Dental instrument

申请号 JP2013513281 申请日 2011-05-31 公开(公告)号 JP2013533756A 公开(公告)日 2013-08-29
申请人 バイト テック, インコーポレイテッドBite Tech, Inc.; ヘルマン, マークHERMAN, Mark; 发明人 マーク ヘルマン,; ポール, シー. ベルヴェデーレ,; ウィリアム クック,;
摘要 本明細書では歯科用器具について開示する。 本歯科用器具は、さまざまな態様において、咬合パッドの周囲に配置されて歯科用器具を着脱可能に使用者の歯に固定するアームを含む。 咬合パッドは、さまざまな態様において柔軟な状態と非柔軟な状態との間で変換可能な咬合パッド材料から形成される。 本明細書では関連する使用方法も開示する。
权利要求
  • 柔軟な状態と非柔軟な状態との間で変換可能な咬合パッド材料から形成された咬合パッドであって、頬−唇側面の少なくとも一部と舌側面の少なくとも一部とを含む歯を受け入れるように適合された溝を画定し、前記歯の咬合面を覆う咬合パッドと、
    前記咬合パッドと協働して概して前記歯の前記頬−唇側面に対して付勢するように、前記溝の頬−唇側に配置された頬−唇側アームと、
    概して前記頬−唇側アームの反対側の前記溝の舌側に配置された舌側アームであって、前記咬合パッドと協働して概して前記歯の前記舌側面に対して付勢する舌側アームと、
    を具備する歯科用装置。
  • 前記溝の前記頬−唇側に配置されたアームおよび前記溝の前記舌側に配置されたアームとともに、前記咬合パッドを備えるバイトパッドであって、臼歯に固定可能なバイトパッドと、
    前記溝の前記頬−唇側に配置されたアームおよび前記溝の前記舌側に配置されたアームとともに、第2咬合パッドを備える第2バイトパッドであって、口腔の前記バイトパッドとは反対側で臼歯に固定可能である第2バイトパッドと、
    前記バイトパッドを前記第2バイトパッドに連結する、使用者の前歯の周囲に配置可能な唇側バーと、
    をさらに具備する、請求項1に記載の装置。
  • 前記唇側バーが、前記前歯の舌側に配置される、請求項2に記載の装置。
  • 前記溝が、口腔の後方部分の歯を受け入れるように適合される、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝が、下顎の歯を受け入れるように適合される、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝が、上顎の歯を受け入れるように適合される、請求項1に記載の装置。
  • 前記アームが、前記歯の表面の湾曲に概して一致するように湾曲して、前記アームの側面の前記歯の表面との係合を可能にする、請求項1に記載の装置。
  • 前記アームのアーム端部が、概して歯肉線の遠位で前記歯と係合して、歯肉への侵入を回避する、請求項1に記載の装置。
  • 前記アームを構成し、かつ概して弛緩アーム位置と係合アーム位置との間の範囲で線形弾性特性を有するアーム材料をさらに具備する、請求項1に記載の装置。
  • 前記咬合パッドを構成する咬合パッド材料であって、ポリカプロラクトン、エチレン酢酸ビニルおよびポリオレフィンエラストマーからなる群から選択された材料から構成された咬合パッド材料をさらに具備する、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記頬−唇側に配置された前記アームが、概してT字型に構成されている、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記舌側に配置された前記アームが、概してT字型に構成されている、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記舌側に配置された前記アームが、概して分断された細長い構造として構成されている、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記舌側に配置された前記アームが、前記咬合パッドの一部が前記アームと前記歯の前記舌側面との間に介在するように、前記咬合パッド内に全体的に埋め込まれる、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記頬−唇側に配置された前記アームが、前記咬合パッドの一部が前記アームと前記歯の前記頬−唇側面との間に介在するように、前記咬合パッド内に全体的に埋め込まれる、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記舌側に配置された前記アームが、前記アームの少なくとも一部が前記歯の前記舌側面に直接接触するように、前記咬合パッドと協働する、請求項1に記載の装置。
  • 前記溝の前記頬−唇側に配置された前記アームが、前記アームの少なくとも一部が前記歯の前記頬−唇側面に直接接触するように、前記咬合パッドと協働する、請求項1に記載の装置。
  • 前記アームのうちの少なくとも一方が、T字型、L字型、矩形、鼻を有する矩形、丸い端部を有する柄からなる形状群から選択された形状を有する、請求項1に記載の装置。
  • 歯に歯科用器具を取り付ける方法であって、
    咬合パッドの個別に変更可能な溝内に歯を受け入れるステップと、
    前記歯の頬−唇側面に対してアームを付勢するステップであって、前記アームが、概して前記咬合パッドと協働する、ステップと、
    前記歯の舌側面に対してアームを付勢するステップであって、前記舌側面に対して付勢される前記アームが、概して前記咬合パッドと協働し、かつ、前記歯の前記頬−唇側面に対して付勢される前記アームに対して概して反対側であり、それにより、それらアームの間で前記歯を締め付ける、ステップと、
    を含む方法。
  • 前歯に近接して唇側バーを配置するステップであって、前記唇側バーがバイトパッドを前記歯科用器具の第2バイトパッドに接続する、ステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  • 说明书全文

    本開示は、関連する方法を含む、一般に口腔内で使用される歯科用器具に関する。

    歯科用器具は、さまざまな態様において、使用者がスポーツ活動または他の身体活動に従事している間、使用者に対して保護を提供するマウスガードであり得る。 さまざまな態様において、歯科用器具は、さまざまな治療上の効果を提供するか、または使用者に対して他の一般に有益な生理学的効果または心理学的効果を与えることができる。

    歯科用器具を、使用者の口腔内に着脱可能に受け入れることができる。 歯科用器具は、口腔内に着脱可能に受け入れられるが、さまざまな態様において、使用中にずれないように十分に口腔内に固定されなければならない。 たとえば、歯科用器具は、打撃、震動および他のこうした外乱を受ける可能性がある激しい運動活動中に使用される場合があり、歯科用器具は、こうした活動中、口腔との固定された係合を維持しなければならない。 したがって、歯科用器具を使用者の口腔に着脱可能に固定する装置および関連方法が必要とされている。

