Tip portion molding assembly of the dental syringe

申请号 JP7909592 申请日 1992-11-17 公开(公告)号 JPH0558114U 公开(公告)日 1993-08-03
申请人 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー; 发明人 ジョン・ウォーレス・ファンディングスランド; ラルフ・フレデリック・ロジャース;
摘要 (57)【要約】 【目的】 患部に確実にエッチングゲルなどの歯科材料を注出できるような歯科用シリンジの先端部成形アセンブリを提供する。 【構成】 シリンジ26と、支持体12を有するシリンジ先端部変形具10とからなる。 シリンジ26の先端部32の直径は0.5cmより小さい。 一方、支持体12には有効直径0.5cm以下の穴18が形成されており、この穴18によって先端部32の形は成形されるようになっている。 支持体12には、さらに、穴18とつながっている入口部22が形成されており、その半径は、穴1
8の有効直径の2倍以上となっている。 入口部22は面取りされていてゆるやかなカーブをなしているので、先端部32を所定箇所の方へ滑らかに湾曲させることができるのである。
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 0.5cmより小さい直径を有する変形自在の先端部(32)を備えたシリンジ(26)と、 有効直径が0.5cm以下である穴(18,118,218,
    318)を備えた支持体(12,112,212,31
    2)を有するシリンジ先端部変形具(10,110,21
    0,310)とからなり、 上記支持体(12,112,212,312)は、上記穴(18,118,218,318)に接続する、面取りされた入口部(22,122,222,322)を有し、 上記入口部(22,122,222,322)は、上記有効直径の2倍以上の半径を有することを特徴とする歯科用シリンジの先端部成形アセンブリ。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】

    本考案は、シリンジの先端部を曲げるための歯科用シリンジの先端部成形アセ ンブリに関する。

    【0002】

    【従来の技術】

    シリンジは、医療処置の場で広く利用されている。 このシリンジは、一般的に 、中空のバレルと、親指で操作するプランジャーとを有する。 バレルには一定量 の流体が収納されており、この流体は、プランジャーによってバレルから中空の 針すなわち先端部を通って注出されるようになっている。 シリンジの先端部は、 比較的小さな直径のチューブ状のステンレス鋼より形成されていることが多い。

    【0003】 シリンジの先端部は、通常、バレルの中心軸及びプランジャーのバレルに対す る移動軸と同一直線上をたどる軸に沿ってまっすぐに伸びている。 しかし、流体 を所定の箇所に注出するには、先端部をある度に曲げなければ具合の悪い場合 もある。

    【0004】 例えば、歯科医は、歯科用接着剤と歯のエナメル質とを接着しやすいようにエ ナメル質を腐食させるためのエッチングゲル(etching gel)を一定量入れたシ リンジを使用することが多い。 しかし、エッチングゲルの中には燐酸を含むもの もあり、患者の歯肉や口内の他の組織を刺激する虞れがある。 ある歯のある部分 だけにエッチングゲルを注出するのは困難なことである。 このような場合には、 シリンジの先端部を湾曲させるとうまくいくことが多い。 そうすれば、確実に、 患部のエナメル質に適切にエッチングゲルを注出でき、隣接の組織にまでエッチ ングゲルが及ぶことがないのである。

    【0005】 これまで、歯科医は、シリンジの先端部を曲げるために、シリンジのバレルを 一方の手で持ち、他方の手の親指と人さし指との間で先端部をつまむという方法 をとることがあった。 しかし、この方法では、金属製の先端部を曲げるときに歯 科医のはめているラテックスグローブに穴が空くことがあるので、十分に満足の いくものとは言えない。 さらに、シリンジの先端部をその特定の部位のところで 正確な角度となるように手で曲げることが時には困難である。 なぜならば、先端 部は比較的小さなものであるために親指と人さし指とで隠れてしまい、先端部の 曲がり具合を確認できず、正確に操作できないことがあるからである。

    【0006】

    【考案の要旨】

    本考案は、0.5cmより小さい直径を有する変形自在の先端部を備えたシリン ジと、有効直径が0.5cm以下である穴を備えた支持体を有するシリンジ先端部 変形具とからなる歯科用シリンジの先端部成形アセンブリに関する。 支持体は、 上記の穴に接続する、面取りされた入口部を有している。 この面取りされた入口 部は、上記有効直径の2倍以上の半径を有している。

