Orthodontic support body

申请号 JP2003433639 申请日 2003-12-26 公开(公告)号 JP2005185705A 公开(公告)日 2005-07-14
申请人 Yasuki Hotta; 堀田 康記; 发明人 HOTTA YASUKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an orthodontic support body which is easily handled and excellent for intraoral tissue since an orthodontic treatment is performed in a small space being an intraoral part and the arrangement of the orthodontic support body is forced on a patient for a fixed period. SOLUTION: The orthodontic support body 10 comprises: a fixing part 11 which is embedded under mucous membrane 2 (MM)and provided with a projected part 17 to relieve a load; an exposure part 13A; and a penetration part 2A through the MM of a connection part. The projected part 17 of the fixing part 11 is arranged in maxilla 1. Then, movable MM (periosteum) 2 invades multiple small holes 11A by the attachment by restoration of the maxilla 1 and the MM2 themselves, and besides, a resisting force is increased by fitting with the projected part 17 to be fitted to the work hole 20 of the maxilla. When the support body 10 is detached, detachment is easily performed by removing the movable MM 2. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI
权利要求
  • 顎骨(1)に加工穴(20)を設け、その穴に嵌合する凸起部を持つ固定部(11)と口腔内に露出するアーム部(13)の露出部(13A)の間で粘膜(2)が貫通することを備えた歯科矯正用支持体(10)に於いて、
    イ)板状の固定部(11)の面に複数の小孔(11A)と凸起部(17)を設ける。
    ロ)固定部の他端のアーム部に長孔(14A)を複数を持つ係止部(14)を設ける。
    以上から構成されたことを特徴とする歯科矯正用支持体(10)。
  • 固定部(11)面にあるφDの径を持つ凸起部(17)は、溝(17A)とその切上げの逃げ孔(17B)をもつことを特徴とする請求項1の歯科矯正用支持体。
  • アーム部に一連の細い長孔によって係止部(14)を構成したことを特徴とする請求項1の歯科矯正用支持体。
  • 矯正力を与えるバネ、ゴムを係止するための複数の連続した係止部(14)を露出部(13A)に設け、係止部の不用の部分を削除出来る形状にしたことを特徴とする請求項1の歯科矯正用支持体。
  • 固定部(11)面にある凸起部(17)の外側の周囲にある多数の小孔(11A)の内凸起部と反対側面の小孔の口元部に皿モミ(11B)を設けたことを特徴とする請求項1の歯科矯正用支持体。
  • アーム部(13)で凸起部に一番近い側で大きい孔幅の梯形型のぬすみ孔(11C)をもつことを特徴とする請求項1の歯科矯正用支持体。
  • 说明书全文

    この発明は、歯科矯正用支持体に関するものである。

    歯科矯正治療は様々な方法でおこなわれているが、歯を移動させるためには、移動を加えるための付勢手段と、それを固定保持するための固定源(支点)が必要である。

    固定源としては、口腔内に求める方法と口腔外(顎外)に求める方法とがあり、口腔内に求める方法では、固定源として従来は大臼歯を用いることが多く、その方法は骨内インプラントを応用したインプラント体が発想されていた。

    この改善策の一手法としてインプラント矯正法があり、その仕組みはインプラントで歯を動かす固定源を作る事である。 (例えば、非特許文献1参照)
    又、顎骨に植立部材をねじ込み、部材の頭部に板製のアーム部材を取付け、それにワイヤー等を用いる手法の歯列矯正用支持体などがあった。 (例えば、特許文献1参照)

    鈴木純二 著「インプラント矯正・歯科レーザー」(株)千早書房2003年7月、初版、頁13

    特開2001−187071号公報

    従来の骨内インプラント応用による歯科矯正法は、顎骨にネジ状又は、棒状又は、板状のインプラント体を植立し、直接、顎骨に固定させた後でその口腔内露出部を固定源とする方法であり、装着時はもとより、装着期間中、並びに除去時にも、多大な痛みや違和感を伴う事であり、着脱時に粘膜のみならず骨や顎部を傷つける恐れが高かったものである。
    この様な従来技術の問題点に鑑み、本発明は除去時の粘膜損傷の恐れが少なく、痛みや違和感を最小限に抑えることができる歯科矯正用支持体を提供することを目的とする。

    また、従来のインプラント体では、支持体で痛みや違和感を伴うことがあり、除去時にも粘膜を傷付ける恐れもあった。
    さらに、固定源として、形成外科の骨接合用として用いられるミニプレートを転用する方法もある。
    しかしながら、形成外科用のミニプレートは、口腔内露出部を考慮して作られていないため、全てネジ穴が連絡したデザインになっていて、フック部がないため、取扱いが面倒であった。

