース監視、ECG、EEG等に関するデータを提供することができる。 <データ管理システム>

図3は、様々なソースからの入力を受信するデータ管理システム301の例を示す。それらの入力は、個々の動物に特有であり得るか、または関連動物に一般的に関係し得る(品種、年齢、健康状態等を含む1つ以上の特性で関連付けられる)。図3は、RSSフィード302、インターネット検索コンテンツ303、ソーシャルフォームコンテンツ304、獣医との会話からのコンテンツ、症状探索等305、セルラーネットワーク関連情報306、Wi−Fi/Bluetooth/ANT関連情報307、装着可能装置101を基盤とするセンサ及びアクセサリ308、第三者電子サービス309、獣医観察310、コンパニオンモバイルアプリケーション/センサからのコンテンツ311、所有者観察312、ならびに第三者家庭用遠隔健康センサ313を受信するデータ管理システム301を示す。

DMS301はデータ受信及び処理システムであり、装着可能装置101からデータ及び/または装着可能装置導出イベントを受信し、そのコンテンツを直接、または装着可能装置からのより古いデータ、もしくはより古いデータの過去の分析と併せて、または他のソースからのデータと併せて、またはそれらの任意の組み合わせで分析する。DMS301は、図1に示される装着可能装置101のプロセッサ100及び記憶装置105のものと同様に、1つ以上のプロセッサ、記憶装置、オペレーションソフトウェア、入力/出力経路等を含む。さらに、DMSは、インターネットを介する通信がサーバまたは他のハードウェアデバイスでDMSに受信され、コンピュータ実行可能命令及びワークフローに従って処理されるクラウドベースの計算プラットフォームであってもよい。この例では、DMSは、DMS301を種々のコンテンツソース302〜313に接続する業界標準のインターネット接続、ルーター、サーバを有し得る。獣医と比較して所有者に送信される警告は、異なってもよい。さらに、センサが特定のプロファイルに関係して動作している場合であっても、DMSは、DMSの所定の設定に基づいて警告を区別し、転送し続けることができる。

本開示のいくつかの実施形態では、健康監視システムは、外部のリッチサイトサマリー(RSS)フィード302を使用してデータをさらに収集することができる。例えば、システムは、RSSフィード302を介して天気、環境、日々のペットの健康情報、公表された研究データ等に関するデータを受信し得る。いくつかの態様に従って、この受信されたデータは、本明細書で考察されるように、装着可能装置101、他の外部ソース等から収集されるデータを確証する、補足する、及び強化するために使用され得る。

健康監視システムのいくつかの実施形態は、例えば、非侵襲的家庭用テレマティックスソリューション313からのデータをさらに受信し得る。例えば、システムは、スマートマット、スマートモーション/IF検出器、及び市場に普及している他の装置からのデータを受信してもよい。このため、屋内のペット及び動物はこれらの装置を誘起し、このようにして、存在、体重、生理的兆候、及びバイタルサイン等のセンサアーチファクトを記録することができる。これらの記録(ヒト家庭監視システムによって通常処分され得る)は、システムに価値のあるデータ収集/確証点を、例えば、DMS(本明細書に記載される)に提供することができる。いくつかの技法を用いて、このデータをDMSにアップロードすることができる(例えば、コンパニオンモバイルデバイスアプリケーション、ユーザが入力した読取値、Bluetooth、Wi−Fi、他のRF技術等)。

図2における健康監視システムの一部として、及び本明細書に記載されるように使用される場合、装着可能装置101は、センサが収集したデータ(例えば、センサ及び上述のその他を通して)の主要なソースであり得る。全てのセンサ及びそれらの入力は、有意な独立した警告を創出するために、ならびにデータからさらに多くの意味を発展及び抽出するためのDMSへの入力として、データ融合によって知的に組み合わせることが可能である。

いくつかの実施形態では、本明細書に記載される健康監視システムは、図3に概略的に示されるような装着可能センサ101に対して遠隔のDMS301を含み得る。いくつかの実施形態では、DMS301は、装着可能装置101及び/または他のセンサから情報を受信することができる。さらに、DMS301は、例えば、ペットの飼い主に(例えば、コンピュータ、スマートフォン、タブレット、地上通信、装着可能装置101のディスプレイ、図6A及び6Bのステータスライト/ディスプレイ/音測定器604等を介して)、及び/または獣医に(例えば、ウェブベースのダッシュボード、ファクシミリ、地上通信、携帯警告等を介して)、情報を送信することができる。いくつかの実施形態では、DMS301は、所定の基準に従ってデータを送信することができる。例えば、いくつかの態様に従って、DMS301は、予定に基づいて定期的に情報を送信することができる。他の実施形態では、DMS301は、その情報が閾値の値を超えるときに情報を送信することができる。さらに他の実施形態では、DMS301は、要求に応じて(例えば、ペットの飼い主、獣医等から要求される)、データを送信することができる。

いくつかの実施形態では、DMS301は、動物の安全性、ウェルネス、及び健康に関する所有者ならびに獣医に有意な/実用的な情報を導出するためのソースにかかわらず、全ての入力のデータリポジトリであってもよい。いくつかの状況では、装置101を装着している動物に特有の情報(例えば、第三者情報サービスデータ309及び第三者獣医チャットサービスデータ311)は、第三者の分析を支援するために、データ(307、311)を第三者から受信する前にDMS301から第三者に転送され得る。DMSは、受信されたデータを分析して、DMS導出イベントとしてのデータの意味を決定することができる。次に、それらのイベントに基づいて、DMSは、それらの導出イベントに関係している記憶装置からファイルされた勧告を得て、それらの勧告をコンパイルし、そのコンパイルされた勧告を所有者及び/または獣医に実用的な情報として提供することができる。例えば、その有意な情報が、過去一週間で動物の体重が5ポンド増加し、通常よりも低い活動率を呈したことである場合、DMS301は、体重増加及び体重増加の量、ならびに識別された勧告(複数可)に関係している記憶装置からファイルされた勧告を検索し得る。次に、その結果は、コンパイルされ、所有者/獣医に実用的な情報として転送される。

概して、以下は、所有者に報告され得る典型的な推論を列記する:動物が指定された安全区域外にいる;動物が過熱もしくは凍え得る潜在的な状況が存在する;動物が事故(種々のレベルの重大性の強い衝撃のイベント)にあっていた可能性がある;所有者及びペットの生活様式プロファイルに対するフィルタを適用した後であっても、動物の活動レベルが低下している;動物が跛行している(歩行の変化に基づく);極度の雑音及び光の指標に基づいて、動物が潜在的に危険な環境にいると思われる;動物が睡眠中に強い倦怠感を示している(痛み、消化の問題、呼吸の問題、または過去の生理学的外傷を示すことから);動物の心拍数の変動性が異常である;動物の呼吸速度及び質が異常である;動物に苦痛/痛みがあると思われる(大きい全身運動がある場合にキャンキャンと鳴く);ならびに、ファイルされたもの、またはそれらの電子プロファイルの一部である他のバイタルサイン指標に対してそのゲートプロファイルを検査することによって最初は割り当てられていた装着可能装置が動物上にない。

典型的な提案される行動には、特定の懸念事項の発展を確認または退けるために所有者の個人的な動物の観察を増加させる;動物のセンサプロファイルの項目の閾値が、所有者及び特定のペットの日々の生活パターン、年齢、品種、大きさ、ならびに既知の医学的状態とより密接して一致するように、それらを増加/減少させる;動物の活動を増加/減少させる;動物の食生活を監視する(カロリー摂取量を記録する);過熱/凍結状況が発生する可能性から動物を移動させる;特異的な咳の音に関して動物を監視する;所有者に特定の関連記事/リンク/動画等を参照させる;任意のオンラインの「獣医質問(ask−a−vet)」サービスに助言を求める;ならびに、生命に関わる状況に基づいて可能な限り早くそれらの獣医を訪れることが挙げられる。

以下は、所有者に問題の報告をもたらすトリガーの実例である:読取値をプリセットの閾値と比較するイベントを確認するセンサまたはセンサの群に基づく一時的な問題;特に疑わしい状態に対する良いまたは悪い傾向の読取値に基づく装置101レベルまたはDMS301レベルでの分析における時間ベースの分析(別名、長期的なベース);所有者または獣医の要求に応じて;所有者または獣医の安全性、ウェルネス、及び健康の目標に基づいて動物の状態のスナップ写真を提供するために定期的に。

獣医は、ウェルネスの問題及び深刻な健康問題を引き起こし得るバイタルサイン、特定の既知の健康状態の監視、ならびに処方された治療法の有効性の監視に基づいて、より少ない数の推論/提案及びより多くの経験的データを受信し得る。獣医は、動物が良いまたは悪い傾向にあることを提案するバイタルサイン及び他の生理学的情報を受信し得る。送信される情報である獣医に対するトリガーとして機能し得る項目は、その閾値を超えた一時的なバイタルサイン(複数可)読取値もしくは生理学上の読取値、または獣医により設定される閾値を超えた経時的な傾向を生じる導出されたバイタルサイン(複数可)もしくは生理的兆候(複数可)を含む。

また、獣医は、以下の現在の起こり得るバイタルサイン、環境的兆候、または生理的兆候、すなわち中核体温、周囲温度及び湿度、ならびに中核体温に関心を持つ場合がある。獣医は、以下の肺の情報:検出される肺の動きならびに測定される呼吸数及び呼吸律動、測定される呼吸時間及び呼気時間(ti/te)、検出される非対称の呼吸(炎症、障害、窒息)、測定される胸部圧迫数、深度、及び胸部リコイル、ならびに測定される慢性気管支炎及び慢性気管支炎の進行監視に関心を持つ場合がある。獣医は、次の心臓の情報:検出される心臓の動き及び測定される心拍数及び心臓律動、心臓の一回拍出量及び心拍出量の測定される変化、血圧の閾値との比較、鬱血性心不全を発症する兆候、徐脈及び頻脈の兆候、血胸/気胸の兆候に関心を持つ場合がある。さらに、獣医は、以下の他の情報:発作の兆候、子宮収縮率及び強度、睡眠時無呼吸等の起こり得る睡眠障害の識別、動物内の異物の兆候、長期のセンサデータ、心臓活動、呼吸活動、及び中核体温の平均及び統計偏差、活動レベル、推定体重、推定水和レベル、ならびに日中/夜間の平均周囲温度に関心を持つ場合がある。イヌ糸状虫、嘔吐及び下痢、肥満、感染性疾患、ケンネルコフ及び他の発症している呼吸状態、下部尿路感染、歯科疾患、皮膚アレルギー、骨及び軟組織の損傷、癌(例えば、動物の呼気中のケトンレベルの変化による)、心臓の異常の発症、苦痛/痛み、ならびに認知障害は、DMS301によって導出され、診断用に所有者または獣医に特定され得る見本となる推論である。特定の処方された治療法の影響、手術を受けたばかりの動物の回復状況、及び獣医によって決定される基準線に対するバイタルサインの傾向は、センサデータと獣医から提供されるデータとの組み合わせから作成される見本となる症状/推論である。

そのような能力において、DMS301は、生データ、装着可能装置101のレベルで前処理されたデータを受信していることがある。例えば、加速度計の{x,y,z}g値は、固定窓(例えば、1秒間の窓)にわたって平均化されてもよく、マグニチュードの偏差が計算され、高度の活動、中程度の活動、または低程度の活動の指定が、動物の活動に基づいて割り当てられ得る。別々の装置からのサウンドファイル、RSSフィード、及び他の異なっているデータ種は、分析のために分類され、タイムスタンプされ、選別され、及び準備される必要がある。DMSがこれらの相違する種類のデータを受信するため、DMS301はこれらの相関付けを実施し得る。例えば、DMS301は、装着可能装置101から高い周囲温度読取値を受信し、それを装着可能装置101の現在のまたは最後に識別された位置の予期されるローカル温度(RSSフィード302またはインターネット検索303によって得られる)と比較し得る。周囲温度が高く(例えば、45℃超)、その位置の予測される高温がたった20℃である場合)、DMS301は、窓が閉められた車の中に動物が閉じ込められていることを導出し得る。この導出イベントに基づいて、DMSは、警告314として所有者に警告を試み得る。警告314は、1つ以上の電子メール、SMS、または他のテキストメッセージシステム、(Twitter及びFacebook等のような)ソーシャルメッセージシステムの形態であってもよく、または所有者に直接電話することによってもよい。警告の頻度及び閾値は、固定され得るか、またはユーザによって設定可能であり得ることが理解される。

