Rapid orthodontic method and orthotic by cortical osteotomy

申请号 JP2001579700 申请日 2001-04-16 公开(公告)号 JP3751562B2 公开(公告)日 2006-03-01
申请人 チャン,キューリム; 发明人 チャン,キューリム;
摘要
权利要求
  • 矯正しようとする歯列に応じてその範囲を設定して歯肉を切開し、その内部の皮質骨(121)の前後面を長手方向に切除した後縫合完了した状態で、矯正歯列が矯正されるまで持続的に牽引力を加えるようにする矯正器具において、矯正歯列の各歯牙に取り付けられる固定片(71)、及びこれらを連結し且つ両側にフック部(74)を有する鋼線(73)からなり、前記矯正歯列の内側面に堅く取り付けるプレート(70)と、口腔内の特定位置の骨に固定してバネ(19)でプレート(70)と連結し、矯正しようとする方向に牽引力を持続的に加えるようにする骨内固定具とからなり、該骨内固定具はネジ孔を有する固定片と設置時に粘膜または歯肉皮膚の外部に露出されるように固定片より上に 突出する一定形状を成すように形成され、矯正弧線( arch wire )を挿入するための矯正弧線孔および突起形フックが設けられている支持片よりなる骨内固定具であることを特徴とする皮質骨切り術による急速歯列矯正器具。
  • 说明书全文

    【0001】
    技術分野本発明は、皮質骨切り術による急速歯列矯正方法及びその矯正器具に関し、特に、皮質骨切り術で歯牙周辺緻密骨の連続性を断絶させた後、多数個の歯牙を一纏めにすることが可能な矯正器具としてのプレートと骨内矯正具との間に牽引を発生させ、多数個の歯牙が一緒に速く移動できるようにして治療時間を短縮させるとともに、全身麻酔の下で可能であった顎矯正手術の治療と類似の治療結果を局所麻酔のみで得ることを可能にしたものである。
    【0002】
    背景技術歯列矯正治療では、成長済みの対象において前歯部前突による審美性の改善を目的として抜歯を行う。
    【0003】
    従来では、歯牙に取り付けられた矯正器具(ブラケットとチューブ:bracket and tube)内に矯正弧線(arch wire)を通した後、歯牙と歯牙との間或いは歯牙と口腔外矯正器具との間に牽引力を適用して所望の位置に歯牙が移動するようにしている。
    【0004】
    前歯部の後方牽引を試みる時、歯根の後方移動を非常に難しくする緻密骨のため、歯牙移動に多くの時間がかかり、骨の改造が非常に難しい緻密骨側に歯牙を押し付けるから、歯根吸収が多く発生する。 即ち、歯根に加わった矯正力によって歯槽骨が吸収され、吸収された空間に歯牙が移動するメカニズムによってなされるためである。 従って、このような難しさによる治療の限界を克服するためには、通常の矯正治療に加えて外科的手術方法として分節骨切り術と皮質骨切り術が利用されてきた。
    【0005】
    ところが、分節骨切り術は、全身麻酔の下で施行しなければならないため、高いコストがかかり且つ危険要因があって、審美性改善の対象者がこれを積極的に希望しておらず、皮質骨切り術は、局所麻酔の下で施行することが可能なので、低いコストで危険負担もないけれども、これまでの方法が治療効率性に非常に劣っており、普遍化されていない。
    短い時間内に審美性の改善を希望する成人矯正患者は増加しているが、これに対し、これらの欲求を十分満足させるには既存の治療方法のみでは限界がある。 従って、これを補完するための効果的な方法が必要である。
    【0006】
    発明の開示本発明は、歯牙に加わった矯正力によって歯槽骨が吸収されて歯牙が移動することにより長期間の治療期間がかかる既存の矯正治療方法の欠点を解消するために創案されたもので、その目的は、全身麻酔を行うことなく局所麻酔のみで歯肉内部の皮質骨を一部除去した後、新規の歯列矯正器具、即ち骨内固定具を用いて歯牙と骨組織が共に移動するようにして歯列を矯正させることにより、より短い時間内に低いコストで歯列矯正治療を行うことを可能とすると共に、成人もより短い時間内に治療することが可能な皮質骨切り術による歯列矯正方法及びその矯正器具を提供することにある。
    【0007】
    上記目的は、矯正しようとする歯列に応じてその範囲を設定し、歯肉内部の歯牙周辺皮質骨の前後面を細い帯状に切除した後、矯正しようとする歯牙を一つの単位に括るためのプレートを装着し、骨内固定源を得るためには口蓋、奥歯またはその両方の頬舌側皮質骨に骨内固定具を位置させ、矯正しようとする方向に牽引力を持続的に加えて歯列を矯正することにより達成される。
    【0008】