    このような従来技術の問題点に鑑み、本発明は、上下顎大臼歯の近遠心移動や圧下等の3次元的コントロールを任意に行うことができ、植立及び撤去が容易であって、術後感染や除去時の粘膜損傷の恐れが少なく、痛みや違和感を最小限に抑えることができる歯科矯正用支持体を提供することを目的としている。

    本発明は顎骨(1)への切削量を極小に抑えた加工穴(20)を設け、この部に装着する固定部(11)と口腔内に露出するアーム部の露出部(13A)の間で粘膜が貫通することを備えた歯科矯正用支持体(10)において、

    顎骨(1)にホール・ソー(15)にて支持体の固定部の凸起部(17)を嵌合させる加工穴(20)を設け、固定部(11)に約φ2ミリの複数の小孔(11A)を凸起部の周囲に配設し、可動の粘膜(2)を小孔に自然的に貫通させた使い方で且つ、一端には複数の細い長孔の係止部(14)を持つ形状を特徴とする歯科矯正用支持体(10)である。

    本発明の歯科矯正用支持体は、術後感染や除去時の粘膜損傷の恐れが少なく痛みや違和感を最小限に抑えることが出来る。 以下、具体的に説明をする。

    顎骨(1)にホール・ソー(15)にて加工穴(20)を設ける。 一方、歯科矯正用支持体(10)の固定部の凸起部(17)をこの加工穴に嵌合させ、板状の固定部に設けた複数の小孔(11A)を通して、粘膜が再び顎骨に付着し、支持力を得る使い方をする。
    凸起部の嵌合部で装着時の初期の固定を得て、その後の時間の経過と共に小孔を通して再付着した粘膜により支持力を得る。 これより各小孔と凸起部の嵌合部で受け持つ支持力は、従来に比べ(約1/3)と少なく、支持体のぐらつきがなく且つ耐久性も長くなる。

    尚、従来の様に、顎骨材の強度のないものに小ネジ(例,M2×0.25)方式の取付けをした場合には、すぐにぐらつきが生じ不快感と感染のおそれがあったが、本発明は、それらを解消し、信頼性が高い。
    また、植立及び撤去も容易であって、支持体植立後でも、固定源として歯牙移動治療をする事が出来る。 また、左右、上下の装着の向きを選ばずに取扱いの自由度が大きい。

    バネやゴムを係止する為の複数の連続した係止部を露出部に設け、係止に使用しない係止部の一部から除去できる構成にした場合には係止部の所望の位置から移動力を掛けることができる。 且つ、不用の係止部を図示なき専用工具にて容易にカットができる。
    それ故、機能的マイナス無しに必要な係止部分のみを残すことが可能である。

    尚、本発明は、前述の実施例に限定されない。 例えば、係止部分は、4個に限らず3個又は5個以上であってもよい。

    本発明の歯科矯正用支持体は、顎骨に固定する固定部、口腔内に露出する露出部、固定部と露出部の間に位置し、粘膜を貫通する小孔を備えた歯科矯正用支持体において、

    矯正力を与えるバネ、板バネやゴム製チェーンを係止するための複数の連続した係止部を露出部に設け、係止部の不用の部分を除去できる構成にする。
    一連のフックによって係止部を構成することも出来る。

    また本発明の支持体の材質としては、生体に対して異害性の少ない物、例えばチタン合金、ステンレス合金、コバルトクローム合金などで、塑性変形可能材が好ましい。

    以下、図面を参照して、本発明の実施例1を主体に順に説明する。
    図1は、本発明の第1実施例の歯科矯正用支持体(10A)の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のA視図、図4は図1のB−B断面図を示している。

    歯科矯正用支持体は、顎骨1にホール・ソーにて切削の加工穴(20)に嵌合する凸起部(17)、アーム部の口腔内に露出する露出部(13A)、板状の固定部(11)、凸起部の周囲に配設した多数の小孔(11A)にて粘膜(2)を貫通する使い方をする。
    支持体(10A)は、治療に際し、必要に応じて、アーム部(13)の適宜の位置で折り曲げ使用する。
    支持体は、チタン合金、ステンレス合金、コバルトクローム合金などで塑性変形可能材(軟質材)を使う。
    (図5は、折り曲げを容易にする為にアーム部(13)にぬすみ孔(11C)を設けている)

