Jaws expansion unit

申请号 JP2002572893 申请日 2001-12-12 公开(公告)号 JP4162492B2 公开(公告)日 2008-10-08
申请人 マイケル・オー・ウィリアムズ; 发明人 マイケル・オー・ウィリアムズ;
摘要
权利要求
  • 下顎弓拡張機又は上顎弓拡張機のための伸縮調節組立体であって、
    少なくとも 前端部にねじが切られ、かつ、 後端部に、歯バンドに取り付けられ得る取付部を有する中空の後方管と、
    後方管に調節可能にねじ込まれるように 後端部にねじが切られる中空の前方管と、
    後方管及び前方管を通って伸長し、かつ、歯バンドに取り付けられ得る取付部を 前端部に有するロッドと、
    前方管の 後端部と後方管の 後端部との間に伸長し、前方管を後方管 に対して前方に駆り立て、顎圧力を補償するばねとを含む伸縮調節組立体。
  • 前記ばねは、ニッケルチタンから成る請求項1の伸縮調節組立体。
  • 前記後方管は外側にねじが切られ、前記前方管は内側にねじが切られる請求項1の伸縮調節組立体。
  • 前記ばねは、後方 管の周りに支承される請求項3の伸縮調節組立体。
  • 前記後方管は、 後端部に止め部を含み、前記ばねは、後方管の止め部と前方管の 後端部との間に配置される請求項4の伸縮調節組立体。
  • 前記後方管は、内側にねじが切られ、前方管は外側にねじが切られる請求項1の伸縮調節組立体。
  • 前記ばねは、前記中空の後方管内に受け入れられ、かつロッドの周りに支承される請求項6の伸縮調節組立体。
  • 下顎弓又は上顎弓のための弓拡張機であって、
    下顎弓及び上顎弓の一方に対し配置可能で、かつ第1半体及び第2半体を含む板と、
    前記板内における拡張複合体であって、前記第1板半体に取り付けられたハウジングと、ハウジングに伸縮調節可能に受け入れられ、かつ前記第2板半体に取り付けられた前進部材とを含む拡張複合体と、
    第1端部及び第2端部を有する前進シースであって、第1端部が第1歯バンドに回転可能に連結され、かつ、第2端部が第2歯バンドに回転可能に連結される前進シースとを含み、
    前記前進シースは、
    第1端部及び第2端部を有する中空の後方管であって、該後方管の第1端部が当該前進シースの第1端部であり、後方管がその少なくとも 前端部にねじ切りされ、かつその 後端部に取付部を有し、該取付部が、前記第1歯バンドに取付け可能である後方管と、
    前記後方管に調節可能にねじ込み式にて取り付けられるように、 後端部にねじ切りされた中空の前方管と、
    前方管及び後方管を通って伸長し、かつ、第1端部及び第2端部を有するロッドであって、該ロッドの第2端部が前進シースの第2端部であり、取付部が第2歯バンドに取付け可能であるロッドと、
    前方管の 後端部と後方管の 後端部との間に伸長し、顎圧力を補償するため、前方管を後方管に対し て前方に駆り立てるばねとを有し、
    前記拡張複合体は、前 記ハウジング及び前進部材を含み、
    記ハウジングは、側壁と上部と底部と後部と開放前部とを含み、チャネルが、該ハウジングの上部において、ハウジン グの前部から後方に伸長し、ねじ込みロッドが、ハウジングの後壁から前方に伸長し、かつ、前記チャネルを通ってアクセス可能であり、少なくとも一のポストがねじ込みロッドと平行に伸長し、
    前記前進部材は、側壁と底部と上部と前壁とを含み、該上部においてチャネルが、該前壁から後方へと伸長し、該前進部材のチャネル がハウジングのチャネルと整列され、
    活動ナットが、ねじ込みロッドにねじ込み式にて受け入れられ、該ナットが、前記チャネルを通ってアクセス可能であり、かつ、該ナットを回転することにより、ねじ込みロッドに沿って移動可能であり、
    活動翼が、ねじ込みロッドに活動可能に受けられる第1板と、前記ポストに活動可能に受けられる第2板とを含み、該第1及び第2板が、動作可能に互いに連結され、第1板が、活動ナットに隣接配置され、第1板及びそのため2板が、活動ナットの回転により、ハウジング及び前進部材に対し移動可能であり、
    ばねが、活動翼の第2板と前進部材の前壁との間の前記ポストの周りに支承される弓拡張機。
  • 说明书全文

    本発明は、一般に歯列矯正装置に関し、特に患者の顎骨を広げる改良された顎骨拡張機に関する。

    歯科矯正治療中の子供はしばしば、未萠出下顎骨切歯のために子供の口腔においてスペースを得る必要があり、また、狭い歯列弓形のための中間犬歯距離を増長する必要があり、並びに、歯列弓周長の増長の総計が下方歯列弓において第1臼歯から第1臼歯まで利用可能なように下顎第1臼歯を蒸留する必要がある。 更に、歯科矯正医は、口蓋をそれ相応に拡張したい場合がある。

    下顎及び顎弓拡張機は、下顎及び上顎歯列弓周長を拡張及び伸長する技術において知られている。 そのような弓拡張機の使用は、過密のための永久歯の抜歯の必要性を回避するのに役立つ。 しかし、そのような下顎弓拡張機は、設計上やや嵩張り、舌の移動性を妨げ、装着が心地よくなく、良好な口腔衛生を妨げる。 該装置は、噛んでる間、トルク又はてこ作用機構に耐えるため、設計上、堅固でなければならない。