    発明を実施するための最良の形態以下、本発明の実施例を添付図に基づいて詳細に説明する。
    図1a乃至図1cは本発明に係る皮質骨切り術の施術方法の概略図、図2a乃至図12bは本発明に係る皮質骨切り術による歯列矯正方法に使用される矯正器具とその適用方法に関する模式図である。
    【0009】
    図1a乃至図1cに示すように、歯牙10は歯根11が歯槽骨12に挟み込まれて堅く支持されるが、歯槽骨12は外部が皮質骨121に取り囲まれている。 本発明の皮質骨切り術は、このような皮質骨を一部除去して歯牙周辺緻密骨の連続性を断絶させた後、多数個の歯牙が一纏めとなるようにした後、牽引力を加えて歯列を矯正するようにしたものである。
    【0010】
    より詳細に説明すると、1次的には、矯正しようとする歯牙10の内、外側歯肉を切開し、その内部の歯槽骨12の外部を取り囲んだ皮質骨121を細い帯状に切除した後、歯肉を縫合する。
    【0011】
    2次的には、図2aでの如く矯正しようとする歯牙に矯正器具を設置して歯列矯正方向に牽引力を加える。 すなわち、矯正しようとする舌側歯牙面にプレート70を接着し、口腔内の特定の骨に骨内固定具(図3a及び図3b、図5、図7、図9参照)を設置してプレート70と骨内固定具にバネ19を掛けて、治療が完了するまで歯列矯正方向に牽引力を加えるようにする。
    【0012】
    このように持続的に牽引力が加わると、歯牙10が移動すると同時に、歯槽骨12も牽引力方向に移動して整列される。 このため、歯列矯正は、既存の方法より2倍の速度で進行し、また歯牙の移動に伴って歯根11が歯槽骨12と摩擦して吸収されるか或いは歯周組織が非常に弱化するといった副作用が最小化される。 そして、切除された皮質骨121は時間の経過に伴って元の状態に復原していく。
    【0013】
    歯牙矯正器具は歯牙10の前面に取り付ける方法と、歯牙10の後面に取り付ける方法に大別されるが、歯牙の内側面に取り付ける方法を舌側歯列矯正方法といい、歯牙の外側面に取り付ける方法を唇側矯正方法という。
    本発明の構成は、舌側歯列矯正方法と唇側歯列矯正方法を同時に或いはそれぞれ別途に適用することができる。
    【0014】
    舌側歯列矯正方法のみで実施する場合には、図2aの如く歯牙10の内側面にプレート70を取り付け、口蓋の骨または奥歯16側の頬側又は舌側歯肉内部の皮質骨に骨内固定具を設置するか、或いは両側奥歯16にバンド17を巻いて固定し、バンド間を連結する口蓋鋼線130を設置することにより、歯牙10に結合されたプレート70とバネ19を連結して牽引力を加えるようにする。
    【0015】
    また、舌側歯列矯正方法と唇側歯列矯正方法を同時に適用する場合には、図2での如く、矯正しようとする歯牙の内側面に取り付けられたプレート70の鋼線73の先端フック部74、または口蓋鋼線130のフックの間にバネ19を掛けて歯列に持続的に牽引力を加える舌側歯列矯正方法と、歯牙10の外側面に矯正ブラケット15を取り付け、矯正ブラケット15の間を通る矯正弧線13を最後方の奥歯にまで位置させる唇側歯列矯正方法とを同時に併行して歯列矯正を実施することができる。 この際、唇側歯列矯正方法は、舌側歯列矯正方法を実施するにおいてその牽引力を補強するための補助的手段として使用する。
    【0016】
    上述した本発明の歯列矯正方法に使用される歯列矯正器具は、矯正しようとする歯牙に取り付けるプレート70、骨内固定具、及びこれらを連結して牽引弾性力を加える連結部材、例えばバネ19からなる。
    【0017】
    プレート70は、治療しようとする歯列に取り付けられる多数の固定片71、これらを互いに堅く連結する鋼線73、及び鋼線の両端部に設けられたフック74からなる。
    【0018】
    骨内固定具は、様々な構造を有するが、図3a、図3bの如く十字形に構成することもできる。
    【0019】
    この十字形骨内固定具20は、三つのネジ孔22を一列に構成した固定片21と、両側に環状フック24を有する支持片23とが十字状に連結された構造を有するが、両側の環状フック24は、バネ19の端部が容易に掛けられるように、図3bの如く後ろ側に開口溝231を備えることもできる。
    【0020】
    この十字形骨内固定具20は、設置時に口蓋の粘膜一部を一列に切開し、その粘膜内部に十字形固定片21を挿入し、ネジ孔22にネジ釘をねじ込んで骨に堅く固定させるとともに、十字状に連結された支持片23を口蓋の粘膜外部に露出させる。 そして、前方部歯牙の内面に取り付けられたプレート70の両端と十字形骨内固定具20の両側環状フック24との間にバネ19を掛けて図4a、図4bの如き状態を成すように施術する。 この際、牽引力は十字形骨内固定具20に持続的に作用するが、十字形骨内固定具20は口蓋の中央に位置した骨に堅く固定されるため、一つの十字形骨内固定具20のみでも、前方部の歯列を後方に移動させるのに要求される牽引力を十分なしおえることができる。
