インプラント用アバットメントとクラウンの結合構造

申请号 JP2017550451 申请日 2016-05-19 公开(公告)号 JP2018502681A 公开(公告)日 2018-02-01
申请人 イエスバイオ ゴールド カンパニー リミテッド; 发明人 キム,タエ ウン;
摘要 本発明は、インプラント用アバットメントとクラウンの結合構造に関するものである。このために、本発明は、歯槽骨の抜歯孔に結合されたフィクスチャーの上部にアバットメントの下部が突き合わされてボルトで結合され、アバットメントの上部にクラウンの下部が嵌込結合されるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造において、アバットメントは、段差孔が形成されたアバットメント本体の下部に縁に沿って受け鍔が形成され、受け鍔の内側上部からアバットメント本体の縁に沿ってクラウン支持ガイドが形成され、アバットメント本体の上部に傾斜溝部が形成され、クラウンは、下部が開放されたアバットメント挿入溝がクラウン本体に形成され、アバットメント挿入溝の入口側の縁に掛け鍔が形成され、アバットメント挿入溝の内側面に衝撃吸収層が備えられ、アバットメント挿入溝の内側上部底面に傾斜突部が一体に形成されることを特徴とする。よって、本発明は、クラウンを介してアバットメントに衝撃が伝達することを防止できるようにして異質感を最小化できるようにし、クラウンのコンタクト部に挿入されたレジンのみを分離して新しいレジンを満たし入れて再使用が可能なようにしたものである。
权利要求

歯槽骨の抜歯孔に結合されたフィクスチャー(30)の上部にアバットメント(10)の下部が突き合わされてボルト(B)で結合され、前記アバットメント(10)の上部にクラウン(20)の下部が嵌込結合されるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造において、 前記アバットメント(10)は、段差孔(101)が形成されたアバットメント本体(11)の下部に縁に沿って受け鍔(12)が形成され、前記受け鍔(12)の内側上部からアバットメント本体(11)の縁に沿ってクラウン支持ガイド(13)が形成され、前記アバットメント本体(11)の上部に傾斜溝部(14)が形成され、前記クラウン(20)は、下部が開放されたアバットメント挿入溝(211)がクラウン本体(21)に形成され、前記アバットメント挿入溝(211)の入口側の縁に掛け鍔(22)が形成され、前記アバットメント挿入溝(211)の内側面に衝撃吸収層(23)が備えられ、前記アバットメント挿入溝(211)の内側上部底面に傾斜突部(24)が一体に形成されることを特徴とするインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造。前記受け鍔(12)は、横部(121)の縁に嵌込部(122)が備えられ、前記嵌込部(122)は、垂直を基準としてアバットメント本体(11)の内部に向かう下部傾斜(α)が0〜6゜を有し、下部高さ(H)が1〜2mmを有するように形成されることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造。前記クラウン支持ガイド(13)は、前記受け鍔(12)が形成された下部から上部に向かって幅(W)が狭くなるように備えられ、前記幅(W)は、垂直を基準としてアバットメント本体(11)の内部に向かう上部傾斜角(α’)が0〜6゜を有し、上部高さ(H’)が2〜4mmを有するように形成されることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造。前記クラウン(20)は、ジルコニアで形成され、前記衝撃吸収層(23)は、前記アバットメント挿入溝(211)の内側面に微細凹凸層(231)がエッチングによって形成され、前記微細凹凸層(231)にプライマーが塗布されてプライマー層(232)が形成され、前記プライマー層(232)にレジン層(233)が塗布されることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造。前記衝撃吸収層(23)は、前記クラウン支持ガイド(13)の幅(W)と同一の幅(W’)を有するように形成されることを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載のインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造。前記クラウン(20)は、隣り合う他のクラウンと突き合わされる部分にコンタクト部(25)が形成され、前記コンタクト部(25)は、前記クラウン(20)にエッチングで形成されたコンタクト挿入溝(251)が備えられてコンタクトレジン(252)が挿入されることを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載のインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造。

说明书全文

本発明は、インプラント用アバットメントとクラウンの結合構造に関する。特にフィクスチャーの上部にボルト結合されたアバットメントに、衝撃吸収層を有するクラウン本体に形成されたアバットメント挿入溝が嵌合で結合されるようにすることにより、衝撃が伝達することを防止できるようにし、クラウンの一方側または両側にレジンからなるコンタクト部が備えられるようにして、隣り合う他の歯牙間の間隔が変形することを防止できるようにしたものである。

