Tooth moving method and tooth moving apparatus

申请号 JP2002040111 申请日 2002-02-18 公开(公告)号 JP2003235871A 公开(公告)日 2003-08-26
申请人 Nobuhisa Teramoto; 修久 寺本; 发明人 TERAMOTO NOBUHISA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a tooth moving method and a tooth moving apparatus which is simplified, is not bulky, either, can be easily mounted as well, reduces burden to a patient and can reduce initial costs or running costs.
SOLUTION: Lingual buttons are fixed on both the teeth for expanding intervals or correcting dentition respectively, the end of an inner wire is linked to be turned to one lingual button, the end of a tube loosely fitted to the inner wire is linked to be turned to the other lingual button, and the tension of an open coil loosely fitted to the tube is controlled by a split stop. Thus, at least one of both the teeth is moved.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】間隔を拡開し、又は歯列を矯正する両歯牙にそれぞれリンガルボタンを固定し、インナーワイヤの端部を一方のリンガルボタンに回動可能に連結し、該インナーワイヤに遊嵌させたチューブの端部を他方のリンガルボタンに回動可能に連結し、チューブに遊嵌させたオープンコイルの張力をスプリットストップで調整することにより両歯牙の少なくとも一方を移動させて両歯牙間を所望する間隔に拡開させるようにしたことを特徴とする歯牙移動方法。 【請求項2】インナーワイヤおよびチューブのリンガルボタンへ連結する端部がU字状若しくは環状に形成され、U字状若しくは環状に形成された端部をリンガルボタンの首部分に外嵌させた後、当該首部分を挟みこむように変形させてインナーワイヤおよびチューブの端部をリンガルボタンに連結するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の歯牙移動方法。 【請求項3】間隔を拡開し、又は歯列を矯正する両歯牙に固定されるリンガルボタンと、両リンガルボタンに亙って装着される拡開付勢手段とからなり、該拡開付勢手段は、端部が一方リンガルボタンに回動可能に連結されるインナーワイヤと、インナーワイヤに遊嵌するとともに端部が他方のリンガルボタンに回動可能に連結されるチューブと、チューブに遊嵌させたオープンコイル及びオープンコイルの張力を調整するスプリットストップとで構成したことを特徴とする歯牙移動装置。 【請求項4】インナーワイヤおよびチューブのリンガルボタンに連結される端部がリンガルボタンの首部分に外嵌させた後、当該首部分を挟みこむように変形可能なU
    字状若しくは環状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の歯牙移動装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は矯正歯科等における歯牙移動方法及び歯牙移動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば乳歯が早期に喪失した場合、その喪失された部分に両側の歯牙が寄って移動するために、
    後継の永久歯が萌出するスペースが少なくなったり、なくなったりする。 その結果、後継の永久歯が正しい場所に萌出せず歯列が乱れ、噛合わせが悪くなるだけでなく、容貌にも悪影響を及ぼす。 そこで従来では乳歯が早期に喪失した場合、後継の永久歯が萌出するスペースを確保する手段として、一般にGMD(Greenfield Molar