    対応する上顎及び下顎弓の伸長を容易にするため、伸縮調節機構が使用されており、これは、患者が口を閉じて咬合する際、下顎の前方再配置を助長する。 そのような装置は、ヘルブスト器具と一般に称される。 現在のヘルブスト器具は、中空管と、該管内に伸縮調節可能に受け入れられるロッドとを含む。 該管は、上顎弓拡張機に連結され、ロッドは下顎骨弓拡張機に連結される。 一般に、該管及びロッドは、枢動結合によってバンド又はステンレス鋼冠に連結される。 その枢軸は、一般に、バンド又は冠にはんだ付け又は溶接されるベースケーシングと、中空管又はロッドに形成された穴を通って挿入されるねじとを備える。 該ねじは、ベースケーシングをしっかりとねじ係合し、該ねじ周りに枢動するために、穴に対し十分な隙間を残す。 しばしば、矯正歯科医は、弓拡張機の二つの端部間に連結される弧線を使用する。 従来、該弧線に対応するため、歯科矯正医又は技師は、まず、矩形線管をバンド又は冠に取り付け、次に、ベースケースを該矩形管の上部に取り付けなければならなかった。 この配置構成は、はんだ塊の拡大と共に矩形管及びベースケーシングの積層によって引き起こされる比較的高い側面を有する。

    簡潔に言って、上顎又は下顎弓拡張機のために新規な伸縮調節組立体又は前進シース及び拡張複合体が提供される。

    伸縮調節組立体又は前進シースは、中空の後方管と、中空の前方管と、該二つの管を通って伸長するロッドとを含む。 前方管及び後方管は、ねじ結合され、そのため、前進シースの全長が選択的に変更され得る。 後方管の後端部には、後方管を歯バンドに回転(枢動)可能に取り付けるため、取付部が設けられる。 ロッドの前端部には、ロッドを第2の歯バンドに回転可能に取り付けるため、別の取付部が設けられる。 前方管の後端部と後方管の後端部との間に伸長するばねが設けられる。 該ばねは、顎圧を補償するため、前方管を後方管に対し前方へと駆り立て、また、顎圧力が前方管を後方にねじ込むことを防ぐことに役立つ。

    一実施形態において、後方管は外側にねじが切られ、前方管は内側にねじが切られる。 この実施形態において、ばねは、後方管の周りに支持される。 後方管には、 後端部に止め部が設けられ、ばねは、該後方管止め部と前方管の後端部との間に配置される。 第2の実施形態において、後方管は内側にねじが切られ、前方管は外側にねじが切られる。 この実施形態において、ばねは、中空の後方管内に受け入れられ、ロッドの周りに支持される。

    拡張複合体は、外側ハウジングと、外側ハウジングに伸縮調節可能に受け入れられる前進部材とを含む。 拡張複合体の該二つの部分は、下顎弓又は上顎弓に対し適合する板の対向する半体に受け入れられる。

    外側ハウジングは、側壁と上部と底部と後部と開放前部とを含む。 該ハウジング上部にはチャネルが形成され、これは、ハウジング前部から後方に伸長する。 ねじ込みロッドは、ハウジング後壁から前方へチャネルの下に伸長し、チャネルを通ってアクセス可能となる。 少なくとも一のポスト(好ましくは二つのポスト)が、ハウジング後壁からねじ込みロッドと平行に伸長する。

    前進部材は、側壁と底部と上部と前壁とを含む。 前進部材は、外側ハウジング内に滑動可能に受け入れられるように大きさ及び形状が決められる。 チャネルは、前進部材上部に形成され、前壁から後方へと伸長する。 前進部材のチャネルは、
    外側ハウジングのチャネルと整列される。

    前進部材を動かすため、活動ナットがねじ込みロッドにねじ込み可能に受けられる。 該ナットは、チャネルを通ってアクセス可能であり、ナットの回転によってねじ込みロッドに沿って移動可能である。 活動翼は、滑動ナットの前方のねじ込みロッドに滑動可能に受けられる第1板と、ポストに滑動可能に受けられる第2板とを有する。 第1及び第2板は、動作可能に互いに連結され、滑動ナットの運動は、第1板を、従って第2板をハウジング及び前進部材に対し移動させる。 ばねは、活動翼第2板と前進部材前壁との間におけるポスト周りに支持される。 ばねが圧縮されると、これは、弓に圧力を効果的にかけ、該弓の拡張を強制する。

    ハウジングに対する前進部材の運動を助長するため、ガイドが設けられる。 外側ハウジング及び前進部材の溝は共に傾斜壁によって規定され、前進部材チャネルの傾斜壁は、ハウジングチャネルの傾斜壁と隣接する。 加えて、前進部材の底面に溝が設けられ、対応するリブがハウジング底部の内側面に形成される。 リブ及び溝の相互作用並びに傾斜壁の相互作用は、前進部材の運動のためのガイドとして機能する。

    次の詳細な説明は、例示の目的であって限定する目的ではなく、本発明を示す。 この説明は、当業者が本発明を製造及び使用することを明確に可能にし、また、本発明を実施するための最良の形態であると現在考えているものを含む本発明の改造及びバリエーションを記述する。

    まず図1〜1Bを参照して、本発明の矯正装置1が口腔の型Mに取り付けられて示される。 本装置1は、型に取り付けられて示されるが、これは、子供の永久歯が萠出する際、これらが混み合わないように、子供の口腔の大きさを拡大する人の口腔における使用のために設計されることが理解される。 これは、永久歯の抜歯の必要性を低減する。 本装置1は、下顎弓拡張機3と、上顎弓拡張機5と、後述するように下顎及び上顎弓拡張機3及び5間に伸長し、かつこれらを連結する一組の伸縮調節組立体7とを含む。