DMS301は、過去のイベント、現在のイベント、または起こり得る将来のイベントの予測に関する情報も含み得る。DMS301は、種々の通信チャネル及び装置を通して、装着可能装置101と第三者サービス、獣医、及び/またはペットの飼い主との間の通信ハブとしても機能し得る。例えば、いくつかの実施形態では、ペットの飼い主は、フリーフォームテキストまたはドロップダウンメニュー(有効に、1つのセンサの感覚的プラットフォームとなる)を通して独自の観察を記録するために飼い主の個人的な携帯装置を入力装置として使用してもよく、このため、DMS301は、所有者から個人的な携帯装置を介してこれらの入力を受信する。DMS301に記憶される各データ要素は、各々が、例えば、所有者/ペットプロファイルに戻ることなく独立するように、メタタグで標識され得る。そのようなメタタグは、大規模の特徴のないデータ分析を容易にすることができるタイムスタンプ、地理学的データ、品種、年齢等を含み得る。 <装着可能装置101の頸部配置>

図4は、本開示の一態様に従う、装着可能装置101を含む首輪402を例示する。図4に示されるように、首輪402は、装着可能装置101が動物401の頸部の近くに位置付けられるように、装着可能装置101を含み得る。したがって、そのような実施形態では、センサは、感知位置402で動物401の頸部の近くのデータを受信する。さらに、装着可能装置101は、送受信位置404でデータを受信及び送信する。

図5は、装着可能装置101を含む首輪402を装着している動物の頸部の断面図を例示する。示されるように、首輪402は、留められると、動物の頸部のより低い位置で毛皮501に隣接して装着可能装置101を位置付ける留め金505を含み得る。図5は、動物の頸部内の構造の概算位置を示す。具体的に、図5は、装着可能装置101に関連する頸動脈503、頸静脈504、食道509、気管511、及び脊柱510を示す。そのような構成では、心肺のアンテナ(例えば、UWB装置)及び装着可能装置101内に収容される他の内向きの部品(例えば、ECG及び超音波プローブ)は、首輪402の内部に設置されるが、プロセッサ100、他のセンサ、及び他の部品(例えば、RFアンテナ109、RFIDアンテナ111等)は、首輪402の反対側に(例えば、位置507に)位置付けられる。さらに、外向きのアンテナは、内向きのアンテナとの干渉を最小化するために、位置A〜Iのいずれかに位置付けられ得る。あるいは、位置A〜Iに位置付けられるセンサは、動物との接触の干渉から隔てることによって改善した読取値を有し得る。例えば、周囲温度センサが位置Aに設置された場合、動物がその胸部上に横たわり、装着可能装置101が動物の足の上にある場合、誤った読取値の可能性が存在する。周囲温度センサを代替位置、例えばD〜Iに位置付けることで、動物がこの位置に横たわるときにセンサが動物の足から離間され得るため、センサからの読取値を改善することができる。さらに、代替例では、異常な読取値の影響を低減させるために、種々のセンサが首輪402の周りに複製され、それらの読取値が平均化され得るか、または最高及び最低の読取値が除外され得る。

図5に示されるように、装着可能装置101は、例えば、動物の頸動脈503及び/または食道509から正確な読取値が得られるように、首輪402の内側の動物の皮膚の近くに内向きのアンテナを保持したまま、首輪402の外側で情報を受信及び送信することができる。あるいは、読取値は、頸動脈503の代わりに、または頸動脈503と併せて、頸静脈504から取得されてもよい。気管の周囲の筋肉運動を含む、他の組織運動が目的とされてもよい(気管の軟骨は、いくつかの誘電信号に反射せず、直接検出可能ではない場合があるため)。

本開示のいくつかの実施形態に従う装着可能装置101の構成は、図6A及び6Bを参照することによってより容易に理解され得る。図6Aは、装着可能装置101の実施形態の上面図を例示し、図6Bは側面図を例示する。図6A及び6Bの実施形態では、装着可能装置101は、2つの部分、すなわち、内側部分601及び外側部分603を含み得る。内側部分601は、UWBアンテナ、マイクロ波アンテナ、または超音波アンテナ等の内向きのアンテナを含み得る。例えば、アンテナは、位置605及び606に位置してもよい。外側部分603は、プロセッサ100、及び外向きのアンテナを含む図1の他の部品等の他の部品を含み得る。一例では、部分601の内向きのアンテナは、異なる組のアンテナ間の干渉を最小化するために、部分603の外向きのアンテナから金属もしくは金属化層または他の既知のアンテナ隔離材料で遮蔽され得る。さらに、オン/オフ状態を含む状態情報が、ステータスライト604によって所有者に提供され得る。ステータスライト604は、単純なLEDであってもよく、またはDMSへ情報を送信し、次いで所有者のスマートフォンに転送されることとは対照的に(またはそれに加えて)所有者にコンテンツを表示するように構成されるディスプレイスクリーン及びタッチインターフェースを含んでもよい。加えて、604は、設定の変化に応答する音発生器であり得る。

図5に示されるように、装着可能装置101が動物に設置されるとき、内向きのアンテナは、動物401の近く(例えば、首輪402の内側)に位置し、このため、正確な感知を提供するだろうが、データを送信及び受信するために使用されるいくつかの部品を含む他の部品は、外向きのアンテナの送受信能力が他のアンテナの動作によって低下させられないように、動物401から離して(例えば、首輪402の外側に)設置されてもよい。

さらに、金属または金属化プローブ610及び611を使用して、センサのためのプローブと皮膚との接触を確立することができ、これは、直接的な皮膚接触によって改善され得る。これらのタイプのセンサは、皮膚温度センサ、心拍数センサ、及びECGセンサを含み得る。温度センサに関して、これらのプローブは、1つ以上の熱感知部品に取り付けられ得る(またはそれらの熱感知部品を含み得る。熱感知部品には、サーミスタ、熱電対等、及びそれらの組み合わせが挙げられる。 <装着可能装置101の胸部配置>

他の実施形態では、装着可能装置101は、動物401の頸部の周りには装着されず、むしろ、センサによる情報を受信するために任意の好適な位置に装着され得る。例えば、図7に例示されるように、装着可能装置は、動物の胸部の周りに装着されるハーネス701の一部として提供されてもよい。そのような実施形態では、感知位置703及び送受信位置704は、動物の頸部の近く(図4に示される)ではなくむしろ、動物の胸部の近くだろう。装着可能装置101の特定の位置にかかわらず(頸部位置または胸部位置、電池115及び他の脱着可能な部品は、ペットの飼い主705によって取り外し可能及び交換可能であり得る。 <センサの動作>

図8〜12及び22は、装着可能装置101及び/またはDMS301の処理を示すフローチャートに関する。これらのフローチャートは、1つ以上のセンサからの信号を分析する種々の態様を説明するために使用される。センサ情報に基づく他の種類の分析が、閾値比較の代わりに可能であることが理解される。他の既知の技法には、ベイズ推定分析、ニューラルネットワーク、回帰分析等が挙げられ、信号入力を分析するためのそれらの使用は、本開示の範囲内に包含される。

ここで図8において、基本センサ処理(例えば、1つ以上の内部センサ、外部センサ、内部センサ、及び/または他のセンサの処理)を表すフローチャートが示される。図8に示されるように処理されるセンサは、常にオンである、割り込み駆動型である、または要求に応じて誘起されるかのいずれかのものであり得る。ステップ801で、センサデータがセンサnから受信される。ここでも、このセンサデータは、絶えず受信され得る(例えば、常にオン)、別のセンサの読取値によって誘起され得る(例えば、割り込み駆動型)、またはセンサデータを要求するペットの飼い主、獣医等に応じて(例えば、要求に応じて)受信され得る。ステップ803で、受信されたセンサデータは、閾値の値と比較される。ステップ803で、比較されたデータと閾値の値との関係は、対象となることが起こっていないようなものであり得る。そのような状況では、データは、ステップ809で示されるように無視されてもよく、方法は、追加のデータを受信するためにステップ801に戻るだろう。しかしながら、比較されたデータが閾値を超える場合、この発生は、ステップ805で記憶装置に書き込まれる。任意に、またはステップ805に加えて、ステップ807に示されるように、警告がペットの飼い主に提供され得るか、またはDMSに送信され得る。この警告は、ローカルであってもよく(例えば、装着可能装置101上の警報音)、及び/または遠隔であってもよい(例えば、ペットの飼い主の個人的な携帯装置上、獣医学のダッシュボード内等)。さらなる修正版では、決定ステップ803のNO出力から無視ステップ809への破線で示されるように、読取値が閾値内であったという肯定表示として、センサnからの信号が閾値を超えなかったという事実も記憶され得る。さらに、一連の記憶評価は、DMSによって使用可能であり得る漸進的変化のパンくずデータセットを提供する。

図9は、複数のセンサ{n1、n2、及びn3}からの読取値が動物の状態を決定するために使用され得る実施形態を示す。ここでも、図内のセンサの各々は、絶えずオンであり得る、割り込み駆動型であり得る、または要求に応じて誘起され得る。ステップ901、903、及び905で、各センサn1〜n3からデータを収集する。考察されるように、センサは、装着可能装置101及び/または外部装置(例えば、スマートフォン、RSSフィード等)に位置してもよい。センサn1、n2、及びn3のいずれかは、ステップ906において警告条件を個別に誘起することができ、ステップ907において記憶装置に書き込まれ、ステップ909において(任意に)警告が所有者またはDMSに提供され得る。さもなければ、ステップ908において決定が無視される。図8のプロセスと同様に、データは、ステップ906からステップ907へ、次いでステップ908へ戻る破線で示されるようにセンサ読取値が閾値を超えないにもかかわらず、パンくずが作成され得る。

あるいは、ステップ906は、3つ全ての読取値の一致を必要とする場合があり、警告条件を確認するか、または感知されたデータを無視するかのいずれかのために加重基準が必要とされる。例えば、ステップ907で、それぞれ、ステップ901、903、及び/または905で警告条件を誘起するセンサn1、n2、及び/またはn3のうちの1つ以上に応答して、例えば、警告条件が存在するかを決定するために、各センサからの感知されたデータの組み合わせは、1つ以上の閾値と比較される。さらに、ステップ907で、感知された読取値は、ローカル(例えば、装着可能装置101)に記憶されるか、または例えば、DMS301に記憶されるかのいずれかである過去の読取値と比較され得る。このため、複数のセンサ(示される実施形態ではn1〜n3)からの感知されたデータを使用して、ステップ907で、動物及びペットの安全性、ウェルネス、及び健康に関する推論が、センサの読取値及び/または例えば、パンくず(タイムスタンプされた記録)の分析に基づいて形成され得る。センサデータの組み合わせが警告を誘起する場合(例えば、データの組み合わせが警告条件を確認する場合)、ステップ909で、警告は(例えば、ペットの飼い主及び/または獣医等)に返送され得る。しかしながら、センサデータの組み合わせが、1つ以上の閾値と比較された後に警告を誘起しない場合、データはステップ908で無視され、方法は、さらなるデータを受信するためにステップ901/903/905に戻る。任意のイベント(例えば、警告または無視)では、読取値及び結果は、ステップ907で、DMS301へのその後のアップロードのためにローカル記憶装置に書き込まれ得る。

