Tooth implant system

申请号 JP2001552819 申请日 2000-01-24 公开(公告)号 JP2003520101A 公开(公告)日 2003-07-02
申请人 サン−コン チャン; 发明人 サン−コン チャン;
摘要 (57)【要約】 本発明の歯牙インプラントシステムは、下顎骨及び/又はその歯槽骨に挿入されるインプラントと、このインプラントに結合されて補綴物を支持する支持体とを備える歯牙インプラントシステムにおいて、インプラント側から延長されたポストが支持体のボディーのソケットと結合され、支持体のボディーの外周には下顎骨及び/又はその歯槽骨と結合されるアンカリング手段を備える。 その結果、インプラントのみならず支持体も下顎骨及び/又はその歯槽骨に結合され、外 力 に対して大きい耐持力を発揮する歯牙インプラントシステムが提供される。 インプラント側のポストはインプラントと一体として形成されるか、別の連結ポストで構成され、インプラントと支持体をつなぐ。 インプラントは垂直方向のみならず 水 平方向へも構成されるのが可能であるが、そうすると、下顎骨及び/又はその歯槽骨に対してT字形の3次元的な歯牙インプラントシステムが構成されて、下顎骨及び/又はその歯槽骨の高さが小さい場合でもインプラントシステムを施術できるようになる。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 下顎骨及び/又はその歯槽骨に挿入されるインプラントと、このインプラントに結合されて補綴物を支持する支持体を備える歯牙インプラントシステムにおいて、 前記インプラント側からポストが延長され、 前記支持体のボディーの内部に前記インプラントのポストと結合されるソケットが形成され、 前記ボディーの外周に前記下顎骨及び/又はその歯槽骨と結合されるアンカリング手段を備えることを特徴とする歯牙インプラントシステム。 【請求項2】 前記インプラント側のポストが前記インプラントと一体として形成されたポスト部であることを特徴とする請求項1記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項3】 前記インプラントにソケットホ−ルが形成され、前記インプラント側のポストが、 前記支持体のソケットに結合される第1ポスト部と、前記インプラントのソケットホ−ルに結合される第2ポスト部とを有する別の連結ポストで構成されることを特徴とする請求項1項記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項4】 前記インプラント側のポスト又は第1ポスト部と前記支持体のソケットとが、互いに対応するテーパーを有して相互テーパーロッキング結合をすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項5】 前記インプラント側のポスト又は第1ポスト部と前記支持体のソケットとが、互いに対応する雄ねじ部及び雌ねじ部を有して相互にねじ結合をすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項6】 前記支持体のアンカリング手段がそのボディーの外周に円周方向又はこれに直交する方向に形成された保持用の凹部であることを特徴とする請求項1項記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項7】 前記支持体のアンカリング手段が、そのボディーの外周の中間が内側に湾曲されて形成された凹面部であることを特徴とする請求項1記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項8】 前記連結ポストの第2ポスト部と前記インプラントのソケットホールとが、互いに対応するテーパーを有して相互テーパーロッキング結合をすることを特徴とする請求項3記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項9】 前記連結ポストの第2ポスト部と前記インプラントのソケットホ−ルとが、互いに対応する雄ねじ部及び雌ねじ部を有して、相互にねじ結合をすることを特徴とする請求項3記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項10】 前記インプラントが水平方向に延長されて、前記下顎骨及び
    /又はその歯槽骨に対して水平又はこれにより所定の角度だけ斜めになった方向に挿入され、 前記支持体が、前記下顎骨及び/又はその歯槽骨に対して垂直または、これにより所定の角度だけ斜めになった方向に挿入されて、 前記インプラントと前記支持体とが、前記連結ポストによって結合されることにより3部材が前記下顎骨及び/又はその歯槽骨内でT字形の結合を形成することを特徴とする請求項1又は3に記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項11】 前記水平形インプラントの先端に前記下顎骨及び/又はその歯槽骨に対するアンカリング手段を備えることを特徴とする請求項10記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項12】 前記水平形のインプラントの両端に、各々前記下顎骨及び/
