歯科補綴物用の中空上部構造体

申请号 JP2015548261 申请日 2013-11-27 公开(公告)号 JP2016504097A 公开(公告)日 2016-02-12
申请人 ヘレウス・クルツァー・ゲーエムベーハー; 发明人 ブルーノ ピアシーニ; ブルーノ ピアシーニ; アントニオ マリア スコッティー; アントニオ マリア スコッティー;
摘要 少なくとも1つの固定用歯要素(2,3)及び少なくとも1つの中間歯要素(8)を備えたブリッジから成る形式の 口腔 補綴物、歯科補綴物及び顔面補綴物のための上部構造体であって、中間歯要素(8)は、この中間歯要素(8)内に閉鎖空所(9)を形成するのに適した内部材料中空部を有することを特徴とする上部構造体。当該技術分野における公知の技術と比較して、本発明の上部構造体は、この上部構造体を作るために用いられる材料の量が少ないことに起因した相当な軽量化により、ユーザーにとって軽量であり、快適であり、しかも厄介さが少ないという利点をもたらす。
权利要求

少なくとも1つの固定用歯要素(2,3)及び少なくとも1つの中間歯要素(8)を備えたブリッジから成る形式の口腔補綴物、歯科補綴物及び顔面補綴物のための上部構造体であって、前記少なくとも1つの中間歯要素(8)は、該中間歯要素(8)内に閉鎖空所(9)を形成するのに適した内部材料中空部を有する、上部構造体。前記上部構造体は、固定用歯要素(20)、少なくとも1つの中間歯要素(13,14)及び少なくとも1つの延長歯要素(15)を有し、前記上部構造体は、前記中間歯要素(13,14)及び/又は前記延長歯要素(15)内にそれぞれ設けられた閉鎖空所(16,17,18)を有する、請求項1記載の上部構造体。前記上部構造体は、固定用歯要素(20)、少なくとも1つの中間歯要素(13,14)及び/又は少なくとも1つの延長歯要素(15)を有し、前記上部構造体は、少なくとも前記歯要素(13,14,15,20)内に連続的に生じる単一の閉鎖空所(19)を更に有する、請求項1又は2記載の上部構造体。前記少なくとも1つの中間歯要素(8,13,14)及び前記少なくとも1つの延長歯要素(15)の前記内部空所(9,16,17,18)は、補強リブ(11)を備えた内壁(10)を有する、請求項1又は2記載の上部構造体。前記少なくとも1つの中間歯要素(8)は、その内部空所(9)への接近穴(12)を有する、請求項1又は2記載の上部構造体。前記上部構造体は、層形成プロセスにより作られる、請求項1〜5のうちいずれか一に記載の上部構造体。

ブリッジであって、該ブリッジを対応するインプラント又はスタンプに固定するための少なくとも1つの固定用歯要素(2,3,20)及び前記少なくとも1つの固定用歯要素(2,3,20)に取り付けられた少なくとも1つの歯要素(8,13,14,15)を備えたブリッジから成る形式の口腔補綴物、歯科補綴物及び顔面補綴物のための上部構造体であって、前記少なくとも1つの歯要素(8,13,14,15)は、該歯要素(8,13,14,15)内に、前記インプラント又はスタンプに向かう側で閉鎖されている空所(9,16,17,18)を形成する内部歯材料中空部を有する、上部構造体。前記上部構造体は、固定用歯要素(20)、少なくとも1つの中間歯要素(13,14)及び少なくとも1つの延長歯要素(15)を有し、前記上部構造体は、前記歯要素(13,14,15)内に、前記インプラント又はスタンプに向かう側で閉鎖されている対応する空所(16,17,18)を有する、請求項1記載の上部構造体。前記上部構造体は、固定用歯要素(20)、少なくとも1つの中間歯要素(13,14)及び少なくとも1つの延長歯要素(15)を有し、前記上部構造体は、少なくとも前記歯要素(13,14,15,20)内に連続的に生じる単一の空所(19)を更に有する、請求項1又は2記載の上部構造体。前記少なくとも1つの歯要素(8,13,14,15)の前記空所(9,16,17,18)は、補強リブ(11)を備えた内壁(10)を有する、請求項1又は2記載の上部構造体。前記少なくとも1つの歯要素(8,13,14,15)の側壁は、その空所(9,16,17,18)への接近穴(12)を有する、請求項1又は2記載の上部構造体。

