波歯根管洗浄システム

申请号 JP2014533478 申请日 2012-10-01 公开(公告)号 JP2014528286A 公开(公告)日 2014-10-27
申请人 バイオレイズ,インク.; 发明人 ウラジミール ネッチタイロ; ウラジミール ネッチタイロ; ドミトリ ボウトウソフ; ドミトリ ボウトウソフ; ウラジミール レンベルグ; ウラジミール レンベルグ; ルドルフ マリウス ヴェルダースドンク; ルドルフ マリウス ヴェルダースドンク;
摘要 ターゲット領域を洗浄又は殺菌するシステム及び方法を提供する。複数の気泡を含む 流体 が、相互作用ゾーンに入れられる。相互作用ゾーンは、ターゲット領域内に延びるか又はターゲット領域に隣接する容積である。相互作用ゾーン内の流体は、流体により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線に露出される。相互作用ゾーン内の流体は、電磁放射線を実質的に吸収して音響衝撃波及び圧 力 波を生じる。音響衝撃波及び圧力波は、ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された流体の移動及びキャビテーション効果を引き起こす。【選択図】図2
权利要求
  • ターゲット領域を洗浄又は殺菌する方法であって、
    複数の気泡を含む流体を前記ターゲット領域内に延びるか又は該ターゲット領域に隣接する容積である相互作用ゾーンに入れる段階と、
    前記相互作用ゾーン内の前記流体を該流体により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線に露出する段階と、
    を含み、
    前記相互作用ゾーン内の前記流体は、前記電磁放射線を実質的に吸収し、前記ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された該流体の移動及びキャビテーション効果を引き起こす音響衝撃波及び圧力波を生じる、
    ことを特徴とする方法。
  • 前記電磁放射線の吸収は、膨張及び崩壊する爆発性蒸気泡を前記流体中に生成し、
    前記爆発性蒸気泡の膨張及び崩壊は、前記圧力波を発生させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記圧力波は、前記気泡のマクロ気泡の圧縮及び膨張を引き起こし、該マクロ気泡の圧縮及び膨張と該圧力波とは、前記ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された前記流体の前記移動と前記キャビテーション効果とを引き起こし、
    前記マクロ気泡は、約5μmから500μmの範囲の直径を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記音響衝撃波は、前記複数の前記気泡のミクロ気泡によって増幅され、
    前記ミクロ気泡は、約0.1μmから5μmの範囲の直径を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記電磁放射線を放出して前記相互作用ゾーン内の前記流体の該電磁放射線への露出を実行するように構成された電磁放射線放出光ファイバ先端を該相互作用ゾーン内に位置決めする段階、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記ターゲット領域は、前記光ファイバ先端の寸法とサイズが類似の寸法を有する腔、開口部、通路、又は管であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  • 前記光ファイバ先端は、該光ファイバ先端を前記腔、開口部、通路、又は管に入れることにより、又は該光ファイバ先端を該腔、開口部、通過、又は管の入口の近くに位置決めすることにより前記相互作用ゾーン内に位置決めされることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  • 前記光ファイバ先端は、前記腔、開口部、通路、又は管内にその中心に置かれるか、又は該腔、開口部、通路、又は管への前記入口の中心区域の近くに位置決めされることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  • 前記腔、開口部、通路、又は管内に前記光ファイバ先端を置く際に、該光ファイバ先端は、該腔、開口部、通路、又は管の深さ全体に挿入されないことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  • 医療又は歯科処置に適用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記ターゲット領域の前記洗浄又は前記殺菌は、該ターゲット領域内又は該ターゲット領域の表面上のバクテリアの死滅又は除去を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記ターゲット領域は、歯根管通路、歯の細管、歯腔、歯の表面、又は血管であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記流体は、水性であり、
    前記波長は、約1.8μmから10.6μm又は0.157μmから300μmの範囲内である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記相互作用ゾーンに前記流体を露出する段階は、前記電磁放射線のパルスに該流体を露出する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記電磁放射線の前記パルスに前記流体を露出する段階は、該電磁放射線の複数の該パルスに該流体を露出する段階を含み、
    前記複数の前記パルスは、前記流体と前記ターゲット領域とを含むシステムの共振周波数に適合する周波数で送出される、
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  • 前記電磁放射線の前記パルスは、約0.5μsから10msの範囲内のパルス幅を有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  • 前記電磁放射線の前記パルスは、約1mJから250mJの範囲内のパルスエネルギを有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  • 前記流体の前記気泡は、二酸化炭素気泡、窒素気泡、又は別の組成の気泡であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記別の組成の気泡は、薬剤又はヨウ素を含む気泡であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  • 前記流体の前記気泡は、約0.1μmから2000μmの範囲の直径を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記流体の前記気泡は、約0.1μmから300μmの範囲の直径を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記ターゲット領域を洗浄し、該ターゲット領域のバクテリアを除去するか又は死滅させ、該ターゲット領域を殺菌し、又は該ターゲット領域に医療処置を適用するように構成された研磨材、ナノ粒子、薬剤、生物活性粒子、殺菌剤、又は抗生物質を前記流体と組み合わせる段階、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記研磨材は、直径が約1μmから50μmの範囲の酸化アルミニウム粒子を有する酸化アルミニウム粉体であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  • 前記相互作用ゾーンに前記流体を露出する段階は、約2.79μmの波長を有するエルビウム、クロム、イットリウムスカンジウムガリウムガーネット(Er、Cr:YSSG)レーザからの出力に該流体を露出する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • ターゲット領域を洗浄又は殺菌するためのシステムであって、
    複数の気泡を含み、前記ターゲット領域内に延びるか又は該ターゲット領域に隣接する容積である相互作用ゾーンに入れられる流体と、
    前記流体により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線を生成するように構成された電磁エネルギ源であって、該電磁放射線が、前記相互作用ゾーンで該流体を露光し、該相互作用ゾーン内の該流体が、該電磁放射線を実質的に吸収して、前記ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された該流体の移動及びキャビテーション効果を引き起こす音響衝撃波及び圧力波を生じる前記電磁エネルギ源と、
    を含むことを特徴とするシステム。
  • 说明书全文