ステップ803でのセンサデータまたはステップ907での複数のセンサデータの分析は、システム内の任意の好適な位置で実施され得る。いくつかの実施形態では、分析は、装着可能装置101で実施され得る。そのような実施形態では、装着可能装置101は、一時的なデータ分析(例えば、独立した知的判定)ならびに長期的なデータ分析を実施することができる。後者に関して、装着可能装置は、経時的な種々のイベントのいくつかの記録されたパンくずを監視し得る。例えば、装着可能装置101は、貨物倉に保管されるペットをFAA規則に従って動物の状態を監視するために、経時的な動物の体温を監視し得る。他の実施形態では、装着可能装置101は、動物401が地域の法律を確実に順守するために、または潜在的なストレス指標として連続した吠え声を解釈するために、経時的な動物の吠え声を監視し得る。

他の実施形態では、センサデータの分析は、DMS301で実施され得る。 ここでも、DMS301は、一時的なデータ分析ならびに長期的なデータ分析の両方を実施し得る。後者に関して、DMS301は、個々のイベント、組み合わせたイベント、及び導出されたイベント(例えば、活動レベルに対するカロリー摂取量)を調べてもよい。DMS301でそのようなイベントを調べることによって、動物の301の健康及びウェルネスのパターンが決定され得る。例えば、DMS301は、動物401が獣医を離れた後の、その薬物もしくは療法治療後の動物の改善(またはその欠乏)のパターンを決定し得る。さらに、装着可能装置101のデータは、分析の実施において他のソース(例えば、RSSフィード302、所有者観察312等)からのセンサと組み合わせられ得る。例えば、度日の数を含むRSSフィード302は、例えば、動物401が過熱しているか、またはむしろ、異常に暖かい月であるだけであるかを決定するために、装着可能装置101でいくつかの高温警告と比較され得る。別の例として、所有者の観察312(例えば、身体運動後のよろめき、異常な疲労、異常な咳、青白い歯茎等の観察)は、DMS301に、より細かな粒度で、より頻繁に感知し、装着可能装置101のレベルで心肺アルゴリズムのより過敏な閾値を有するプロファイルを用いるように、装着可能装置のプロファイルまたは動作モードを修正させ得る。

図8及び9に表されるように、動物の健康及びウェルネスの分析は、個々のセンサ(例えば、図8)からのデータ、または同時に2つ以上のセンサ読取値の組み合わせ(例えば、図9)からのデータを分析することによって実施され得る。他の実施形態では、動物の健康及びウェルネスの分析は、第1のセンサのデータを確証するために、1つ以上の追加のセンサを誘起する1つ以上のセンサによって実施されてもよい。これは、図10を参照してより容易に理解され得る。図10に示されるように、データが、ステップ1001で1つのセンサ(示される実施形態ではn1)から受信される。このデータは、図8及び9に関して記載されるように、ステップ1003で1つ以上の閾値と比較される。センサ読取値が閾値を超えない(例えば、関心をひかない)場合、データはステップ1007で無視され、方法は追加のデータを得るためにステップ1001に戻る。あるいは、データは、DMS301への後のアップロードのために、ステップ1005でローカルに常に記憶され得る/書き込まれ得る。

ステップ1001で得られるセンサn1からのデータが、ステップ1003で1つ以上の閾値を超えない場合、追加のセンサからの信号は、ステップ1001から受信されたデータを確認または確証するために確認され得る。つまり、いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサ(示される実施形態ではn1)は、閾値レベルを感知した後、「マスタ」センサとして機能し、次いで、追加の「スレーブ」センサを続いて制御することができる。本明細書では、ステップ1001〜1009はマスタセンサn1の動作に関し、破線のボックス1000Mで集合的に識別される。同様に、ステップ1010〜1014は、スレーブセンサn2及びn3の動作に関し、破線のボックス1000Sで集合的に識別される。示される実施形態では、いったんステップ1001で収集されたデータがステップ1005で閾値を超えると、追加のスレーブセンサが誘起され、ステップ1010(n2)及びステップ1011(n3)でデータを、またはそれらの以前に収集された確認されたデータを収集する。ステップ1012で、受信されたデータ(例えば、ステップ1001、1010、及び/または1011で受信されるデータ)の分析を実施することができ、動物の健康及びウェルネスに関して、推論が作成され得る。さらに、各センサ(n1、n2、及びn3)から受信されるデータは、本明細書に記載されるように、動物の健康及び/またはウェルネスに関する推論を決定するために、任意に加重され得るか、さもなければ調整され得る。ステップ1012で、組み合わせたデータが閾値レベルを超えない(例えば、ステップ1010及び/もしくは1011で収集されたさらなるデータが、ステップ1003で作成された推論を確認しない、ならびに/またはむしろ否定する)場合、データはステップ1007で無視されてもよく、このため、方法は新たなデータを収集するためにステップ1001に戻り、このようにして、動物401を絶えず監視する。しかしながら、ステップ1010及び/もしくは1011で収集されたデータが、ステップ1001で収集されたデータから作成された推論を確認または補足する場合、この決定を記憶装置105に書き込むことによって、この決定はステップ1013で記録される。さらに、警告が、ステップ1014で動物の所有者及び/または獣医に返送され得る。ここでも、作成された推論(例えば、警告に対する無視)にかかわらず、データは、DMS301へのさらなるアップロードのために、ステップ1013でローカルに書き込まれ得る/記憶され得る。

図8〜10に記載される方法(例えば、単一のセンサまたはセンサの組み合わせから作成された推論)は、動物の健康またはウェルネスの特定の推論に到達するために使用され得る。例えば、1つ以上のセンサNmの分析によって、一時的及び/または長期的な推論が、動物の健康及びウェルネスに関して作成され得る。1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の一例として、一実施形態では、GPSジオゾーン警告は、例えば、GPSセンサ(装着可能装置101上に提供されるセンサの一例である)を使用して確認または中止され得る。具体的には、ジオゾーン警告は、例えば、1つ以上の衛星との通信の一時的な喪失に起因する偽陽性である傾向があり得る(これはこのため、動物401の運動であると解釈され得る)。しかしながら、いくつかの実施形態では、GPSジオゾーン警告は、その警告を確証/確認するために加速度計の読取値と比較されることがある。具体的には、動物401が動いていない場合(加速度計から受信されるデータから決定される)、ジオゾーン警告は中止され得る。

同様に、いくつかの実施形態では、例えば、RF信号の信号強度は、例えば、ジオゾーンの破損を確認するために動物401のGPS位置と比較され得る。具体的には、GPSからの読取値は、動物401がジオゾーンの外に移動したことを示し得る。しかしながら、基地局からのRF信号(RFアンテナで受信される)の信号強度が依然としてかなり強い場合は、GPS読取値は、偽陽性であると解釈することができ(例えば、1つ以上の衛星との通信の喪失の結果)、このため、警告は中止され得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、高加速の読取値(例えば加速度計から)は、動物401が衝撃イベント(例えば、車両に衝突される)に巻き込まれたかを決定するために、追加のセンサを誘起し得る、及び/さもなければ追加のセンサからのデータと比較され得る。例えば、加速度計からの高加速の読取値は、例えば、装着可能装置101上の照度計及びまたはマイク(内部センサの2つの例である)からの読取値で補足され得る。高加速の読取値に加えて、装着可能装置が高い光入射の読取値(例えば、ヘッドライト)及び/または高い雑音の読取値(例えば、衝撃)を受信した場合、起こり得る衝撃イベントの警告が返送され得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、周辺のフェンスの破損(RFアンテナ109、Wi−Fi、Bluetooth、または他のRF技術により決定される)は、例えば、動物401が実際に家を離れたかを決定するために、装着可能装置101上の周辺光、音、温度、及び/または温度センサ(内部センサの一例である)からの読取値と比較され得る。感知された湿度、温度、光等が、動物401が外にいることを示す場合、周辺のフェンスの警告が返送され得る。しかしながら、各読取値が、動物401が外にいることを示す場合、周辺のフェンスの破損の警告は、偽陽性であると解釈され、このため、中止され得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、例えばマイク(センサの一例である)からのデータは、動物401が、例えば、閾期間よりも長く吠えていたかを決定するために、加速度計(センサの別の例である)からの読取値と比較され得る。例えば、マイクからの読取値は、動物401が吠えていることを示し得るか、またはいくつかの他のイベント(例えば、雷)に起因し得る。しかしながら、加速度計から受信されるデータは、吠えるイベントの特徴的な頭部運動または振動が感知されたかに従って、動物が吠えていたことを確認/否定することができる。

さらに、内向きのアンテナ(例えば、UWBアンテナ)から感知されたデータは、呼吸の質等に関連している多くの推論を形成するために、マイクと比較され得る。例えば、UWBアンテナを使用して、頸部領域の筋肉(例えば、動物の気管511の周囲の筋肉)の運動を監視することによって、動物の呼吸の質の推論を形成することができる。さらに、感知されたUWBデータは、動物401がケンネルコフ、気管支炎等を有するかに関して推論を形成するために、装着可能装置101上に位置するマイク及び/または外部マイク(例えば、スマートフォン等の所有者の個人的な携帯装置上に位置するマイク)によって確証され得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、非侵襲的な心臓出力は、心拍数(1分間当たりの拍数)、質(1分間にわたる変動)の両方、及び一回拍出量を測定することによって決定することができ、一時的または傾向基準のいずれかでUWB技術を使用して心拍出量を提供する。これらの測定値から導出される他の結論は、経時的な血圧の変化、及び動物が外部または内部出血によって血液量を喪失しているかも含み得る。これらのセンサは、特定の対象の信号を取り出すために、動物の胸骨の近くの胸部上に、喉笛及び頸動脈の近くの頸部の前面に、または動物の他の部分に設置され得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、非侵襲的中核体温が、いくつかの内部及び周囲のサーミスタから測定され得る、ならびに/または導出され得る。さらに、他の技法とともにマイクロ波ラジオメトリ/温度測定(マイクロ波アンテナを使用する)を使用して、中核体温の変動を決定することができ、低体温症、高体温症、細菌もしくはウイルス感染症、炎症、疾患の発症、免疫介在性もしくは腫瘍性疾患、極度運動、または排卵の兆しであり得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、消化管の閉塞の非侵襲的測定は、UWB技術を使用してこの活動からのデータの読み取り及びアップロードを可能にするように装着可能装置101を関心領域に移動させることによって達成され得る。

1つ以上のセンサを使用して作成され得る一時的な推論の別の例として、動物の飲水及び摂食習慣の非侵襲的測定は、食道及び周辺組織を含む頸部領域からの信号を検査することによって、UWB技術を使用する他のセンサを用いて、独立して測定され得るか、または確証され得る。

いくつかの実施形態では、例えば、本明細書で考察される推論のうちの1つ以上を決定するために、動物401の基準線測定値が決定され、次いで、その後のデータ収集と比較され得る。いくつかの実施形態では、2つ以上のセンサから受信されるデータは、例えば、それがこの基準線データを収集するための最適な時期であることを決定するために使用され得る。例えば、いくつかの実施形態では、時計または他の部品(例えば、照度計等)は、例えば、それが夜間であることを決定するためにアクセスされ得る。さらに、加速度計からのデータを参照して、例えば、動物401が眠っていることを確認することができる(ほとんどまたは全く加速度がないことにより示される)。そのような実施形態では、1つ以上のバイタルサイン及び/または生理的兆候の基準線測定値は、動物401が眠っていることを示す1つ以上のセンサに応答して取得され得る。