说明书全文

本発明は、口腔補綴物、歯科補綴物及び顔面補綴物(エピテーゼ)用の中空上部構造体に関する。

本発明の利用分野は、通常、生まれつきの歯に代えて口腔の形態学的構造を復元するために用いられる上部構造体に関する。

これら上部構造体は、一般に、交換されるべき歯の形態を再現し、咀嚼に対して耐性のある(耐咀嚼性の)材料で作られ、そして複合材又はセラミック材料で被覆された補綴物から成る。患者の口腔内へのこれら上部構造体の固定は、インプラントと結合されたねじを用いるかスタンプへの補綴物のセメント合着かのいずれかによって行われる。

ブリッジの形態をした伝統的な上部構造体は、充填又は中実物体で構成された中間及び延長歯要素を有する。この理由で、これら公知の上部構造体は、これら上部構造体を使用者の口腔内に装用する上で特に不快にすると共に厄介にする重量を有するという欠点を備えている。

さらに、公知の上部構造体の中間及び延長歯要素の中実構造体は、口腔内での直接的な熱さと冷たさの伝達にとって都合が良く、かくしてユーザーにとって一層の不快感が生じる。

完全に充填された又は中実の中間及び延長歯要素を備えた伝統的な上部構造体の別の欠点は、これら上部構造体又はシステムの構造的機能性にとって厳密に必要な材料の量に対して過度の材料の量を用いると共に原料、手術時間及び相対的コストの無益な無駄を呈した状態で使用すると共に働かせなければならないということにある。

本発明の主目的は、公知の上部構造体とは異なり、軽量であり、快適であり、しかも装用する上での厄介さが少ない上述の形式の上部構造体を提供することにある。

本発明の別の目的は、当該技術分野における類似の構造体とは異なり、使用者の口腔内への不快な熱橋(サーマルブリッジ)の形成を生じさせないだけでなく、温度スイングを軽減する逆の効果を提供し、過度に高い又は低い温度から粘膜を保護する上述の形式の上部構造体を提供することにある。

本発明の別の目的は、公知の上部構造体とは異なり、製作時間をかなり減少させることができ、しかも用いられる原料の量を節約する上述した形式の上部構造体を提供することにある。

上述の目的及び他の目的は、少なくとも1つの固定用歯要素及び少なくとも1つの中間歯要素を備えたブリッジから成る形式の口腔補綴物、歯科補綴物及び顔面補綴物のための上部構造体であって、少なくとも1つの中間歯要素は、この中間歯要素内に閉鎖空所を形成するのに適した内部材料中空部を有することを特徴とする上部構造体によって達成される。

本発明の上部構造体は又、この上部構造体が固定用歯要素、少なくとも1つの中間歯要素及び少なくとも1つの延長歯要素を有し、上部構造体が上述の中間歯要素及び/又は延長歯要素内にそれぞれ設けられた閉鎖空所を有することを特徴とする。

本発明の実施形態のうちの1つによれば、本発明の上部構造体は、この上部構造体が固定用歯要素、少なくとも1つの中間歯要素及び/又は少なくとも1つの延長歯要素を有し、上部構造体が少なくとも同一の固定用歯要素、少なくとも1つの中間歯要素及び/又は少なくとも1つの延長歯要素内に連続的に生じる単一の閉鎖空所を更に有することを特徴とする。

本発明の上部構造体の別の特徴によれば、少なくとも1つの中間歯要素及び/又は延長歯要素の内部空所は、補強リブを備えた内壁を有する。

本発明の上部構造体は又、この上部構造体が層形成プロセスにより作られることを特徴とする。

当該技術分野における公知の技術と比較して、本発明の上部構造体は、この上部構造体を作るために用いられる材料の量が少ないことに起因した相当な軽量化により、ユーザーにとって軽量であり、快適であり、しかも厄介さが少ないという利点をもたらす。

別の利点は、本発明の上部構造体の厚みの中に空所が設けられていることにより、断熱作用が得られ、かかる断熱作用により、過度に低温の又は過度に高温の食品及び飲料との接触に起因して生じる不快感がかなり軽減されるということにある。

これは又、断熱材料をこれら空所内に挿入することができるということによって助長される。これら空所は又、考えられる緩効性薬物を受け入れるのに適しているので有利であり、従って、これにより、口腔への直接的な接近が得られる。