    〔関連出願への相互参照〕
    本出願は、2011年9月30日出願の米国特許仮出願第61/541,743号の優先権を主張する2012年10月1日出願の米国特許出願第13/632,628号の優先権を主張するものであり、その両方は、「炭酸飽和促進液洗浄システム」という名称であり、その全体は、引用により本明細書に組み込まれている。

    本明細書に説明する技術は、一般的に電磁放射線放出デバイスに関し、より具体的には、腔、管、又は表面を洗浄又は殺菌する電磁放射線放出デバイスの使用に関する。

    ヒトにおける感染、病気、及び死亡の主因は、不適切なバクテリア管理である。 従って、人体の様々な組織のバクテリアを死滅させるか又は除去することは、多くの医療処置及び歯科処置の重要な部分である。 例えば、根管処置中、根管は、残りのバクテリアの一部を死滅させるために管壁の機械的壊死組織切除及び管内の消毒剤物質の投与により洗浄される。 しかし、歯科技術では、根管手術中に全てのバクテリアを完全に根絶することが困難であることが公知である。 特に、根管は、バクテリアが留まって腐敗させる可能性がある不規則な側管及び微細管を含むので、歯の解剖学的構造組織により、全てのバクテリアを排除することが困難になる。 他の医療処置及び歯科処置におけるバクテリア管理は、同じく困難であると分っており、これらの処置中にバクテリアを管理することができなければ、様々な健康上のかつ医学的な問題(例えば、血流内のバクテリアの存在、心臓、、腎臓、及び脾臓を含む器官の感染)が発生する可能性がある。

    医療分野及び歯科分野の他に、様々な組織内のバクテリア又は他の異物(例えば、汚れ、粒子状物質、接着剤、生体物質、残留物、埃、汚れ)の管理も重要である。 例えば、ヒトが接触する玩具、食器、及び他の物体の洗浄及び殺菌は、病気の広がりを低減する重要な方法である場合がある。 更に、表面及び開口部の洗浄及びそこからの様々な物質の除去も、美観上の理由(例えば、美術品の復元)から求められる場合がある。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌するシステム及び方法を提供する。 ターゲット領域を洗浄又は殺菌する方法においては、複数の気泡を含む流体が、相互作用ゾーンに入れられる。 相互作用ゾーンは、ターゲット領域内に延びるか又はターゲット領域に隣接する容積である。 相互作用ゾーン内の流体は、その流体により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線に露出される。 相互作用ゾーン内の流体は、電磁放射線を実質的に吸収して音響衝撃波及び圧波を生じる。 音響衝撃波及び圧力波は、ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された流体の移動とキャビテーション効果とを引き起こすように構成される。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌するシステムは、複数の気泡を有する流体を含む。 流体は、ターゲット領域内に延びるか又はターゲット領域に隣接する容積である相互作用ゾーンに入れられる。 システムはまた、流体により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線を発生させるように構成された電磁エネルギ源を含む。 電磁放射線は、相互作用ゾーン内の流体を露光するのに使用され、流体は、電磁放射線を実質的に吸収して音響衝撃波及び圧力波を生成し、音響衝撃波及び圧力波は、ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された流体の移動とキャビテーション効果とを引き起こす。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的システムを示す図である。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的システムを示す図である。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的システムを示す図である。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的システムを示す図である。

    電磁エネルギ源を利用してターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的システムのブロック図である。