    又はその歯槽骨に対するアンカリング手段を有して、前記下顎骨及び/又はその歯槽骨に結合される二つのリングを備えてなることを特徴とする請求項10項記載の歯牙インプラントシステム。 【請求項13】 前記水平形インプラントの両端に、各々前記連結ポスト側に延長される傾斜面が形成され、 前記インプラントが概略台形状の断面を有することを特徴とする請求項9記載の歯牙インプラントシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【技術分野】 本発明は、歯牙インプラントシステムに関し、さらに詳細には骨融合形の歯牙インプラントシステムに関するものである。 【背景技術】 歯牙インプラントの概念は当業界によく知られている。 このシステムは、歯槽骨にインプラント(implant)を挿入し、骨に骨融合させてから、このインプラントに人工歯牙の支持物になる支持体(abutment)を結合するという、比較的に簡単な概念であるが、様々な方式のシステムが提案されている。 しかし、今まで提案されて使用されている各種のインプラントシステムは、スクリュータイプ(screw type)と、非スクリュータイプ(non-screw type)とに区別できる。 まず、図1Aに図示されたのは、最初に提案されて、現在でもよく使用されているスクリュー方式のシステムであるが、例えば、アメリカ特許4、330
    、891号、4、763、788号、4、824、372号、5、064、37
    5号、5、064、425号、5、069、622号、5、080、589号、
    5、098、293号、5、125、841号、5、145、371号、5、1
    54、612号、5、269、685号などが付与されて“ブレーンマーク(Bra
    nemark)システム”という商品名で販売されているシステムである。 図面で、このシステムは、固定タップ(self-tapping)が形成されているスクリューF1が外周に形成され、歯槽骨Sに挿入及び骨融合されるインプラントI1、その内周にねじ結合される支持体スクリューN1によって、インプラントI1に固定される支持体(abutment)A1、さらに補綴物の固定用のスクリューN2によって、支持体A1に結合される補綴物の接続体Eなどを包含し、構成される。符号T1は、インプラントI1が、歯槽骨Sと骨融合されるまでインプラントI1のねじの穴を遮蔽し、食べ物の残り物などが入り込むことを防止するための補助スクリューであり、
    点線は、癒えて治療されてから 加工及び設置される補綴物Pである。 このようなスクリュー方式のインプラントシステムは、所要部品の数がたいへん多く、製造及び維持原価が高くて、値段が高く、施術が複雑なので、歯科医のコストが高くなるという短所がある。 特に、このシステムは、部品間の結合がねじN1、N2の結合からなるので、交合力など、耐えられる最大外力は結局、ねじ山の外径(width)の大きさ、及びインプラント体の幅(width)、及び長さ(length)
    によるものなので、その持ち耐える力(耐持力)が小さくて、それが耐えられなかった場合には、スクリューによる固定状態が得られなくなるなどの発生の原因となる。 さらに、スクリュー方式のインプラントシステムは、口腔内で機能的な交合機能を果たす時、圧縮力には比較的に強いが、これを引く引張力が大きくなると、
    使用によるスクリューの崩壊が発生しやすくなる。 さらにインプラント/支持体の相互接続の状態が不良になることにより、発生する隙間は細菌の侵入する通路になって、 衛生上の問題及び回りの組織に炎症を引き起こす原因となる。 これに対し、図1Bと、図1Cに図示された非スクリュー方式のインプラントシステムは、部品間の結合を表面の摩擦力に基ついたテーパーロッキング(locking t
    aper)方式による。 まず、図1Bに図示されたのは、アメリカ特許4、547、157号と、4、6
    87、443号などが付与されたトーマス・ディー・ドリスケル(Thomas D. Dri
    skell)のシステムで、ポスト形態のインプラントI2の上部に備えたコーン部P1を支持体A2のソケットO1にテーパーロッキング方式で結合する簡単な2ピース方式の構成である。 符号T2は、キャップ形態の臨時的な支持体であり、F2 はアンカリング(anchoring)のためのピンである。 一方、図1Cの構成は、図1Bの方式と類似するテーパーロッキング方式の構成であって、関係特許は把握できないが、バイコン(Bicon)という商品名でアメリカの市場で商業的に成功したシステムである。 この構成は、歯槽骨S内に挿入されるインプラントI3の内部に上方に向かって拡大されるテーパー面を備えるソケットO2を形成し、支持体A3の下部にこれに対応するテーパーを備えるポスト部P2を延長し、ソケットO2とポスト部P2の表面間の摩擦力により支持体A3をインプラントI3に結合する、同じく2ピース方式の構成である。 支持体A3の上方部には拡張されるフレア(flare)部H1を備えて、両側に切開され、傾斜面H2を形成するほぼ切頭円錐形のヘッドHが備えられる。 符号T
    3は、ソケットO2に挿入され、癒えて治療されている間、これを遮蔽しておくプラスチック材のプラグである。 このような幾つかの従来のシステムは、共通的に歯槽骨Sに対する結合は、インプラントI1〜I3のみに依拠し、補綴物Pを支持する支持体A、A1、A3はこのインプラントIと結合されるようになっている。 ところが、交合力などの外力は補綴物Pを通じて支持体Aに伝達されるので、結局これらのシステムの強度は、支持体
    AとインプラントIの間の結合力と支持体A自体の強度による。 相対的に直径の小さいねじN1、N2のねじ山によって結合が維持される図1Aのスクリュー方と比較すると、図1Bと図1Cのテーパーロッキング方式は、結合力がはるかに高くて、緩み・ぐらつきなどの問題はないが、その最大強度は、結合部位の最小直径による。 即ち、図1Bの構成は、インプラントI2の頸部X1、図1Cの構成は支持体A3の頸部
