For gas holder membrane material and gas holder which is formed by using the same |
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申请号 | JP2006164181 | 申请日 | 2006-06-14 | 公开(公告)号 | JP5123495B2 | 公开(公告)日 | 2013-01-23 |
申请人 | 帝人ファイバー株式会社; 株式会社大阪造船ドック; | 发明人 | 諭司 長瀬; 裕之 森; 幹生 日下; 靖夫 本石; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | ガスを貯蔵または回収するガスホルダーに用いる膜材であって、 (1)該膜材が、保護層、基布層、ガスバリアー層、保護層の少なくとも4層がこの順で積層されてなり、かつ該基布層の片面または両面にフィルム状のポリウレタン樹脂が積層されてなる 膜材であり、(2)保護層に使用される樹脂がポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂(ただし、基布にあらかじめ積層された上記フィルム状のポリウレタン樹脂を除く)、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、またはポリエステル樹脂からなり、(3)基布層が織物からなり、織物を構成する繊維の繊度(dtex)と密度(本/インチ)の積が2,500〜5,000であり、(4)ガスバリアー層がポリエステルフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビリニデンフィルム、またはエチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムからなり、(5)基布層側やガスバリアー層側に用いられる保護層の厚さが5〜180μm、基布層の目付が20〜100g/m 2 、ガスバリアー層の厚さが3〜30μm、基布層の片面または両面に積層されるフィルム状のポリウレタン樹脂の厚さが5〜100μm、ガスホルダー用膜材の総厚が150〜300μmである、ことを特徴とするガスホルダー用膜材。 膜材を構成する少なくとも一方の保護層がポリオレフィン樹脂からなる 請求項1記載のガスホルダー用膜材。 織物がポリエステルマルチフィラメントからなる、 請求項1または2記載のガスホルダー用膜材。 請求項1〜3のいずれかに記載のガスホルダー用膜材を用いてなるガスホルダー。 |
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说明书全文 | 本発明は、特に大型ガスホルダー用膜材に関するもので、都市ガスや特殊気体などを貯蔵するガスタンクおよび畜産・水産施設からの廃棄物、生ゴミなどの有機性廃棄物からメタンガスや、熱分解ガスなどを発生させるバイオガス処理施設を構築するのに適した膜材に関する。 製鉄所などの廃ガスや低圧の燃料ガスなどの貯蔵設備などでは、強化プラスチックや金属からなるガスタンクが用いられている。 また、現在では、一般下水処理施設および畜産系し尿処理施設や、生ごみ・焼酎糟・醤油糟などの処理施設などから発生するメタンガスなどを回収し、エネルギーとして利用するバイオガス処理施設や、有機性廃棄物を熱分解して発生するガスを有効利用する施設が注目されている。 特に近年、時代のニーズにより、これらの施設の新設が増加していると同時に、各施設の大型化が進んでいる。 これらの分野において、ガスを貯蔵および回収する設備を高強度でかつ軽量な膜材でより経済的に構築することが期待されている。 例えば、膜式ガスホルダーに関する特許文献1がある。 この文献には、強化プラスチック材、金属材などからなる剛構造のボックスの中に、気密性および液密性を有する可撓性膜材からなる袋体で形成されたガスの出し入れ可能なガス貯蔵バックを収納する構造のボックス収納型膜式ガスホルダーについて記載されている。 一方、従来のガスバリアー性膜材として、特許文献2には、高分子フィルム基材の少なくとも片面に必要に応じてアンカーコート層を設けて金属または金属化合物薄膜層、必要に応じて保護層を順次形成した透明性を有する被覆フィルムとヒートシール性樹脂を無機の超微粒子を含有するガスバリアー性接着剤を介して接着させたガスバリアー性膜材について記載されている。 また、特許文献3には、基布およびガスバリアー層の2層を有する超軽量膜材および樹脂層、繊維基布層、ガスバリアー層からなる超軽量膜材が記載されている。 本発明の目的は、繊維基布の持つ強度に加え、ガスホルダーとして使用可能な耐摩擦性や耐屈曲性を有し、かつガスバリアー性の高いガスホルダー用膜材を提供することにある。 本発明は、ガスを貯蔵または回収するガスホルダーに用いる膜材であって、該膜材が、保護層、基布層、ガスバリアー層、保護層の少なくとも4層がこの順で積層されてなる膜材であることを特徴とするガスホルダー用膜材に関する。 本発明によれば、繊維基布の持つ強度に加え、ガスホルダーとして使用可能な耐摩擦性や耐屈曲性を有し、かつガスバリアー性の高い膜材を提供することができ、これを用いることで、ガスを貯蔵および回収する設備を高強度でかつ軽量な膜材でより経済的に構築することができる。 