    【0021】
    図5は本発明の第2実施例に係る歯牙矯正器具のL形骨内固定具を示す斜視図であって、前記骨内固定具をL形に構成することができる。
    【0022】
    このL形骨内固定具40は1対からなり、その構造はネジ孔42を有する固定片41の一側に支持片43がL形状を成すように形成され、この支持片43に矯正弧線孔45と突起形フック46が設けられている。
    【0023】
    このような構造を有する1対のL形骨内固定具40は、奥歯16側の頬側または舌側歯肉内部の皮質骨に設置される。 すなわち、奥歯の両側歯肉の皮膚を切開して固定片41を挿入し、その内部に皮質骨121に固定片が密着固定されるようにネジ孔にネジ釘をねじ込んで皮質骨に堅く固定させる。 そして、切開した歯肉を縫合した後、図6の如く矯正弧線孔45に固定弧線13の端部を挿入し、矯正歯牙10に取り付けたプレート70の両側端部とL形骨内固定具40の突起形フック46との間にバネ19を掛けて牽引力を適用させる。
    【0024】
    図7は本発明の第3実施例に係る歯牙矯正器具のI形骨内固定具の斜視図であって、前記骨内固定具をI形に構成することができる。
    【0025】
    このI形骨内固定具50は、ネジ孔52を有する固定片51の一側端に矯正弧線孔54と突起形フック55を有する支持片53が並設された構造である。
    【0026】
    I形骨内固定具50は、奥歯16側の歯肉頬側または舌側にそれぞれ設置するが、支持片53が歯牙側を向かうように立設する。
    【0027】
    そして、図8a及び図8bのように設置されたI形骨内固定具50の矯正弧線孔54に固定弧線13の端部を挿入し、矯正歯牙10に取り付けたプレート70の両側端部とI形骨内固定具50の突起形フック55との間にバネ19を掛けて牽引力を適用させる。
    【0028】
    図9は本発明の第4実施例に係る歯牙矯正器具のT形骨内固定具の斜視図である。 同図に示すように、前記骨内固定具をT形に構成することができる。
    【0029】
    このT形骨内固定具60は、ネジ孔62を有する固定片61の中央部に、垂直に矯正弧線孔64と突起形フック65を有する支持片63が設けられた構造である。
    【0030】
    このようなT形骨内固定具60は1対を成し、奥歯16側の歯肉頬側または舌側に図10a、図10bの如く設置される。 設置方法はL形骨内固定具と同一であり、具体的な説明もL形骨内固定具40及びI形骨内固定具50と同様である。
    【0031】
    図11は本発明の第5実施例に係るスクリュー形骨内固定具の分離斜視図、図12a及び図12bは図11のスクリュー形骨内固定具が歯槽骨にねじ込まれた状態の断面図、図13は図11のスクリュー形骨内固定具の使用状態図である。 矯正しようとする歯列に応じてその範囲を設定して歯肉を切開し、その内部の皮質骨121の前後面を細い帯状に切除した後縫合完了した状態で、矯正歯列が矯正されるまで持続的に牽引力を加えるためにプレート70を歯牙に取り付け、これを固定する際にスクリュー形骨内固定具80を利用することができる。
    【0032】
    プレート70は、矯正歯列の各歯牙の外側面(唇側面)に取り付けられる固定片71と、これらを連結し且つ両側にフック部74を有する鋼線からなるもので、矯正歯列の外側面に堅く取り付けられる。
    【0033】
    同図に示すように、スクリュー形骨内固定具80は、2つのボディ、即ち上部ボディ81と下部ボディ86から構成されている。
    【0034】
    上部ボディ81は固定孔83を有するヘッド部82とその下方のネック部84から構成し、下部ボディ86は前記上部ボディ81のネック部84に結合される胴体87と、その下部に一体に設けられたネジ部89とからなっている。
    【0035】
    前記上部ボディ81のネック部84の下端縁には、くさび形挿入部85が設けられており、これに対応する下部ボディ86の上端には、ネック部84のくさび形挿入部85と対応して結合する結合溝88を有する胴体87が設けられており、胴体87の周りはネジ部89側へ傾いた傾斜面を成している。 そして、胴体87の上端はドライバー溝を有し、或いは胴体87の周りはレンチの利用ができるように多形構造を有する。