    X2の直径がそれぞれシステムの最大支持強度を決定するようになる。 これら二つのシステムにおいて全体システムの直径を十分大きくしても、その頸部X1、X2はこれより小さい直径を有するようになるので、特に、臼歯など強い交合力を要する歯牙の場合は、破断が発生しやすい。 このような持ち耐える強度の問題が従来のインプラントシステムの一番致命的な問題であって、至急な改善が求められている問題である。 図1B又は図1Cのシステムの他の問題としては、これらの構成は図1Aの構成とは違って、適当な接続体などの附属物の設置がなくて、補綴物Pの附着がセメント作業(cementation)のみになる。 補綴物Pの位置は、インプラントIの歯槽骨S内の位置と、該部位の歯肉(gum)の厚さとによって変わるが、このようにセメント作業のみで補綴物Pを附着する場合には、施術の際に十分注意しないと、正確な補綴物Pの位置を維持できないという問題がある。 図1A乃至図1Cの従来のインプラントシステムの他の共通な特徴は、これらのインプラントIが2方向性を有することにより、アンカリング力が、主に下顎骨B及び歯槽骨Sに対する挿入深さとインプラントの幅及びまわりの歯槽骨Sの強度によって決定されるというところである。 ところが、下顎骨B1の両側の面には、図2A
    に図示されたように神経と血管の通路である下歯槽神経管(mandibular canal)C
    が通過している。 これによりインプラントIの最大挿入深さdはこの下歯槽神経管
    Cと少なくとも1〜2 mm 程度の間隔がなければいけない。 従って、従来のシステムは、一部の歯牙に対してそのインプラントIを十分に挿入できないので、やむをえず長さの短いインプラントIを選ばなくてはならないが、そうすると、インプラントIの支持力が小さくなるから、交合力などの問題が引き起こされる。 ここで歯槽骨S1は図2Aの下顎骨B1の上部で、自然歯牙を支持するソケットを構成する部分である。 従って、自然歯牙が脱落したら、人体の生理的な現象により歯槽骨S1は、点線で示したように、下顎骨B1に徐々に吸収される現象が生じ、その結果インプラントIの挿入可能な深さは、さらに減少するようになる。 結局、
    従来のシステムは下歯槽神経管Cの深さが浅いか、自然歯牙の脱落から長期間が経過した患者には施術が殆んど不可能な問題が引き起こされる。 このような患者にインプラントシステムを施術するためには、インプラントIの挿入の可能な深さdを増加させるために骨接木(bone graft)手術を先行してしなければならない。 一方、図2Bに図示された上顎骨B2の場合はこのような問題がさらに深刻である。 即ち、顔の両側の上顎骨B2には上顎洞(maxilliary sinus)Mという空間が存在するために、特に上顎洞M下部の下顎骨B2の深さは、歯槽骨S2を別途に区別しかねるほど相当小さい。 従って、従来のシステムとしては、インプラントIの固定に十分な深さを確保することが相当難しい。 特に、上顎骨B2でも、自然歯牙Tが脱落してからは、上顎洞M下部の部分が図2A
    で点線で示したように下部に下がってくるから(neumatization)、インプラントI
    の挿入可能な深さがさらに減少するので、自然歯牙Tの脱落から時間が経過すればするほどこの問題はさらに深刻になる。 これによって従来では、上顎または下顎骨Bの歯槽骨SなどインプラントIが挿入できる骨の高さが十分ではないと、インプラントIを施術する前に、下顎骨B1
    とか上顎洞Mの粘膜内に、他の部位の骨とか人工骨を挿入する骨接木または上顎洞挙上(lift)手術を行うのが一般的だった。 しかし、このような施術方法は手術の後、6箇月〜1年が経過して、挿入された骨が本当の下顎骨Bと完全に結合されるところから、インプラントIの施術が可能になるために、時間的にも費用的にも大きい負担を患者にかけさせる問題を引き起こす。 このような従来の問題点を勘案して本発明の主な目的は、システムが全体的に骨とのアンカリングに寄与し、外力に対する耐荷重強度(耐持力)に非常に優れていて、迅速で容易に正確な施術ができる歯牙のインプラントシステムを提供することにある。 本発明の二つ目の目的は、インプラントが挿入される下顎骨の高さが低い場合にも施術できるし、優秀な耐荷重強度を発揮する歯牙インプラントシステムを提供することにある。 本発明の三つ目の目的は、上顎洞の下部の下顎骨の高さが十分ではない場合にも、先行手術なしにすぐ施術のできる歯牙のインプラントシステムを提供することにある。 【発明の開示】 本発明の一つ目の目的を達成するシステムは、インプラントから上側に延長されるか、これと結合されるポストと結合される下向開放のソケットが支持体の内部に形成され、このソケットの外側壁になる支持体の外周に下顎骨と結合される
    1 つまたは複数のアンカリングの手段が形成されることを特徴とする。 このような構成によると、本発明の支持体の下端は従来の構成と比べ、下顎骨内の相当な深さまで進入することになるが、そうすると、従来と同じくインプラントが下顎骨にアンカリングされるのみならず、支持体もアンカリングの手段によって下顎骨と結合されアンカリングされるから、本発明のシステムはその全断面が外力に対し、一体となって抵抗することができるようになって、たいへん大きい耐荷重強度を発揮するようになる。 本発明の二つ目の目的を達成するあるシステムは、3ピースシステムと構成されるが、これは支持体と平または、これにより所定の度だけ傾斜された状態で下顎骨に設置される水平または傾斜形のインプラントと、支持体とインプラントをつなげる連結ポストを備える。 このような構成によると、インプラントは下顎骨に対して水平に近い方向で挿入され、垂直に近い方向で挿入される支持体と連結ポストによって、“T”字形でつながるので、3次元的なアンカリングができ、インプラントの挿入可能な深さが十分ではない場合にも強固なアンカリングができるようになる。 