    光ファイバ先端が管に対して異なる位置に置かれる例示的な液体洗浄システムを示す図である。

    管内又は管の入口近くで光ファイバ先端を中心に置くために使用される自動調心光ファイバ先端システムを示す図である。

    ターゲット領域を複数の気泡を含む流体で洗浄又は殺菌する方法の態様を示す例示的タイミング図である。

    管内殺菌又は洗浄に向けて歯の根管に挿入された光ファイバケーブルを示す図である。

    研削材を利用して洗浄を助けるターゲット領域を洗浄する例示的方法を示す図である。

    ターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的方法を示す流れ図である。

    図1A、図1B、図1C、及び図1Dは、ターゲット領域102を洗浄又は殺菌する例示的システムを示している。 図1Aは、第1の期間100中の例示的システムを示している。 図1Aでは、複数の気泡106を含む流体104が、ターゲット領域102内に入れられる。 流体104は、炭酸ガスを含む流体(例えば、ソーダ、炭酸入り清涼飲料、ビール、シャンパン、又は類似の濃度の気泡を含む別の流体)、窒素化された流体、水素化された流体、又は別の組成の気泡(例えば、薬剤又はヨウ素のような殺菌物質を含む気泡)を含む流体とすることができる。 このような流体は、1リットルにつき約1000から100,000,000泡の泡濃度を有する。 気泡106は、約0.1μmから500μm範囲の直径を有し、かつミクロ気泡(直径0.1μmから5μm)及びマクロ気泡(直径5μmから500μm)として識別することができる。 流体104は、例えば、水溶液又は生理食塩水溶液とすることができる。 通常の流体と図1A、図1B、図1C、及び図1Dの例に使用されるような流体104との差は、ミクロ気泡の濃度であり、流体104におけるミクロ気泡の濃度は、通常の流体に対して数桁高い。 流体104では、ミクロ気泡は、他のミクロ気泡と結合してマクロ気泡を形成することができる。 ターゲット領域102は、洗浄又は殺菌される腔、管、通路、開口部、又は表面である(例えば、根管から除去されるバクテリア又は他の物質を含む根管)。

    図1Bは、第2の期間120中の例示的システムを示している。 第2の期間140中、光ファイバ先端146が、ターゲット領域102に位置決めされる。 光ファイバ先端は、電磁放射線放出光ファイバ先端であり、かつ電磁エネルギ源に光ファイバケーブルを通じて接続される。 電磁エネルギ源は、光ファイバケーブルに沿って経路指定されて光ファイバ先端146によって放出される電磁放射線144を発生させる。 光ファイバ先端146によって放出された電磁放射線144は、流体104により実質的に吸収される波長を有する。 光ファイバ先端146は、様々な異なる形状(例えば、円錐、傾斜、面取り、両面取り)、サイズ、設計(例えば、側面発射、前方発射)、及び材料(例えば、ガラス、サファイア、水晶、中空導波管、液体コア、石英シリカ、酸化ゲルマニウム)とすることができる。 一例では、光ファイバ先端146は、400μmの直径を有する無水石英ガラス材料で製造される。 更に、図1A、図1B、図1C、及び図1Dのシステムは、システムの発光要素として光ファイバ先端146の使用を示すが、他の例では、様々な導波管、発光要素(例えば、発光ナノ粒子及びナノ構造)、又はミラーと、レンズと、他の光学構成要素とを含むデバイスを発光に向けて光ファイバ先端146の代わりに使用することができる。

    以下でより詳細に説明するように、光ファイバ先端146によって放出される電磁放射線144は、流体104により吸収され、それによって音響衝撃波及び圧力波が流体104中に生成される。 これらの波は、ターゲット領域102を洗浄又は殺菌するのに使用される流体104の移動(すなわち、高速流体運動)を生成する。 音響衝撃波は、非線形の機械的効果(例えば、キャビテーション、乱流、及びマイクロジェット)に関して有効な破壊的かつ洗浄作用を引き起こすことができる。 流体104のミクロ気泡は、処理の効率を増幅する。 第2の期間120中、音響衝撃波は、少量の液体中の急速なエネルギ吸収により生成される。 少量の液体中の急速なエネルギ吸収は、巨大な熱弾性応力を生成し、流体104の容積中に広がって、ターゲット領域102と破壊的に相互作用する音響衝撃波の生成を引き起こす。 これらの波は、バクテリアを死滅させてターゲット領域102の表面からあらゆる汚染物質を除去することができる。 音響衝撃波は、数マイクロ秒の固有時間を有することができる。

    第3の期間140中、蒸気泡142が、流体104中に生成される。 蒸気泡142は、流体104により実質的に吸収される波長での電磁放射線144への流体104の露出により生成される。 流体104中の電磁放射線144の高い吸収のために、蒸気泡142は、光ファイバ先端146の端部の近くに形成される。 蒸気泡142の膨張及び崩壊によって生成された圧力波は、泡106の圧縮及び変形、及びターゲット領域の102の更なる洗浄又は殺菌に寄与する流体104の付加的な移動を引き起こす。 圧力波は、蒸気泡142の膨張及び崩壊により誘起される液体変位に関連し、かつ約100マイクロ秒の固有時間を有する。