一般的にインプラントは、喪失した歯牙の歯根の代わりをすることができるように、人体に拒絶反応がない材質で作った人工歯根を歯が抜けた歯槽骨に植立して癒着させた後、連結柱とともに人工歯牙を固定させて歯牙の元来の機能が回復するようにしたものである。

インプラント施術は、歯が抜けた歯槽骨に癒着する人工歯根と、人工歯根の一端が収容されて各部にかみ合って回動が防止される連結柱と、連結柱の内部に収容されて人工歯根とねじ結合されるスクリューと、連結柱の先端に結束される人工歯牙とを決められた順序通りに施術する。

人工歯牙を支持する連結柱は、人工歯根に収容される部分に傾斜面が形成されて、人工歯根に緊密にかみ合った状態でスクリューにより結束されることにより、人工歯牙を交換しなければならない場合、人工歯根からスクリューを分離しても互いに緊密にかみ合った傾斜面が容易に分離せずに、連結柱を分離するのに相当な時間が所要され、施術時間が遅延する問題点があった。

このような人工歯牙は、印象型によって製作された石膏モデルがピンワーク過程によって切断された後、ワックスアップ過程によって成形しようとする人工歯牙の形態及びサイズとなったワックス模型を得て、次いでワックス模型を囲んだ埋没材が硬化すれば、それからワックスモデルを物理的に除去して鋳型を形成するインベストメント過程を経た後、鋳型に溶液を注入して人工歯牙が鋳造によって成形され、鋳造された人工歯牙の表面の酸化物を除去するポリシング過程を経て得られる。

このような過程を経て得られた人工歯牙は、連結柱にねじ締結方式またはセメント方式で固定させる過程によってインプラントが施術される。

しかし、人工歯牙の鋳造は、患者の口腔内で印象型を採取する場合、実際通りの型を採取することが事実上困難で誤差が発生するようになる。このような誤差は、後続過程であるモデル製作、ピンワーク過程、ワックスアップ過程、インベストメント過程、及び鋳造、ポリシング過程でも全て発生するため、適合性と受動性が確保できなくなることにより、インプラント施術後に人工歯牙が脱落する問題点があった。

また、人工歯牙が鋳造で製作される際の複雑な過程のために長時間が消耗されることにより、患者に不便さを与えるというまた別の問題点があった。

そして、人工歯牙が連結柱にスクリュータイプやセメントタイプで結合されることにより、スクリュータイプについてはインプラントの施術後に反復して咀嚼作用をすると人工歯牙に作用する側方及び咬合力(垂直圧、側方圧、回転圧)によってスクリューが次第に緩んだりあるいは破折したりする問題点があり、セメントタイプについてはインプラント施術後の修理/矯正または周辺歯牙にインプラントを拡大するのが容易でないという問題点があった。

このような問題点を解消するための方案として、韓国登録特許公報第10−1253498号(2013.04.05)の機能性インプラント、及び韓国登録特許公報第10−1514723号(2015.04.17)のインプラントのエアクラウン用アバットメントが提案されているが、アバットメントにクラウンを結合させる過程において、各々の中心が一致するようにする過程が必要とされるため、煩わしいという問題点があった。

また、クラウンの内側で衝撃吸収層が形成されるようにする過程が多く必要とされるため、作業性が低くなり費用が増加するというまた別の問題点があった。

また、クラウンと隣り合う他のクラウンの一方側または両側が付き合った状態にあることにより、歯牙に変形が発生したり、部分的な磨耗による変形及び虫歯が発生した場合、既存のクラウンを再活用することができず、新しいクラウンに交換する過程で費用支出が増加したりするというまた別の問題点があった。

本発明は、アバットメントにクラウンが容易に結合されるようにして作業性を高めることができるようにし、クラウンの内側に衝撃吸収層が形成される過程を減らすことができるようにし、また、クラウンと隣り合う他のクラウンの一方側または両側が付き合った部分に部分的な変形及び虫歯が発生した場合、変形した部分のみ交換可能なようにして、支出される費用を減らすことができるようにしたものである。

本発明は、歯槽骨の抜歯孔に結合されたフィクスチャー30の上部にアバットメント10の下部が突き合わされてボルトBで結合され、アバットメント10の上部にクラウン20の下部が嵌込結合されるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造において、アバットメント10は、段差孔101が形成されたアバットメント本体11の下部に縁に沿って受け鍔12が形成され、受け鍔12の内側上部からアバットメント本体11の縁に沿ってクラウン支持ガイド13が形成され、アバットメント本体11の上部に傾斜溝部14が形成され、クラウン20は、下部が開放されたアバットメント挿入溝211がクラウン本体21に形成され、アバットメント挿入溝211の入口側の縁に掛け鍔22が形成され、アバットメント挿入溝211の内側面に衝撃吸収層23が備えられ、アバットメント挿入溝211の内側上部底面に傾斜突部24が一体に形成されることを特徴とする。