    Distalizar)といわれる大臼歯遠心移動装置(固定式)による方法が知られている。 【0003】この大臼歯遠心移動装置は、図15乃至図17に示すように間隔を拡開する歯牙102・102の夫々の外周に嵌合させる環状のバンド120と、一方の環状のバンド120に頬側と舌側のそれぞれにインナーワイヤ107の端部を蝋着し、このインナーワイヤ10
    7に遊嵌させたチューブ108の端部を他方の環状のバンド120の頬側と舌側のそれぞれに蝋着するとともに、チューブ108にはオープンコイル109を遊嵌させ、このオープンコイル109の張をスプリングストップ110で調整することにより両歯牙の少なくとも一方を移動させて両歯牙間を所望する間隔に拡開させたり歯列を矯正するようにしたものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の大臼歯遠心移動装置では、両環状のバンドに亙って頬側と舌側のそれぞれにインナーワイヤ及びチューブの端部を確りと蝋着けして固定した形状であるために、装置全体が嵩張り、これを装着する場合患者に多大な不快感や苦痛を与えるという問題があった。 【0005】さらに、環状のバンドは患者の歯牙の形状に合せて正確に製作しなくてはならず、見込み生産によるストックができず、一品製作となり熟練と手間がかかり、製作コストが高くなるという問題があった。 【0006】しかも、インナーワイヤやチューブの端部を環状のバンドに蝋着するために高度な技術を要する蝋着け技術及びそれに使用する高価な蝋着け装置を必要とし、イニシャルコストやランニングコストも高くなってしまうという問題もある。 【0007】加えて、インナーワイヤやチューブの端部が歯牙に嵌着された環状のバンドに確りと蝋着けされていることから、環状のバンドの移動方向がインナーワイヤとチューブの摺動方向に限定される。 これにより、大臼歯遠心移動装置を装着して使用する場合、複雑で緻密な調整等を再々行なわなくてはならないという問題もあった。 また、前記従来の大臼歯遠心移動装置では、上述のようにインナーワイヤやチューブの端部が環状のバンドに確りと蝋着けされており、環状のバンドの移動方向がインナーワイヤとチューブの摺動方向に限定されることから、傾斜して萌出している歯牙を大臼歯遠心移動装置で移動させることは不可能に近いという問題があった。 さらに、歯牙の傾斜や萌出の程度によっては、環状のバンド自体の装着すらもできないという致命的な問題もあった。 本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、シンプルな装置で嵩張らず装着も簡単に行なえ、患者への負担も少なく、イニシャルコストやランニングコストを低減可能な歯牙移動方法及び歯牙移動装置を提供できるようにすることを目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明にかかる歯牙移動方法は、間隔を拡開し、又は歯列を矯正する両歯牙にそれぞれリンガルボタンを固定し、インナーワイヤの端部を一方のリンガルボタンに回動可能に連結し、該インナーワイヤに遊嵌させたチューブの端部を他方のリンガルボタンに回動可能に連結し、
    チューブに遊嵌させたオープンコイルの張力をスプリットストップで調整することにより両歯牙の少なくとも一方を移動させて両歯牙間を所望する間隔に拡開させるようにしたことを特徴とするものである。 【0009】また、歯牙移動方法においては、インナーワイヤおよびチューブのリンガルボタンへ連結する端部がU字状若しくは環状に形成され、U字状若しくは環状に形成された端部をリンガルボタンの首部分に外嵌させた後、当該首部分を挟みこむように変形させてインナーワイヤおよびチューブの端部をリンガルボタンに連結するようにしたことも特徴とするものである。 【0010】次に、本発明にかかる歯牙移動装置は、所望する間隔を拡開し、又は歯列を矯正する両歯牙に固定されるリンガルボタンと、両リンガルボタンに亙って装着される拡開付勢手段とからなり、該拡開付勢手段は、
    端部が一方リンガルボタンに回動可能に連結されるインナーワイヤと、インナーワイヤに遊嵌するとともにその端部が他方のリンガルボタンに回動可能に連結されるチューブと、チューブに遊嵌させたオープンコイル及びオープンコイルの張力を調整するスプリットストップとで構成したことを特徴とするものである。 【0011】そして、歯牙移動装置ではインナーワイヤおよびチューブのリンガルボタンに連結される端部がリンガルボタンの首部分に外嵌させた後、当該首部分を挟みこむように変形可能なU字状若しくは環状に形成されたことも特徴とするものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明する。 図1は本発明にかかる歯牙移動装置の正面図、図2は歯牙移動装置を構成部品図3は歯牙移動装置の構成部品の製作段階を示す展開図であって、図中符号1は歯牙移動装置を全体的に示す。 この歯牙移動装置1は、図12で説明するように間隔を拡開し、又は歯列を矯正する両歯牙2・2に固定されるリンガルボタン3・3と、