    固定部(11)は、板状の面に径がφ2ミリ程の多数の小孔(11A)を凸起部の周囲に設け、また、凸起部(アンカー部)(17)のその外径Dは約φ3.5ミリ、内径約2.5ミリで形成されている。
    その凸起部には、溝(17A)が円周上に十文字にあけられ、溝の奥域には、溝の弾力性(挿入時のスプリングバック性)と強度の信頼性を増す為に円弧状の逃げ孔(17B)を持っている。
    凸起部の外径φDは、顎骨に切削の加工穴(20)との嵌合時の緊迫力の増強のために端部で僅かに外径は(φD+P)の大きさ(増分P≒0.2ミリ程)で成形されている。
    尚、凸起部の首下寸法L>0.8D(ミリ)を目安にしている。

    露出部(13A)は、口腔内に露出する部分であり、矯正力を与えるワイヤー、板バネ、ゴム製又は樹脂チェーン(19)等を係止する為の連続した細い長孔の係止部(14)を備えている。

    固定部(11)と粘膜の貫通部(2A)の板状の露出面の表面は、「ISO規格で粗さ≦0.16Z」となっていることが望まれる。
    固定部(11)の板厚Tは、0.8ミリ程で、支持体(10)の装、脱着時の作業性時の作業性を容易にするために凸起部の端で、僅かな傾斜θ2がつけてある。 尚、本品はチタン、又はチタン合金などで軟質状態品にして使用し、加工は精密鋳造にて形成される事が容易な形状にしている。 なお孔は、丸形だけに限定せずに3角〜7角等の多角形孔にても可。

    次に、本発明の第2実施例を図5を参照して説明する。
    図5は、第2実施例の歯科矯正用支持体(10B)の正面図である。
    第1実施例の歯科矯正用支持体(10A)との主な違いは、第1実施例の歯科矯正用支持体(10B)の固定部(11)の外観は横幅がより広く、アーム部(13)根元も広くなっている。
    又、C−0線上での高さ(平の)方向は短くなっている。 凸起部(17)の外周にある溝(17A)は3等分に形成されている。
    従って、第1実施例より固定部の面に内径がφ2ミリ程の多数の小孔(11A)をより多く設置可能であるので、大きい引張り強度を必要とする時に使用をすることが出来る。

    一方、固定部に設けた凸起部(17)の外径上に溝(17A)が円周上に3等分に切られるのは、図11(A)に示すホール・ソー(15)にて顎骨(1)に切削の加工穴(20)と凸起部(17)との外径φDの嵌合時のバネ復元性を利用して、維持力を安定的に強化する為である。

    図9は、本発明の第3実施例の歯科矯正用支持体(10C)の正面図である。
    図16の治療態様5に示す様なときに使う。 左右対称形になっていて、凸起部の裏側の小孔(11A)が2ヶ所皿モミ(11B)になっている。 支持体(10C)の固定をより強力にする為にこの皿モミ部に小ネジ(16)を使用する。

    第1〜第3の実施例の歯科矯正用支持体(10)の固定部(11)の凸起部(17)の外径と嵌合の相手の顎骨等の加工穴(20)は、例えば、図13〜図15に図示する様な加工穴にする。
    この際、図示なき歯科医療用のエアーモーター機にホール・ソー(15)の工具を装着して、回転力を貰い、加工穴を設ける。 ホール・ソーは機械工学でのエンドミルに相当する物である。 ホール・ソーは、側面にある多数の切刃(15A)にて、徐々に加工穴を施工成形していく。

    次に、本発明の歯科矯正用支持体(10)を用いた治療例を図12〜17で説明する。
    図12は、治療態様1で、顎骨(1)の所定位置に支持体(10A)を取付ける前に、顎骨(1)にホール・ソー(15)で施工した加工穴(20)に、支持体(10A)の凸起部(17)の外径φDを嵌合させた時の状態を示した。

    支持体(10)の固定位置は、牽引力の支点として、係止部(14)が最適な位置に来るように選定する。 なお、加工穴(20)の位置は、神経を避ける様な配置を考慮しておく事が重要である。 支持体(10)は、固定部(11)と粘膜(2)の事を考慮してアーム部(13)の所定位置で状況に合う角度にて折曲げられる。 例を図13〜14に示した。

    図15は、治療態様4で歯に装着する状況にて、大きいねじり状態をする必要がある時に有効な実施例2である。 その特異な点は、アーム部(13)の凸起部に近い所に横幅の大きいぬすみ孔(11C)を設けた。 ぬすみ孔が、よじり剛性(抵抗)が少なくなり、ねじり易い効果を発揮する。 (力学的見地からの形状による断面極二次モーメントの値が変化する為)