1つ以上のセンサから一時的な推論を決定する上記方法は、特定の例を参照してより容易に理解され得る。一実施形態では、装着可能装置101は、加速度計、マイク(内部センサの例である)、及び/または心肺センサ(例えば、UWB装置)を含み得る。そのような実施形態では、加速度計は、高い加速度イベントを測定することがあり、装着可能装置101/DMS301は、起こり得る衝撃イベント(例えば、動物401が車両に衝突された)を示していると加速度を解釈し得る。次いで、装着可能装置101/DMS301は、他のセンサ、例えばマイクを参照することによって、この解釈を確証または確認することができる。例えば、マイクが高加速の瞬間に大きい雑音を感知した場合、衝撃イベントの推論が確認され得る。これは、次いで、心肺センサ(例えば、UWB装置)等の他のセンサを誘起し得る。例えば、心肺センサは、異常に関して動物401を確認してもよく、例えば、血液量の喪失(例えば、内部または外部出血を示す)に関して動物401を確認することを含み得る。

装着可能装置101及び/またはDMS301によって作成される衝撃イベントの一時的な推論の例が、図11に例示される。図11は、1つ以上のセンサの読取値が、イベントが生じたことを示すとどのように解釈され得るかを例示する。図11に示されるように、5つのセンサからの信号は、それぞれ、Na、Nb、Nc、Nd、及びNeと識別されるセンサとともに使用される。センサNa1101、Nb1102、及びNc1103からの読取値は、それぞれ、重み係数WNa1104、WNb1105、及びWNC1106によって、独立して加重される。次に、ステップ1107において、これら3つのセンサの読取値の加重された組み合わせが閾値a1を上回るかが決定される。いいえの場合、次いで、システムはステップ1108においてセンサ読取値を無視し、動物を監視するために戻る。はいの場合、次いで、この決定はステップ1109において記憶され、警告がステップ1110において警告レベル1として提供される。

図11は、第2の警告レベル(警告レベル2)を決定するための能力も含む。例えば、システムは、ステップ1107の後、警告レベル1に達したことを知る。システムは、ステップ1111において加重された組み合わせをさらに確認してもよく、または、追加の加重を実施して、その加重された組み合わせを第2の警告レベル閾値、ここでは、a2閾値と比較してもよい。ステップ1111がはいの場合、つまりそれは、第2の警告レベルa2がステップ1112において記憶され、ステップ1113において警告レベル2が所有者/DMSに特定される。

センサNa、Nb、及びNcからの初期の加重されたセンサ読取値に基づいて第2の警告レベルが発見されないようにステップ1111がいいえの場合、第2の警告レベルに達したことの決定を可能にする追加のセンサ入力が存在し得る。例えば、センサNd1114及びNe1115からのセンサ読取値が取得され得る。センサNdからのセンサ読取値に対して、システムは、ステップ1115において、センサ読取値がセンサNdの低閾値を下回るかを決定する。はいの場合、次いで、この決定は、ステップ1112において記憶され、ステップ1113において警告レベル2が提供される。ステップ1115がいいえの場合、システムは、ステップ1116において、センサ読取値がセンサNdの高閾値を上回るかを決定する。はいの場合、次いで、この決定は、ステップ1112において記憶され、ステップ1113において警告レベル2が提供される。ステップ1116がいいえの場合、次いで、システムは、ステップ1110において警告レベル1を提供し続ける。

同様の決定が、センサNeからの読取値に関して作成され得る。センサNeからのセンサ読取値に対して、システムは、ステップ1118において、センサ読取値がセンサNeの低閾値を下回るかを決定する。はいの場合、次いで、この決定は、ステップ1112において記憶され、ステップ1113において警告レベル2が提供される。ステップ1118がいいえの場合、システムは、ステップ1119において、センサ読取値がセンサNeの高閾値を上回るかを決定する。はいの場合、次いで、この決定は、ステップ1112において記憶され、ステップ1113において警告レベル2が提供される。ステップ1119がいいえの場合、次いで、システムは、ステップ1110において警告レベル1を提供し続ける。

最後に、当初のセンサレベルのうちの1つが、そのセンサのプロファイル外であるかを決定するために再検討され得る。例えば、ステップ1120において、センサNcのセンサ読取値が、そのセンサのプロファイルに対して比較される。読取値がそのプロファイル外である場合、この決定は、ステップ1112において記憶され、ステップ1113において警告レベル2が提供される。ステップ1120がいいえの場合、次いで、システムは、ステップ1110において警告レベル1を提供し続ける。

以下は、図11が、イベントが生じたかを決定するために特定のセンサ読取値にどのように適用され得るかを説明する。以下の例は、高い衝撃イベントが生じたことの決定がどのように作成されるかを説明する。本明細書では、センサNa、Nb、Nc、Nd、及びNeは、それぞれ、照度計センサn1、マイク/ピーク音センサn2、加速度計n3、GPS受信機n4、及び心肺センサn5で表される。

ステップ1103で、加速度計(n3)は、高い衝撃イベントを潜在的に示す高い加速イベント(例えば、10+G’s)を感知する。この実施形態では、加速度計(n3)は、ステップ1103でこの一時的な状態(例えば、衝撃イベントを示す可能性のある高い加速度)を感知したときに、他のセンサの感知及び/またはデータ報告を制御し、イベントを確認/確証することができるように、「マスタ」センサとして機能する。具体的には、プロセッサ101は、加速度計n3の高い信号を使用して、照度計n1及びマイクn2からの最近の読取値を見直すことができる。それらの最近の読取値は、センサによって記憶装置105または記憶装置119において記憶されていた場合がある。この結果は、この例において、加速度計センサn3がマスタセンサであり、照度計n1及びマイクn2がスレーブセンサであるということである。

スレーブセンサからの前の読取値は、一時的な閾値イベントを探すために再検討され、前の時間間隔の間に何か起こったのかに関するより正確な事実を創出し、場合によっては、加速度計n3から起こり得る高い衝撃イベントを確認する。このため、ステップ1105で、プロセッサ100は、高い加速読取値の直前及び高い加速読取値と重なる期間に関してマイク/ピーク音センサ(n2)から記憶されたデータを読み出し、ステップ1107で、プロセッサ100は、高い加速読取値の直前及び高い加速読取値と重なる期間に関して照度計n1から記憶されたデータを読み出す。

ステップ1104〜1106で、各センサから受信されるデータは、ステップ1107において、構成されたプロファイルが、対象のイベント(例えば、衝撃)が生じた高い蓋然性を満たすかを決定するために、加重され、単一の結果に組み合わされ得る。例えば、照度計(n1)が高い光入射(潜在的にヘッドライトを示す)を感知した場合、及び/またはマイク/ピーク音センサ(n2)が大きい雑音(潜在的に車両によって衝突されることを示す)を感知した場合、方法は、ステップ1107で、衝撃が実際に生じたことを決定し得る。他の読取値が起こり得る衝撃イベントを確認しない場合、ステップ1108で、データは無視され得る。関係なく、受信されるデータは、DMS301へのその後のアップロードのために、ステップ1109でローカルに書き込まれ得るか、及び/または記憶され得る。

組み合わせられ、かつ確証されたデータが、ステップ1107においてある特定の条件を満たす場合(例えば、各々が衝撃イベントを示す)、マスタセンサ(示される実施形態では、加速度計n3)は、例えば、個々のスポット読取、予定に基づく読取を行う、または各センサの感知構成を変化させるために、他のセンサ(それ自体を含む)を誘起し得るか、及び/またはその状態を変化させ得る。読取値が不確定である場合、センサは、読み取りを続けるように命令される。

例えば、示される実施形態では、ステップ1109で、加速度計(n3)は、割込みモードの状態(例えば、一時的イベントの探索)から、運動活動のリアルタイム監視に変化する(プロセッサ100によって制御されるように)。このリアルタイム監視は、ステップ1120で決定されるように、動物の歩行が劇的に変化したかを決定するためにプロファイルと比較され得る。ステップ1117で、GPSセンサ(n4)は、動物401の位置、速度、及び/または方向を決定するように命令される(すなわち、プロセッサ100によって制御される)。動物401が持続した様式で移動している場合、この読取値は、そこに割り当てられるより低いリスク比を有し得る。さらに、ステップ1107で、心肺センサ(n5)は、心拍数、呼吸速度、一回拍出量、及び/または血圧の変化を確認するために誘起され得る。このため、心肺センサ(n5)は、異常(例えば、血液の喪失)を探索して、リスク比を読取値に割り当て得る。あるいは、換言すると、プロセッサ100は、心肺センサn5からの異常な読取値を探索し、リスク比をそれらの読取値に割り当てることができる。

ステップ1115、1116、1118、及び1119では、装着可能装置101及び/またはDMS301のプロセッサは、例えば、決定されたエピソード(例えば、衝撃イベント)に従う警告レベルを決定するために、上述のセンサのうちの1つ以上からのデータを比較し得る。例えば、上述の加重されたデータ点の全てを考慮した後、プロセッサは、記録されたイベントがセンサ読取値の信頼性に基づいて所有者及び/または獣医に送信される種々のレベルの警告に値するか(ステップ1110及び1113において)を決定することができる。さらに、装着可能装置101は、衝撃イベントに続く動物の発育を絶えず監視するために、ステップ1110及び1113で読み取りを続けるように命令され得る。

以下の等式は、センサの値の加重及び警告レベル閾値に対する比較を説明する。以下の等式(1)は、センサNcからのセンサ読取値が、センサNcの閾値に対してどのように確認されるのかを説明する:

以下の等式(2)は、センサNcからのセンサ読取値がセンサNcの閾値に対してどのように確認されるのかを説明し、閾値を超える場合、センサ読取値Na及びNb及びNcの加重された組み合わせが、警告レベル1の閾値を超えるかを決定する:

式中、 a1は、a1を超える値 が警告レベル1をもたらすが、a1を下回る値が警告をもたらさないような警告レベル1の閾値であり、 時間T1、T2、及びT3は、センサNa、Nb、及びNcの前の読取値が再検討される時間間隔であり、 Wa、Wb、及びWcは、Na、Nb、及びNcセンサ読取値の各々に対する加重値である。

特に、等式(2)は、時間窓の間のセンサの最大値(または適宜最小)を閾値で除することにより各センサの値を正規化する。これにより、各センサの個々の単位を相殺することができる。次に、それらを追加して、警告レベル1(a1)の閾値に対して比較できるように、重み係数は各正規化されたセンサ読取値を縮尺する。

以下の等式(3)は、等式(2)と同様であるが、警告レベル閾値を警告レベル2のa2閾値に設定する分析を説明する:

式中、 a2は、a2を超える値が警告レベル2をもたらすが、a2を下回る値が警告をもたらさないような警告レベル2の閾値であり、 時間T1、T2、及びT3は、センサNa、Nb、及びNcの前の読取値が再検討される時間間隔であり、 Wa、Wb、及びWcは、Na、Nb、及びNcセンサ読取値の各々に対する加重値である。

等式(4a)及び(4b)は、等式(2)に関するが、図11のスレーブセンサ分析も含む:

式中、 a1は、a1を超える値が警告レベル1をもたらすが、a1を下回る値が警告をもたらさないような警告レベル1の閾値であり、 時間T1、T2、及びT3は、センサNa、Nb、及びNcの前の読取値が再検討される時間間隔であり、 Wa、Wb、及びWcは、Na、Nb、及びNcセンサ読取値の各々に対する加重値であり、 「naの既存のプロファイル」は、時間間隔間のnaの期待値に対するプロファイルである。

本明細書では、警告レベル2は、所定のレベルに達するマスタ及びスレーブの両方によって作動されることで定義される。警告レベル1は、その所定のレベルに達するマスタのみによって作動され、その所定のレベルに達しないスレーブによって作動されないことで定義される。

上記の等式は、センサが、各センサ読取値に対して評価される時間Tに基づいて他の装置上に位置付けられることも可能にする。そのように、いったん共通時間が決定されると(例えば、センサNcからの読取値がNc閾値を超えた時間T(Nc))、他のセンサ読取値はその時間T(Nc)から時間正規化され、評価される。 異なる装置上に位置するセンサ

