Orthodontic bracket |
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申请号 | JP2006128401 | 申请日 | 2006-05-02 | 公开(公告)号 | JP5045878B2 | 公开(公告)日 | 2012-10-10 |
申请人 | 肇 陶山; | 发明人 | 肇 陶山; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | ベース板と、該ベース板の両側辺に沿って設けられると共に、その間にアーチワイヤ嵌着スロットを形成して配置された一対のタイウイングとからなる歯列矯正用ブラケットにおいて、 前記一対のタイウイングに、それぞれ一対の長片・短片の二種類の翼片を設け、該タイウイングの一対の長辺・短片が、対向するもう一方のタイウイングの一対の長辺・短片と対角線上にそれぞれ対向する位置に配置されると共に、前記一対のタイウイングに設けられた翼片の長片側の端部近傍には凹状のガイド溝が形設され、アーチワイヤの固定具であるリガチャ−ワイヤが、前記タイウイングの前記長片同士を、前記ガイド溝を介して、前記一対のタイウイングの対角線上に千鳥状に係止可能 にされたことを特徴とする歯列矯正用ブラケット。 |
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说明书全文 | 本発明は、歯列矯正治療に使用されるブラケットに関するものである。 一般に、歯列矯正治療においては、治療前半では、歯を動かすために主線に沿って歯列矯正用ブラケットを滑らせる必要があることから、主線と歯列矯正用ブラケットとの抵抗は小さい方がよく、一方治療後半では、整列した歯を固定しなければならないので、主線と歯列矯正用ブラケットとの抵抗は大きい方が望ましい。 従来の歯列矯正用ブラケットは、アーチワイヤ等の主線を嵌着して連結するためのスロットと、主線を締め付けて固定するリガチャーワイヤ(又はゴムリング)を引っ掛けるためのタイウイング等から構成されており、治療初期(叢生歯列)では、スロットの幅より細い主線を用いてコイルスプリングやゴムを使いながら歯を動かし、治療が進むにつれ、主線を太いものに交換して歯列矯正用ブラケットとの抵抗を増加させるようにしていた。 しかし、これでは、治療初期には主線が細いために必然的にスロット内での遊びが多くなって精密なコントロールを与えることができず、また、治療の進行に伴なう主線の交換作業が治療をする側(歯科医師)にとっても治療を受ける側(患者)にとっても煩雑で面倒であるという不都合があった。 そこで、本発明者は、スロットに直交するタイウイングの両端にリガチャーワイヤを這わせるに足る幅を残すと共に、スロットに平行するタイウイングの両側に係止爪を設け、この係止爪の両端はリガチャーワイヤを這わせるに足る幅だけ除いた歯列矯正用ブラケットを提案している(特許文献1参照。)。 そして、この歯列矯正用ブラケットを用いることで、リガチャーワイヤによってアーチワイヤの外れ防止を図るに際し、リガチャーワイヤを、アーチワイヤに押付けることなくブラケットに巻きつけることができ、歯を近遠心的に移動させるに際しては、個々の歯に接着固定したブラケットをアーチワイヤ上でスムーズに摺動させることができ、その結果、スロットとアーチワイヤとの間に作用する摩擦力を小さくして矯正期間を短縮することができる。 しかしながら、上記のようにタイウイングの両側に係止爪を設ける構成では、製作過程が複雑になりコストが嵩むばかりでなく、金属以外、例えばセラミック等の脆い材質では製作が困難であった。 本発明は、ベース板と、該ベース板の両側辺に沿って設けられると共に、その間にアーチワイヤ嵌着スロットを形成して配置された一対のタイウイングとからなる歯列矯正用ブラケットにおいて、 前記一対のタイウイングに、それぞれ一対の長片・短片の二種類の翼片を設け、該タイウイングの一対の長辺・短片が、対向するもう一方のタイウイングの一対の長辺・短片と対角線上にそれぞれ対向する位置に配置されると共に、前記一対のタイウイングに設けられた翼片の長片側の端部近傍には凹状のガイド溝が形設され、アーチワイヤの固定具であるリガチャーワイヤが、前記タイウイングの前記長片同士を、前記ガイド溝を介して、前記一対のタイウイングの対角線上に千鳥状に係止可能にされたことを特徴とする。 本発明によれば、下記の優れた効果がある。 以下に、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。 本発明に係る歯列矯正用ブラケットは、ステンレス、合成樹脂又はセラミック等から一体に形成されており、概略、ベース板1、タイウイング2及びアーチワイヤ嵌着スロット3から構成されている。 すなわち、歯列矯正用ブラケットは、図1に示すように、矩形状のベース板1に一対の長短二種類の翼片(長片)5、(短片)6を有する一対のタイウイング2を離間して立設され、この離間部分によりアーチワイヤ嵌着スロット3が形成されている。 タイウイング2の一対の翼片5、6は、上下方向に突出して先端が斜め下方に向いた形で設けられており、図2に示すように、長片5と短片6とからなっている。 一方の翼片(長片)5の端部近傍のタイウイング2部分には凹状のガイド溝5aが形設されている。 本発明による歯列矯正用ブラケットを用いて歯列矯正治療を行なう際には、以下の手順で行なわれる。 歯を動かす必要のある治療前半においては、歯列矯正用ブラケットがベース板1を介して歯に接着された状態で、歯列矯正用ブラケットのアーチワイヤ嵌着スロット3の幅略等しい直径を有するアーチワイヤ(主線)7をスロット3を嵌着する。 次に、図4及び図5に示すように、リガチャーワイヤ(固定具)7をタイウィング2の翼片(長片)5同士をガイド溝5aを介してタイウイング2の対角線上に千鳥状に引っ掛ける形で歯列矯正用ブラケットに装着する。 すると、リガチャーワイヤ7は、図5に示すように、アーチワイヤ4に当接していないので、アーチワイヤ4に沿って歯列矯正用ブラケットを抵抗なく滑らせることが出来る。 この際、アーチワイヤ4はその直径がスロット3の幅に略等しくてスロット3内での遊びが殆どないので、精密なコントロールを与えることが可能である。 また、リガチャーワイヤ7は、図5に示すように、スロット3の開口部を覆う形で装着されているので、アーチワイヤ4がスロット3から外れてしまうようなことはない。 また、整列した歯を固定する必要のある治療後半においては、前述のリガチャーワイヤ7を取り外した後、別のリガチャーワイヤ7を、図6及び図7に示すように、タイウイング2の一対の翼片5、6全てを介してタイウィング2に矩形状に引っ掛ける形で歯列矯正用ブラケットに装着する。 すると、リガチャーワイヤ7は、図7に示すように、アーチワイヤ4を歯列矯正用ブラケットのベース板12に押圧する形で強固に固定することとなり、任意の歯を固定しながら別の歯を牽引するような操作を行なう場合にも有効である。 この際、前述のアーチワイヤ4はそのままで有効に利用することが出来るので、アーチワイヤ4を交換する必要はない。 このように、リガチャーワイヤ7の装着方法を2通りに変えるだけで、アーチワイヤ4との抵抗を容易に2段階に変更することが可能となり、治療が完了するまでの煩雑さを大幅に軽減することが出来る。 なお、上述の実施例においては、アーチワイヤ4をタイウイング2に固定する固定具としてリガチャーワイヤ7を使用した場合について説明したが、リガチャーワイヤ7の代わりにゴムリングを使用して歯列矯正治療を行なってもよいことは言うまでもない。 1 ベース板2 タイウイング3 アーチワイヤ嵌着スロット4 アーチワイヤ(主線) |