本発明において、膜材の強度を発現させるための層として、繊維からなる基布を使用することが重要である。 繊維一本一本が持つ強度を布帛にすることにより、同方向へ合わせることで、より高強度の膜材を得ることができるのである。 本発明において使用される繊維基布は、基布層を構成する繊維の繊度(dtex)と密度(本/インチ)の積が2,500〜5,000、好ましくは4,000〜5,000であり、目ずれが10mm以下、好ましくは5mm以下であることが必要である。 次に、本発明において、膜材には、上記基布層の一方の面に、ガスバリアー層を設けることが必要である。 これまでも述べてきているように、ガスホルダーは廃棄物から発生したメタンガスや熱分解ガスなどの回収や都市ガスや特殊ガスを貯蔵するための部材であり、そこで使用される素材はガスバリアー性が必要である。 ガスバリアー層としては、特に限定されるものではなく、ポリエステルフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビリニデンフィルム、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムなどが使用されるが、中でもエチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムは特にガスバリアー性に優れており好ましい。 特に、熱分解ガス中には、膜を透過し易い多量の水素が含まれており、この漏洩を防ぐためには、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムを使用するのが、有効である。 また、上記の各フィルムに金属または金属酸化物などを蒸着加工したものも有効である。 一方、膜材をより実用レベルにするために、基布層およびガスバリアー層を他の樹脂層で保護する必要がある。 本発明で提供される膜材は、ガスホルダー用膜材として使用されるため、ガスバリアー性を維持するために、使用中に傷ついたり破損したりしてはならない。 また、ガスホルダーの形状に対応するために、耐屈曲性が必要である。 よって、強度を維持する基布層と、ガスバリアー層を樹脂(保護層)でコーティングまたは該樹脂フィルムで積層することは、膜材の機能を維持し、ガスホルダーの構築を容易にする上で極めて有用である。 さらに、ガスホルダーを構築する際、膜材同士を接合するためにもこのような層が設けられることが望ましい。 保護層に使用される樹脂は、ポリエチレン樹脂、ポリウレタン樹脂(ただし、基布にあらかじめ積層された上記フィルム状のポリウレタン樹脂を除く)、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などが使用される。 ここで、耐屈曲性のある膜材を得るためには、耐屈曲性の高いポリウレタン樹脂を使用することが適している。 さらに、膜材に耐摩擦性を与えるために、ポリウレタン樹脂層上にポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂層を設けることが好ましい。 また、廃棄物から発生するガスには、硫化水素その他の雑多な混合物が含まれており、膜材の劣化を防ぐためにも、化学的に安定したポリエチレンなどのポリオレフィンを保護膜に使用するのが、望ましい。 これらの樹脂は一般的な方法で加工され、接着剤を用いてフィルム状の樹脂をラミネートしたり、加熱した樹脂を直接コーティングしたりする。 なお、基布層の目付けは、通常、20〜100g/m 2 、好ましくは30〜60g/m 2である。 本発明のガスホルダー用膜材は、保護層/基布層/ガスバリアー層/保護層との各層の間は、ウレタン系接着剤などの接着剤によって、通常のドライラミネート法、押出コート・ラミネート法、ウエットラミネート法などの接着手段を用いて接着すればよい。 また、保護層が上記のように複層から構成される場合にも、同様の接着手段が採用される。 次に、上記膜材を用いたガスホルダーについて図1を用いて以下に説明する。 空気室3とガス室4は内膜2を介して圧力がつりあっているので、通常は、内膜2に過大な張力が働くことはないが、結露などで、頂部(錘)12の上部に水溜りが出来ることもあり、この場合には、内膜2や内膜と外膜の固縛部11に大きな張力が働く。 特に、ガスホルダーが大型になれば、この原因で膜材が破損する可能性が大きくなる。 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。 なお、実施例中の物性は下記の方法により測定した。 実施例1〜5、比較例1〜4 本発明によれば、繊維基布の持つ強度に加え、ガスホルダーとして使用可能な耐摩擦性や耐屈曲性を有し、かつガスバリアー性の高い膜材を提供することができ、これを用いることで、ガスを貯蔵および回収する設備を高強度でかつ軽量な膜材でより経済的に構築することができ、産業的利用価値が極めて高いものである。 1・・・ガスホルダー外膜 2・・・ガスホルダー内膜 3・・・空気室 4・・・ガス室 5・・・下部ノズル 6・・・送風機 7・・・鋼製架台 8・・・送風ダクト 9・・・上部ノズル 10・・超音波距離計 11・・赤道部 12・・頂部(錘) |