上述のように、センサの全てが装着可能装置101上に位置してもよく、または装着可能装置101上に位置するものもあれば、別個の装置上に位置するものがあってもよい。別個の装置は、ユーザのスマートフォン(例えば、スマートフォン上のマイク)であってもよい。要するに、データは、1つを超える装置(例えば、装着可能装置101及びユーザの携帯装置)上に位置するセンサから捕捉され、比較されてもよく、例えば、動物の健康及びウェルネスに関する一時的な推論を決定するために比較される。例えば、図12は、1つを超える装置からセンサデータを捕捉するための一例の方法を例示し、それは次いで、DMS301に転送され、動物の健康及びウェルネスに関する推論(示される例では、呼吸の推論)を決定するために分析され得る。図11のように、図12のタイムライン12011は、各ステップが実施される互いに対する相対的時間を示す。図12において、ステップ1201で、ユーザは、モバイルデバイスアプリケーションを開く。例えば、本明細書に記載される健康監視システムは、要求に応じてセンサを誘起することができる動物401の所有者のスマートフォン、タブレット、コンピュータ等にダウンロードされ得るコンパニオンモバイルアプリケーションを含んでもよい。ユーザは、動物の所有者または獣医等であり得る。ステップ1202では、ユーザは、データの収集を望む機能を選択することができる。データを捕捉して、戻すために選択される特定のセンサは、ユーザがどの特定の推論を誘起するか等によって異なり得る。図12に示される実施形態では、ユーザは、呼吸分析を選択する。ステップ1203で、この呼吸分析に関するデータを収集及び/または転送するために、コマンドがセンサに送信され得る。例えば、ユーザが「呼吸分析」を選択したため、コマンドは、ともに装着可能装置101上に位置する心肺センサ(n5)及び加速度計(n3)に、ならびにユーザの携帯装置上に位置するマイク(n14)に送信され得る。ステップ1204、1205、及び1206で、各々それぞれの装置は、データを収集し得る、及び/または以前に収集されたデータを読み出し得る。これらのセンサは、待機状態にされ、イベントの開始(例えば、咳の発作のような)に基づいて誘起され得る。

以下の3つの例では、以下のシナリオが説明される:携帯装置と装着可能装置との間で誘起がなく(DMSによって同期されるのみ)、装着可能装置による記録を開始するように携帯装置を誘起し、携帯装置による記録を開始するように装着可能装置を誘起する。第1の例では、ユーザの携帯装置上で実行するアプリケーションが実行され、タイムスタンプしながら音声ファイルを記録し得る。DMSは、加速度計から得られるデータのタイムスタンプに基づいて、音声ファイルを加速度計からの読取値と相互に関連付けることができる。第2の例では、携帯装置または装着可能装置は、閾値を超える感知されたレベルに基づいて、他のものを誘起し得る。例えば、携帯装置は、装着可能装置が携帯装置に警告する時点である、装着可能装置が装着可能装置の加速度計が咳の発作の感知を開始したことを示すまで待機していてもよい。この警告に応答して、携帯装置は、タイムスタンプを有する音声ファイルの記録を開始し得る。この例では、イヌが咳を開始する前に記録された過剰な対象ではない音声ファイルは、記録されない。第3の例では、携帯装置は、携帯装置上のマイクが咳の発作の音を取り上げたこと、及び装着可能装置が動物を監視することを装着可能装置に通知する。以下の3つの例では、以下のシナリオが説明される:

ステップ1204〜1206で収集されたデータの各片は、分析時に各々が順に並べられ得るか、さもなければデータの各片をその他と正確に統合して考えるために同期され得るように、タイムスタンプされ得る。ステップ1207で、装着可能装置101で収集されたデータはDMS301にアップロードされ、ステップ1208でユーザの携帯装置で収集されたデータはDMS301にアップロードされる。ステップ1209でアップロードされたデータは、咳の関連性が開始したときを決定するためのタイムスタンプの同期に基づいて互いに相関される。次に、ステップ1210において、このデータはDMS301で分析され、動物の健康及びウェルネス(示される例では、呼吸品質)に関する適切な推論を決定する。

例えば、組み合わせたデータは、動物401がケンネルコフまたは気管支炎に罹患しているという推論を導くことができる。さらに、いくつかの実施形態ではデータはタイムスタンプされるため、センサ読取値が全く異なるソース(本明細書では、装着可能装置101及び携帯装置)から得られる場合であっても、推論は容易に決定することができる。分析ステップ1210はDMS301で実施されるように記載されるが、他の実施形態では、分析は、ユーザの携帯装置及び/または装着可能装置101で実施されてもよい。

図8〜12に示される方法を使用して作成される一時的な推論に加えて、長期的な推論(例えば、傾向的推論)が上記方法を使用して作成され得る。つまり、収集されたデータは装着可能装置にローカルに記憶される(例えば、ステップ805、907、1005/1013、及び/もしくは1109/1112で)、ならびに/または記憶のためにDMS301にアップロードされることがあるため、経時的なデータの変化または変動等は監視され、したがって、長期的な(傾向的)推論が動物の健康及びウェルネスに関して作成され得る。

例として、いくつかの実施形態では、動物の長期的な体重変動が監視されてもよく、それに応じて、動物401に関する推論が作成され得る。例えば、長期的な体重変動の監視は、脂肪の少ないペットは寿命が15%増加する(+2年間)ため重要であり、病態の発症の前触れともなり得る。尺度の反対側において、急速な体重減少は、身体が糖尿病の発症によりタンパク質及び脂肪を分解している消化管閉塞または悪液質を示すことがある。このようにして、経時的な動物の体重を監視及び比較することによって、動物の健康及びウェルネスに関する推論が決定され得る。

1つ以上のセンサを使用して決定され得る長期的な推論の別の例として、動物の活動レベルが監視されてもよい(例えば、加速度計、GPS等を使用する)。さらに、測定される活動レベルは、動物401及び/または動物の所有者の週末及び平日の生活様式プロファイルに対してDMS301によって調整され得る。例えば、所有者が午前3時に動物を散歩に連れていく場合、これは所有者によってDMSに特定されてもよく、DMSは、所有者に動物が夜間に所有者の家を離れたことを警告することを控える。監視された活動レベルから作成される推論は、動物が十分な運動機会を提供されていないこと、または関節炎のような病状が、自分で開始した活動の間に動物を減速させていることを示し得る。

1つ以上のセンサを使用して決定され得る長期的な推論の別の例として、動物の摂食及び水和習慣が、経時的に監視され得る。水和及び摂食の変動は、糖尿病に関連する過食及び多飲の病状の発症の重要な指標であり得る。

1つ以上のセンサを使用して決定され得る長期的な推論の別の例として、動物の健康及びウェルネスに関する推論を形成するために動物の睡眠パターンが監視され得る。睡眠パターンは、骨関節炎等のペットの潜在する問題の重要な指標であり得る。数人の所有者は、動物のより長い睡眠が、ただ老齢の結果であると仮定することがあるが、実際には、医学的状態の発症の指標であり得る。例えば、動物は、遊んでいる間に興奮したときに跛行せず、またはクンクンと鳴かず、若いイヌのように振る舞うことがあるが、後に悪影響を受けるだろう。これは、より長い休息、起床時の凝り、及びそれらの定期的な散歩へ行くことへの抵抗として現れることがある。より長い睡眠時間の他の理由は、甲状腺、腎臓、または肝臓疾患によって生じ得る。動物は、強迫性行動障害によって生じる不眠を有することもある。いくつかの実施形態では、睡眠パターンは、DMS301によって導出され、所有者の個人的な観察312と協同してもよい。

本開示の他の態様に従って、長期的な推論は、装着可能装置の提供されるUWB技術を使用して(例えば、UWB装置を使用して)、決定され得る。例えば、一実施形態では、呼吸の監視は、休息中の浅速呼吸、より腹筋を使用する呼吸、努力性呼吸、非対称の呼吸、呼吸速度の増加または減少、喘鳴、咳、及び窒息等の異常な兆候を発見しないことがある。

UWB技術を使用して決定され得る長期的な推論の別の例として、動物の心拍数は、UWB装置によって経時的に監視され得る。心拍数の監視は、心拍数の増加もしくは減少、及び/または心臓の加速及び減速または拍数の不足を含み得る異常な律動を発見しないことがある。追加の実施形態では、経時的に測定される一回拍出量を使用して、動物401の全身のフィットネスレベルを導出する、及び/またはそれを低下させ得る状態を動物401が発達することを示すことができる。

UWB技術を使用して決定され得る長期的な推論の別の例として、動物の血圧変化(血圧の上昇及び低下の両方)が監視され得る。基準線(例えば、動物401が眠っている、さもなければ、考察されるような低活動の状態にあるときに測定され得る)からの血圧変化は、他の深刻な医学的状態を引き起こし得る高血圧の発症の指標である場合がある。

また、一対の温度計を使用して、動物の中核体温の変化(上昇及び低下の両方)が、監視され得る。監視開始時に決定され得る(及び後で考察されるように必要に応じて調整される)基準中核体温からの中核体温の変化は、動物401の健康全般の指標であり得る。予期される中核体温範囲からの偏差は、妊娠または過酷な環境下(例えば、高体温もしくは低体温)にある等の動物の全身状態の健康問題または変化の発達の指標であり得る。

上記実施形態のうちのいずれかでは、収集されたデータは、時間依存性の推論を決定するためにタイムスタンプされてもよい。つまり、種々の感知活動へのタイムスタンプ及び時間を遡って確認する能力は、有害事象を決定するための原因解明を可能にする(例えば、動物が元気に歩いていたが、次いで取って来いをした後、現在は跛行している)。さらに、いくつかの実施形態では、タイムスタンプすることで、変化率の分析も可能になり、次にそれを使用して、起こり得る結果を予測することができる(例えば、動物が、ジオゾーンの外のゾーンに向かって上昇する速度で走っていて、このためそのゾーンを破損する可能性がある)。

図13は、装着可能装置101上に位置し得るか、または装着可能装置101の外部に位置し得る、本開示のいくつかの態様に従って本明細書に記載される健康監視システムと併せて使用され得るいくつかのセンサの例示的特質を要約する表1301を表す。具体的には、1301は、ある数の各センサを示す(Nmで示される)列1303、各センサのタイプを示す列1305、装着可能装置に対するセンサの位置を記載する列1306、各センサの主要目的を示す列1307、センサの一般的な分類を記載する列1308、各センサがマスタまたはスレーブセンサとして機能し得るかを示す列1309(図14に関連して本明細書に記載される)、各センサの二次目的(存在する場合)を示す列1311を含む。

例として、この実施形態では、N1は、装着可能装置101上に位置する照度計及び/または分光計を指す。列1307に示されるように、照度計の主要目的は、装着可能装置101(及びこのため動物401)の周囲の光レベルを監視することであり得る。さらに、列1309に示されるように、照度計は、スレーブセンサとしてのみ機能することができ、このため、この実施形態では他のセンサを制御することはできない。列1311に示されるように、照度計は、二次目的も有することがあり、本明細書では、屋内/屋外指標(例えば、UVレベルを感知することによる)として機能すること、または空気中の近くの化学的特徴を分析することである。

図14は、本開示の実施形態に従って、またはそれ以上に、図13に表される各センサの例示的なマスタ/スレーブ関係を表示する表を表す。具体的には、図14は、各センサを特定する行ならびに各センサを特定する列を含む。各セルの値は、行のセンサがマスタセンサであり、それに対してスレーブが列のセンサで特定される関係を識別し、交差するセルは「X」を含む。行及び列名が同じセンサの交差では、セルの値は「I」によって識別され、同一のセンサであるかを示す。興味深いことに、いくつかの実装では、各センサは、それ自体に対してマスタとして機能し得る(例えば、感知された読取値に応答して、それ自体によるデータのさらなる収集を制御する)。この一例は、図11のステップ1120に示され、センサNcからの読取値が予期されるプロファイル外であるかを識別する。