    上述したように、流体104は、電磁放射線144を実質的に吸収するように構成される。 図1B及び図1Cでは、流体104は、水性であり、電磁放射線は、水性流体104中で実質的に吸収される約1.8μmから10.6μm又は0.157μmから300μmの範囲の波長を有する。 一例では、電磁放射線144は、約1.8μmから10.6μm又は0.157μmから300μmの範囲の波長,0.5μsから10msの範囲のパルス持続時間、20mJのパルスエネルギ、及び200Wの平均パルス電力を有する光のパルスとして流体104に送出される。

    第4の期間180中、蒸気泡142は、最大直径に到達した後に、内向きの矢印182によって示すように崩壊する。 蒸気泡142の崩壊は、急速な内破を含み、内破は、圧力波を流体104中で生成する。 圧力波は、高速流体運動184を流体104中に生成する。 流体104のガスマクロ気泡106に入射する圧力波は、ガスマクロ気泡106の少なくとも一部を圧縮し、圧縮に続いて、図1Cに示すように、ガスマクロ気泡106は膨張する。 特に、気泡106は、爆発性蒸気泡142により生成される圧力波が、蒸気泡142自体の近くだけではなくターゲット領域102の全体を通してより大きな効果を有することができるように流体104の圧縮性を増大させる。 ガスマクロ気泡106を欠くシステムでは、流体104は、均一かつ圧縮性が劣る流体であり、爆発性蒸気泡142により生成される圧力波は、蒸気泡142からの距離が増加するにつれてターゲット領域102において効果が少なくなる。 すなわち、ガスマクロ気泡106を有する流体104の使用は、ターゲット領域102内のより深くではなく、光ファイバ先端146がターゲット領域102の上部の近くで置かれ、光ファイバ先端146がターゲット領域102において破断するのを防止しやすくすることができ、また流体運動効果の達成を可能にすることができる。

    ターゲット領域102内の流体104中の気泡106の使用は、音響衝撃波の生成に必要とされるエネルギの閾値量を低減し、ターゲット領域102との破壊的な相互作用効率を増大させる。 圧力波の作用中の気泡106の変形も、ターゲット領域102から汚染物質を流動させて除去する流体104の特性を改善する。

    音響衝撃波及び爆発性蒸気泡によって発生される流体104中の高速流体運動184は、ターゲット領域102の洗浄又は殺菌に関わっているキャビテーション、乱流、マイクロジェット、及び内破を生成する。 例示的システムは、圧力波及び気泡106の圧縮及び膨張により生成される高速流体運動184が、バクテリアをターゲット領域102内から除去するか又は死滅させるように使用される。 別の例では、高速流体運動184により生成されるキャビテーション及び内破は、細胞の膜を断裂して細胞を歯の象牙質マトリックスから引き抜くことができる。 このような細胞及びバクテリアは、気泡106と同様に、音響衝撃波及び圧力波に反応する場合があり、かつ圧縮及び膨張する場合がある。 一部の例では、圧力波の力による圧縮及び膨張又は衝撃は、細胞及びバクテリアを死滅させるのに十分であると考えられる。 従って、音響衝撃波、圧力波、及び高速流体運動184は、管内バクテリア又はターゲット領域102の表面上に常在するバクテリアを破壊するか又は死滅させる歯内治療学的処置の一部として使用することができる。

    ターゲット領域102は、小さいサイズ(例えば、光ファイバ先端146のオーダーのサイズ)である場合があり、更には、人体の腔、管、通路、開口部、又は表面(例えば、根管通路、歯の細管、虫歯、血管)とすることができる。 従って、電磁エネルギ源を使用してターゲット領域102を洗浄又は殺菌する図1A、図1B、図1C、及び図1Dのシステムは、様々な医療処置又は歯科処置(例えば、組織治療、表面からの堆積物及び汚れの除去、バクテリア除去又は死滅)との関連で使用することができる。 例えば、図1A、図1B、図1C、及び図1Dのシステムは、根管治療処置の一部として使用することができ、高速流体運動184は、根管洗浄、根管内のバクテリア除去又は死滅、又は治療を根管に適用するのに使用される。 図1A、図1B、図1C、及び図1Dのシステムの歯以外の用途は、導管(例えば、血管)のような人体通路又は硬又は軟組織内の開口部、腔又は内腔内の処置(例えば、塞いだ動脈又は壊死の骨の治療)を含む。 図1A、図1B、図1C、及び図1Dのシステムの別の使用は、皮膚(例えば、にきび症状を有する皮膚)の表面の症状の治療にある。