    下顎及び上顎弓拡張機3及び5は、上記米国特許第5,645,422号において述べられた弓拡張機と実質的に同じものであり、該文献は参照によってここに組み込まれる。 下顎弓拡張機3(図1B)は、一組の離隔された前方矯正用バンド13を有し、これらは、下顎第1主要臼歯に取り付けられるように適合される。 各バンド13は、該バンドの舌側に配置されたボス15と、該バンドの頬側に配置されたボス17とを有する。 頬側ボス17は、後述するように調節組立体7を下顎弓拡張機3に連結するため、ねじ19を受けるようにされる。 それぞれのボス15及び17は、それぞれのバンドにおいて一体に形成され、後述される他の構成要素の取り付けのための実質金属体を与える。

    バンド13は、拡張複合体21によって相互連結される。 拡張複合体21は、一組の金属ブロック23を有する。 各ブロック23は、これを通って横方向に形成された三つの孔25、26及び27を有する。 二つのブロック23の孔25、26及び27は、実質上平に整列される。 調心ピン29は、外側孔25及び27を通って伸長する。 それぞれの調心ピン29は、それぞれの孔25及び27に対しわずかに小径であり、そのため、ブロック23は、ピン29に対し滑動する。 中間孔26はねじが切られ、ねじ33を受け入れる。 ねじ33のねじ切り両端部間の中間を通って形成された少なくとも一つの孔35がある。 孔35は、ねじ33を回転させる小工具の挿入の便宜を図るに対処する。 ねじ33はねじ切り両端部を有することが理解される。 そのため、ねじ33が一方向に回転されると、ブロック23は、互いに離れる方に移動し、ねじ33が反対方向に回転されると、ブロック23は、互いに引かれる。 ブロック23は、調心ピン29上を滑り、該調心ピンは、拡張ねじ複合体を安定させるのに役立つ。

    ブロック23は、湾曲アーム35によって舌側ボス15に取り付けられ、湾曲アーム35は、ボス15とブロック23間に伸長する。 湾曲アーム35は、患者の歯と適正に係合すべく、どのような適当な長さ及び曲率でもあり得る。 型Mは、次の慣例的な手順で作製され、アーム35は適当な長さ及び曲率に製造される。 アーム35は次に、適正なボス15及び拡張ねじ複合体21にはんだ付けされる。

    ロッド37は、各舌側ボス15から後方に伸長する。 ロッド37は、重量を軽減するため小中空管であり得、又は中実ロッドであり得る。 上述したように、それぞれのボス15におけるロッドが取り付けられる正確な位置、及び、ロッドがボス15から伸長する度は、患者及び患者の要求次第である。 アーム35及びロッド37は、該アーム及びロッドを形成するように適当に曲げられた一つの一体型部分であり得、又は、該アーム及びロッドは、別個の部分であり得ることが理解される。

    下顎弓拡張機3はまた、一組の離隔された後方矯正用バンド41を有する。 バンド41は、一般に臼歯バンドであり、使用において、永久第1臼歯に取り付けられる。 各バンド41は、該バンドの舌側に配置された一体型ボス43を有する。 中空管45は、各ボス43から前方に伸長する。 中空管45は、後に詳述されるように、ロッド37の滑動挿入に対処する大きさの内腔を有する。

    一組の短いワイヤー47は、管45から直角に伸長する。 各短ワイヤー47は、頬側に伸長し、咬合面レストとしての役割を果たし、脱落第2臼の舌側咬合溝に左右対称に対応する位置で各管にはんだ付けされ、該管に追加の支持及び安定性を与える。

    矯正用バンド13の前方の組は、矯正用バンド41の後方の組に連結され、一組のばね装着ロッド及び管組立体によって、臼歯の遠心移動及び付加的な歯列弓周長の発現を促進する。 ロッド37は、管45内に滑動的に係合される。 コイルばね49は、ロッド37の周囲に配置され、ボス15と管45の端部との間に取り付けられる。 コイルばね49は、管45の端部と境を接し、かつ管45上を滑らないように寸法が決められる。 そのため、各コイルばね49は、前方バンド13を後方バンド41から離れるように駆り立て、口蓋長を増長する。

    コイルばね49は、予め設定されたテンションを有する。 該ばねの設定テンションは、双頭歯領域における適正な近心遠位歯列弓周長の発現をもたらすように歯科矯正医によって選択される。

    本発明の下顎弓拡張機3'の別の実施形態が図1Cに示される。 下顎弓拡張機3'は、図1Bに示された下顎弓拡張機3と実質上同じである。 しかし、それは、拡張複合体21'の構成において異なる。 弓拡張機3'は、舌側ボス15'を有する離隔した前方矯正用バンド13'を含む。 拡張複合体21'は、一方のボス15'から伸長する中空管61と、他方のボス15'から伸長するロッド63とを含む。 管61及びロッド63が各ボスから伸長する角度は、患者の口腔の形状に依存する。 ロッド63は、管61内に活動的に係合される。 コイルばね65は、ロッド63の周囲に支持され、ボス15'と管61の端部との間に取り付けられる。 ばね65は、管61の端部と係合し、かつ管61上を滑らないように寸法が決められる。 そのため、ばね65は、前方バンド13'を互いに離れる方に駆り立てる。 ばね65は、前方の犬歯幅を広げるため、臼歯間に加えられる予め設定された力を有する。

    上顎口蓋拡張機5(図1A)は、一組の離隔した前方矯正用バンド71を有し、これらは、上顎臼歯に取り付けられるようにされる。 各バンド71は、該バンドの舌側に配置されたボス73を有する。 各ボスは、各バンドと一体形成される。 ボス73から内側すなわち舌側に伸長する一体湾曲部材すなわちフック75がある。