    両リンガルボタン3・3に亙って装着される拡開付勢手段4とからなる。 リンガルボタン3は、ステンレススチール鋼等の不銹性金属で図4に示すように下面に歯牙2
    の表面部分2aへの貼着面5が形成されるとともに、その上方には括れた形状の首部分6が形成されている。 【0013】拡開付勢手段4は、一端部7aが一方のリンガルボタン3の上記首部6に回動可能に連結されるインナーワイヤ7と、インナーワイヤ7に遊嵌し、端部8
    aが他方のリンガルボタン3の首部6に回動可能に連結されるチューブ8と、チューブ8に遊嵌させたオープンコイル9及びオープンコイル9の張力を調整するスプリットストップ10とで構成されている。 インナーワイヤ7は図5−(a)・(b)に示すように例えば0.7ミリφのステンレススチール鋼等の不銹性金属線の先端を銜えたライトワイヤープライヤー11を略一回転させて当該先端部分7aを「?」形に形成してなり、インナーワイヤ7の「?」形先端部分をリンガルボタン3の上方から首部6に外嵌させた後、アーチフォーミングプライヤー12でかしめ、その開口部を閉じる。 するとインナーワイヤ7はその先端部分7aが自由度を持った状態でリンガルボタン3の首部6に連結される(図6参照)。 【0014】上記チューブ8は、先ず、内径が0.03
    6インチφ(約0.9144mmφ)のステンレス・スチールチューブ(有限会社オーソデントラム:商品番号480−0
    09)を本例では17mmの長さに切断し、図7−(a)に示すようにリンガルボタン3に連結する側の端部8aをその先端から3mm部分をリンガルバー屈曲用プライヤー12等で扁平にする(図7−(b)参照)。 次に扁平にされた部分13にディスクカッター14等により縦に約2.5mmの長さのスリット15を入れ(図7−(c)
    参照)、このスリット15部分をライトワイヤープライヤー11で開き、当該先端部を「Y」字状に開く(図8
    −(b)・(c)参照)。 「Y」字状に開かれた先端部の各端部分を図9−(a)
    ・(b)に示すようにループフォーミングプライヤー1
    6で曲成し、上方が開口する「C」の字形に形成する。 【0015】然る後、この「C」の字形部分をリンガルボタン3の首部6に外嵌させ、図9−(c)に示すようにアーチフォーミングプライヤー12で開口部を閉じると、チューブ8は図10に示すように先端部分8aが自由度を持った状態でリンガルボタン3の首部6に連結される。 オープンコイル9は、ニッケル・チタン等の弾性を有する不銹性金属線でコイル状に形成されており、その長さはインナーワイヤ7に遊嵌するチューブ8部分の長さ、即ち、本例では全長の17mmから加工された先端部の3mmを引いた長さの略14mmとなっている。 【0016】そして、オープンコイル9の張力を調整するスプリットストップ10は、図11に示すように内径1.8mmφのステンレス・スチールチューブ(株式会社トミーインターナショナル:商品番号229-39)にディスクカッターで1条のスリット20を形成した後、このステンレス・スチールチューブを約2mm幅に輪切りにし、このスリット20部分を前記チューブ8の筒状部分に嵌着できるように大きく開いて形成したものである。 【0017】以上のように形成された歯牙移動装置1を使用して歯牙2・2を移動する手順を次に説明する。 先ず、乳歯が早期に喪失して生じた隙間部分の両側に位置する両歯牙2・2の一方の歯牙2の表面部分2aに、図12−(a)に示すようにインナーワイヤ7が連結されたリンガルボタン3の接着面5を接着剤(図示せず)で固定する。 次に、予め外周部分にオープンコイル9を遊嵌させたチューブ8の筒状部分をインナーワイヤ7に挿通した後、チューブ8のリンガルボタン3を他方の歯牙の表面部分に接着して固定する(図12−(b)参照)。 そして、図12−(c)に示すように押圧用工具17でインナーワイヤ7のリンガルボタン3側にオープンコイル9を押圧して圧縮し、露出したチューブ8部分にスプリットストップ10を嵌合させてから図12−(d)に示すようにこれをプライヤー18でかしめて固定した後、これまで押圧用工具17で圧縮されていたオープンコイル8を復帰させる。 【0018】こうした手順により乳歯が早期に喪失して生じた隙間部分の両側に位置する両歯牙2・2の頬側と舌側とに夫々上記の歯牙移動装置1を装着すると、スプリットストップ10で設定されたオープンコイル9の弾性力により両歯牙2・2は拡開方向に所定の圧力で押圧されるのである(図13参照)。 因みに、両歯牙2・2の拡開方向への押圧力の初期設定及び治療中の押圧力の変更は、スプリットストップ10