    これらおよび他の必要および不都合は、本明細書に開示する方法、システムおよび組成物によって克服される。 追加のさらなる改善および利点は、当業者により本開示を検討することで理解されるであろう。

    本明細書には、歯科用器具が開示されている。 さまざまな態様において、本歯科用器具は、柔軟な状態と非柔軟な状態との間で変換可能な咬合パッド材料から形成された咬合パッドを備えている。 咬合パッドは、頬−唇側面の少なくとも一部と舌側面の少なくとも一部とを含む歯を受け入れるように適合された溝を画定し、咬合パッドは、歯の咬合面を覆う。 本歯科用器具は、さまざまな態様において、咬合パッドと協働して概して歯の頬−唇側面に対して付勢するように、溝の頬−唇側に配置された頬−唇側アームと、咬合パッドと協働して概して、概して頬−唇側面とは反対側の歯の舌側面に対して付勢するように、溝の舌側に配置されたアームとを備えている。

    この概要は、本明細書に開示する方法のいくつかの態様の基本的な理解を、以下に続く詳細な説明に対する前置きとして提供するように提示されている。 したがって、この概要は、本明細書に開示する方法、システムおよび組成物の重要な要素を特定するようにも、その範囲を詳細に記述するようにも意図されていない。

    歯科用器具の例示的な実施態様を斜視図で示す。

    図1Aの歯科用器具の例示的な実施態様の一部を断面図で示す。

    歯科用器具の例示的な実施態様の一部を斜視図で示す。

    歯科用器具の例示的な実施態様の一部を断面図で示す。

    図3Aの歯科用器具の例示的な実施態様の一部を断面図で示す。

    歯科用器具の一部の例示的な実施態様を斜視図で示す。

    図4Aの歯科用器具の例示的な実施態様の一部を断面図で示す。

    図4Aの歯科用器具の例示的な実施態様の一部を斜視図で示す。

    アームが固定されている基部の例示的な実施態様を正面図で示す。

    図5Aの例示的な実施態様の一部を切取側面図で示す。

    アームが固定されている基部の例示的な実施態様を正面図で示す。

    図6Aの例示的な実施態様の一部を切取側面図で示す。

    アームが固定されている基部の例示的な実施態様を正面図で示す。

    図7Aの例示的な実施態様の一部を切取側面図で示す。

    アームが固定されている基部の例示的な実施態様を正面図で示す。

    図8Aの例示的な実施態様の一部を切取側面図で示す。

    図は単に例示的なものであり、そこに図示されている実施態様は、説明を容易にするために選択されている。 本明細書に記載するさまざまな実施態様を形成するように図に示す要素の数、位置、関係および寸法が、所定の、重量、強度、流れおよび同様の要件に合致する寸法および寸法比とともに、本明細書において説明されており、または当業者が本開示を検討することで理解可能である。 さまざまな図で同じ数字を使用する場合、それらは同じか同様の要素を示している。 さらに、「頂部」、「底部」、「右」、「左」、「前方に」、「後方に」、「第1の」、「第2の」、「内側の」、「外側の」という用語および同様の用語を使用する場合、それらの用語は、図面に示す実施態様の向きに関して理解されるべきであり、その説明を容易にするために利用されている。

    歯科用器具および歯科用器具を使用する関連方法ならびに関連する組成物について本明細書に開示する。 本明細書に開示する歯科用器具は、概して、使用者の口腔内に受入可能であり、この歯科用器具を、使用者の歯の少なくとも一部に着脱可能に固定することができる。 さまざまな態様において、歯科用器具は、使用者に対してさまざまな治療上の利益または保護的な利益を与えることができる。 本明細書において、使用者の歯に本歯科用器具を固定する方法を開示する。

    さまざまな態様において、歯科用器具は咬合パッドを備えている。 咬合パッドには溝を形成することができ、咬合パッドを使用者の歯に、溝に歯を挿入することによって取り付けることができる。 さまざまな態様において、溝内に歯が挿入されると、咬合パッドの一部が歯に対して付勢して、咬合パッドを歯に摩擦固定する。 さまざまな態様において、溝を含む咬合パッドを、所定の使用者の歯に個別に適合するために変更可能であり得る。

    歯科用器具は、さまざまな態様において、その歯科用器具の歯への取付に役立つように咬合パッドと協働するアームを備えている。 アームは、さまざまな態様において、少なくとも部分的に咬合パッド内に埋め込まれ、溝の反対側に配置される。 したがって、歯が溝内に受け入れられると、アームを、概して歯に対して反対方向に付勢することができ、それにより、アームが歯科用器具を歯に摩擦固定する。 アームを、いくつかの態様では、歯に対して直接付勢することができ、または他の態様では、アームが歯に対して付勢する際に、咬合パッドの一部を、アームと歯との間に介在させることができる。

    アームを、1種または複数種のアームの材料から構成することができる。 アーム材料としては、ナイロン、さまざまなプラスチック、さまざまな金属およびそれらの組合せを挙げることができる。 アーム材料を、いくつかの態様では、予測される動作範囲内で概して線形弾性とすることができ、他の態様では、ゴム状(ruberous)材料または他のこうした非線形弾性材料とすることができる。 さまざまな態様では、アーム材料は、スチレンブロック共重合体およびエチレン酢酸ビニル(EVA)の混合物を含むことができる。 例示的なスチレンブロック共重合体は、GLS Corporation、Thermoplastic Elastomers Division、833 Ridgeview Dr. 、McHenry、Ill 60050からDYNAFLEX(登録商標)部品番号G2782として入手可能である。 EVAは、Dupont Packaging and Industrial Polymers、1007 Market Street、Wilmington、Del. 19898のELVAX(登録商標)樹脂等、多数の供給源から入手可能である。