    図2は、電磁エネルギ源202を利用してターゲット領域210を洗浄又は殺菌する例示的システム200のブロック図を示している。 図2のシステム200では、電磁エネルギ源202は、システム200に使用される流体によってよく吸収される特定の波長で電磁放射線を発生させるように構成される。 図1B、図1C、及び図1Dを参照すると、特定の波長での電磁放射線は、流体104を露光してターゲット領域102を洗浄又は殺菌する音響衝撃及び圧力波を生じるために使用される。 電磁エネルギ源202は、電磁放射線送出システム204及びコントローラ212に接続される。 電磁放射線送出システム204は、特定の波長で電磁エネルギを放出するように構成される。 電磁放射線送出システム204は、相互作用ゾーン208に接続(例えば、相互作用ゾーン208に位置決め)され、かつ特定の波長での電磁放射線のピーク集中を相互作用ゾーン208内の流体上へ集束させるか又はそこに置く。 例示的システムでは、電磁放射線送出システム204は、光ファイバケーブル及び光ファイバ先端を含む。 このシステムでは、光ファイバケーブルは、電磁エネルギ源202によって発生された電磁放射線を相互作用ゾーン208への放出に向けて光ファイバ先端に経路指定する。 別の例示的システムでは、光ファイバ先端及び光ファイバケーブルは使用されず、相互作用ゾーン208内の流体は、別の手段(例えば、導波管、発光ナノ粒子又はナノ構造、量子ドット、又はミラーと、レンズと、他の光学構成要素とを含むデバイス)を通じて電磁放射線に露出される。 相互作用ゾーン208は、ターゲット領域210内に延びるか又はターゲット領域210に隣接する容積である。 更に、図1B、図1C、及び図1Dを参照すると、相互作用ゾーン208は、電磁放射線送出システム204から放出された電磁放射線と流体とが音響衝撃及び圧力波を流体中に形成するために相互作用する区域を含む。

    相互作用ゾーン208は、流体を相互作用ゾーン208に供給するように構成された流体送出システム206にも接続される。 流体送出システム206は、流体源203からの流体を受け入れる。 一例では、流体送出システム206は、相互作用ゾーン208を含む容積を流体で満たすように構成される。 相互作用ゾーン208は、腔、開口部、管、又は通路の一部である場合があり、流体送出システム206は、腔、開口部、管、又は通路の一部を流体で満たすように構成することができる。 流体は、二酸化炭素気泡を含む炭酸入り流体(例えば、ソーダ水、炭酸入り清涼飲料、ビール、シャンパン、又は類似の濃度の気泡を含む別の流体)とすることができ、又は複数の窒素気泡又は別の組成の気泡(例えば、薬剤又はヨウ素のような殺菌物質を含む気泡)を含む炭酸なしの流体とすることができる。

    コントローラ212は、電磁エネルギ源202と、流体源203と、流体送出システム206とに接続され、かつ相互作用ゾーン208への電磁放射線送出及び流体送出を同期させるために使用される。 流体は、電磁放射線送出前に相互作用ゾーン208に送出することができ、又は放射線と同時に送出することができる。 コントローラ212は、相互作用ゾーン208への電磁放射線送出及び流体送出を同期させるだけではなく、電磁エネルギ源202、流体源203、及び流体送出システム206の様々な作動パラメータを制御する。 例示的システムでは、電磁エネルギ源202は、1つ又はそれよりも多くの可変波長光源を含み、コントローラ212により、ユーザは、電磁放射線送出システム204によって放出される光の特定の波長を変えるように1つ又はそれよりも多くの可変波長光源を制御することができる。 ユーザは、放出される波長を使用される特定の流体の吸収特性に調節するために、電磁放射線送出システム204によって放出される特定の波長を変えることができる。 別の例示的システムでは、電磁エネルギ源202は、複数の光源を含む。 この例では、システム200は、より様々な流体と協働するように装備され、ユーザは、コントローラ212を通じて、複数の光源のうちのどれが使用されるかを選択する。

    電磁エネルギ源202は、様々な異なるレーザ、レーザダイオード、又は他の光源を含むことができる。 電磁エネルギ源202は、約2.70から2.80μmの範囲の波長を有する光を発生させるエルビウム、クロム、イットリウム、スカンジウム、ガリウムガーネット(Er、Cr:YSGG)固体レーザを使用することができる。 他の例に使用されるレーザシステムは、2.94μmの波長を有する光を発生させるエルビウム、イットリウム、アルミニウムガーネット(Er:YAG)固体レーザ、2.69μmの波長を有する光を発生させるクロム、ツリウム、エルビウム、イットリウム、アルミニウムガーネット(CTE:YAG)固体レーザ、約2.71から2.86μmの範囲の波長を有する光を発生させるエルビウム、オルトアルミン酸イットリウム(Er:YAL03)固体レーザ、2.10μmの波長を有する光を発生させるホルミウム、イットリウム、アルミニウムガーネット(Ho:YAG)固体レーザ、266nmの波長を有する光を発生させる4倍ネオジム、イットリウム、アルミニウムガーネット(4倍Nd:YAG)固体レーザ、193nmの波長を有する光を発生させるフッ化アルゴン(ArF)エキシマレーザ、308nmの波長を有する光を発生させる塩化キセノン(XeCl)エキシマレーザ、248nmの波長を有する光を発生させるフッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザ、及び約9.0から10.6μmの範囲の波長を有する光を発生させる二酸化炭素(CO2)レーザを含む。