例として、列記される「N3」の行の各「X」または暗いセルで表されるように、いくつかの実施形態では、加速度計(N3)は、スレーブセンサN1(照度計)、N2(ピーク音)、N3(それ自体、加速度計)、N4(GPS)、N5(心肺)、N6(温度)、N8(Wi−Fi)、N9(Bluetooth)、N10(RF)、及びN11(GSM)に対してマスタとして機能し得る。さらに、「N3」以下の列の各「X」または暗いセルで表されるように、いくつかの実施形態では、加速度計(N3)は、他のマスタセンサ、すなわち、N3(それ自体、加速度計)、N5(心肺)、N13(電池強度)、及びN14(携帯マイク)に対してスレーブとして機能し得る。

図15は、種々の動作モード、及び種々の動作モードで各センサがどのように動作し得るかに関する。列1501は、番号でセンサを識別する。列1502は、センサタイプを識別する。列1503は、各センサがプロファイル動作モードでどのように動作するかを識別する。列1504は、各センサが航空機内(RF無線機が動作していない)動作モードでどのように動作するかを識別する。列1505は、各センサが位置警告動作モードでどのように動作するかを識別する。

例えば、図15は、ピーク音センサ、加速度計、及び時刻センサ(例えば、内部時計)が、列1503で示されるように、プロファイルモード時に特定のプロファイル設定によって影響を受けないことを識別する。残りのセンサは、プロファイルに応じて異なる動作を有し得る。

航空機動作モード1504では、センサのほとんどはオフであるが、ピーク音は待機状態であり、加速度計、周囲温度センサ、及び時刻センサはオンである。換言すると、航空機モードでのセンサの動作は、著しい電磁放射線を生成する全ての無線機、センサ、及び/または部品が無効にされることを識別する。

位置警告動作モード1505では、照度計、加速度計、GPS、WiFi信号検出器、Bluetooth信号検出器、RF信号検出器、及びGSM信号検出器センサを含む、動物の位置の決定を補助し得る全てのセンサはオンである。残りのセンサは、電力の節約を補助するためにオフにされ得る。電池強度センサも、その電力が低下している首輪を識別するために、位置警告モード1505においてオンのままであってもよい。例えば、これらのセンサ/無線機のうちのどれが存在するかに応じて、GPSセンサ/無線機n4、Wi−Fiセンサ/無線n8、Bluetoothセンサ/無線機n9、RFセンサ/無線機n10、及びGSMセンサ/無線機n11の利益となるように、心肺センサn5が無効にされる。

図16A〜16Gは、装着可能装置101によって使用可能な異なるプロファイルに関する。図16A〜16Gの各々では、列1601は、センサ番号を識別し、列1602はセンサタイプを識別する。

図16Aは、第1のプロファイルであるプロファイル0を記載し、所有者によって設定される標準監視プロファイルに関する。プロファイルタイプがセル1603Aで特定されており、その表題がセル1604Aで特定されている。本明細書では、低閾値1605A〜高閾値1606Aの範囲は比較的大きく設定され、各センサの動作の頻度は比較的頻度が低く、種々のセンサの読取値に対する粒度は低い。このプロファイルは、所有者によって設定される標準プロファイルの一例である。例えば、図16Aのプロファイル0の下でのプロセッサの動作は、加速度計センサn3に対して低粒度を有する。低粒度は、加速度計センサn3からの信号に適用されるローパスフィルタの形態をとってもよい。ローパスフィルタは、任意の瞬時加速度計出力レベルを平滑化することができ、瞬時出力が高閾値を超えるが、同時に平均出力が低い場合に、加速度計高閾値の誘起を排除及び/または低減する。あるいは、ローパスフィルタは、加速度計n3からの信号の任意の誤った急騰を低下させるために、平滑化フィルタ(例えば、より長い時定数の畳み込みフィルタ)で置き換えられてもよい。さらに、上述されるフィルタは、プロセッサが短期間の加速度の急騰を無視するか、またはその感受性が低くなるように、プロセッサの一部であってもよい。

図16Bは、第2のプロファイルであるプロファイル1を記載し、所有者によって設定される強化された監視プロファイルに関する。プロファイルタイプがセル1603Bで特定されており、その表題がセル1604Bで特定されている。本明細書では、低閾値1605B〜高閾値1606Bの範囲は図16Aのプロファイル0のものに比べて狭く、各センサの動作の頻度は比較的より頻度が高く、種々のセンサの読取値に対する粒度は高い。このプロファイルは、所有者がペットの現在の健康を懸念し、首輪によってより多くの情報が得られることを所望する強化されたプロファイルの一例である。図16Aのプロファイル0とは対照的に、このプロファイル1は、より高い列1605Bの低閾値に対するトリガー点及びより低い列1606Bの高閾値に対するトリガー点のいくつかに示されるように、強化された感度を有する。またいくつかの事例では、列1601Bの監視頻度は、より頻繁である。同様に、列1608Bに示される粒度も高い。例えば、加速度計n3に関して、粒度は、列1608Bに高いと記載される。ローパスフィルタの例に関しては、フィルタは、より高い周波数信号のフィルタレベルを低減するために取り除かれるか、または修正されてもよい。平滑化フィルタの例に関しては、時定数(または平滑化が行われる時間窓)が低減され、より高い周波加速度信号がプロセッサによって分析されることを可能にする。また、図16Aに関して記載されるように、フィルタは、プロセッサが、現在のプロファイルに基づいて、それが種々のセンサの出力に対してどの程度感受性があるかを内部で調整するように、プロセッサの一部であってもよい。

図16Cは、第3のプロファイルであるプロファイル2を記載し、獣医によって設定されるによって設定される標準監視プロファイルに関する。プロファイルタイプがセル1603Cで特定されており、その表題がセル1604Cで特定されている。本明細書では、低閾値1605C〜高閾値1606Cの範囲は、獣医がそのセンサからの読取値を必要としないことがあるため使用されないいくつかのセンサであっても、比較的大きく設定され、各センサの動作の頻度は相対的に頻度が低く、種々のセンサの読取値に対する粒度は低い。獣医が、一般的な監視(例えば、健康診断のための準備における)の基準線を確立するために、またはその関数として、ペットの現在の健康を監視していることがあるプロファイルの一例である。

図16Dは、第4のプロファイルであるプロファイル3を記載し、獣医によって設定される強化された監視プロファイルに関する。プロファイルタイプがセル1603Dで特定されており、その表題がセル1604Dで特定されている。本明細書では、低閾値1605D〜高閾値1606Dの範囲は比較的狭く設定され、各センサの動作の頻度は比較的頻繁であり、種々のセンサの読取値に対する粒度は低い。ここでも再び、いくつかのセンサは、獣医がそれらのセンサからの読取値を必要としないことがあるため、無効にされる。例えば、このプロファイルは、その手術/手技の前に動物に直近の劇的なイベントが生じないことを確実にするために、手術または手技(例えば、麻酔されている動物の歯垢取り)が動物に実施される前に使用されてもよい。

例えば、このプロファイルは、手術によって合併症が生じる可能性を監視するために、手術後または手技後に使用されてもよい。動物を監視する必要性のレベルに応じて、情報が獣医に提供される速度は、図22の例に従ってさらに修正されてもよく、次のような等級に分けられる: A.装着可能装置によるイベントの識別及びそれらのイベントの獣医へのアップロード、 B.センサからの生データのロギング及びログされたデータの獣医への一括アップロード、または C.生データの獣医への連続的なアップロード。

上記説明及び図22の説明に関して、識別されたイベント及び/または生データの獣医へのアップロードは、装着可能装置から遠隔装置への(例えば、装着可能装置と同じローカルWi−Fiネットワーク上のコンピュータへの)直接的な伝達であってもよく、または装着可能装置からDMSへ、次いで、装着可能装置からの識別されたイベント及び/もしくは生データを獣医に転送する(または獣医がアクセスできるようにする)間接的な伝達であってもよい。さらに、DMSは、生データからイベントを、あるいは装着可能装置から装置導出イベントをさらに導出することができる。これらのDMS導出イベントは、獣医にさらに提供されてもよく、または所望に応じて獣医が閲覧できるようにされてもよい。

図16Eは、第5のプロファイルであるプロファイル4を記載し、獣医によって設定される、第1の特定の症状の種類の監視プロファイルに関する。プロファイルタイプがセル1603Eで特定されており、その表題がセル1604Eで特定されている。本明細書では、低閾値1605E〜高閾値1606Eの範囲は比較的狭く設定され、各センサの動作の頻度は比較的頻繁であり、種々のセンサの読取値に対する粒度は、いくつかのセンサに対して高いが、他のセンサに対しては低い。このプロファイルでは、獣医は、他のセンサに対するいくつかのセンサの値に焦点を当てている。例えば、獣医は、頻度のサンプリングが「常にオン」であり、粒度が「高い」に加速度計に基づいて、歩行に関する問題を監視している場合がある。

図16Fは、第6のプロファイルであるプロファイル5を記載し、獣医によって設定される、第2の特定の症状の種類の監視プロファイルに関する。プロファイルタイプがセル1603Fで特定されており、その表題がセル1604Fで特定されている。本明細書では、低閾値1605F〜高閾値1606Fの範囲は比較的狭く設定され、各センサの動作の頻度は比較的頻繁であり、種々のセンサの読取値に対する粒度は、いくつかのセンサに対して高いが、他のセンサに対しては低い。プロファイル4のものとは対照的なこのプロファイルでは、獣医は、センサの差からの値、その後、図16Eのプロファイル4の重要なセンサの差からの値に焦点を当てている。本明細書では、頻度が毎分読取値を得るように設定され、その粒度が高く設定される心肺センサn5によって、獣医は心肺型の症状または同様の一連の症状を監視することができる。

図16Gは、第7のプロファイルであるプロファイル6を記載し、獣医によって設定される強化された監視プロファイルに関し、それらの標準的な断続的使用法とは対照的に、いくつかのセンサが連続して動作する。プロファイルタイプがセル1603Gで特定されており、その表題がセル1604Gで特定されている。本明細書では、低閾値1605A〜高閾値1606Aの範囲は比較的狭く設定され、各センサの動作の頻度はその重要性に左右される。重要ではないセンサに関して、それらは動作せず、対照的に、他のセンサは連続して動作する。例えば、このプロファイルは、動物が手術から回復中であり、獣医が、各バイタルサイン/生理的兆候のための個々のセンサが別個に取り付けられることによる動物への負荷を伴わずに、動物のバイタルサイン/生理的兆候の連続的な読取値を所望するときに、使用されてもよい。あるいは、このプロファイルは、動物が危篤状態であり、常時監視状態にあるときに、使用されてもよい。このプロファイルでは、いくつかの項目は、病院にいるときには関係がないため、監視されない。例えば、センサn6による周囲温度の監視またはセンサn4によるGPS信号の監視は、必要とされない。図16Gのこのプロファイルは、獣医が、通常、動物に個別に取り付けられ得る別個に取り付けられる個々のセンサの代わりに、装着可能装置101を使用することを可能にする。

図18は、本開示の1つ以上の態様に従う、監視装置が取り付けられた動物の品種情報に基づいて、種々のセンサプロファイルがどのように修正され得るかの一例を示す。具体的には、列1801は、動物の品種の種類に基づく処理のときに、感度を修正または調整され得るセンサを識別する。例えば、心肺センサn5の高及び低閾値は、高い平均心拍数を有する品種に対して上方に、及び低い平均心拍数を有する品種に対して下方に、調整され得る。