    さまざまな態様において、アーム材料は、スチレンブロック共重合体およびポリオレフィンエラストマーの混合物を含むことができる。 ポリオレフィンエラストマーは、エチレンおよび1−オクテンの共重合体であり得る。 例示的な共重合体は、Dupont Canada,Inc. 、P. O. Box 2200、Streetsville、Mississauga、Ontario L5M 2H3からENGAGE(登録商標)として入手可能である。

    アーム材料は、さまざまな態様において、熱可塑性エラストマーおよび熱可塑性ウレタンを含む熱可塑性ゴムのポリオレフィンエラストマーとの混合物を含むことができる。 例示的な熱可塑性ゴムは、Advanced Elastomer Systems,L. P. 、388 South Main Street、Akron、Ohio 44311のSantoprene(登録商標)熱可塑性エラストマーおよびShell Oil Company、Houston、Tex. のKraton(登録商標)熱可塑性エラストマーである。 Kraton(登録商標)は、スチレン−エチレンブチレン−スチレンブロック共重合体を含む。 さまざまな態様において、アーム材料は、Huntsman Corporation、Chesapeake、VA 23320のポリプロピレン部品番号AP6112−HSを含むことができる。 さまざまな態様において、アーム材料は、ExxonMobil Chemical Company、P. O. Box 3272、Houston、TX. のHD−6706 ESCORENE(登録商標)射出成形樹脂(高密度ポリエチレン)を含むことができる。 いくつかの態様では、アームのアーム材料は、ショアA硬度が約82である。

    いくつかの態様では、アームを、単体構造で基部の一部として形成することができる。 アーム部分を含む基部を、好適な硬度、弾性、および歯科用器具が固定される歯に対向する歯に接触するのに好適な他の特性の基部材料から形成することができる。 さまざまな態様において、例示的なアーム材料として本明細書に列挙される材料を、基部材料として使用することができる。 他の態様では、アームを、基部とは別個の構造として形成することができ、後に、アームを、接着剤、溶剤溶着、さまざまな機械的取付具等によって、基部および/または咬合パッドに取り付けることができる。

    咬合パッドを、1種または複数種の咬合パッド材料から構成することができる。 咬合パッド材料は、柔軟な(pliable)状態と非柔軟な(non−pliable)状態との間で変換可能であり得る。 柔軟な状態では、咬合パッドの咬合パッド材料を、使用者の歯に適合するように成形することができる。 非柔軟な状態では、咬合パッドの咬合パッド材料は、概して、柔軟な状態にある時に成形されたような使用者の歯へのその適合を保持することができる。 さまざまな態様において、咬合パッドを、加熱および冷却をそれぞれ行うことによって柔軟な状態と非柔軟な状態との間で変換することができる。 たとえば、咬合パッド材料を温で加熱することにより、咬合パッドを使用者の歯に適合させることができ、適合した後、咬合パッド材料を非柔軟な状態まで冷却することができ、それにより、咬合パッド材料における使用者の歯の適合を得ることができる。 さまざまな態様において、咬合パッド材料は、使用者の口腔内に柔軟な状態の咬合パッド材料を配置した時に、使用者が耐えられる温度で咬合パッド材料が非柔軟な状態から柔軟な状態に変換される。 さまざまな態様において、咬合パッド材料は、人の体温より高いが約100℃未満である温度で非柔軟な状態と柔軟な状態との間で変換することができる。

    さまざまな態様において、咬合パッドの咬合パッド材料は、ポリカプロラクトンの混合物を含む。 例示的なポリカプロラクトンは、Perstorp、UK Limited、Warrington、Cheshire UKのCapra6500ポリカプロラクトンである。 さまざまな態様において、咬合パッド40の咬合パッド材料は、ELVAX(登録商標)等のポリカプロラクトンとエチレン酢酸ビニル(EVA)との混合物を含む。 さまざまな態様において、咬合パッド材料は、ELVAX(登録商標)等のエチレン酢酸ビニル(EVA)のみを含む。 さまざまな態様において、咬合パッドの咬合パッド材料は、ポリカプロラクトンとポリオレフィンエラストマーとの混合物を含み、ポリオレフィンエラストマーは、エチレンと1−オクテンとの共重合体であり得る。 例示的な共重合体は、Dupont Canada,Inc. 、P. O. Box 2200、Streetsville、Mississauga、Ontario L5M 2H3からENGAGE(登録商標)として入手可能である。

    図1Aおよび図1Bは、歯科用器具100の例示的な実施態様を示す。 図1Aに示すように、歯科用器具100は、基部20、22に接合されてそれぞれバイトパッド10、12を形成する咬合パッド40、42を備えている。 この実施態様では、バイトパッド10およびバイトパッド12は、唇側バー75によって互いに接続されている。

    図1Aに示すように、咬合パッド40、42は、咬合パッド溝46、48をそれぞれ画定しており、それらは、口腔の両側の臼歯と係合して、歯科用器具100を口腔内に固定する。 歯科用器具100を、咬合パッド溝46、48を歯から分離することにより口腔内から取り外すことができる。 したがって、例示的な歯科用器具100は、口腔内に脱着可能に固定される。 図1Aおよび図1Bに示す実施態様では、咬合パッド溝46、48は、概して下顎の後方部分にある歯と、それらの歯が概して溝46、48に受け入れられるように係合する。 したがって、咬合面を含む歯の歯冠は、概して咬合パッド溝46、48に受け入れられ、概して、咬合パッド40、42それぞれの側面95、85と係合する。 咬合パッド40、42は、概して、咬合パッド溝46、48に受け入れられる歯を包囲し、これらの歯の咬合面を覆う。 歯科用器具の他の実施態様(図示せず)では、咬合パッド溝46、48は、たとえば概して上顎の後方部分において歯と係合することができる。

