Implant fastening system of the insert

申请号 JP8341895 申请日 1995-03-15 公开(公告)号 JP3010340B2 公开(公告)日 2000-02-21
申请人 ステマン ハルトマット; 发明人 ステマン ハルトマット;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 磁気セル又は強磁性部品をインサートの中空円柱状部位中に気密にして密閉し、前記インサートの中空円柱状部位の最大壁厚を有する各狭小部位が各偏平領域間に残るように前記偏平領域をインサートの中空円柱状部位の円周の周りに分散させて設けたことを特徴とする、特に歯科補綴学に対応するインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項2】 前記偏平領域を前記インサートの中空円柱状部位の上部エッジに隣接形成させた、請求項1に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項3】 前記インサートの前記偏平領域と確実に係合する係合部位を一端に有するとともに反対側の端部に工具の係合部位を備えたアプリケータ要素を設け、前記インサートと磁気的に不確実に係合するように磁気セル又は強磁性部品を前記アプリケータ要素中に閉じ込めた、請求項1に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項4】 前記アプリケータ要素の前記係合部位が自由端側に先細りするエッジにより包囲された、請求項3に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項5】 刻み付き部位を前記アプリケータ要素の外周沿いに形成した、請求項3に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項6】 前記アプリケータ要素に設けた工具の係合する前記係合部位が前記外周沿いの各偏平領域によって形成されている、請求項3に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項7】 前記アプリケータ要素の係合部位がO−
    リングを内設する環状溝によって分割されている、請求項6に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項8】 前記アプリケータ要素に載置した工具が係合するように設けた前記係合部位の少なくとも一部分が前記アプリケータ要素に着脱可能に連結される、請求項3に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項9】 前記アプリケータ要素が純チタンで作られている、請求項3に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 【請求項10】 前記磁気セル又は強磁性部品を前記アプリケータ要素中に気密にして密閉した、請求項3に記載のインサートのインプラント締着装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は、インサートをインプラントに締着させる装置に関し、特に、インサートをインプラントに締着を要する場合に、頭部、頭蓋骨、顔面、口、咽喉の各領域中及び同領域上の移植外科手術を対象とする装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】医療においては、インサートをインプラントに締着する治療が実施されている。 例えば、歯科医療においては、金属などのインプラント(人口歯根)をあごの骨に植え込み、インサート(義歯)をこのインプラントに取り付ける治療が実施されている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、手術場は、
    移植に係わる外科処置のために血で覆われて湿潤している。 このため、インサートをインプラントに装着する際に、明視が非常に困難であり、容易に締着し難い不都合がある。 したがって、この発明は、インサートをインプラントに確実に且つ極めて堅固に締着することができる装置を利用できるようにするという目的に基づいている。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】この発明は、磁気セル又は強磁性部品をインサートの中空円柱状部位中に気密にして密閉し、前記インサートの中空円柱状部位の最大壁厚を有する各狭小部位が各偏平領域間に残るように前記偏平領域をインサートの円周の周りに分散させて設けたことを特徴とする。

    【0005】

    【作用】この発明によると、シェル内で磁気セル又は強磁性部品を気密にして密閉した円柱状のインサートの場合、インサートシェルの最大壁厚を有する各部位が各偏平領域間に残るように前記偏平領域を前記インサートの円周の周りに分散させて設けたので上記目的は本質的に達成される。 前記偏平領域に対応する形状の係合部位と、インサートとアプリケータ要素の間の接続を必ず不確実にする磁気セル又は強磁性部品と、を有するアプリケータ要素は、上記インサートと確実に係合させることができる。 つまり、アプリケータ要素は、磁によってインサートを着脱可能に設けている。