図18は、本開示の1つ以上の態様に従う、装着可能装置の異なる動作モードの実施形態を示す。この実施形態では、装着可能装置は、3つの動作モード、すなわち、プロファイルモード1802、航空機モード1803、及び位置警告モード1804のうちの1つで動作する。動作モードの収集は、グループ1801に示され、プロファイルの収集は、グループ1802に示される。この実施形態では、2つのプロファイルが、装着可能装置に実装され得る:所有者プロファイル1805及び獣医/第三者プロファイル1806。動作モードの選択に基づいて、装着可能装置1807は、動作モードの明細によって指定されるように動作する。最後に、どの及びいつコンテンツを遠隔データ管理システムにアップロードするかの動作モードの指定に基づいて、装着可能装置1807は、動作モードに従ってコンテンツをアップロードする。

例えば、プロファイル動作モード1802では、この動作モード(及び任意に特定のプロファイル)は、装着可能装置1807からのコンテンツが、遠隔データ管理システム1808に一括でアップロードされるものであることを識別する。次に、航空機動作モード1803では、航空機動作モード1803の間は全ての無線送信機能が無効にされるため、動作モード1803の間に収集されるコンテンツは装着可能装置1808に記憶され、その後、航空機モード1807のスイッチが切られたときにのみ、遠隔データ管理システム1803にアップロードされる。さらに、位置警告動作モード1804で動作しているとき、コンテンツ情報は、遠隔データ管理システム1808にアップロードされる。例えば、所有者が可能な限り早く動物を見付けることを試みる1つの例では、位置コンテンツは、継続的に遠隔データ管理システム1808にアップロードされ得る。装着可能装置からアップロードされたデータは、GPS受信機センサからの位置情報ならびに/または受信された携帯電話の中継塔の信号強度及び/もしくはタイムスタンプされたIPアドレスの一覧を単に記憶するWi−FiアクセスポイントのIPアドレスからの三角測量情報等を含み得る。データのアップロードは、リアルタイムであってもよく、または一括であってもよい。Wi−Fiアクセスポイントの監視に関して、装着可能装置101は、1日(または他の間隔)を通して訪れた位置(または概算位置)の一覧を提供する(それにより、装着可能装置が1日を通して存在した場所のパンくず情報を提供する)ために、経時的に遭遇する種々のアクセスポイントを記録し、それらのアクセスポイントの一覧をアップロードすることができる。

図19A〜19Bは、本開示の1つ以上の態様に従う、図18の実施形態に基づくプロファイルよりも動作モードが優先される順序を示す。図19A〜19Bで使用されるように、「スイッチ」は、ハードウェアスイッチ、ソフトウェアスイッチ、または両方の組み合わせであってもよい。ハードウェアスイッチは、図18に記載される動作モードのうちの1つの選択を可能にする、装着可能装置上でローカルに位置するスイッチであり得る。ソフトウェアスイッチは、図18の動作モード及び/またはプロファイルのうちの1つに移行せよという装着可能装置への遠隔動作コマンドである。ソフトウェアスイッチは、所有者、獣医、及びまたは第三者によって動作され得る。例えば、空港職員は第三者を含むグループに含まれてもよく、空港職員は、航空機動作モード1803に設定するために装着可能装置にアクセスすることができる。ハードウェアスイッチとソフトウェアスイッチとの組み合わせは、装置が、ハードウェアスイッチ動作(実際のスイッチもしくは装置のダブルタップ−内部の加速度計により感知される)またはソフトウェアスイッチ動作のいずれかに応答することを可能にする。例えば、外部のハードウェアスイッチは、例えば、図5の装着可能装置101位置A〜Cに、または首輪/ハーネス402の一部として、装着可能装置101上の1つ以上の位置に位置付けられ得る。本明細書では、ハードウェアスイッチは、位置H及びIの留め金505のそれぞれの部品であり、留め金505の部品を一緒に固定することによって動作され得る。

図19Aは、航空機モードスイッチ1901が最も高い優先レベルを有する非推奨順序を示す。次に、位置警告スイッチ1902が、2番目に高い優先レベルを有する。第3に、最も低い優先レベルが、所有者プロファイル1904及び獣医/第三者プロファイル1905を含むプロファイルグループ1903内のプロファイルである。

図19Bは、図19Aのスイッチの動作に基づく異なる動作モードを示す。まず、航空機モードスイッチがオンである場合、装着可能装置は航空機モード1907で動作する。航空機モードスイッチがオフである場合1906、装着可能装置は位置警告スイッチの状態を確認する。位置警告スイッチがオンである場合、装着可能装置は位置警告動作モード1909で動作する。位置警告スイッチがオフである場合1908、装着可能装置は、プロファイルモード1910のうちの1つで(例えば、所有者プロファイル1911または獣医/第三者プロファイル1912で)動作する。

図20は、本開示の1つ以上の態様に従う、図18の実施形態の動作モードを置き換えるプロファイルを含む、異なるプロファイルを有する代替の実施形態を示す。プロファイル2001は、航空機プロファイル2004、位置警告プロファイル2005、所有者プロファイル2002、及び獣医/第三者プロファイル2003を含む。プロファイル2001から選択されたプロファイルは、装着可能装置2006が、どのように動作するか、及びデータを遠隔データ監視システム2007にアップロードするかを記載する(図18の動作モード/プロファイルに類似している)。

図21A〜21Bは、本開示の1つ以上の態様に従う、1つ以上のスイッチによるプロファイル選択のオプションを有する図20の実施形態の異なるプロファイルの組み合わせを示す。図21A〜21Bは、ハードウェア/ソフトウェア/組み合わせスイッチ(図19A〜19Bに関連して記載されていたスイッチ)によって指定されているプロファイルを記載した。図21Aでは、プロファイル2101の収集は、所有者プロファイル2102、獣医/第三者プロファイル2103、航空機モードプロファイル2104、及び位置警告プロファイル2105を含む。図21Bは、少なくともいくつかのプロファイルを指定する航空機モードスイッチ及び位置モードスイッチを含むプロファイル2110の収集を示す。例えば、航空機モードスイッチ2112が音である場合、装着可能装置は、航空機モードプロファイル2113は動作する。航空機モードスイッチがオフである場合2111、位置警告スイッチの状態が確認される。位置警告スイッチがオンである場合2115、装着可能装置は位置警告プロファイル2118で動作する。位置警告スイッチがオフである場合2114、装着可能装置は、所有者プロファイル2116または獣医/第三者プロファイル2117(所有者及び/または獣医/第三者により別個に指定される)のうちの1つで動作する。

図22は、本開示の1つ以上の態様に従う、装着可能装置内ならびにDMS内でプロファイルがどのように選択され得るかの一例を示す。装着可能装置2201は、DMS2213と相対的に示された。ステップ2202で、初期プロファイルが装着可能装置2201に対して設定される。ステップ2203では、センサまたはセンサの組み合わせが、本明細書に記載される1つ以上の閾値を超えたかが決定される。はいの場合、装着可能装置は、ステップ2204に示されるように、異なるプロファイルまたは動作モードに変更するようにその独自のプロファイルを修正する。また、ステップ2203から下に延びる、はいの矢で示されるように、導出イベントが、ステップ2205でDMSにアップロードされ得るか、生データが、ステップ2206に示されるようにDMSに一括でアップロードされ得るか、または生データが、新たなプロファイルもしくは新たな動作モードに応じてステップ2207でDMSに連続してアップロードされ得る。ステップ2203がいいえの場合、導出イベントが、ステップ2205でDMSにアップロードされ得るか、生データが、ステップ2206に示されるようにDMSに一括でアップロードされ得るか、または生データが、現在のプロファイルもしくは現在の動作モードに応じてステップ2207でDMSに連続してアップロードされ得る。

次に、装着可能装置2201からのコンテンツが、ステップ2208で、DMS2213で受信される。ステップ2209では、データは記憶され(例えば、データベース2210で示されるようなダイナミックメモリまたはソリッドステートメモリを有する1つ以上のサーバ内のデータベースに)、その後分析される。ステップ2211において、警告が分析されたデータから誘起された場合、DMS2213は、ステップ2211で決定される警告レベルに従って、装着可能装置2201に、異なるプロファイルまたは動作モードに変更するように命令する。あるいは、ステップ2211がいいえの場合、警告は決定されず、DMS2213は、ステップ2208で装着可能装置2201からのコンテンツを監視し続ける。

図23は、本開示の1つ以上の態様に従う、種々のセンサからの出力がある時間間隔でどのように記憶され、処分され得るかの一例を示す。図23は、加速度計2301、光センサ2302、及び音センサ(マイク)2303からの信号の過去の履歴を示す。この例では、加速度計2301からのより古い読取値2309は、加速度計の閾値レベル{閾値(acc)}を下回った。しかしながら、より直近では、加速度計からの信号は、{閾値(acc)}を上回るレベル2308まで上昇した。

上述のように、プロセッサ100は、次いで、他のセンサからの以前の読取値を評価することができる。光センサ2302からの前値が評価される。光センサ2302からの値の直近の履歴を見直すと、読取値は、当初、光閾値{閾値(光)}を下回るレベル2311であった。しかしながら、より直近では、光レベルは2310のレベルまで上昇した。2310のレベルは光閾値{閾値(光)}を上回るため、光センサからの値は、加速度計2301によって検出され得たイベントを確証する。音レベルに関連して、より古い音レベルの読取値は、音閾値{閾値(音)}を下回るレベル2315であった。より直近では、音レベルは、音閾値{閾値(音)}を上回るレベル2314まで上昇した。本明細書では、音センサからの出力は、加速度計2301によって検出され得たイベントも確証する。

光センサ2302及び音センサ2303に関して、時間間隔の間に達した閾値を上回る最大値と異なる個々の信号値は、時間窓の間に閾値に達した信号よりも関連性が少ない。別の言い方をすると、いったん、光信号がセンサ読取値2310の光閾値{閾値(光)}を上回ることが決定されると、レベル2312と2313との間の他の読取値は、この閾値分析には考慮されない。同様に、音レベル2316と2317との間の異なるものは、その音閾値に既に達しているため、音閾値レベル{閾値(音)}を超えた音レベル2314よりも関連性が少ない。

最後に、図23は、データダンプポイント2305、2306、及び2307を示し、これらの後、重要ではない信号読取値がプロセッサ100及び/または記憶装置105のメモリからダンプされる。興味深いことに、データダンプポイント2305、2306、及び2307は、必ずしも現在から同じ時間窓でなくてもよい。むしろ、各々は、信号レベルが維持されるその独自の別の窓の長さを有してもよい。

図24は、本開示の1つ以上の態様に従う、マイクロ波ラジオメトリ及びマイクロ波温度測定を含む、中核体温を監視するための異なる技法の一例を示す。例えば、中核体温2401は、他のソースからのエネルギーを使用して中核体温を決定するマイクロ波ラジオメトリを含む受動的技術2402によって、決定され得る。また、マイクロ波温度測定を含む能動的技法2403を使用して、中核体温を決定することもできる。これらの2つの例に関して、状態2404で示されるように、超広帯域装置(UWB)及びマイクロ波ラジオメトリ/サーモグラフィ中核体温決定システムに対して別々のアンテナが使用され得る。あるいは、UWBと中核体温決定装置との間で単一のアンテナが共有されてもよい。例えば、1つ以上のスイッチを使用して、状態2405で示されるように、共有されるアンテナをマイクロ波ラジオメトリ/サーモグラフィ中核体温決定システムのUWBに二者択一的に接続することができる。 一対の温度計及び中核体温の推定

対象上の帯域の存在の決定、対象上の帯域の相対的な位置付け、及び対象の中核体温の推定のために、2つのデジタル温度計を使用してもよい。

これらの温度計のうちの一方は、ユニットの筺体の前面(外方を向く表面)上に位置し、動物の前面の周囲温度を直接読み取るように設計される。他方の温度計センサは、内側の首輪位置(内方を向く表面)上に位置する。正確な傾向のために中核体温を推定する場合、動物が深い睡眠から目覚める約2時間前の朝が好ましい時間である。これは、最下点として通常説明される期間である。あるいは、有用な期間は、低活動、徐波睡眠相中である。