また、受け鍔12は、横部121の縁に嵌込部122が備えられ、嵌込部122は、垂直を基準としてアバットメント本体11の内部に向かう下部傾斜αが0〜6゜を有し、下部高さHが1〜2mmを有するように形成されることを特徴とする。

また、クラウン支持ガイド13は、受け鍔12が形成された下部から上部に向かって幅Wが狭くなるように備えられ、幅Wは垂直を基準としてアバットメント本体11の内部に向かう上部傾斜角α’が0〜6゜を有し、上部高さH’が2〜4mmを有するように形成されることを特徴とする。

また、クラウン20は、ジルコニアで形成され、衝撃吸収層23は、アバットメント挿入溝211の内側面に微細凹凸層231がエッチングによって形成され、微細凹凸層231にプライマーが塗布されてプライマー層232が形成され、プライマー層232にレジン層233が塗布されることを特徴とする。

また、衝撃吸収層23は、クラウン支持ガイド13の幅Wと同一の幅W’を有するように形成されることを特徴とする。

そして、クラウン20は、隣り合う他のクラウンと突き合わされる部分にコンタクト部25が形成され、コンタクト部25は、クラウン20にエッチングで形成されたコンタクト挿入溝251が備えられてコンタクトレジン252が挿入されることを特徴とする。

本発明は、フィクスチャーの上部にボルト結合されたアバットメントに、衝撃吸収層を有するクラウン体に形成されたアバットメント挿入溝が単純嵌合で結合されるようにすることにより、衝撃が伝達することを防止できるようにし、異質感を最小化する効果が得られる。

また、クラウンの内部に形成される衝撃吸収層の製造工程を減らして生産性を高めることができるようにし、これによって費用がさらに節減される効果が得られる。

また、クラウンの一方側または両側にレジンからなるコンタクト部が備えられるようにし、使用過程で磨耗による変形及び虫歯などその他の原因によって隣り合う他の歯牙間の間隔が変形することを防止できる効果がさらに得られる。

そして、使用過程において歯牙間の間隔が発生した場合、インプラントのクラウン全体を新たに交換せず、コンタクト部に満たされていた既存のレジンのみ除去した後、新しいレジンを満たし入れることにより、再活用が可能になるという効果がさらに得られる。

本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンが歯槽骨の抜歯孔に結合された状態を示した斜視図である。

本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造を示した縦断面図である。

本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造を分離図示した縦断面図である。

本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンが歯槽骨の抜歯孔に結合された状態を示した縦断面図である。

本発明による実施例について添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。

図1は本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンが歯槽骨の抜歯孔に結合された状態を示した斜視図で、図2は本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造を示した縦断面図で、図3は本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンの結合構造を分離図示した縦断面図で、図4は本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンが歯槽骨の抜歯孔に結合された状態を示した縦断面図である。

本発明によるインプラント用アバットメントとクラウンは、図1〜図4に示されたように、歯槽骨70の抜歯孔71にフィクスチャー30がねじ式で結合されており、ねじ式で結合されたフィクスチャー30の上部にアバットメント10の下部が突き合わされてボルトBで結合されたもので、アバットメント10の上部にクラウン20の下部が単純に嵌込結合されるように備えられている。

ここで、上記アバットメント10は、垂直な方向を有する段差孔101がアバットメント本体11の中央に貫通する形態を有するように形成されて、ボルトBによってフィクスチャー30の上部に結合されることができるように備えられている。

上記アバットメント本体11の下部には、縁に沿って受け鍔12が形成されて、クラウン本体21の下端が安定して受け止められ得るように備えられている。

上記受け鍔12は、横部121の縁に嵌込部122が備えられ、上部からの作用荷重と側上部から作用する荷重が安定して支持されることができるように備えられている。

このために、上記嵌込部122は、垂直を基準としてアバットメント本体11の内部に向かう下部傾斜角αが0〜6゜を有し、下部高さHが1〜2mmを有するようにすることが望ましい。