最後に、本発明の上部構造体を作るために用いられる材料の量が少ないので、かかる上部構造体の製作プロセスが迅速であり、しかもこの上部構造体の製作費が少ない。

上述の目的、利点及び特徴並びに他の目的、利点及び特徴は、添付の図面の図に非限定的な例として示されている本発明の上部構造体の好ましい実施形態についての以下の説明から明らかである。

公知技術の上部構造体の一例、特に3つの要素から成るブリッジの断面図であり、これら3つの要素のうちの1つが中間要素であることを示す図である。

図1のブリッジに対応しているが、中空中間要素を含む本発明の上部構造体の一例を示す図である。

種々の中間要素を含む本発明の上部構造体の別の例の正面図である。

図3の上部構造体の縦垂直断面図である。

図3の上部構造体の変形例の縦垂直断面図である。

補強リブを備えた本発明の上部構造体の中間歯要素の細部の横垂直断面図である。

図1に示された公知技術の上部構造体1は、3つの歯要素を含むブリッジで構成され、これら3つの歯要素のうちの側部又は外側要素2,3は、ブリッジをインプラント又はそれぞれのスタンプ4,5に固定するのに役立ち、これに対し、中間歯要素6は、充填又は中実物体として作られている。

上部構造体1の製作又は構成材料は、通常、金属合金なので、中間歯要素6の中実組成物は、望ましくないことに、この公知の上部構造体の総重量を全体として増大させ、それにより使用すると不快になる。さらに、上部構造体1の中実構造により、口腔の粘膜への高温及び低温の伝達の原因である熱橋が生じる。

これら欠点を解決するため、図2に示されていて、これ又3つの要素から成るブリッジの形態をした本発明の上部構造体7は、中間歯要素8を有し、この中間歯要素8は、その厚みの中に中空部又は空所9が設けられていることによって区別される。それ故、上部構造体7は、全体として、伝統的な形式の上部構造体1よりも軽量であるが、その性能が損なわれることがなく、特に使用に対するその抵抗が低い。このように、本発明の上部構造体7は、上述の内部空所9の存在により得られる断熱作用によっても、口腔内に装用するのに快適であり、しかも厄介さが少ない。

好ましい場合、薬剤又は断熱材料をこの空所9内に導入することができるようにするため、本発明の上部構造体の中間歯要素8は、図6に示されているように小さな穴12を有するのが良い。

さらに、図6の上部構造体7の中間歯要素8の空所9の内壁10は、咀嚼応に耐えるのに適したリブ11によって示されている実施例において補強材が設けられている。

層形成プロセスは、好ましくはレーザー技術による本発明の上部構造体7の製作のために用いられ、レーザー技術は、とりわけ、上述の閉鎖内部空所9を備えた中間要素を有する上部構造体の製作時間をかなり減少させるという利点を有する。

図3及び図4の上部構造体は、この上部構造体をインプラント又はそれぞれのスタンプに固定するのに役立つ歯要素20、複数個の中間歯要素13,14を延長歯要素15に加えて有している。上述の歯要素13,14,15は、図2の上部構造体7の空所9に対応したそれぞれの内部空所16,17,18の存在によって区別されている。さらに、延長歯要素15も又、中間歯要素8に関して説明した補強リブに類似した補強リブを有するのが良い。

図5の変形例では、図4の上部構造体がその厚みの中に且つこの上部構造体の長手方向広がり全体に沿って、外部に対して閉鎖されると共に少なくとも歯要素13,14,15を互いに連通状態にする単一の連続空所19が設けられていることによって改造されている。これは、本発明の上部構造体の軽量化に全体として更に寄与し、その軽いこと及び上述した断熱特性が促進される。

本発明の上部構造体の製作又は構成材料は、好ましくは、金属合金(例えば、Co/Cr合金)である。しかしながら、異なる材料を用いることも又可能である。ただし、これら材料が口腔内に植え込まれるべきシステムにより必要とされる機能及び更にこのシステムを製作するために用いられる層形成プロセスと適合していることを条件とする。

かくして、本発明の原理に従って本発明の器具の幾つかの好ましい実施形態を説明したが、追加の目的及び追加の利点が本発明によって達成されると共に本発明の範囲に含まれる種々の改造を行うことができることは当業者には明らかなはずであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載にのみ基づいて定められる。

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