    咬合パッド40、42は、基部20、22の上に咬合パッド40、42をオーバーモールドすることによって、それぞれ接合された基部20、22であり得る。 さまざまな実施態様において、咬合パッド40、42および基部20、22を、咬合パッド材料が基部に櫛状に噛み合うように、基部に形成された窪み内に溶融した咬合パッド材料を押し出すことにより、少なくとも部分的に互いに接合することができる。 さまざまな実施態様において、さまざまな接着剤、機械的取付具、熱および/または溶剤を用いる溶着等およびそれらの組合せを用いて、咬合パッド40、42および基部20、22を互いに少なくとも部分的に接合することができる。

    図1Aに示すように、バイトパッド10およびバイトパッド12は、唇側バー75によって互いに接続されている。 唇側バー75を、当業者が本開示を検討して理解するように、基部20、22等の基部での使用に適しているものとして本明細書に示す材料を含む種々の材料から、または他の材料および材料の組合せから形成することができる。 唇側バー75および基部20、22を、いくつかの実施態様では、一体構造として形成することができる。 他の実施態様では、唇側バー75を、たとえばさまざまな接着剤、機械的接続、熱接着およびそれらの組合せによって基部20、22に取り付けることができる。 使用時、唇側バー75は、咬合パッド40、42の咬合パッド溝46、48が使用者の臼歯に係合する時、概して使用者の前歯の周囲を通過することができる。 さまざまな実施態様において、唇側バー75を、使用者の前歯の舌側部分または頬−唇側部分のいずれかの周囲を通過することができるように、さまざまな位置で咬合パッド40、42に取り付けることができる。

    図1Aおよび図1Bに示すように、咬合パッド40、42は、基部20、22の上に重なって、歯科用器具100のバイトパッド10、12をそれぞれ形成する。 バイトパッド10、12の側面65、67は、少なくとも部分的に基部20、22によって形成され、概して、それぞれ溝46、48の反対側に向けられている。 したがって、側面65、67は、咬合パッド40、42の咬合パッド溝46、48と係合する歯と対向する臼歯と相互作用することができる。 図1Aおよび図1Bの実施態様では、咬合パッド40、42の咬合パッド溝46、48は、下顎の歯と係合し、それにより、側面65、67は、概して、溝46、48に係合する下顎の歯と対向する上顎の歯と相互作用することができる。 側面65、67は、ねじ山等を含むことができ、歯と相互作用するように他の方法で適合され得る。

    図1Bに示すように、歯科用器具100のバイトパッド10は、基部20と一体構造として形成されているアーム150、160を備え、アーム150、160は、咬合パッド40によって覆われている。 アーム150、160は、咬合パッド40と協働して、歯科用器具100を歯に取り付けることができる。 図1Bの実施態様を続けて参照すると、基部20のアーム150、160は、前方に延在し、それにより、アーム160の側面163、基部20の側面33およびアーム150の側面151が溝76を画定する。 咬合パッド40は、咬合パッド40の一部が溝76内に位置するように基部20の周囲に形成される。 したがって、この実施態様では、溝76は、少なくとも部分的に咬合パッド40の咬合パッド材料によって充填され、咬合パッド溝46は、少なくとも部分的に溝76内に位置する。 アーム150、160は、概して咬合パッド溝46のそれぞれの側面91、93に近接して位置することができる。 図示するように、アーム150の側面151は、咬合パッド溝46の側面91に近接して配置され、アーム160の側面163は、咬合パッド溝46の側面93に近接して配置されている。

    したがって、歯がバイトパッド10の咬合パッド溝46と係合すると、咬合パッド溝46の側面93は、概して歯の舌側面と係合し、咬合パッド溝46の側面91は、歯の頬−唇側面と係合する。 咬合面を含む歯の先端は、概して、咬合パッド溝46の谷部95に対して付勢される。

    図示するように、アーム160の側面161は、舌側方向に向けられ、アーム160の側面163は、頬−唇側方向に向けられる。 歯が咬合パッド溝46と係合すると、アーム160の側面163は、歯の舌側面の一部に対して付勢され、咬合パッド溝40の側面93に近接する咬合パッド40の部分は、側面163と歯の舌側面との間に介在している。 他の実施態様(図示せず)では、アーム160の側面163の少なくとも一部が歯の舌側面の一部と直接接触するように、アーム160を、咬合パッド40によって部分的に覆うことができる(すなわち、アーム160の一部が咬合パッド40から現れる)。

    図示するように、アーム150の側面153は、頬−唇側方向に向けられ、アーム150の側面151は、舌側方向に向けられる。 この実施態様では、歯が咬合パッド溝46に受け入れられると、アーム150の側面151は、歯の頬−唇側面の一部に対して付勢され、咬合パッド溝46の側面91に近接する咬合パッド40の部分は、側面151と歯の頬−唇面との間に介在している。 他の実施態様(図示せず)では、側面151の少なくとも一部が歯の頬−唇面の一部と直接接触するように、アーム150を咬合パッド40に対して配置することができる(すなわち、アーム150の一部が咬合パッド40から現れる)。

    したがって、図1Bの実施態様では、歯がバイトパッド10の咬合パッド溝46と係合すると、1つまたは複数の歯の頬−唇側面がアーム150を押し、それにより、アーム150が、頬−唇側方向において弛緩位置から屈曲位置まで屈曲させられる。 したがって、この実施態様では、屈曲位置にあるアーム150の側面151を、1つまたは複数の歯の頬唇側面に対して張力下で付勢することができ、咬合パッド40の一部は、側面151と舌側歯面との間に介在している。

    同様に、図1Bの実施態様では、歯がバイトパッド10の咬合パッド溝46と係合すると、1つまたは複数の歯の舌側面がアーム160を押し、それにより、アーム160が、舌側方向において弛緩位置から屈曲位置まで屈曲させられる。 したがって、この実施態様では、屈曲位置でのアーム160の側面163を、1つまたは複数の歯の舌側面に対して張力下で付勢することができ、咬合パッド40の一部は、側面163と舌側歯面との間に介在している。