本発明の三つ目の目的を達成するシステムは、水平方向のインプラントが上顎骨内に口腔舌(bucco-lingual)方向で挿入されるか、その両端が上顎骨の頬側の口腔皮質板(buccal cortical plate)及び、口蓋側の口蓋骨板(palatal plate)に各々固定されるが、このような構成によると、支持体とインプラント、そしてポストがT字形の3次元的なアンカリングを形成するから、上顎洞の下部の下顎骨の高さが十分ではない場合にも、上顎洞の挙上術などの先行手術なしにすぐインプラントシステムの施術ができるようになる。 本発明の三つ目の目的を達成する他のシステムは、水平のインプラントが台形の形態の断面を有する短いバー(bar)で構成される。 このような構成によると下顎骨の幅の狹い場合にも同じく強固なアンカリングができるようになる。 このような本発明のシステムの具体的な特徴及び、他の特徴と利点は、添付された図面を参照して以下の望ましい実施例の説明からさらに明らかになる。 【発明の実施のための最善の形態】 図3及び図4には本発明のシステムを2ピースで実施した構成を例示しているが、これは下顎骨に対する挿入の深さが比較的に十分な場合に使用して適切な構成である。 図面で、本発明のシステムはインプラント1と支持体2の二つの部材から構成されるが、まずインプラント1は歯槽骨Sとの結合力を向上させるためのピン
    13などのアンカリング手段を備える概略垂直方向のボディー11と、ボディー11の上端から上方に延長されるテーパー状のポスト部12を有する。 一方、支持体2はインプラント1のポスト部12のテーパーに対応するテーパーを有するソケット22
    をその内周に有して、外周に保持用の溝(保持溝または凹部)23などのアンカリング手段が形成されるボディー21を備える。 ここで支持体2の外周に沿って陥没するように形成された保持用の溝23は支持体2が歯槽骨Sと骨融合される際、歯槽骨Sの骨がこの溝23内に成長することにより支持体2と歯槽骨S間の結合力を増加させるようになる。 この溝23は望ましくは支持体の下端部に形成され、その数も一つのみならず図3及び図4に点線で図示したように2以上の複数で形成されることができる。 さらに図4に点線で図示したように溝23が延長される円周方向に直交する軸方向の短い複数の溝(凹部)23が附加的に形成されてもよい。 一方、十分なアンカリング力の発生のために支持体2の下端は歯槽骨Sの表面から少なくとも数mm 以上挿入されるのが望ましい。 本発明者の推定によると、支持体2の下端は歯槽骨Sの表面から約6mm以上挿入されるのが望ましく、アンカリング手段である保持用の溝23の上端は約4mm程度以上の深さであることが望ましい。 さらに望ましくは、支持体のボディ−21の外周はその中間が内側に湾曲され、
    凹面(concave-portion)部24を構成するように形成する。 そうすると支持体2が歯槽骨Sと骨融合される際、この凹面部24に骨が進入し、支持体2をリング形態に包む機械的なウェッジ(wedge)を形成するようになるから、支持体2と歯槽骨Sをさらに強固に結合させる追加的なアンカリング手段を構成するようになる。 これにより本発明のインプラントシステムは歯槽骨Sに挿入され、骨融合されたインプラント1のポスト部12を、同じく歯槽骨Sに骨融合された支持体2のソケット22が包んで結合した構成になるから大変強固な結合が保障できるようになる。 一方、支持体のボディー21の上部には望ましくは、補綴物Pとの連続性のために概略自然歯牙の標準幅径と一致するように拡張され、概略歯肉Gの下部に位置する、上方にほぼ開いた形態のフレアー部25と、補綴物Pを支持するように上方に延長されるポスト部26とを備える。 ここでポスト部26は補綴物Pが正確な位置及び形態を有して強度を維持するようにするものであるが、さらに望ましくは金属材の接続体(coping)K1と一緒に使用される。 このためにポスト部26は金属材の接続体K1と共に結合されるテーパー面を有し、フレアー部25とポスト部26の間には必要に応じてプラスチック材などの袖口部材又はリング部材であるカフ(cuff:K2)が結合される段部27が形成されるのが望ましい。 このカフK2は金属材の接続体K1の設置の際、その下部を支持することに使用できるが、主に臨時的なレジン歯牙を設置したり、支持体2上に直接アクリルレジン歯牙を製作することに使用されるものであるから、本発明の構成に必須のものではない。 このようなシステムにおいて、インプラント1と支持体2は各々対応テーパー面を有するインプラント1のポスト部12と支持体2のソケット22の表面の間の摩擦力によって、いわゆる “テーパーロッキング(locking taper)” 結合をするようになる。 ところが、ここでテーパーロッキング結合は二つの金属面の間の直接的な密着による摩擦力の発生であるから、インプラント1のポスト部12と支持体2のソケット22のテーパーを有する表面は相当高い加工精密度で製作されないと十分な結合力を発揮できないようになる。 このような製造に要求される精密度を下げるためには、インプラント1と支持体2の間の結合に他の機械的な結合手段を併用するのが望ましい。 このためにインプラント1のポスト部12の上部にはリング状の陥入した凹部(周溝)12aが形成されて、弾性金属のワイヤで構成されたC-リングR1が設置できる。 そうすると、
