Method of manufacturing a dental magnetic attachment keeper

申请号 JP23292492 申请日 1992-08-07 公开(公告)号 JP2746337B2 公开(公告)日 1998-05-06
申请人 日立金属株式会社; 发明人 TANAKA KYOMI; SHIMIZU HIDEAKI;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 キーパー本体とこのキーパー本体に取り付けられた取っ手とよりなる歯科用磁気アタッチチメント・キーパーの製造方法において、キーパー本体素材に取っ手素材を溶接して得られたキーパー素材を一対の一体化されたキーパー本体素材と取っ手素材とを切断の単位として切断することにより2以上の歯科用磁気アタッチメント・キーパーを得ることを特徴とする歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は歯科用磁気アタッチメントの歯根側根面板にセットするキーパーの製造方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】義歯を口腔内に固定する際に永久磁石と軟磁性合金との間に作用する磁気吸引を利用する試みは従来から種々行われて来ている。 係る試みについては例えば「T.R.Jackson:オッセオインテグレーテッド・インプラントに対しての希土類磁石による維持装置の応用、オーラル・マキシロフェイシャル・インプラント.Vo1.1(1987), No.2, 77〜89項」に種々記載されている。

    【0003】 図4はこのような永久磁石の磁気吸引力を利用した歯科用磁気アタッチメントの例をその要部縦断面図として示し、歯科用磁気アタッチメントを構成するキーパー1及び永久磁石組立体2の歯腔内における配置を示す。 図4において根面板3は金合金等の耐食性非磁性材料により歯根4内に埋設され、SUS447J1
    等の耐食性磁性ステンレス鋼により円板状に形成されたキーパー1が根面板3の端部に鋳ぐるみにより一体に埋設される。

    【0004】また義歯床5bには義歯5aが植設されると共に根面板3と対向する位置に永久磁石組立体2が埋設される。 永久磁石組立体2は耐食性磁性ステンレス鋼からなるケース内に永久磁石を密閉封止して形成され、
    この永久磁石組立体2と根面板3に埋設したキーパー1
    との間には磁気的吸引力が作用する。 この磁気的吸引力によって義歯床5bは歯根4に押し付けられ、義歯床5
    bに植設された義歯5aを口腔内に安定させることができる。

    【0005】 次に以上の図4を用いて説明した歯科用磁気アタッチメントに用いられるキーパー1の形態を
    に示す。 キーパー1は義歯加工士に納入する段階では取っ手1bを有し、一般に義歯加工士は取っ手1bをピンセットで把持してキーパー本体1aを所定形状に加工する。 かかる加工が終了した後に取っ手1bはキーパー本体1aから切断、除去されキーパー本体1aが根面板3の所定位置にセットされる。 このような従来の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法は、通常ステンレス丸鋼を所定長に切断して得られた取っ手1bを、
    キーパー本体1aに一個づつ溶接により固着するというものであった。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】しかし以上に説明した従来の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法については次のような問題があった。 すなわち従来の製造方法では取っ手1bを一個づつキーパー本体1aに溶接、固着する作業が必要であり、係る作業が必要であるということ自体がキーパーの製造効率が非常に低いということの原因となっていた。 また従来の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法では、取っ手1bを人手によりピンセットを用いて把持しキーパー本体1aに一個づつ溶接により固着しており、その際にピンセットにより取っ手1bを把持する作業は容易ではなく、この工程が歯科用磁気アタッチメント・キーパー製造の機械化を図る上での阻害化要因となり、作業の能率を悪化させる原因となっていた。 したがって本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、製造効率を飛躍的に向上させることができる歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法を提供することを目的とする。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】すなわち本発明の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法は、キーパー本体とこのキーパー本体に取り付けられた取っ手とよりなる歯科用磁気アタッチチメント・キーパーの製造方法において、キーパー本体素材に取っ手素材を溶接して得られたキーパー素材を一対の一体化されたキーパー本体素材と取っ手素材とを切断の単位として切断することにより2以上の歯科用磁気アタッチメント・キーパーを得ることを特徴とする。

    【0008】

    【作用】本発明の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法では、キーパー本体を構成するための棒材外周面の軸方向に沿って取っ手を構成するための素材を溶接等により固着して製造したキーパー素材を横断して歯科用磁気アタッチメント・キーパーを製造することができるので、その製造工程の機械化が容易となり極めて簡便なキーパーの製造が可能となり歯科用磁気アタッチメントの製造効率が向上される。

    【0009】

    【実施例】次に本発明の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法の実施例を図面に基づき説明する。 図1に示されるように、キーパー1はキーパー素材11を切断して製作される。 またこのキーパー素材11は次のようにして製造される。

    【0010】図2に示すように波板状の取っ手素材11
    bを準備し、キーパー本体1aの素材すなわち図1に示される本体素材11aにかかる波板状の取っ手素材11
    bをレーザー溶接、その他の溶接手段によって固着する。 そのようにして得られたキーパー素材11を図1に示すように精密切断加工機で所定厚さに横断することによりキーパー1が完成する。 以上の製法によりキーパーを製造する場合には、7,000ケのキーパーを製造するにあたって、キーパー本体素材11aに取っ手素材1
    1bを溶接固着してキーパー素材11を製造する作業から、かかるキーパー素材11を横断してキーパー1を完成するまでの工程を2時間で終了するという実績を挙げることができた。 これに対して従来の円断面の取っ手を1個づつキーパー本体1aに溶接する方法ではキーパーを1000ケ製造するのに30時間程度要していた。 なお、以上の例では取っ手素材11bとして波板状のものを示したが、図3に示すように平板状の取っ手素材となすこともできる。

    【0011】

    【発明の効果】以上のように本発明の歯科用磁気アッタチメントのキーパーの製造方法によればキーパー本体素材に取っ手素材を溶接して得られたキーパー素材を一対の一体化されたキーパー本体素材と取っ手素材とを切断の単位として切断することにより2以上の歯科用磁気アタッチメント・キーパーを得る様にしたので、取っ手素材をキーパー本体素材に固着して得たキーパー素材を切断することによりキーパー完成品を直接製造することができキーパー製造の機械化が可能となり歯科用磁気アッタチメントのキーパーの製造効率を飛躍的に向上することができるという効果が奏される。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法の一実施例を示す斜視図である。

    【図2】 本発明の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法を実施するにあたり用いられるキーパー素材を示す斜視図である。

    【図3】 本発明の歯科用磁気アタッチメント・キーパーの製造方法を実施するにあたり用いられるキーパー素材の他の例を示す斜視図である。

    【図4】 歯科用磁気アタッチメントの構造を示す図である。

    【図5】 歯科用磁気アタッチメント・キーパーを示す斜視図である。

    【符号の説明】 1 キーパー 1a キーパー本体 1b 取っ手 2 永久磁石組立体 3 根面板 4 歯根 5a 義歯 5b 義歯床 11a キーパー本体素材 11b 取っ手素材

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) A61C 8/00 A61C 13/235

    QQ群二维码
    意见反馈