    この実施態様では、屈曲位置において1つまたは複数の歯の舌側面に対して付勢されるアーム160は、その面の上に、概して頬唇側方向に作用する力を加える。 この実施態様では、屈曲位置において1つまたは複数の歯の頬−唇面に対して付勢される屈曲位置にあるアーム150は、その面の上に、概して舌側位置に作用する力を加える。 したがって、図1Bに示す実施態様では、アーム150、160は、歯に対して概して反対方向に力を加え、それにより、歯は、アーム150、160の間に締め付けられ、それによって、歯科用器具100のバイトパッド10が歯に固定される。

    咬合パッド40は、その弾性により歯の周囲で張力がかかることが可能であり、それにより、歯が咬合パッド溝に係合すると、咬合パッド40は概して歯に取り付けられる。 咬合パッド40とともにアーム150、160を含めることにより、歯の周囲の咬合パッド40の引張を増大させることができ、それにより、咬合パッド40、したがって歯科用器具100の歯への取付を強化することができる。 アーム150、160は、図1Bでは概して弛緩位置で図示されていることに留意されたい。 (概して屈曲位置にあるアーム310の実施態様の図示については図3Aを参照されたい)。

    図1Bに示すように、歯科用器具100のバイトパッド12は、基部22と一体構造として形成されるアーム110、120を備え、アーム110、120は咬合パッド42によって覆われている。 アーム110、120は、咬合パッド42と協働して歯科用器具100を歯に取り付けることができる。 この実施態様では、アーム110、120は基部22から前方に延在し、それにより、アーム110の側面111、基部22の側面35およびアーム120の側面123が溝78を画定する。 図示するように、咬合パッド42は、咬合パッド42の少なくとも一部が溝78内に位置するように、基部22の上に形成されている。 溝78を、部分的に咬合パッド42の咬合パッド材料によって充填することができ、咬合パッド溝48は、少なくとも部分的に溝78内に位置することができる。 この実施態様では、アーム110、120は、概して、咬合パッド溝48のそれぞれ側面81、83に沿って位置している。 図1Bに示すように、アーム110の側面111は、咬合パッド溝48の側面81に近接して位置し、アーム120の側面123は、咬合パッド溝48の側面83に近接して位置している。

    図1Bの実施態様では、アーム120の側面121は、舌側方向に向けられ、アーム120の側面123は、頬−唇側方向に向けられる。 この実施態様では、歯がバイトパッド12の咬合パッド溝48と係合すると、咬合パッド溝48の側面83は、概して歯の舌側面と係合し、咬合パッド溝48の側面81は、概して歯の頬−唇側面と係合する。 咬合面を含む歯の先端を、概して咬合パッド溝48の谷部85に対して付勢することができる。 この実施態様では、アーム120の側面123は、歯の舌側面に対して付勢され、咬合パッド溝42の側面83に近接する咬合パッド42の部分は、側面163と舌側面との間に介在している。 他の実施態様(図示せず)では、アーム120の側面123の少なくとも一部が歯の舌側面の一部に直接接触するように、アーム120を咬合パッド42によって部分的に覆うことができる(すなわち、アーム120の一部が咬合パッド42から現れる)。

    図1Bに示すように、アーム110の側面113は、頬−唇側方向に向けられ、アーム110の側面111は、舌側方向に向けられる。 この実施態様では、歯が咬合パッド溝48内に受け入れられると、アーム110の側面111は、歯の頬−唇側面の一部に対して付勢され、咬合パッド溝48の側面81に近接する咬合パッド42の部分は、側面111と頬−唇側面との間に介在している。 他の実施態様(図示せず)では、側面111の少なくとも一部が歯の頬−唇側面の一部に直接接触するように、アーム110を、咬合パッド42によって部分的に覆うことができる(すなわち、アーム110の一部が、咬合パッド42から現れる)。

    図1Bの実施態様では、歯がバイトパッド12の咬合パッド溝48と係合すると、1つまたは複数の歯の頬−唇側面がアーム110を押し、それにより、アーム110が頬−唇側方向において弛緩位置から屈曲位置まで屈曲させられる。 したがって、この実施態様では、屈曲位置にあるアーム110の側面111を、概して、1つまたは複数の歯の頬唇側面に対して張力下で付勢することができ、咬合パッド42の一部は、側面111と頬唇側歯面との間に介在している。

    同様に、歯がバイトパッド12の咬合パッド溝48に係合すると、1つまたは複数の歯の舌側面がアーム120を押し、それにより、アーム120は舌側方向において弛緩位置から屈曲位置まで屈曲させられる。 したがって、この実施態様では、屈曲位置にあるアーム120の表面123を、概して、1つまたは複数の歯の舌側面に対して張力下で付勢することができ、咬合パッド42の一部が側面123と舌側歯面との間に介在している。

    屈曲位置にありかつ1つまたは複数の歯の舌側面に対して付勢されるアーム120は、その面に対して、概して頬唇側方向に作用する力を加えることができる。 屈曲位置にありかつ1つまたは複数の歯の頬−唇側面に付勢されるアーム110は、その面に対して、概して舌側方向に作用する力を加えることができる。 したがって、アーム110、120は、歯の反対側の面に対して略反対方向に力を加えることができ、それにより、歯をアーム110、120の間で締め付けることができ、それによって、歯科用器具100のバイトパッド12が歯に固定される。 咬合パッド42は、その弾性により歯の周囲で張力がかかることが可能であり、それにより、歯が咬合パッド溝と係合すると、咬合パッド42は概して歯に固定される。 アーム110、120を咬合パッド42と組み合わせることにより、歯の周囲の咬合パッド42の引張を増大させることができ、それにより、咬合パッド42、したがって歯科用器具100のバイトパッド12の歯への取付を強化することができる。