    C-リングR1は楔の役割によってインプラント1と支持体2の間の結合力をさらに強くする。 金属材の接続体K1が結合される支持体2のポスト部26にも、リング状の凹部(周溝)26aを形成して他のC-リングR2が結合可能である。 しかし、一般的にインプラント1に支持体2を結合したり、支持体2に金属材の接続体K1を結合したりする際には、テーパーロッキングの結合のみで十分であるからC-リングR1、R2の使用は必要ない。 C-リングR1、R2は製造または取扱上の不良などの原因によってテーパーロッキングの結合がうまくでき上がらなかったり、施術上の問題などによって一度テーパーロッキング結合されたところを分離して再結合する場合などに、補助的な結合手段として使用するのが望ましい。 このような方式によると、高価な材料による高精度のインプラントシステムの部品を無駄なく使用できるようになって、本発明のシステムの経済性がさらに向上する。 以上で説明された本発明のシステムの望ましい施術の方法は、まず歯槽骨Sを穿孔してインプラント1を歯槽骨Sの中に挿入すると、歯槽骨Sが徐々に成長してインプラント1と結合するといういわゆる骨融合の現象が起こるようになる。 このような癒えつつある治療過程は患者と骨の質によって9週から数ヵ月が必要となるが、骨融合の過程が完了してインプラント1が歯槽骨Sに完全に結合されてから、インプラント1の上に支持体2を結合し、この支持体2に適切な補綴物Pを支持させることによって、歯牙インプラントシステムが完成される。 この過程までは本発明のシステムも従来のシステムと似た面はあるが、本発明のシステムの最も顕著な特徴はインプラント1に結合された支持体2と歯槽骨Sが後続的な骨融合を起こすというところである。 即ち、本発明のシステムはインプラント1に支持体2を結合した初期には、従来と同じく歯槽骨Sに対するインプラント1のアンカリング力のみにシステムが支持されたが、後続的に支持体2と歯槽骨Sの間の骨融合が進行されて支持体2もアンカリング力を発揮するようになる。 これにより本発明のシステムはインプラントシステムの施術の後に時間が経過するほど、ますますアンカリング力が大きくなって外力に対して耐える力が増加するという特有の効果を発揮するようになる。 さらに従来のシステムの場合は、このアンカリングがインプラントIにのみ形成されて、このインプラントIに結合された支持体Aが補綴物Pに加えられる交合力などの外力に対して抵抗するから、その最大の耐える力は支持体Aの最小直径が決定するようになる。 これに対し本発明のシステムは、インプラント1のみならず保持用の溝23及び2
    4(凹部)によって支持体2も歯槽骨Sにアンカリングされるから、システムの全断面績が外力に抵抗するようになり、もし、支持体2と歯槽骨Sとの結合が破壊されてもインプラント1が歯槽骨Sと結合を維持するから、外力に対して耐える力(
    持ち堪える力)が大変大きい歯牙インプラントシステムが提供されることとなる。 図5A及び図5Bにはインプラント1のポスト部12が歯槽骨Sの上の歯肉G上に延長されるか否かによって、本発明のシステムをサーブマージタイプとノンサーブマージタイプとに区分して図示している。 ここでサーブマージタイプ(submerged t
    ype)は骨融合による癒えつつある治療過程の速度が、インプラント1の挿入の後、歯肉Gを封合するからこそ促進されるという旧理論によるものであり、ノンサーブマージタイプ(non-submerged type)は歯肉Gの封合が癒えつつある過程の速度に影響を与えなかったという新理論によるもので、既存のインプラントシステムは両理論によって二つの方式に分けている。 本発明のシステムは両形態のどちらでも構成が可能で、施術される患者と歯牙の位置などの要求条件によって選択的に適用できる。 以上の実施例でインプラント1のポスト部12と支持体2のポスト部26は同軸上に位置して全体的に直線状の構成を有する。 しかし、たとえば、上顎の前歯部などの場合には、インプラント1を挿入できる最適の方向と歯牙が延長される最適の方向とが互いに違う。 これに対処するため、図6A及び図6Bには、各々のテーパー部26が所定の角度だけ斜めになっている傾斜支持体201、202を図示している。 まず図6Aの構成は外観上は直線的であるが、ソケット22の中心軸が支持体201の中心軸と傾斜を有して、これに結合されるインプラント1と傾斜を有するようになる。 このような構成は傾斜角が小さい場合には別に問題がないが、ある程度以上大きくなると、ソケット22の側壁を形成する支持体201の厚さが、斜めになっている支持体201の中心軸の両側に大きい差異を有するようになるために強度上の問題が発生する恐れがある。 これにより図6Bの構成においては、支持体202及びポスト部26の中心軸自体が、ボディー21の中心軸と所定の角度だけ斜めになっている傾斜支持体を構成している。 一方、図 7A乃至図 7Cにはインプラント1、101に実施することができる回転防止の手段が図示されている。 このような回転防止の手段はスクリュー方式のシステムにおいてインプラント1が下顎骨Bに結合されてから、他の部品らをねじ結合する場合、インプラント1の遊動を防止して骨と結合される表面積を増加させるには特に有効であるが、他の方式のシステムにおいても補綴物Pに加わった外力によってインプラント1が遊動し、歯槽骨Sから分離されるのを防止することに有効である。 まず図 7Aの構成は、インプラントボディー11の外側にアンカリングのためのフィン(複数の環状突起または羽根部)13aを突出形成してその円周上の一部を切開して垂直チャンネル14aを形成した構成である。 そうすると、歯槽骨Sの成長時、この垂直チャンネル14a内部に進入し、結合して円周方向に対する楔を形成することによって、インプラント1の回転を防止するようになる。 一方、図 7Bの構成は、インプラントボディー11の外周に、挿入手段及びアンカリング手段としてタッピングスクリュー13bを形成しているが、回転防止手段として、ボディー11を横に貫通する貫通穴14bを形成している。 そうすると、成長された歯槽骨Sが貫通穴14bの内側で合うようになるから、ボディー11の回転を防止すると共にアンカリングをさらに確固なものとする。 次に、図 7Cの構成はインプラントボディー11'とポスト部12が所定の傾斜角を形成するユニオン傾斜角方式のインプラント101の構成であり、このような構成は支持体2の中心軸に対してインプラントボディー11'が傾斜しているからさらに確実なアンカリングと回転防止とが同時に保証される。 一方、インプラントボディー11'の表面には、望ましくはフィン13が備えてなるが、このフィン13の延長方向は図示されたようにボディー11'の中心軸に直交するか、ポスト部(12)