    一組の離隔した後方矯正用バンド77は、前方バンド71の後方に配置される。 各バンド77は、一体舌側ボス79と一体頬側ボス81とを有する。 舌側ボス79は、一体湾曲部材すなわちフック83を有する。 各頬側ボス81は、伸縮調節管組立体7を上顎弓拡張機5に連結するため、ねじ85を受けるねじ穴を有する。

    前方矯正用バンド71は、ロッド87によって後方矯正用バンド77に連結される。 更に、フック75及び83は、プラスチック板89及び90に埋め込まれる。 各プラスチック板は、患者の口蓋に合うように成形される。 各板は、関連した前方及び後方バンドと共に、拡張機5の半部を構成する。 該拡張機5の半分は、上顎骨弓を広げるため、互いに偏るようにされる。 板90に埋め込まれた実質上U字形状のロッド91がある。 ロッド91は、プラスチック板90から伸び、かつ該板90に対し実質上直角な脚部を有する。 コイルばね96及び97は、該ロッドの脚部の周囲にそれぞれ支承される。 一組の短管99は、板89に埋め込まれる。 管99は口蓋板89外へと該口蓋板に対し実質上直角にて伸長する。 管99は、U字形状ロッド91の脚部と補足的に整列し、該脚部が該管内へと滑動し得るようにわずかに大径である。 ばね96及び97は、管99の端部と境を接し、本器具の半分を別個に駆り立てるように張力を働かせる。 適当な張力(テンション)は、適当なテンションのばねを選択することにより、働かされ得る。 図1Bの下顎拡張機3は、その拡張複合体21を図1Aの板89及び90と取り替え、かつ、板89及び90に関連する構造を組み込んで変形され得る。

    上顎に対する下顎の横の発達(進展もしくは展開)を助長するため、上顎及び下顎弓拡張機は、図2〜10に詳細に示される伸縮調節ヘルベスト型組立体7によって相互に接続される。 二つの組立体は同一で、後方管101と、前方管103と、該二つの管101及び103を通って伸長するロッド105とを含む。 後方管101は中空本体107を含み、これは、その前後両端部で開放する。 本体107は、その前後端部間において実質上一定の外径を有する。 前端部 109は、外部にねじ111が切られている。 アーム113は、管本体107の後部 115において該本体から上方へと伸長する。 アーム113は、その自由端部にアイレット117を有し、該アイレットはそこに穴119を有する。 前後両端部の中間において、後方管101は、複数のチェックマーク121を含み、これは、後述するように、後方管101上の前方管103の前進量を示すために用いられる。 チェックマーク121は、好ましくは約1ミリメートルごとに離される。

    前方管103は、これを通る内腔125を規定する中空本体123を含む。 管103は、その前後両端部129及び127においてそれぞれ開放する。 該管の端部127は、管103のまさに後端が、管本体123の残部よりも小さな外径を有するように、内側へとテーパー131が付けられる。 図8及び10に示されるように、本体123も、 テーパー131基端から本体123の前部 129へとわずかにテーパーが付けられる。 管123は、 後端部の内側にねじ133が切られる。 内腔125の直径は後方管 101の外径よりわずかに大きく、管101及び103のねじ部111及び133はそれぞれ、これらが接続するように機械加工されるか又は別の方法で形成される。 従って、前方及び後方管103及び101は、共にねじ接続される。 切欠き又は穴135が前方管本体123の外面に形成される。 切欠き125は、それに応じた形状の頭部を有する工具を受け入れるようになされる。 該工具は、装置1が患者の口に取り付けられる際、 前方管 103を後方管 101に対し回転させるために使用され得る。

    ロッド105は、おおむね真っ直ぐな棒である。 これは、 後方管 101の内径よりもわずかに大きいおおむね一定の直径を有し、そのため、管101に対しスライドし得る。 その前端部において、ロッド105は、穴143があるアイレット141を有する。

    伸縮調節管組立体7は、前方管及び後方管103及び101をねじ接続し、かつロッド105を管組立体内へと滑り入れることにより、組み立てられる。 ロッド105は、アイレット141が後方管アイレット117とは該組立体の反対側端部に来るように、管組立体内に滑り入れられる。

    図1に最も良く示されるように、管組立体7は、下顎弓拡張機3における前方バンド13と上顎弓拡張機5における後方バンド77との間に伸長する。 上顎弓拡張機のねじ85は、 後方管 101のアイレット117を通り抜け、管組立体を上顎弓拡張機に対し枢動(回転もしくは旋回)可能に連結する。 同様に、下顎弓拡張機3のねじ19は、ロッド105のアイレット141を通って組立体7を下顎弓拡張機3に連結する。

    最初に患者の口腔に挿入される場合、調節管組立体7は、患者の口が閉じた際に前方管 103の前部 129がロッド105のアイレット141と接触するように大きさが決められる。 これは、下顎(大顎)に前方に向けられた圧力を加える。 従って、患者の口腔に導入された全ての構成要素(すなわち、下顎及び上顎弓拡張機3及び5、並びに調節管組立体7及び8)により、本装置1は、同時に患者の応諾を要求することなしに、横の進展、歯列弓周長の進展、口蓋の拡張、及び下顎骨の前進に対処する。

    管103を一方向に回転させることにより、管103は管101上に後退され 、管組立体7の全長を短くする。 逆に、管103を第2方向に回転させることにより、管103は、 後方管上を前進し 、管組立体の全長を伸ばす。 管101及び103の互いに対する運動の範囲は、チェックマーク121によって測定される。 管103の内側ねじ33及び管101のチェックマーク121は、管101が管103にねじ込まれる際、チェックマーク121が露出されるように、これら各管上に位置付けられる。 該二つの管を互いに回転させることにより、露出されたチェックマークの数は、回転方向に応じて増減し、管の互いに対する回転によって管組立体がどの程度伸長又は短縮されたのかを示す。 従って、露出チェックマーク数を読むことにより、開業医は、発生した前進量並びに組立体7の全長を求めることができる。