    アーム110、120、150、160の表面111、123、151、163は、図1Bに示すように、歯先端と歯肉線との間に向けられた方向に湾曲しており、それにより、表面111、123、151、163が概して付勢される歯の表面に対して概して形状が一致する。 アーム110の表面111およびアーム150の表面151を、歯先端と歯肉線との間の臼歯の頬−唇側面に形状が一致するように湾曲させかつ他の方法で形成することができる。 歯と係合すると、先端115に近接する表面111の部分を含むアーム110の表面111の一部と、先端155に近接する表面151の部分を含むアーム150の表面151の一部とを、頬−唇側面に対して付勢することができる。 アーム120の表面123およびアーム160の表面163を、臼歯の舌側面に形状が一致するように湾曲させかつ他の方法で形成することができる。 歯と係合すると、先端125に近接する表面123の部分を含むアーム120の表面123の一部と、先端165に近接する表面163の部分を含むアーム160の表面163の一部とを、舌側面に対して付勢することができる。

    図1Bに示すように、臼歯の頬−唇側面と係合するアーム110、150は、臼歯の舌側面と係合するアーム120、160より長い。 アーム110、120、150、160の長さを、先端115、125、155、165それぞれが歯肉と接触することなく歯と係合するように選択することができる。 舌側面と係合するアーム120、160は、概してアーム110、150より短くてもよく、それは、歯先端から歯肉線までの長さが、頬−唇側より舌側の方が短い傾向があるためである。 図1Bの実施態様では、アーム150、160およびアーム110、120は、アーム110、120、150、160によって歯に加えられる最大張力が概して先端115、125、155、165に近接しているように、基部20、22それぞれから片持ちにされている。

    図2は、基部205と基部205に接続された唇側バー275とを含む歯科用器具200の一部を示す。 図示するように、アーム210、220、230、240、250、260の端部217、227、237、247、257、267は、アーム210、220、230、240、250、260が基部205の表面206から片持ちされるように、それぞれ基部205において取り付けられている。 図2には図示しないが、咬合パッド42(図1A、図1B参照)等の咬合パッドが、歯科用器具200の基部205およびアーム210、220、230、240、250、260に接合されている。 図2を続けて参照すると、アーム210、220、230、240、250、260は、基部205の表面206と組み合わせて、全体として溝278を画定し、歯を溝278に受け入れることができる。 アーム210はアーム260から基部205を横切って配置され、アーム220はアーム250から基部205を横切って配置され、アーム230はアーム240から基部205を横切って配置されている。 したがって、歯が溝278に受け入れられると、アーム210、220、230、240、250、260は歯と係合し、それにより、アーム210、220、230は歯の頬−唇側面に対して付勢され、アーム240、250、260は歯の舌側面に対して付勢される。 この実施態様では、アーム210、260は、歯の反対側の面に対して付勢され、それら面に対して互いに反対の力を加え、アーム220、250は、歯の反対側の面に対して付勢され、それら面に対して互いに反対の力を加え、アーム230、240は、歯の反対側の面に対して付勢され、それら面に対して互いに反対の力を加える。

    この実施態様では、アーム210、220、230、240、250、260は、略T字型形状であり、Tの基部は一体的に基部205内に形成されている。 Tの直立部分は、図示するように、歯先端と歯肉線との間の歯表面(複数可)の湾曲と概して一致するように湾曲しており、それにより直立部分が、概して直立部分の長さに沿って歯表面(複数可)に対して付勢され得る。 Tの横断部分は、図2に示すように、前後方向において歯表面(複数可)の湾曲を可能にするように湾曲しており、それにより、Tの横断部分を歯表面(複数可)に対して付勢することができる。

    したがって、歯の形状に対応するために、たとえば、基部205の表面206からアーム210、260それぞれの先端215、265までの溝278の幅に変動があり得る。 図示するように、アーム210は、先端215とTの横断部分に沿って位置する端部212、214とを有しており、アーム260は、先端265と、Tの横断部分に沿って位置する端部262、264とを有している。 溝278の幅は、この実施態様では、前後方向に歯の形状に適応するように前後方向に変化する。 たとえば、溝278は、アーム210の端部212とアーム260の端部264との間の幅207と、アーム210の先端215とアーム260の先端265との間の溝幅209と、アーム210の端部214とアーム260の端部262との間の溝幅211とを有している。 この実施態様では、溝幅211は溝幅209より概して大きく、溝幅207は溝幅211より概して大きい。 溝278の溝幅は、概して前方方向に低減することができ、それにより、たとえば、概して基部205の前方端部にある、アーム230の端部234とアーム240の端部242との間の幅213が、概して基部205の後方端部にある幅207、209、211より小さくなる。

    アーム210、220、230、240、250、260の高さは、対応する歯のより大きいサイズに適応するように、基部205の後方に配置されたアームを基部205の前方に配置されたアームより長くすることができるように変化することができる。 さまざまな実施態様において、咬合パッド(この図には示さず)を、概してアーム210、220、230、240、250、260と一致する形状とすることができ、アーム210、220、230、240、250、260の少なくとも一部の上に重ねることができる。

    この実施態様では、アーム210、220、230、240、250、260、溝278および関連する咬合パッドは、特定の事前に選択された位置において特定の使用者の歯と係合するように個別に形状が一致しているのとは対照的に、汎用的に歯と係合するような形状となっている。 アーム210、220、230、240、250、260は、概して頬−唇側面(複数可)において、または概して舌側面(複数可)において歯と係合することができる。 アーム210、220、230、240、250、260のいずれも、アーム210、220、230、240、250、260が特定の使用者の歯といかに整列することになるかに応じて、1つの歯の表面、いくつかの歯の表面および/または歯の間の領域と係合することができる。 図2に示すような、アーム210、220、230、240、250、260を含む歯科用器具200は、特定の使用者にカスタマイズされておらず、アーム210、220、230、240、250、260は、頬−唇側面、舌側面、および隣接する歯の間の歯間領域の所定の位置において歯と係合することを目標とされていない。 対照的に、たとえば、特定の使用者のみに対して歯科医によって精巧に作られた注文製の歯科用器具は、歯のまたは歯の周辺の指定された箇所に取り付けられる可能性があり、これらの指定された箇所は、注文製の歯科用器具が製作される時点で歯科医が特定しかつ選択している。