    の中心軸に直交するように形成されることができる。 以上の説明では、本発明を主に本発明者が新たに構成した望ましい特徴を有する構成に対して説明したが、本発明のおもな特徴は従来のインプラントシステムにも適用されることができる。 例えば、図 8Aの実施例は、インプラント102と支持体203の間の結合にテーパーロッキングの代りに、図 1Aの従来の構成と同じスクリュー結合を採用している。 このためにインプラント102のポスト部12の外周には雄ねじ部12aが形成されて、支持体203のボディー21'内部のソケット22'にはこれに対応する雌ねじ部22a
    が形成されている。 このような構成によると、インプラント102を歯槽骨Sに挿入して骨融合があってから、このインプラント102に対して支持体203を回転させて両ねじ部12a、22aをねじ結合させることによってインプラント102と支持体203とが結合されることとなる。 このような図 8Aの構成が図 1Aの従来のスクリュー方式のシステムに比べて有する一番大きい利点は、インプラント102にねじ結合される支持体203も保持用の溝23によって歯槽骨Sに結合されるから、インプラント102と支持体203の全部が歯槽骨Sに固定されて、従来のスクリュー方式の固有な問題であった緩み・ぐらつきの問題が生じないようになる。 さらに両ねじ部12a、22aの入口が歯槽骨S内の十分な深さまで挿入された支持体203の下端になるから、これを通じた細菌の侵入の問題も発生しないようになる。 一方、図 8Bの構成は、支持体204の上方部が電球の形態のフレア−部H1と両面が切開されて傾斜面H2を形成している切頭円錐形のヘッドHを備えて、図1Cのバイコン(Bicon:商品名)のシステムと類似に構成した実施例である。 この実施例は図1Cの構成のように、インプラント103と支持体204との間の結合にテーパーロッキングの結合を使用しているが、支持体204のソケット22がインプラント103のポスト部12に嵌まった状態で支持体204の保持溝23が歯槽骨Sと結合されるから、図1Cの従来の構成に比べるとシステムの全断面が外力に対して抵抗するようになって、大変大きい耐持力を発揮できる。 さらに図8A及び図8Bの各インプラント102、103は、本発明の多様な適用可能性を示すために、図3乃至図7Cのアンカリング及び回転防止の手段らと若干違う変形の構成を図示しているが、前述した説明でその構成と機能を類推できるから、
    これに対する詳しい説明は省略することにする。 インプラント1の挿入後、歯槽骨Sと骨融合されて癒えつつある過程で、歯槽骨内にその後、支持体2が挿入される空間を確保すべきであるが、図9には本発明のシステムに使用される適切な臨時支持体5の望ましい実施例を図示している。 この臨時支持体5は永久的な支持体2と類似に、そのボディー51にインプラント
    1のポスト部12が結合されるソケット52が形成される。 これは、臨時支持体5はインプラントIが歯槽骨Sに結合されたら、除去されて永久的な支持体2が設置されるべきであるから、望ましくは臨時支持体5のソケット52はその後、分離及び除去が容易なように、インプラント1のポスト部12とゆるく結合されるが、このために臨時支持体5のソケット52はインプラント1のポスト部12より緩慢な傾斜のテーパー面を有するか、テーパーが殆んどなく垂直に近い状態で構成されるのが望ましい。 この場合、臨時支持体5のソケット52とインプラント1のポスト部12はその入口側でのみ微弱なテーパーロッキングによって一時結合される。 同じ理由で臨時支持体5のボディー51の外周には保持溝などの本発明の特徴であるアンカリング手段を備えていないし、歯槽骨Sが進入しないように凹面部24
    がなく直線的に構成されるのが望ましい。 一方、臨時支持体5は永久的な支持体2が挿入される空間を歯槽骨S内に形成する役割を果たすものであるから、その上部は別の機能的な構成なしに、平面ヘッド53で構成されることが望ましい。 図9で実線で図示されたヘッド53は、図5Aと同じサーブマージタイプのインプラント1に対して使用されることで、ヘッド53
    の上面が概略歯槽骨Sの上面のレベルまで延長される。 さらに、その上に点線で図示されたのは、図5Bと同じノンサーブマージタイプのインプラント1に使用されるのに適切な構成で、ヘッド53'の上面が歯肉Gの上面のレベル以上まで延長されている。 望ましくはこの臨時支持体5のヘッド53には、その設置及び分離のために適切な歯工具用の凹部54または突出部を備える。 一方、図10以下には、本発明の他の特徴である水平形インプラントを備える実施例が図示されている。 図10で、支持体2は基本的に以上の実施例らと同一の構成を有する。 一方、水平またはこれにより所定の角度傾斜された状態で設置されるインプラント3のボディー31にはポスト部が突出形成される代りに、ボディーの半径方向にソケットホール32が形成されているから、別の連結ポスト4によって支持体2とインプラント3が結合されることによって、3ピースのシステムを構成するようになる。 