    下顎臼歯スペース閉塞器201が図1Dに示される。 図示されるように、これは、図1Cの下顎弓拡張機に類似している。 臼歯スペース閉塞器201は、一組の離隔した前方矯正用バンド213を有し、これらは、下顎第1主要臼歯に取り付けられるようにされる。 各バンド213は、該バンドの舌側に配置されたボス215と、バンドの頬側に配置されたボス217とを有する。 頬側ボス217は、調節組立体7を下顎弓拡張機3に連結するためにねじ219を受け入れるようになされる。 各ボス215及び217は、各バンドに一体に形成され、後述される他の要素の取り付けのための実質金属体を与える。 フック218は、頬側ボス217から伸長し、患者の口腔の前部の方の前方に向く。

    バンド213は、拡張複合体221によって相互に連結される。 拡張複合体221は、下顎弓拡張機3'の拡張複合体21'と同じものである。

    ロッド237は、各舌側ボス217から後方に伸長する。 ロッド237は、 重量を軽減する小さい中空管であり得、又は中実棒であり得る。 上述したように、各ボス217におけるロッド237が取り付けられる正確な位置及びロッド237がボス217から伸長する角度は、患者及び患者の要求次第である。

    下顎臼歯スペース閉塞器201はまた、一組の離隔した後方矯正用バンド241を有する。 バンド241は、一般に、臼歯バンドであり、使用において永久第1臼歯に取り付けられる。 各バンド241は、該バンドの舌側に配置された一体のボス243を有する。 中空管245は、バンドの舌側に沿い、ボス243を通って伸長する。 中空管245は、ロッド237の滑動挿入に対応するように大きさが決められた内腔を有する。 ロッド237は、これらが管245を通って管245の後部を越えて伸長するように大きさが決められる。

    前方の矯正用バンド213の組は、一組のばね装着ロッド及び管組立体を使用して臼歯間の間隔を短縮するため、 後方の矯正用バンド241の組に連結される。 ロッド237は、既述したように管245に滑り係合される。 コイルばね249は、後方臼歯バンド241の背後のロッド237とフック217に接続される。 図示されるように、この位置において、ばね249は拡張状態にある。 そのため、各コイルばね249は、バンド213及び241を互いに向かって引き、臼歯間の間隔を狭める。 コイルばね249は、予め設定された張力を有する。 該ばねの設定張力は、双頭歯領域における適切な近心遠心歯列弓周長進展をもたらすように歯科矯正医によって選択される。

    弧(弓)線Wに対処するゲリー式帆装の先行技術の取付ボス組立体が、図11及び12に矯正用バンド276と共に使用されて一般に参照番号275で示される。 組立体275は、矯正用バンドに取り付けられるように記述されるが、ステンレス鋼冠にも同様に取り付けられ得ることが理解される。 組立体275は、矯正用バンドに取り付けられた上記ボスとして機能する。 しかしながら、組立体275は、弧線の取り付けを許容するように変更される。 先行技術の組立体275は、短セグメント矩形管277を含み、これは、例えばはんだS1によってバンド276に取り付けられる。 該矩形管は、必要ならば、弧線Wの取り付けのために矯正用バンド上に配置される。 ベースケーシング280及びねじ282を含む取付ボス278は次に、矩形管の上部にはんだ付けされる。 先行技術の組立体275は、上記複数の要素を固定するためにはんだ接合S1を必要とし、これは、高姿勢(断面)のボスをもたらすことが当業者には理解される。 更に、バンドにおけるボスの取り付けは、更なる時間及びコストを必要とする。

    改良された枢動(旋回/回転)取付ボスが一般に参照番号300で図13に示され、また図1、1C及び2の応用例において示される。 取付ボス300は、ベースケーシング302及びねじ304を含む。 ベースケーシング302は、おおむね円筒状のベースセグメント305と、同心円筒状の本体セグメント306とを含む。 ベースセグメント305は、そこに形成された開口308を有する。 図示の実施形態において、開口308は矩形であり、また、慣用の弧線Wを収容するように設計される。 図14参照。 ベースセグメント304は、矯正用バンド276に配置されて、はんだS2で所定位置にはんだ付けされ得る。 開口308は、根元角形成のために歯科矯正医が望むような事前設定角度で配置され得ることが理解される。 取付ボス300を矯正用バンドに取り付けるのにより少ないはんだS2が要求され、その結果、図12に示されるものより少ない嵩及び低い断面配列をもたらす。

    本体セグメント306は、ねじ304のねじ係合のための内側にねじ切りされた内腔310を含む。 ねじ304は、上述した歯列矯正装置のアイレットを通って挿入され、アイレットが該ねじ周りに回転又は枢動可能なように十分な隙間を残す。

    別の下顎弓拡張機401が図15に示される。 拡張機401は下顎弓拡張機に具現化されて示されるが、これはまた上顎弓拡張機に具現化されて示され得ることが理解される。 拡張機401は、図1Bの拡張機3と実質上同様のものである。 下顎弓拡張機401は、一組の離隔された前方矯正用バンド413を有し、これらは、下顎第1主要臼歯に取り付けられるようにされる。 各バンド413は、該バンドの舌側に配置されたボス415と、該バンドの頬側に配置されたボス417とを有する。 頬側ボス417は、調節組立体を下顎弓拡張機に連結するためにねじ419を受け入れるようにされる。