    【0036】
    このようなスクリュー形骨内固定具は、まず、下部ボディ86のネジ部89を奥歯歯槽骨にねじ込む。 ねじ込まれたスクリュー形骨内固定具80は、下部ボディの胴体86の下部が狭くなる構造で形成されており、歯槽骨へのねじ込み時に楔挿入形態で堅く結合される。
    【0037】
    次に、歯肉が癒えて胴体87の周りと一体化された後、上部ボディのネック部84の挿入部85を胴体87の結合溝88に嵌め合わせ、その後図13の如くバネ91を上部ボディ81のネック部84とプレートのフック部74との間に掛けて牽引力を持続的に加えるようにした。
    【0038】
    このような構造は、歯肉が癒えて上部ボディ81と一体化された状態で牽引力を加えるので、外部から完全に遮断されて病原菌の侵入による感染が防止されるため、炎症などの副作用が発生せずネジ部89が骨と迅速に結合される。
    【0039】
    必要に応じては上部ボディと下部ボディを一体に構成することもできる。
    【0040】
    図14は図11のスクリュー形骨内固定具に結合されるプレートの他の構造図である。 プレートの鋼線の両側に、前記スクリュー形骨内固定具80の固定孔83に挿入される延長固定鋼線92が一体に設けられている。
    【0041】
    このようなプレートは使用時に奥歯歯槽骨にスクリュー形骨内固定具80を結合し、ネック部84とプレートのフック部74にバネ91を掛けて牽引力を加えると同時に、延長固定鋼線92の端部を固定孔83に挿入して結合する。
    【0042】
    従って、延長固定鋼線92が矯正歯列の治療による移動時にスクリュー形骨内固定具80の固定孔83に案内されるため、安定且つ均一な移動による良好な矯正効果を得ることができる。
    【0043】
    産業上の利用可能性本発明は、歯肉内部の頬舌側皮質骨を一部切除した後、矯正歯牙を一つの単位で括るプレートと骨内固定具によって歯列を矯正するようにすることで、より短い時間内に低いコストで歯列矯正治療を実施することができるとともに、長時間の治療時間がかかって活性化されていない成人歯列矯正も短い時間内に終えられるようにすることで、矯正治療領域を、三四十代の年齢層まで拡大することができる。
    【0044】
    さらに、歯列矯正器具の一種である骨内固定具を口蓋中央部の骨または歯肉の頬舌側骨にネジ釘で固定させることにより、より安定的に歯列矯正器具を設置することができるため、外国から輸入し使用している既存の殆どの矯正器具を代替することができる。 特に、十字形骨内固定具は、骨の硬い口蓋部に設置するようになっており、歯牙矯正に要求される牽引力を十分支えることができ、一箇所にのみ設置すれば済むため、施術がより簡単であるうえ、牽引力を誘導するために使用された既存の複雑な矯正器具と矯正治療方法を省略することができるため、矯正治療を非常に単純かつ迅速に行うことができる。 また、奥歯にバンドを設置する既存の矯正方法は、飲食物の残滓がバンドの周辺に残留して歯肉病と虫歯が発生し易かったが、本発明は、奥歯にバンドを取り付けることなく歯列矯正を達成することができるため、歯肉病と虫歯を予防することができるという効果を奏する。
    【図面の簡単な説明】
    図1a乃至図1cは本発明に係る皮質骨切り術の施術方法の概略図である。
    図2a及び図2bは本発明に係る矯正器具(プレート)の装着状態図である。
    図3a及び図3bは本発明に係る歯牙矯正器具の十字形骨内固定具の斜視図である。
    図4a及び図4bは本発明の第1実施例に係る十字形骨内固定具の使用状態図である。
    図5は本発明に係る歯牙矯正器具のL形骨内固定具の斜視図である。
    図6は本発明の第2実施例に係るL形骨内固定具の使用状態図である。
    図7は本発明に係る歯牙矯正器具のI形骨内固定具の斜視図である。
    図8a及び図8bは本発明の第3実施例に係るI形骨内固定具の使用状態図である。
    図9は本発明に係る歯牙矯正器具のT形骨内固定具の斜視図である。
    図10a及び図10bは本発明の第4実施例に係るT形骨内固定具の使用状態図である。
    図11は本発明の第5実施例に係るスクリュー形骨内固定具の分離斜視図である。
    図12a及び図12bは図11のスクリュー形骨内固定具が歯槽骨にねじ込まれた状態の断面図である。
    図13は図11のスクリュー形骨内固定具の使用状態図である。
    図14は図11のスクリュー形固定ねじに結合されるプレートの他の構造図である。

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