    【0006】

    【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて更に詳細に説明する。 図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。 図1において、インサート1にはカップ形状14の下面に軸形状の螺刻シャンク2を設けており、このシャンク2のネジ15によってインサート1をインプラント又はインプラントヘッド(図示せず)に螺入する。 インサート1の下面はカップ形状14
    を成し、下部エッジが平底面から丸くなり始める、又は、傾斜し始める。 このカップ形状14の上部には、図2に示す如く、磁気セル3を内設した中空円柱状部位1
    6を載置している。 この磁気セル3は、前記インサート1の中空円柱状部位16の薄シェル17に包囲されて内蔵され、カバー17'でカバーされている。 このシェル17は、所々僅か0.05mmの厚さの場合があり、純チタンで構成されている。 この具体的実施例では、インサート1は、係合部位として全部で8つの偏平領域4をこの中空円柱状部位16の上部エッジの外周に設けており、当該偏平領域4は、前記インサート1の偏平領域4
    を設けていない中空円柱状部位16の元の外周面の狭小部位5が残るように互いに離間させている。 このインサート1のシェル17は、上記各狭小部位5でこのシェル17の元の壁厚を示すが、各偏平領域4では壁厚が小さい。

    【0007】各偏平領域4間の挟小部位5によって最大壁厚の中空円柱状部位16が形成され、前記中空円柱状部位16によって、インサート1に加わるそしゃく圧力が確実に吸収され、インサート1を変形させない。 また、上記中空円柱状部位16の狭小部位5は、インサート1をインプラントに螺入し、この螺入の間に最大30
    Ncmのトルクをラチェットねじ回し9で印加する場合、インサート1のシェル17を絶対に変形させない。
    インサート1のシャンク2をインプラントのねじ穴(図示せず)に堅固に螺入すると、バクテリアをねじ山領域に浸透させないために、インサート1の平底面とインプラントの対応する平頂部との間の隙間が、出来る限りぴったりと閉じるように、インサート1が隙間なくねじ止めされる。

    【0008】強磁性合金だけでなく磁気合金も非常に腐食し易いので、磁気セル3は、磁気セル3の腐食を防止するために、例えばレーザ溶接で気密にしてインサート1の中空円柱状部位16中に溶着させている。 インサート1のシェル17の変形の場合、ヘアークラックが現れることがあり、且つ、ヘアークラックによって腐食化が誘発され、この結果、腐食生成物がイオン化した形で組織中に、例えば歯肉と骨の中に浸透する。 このため、チタンのインプラントが消耗される。

    【0009】略円柱状のアプリケータ要素6は、下端面に凹部7を有し、この凹部7の内周にはインサート1の各偏平領域4に対応する係合部位たる各偏平領域4'がある。 この場合、偏平領域4'は、直接互いに隣接することができるとともに前記インサート1の偏平領域4よりも相応に広く設計することができる。 個々の偏平領域4'は、隣接する偏平領域4'との交差線まで連続する。 但し、インサート1の係合部位とアプリケータ要素6の係合部位との間のはめあいは、これら2つの係合部位間の掛止を良好で確実にするために、100分の1ミリメートルまで正確でなければならない。 アプリケータ要素6の上端部には、ソケットスパナ又はトルク制御式ラチェットねじ回し9の係合面の役目をする4つの偏平領域8を外周に設けている。 この具体的に示した実施例では、当該偏平領域8は、O−リング10を内設した環状溝18によって分割される。 O−リング10は、各偏平領域8の範囲内で僅かに外側方向に突出するとともにアプリケータ要素6の係合部位に接した工具9のはめあいが比較的良好になるように役立つ。 図1のアプリケータ要素6中には、図示されていないが、後述の図3に基づく説明の如く、磁石を、又は、強磁性合金から成る部品を密閉している。

    【0010】図3は、アプリケータ要素6の別の実施例を部分断面で示しており、この実施例では、凹部7を取り囲む下部のエッジ11が、先端の狭点まで延出する細いウェッジ形状に形成した断面を有するので、インサート1をこのアプリケータ要素6でインプラントに螺入する場合、歯肉を穏やかに偏移させて外傷を生じさせない。 これは、皮下インサート応用の場合、特に重要である。 また、インサート1をインプラントに締着中のとき、前記狭点まで延出するアプリケータ要素6のエッジ11の端部もインプラントと骨組織の間の隙間に僅かに挿入することができ、このインサート1の締着中にアプリケータ要素6を持ち上げることがない。