    ロッド437は、各舌側ボス415から後方へと伸長する。 ロッド437は、重量を軽減するため小さな中空管であり得、又は中実ロッドであり得る。 上述したように、各ボス415におけるロッド437が取り付けられる正確な位置及びロッド437がボス415から伸長する角度は、患者及び患者の要求に依存する。

    下顎弓拡張機401はまた、一組の離隔した後方矯正用バンド421を有する。 バンド421は一般に臼歯バンドであり、使用中、永久第1臼歯に取り付けられる。 各バンド421は、該バンドの舌側に配置された一体のボス423を有する。 中空管425は、各ボス423から前方に伸長する。 中空管425は、ロッド437の滑り挿入に対処するように径が決められた内腔を有し、該ロッドは、前方矯正用バンド413から後方に伸長する。 ばね429は、ロッド427に取り付けられ、上述したように、前方矯正用バンドに圧力を加える。 アーム429及びロッド437は、該アーム及びロッドを形成するように適当に曲げられた一つの一体部品(部分)であり得、また、該アーム及びロッドは別個の部品であり得る。

    下顎弓拡張機3及び401間の違いは、該二つの拡張機の拡張複合体にある。 拡張複合体441は、図2〜10の滑動要素7と類似する前進シース設計を用いる。 拡張組立体は、図16に拡大スケールにて示される。 これは、本体443とロッド445を含む。 本体443は中空で、該本体を通る通路447を規定する。 通路は、その右端部 449及び左端部 451で開放する。 本体403は、内側にねじ452が切られている。 ねじ部453は、通路447の左端部の後方に離隔されて示される。 しかし、該ねじ部は、所望により、本体通路にわたって上記より長く又は短く伸長することができる。

    アーム453は、通路447の右端部 449に受け入れられ、本体443を通って本体443の左端部 451外へ伸長する。 アーム453は、前方臼歯バンド413の一方の舌側ボス415から伸長する。 アーム453及び本体ボス447は、本体443がアーム453周りを回転できるように大きさが決められる。

    ロッド445は、本体通路447内に適合するように大きさが決められる。 ロッド445の右部 461は、外側にねじが切られ、これにより、ロッドは本体403内にねじ込まれ得る。 ロッド445の少なくとも一部は中空で、ロッド445の右端部から左方へと延長する内腔を規定する。 内腔462は、アーム453の左端部を伸縮自在に受け入れるように径が決められる。 複数のチェックマーク463は、ねじ部の左方のロッド445上に形成される。 組立体7と同様に、チェックマーク463は、ロッド445が本体403からどの程度伸長しているかを開業医が知ることを可能にする。 ロッド445の左端部 465は、他の前方矯正用バンド413の舌側にはんだ付け又は別の方法で固定される。

    従って、ロッド445は、前方矯正用バンドの一方に効果的に固定され、本体443は、他方の前方矯正用バンドに効果的に回転可能に取り付けられる。 図15に示されるように、本体443の右端部 449は、アーム453が取り付けられるバンド413と隣接して接触する。 そのため、ロッド445に対し本体443を回転することにより、拡張複合体の全長は、選択的に次第に伸長され得、患者の顎の幅を拡大する。 ロッド445におけるチェックマーク463を用いて、歯科医又は技師は、拡張複合体の全長を確認でき、そのため、患者の進展を監視することができる。

    改良した拡張複合体401'が図17に示される。 拡張複合体401'は、図15の拡張複合体401と実質的に同じであり、ロッド445及びアーム453を含む。 その違いは、二つの異なる径の通路を効果的に作り出すため、本体443'の通路447'の内腔がくり広げられている(端ぐり447Aが形成されている)ことであり、該通路は、 左部 447Bよりも右部 447Aにおいて大径であり、該二つの区域間の移行部に肩部446を有する。 コイルばね448は、通路447'の端ぐり部447Aに受け入れられ、アーム453周りに巻き付けられる。 ばね448は、好ましくは、ニッケル−チタンばねであり、アーム453が取り付けられる臼歯バンド413と肩部446との間に挟まれる。 ばね448の利点は、それが下顎に一定の圧力かけ、該下顎を拡張することである。 更に、本体443の右縁からではなく該ばねから拡張力がもたらされる。 しかし、調節はやはり、本体443を回転させることによって行われる。 本体443の通路447(図15及び16)は、本体443全体にわたって伸長する必要はない。 該本体は、アーム453を受け入れる右部腔と、ロッド445を受け入れる外側にねじが切られた左部腔とを有し得る。 この例は単なる例示である。

    図18は、図2の組立体7に類似の伸縮調節組立体507を示す。 しかし、組立体507は、図17の調節組立体441と同様に、本体503にばね548を含むように改変されている。

    上述した設計は、ほとんどの処置に良好に機能するが、本発明者は、左右(横)次元解析においていくつかの臼歯冠傾斜があり得ることを確認した。 この問題を正すため、本発明者は、平らな側部を有する内腔を持つ円筒外側構成を有する管を特徴とした設計の改良を開発した。 該内腔にぴったりはまるロッドは、相補的な構成を有する。 この設計は、管内のロッドの回転又は反転に抵抗し、処置中に臼歯冠傾斜をもたらし得る。 この新規な設計は、図19〜27に最も良く示される。

    図19〜21は、それぞれ参照番号600及び601で示される改良された管及びロッドの一実施形態を例示する。 理解されるように、該改良管及びロッドの全体構造は、既述したものと類似している。 しかし、図20及び21に最も良く示されるように、ロッド600は、矩形断面を有する。 管601は、相補的な矩形内腔603を有し、これは、ロッド600の内腔603への挿入を許容するように、管601に対しわずかに大きく形成される。 理解されるように、矩形状の内腔及びロッドは、ロッドが管内で回転又は反転することを防止し、使用時の臼歯傾斜を阻止する。