    図3は、光ファイバ先端304が管302に対して異なる位置に置かれた例示的な液体洗浄システム300、320、340、360を示している。 管302は、上部(例えば、歯内の管髄腔)でのより広い開口部を含み、かつ底の近くでのより短い直径に漸減する。 例示的システム300、320、340、360の各々では、気泡を含む流体306が、管302内に入れられる。 光ファイバ先端304は、電磁放射線のピーク集中を流体306上へ集束させるか又は置くように構成され、電磁放射線は、流体306により実質的に吸収される波長を有する。 流体306は、電磁放射線を吸収して、管302を洗浄するか又は管302内のバクテリアを死滅させるように構成された流体306の高速運動を引き起こす圧力波を生じる。

    管302に対して異なる位置での光ファイバ先端304の配置は、流体306の高速運動の特性及び管302の洗浄の特性に影響を与える場合がある。 システム300では、光ファイバ先端304は、管302の上部でより広い開口部の近くに置かれ、かつこのより広い開口部内に中心が置かれる。 システム320では、光ファイバ先端304は、同様に管302内に中心が置かれるが、管302のより広い開口部内でより深い位置に位置決めされる。 システム340では、光ファイバ先端304は、特定の距離(例えば、2ミリメートル)で管302の本体の内側に位置決めされ、システム360では、光ファイバ先端304は、より深い距離(例えば、3ミリメートル)で管304の本体の内側に位置決めされる。 例示的システム300、320、340、360の各々では、光ファイバ先端304は、管304の深さ全体にわたって挿入されず、これは、光ファイバ先端304又は光ファイバ先端304に接続された光ファイバケーブルが管302内で破断するのを防止しやすくすることができる。 システム300、320、340、360の各々では、管302は、光ファイバ先端304のサイズのオーダーの寸法を有する。

    図4は、管内402又は管402の入口の近くで光ファイバ先端403を中心に置くために使用される自動調心光ファイバ先端システム400、4440を示している。 上述の図で示したターゲット領域を洗浄又は殺菌するシステムは、光ファイバ先端を腔、開口部、通路、又は管内でその中心に置くか、又は光ファイバ先端を腔、開口部、通路、又は管の入口の近くでその中心に置くことが望しいであろう。 光ファイバ先端をこれらのシステムにおいて調心することで、腔、開口部、通路、又は管を洗浄又は殺菌する最適な流体運動を生成することができる。 図4の自動調心光ファイバ先端システム400、440は、光ファイバ先端403のこの調心を達成するために使用される。

    自動調心光ファイバ先端システム400、440は、光ファイバ先端403の一部分にわたって装着されたクラッド層404、444を利用して、先端403を管402内又は管402の入口の近くでその中心に置くことを可能にする。 システム400、440間のクラッド層404、444の様々な厚みにより、光ファイバ先端403は、管402に対して異なる位置でその中心に置かれる。 具体的には、システム400のクラッド層404により、先端403を管402内でその中心に置くことができ、システム440のクラッド層444により、先端403を管402の入口の近くでその中心を置くことができる。 他の設計を利用して、類似の自動調心光ファイバ先端システムを生成することができる。 一例では、自動調心光ファイバ先端システムは、光ファイバ先端403周りに装着されて図4のクラッド層404、444と同様の目的に機能する取外し可能なバンドを含む。

    図5は、ターゲット領域を複数の気泡を含む流体で洗浄又は殺菌する方法の態様を示す例示的タイミング図500、540を示している。 タイミング図500は、時間504の単位を表すX軸と、放出された放射線502のピーク電力をワットで表すY軸とを有するグラフである。 図1Cを参照すると、タイミング図500は、蒸気泡142を流体104中で生成するために使用される電磁放射線144の送出に関連する態様を示している。 1msの時点で、電磁放射線のパルス506が、光ファイバ先端によって放出される。 パルス506は、流体(例えば、図1Bの流体104)によってよく吸収されて、蒸気泡が流体中に形成されることを可能にする。 図5のタイミング図500では、パルス506は、100μsの幅と、20mJのパルスエネルギと、200Wのピーク電力とを有する。 図5は、101msの時点での電磁放射線の第2のパルス508を示し、第1の波長での電磁放射線のパルスが、10Hzの周波数で出力される(すなわち、パルス間の周期は100msとなる)ように構成されることを示している。 例示的システムでは、パルス506、508は、ターゲット領域を洗浄又は殺菌する最大量の高速流体運動が流体中に生成されるように液体洗浄システムの共振周波数に適合する周波数で送出される。 この例では、共振周波数は、他の変数の中でも、システムに使用される流体、電磁エネルギ源の特性、及びターゲット領域の寸法の関数とすることができる。