    図3Aおよび図3Bは、歯915、921と係合する歯科用器具300の一部を示す。 図3Aに示すように、アーム310は、基部322と一体構造として形成され、基部322から片持ちされている。 アーム310の側面311および基部322の側面335が溝378の一部を形成している。 咬合パッド342が、基部322およびアーム310の上に形成され、咬合パッド342の一部が溝378に受け入れられている。 そして、咬合パッド342は、咬合パッド溝348を画定し、歯915は、概して溝378内に受け入れられる咬合パッド溝348内に受け入れられる。 歯915の咬合面927は、概して、咬合パッド溝348の谷部385に対して付勢され、したがって、咬合パッド342は咬合面927を覆う。 図3Aおよび図3Bに示すように、歯915を咬合パッド溝内に挿入することにより、アーム310が弛緩位置から屈曲位置にされ、それにより、アーム310の側面311が強制的に歯915の表面919に対して付勢され、歯科用器具300が歯915と係合する。 したがって、図3Aでは、アーム310は屈曲位置にあるように図示されている。 この実施態様では、咬合パッド342の一部は、アーム310の側面311と歯915の表面919との間に介在している。 他の実施形態(図示せず)では、アーム310の側面311の少なくとも一部は、歯915の表面919の一部と直接接触することができる。 アーム310を形成する材料を、アーム310が弛緩位置と屈曲位置との間の動きの範囲内で線形弾性挙動を示すように選択することができる。

    アーム310の側面311は、図示するように、歯肉線917と噛合面927との間に延在する歯915の表面919の湾曲に概して一致するように湾曲しており、それにより、アーム310の側面311は、概して、全体を通して歯915の表面919に対して付勢される。 概して表面311に重なる咬合パッド342の部分を、表面919の湾曲に一致するように同様に湾曲させることができる。 咬合パッド342の加熱によって咬合パッド342を歯915に個別に適合させることにより、咬合パッド342と歯915の表面919との間の適合を強化することができる。 歯肉920の刺激等、使用者に対する不快を防止するために、図示するように、アーム310は、先端315と先端315の上に重なる咬合パッド342の部分とが、歯肉920または歯肉線917に近接する歯と係合しないような寸法になっている。

    図3Bは、アーム310の別の図を示す。 図3Bに示すように、アーム310はT字型を有しており、端部315がTの横木317を形成している。 横木317は、この実施態様では、概して前後方向に延在している。 横木317の一部を含む表面311は、図示するように、2つの歯の表面、すなわち歯915の表面919および歯921の表面917、ならびに歯間領域923に対して付勢される。 この実施態様では、咬合パッド342の一部が、側面311と表面917、919および歯間領域923との間に介在する。 歯科用器具300の実施態様は、概して一般的な使用者に対して構成されていることが理解されるべきである。 したがって、この実施態様では、アーム310の表面311は、表面917、表面919および/または歯間領域923と概して係合するように形成されている。 アーム310の表面311は、歯科用器具300が特定の使用者によって採用される際にアーム310の表面311と一致することになり得るように、表面917、表面919、歯間領域923またはそれらの組合せと係合することができる。 図示するように、アーム310の表面311は、2つの歯、すなわち歯915および歯921に対して付勢される。 他の実施態様では、または歯科用器具300の他の使用者では、アーム310の表面311は、単一の歯、または3つ以上の歯に対して付勢される可能性がある。

    図4A、図4Bおよび図4Cに、歯科用器具400の実施態様の一部を示す。 図4Aに示すように、歯科用器具400は、唇側バー475に固定されたバイトパッド405を備えている。 バイトパッド405は、基部422を含み、咬合パッド442が咬合パッド材料から形成され、基部422の上にオーバーモールドされている。 咬合パッド442の側面481および483は、谷部485とともに咬合パッド溝448を画定し、溝448は、使用者の臼歯を受け入れ、それに歯科用器具500を固定することができる。 図4Aに示すように、アーム410は、概して溝448の歯の隣接する側面483の一部に対して付勢するように、咬合パッド442内に埋め込まれている。

    図4Bに、バイトパッド405の断面を示す。 図示するように、アーム410、420は基部422から延在し、咬合パッド442は、アーム410、420および基部422の上に形成されている。 図示するように、アーム410、420は、咬合パッド溝448に受け入れることができる歯の表面に一致するように略湾曲形状を有しており、それにより、アーム410、420を、そのように受け入れられた歯に対して付勢することができる。 この実施態様では、咬合パッド442の表面481、483は、咬合パッド溝448に受け入れることができる歯の湾曲した表面に一致するように湾曲していることに留意されたい。

    図4Cに、アーム410を詳細に示す。 図4Cに示すように、アーム410は、溝穴419によって部分415および部分417に分断されている細長い構造である。 アーム410の側面411を、複数の歯に対して付勢することができ、アーム410の部分415および/または部分417を複数の歯に対して付勢することができる。 図示するように、側面413は側面411の反対側である。

    図5Aおよび図5Bは、基部520に固定されたアーム505の実施態様を示す。 この実施態様では、咬合パッド(図示せず)が、基部520と、基部520に固定されて咬合パッド溝548を画定するアーム505等のアーム等を包囲している。 歯を、咬合パッド溝548に受け入れることができ、アーム505は、そのように受け入れられた歯の表面に対して付勢することにより、組立品を歯に固定する。 この実施態様では、図5Aに示すように、アーム505は、歯の表面の形状に一致するように湾曲している。 図5Bに示すように、アーム505は略T字型であり、端部511が基部520に固定されている。 アーム505の涙型部分509およびアーム505の涙型部分507は互いに接合されて、Tの横木を形成している。 複数の同様のアームを基部505に沿って配置することにより、咬合パッド溝548の側面541の一部を形成することができる。