    図22〜24は、それぞれ700及び701で示された改良された管及びロッドの別の実施形態を例示する。 理解されるように、該改良管及びロッドの全体構造は上記のものと類似する。 しかし、図23及び24に最も良く示されるように、ロッド700は、卵形断面を有する。 官701は、相補的卵形内腔703を有し、これは、官701に対しわずかに寸法が大きくされ、ロッド700の内腔703への導入を許容する。 理解されるように、該内腔及びロッドの卵形状も、ロッドが管内で回転又は反転するのを防ぎ、使用時の臼歯傾斜を阻止する。

    図25〜27は、それぞれ参照番号800及び801で示される改良された管及びロッドの別の実施形態を示す。 図26及び27に最も良く示されるように、ロッド800は、上部外側壁802A及び底部外側壁802Bがそれぞれ丸みを帯びた実質的に方形の断面を有する。 管801は、補足的な実質的に方形の内腔803を有し、これは、円弧状又は丸みを帯びた上部壁804Aと、丸みを帯びた底部壁804Bとを有し、該内腔は、管601に対しわずかに寸法が大きく、ロッド800の内腔803への導入を許容する。 管及びロッドにおける丸みを帯びた壁は、調整のための運動の容易さを助長する。 平坦側部壁は、はんだ付けを助長し、ロッドの管内の回転又は反転を防ぎ、臼歯傾斜を阻止する。

    図22〜27に示された設計は、前述した例示拡張機のどれにも使用可能である。 図22〜27の設計は、図1Bに示されるようにロッド37及び管45を取り替えるために使用され得る。 同様に、図22〜27の実施形態は、ロッド237及び管245の代わりに図1Dに示される拡張機に組み込まれ得る。 本発明は、新規なロッド及び管組立体を用いるいずれかの拡張機におけるねじり又は回転に抵抗するロッド及び管組立体の使用を企図する。 ねじり又は回転に抵抗する例示された設計は、少なくともロッド及び管組立体を含むいずれかの歯列矯正拡張機に使用可能となることが企図される。

    発明者は、前進シースに関して、後退された顎位置へと戻す顎圧力が、前進シースの調整可能な管を、これが前進された後、後方にねじ込ませ得ることを見出した。 改良された前進シースは図28に示される。 前進シース801は、中空後方管803と、中空前方管805と、該二つの管803及び805を通って伸長するロッド807とを含む。 後方管803は、その前端部の外側にねじが切られている。 前方管805は、ロッド807が伸長する該シースの全長の調節を容易にするため、該後方管の前端部へとねじ込まれるように内側にねじが切られている。 アーム809は、後方管の後端部から上方へと伸長する。 取付部(アタッチメント)811は、管を歯のバンドに連結するため、アームの自由端部に形成される。 第2取付部810は、ロッド807の前部に形成される。 ばね812は、好ましくは、ニッケルチタンから成るコイルばねであり、前方管805の後端部と後方管803のアーム809との間の後方管803の周りに支承される。 止め部815は、アーム809の直ぐ前部に設けられ、ばね812のための後方止め具を形成する。 ばね812は、前進管すなわち前方管 805に一定の前方圧力をかけ、それが、管805が一定の後退顎圧力下で後退する傾向に抵抗することを支援する。

    前進シース801の変形が図29に示される。 前進シース801'において、後方管803'は内側にねじが切られ、前方管805'は外側にねじが切られる。 この変形例において、ばね812'は、管803'の後端部 815'と前方管805'の後端部 813'との間の管803'内に受けられる。

    図30〜33において、別の拡張機構900が示される。 拡張機構900は、患者の下顎骨弓又は上顎骨弓に対し適合する大きさ及び形状の半体902a及び902bを有する板902に収容される。 拡張機構900は、外側ハウジング910を含み、これは、側壁912と、上部914と、底部916と、後部917と、開放前部918とを有する。 チャネル又は溝920は、外側ハウジング910の前縁918から後方に伸長する。 溝920は、チャネルの両側部において傾斜壁922によって規定される。 従って、図32に見られるように、傾斜壁922の底部は、上部914の残部の内側面の下にある。 三角形状リブ924は、後部917と前部918との間において底部916の内側面の中央に沿って走る。 ねじ込みロッド926は、ハウジング後壁917から前部918へと前方へ伸長する。 ねじ込みロッド926は、ハウジングの中央(中心)に沿って伸長し、リブ926のおおむね上方にある。 一組のポスト928は、ねじ込みロッド926の両側に配置され、ロッド926のように、後壁917から前壁918へと前方へと伸長する。

    前進部材930は、ハウジング910内に滑動可能に受け入れられる。 部材930は、側壁932と底部934と上部936と前壁937とを有する。 前方取付部939は、前壁937から伸長する。 溝938は、底部934の外側面に形成され、ハウジング910のリブ924上を滑る大きさ及び形状とされる。 その上、傾斜壁942を有するチャネル940が上部936に形成される。 チャネル940は、ハウジングチャネル920と整列され、傾斜壁942は、ハウジングの傾斜壁922と相補的形状とされる。 従って、溝938とリブ924の相互作用及びチャネル920及び940をそれぞれ囲む傾斜壁922及び942の相互作用は、後述されるように、部材930が移動する際、部材930に対するキー又はガイドとして働く。