    タイミング図540は、時間544の単位を表すX軸と、蒸気泡542の直径をミリメートルで表すY軸とを有するグラフである。 図1Bを参照すると、タイミング図540は、流体104が電磁放射線144により励起された後に形成された蒸気泡142の泡サイクルの態様を示している。 1msの時点で、流体を励起するのに使用されるパルス506に応答して、蒸気泡546が流体中に生成される。 図5のタイミング図540では、蒸気泡546は、1mmのピーク最大直径と、約1msの泡サイクルとを有する。 グラフ540に示すように、流体は、パルス506により電磁放射線に露出された状態で、蒸気泡546を形成し始める。 蒸気泡546は、最大直径に到達するまで直径が増加し、その後に、約1msの泡サイクルの経過に伴って崩壊する(すなわち、急速に爆裂する)。 第2の泡548が、第2のパルス508の結果として流体中に形成され、かつ第1の泡546と同様の特性を有する。 蒸気泡546、548の膨張及び崩壊は、圧力波を流体中に生成し、圧力波は、ターゲット領域の区域を洗浄又は殺菌するのに使用される流体の移動(すなわち、高速運動)を引き起こす。

    図6は、管内殺菌又は洗浄のために歯606の根管604に挿入された光ファイバケーブル602を示している。 光ファイバケーブル602は、電磁放射線を電磁エネルギ源608から図6の例では管604内に実質的な距離を延びるケーブル602の光ファイバ先端まで経路指定する。 他の例では、光ファイバケーブル602は、管604内に実質的な距離で挿入されるのではなく、光ファイバ先端は、その代わりに管604に入口の近くに位置決めされ、又は管604内により短い距離で挿入される(例えば、図3及び図4に示すように)。

    光ファイバケーブル602は、歯606の各部を洗浄又は殺菌するか又は歯606からバクテリアを除去するために、前出図に説明したシステム及び方法と共に使用することができる。 上述のシステム及び方法を実施するために、管604は、複数の気泡を含む流体(例えば、炭酸入り流体、窒素気泡を含む流体、又は別の組成の気泡を含む流体)で満たされ、ケーブル602の光ファイバ先端は、圧力波及び関連の高速流体運動を生成するために流体を電磁放射線に露出するのに使用される。 図6では、高速流体運動を通じて洗浄されるターゲット領域は、管604の長さ内に様々な領域を含む。 他の例では、光ファイバケーブル602は、虫歯又は人体の他の腔、開口部、又は通路に挿入することができる。 このような腔、開口部、及び通路は、約光ファイバケーブル602のサイズの寸法を有することができる。

    光ファイバケーブル602及び関連付けられた光ファイバ先端の特性は、ターゲット領域の洗浄又は殺菌をもたらすために変えることができる。 例えば、ファイバ602は、様々な設計(例えば、放射放出先端、側面発射先端、前方発射先端、面取り先端、円錐先端、傾斜先端)の単一ファイバ又はマルチファイバ束を含むことができる。 更に、光ファイバケーブル602の直径は、変えることができ、ケーブルは、ファイバ直径がケーブルの長さにわたって増加又は低減するテーパ形状の設計を有することができる。 光ファイバケーブル602の光ファイバ先端は、洗浄されるターゲット領域から様々な距離に位置決めすることができる。 特定の例では、光ファイバケーブル602の光ファイバ先端は、ターゲット領域から数ミリメートルに位置決めされ(例えば、管の底から数ミリメートル離れて位置決めされ、管の底がターゲット領域である)、他の例では、光ファイバ先端は、ターゲット領域と直接に接触して(すなわち、ターゲット領域の近くに)位置決めすることができる。

    図7は、洗浄を補助するために研磨材747を利用するターゲット領域702を洗浄する例示的方法を示している。 図7のターゲット領域702は、死滅又は除去されるバクテリア又は除去される他のデブリ704を含む容積である。 ターゲット領域702は、ヒト又は動物の体の腔、開口部、通路、管、又は表面(例えば、ヒト又は動物の根管又は血管)である場合があり、ターゲット領域702は、殺菌又は洗浄を必要とするあらゆるタイプの腔、開口部、通路、管、又は表面である場合もある。 一例では、ターゲット領域702は、デバイス使用後に殺菌又は洗浄を必要とする医療又は歯科デバイスの一部分である。 別の例では、ターゲット領域702は、デバイス製造中に洗浄を必要とするマイクロ電子デバイス又は機械式デバイスの一部分である。

    第1の期間700中、ターゲット領域702は、バクテリア又はデブリ704を含む。 デブリは、様々な堆積物(例えば、歯垢、結石、汚れ、粒子状物質、接着剤、生体物質、洗浄処理からの残留物、埃、汚れ)を含む場合がある。 バクテリア又はデブリ704がターゲット領域702の表面上にのみ位置するように示されているが、他の例では、バクテリア又はデブリは、ターゲット領域自体の内側容積内に位置する場合がある(例えば、ターゲット領域702を満たす気体又は液体内に浮遊する)。

    バクテリア又はデブリ704をターゲット領域702から除去するために、第2の期間740中、複数の気泡744を含む液体742が、ターゲット領域702に入れられる。 気泡744は、二酸化炭素気泡、窒素気泡、又は別の組成の気泡とすることができる。 別の組成の気泡は、ターゲット領域702からバクテリア又はデブリ704を除去するように特別に設計された組成の気泡を含むことができる。 例えば、ヨウ素気泡は、バクテリアを死滅させるためにターゲット領域702に入れることができる。 他の組成の気泡744は、抗生物質、ステロイド、麻酔薬、抗炎症治療薬、消毒剤、殺菌剤、アドレナリン、エピネフリン、アストリンゼン、ビタミン、薬草、及び鉱物のような薬剤を含む気泡を含むことができる。 気泡744は、例えば、約0.1μmから500μmの範囲の直径を有することができる。