    図6Aおよび図6Bは、基部530に固定されているアーム532の実施態様を示す。 この実施態様では、咬合パッド(図示せず)が、基部530と、基部530に固定されて咬合パッド溝558を画定する、アーム532等のアームとを包囲している。 歯を、咬合パッド溝558内に受け入れることができ、アーム532は、そのように受け入れられた歯の表面に対して付勢することにより、組立品を歯に固定することができる。 この実施態様では、図6Aに示すように、アーム532は、歯の表面の形状に一致するように湾曲している。 図6Bに示すように、アーム532は、概してL字型であり、端部531が基部530に固定されている。 図6Bに示すように、複数のこうしたアーム部材が基部530に沿って配置されて、咬合パッド溝558の側面551の一部を形成している。 この実施態様では、端部533が同じ方向に向けられていることに留意されたい。 他の実施態様では、端部533を交互の方向に向けることができ、またはさまざまな方法で交互にすることができる。

    図7Aおよび図7Bは、基部540に固定されているアーム542の実施態様を示す。 咬合パッド(図示せず)が、基部540と、基部540に固定されて咬合パッド溝568を画定するアーム542等のアームとを包囲している。 歯を咬合パッド溝568に受け入れることができ、アーム542は、そのように受け入れられた歯の表面に対して付勢することにより、組立品を歯に固定することができる。 この実施態様では、図7Aに示すように、アーム542は、歯の表面の形状に一致するように湾曲している。 図7Bに示すように、アーム542は概して矩形であり、鼻部分543が、基部540に固定されている端部541の反対側にある。 図7Bに示すように、複数の同様のアームが基部540に沿って配置されて、咬合パッド溝568の側面561を形成している。 さまざまな実施態様において、連続したアーム542の鼻543を、さまざまな方向に向けることができる。

    図8Aおよび図8Bは、基部550に固定されたアーム552の実施態様を示す。 咬合パッド(図示せず)が、基部550と、基部550に固定されて咬合パッド溝578を画定するアーム552等のアームとを包囲している。 歯を、咬合パッド溝578に受け入れることができ、アーム552は、そのように受け入れられた歯の表面に対して付勢することにより、組立品を歯に固定する。 この実施態様では、図8Aに示すように、アーム552は、歯の表面の形状に一致するように湾曲している。 図8Bに示すように、アーム552は、柄557によって、基部550に固定されている端部551に接続された丸い部分553を含む。 丸い部分553は、歯肉線に概して近接している歯に対して付勢することができる。 図8Bに示すように、複数の同様のアーム552が基部550に沿って配置されて、咬合パッド溝578の側面571を形成している。

    使用時、歯科用器具100、200、300、400等の歯科用器具を、温水で加熱して、咬合パッド40、42、342、442等の咬合パッドの咬合パッド材料を軟化させて柔軟な状態にすることにより、使用者の歯に適合させることができる。 咬合パッドが柔軟な状態になると、使用者は、口腔内に歯科用器具を配置することができ、その後、概して咬合パッド溝46、48、385、448、548、558、568、578等の咬合パッド溝を噛むことにより、歯が溝の中に受け入れられるようにすることによって、歯科用器具の咬合パッドと係合することができる。 使用者が咬合パッド溝を噛むと、柔軟な状態にある咬合パッドは、咬合パッド溝を含む咬合パッドが使用者の歯に一致する形状になるまで、すなわち使用者の歯の形状が咬合パッドに刻印されるまで変形する。 したがって、内部に咬合パッド溝(複数可)を含む咬合パッドは、使用者に適合するように個別に変更可能である。 咬合パッドの咬合パッド材料が柔軟になる温度は、たとえば、使用者がこの適合プロセスに携わっている時に概して耐えられるものである。 さまざまな実施態様において、使用者が耐えられるとは、使用者に不快ではなくかつ使用者に有害でないことを意味する。 咬合パッドの形状が歯の形状に一致した後、使用者は、たとえば、口腔内に冷水を含むことにより、咬合パッドを冷却することができる。 冷却される際、咬合パッドは、非柔軟な状態に変換され、その状態で、咬合パッド材料は、噛むことによって咬合パッドに刻印されたようにこの時点で使用者の歯に一致するその形状を保持するために十分な剛性を回復する。 この時点で、歯科用器具は使用者の歯に適合している。

    使用者の歯に適合したことに続き、使用者は、咬合パッドが、その咬合パッドの形状が一致する歯を受け入れて、咬合パッドが歯の咬合面を含む歯の少なくとも一部を覆うように、歯科用器具を口腔内に配置することができる。 アーム110、120、210、220、230、240、250、260、310、410、420、505、532、542、552等のアームを、歯科用器具を固定するために歯を把持するように歯に対して張力下で付勢することができる。 したがって、歯科用器具は、使用者の歯との摩擦係合により歯に着脱可能に固定される。

    さまざまな態様において、歯科用器具を歯に固定するプロセスは、咬合パッドの個別に変更可能な溝内に歯を受け入れるステップと、歯の頬−唇側面に対してアームを付勢するステップであって、アームが概して咬合パッドと協働する、ステップと、概して咬合パッドと協働するアームを歯の舌側面に対して付勢することにより、歯を締め付けるステップであって、アームが、概して歯の頬−唇側面に対して付勢されるアームにと反対に舌側面に対して付勢される、ステップとを含むことができる。

    図とともに上述した説明は、さまざまな例示的な実施態様を開示し説明している。 これらの実施態様は、適用範囲を限定するようには意図されておらず、代りに、本明細書および特許請求の範囲で用いられる言語の文脈を理解するのに役立つように意図されている。 したがって、これらの例示的な実施態様と異なる装置、方法および組成物の変形が、添付の特許請求の範囲によって包含され得る。 本開示および本明細書に記載の例示的な実施態様を検討することで、当業者は、以下の特許請求の範囲に定義されている本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、それらに対するさまざまな変化、変更および変形が可能であることを容易に理解するであろう。

    関連出願の相互参照 本出願は、「DENTAL APPLIANCE」と題する2010年6月1日に出願された米国仮特許出願第61/350,270号明細書の優先権および利益と、「APPARATUS AND METHODS FOR SECURING A DENTAL APPLIANCE」と題する2010年6月1日に出願された米国仮特許出願第61/350,253号明細書の優先権および利益を主張し、それらは、全体として参照により本明細書に組み込まれる。

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