    内側にねじ切りされた活動ナット950は、ハウジングのねじ込みロッド926に受けられる。 ナット950は、その周縁がチャネル920及び940を通ってアクセス可能な大きさとされる。 ナット950は、その周辺に複数の穴952を含む。 穴952は、ナット950を回転させる工具を使用してチャネル920及び940を通ってアクセス可能となる。 理解され得るように、ナット950を回転させることにより、ナット950は、ロッド926に沿って移動する。

    活動翼960が、ナットによって移動されるように、活動ナット950の前方のハウジング910内に取り付けられる。 翼960は、中央部962を含み、これは、ねじ込みロッド926の周りに支持される。 中央部962は、中央開口を有し、これは、ロッド926のねじ部が活動翼960の運動を妨げることを防止するように大きさが決められる。 一組のアーム964は、中央部962の両側部から伸長し、板966は、各アーム964の先端部にある。 各板966は、ポスト928に受けられるような大きさの中央穴を有する。 ばね968は、板966と可動部材930の前壁937との間の各ポスト928の周りに支持される。

    理解され得るように、ナット950が可動部材前壁937に向かって移動するようにナット950を回転することにより、活動翼960は前方に移動され、ばね968は圧縮される。 翼968は、従って、可動部材930に対し圧力をかけ、ハウジング910及び可動部材930が互いに対し移動するようにし、これにより、部材900の拡張を引き起こす。 好ましくは、可動部材930には、ミリメートルマークのようなマーキング970が設けられ、そのため、可動部材930がどの程度前進したかを求めることができる。 マーキング970は、好ましくは、前進部材930の取付部939上に設けられる。 拡張複合体900が板902a及びb内に取り付けらると、ハウジング910は、板902aといった板の一方に取り付けられ、前進部材930は、板902bといった他方の板に取り付けられる。 ハウジング910は、板902aにおける適当な大きさ及び形状の開口に効果的に取り付けられ得る。 前進部材930は、取付部939を用いて板902bに取り付けられる。 取付部939は、板902bの内側縁における溝又は開口に受け入れられる。 拡張複合体の二つの半体がそれらの各板半体に取り付けられると、チャネル920及び940はアクセス可能となり、マーキング970は、可視可能となる。 板902a、bに取り付けられるハウジング910及び前進部材930の外側面は、ハウジング910及び前進部材930のそれらの各板902a、bに対する永久取付けを助長する粗面を有し得る。

    以上の観点から、本発明のいくつかの目的及び利点が実現され、他の利点が結果として得られた。 更に、特許請求の範囲から逸脱することなく、本発明の組立体に種々の変更及び改修がなされ得、上記説明及び添付図面は、例示のみを企図し、限定の意味で解釈されるべきではない。 例えば、リブ924及び溝938は三角形状に示されるが、該リブ及び溝は、他のどのような望ましい形状でもあり得る。 一より多いリブ及び溝が設けられ得る。 加えて、リブ及び溝は、リブが前進部材930にあり、溝がハウジング910にあるように逆にされ得る。

    型に取り付けられ、伸縮調節組立体で連結された下顎弓拡張機及び上顎弓拡張機の斜視図である。

    型に取り付けられた上顎弓拡張機とこれに取り付けられた伸縮調節組立体の底面図である。

    型に取り付けられた下顎弓拡張機とこれに取り付けられた伸縮調節組立体の上面図である。

    別の下顎骨弓拡張機を用いた図1Bと同様の上面図である。

    伸縮調節組立体と共に使用可能な下顎臼歯スペース閉塞器の上面図である。

    伸縮調節組立体の一部断面側面図である。

    伸縮調節組立体の正面図である。

    伸縮調節組立体のロッドの側面図である。

    ロッドの正面図である。

    伸縮調節組立体の後方管の側面図である。

    後方管の背面図である。

    伸縮調節組立体の前方管の側面図である。

    前方管の正面図である。

    前方管の背面図である。

    先行技術の枢動取付ボス組立体と矯正用バンドと弧線を収容するために介在された矩形管の分解図である。

    弧線を収容するために介在された矩形管によって矯正用バンドに取り付けられた図11の先行技術の枢動取付ボス組立体の斜視図である。

    矯正用バンドに取り付けられた本発明の改良された枢動取付ボス組立体の斜視図である。

    改良された枢動取付ボス組立体の上面図である。

    伸縮調節組立体を用いる別の下顎弓拡張機の一部断面上面図である。

    図15の伸縮調節組立体の拡大断面図である。

    伸縮調節組立体にコイルばねが設けられた図16の伸縮調節組立体の断面図である。

    コイルばねを含むようにされた図2に類似の伸縮調節組立体の断面図である。

    伸縮調節組立体のロッドの別の実施形態の側面図である。

    ロッドの正面図である。

    後方管の別の実施形態の背面図である。

    伸縮調節組立体のロッドの更に別の実施形態の側面図である。

    ロッドの正面図である。

    後方管の更に別の背面図である。

    伸縮調節組立体のロッドの更に別の実施形態の側面図である。

    ロッドの正面図である。

    後方管お更に別の実施形態の背面図である。

    伸縮調節組立体を後方にねじ込ませ得る顎圧力を補償する伸縮調節組立体の別の実施形態の側面図である。

    図28の伸縮調節組立体の別の実施形態の一部断面側面図である。

    プラスチックに収容され、かつ患者の口腔内に取り付けられた下顎弓拡張機の更なる実施形態の平面図である。

    弓拡張機の平面図である。

    図31の線32−32に沿う弓拡張機の断面図である。

    図32の線33−33に沿う弓拡張機の断面図である。

    符号の説明

    1 矯正装置 3 下顎弓拡張機 5 上顎弓拡張機 7 伸縮調節組立体 13 前方矯正用バンド 15 舌側ボス 17 頬側ボス 19 ねじ 21 拡張複合体

    QQ群二维码
    意见反馈