動物が正しい時間に測定されることを確実にするために、ユーザ/動物のプロファイルが確認される。例えば、いくつかの動物はそれらの所有者の睡眠習慣に従うため、深夜から午前8時まで働く所有者の動物の体温の読み取りを午前4時に行うことは、所有者が眠っており、同様に動物も眠っているときよりも、有用性が低くなるだろう。

次に、加速度計を確認して、動物がしばらく動かず、熟睡(例えば、徐波睡眠)の兆候を呈していたことが確認される。これは、加速度計が低活動を示した期間を確認する、ならびに/または一定の律動的呼吸及び/もしくは浅速呼吸を検出する他のセンサ(例えば、マイク)を使用することによって行うことができる。また、動物は、腹臥位(胸骨を地面付けた腹這い)にあるとき、いったん皮膚及び筋肉が弛緩すると首輪の隙間を満たし、またほとんどの場合、首輪は頸部の前面に向かって押し上げられるだろうということも予期される。

多くのイヌは、うつ伏せ(腹臥、胸骨を地面付けた腹這い)で眠り、体温センサと頸部組織間の接触を最大にする。いったん首輪側の温度センサが平衡に達すると、その読取値は、他の情報(例えば、ローカルエリアの外部のRSS天気フィード)の中でも特に周囲温度センサの読取値と比較される。

第1の計算は、周囲温度の範囲に基づく。例えば、華氏65〜75度の温度範囲内に収まる場合、周囲温度係数は、概して必要とされない。第2の計算は、イヌの品種に基づく。品種が不明の場合、短毛動物または長毛動物であるかについてプロファイルが閲覧されるだろう。この第2の係数は、首輪内側の温度計からの読取値を動物の推定される中核体温まで上昇させるだろう。

場合によっては、センサは、繰り返しの較正を必要としないことがある(例えば、Analog Devices,Inc.のADT7420を参照されたい)。このデータの収集の目的は、多種多様である。イヌ患者における体温の収集の最も一般的な手法は、直腸温度測定によるものである。家庭環境において直腸温度測定を行わずにイヌ患者の体温を推定し、かつその情報を獣医及びその所有者に中継することができる場合、疾患の症状(または他の低体温症もしくは低体温症を含む病状)を早期に検出することが可能であるだろう。いくつかの患者には、直腸温度測定は適していない(侵襲、直腸疾患等のため)。非侵襲的手法から信頼できる中核体温を得ることにより、この重要なバイタルサインの即時捕捉が可能になる。

さらに、動物が過酷な環境下にあり、その中核体温が急速に変化している場合(華氏20度の周囲温度及び華氏85度の中核体温読取値等)、所有者は、低体温症の危険性への注意を喚起され得る。

中核体温を監視するための技法は、通常、センサのタイプ及び位置付けの両方、ならびに動物の特定のパラメータに対して調整される必要があるだろうデータをもたらす。センサの位置付けに起因する中核体温の調整は、好ましくは、動物がセンサを収容する装置を装着している初期の時間枠において達成され得る(例えば、最初の1、5、10、または24時間等)。

以下の等式は、中核体温決定のために使用されてもよく、 中核体温=((A×T外部)+B)×((C×T内部)+D) (等式1) 式中、 T外部は、外方を向く温度計からの温度である。 T内部は、内方を向く温度計からの温度である。 Aは、外方を向く温度計に対するスケーリング調整である。 Bは、外方を向く温度計に対する補正である。 Cは、内方を向く温度計に対するスケーリング調整である。 Dは、内方を向く温度計に対する補正である。

典型的な室温(例えば、65〜75°F)に関して、T外部成分からの調整は必要とされないことがある(A×T外部が1であり、B=0であるように、AがT外部の逆数であり得る)。次に、C調整は、品種、毛の長さ、年齢、動物の医学的状態、及び他の要因における中核体温の変動を計上するように1超及び1未満の小さい値の範囲であり得る(例えば、0.90〜1.10)。D補正は、温度T内部と実際の中核体温との間の補正を計上するように使用され得る。そのため、例えば、動物の中核体温が102.5°Fであり、T内部(または{C×T内部})が95.5°Fであった場合、補正Dは7.0°Fであるだろう。

65°F未満の温度に関して、{(C×T内部)+D}に対する調整は、動物の毛皮を通して放射されるより少ない熱を計上するために必要とされる場合がある。この場合、{(C×T内部)+D}は、T外部の減少毎に直線的に増加し得る。あるいは、{(C×T内部)+D}の推定は、指数関数的な割合で増加し得る。そのため、例えば60°Fでは、(A×T外部)成分の増加は、{(C×T内部)+D}の2%の増加をもたらすことがあり、50°Fでは、(A×T外部)成分の増加は、{(C×T内部)+D}の5%の増加をもたらすことがあり、40°Fでは、(A×T外部)成分の増加は、10%の増加であり得る。{(C×T内部)+D}に対する関連減少調整は、75°Fを超えて上昇する周囲温度に基づいて行われ得る。

内部に向く温度計及び温度調整に関連して、センサの位置付けに対する中核体温の調整は、概して、監視されている動物の品種の平均体温に対して行われ、一部には動作位置及び静止位置の両方における動物からのセンサの物理的配置によるものである。例えば、センサを収容する装置の締付け、ならびに動物の活動的及び落ち着きのない状態の両方における動物上のその物理的位置(例えば、頸部または胴部)は、受信される中核体温データに影響することがある。中核体温を正確に監視するために、センサから受信されるデータの数学的調整は、センサの物理的位置に基づいて必須であり得る。あるいは、中核体温の品種許容可能範囲の数学的調整は、センサから実際に受信されるデータと相関させるために利用され得る。センサデータまたは許容可能な中核体温範囲の他の同等の数学的調整は、本開示の他の態様において同様に利用され得る。

センサの位置付けに対する調整に加えて、中核体温データも、監視される動物の特定の特徴によって数学的に調整される必要があり得る。例えば、個々の動物の特定の特徴は、センサから受信される中核体温データの追加の調整を必要とすることがある。例えば、これらの数学的調整は、動物の特定の特徴因子の乗算結果を既定の温度補正Dまたは調整Cの一部に総和することによって達成することができる。特定の動物特徴因子には、特に、品種、毛の太さ、毛の長さ、年齢、性別、妊娠状態、授乳、月経、及び去勢の状態が挙げられる。これらの特定の特徴因子は、概して、同様に利用される特定の程度情報に基づいて−5〜5%の範囲であり得る。例えば、5歳、雌、及び妊娠しているブラックラブラドールは、以下の特定の動物特徴因子調整:(1)ブラックラブラドール+0.5%(2)妊娠+0.2%(3)年齢−0.4%を有し得、故に+0.3%の合計調整を得る。さらに、これらの調整は、調整Cの修正と比較した補正Dの一部として実際の程度補正として適用されてもよい。

あるいは、中核体温の品種許容可能範囲の数学的調整は、センサから実際に受信されるデータと相関させるために同様に利用され得る。センサデータまたは許容可能な中核体温範囲の他の同等の数学的調整は、本開示の他の態様において同様に利用され得る。

例えば、上の等式1は、内部の温度計の読取値が以下のように種々の因子によって調整されるように、以下の等式2として割り当てられてもよく、 中核体温=T内部+X+Y 等式2 式中、 T内部は、内方を向く温度計からの温度である。 Xは、補正(上の補正Dに相当する)及び外部に向く温度計からの読取値に基づいて予想される調整を含む粗調整である。 Yは、例えば、年齢(年齢とともに減少する)、品種(+もしくは−)、毛の長さ(毛の長さまたは密度とともに上昇する)、性別、去勢状態(去勢された動物は去勢されていない動物よりも温かい)、月経、妊娠、授乳、疾病/病気(通常の温度よりも低くなる重い病気でない限り、一般的により高い)を含む温度調整条件に関する微調整である。 <所有者のユーザインターフェース>

図25及び26は、コンピュータまたはスマートフォン上に表示可能な所有者のユーザインターフェースの実例を示す。所有者健康及びウェルネスダッシュボードは、所有者が、センサデータ及びDMS導出データから動物の全ての傾向情報を一か所で確認することを可能にする。

図25は、本開示の態様に従う、監視される動物の種々の情報及び状態のディスプレイ2501を示す。このディスプレイは、装着可能装置101ならびに獣医からのコンテンツの両方から引き出される情報を含む。例えば、獣医からの情報は、次の予定された予約内容2502、ならびにどの薬物治療が次に終了するか、及びその終了日の特定を含む。この情報は、ユーザに獣医の予約を守ることを思い出させる助けとなり得る。

次に、ディスプレイ2501は、動物に関連する全体的な傾向であった瞬時的なバイタルサイン/生理的兆候の形式で装着可能装置及び/またはDMSからのコンテンツを含む。例えば、ディスプレイ2501は、活動2505、睡眠2506、水和2507、食生活2508、ストレス2509、中核体温2510、体重2511、心拍数2512、及び呼吸速度2513の図形指標を含む。以下の項目:中核体温2510、心拍数2512、及び呼吸速度2513は、装着可能装置からの瞬時的なバイタルサイン/生理的兆候に関する。

バイタルサインとは対照的に、以下の項目:活動2505、睡眠2506、水和2507、食生活2508、ストレス2509、及び体重2511は、これらが異なるセンサからのコンテンツを組み込み、かつ健康に関するバイタルサイン/生理的兆候及び/または経時的な活動の記録を含み得るように、装着可能装置導出イベントまたはDMS導出イベントに関する。

例示の目的のために、これらの項目の図形ディスプレイの各々は、表示される項目の状態に基づいて(例えば、緑色の領域は懸念がないことを示し、黄色の領域は注意を示し、赤色の領域はその個々の項目に対する懸念を示す)、目盛盤の一方の側から他方の側へ旋回する矢印を有する目盛盤として示される。

図26は、本開示の態様に従う、その特定の動物の活動レベルを示す。所有者レベル詳細スクリーンは、所有者がダッシュボードから特定の項目を掘り下げ、目標、警告、勧告、及びより詳細な長期分析情報を再検討することを可能にする。例えば、図26のディスプレイ2601は、動物の特定2602、詳細スクリーン(この例では、動物の活動)の現在の指標2603、ならびに装着可能装置101及びまたはDMS301によって決定された警告(この例では、動物が二日連続して散歩をしなかったこと、及び散歩をしなかったときの日時の特定)を識別する警告メッセージボックス2604を含む。次に、ディスプレイ2601は、動物の健康を改善する(例えば、日々の散歩を再開する)ための野外勧告2605をさらに含み得る。ディスプレイ2601は、獣医、所有者、またはDMS301によって設定される1つ以上の目標を含み得る。この例では、目標は、動物の体重を80ポンド未満に維持するために1日当たり40分間歩き、15分間遊ぶことである。ディスプレイ2601は、野外警告閾値の特定2608をさらに含み得る。この例では、警告閾値は、散歩が2日間ないこと、15%低下する歩行の変化、及び全体の活動の25%の低下である。

最後に、詳細に表示される項目のタイムラインが、コンテンツ2607として示され得る。本明細書では、タイムラインは、12週間にわたって動物の活動レベルがどのように変化したかを示す。

図26の詳細なスクリーン2601は活動に関するが、同様の詳細スクリーンが、図25で特定される他の項目に対して、その項目の現在の状態、警告、勧告、目標、警告閾値、及びタイムラインの図形表示を含む同様のコンテンツを用いて提供されてもよいことが理解される。

例示的実施形態が上述されるが、種々の特徴及びステップは、所望される特定の安全なプロセスに応じて、任意の所望の方法で、組み合わせる、分割される、省略される、及び/または増強されてもよい。本特許は、記載される例示的実施形態に限定されるべきではなく、むしろ続く特許請求の範囲によって決定されるその範囲を有するべきである。

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