    【0011】この実施例では、凹部7は、インサート1
    のリミットストップ部20の役目をする平底面を有し、
    図1のインサート1の狭小部位5の形状に対応して空間5'が各偏平領域4'間に形成されるように、偏平領域4'を互いに離間させて配設している。

    【0012】図3のアプリケータ要素6は、第1要素6
    −1と第2要素6−2との2部構成に設計されており、
    このアプリケータ要素6のチタンジャケットの空間19
    中に腐食に耐えるようにレーザ溶接で埋設した強磁性セル12を収納するようになっている。 この強磁性セル1
    2は、インサート1をこのアプリケータ要素6の凹部7
    に押し込むと直ちに磁気セル3に対して活性化する。 これにより、インサート1とアプリケータ要素6とのしっかりした磁気連結が全治療処置中に得られる。

    【0013】図3のアプリケータ要素6は、ぎざぎざの表面を有する刻み付き部13を中央部位の外周沿いに設けているので、口腔分がこのアプリケータ要素6に付着している場合でも、インサート1を手で確実に螺入することができる。

    【0014】アプリケータ要素6は、インサート1に付着した異質の金属不純物とインプラント環境中の異質の金属不純物とを防止するため、他の部品と同様に純チタンで作られている。 O−リング10は、シリコン又は医学界で許可された別の物質で構成することができる。 O
    −リング10は、治療中、工具9とアプリケータ要素6
    が滑動しないようにする。

    【0015】治療の際には、インサート1をアプリケータ要素6中に、両部品の偏平領域4、4'が相互に係合した状態で装着する。 磁気効果によって、このインサート1は、底部リミットストップ部20まで正確なはめあいで引き寄せられ、この後、インサート1とアプリケーション要素6を一体として取り扱うことができる。

    【0016】インプラントの露出ヘッド部と周囲の歯肉とを念入りに掃除し、消毒し、且つ流し出し、続いて、
    インプラントヘッドに軽く着座していると感じるまでインサート1をアプリケータ要素6と一緒に手で螺入する。 次に、ラチェットねじ回し9をアプリケータ要素6
    に装着し、ねじ込み処置をトルクロックが誘発されるまで続ける。 インサート1がインプラントに堅固に連結されると、直ちにアプリケータ要素6を簡単に引き抜くことができる。

    【0017】修正実施例では、O−リング10の上方に位置する係合部位をアプリケータ要素6に着脱可能に連結することができるので、工具9を変えると別のキャリア要素をアプリケータ要素6に載置することができる。
    また、この場合、モータでインサート1を螺入する従来の装置を使用することもできる。

    【0018】また、ソケットヘッドねじのレンチが係合する窪みをアプリケータ要素6の上端面に形成することもできる。

    【0019】さらに、磁気セル3の代わりに、同様に気密にして溶着し且つアプリケータ要素6中の磁気セル1
    2と相互作用する強磁性合金を、インサート1に内設することができる。

    【0020】また、インサート1の円周沿いの8つの偏平領域4の代わりに、8よりも少ない数の偏平領域4を設けることもできる。 また、扁平領域4をインサート1
    の円周の下方部位側に形成することもできる。

    【0021】

    【発明の効果】このように、インサートは、インプラントに確実に且つ極めて堅固に螺入することができる。 磁気保持により、全体的に超小型のインサートがアプリケータ要素から抜けることは反射運動の効果を受けても起こり得えず、インサートを咽喉領域中に装着している場合に、もしかして飲み込むことは起こり得ない。 インサートをインプラントヘッドに安全に載置すると直ちにインサートを、例えば周知の外科用ラチェットねじ回しで堅固に螺入することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の実施例を示すインサート及びアプリケータ要素の係合状態の説明図である。

    【図2】インサートの一部断面図である。

    【図3】アプリケータ要素の別の実施例を示す一部断面図である。

    【符号の説明】

    1 インサート 2 シャンク 3 磁気セル 4 偏平領域 5 狭小部位 6 アプリケータ要素 7 凹部 8 偏平領域 9 ラチェットねじ回し 10 O−リング 11 エッジ 12 強磁性セル 13 刻み付き部 14 カップ形状 15 ねじ 16 中空円柱状部位 17 シェル 18 環状溝 19 空間 20 リミットストップ部

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