この連結ポスト4は上側の支持体2のソケット22に結合される第1ポスト部41と、下側のインプラント3のソケットホ−ル32に結合される第2ポスト部42を備える。 この結合に各々テーパーロッキング結合を採択する場合、連結ポスト4は上下のテーパーを備えた概略スピンドルの形態を有するようになる。 この方式のインプラント3は水平であるか(図10A)、上方に向けて斜めになるか(図10B)、下方に向けて斜めになるか(図10C)、適宜設置されることができるが、施術の便宜のためには、図10Cのようにインプラント3が上側から下方に向け進入されることが望ましい。 一方、支持体2の正確な進入及び結合を案内するために、ソケットホ−ル32の上部のまわりには望ましくは支持体2の下端を進入させるガイド凹部33が形成される。 さらにインプラント3の先端部は、歯槽骨Sに対する進入の便宜のために、進入方向の先端に向けてテーパー面を有する概略切頭円錐形の形態で構成されて、その外周にはタッピングスクリュー34aとか(図10A)、突出リム34b(図10B)、フィン
    34c(図10C)などのアンカリング手段を備えることが望ましい。 インプラント3の後端には内方六角穴(internal hexagon)35a(図10A)とか、スロット35b(図10B)、または、六角突出部の形態のボルトヘッド35c(図10C)などの、インプラント3を歯槽骨Sに進入させる歯工具のトルクを伝達できる適切な工具使用のための補助手段を備えることが望ましい。 図11には図10の水平形インプラントシステムによって下顎骨B、びその歯槽骨S
    に本発明のシステムを施術した状態が図示されている。 下顎骨Bには血管と神経の通路である下歯槽神経管Cが通過するから、インプラント3の下端はこの下歯槽神経管Cと少なくとも数mmは隔離されていないといけない。 歯科医師はまず下顎骨B1の頬側(buccal)または舌側(lingual)からインプラント3が挿入される水平孔10を穿孔してから、下顎骨B1の上部の歯槽骨S1側から連結ポスト4と支持体2が挿入される垂直孔20を穿孔する。 ここで水平と垂直の意義は正確な水平方向と垂直方向を意味するものではなくて、これから所定の傾斜角を有する方向を包含する広い概念の用語であって、施術の便宜上、水平形インプラント3は上方から下方に進入する傾斜を有するようになって、支持体2及び連結ポスト4は歯牙の位置によって垂直または、これにより若干傾斜した進入方向を有することが望ましい。 水平孔10と垂直孔20の穿孔が完了したら、まず、水平孔10にインプラント3を挿入してそのソケット孔32が垂直孔20と整列になるように調整してから、垂直孔
    20を通じて連結ポスト4を挿入し、その第2ポスト部42をインプラント3のソケットホ−ル32に結合する。 つぎに垂直孔20を通じて臨時支持体5(図9)を挿入して、そのソケット52に連結ポスト4の第1ポスト部41を結合さた状態で骨融合過程を経るようになる。 この状態で時間の経過によりインプラント3が下顎骨B1と骨融合するようになると、臨時支持体5を除去して永久的な支持体2を挿入し、そのソケット22を連結ポスト4の第1ポスト部41に結合させる。 そうすると、本発明のシステムは下顎骨
    B1及びその歯槽骨S1と概略“T”字形で強固な結合になるようになり、以後下顎骨B1及び歯槽骨S1が成長して永久的な支持体2に結合されてから、本発明のシステムはさらに完全なアンカリングを構成する。 このように本発明のシステムは、インプラント3と支持体2とが互いに他の方向に進入して3次元的な結合をするから、インプラント1と支持体2が同一の方向に進入する2次元的システムに比べて、はるかに優秀な耐持力を発揮するようになる。 これにより歯槽骨S1の吸収などによって、下顎骨B1に対する挿入可能な深さが小さくて従来のインプラントシステムの施術が不可能であった患者にも、骨接木などの事前手術なしに本発明のシステムの適用ができるようになる。 さらにインプラント3と下歯槽神経管Cの間に十分な距離を確保することができ、後遺症の発生とか、神経及び血管の損傷の危険が回避できる。 このような水平形インプラントシステムにおいてもテーパーロッキングの結合のみならずスクリュー結合の方式の採択が可能である。 即ち、図12Aに図示された実施例においては、連結ポスト401の第1及び第2ポスト部41'、42'に雄ねじ部41a、42aが形成され、インプラント301のソケットホール32'と支持体203のソケット22'には各々これに対応する雌ねじ部32a、22aが形成されて、相互にねじ結合によって一体化されるようになっている。 一方、図12
    Bに図示された実施例においては、支持体203と連結ポスト402の間の結合にはねじ結合が、連結ポスト402と水平形インプラント3との間の結合にはテーパーロッキングの結合が複合的に採用された実施例である。 一方、図13には水平形インプラントシステムを上顎洞Mの下部の下顎骨B2に適用した実施例が図示されている。 図示されたシステムの構成は下顎骨B1に設置される図11の構成と基本的に同様であるが、上顎洞Mの下部の上顎骨B2がU字形で大きく湾曲されているから、インプラント3は上顎洞Mの上顎骨(B2)の頬板部に両端が結合されるか(実線)、傾斜させた方向で骨B2に挿入される長い水平バーの形態(点線)で構成される。 このような図13の実線の構成は、上顎骨B2の歯槽骨Sの高さが小さい上顎洞M部分に主に適用され、図13の点線の構成はその外側で上顎骨B2の高さが十分な場合、インプラント3が頬側から舌側へ挿入される形態で、