これは、下部傾斜角αが0゜である場合、垂直に該当する傾きを有し、6゜である場合、テーパー形態を有するもので、クラウン20の大きさに応じて可変できるようにすることがさらに望ましい。この際、下部傾斜角αが0゜より大きい場合、テーパーの形状によって容易にクラウン20が結合されることができるようになり、自動的にアバットメント10の中心にクラウン20の中心が一致するようにできる。

上記アバットメント本体11は、受け鍔12が形成された内側上部から縁に沿ってクラウン支持ガイド13が形成され、クラウン本体21の内側下部に形成されたアバットメント挿入溝211が安定して挿入され、衝撃吸収層23に密着した状態が維持され得るように備えられている。

上記クラウン支持ガイド13は、クラウン本体21の内側が安定して支持されるようにする機能を有するもので、受け鍔12が形成された下部から上部に向かって幅Wが狭くなるように備えられて、結合が容易になされ得るように備えられている。

この際、上記幅Wは、垂直を基準としてアバットメント本体11の内部に向かう上部傾斜角α’が0〜6゜を有し、上部高さH’が2〜4mmを有するようにすることが望ましい。

上記アバットメント本体11の上部には、段差孔101の中心に向かって低くなる傾斜角を有する傾斜溝部14が形成されて、クラウン本体21のアバットメント挿入孔211の上部に形成された傾斜突部24と一定間隔が維持されて真空形態の空間が維持され得るように備えられている。

上記クラウン20は、ジルコニア(Zirconia)を用い、下部が開放されたアバットメント挿入溝211を有するようにクラウン本体21が形成され、上記アバットメント挿入溝211の入口側の縁に掛け鍔22が形成されて、受け鍔12に安定して受け止められ得るように備えられている。

上記アバットメント挿入溝211の内側面には、衝撃吸収層23が備えられ、飲食物を噛む過程で発生する衝撃が、アバットメント10及びフィクスチャー30を介して伝達することを防止できるように備えられている。

上記衝撃吸収層23は、アバットメント挿入溝211の内側面にエッチング液を用いてエッチングされるようにすることにより、表面に微細凹凸層231が形成されてプライマー層232の接着力を高められるように備えられている。

上記微細凹凸層231には、所定の厚さを有するプライマーが塗布されたプライマー層232が形成され、上記プライマー層232に所定の厚さを有するレジン層233が塗布された状態で硬化できるように備えられている。この際、上記衝撃吸収層23は、クラウン支持ガイド13の幅Wと同一の幅W’を有するように形成され、嵌込結合された状態で遊動が発生することを防止できるように備えられている。

上記アバットメント挿入溝211の内側上部底面には、アバットメント本体11の上部に形成された傾斜溝部14と同一の形態を有する傾斜突部24が一体に形成されている。

上記クラウン20は、隣り合う他のクラウンと突き合わされる部分にコンタクト部25が形成され、クラウン20に局所的な変形が発生することを防止できるように備えられている。

このような上記コンタクト部25は、クラウン20にコンタクト挿入溝251が備えられ、コンタクト挿入溝251の内面がエッチングで腐食されて微細突起が形成された状態でコンタクトレジン252が挿入されて硬化することができるように備えられている。この際、コンタクトレジン252は、エッチングで腐食された腐食面にプライマーを塗布して付着力がさらに強化されるようにすることが望ましい。

このようなインプラント用アバットメントとクラウンは、まず、歯槽骨70に形成された抜歯孔71に、フィクスチャー30の外部に形成されたねじ山が結合するようにした後、アバットメント本体11の下部がフィクスチャー30の上部に載せられるようにする。

続いて、ボルトBが段差孔101を貫通してフィクスチャー30にねじ結合されることにより、アバットメント体10が結合されるようになる。

次に、アバットメント本体11の上部から下部に向かって、クラウン本体21に形成されたアバットメント挿入溝211が挿入されるようにすることにより、インプラントが施術されることになる。この際、クラウン本体21のアバットメント挿入孔211の内壁面に形成された衝撃吸収層23が、クラウン支持ガイド13に突き合わされた状態にあることにより、遊動が防止され得るようにし、飲食物を噛む過程で発生する衝撃がアバットメント本体11に伝達することをさらに防止できるようになる。

一方、使用過程でクラウン20と隣り合う他のクラウンと突き合わされる部分であるコンタクト部25に変形が発生した場合、クラウン20をアバットメント本体11から分離して、変形したコンタクト部25を満たしているコンタクトレジン252を除去した後、新しいコンタクトレジンを再び圧入して硬化するようにし、続いてアバットメント本体11に再び嵌め込むことによりクラウン20の再使用が可能になる。

QQ群二维码
意见反馈