    流体742は、気泡744に加えて、研磨材747も含む。 研磨材747は、流体742をターゲット領域702に入れる前又は後に流体742と結合される。 他の例示的システムでは、研磨材747を使用する代わりに、流体742に組み合わせる他の付加的な材料は、薬剤、生物活性粒子、ナノ粒子、殺菌剤、又は抗生物質を含む。 研磨材747は、バクテリア又はデブリ704をターゲット領域702から除去する際に気泡744と協働するように構成される。 一例では、研磨材747は、約1μmから50μmの範囲の直径を有する酸化アルミニウム粒子を有する酸化アルミニウム粉体を含む。

    第3の期間780中、流体742は、流体742により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線782に露出される。 電磁放射線782は、電磁エネルギ源781によって発生される。 図1Cに示すように、電磁エネルギ源781は、ターゲット領域702内の流体742の露光をもたらすために光ファイバケーブル及び光ファイバ先端に結合することができる。 代替的に、電磁放射線782は、光ファイバケーブル及び光ファイバ先端を伴わない異なる方法で流体742に送出することができる。 電磁放射線782を流体742に送出するこのような代替方法は、電磁放射線782のピーク集中をターゲット領域702内の流体742上へ集束させるか又は置くあらゆるシステムを含むことができる。 一例では、光を集束させるように構成された標準的な光学レンズが、流体742を電磁放射線782のピーク集中に露出するのに使用される。 電磁放射線782の供給源781は、レーザ、レーザダイオード、ランプ、又は流体742中で実質的に吸収される波長を有する電磁放射線782を生成するように構成されたあらゆる他の光源とすることができる。

    流体742による電磁放射線782の吸収は、圧力波を流体742内に生成する。 圧力波は、デブリ704を除去し、かつバクテリア704を死滅させるか又はターゲット領域702から除去するように構成された流体及び気泡784の高速運動を引き起こす。 流体及び気泡784の高速運動は、強力な集中した力をデブリ及びバクテリア704へ与えることによってデブリ704を分解し、バクテリア704を死滅させるか又は除去する。 一例では(例えば、図1C及びIDに示すように)、流体742による電磁放射線782の吸収は、その後に圧力波を流体742中に生成する爆発性蒸気泡を生成する。 圧力波は、圧縮及び膨張を少なくとも流体742の気泡744の一部において引き起こす。 圧力波による気泡744の圧縮及び膨張は、同じくターゲット領域702を通して高速流体運動784に寄与する乱流及びマイクロジェットを流体742中に生成する。 研磨材747は、圧力波によって影響を受け、高速流体運動784は、力をバクテリア及びデブリ704に与えてターゲット領域702からバクテリア及びデブリ704を除去するのに使用される。

    図8は、ターゲット領域を洗浄又は殺菌する例示的方法を示す流れ図800である。 802で、複数の気泡を含む流体を相互作用ゾーンに入れる。 相互作用ゾーンは、ターゲット領域内に延びるか又はターゲット領域に隣接する容積である。 804で、相互作用ゾーン内の流体が、流体により実質的に吸収される波長を有する電磁放射線に露出される。 806で、相互作用ゾーン内の流体は、電磁放射線を実質的に吸収して音響衝撃波及び圧力波を生じる。 音響衝撃波及び圧力波は、ターゲット領域を洗浄又は殺菌するように構成された流体の移動を引き起こす。

    本発明の開示を詳細にかつ特定の実施形態を参照して説明したが、実施形態の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変形及び修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。 すなわち、本発明の開示は、特許請求の範囲及び均等物の範囲に留まることを条件として本発明の開示の修正及び変形を包含するように意図している。

    本明細書の説明で及び特許請求の範囲を通して用いる時の「a」、「an」、及び「the」の意味は、前後の関連により明確な特に断らない限り、複数の参照を含むことを理解しなければならない。 また、本明細書の説明で及び特許請求の範囲を通して用いる時の「in」の意味は、前後の関連により明確な特に断らない限り、「in」及び「on」を含む。 更に、本明細書の説明で及び特許請求の範囲を通して用いる時の「各々」の意味は、前後の関連により明確な特に断らない限り、「各々かつ全て」を必要としない。 最後に、本明細書の説明で及び特許請求の範囲を通して用いる時の「及び」及び「又は」の意味は、前後の関連により明確な特に断らない限り、接続語及び離接語の両方を含み、かつ交換可能に使用することができ、語句「を除き」は、離接的意味だけが適用される場合がある状況を示すために使用することができる。

    200 例示的システム204 電磁放射線送出システム206 流体送出システム208 相互作用ゾーン210 ターゲット領域

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