    場合によっては図11と類似な構成のシステムも使用できる。 図14A及び14Bには図13の実施例に使用される上で適切な水平バー形態のインプラント3の望ましい構成が例示されている。 両図面でインプラント3は、連結ポスト4が結合されるソケットホ−ル32が形成されているバ−形態のボディー31'、31''を備え、望ましくは、インプラント3
    が入れられる先端側にはハウジングリング61が、後端側には端部固定リング62が結合される。 上顎骨B2の内部は軟骨材質であるからインプラント3はその外側の外層の骨(cortical bone)に結合されるべきであるから、望ましくは、両リング6
    1、62の外周には矢印で表示されている進入方向に対するタッピングスクリュー6
    1a、62aなどのアンカリング手段が形成されて、上顎骨B2の外層骨に固定を維持する。 図14Aと図14Bの構成は、各々本発明システムに適用できる他の実施例を図示しているが、図14Aの構成は、インプラントボディー31'が全体的にテーパーをを有する構成であって、符号35は、その設置のための歯工具用凹部である。 一方、図14Bの構成はインプラントボディー31''の両端にテーパー31a、31bが形成されて両端のリング61、62は、各々これらに対応するテーパーソケット61b
    、62bを備えていて、符号35は歯工具用スロットである。 このように図13の実施例は、長いバ−形態の水平形のインプラント3が上顎洞M
    両側の上顎骨B2に両端が固定されるか、上顎洞M下部の上顎骨B2に傾斜状態で挿入されるから、上顎骨B2の高さが十分ではない場合にも、上顎洞挙上などの先行手術を必要としないでインプラントシステムを設置できるようになる。 次の図15A及び図15Bに図示されるのは、基本的には水平形インプラントを使用する3次元的なシステムであるが、前歯など比較的骨Bの幅が狭い位置に施術される場合に適切な台形断面のシステムである。 このシステムの水平形インプラント7は、図15Aに図示されるように、そのボディー71に連結ポスト4が結合されるソケットホ−ル72が形成されていて、ボディー71の両端は図面の上側向けに傾斜面73a、73bを各々形成しているので、概略台形の断面を有する短いバ−形態のものとなる。 このような図15Aのインプラント7
    は、図15Bのように骨Bの水平方向に挿入されて、垂直方向に挿入される連結ポスト4と結合されてから、さらに垂直方向に連結ポスト4に結合される支持体2と一体化するように結合される。 そうすると、各部材はT字形の3次元的な結合を形成するようになって、インプラント7が短いバー形態で構成されるだけで、図11のシステムと類似なシステムを構成するようなる。 以上、本発明を幾つかの具体的な実施例を挙げて説明したが、これは単純に例示の目的であるだけで本発明を制限するものではない。 当業界に通常の知識を有する者であれば、次の請求の範囲で定義される本発明から、種々の変形と改良を導くことができるはずである。 【産業上の利用可能性】 上記する本発明のシステムは、インプラントのみならず支持体も下顎骨及び/
    又はその歯槽骨に結合されて、外力に対して大きい耐持力を発揮する歯牙インプラントシステムを提供するものであり、インプラント側のポストはインプラントに一体として形成されるか、別の連結ポストで構成されてインプラントと支持体を連結する。 インプラントは垂直方向のみならず水平方向にも構成されることが可能なので、下顎骨及び/又はその歯槽骨に対してT字形の3次元的な歯牙インプラントシステムが構成されて、下顎骨及び/又はその歯槽骨の高さが低くても、
    インプラントシステムを施術できるようになる。 【図面の簡単な説明】 【図1A乃至図1C】 図1A乃至図1Cは、各々従来のインプラントシステムの構成を示す断面図。 【図2A乃至図2B】 図2A乃至図2Bは、各々下顎骨と上顎骨にインプラントを設置する場合の制限事項を示す図面であって、図2Aは下顎骨の断面図、図2Bは上顎骨の側面図。 【図3】 図3は本発明によるインプラントシステムの構成を示す断面図。 【図4】 図4はその分解斜視図。 【図5A及び図5B】 図5A及び図5Bは本発明のシステムのサーブマージ及びノンサーブマージタイプの二つの形態を図示する断面図。 【図6A及び図6B】 図6A及び図6Bは本発明のステムに使用される傾斜支持体を示す一部切断側面図。 【図7A乃至図7C】 図7A乃至図7Cは本発明に使用されるインプラントの回伝防止手段の構成を示す側面図であって、特に図7Cは併合傾斜タイプの構成。 【図8A及び図8B】 図8A及び図8Bはインプラント、及び支持体とその結合手段の違う構成を示す分解側面図。 【図9】 図9は本発明で使用できる支持体の構成を示す断面図。 【図10A乃至10C】 図10は本発明の3次元的な構成のタイプのシステムを示す分解側面図であって、図10A乃至図10Cは各々水平形インプラントの互いに異なる構成を示す一部切断側面図。 【図11】 図11は図10のシステムを下顎骨に設置する構成を示す断面図。 【図12A及び図12B】 図12A及び図12Bはポストの他の結合方式を採用した本発明のシステムの実施例を示す一部切断の分解側面図。 【図13】 図13は本発明のシステムを上顎骨に設置する構成を示す概略側面図。 【図14A及び図14B】 図14A及び図14Bは各々図13の構成に使用できる水平形のインプラントの構成を示す側面図。 【図15A及び図15B】 図15A及び図15Bは前歯など狭い幅の骨に設置ができる台形のインプラントの構成を示す部分斜視図と結合状態の断面図。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

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