    の個数やその幅の変更・調節により行なうことができる。 即ち、本発明の歯牙移動装置1におけるインナーワイヤ7及びチューブ8の各リンガルボタン3の首部6への連結は自由度があるので、例えば、歯の移動を観察し、移動する歯牙2が舌側に寄ってきた場合には舌側の歯牙移動装置1にスプリットストップ10の個数を増やしたり、幅の広いものにして当該部分のオープンコイル8の弾性力を高めるだけで間隔の拡開速度や歯列の矯正方向の調整並びに修正を簡単に行なうことができるのである。 【0019】尚、上記実施の形態ではインナーワイヤ7
    及びチューブ8の各リンガルボタン3への連結部分を、
    「?」形や上方が開口する「C」の字形に形成するようにしてあるが、こうした形状に限られず、図14に示すように円形や楕円形、或いは多形の環状にし、これをリンガルボタン3の首部6にかしめて変形させて連結するようにしても良いことは勿論である。 また、インナーワイヤ7は必ずしも忠実の線条に限られず、中空のものであっても良いことは勿論である。 【0020】 【発明の効果】本発明は以上に説明したように、端部が一方リンガルボタンに回動可能に連結されるインナーワイヤと、インナーワイヤに遊嵌し端部が他方のリンガルボタンに回動可能に連結されるチューブと、チューブに遊嵌させたオープンコイル及びオープンコイルの張力を調整するスプリットストップとで構成した拡開手段を、
    所望する間隔を形成する両歯牙に固定したリンガルボタンに亙って装着し、この拡開手段の付勢力により歯牙を移動させるようにしてあるので、歯牙に嵌着した両環状のバンドの頬側と舌側のそれぞれにインナーワイヤ及びチューブの端部を蝋着けした形状の従来の大臼歯遠心移動装置に比べて、装置全体がシンプルで嵩張ることがなく、これを装着する患者への不快感や苦痛を最小限にすることができるという利点がある。 【0021】さらに、本発明はリンガルボタンと、これに回動可能に連結されるインナーワイヤと、インナーワイヤに遊嵌させるチューブと、チューブに遊嵌させたオープンコイル及びオープンコイルの張力を調整するスプリットストップとで構成され、治療現場で簡単に装着実施できるので、各部材は予め大量生産することができ、
    従来のような熟練と手間を要する一品製作と異なり、その製作コストを大幅に低減することができるという利点もある。 【0022】しかも、インナーワイヤ及びチューブの端部と歯牙に固定されたリンガルボタンとの連結部分は自由度があり、各連結部で、頬側や舌側に可動となっている。 これにより、各患者夫々の歯牙の移動状態に合せてなじむので、従来のように複雑で緻密な調整等を再々行なわなくても歯牙を離間方向に常時付勢でき、治療の効率を向上させることができる利点もある。

    【図面の簡単な説明】 【図1】は本発明にかかる歯牙移動装置の正面図である。 【図2】は本発明にかかる歯牙移動装置を構成部品図である。 【図3】は本発明にかかる歯牙移動装置の構成部品の製作段階の部品展開図である。 【図4】は本発明にかかる歯牙移動装置のリンガルボタンの斜視図である。 【図5】は本発明にかかる歯牙移動装置のインナーワイヤの製作工程図である。 【図6】は本発明にかかる歯牙移動装置のインナーワイヤのリンガルボタンへの連結を示す斜視図である。 【図7】は本発明にかかる歯牙移動装置のチューブの製作工程図である。 【図8】は本発明にかかる歯牙移動装置をチューブの製作工程図である。 【図9】は本発明にかかる歯牙移動装置のチューブの製作工程図である。 【図10】は本発明にかかる歯牙移動装置のリンガルボタンに連結したインナーワイヤ及びチューブの斜視図である。 【図11】は本発明にかかる歯牙移動装置のスプリットストップの図である。 【図12】は本発明にかかる歯牙移動装置の使用手順を示す側面図である。 【図13】は本発明にかかる歯牙移動装置を装着した状態の正面図である。 【図14】は本発明にかかる歯牙移動装置のリンガルボタンに連結するインナーワイヤ及びチューブの変形例図である。 【図15】は従来例にかかる歯牙移動装置の正面図である。 【図16】は従来例にかかる歯牙移動装置を装着した状態の側面図である。 【図17】は従来例にかかる歯牙移動装置を装着した状態の正面図である。 【符号の説明】 1・・・歯牙移動装置2・・・歯牙3・・・リンガルボタン6・・・リンガルボタンの首部7・・・インナーワイヤ8・・・チューブ9・・・オープンコイル10・・・スプリットストップ

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