    図16は、治療態様5で支持体の実施例3で、他の実施例と異なる使い方を示した。
    上顎歯の大臼歯(3)を起点に小臼歯(4)をワイヤー(6)や板バネ(7)を使用して遠心移動させる症例で、起点になる支点位置の強度をたもつ為に小ネジ(16)を使用した例である。

    図17は、治療態様6で支持例は右側からみた状態を示していて、大臼歯(3)を起点として小臼歯(4)を遠心移動させる症例で使用する。
    大臼歯(3)と小臼歯(4)にボタン(18)等が固定され、そしてボタン(18)と支持体の2段目の係止部(14)の間には樹脂又は、ゴム製チェーン(19)が掛けられ適切な矯正力が得られるようになっている。

    4段にあった係止部(14)のうち1番上の係止部は除去されている。 除去は専用のプライヤー等で、狭くなった箇所で容易に切断し、不用な部分を削除することが出来る。

    支持体(10)は、顎骨に接する面は指定粗さに施工された部品になっているので、患者には違和感を与えない様になっている。 また、支持体(10)を除去するのも固定部(11)のプレートの板厚Tが端部へいくにつれ、段々と薄くテーパ状(傾斜角θ2)になり、しかも軟質材と相まって、装着・脱着時の取扱いが簡単、容易となり、歯肉を傷つけにくい。

    なお支持体(10)は、チタン又はチタン合金等で精密鋳造にて成形するので外形又は小孔(11A)、係止部(14)の細い長孔及び凸起部(17)の溝(17A)、逃げ穴(17B)等の各角部は、全てが「Rかど」製造時になるので、患者又は取扱者の肌に柔らかに干渉作用する。

    歯列及び歯並びが悪いと美味しい飲食物もまずくなる。 歯が健康的になると自然に食事が美味しくなり、人工的に手を加えた色彩、味添加の加工食等も必要もなくなる。 歯科矯正の負担を軽減する事により、国民全員が健康の保持も出来て、且つ治療費の削減と患者の治療時間の撲滅等も可能になり、目に見えぬ費用の経済効果分を別分野の産業に国内投資が可能となる。

    本発明の第1実施例の歯科矯正用支持体(10A)の正面図。

    図1の 第1実施例のA−A断面図。

    図1の 第1実施例のA視図。

    図1の 第1実施例のB−B断面図(一部分の拡大図)。

    本発明の第2実施例の歯科矯正用支持体(10B)の正面図。

    図5の 第2実施例のC−0−C断面図。

    図5の 第2実施例のB視図。

    図5の 第2実施例のD−D断面図(一部分の拡大図)。

    本発明の第3実施例の歯科矯正用支持体(10C)の正面図。

    図9の第3実施例のE−0−E断面図。

    (A)顎骨(1)に本発明の歯科矯正用支持体(10)を取付の為の加工孔用工具の正面図。 (B)は、左側面図(C視)。 (C)は右側面図(D視)。

    本発明に係わる支持体(10A)を用いた治療態様1を示す図。

    本発明に係わる支持体(10A)を用いた治療態様2を示す図。

    本発明に係わる支持体(10A)を用いた治療態様3を示す図。

    本発明に係わる支持体(10B)を用いた治療態様4を示す図。 (アーム部にてねじり状態を示す)

    本発明に係わる支持体(10C)を用いた治療態様5を示す図。

    本発明に係わる支持体(10A)を用いた治療態様6を示す図。

    符号の説明

    1 顎骨2 粘膜 2A 粘膜の貫通部、2B 上皮3 大臼歯4 小臼歯5 歯6 ワイヤー7 板バネ8 皮質骨9 海綿骨10 歯科矯正用支持体 10A 実施例1
    10B 実施例2
    10C 実施例3
    11 固定部 11A 小孔、 11B 皿モミ、 11C ぬすみ孔12 犬歯13 アーム部 13A 露出部14 係止部 14A 長孔15 ホール・ソー 15A 切刃 15B 平面 15C 平面 15D 孔16 小ネジ 又は、植立部材17 アンカー部 又は、凸起部 17A 溝 17B 逃げ孔18 ボタン 又は、ブラケット19 樹脂 又は、ゴム製チェーン20 ホール・ソーの加工穴 又は、加工穴の径

    φD アンカーの外径φD1 ホール・ソーの加工径(≒顎骨に切削の穴径)
    θ1 アンカーの円錐角θ2 支持体の傾斜角T 支持体の板厚 又は、固定部の厚さ

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