    【0007】 第1実施例では、支持体はブロック形状をなしている。 第2実施例では、支持 体は、歯科材料を調合するための容器を1つ以上備えた歯科用混合パッドの形態 をとっている。 第3実施例では、支持体は、第1,2くぼみを有するパッケージ の一部となっている。 第1くぼみには歯科材料を収納している容器が入れられ、 第2くぼみにはシリンジが入れられるようになっており、パッケージ自体もアセ ンブリの一部となっている。 さらに、第4実施例では、支持体は、歯科用器具を 配置するためのトレーの一部をなしている。 このトレーは、底部と、底部の上方 に間隔を置いて形成された複数のホルダー部とを有しており、ホルダー部には歯 科用器具が収容されるようになっている。

    【0008】

    【実施例】

    以下に、添付図面に示した本考案の実施例について詳細に説明する。

    【0009】 図1〜4に示されたシリンジ先端部変形具10は支持体12を有する。 この支 持体12は、金属か、アクリル樹脂やポリカーボネートなどの比較的硬質で透明 の合成樹脂材より形成されることが好ましい。 支持体12は、4つの斜角エッジ 14と、支持体12の中空内に位置する吊設型ボデー16とを有する。

    【0010】 ボデー16には、下端20で終結する細長い垂直の穴18が形成されている。 穴18は、大略円筒形であるが、ボデー16の成形容易性の観点から、1〜2゜ の範囲内でわずかにテーパー状となっている円錐台形であることが好ましい。

    【0011】 図2〜4に示すように、穴18の入口部22はらっぱ形をなすように面取りさ れており、穴18と、支持体12の上部24との間にはゆるやかなカーブが形成 されている。 入口部22は下方へ向かって狭まっており、その最下端の直径は穴 18の直径と等しくなっている。 断面図を見ると、入口部22を形成している弧 は、その最上端では上部24と接しており、その最下端では穴18を囲んでいる 壁と接しているのが分かる。

    【0012】 穴18の有効直径は、0.5cm以下であるが、0.2cm以下であることが好まし い。 尚、ここに言う「有効直径」とは、穴18に挿入できる最大の円筒状ボデー の直径と等しい値を示している。 従って、穴18に挿入できる最大の円筒状ボデ ーの直径が0.5cm以下(好ましくは0.2cm以下)である限り、穴18の断面形 状は、その中心軸に対する垂直方向において、八角形でも六角形でも星形でもあ るいは他の形であってもかまわない。

    【0013】 入口部22を形成している面の半径は、穴18の有効直径の2倍以上であるが 、0.2cm以上であることが好ましく、0.21cm以上であるとより好ましく、さ らに、0.23cm以上であれば一層好ましい。 変形具10は、直方体であるので 不意に落としてしまっても転がることはない。 さらに、変形具10は、程々に小 さく、手の中に具合良く収まるようになっており、その寸法は、縦2.5cm、横 2.5cm、高さ1.2cmであることが好ましい。

    【0014】 下端20と上部24との間の寸法は、シリンジの先端部を完全には挿入できな い程度の間隔寸法となっている。 シリンジの先端部が比較的短い(1cmから2. 5cmほど)場合では、下端20と上部24との間隔は、シリンジの先端部の全長 の約1/2であることが好ましく、比較的長い(3cmから7.5cmほど)場合で は、その間隔は、シリンジの先端部の全長の1/3から1/4であることが好ま しい。 しかし、穴18に異物や破片などが溜まる虞れもあるので、下端20のよ うな閉鎖端を廃して穴18をボデー16の中に完全に貫通させ、それらの異物や 破片が穴18から排出されるようにした方が良いこともある。

    【0015】 図3は、変形具10と使い捨てのシリンジ26とを有する歯科用シリンジの先 端部成形アセンブリ25を示している。 シリンジ26は、歯科用エッチングゲル などの流体を一定量収納するためのバレル28を有している。 バレル28の下端 は首部30と接続しており、首部30は、変形自在のチューブ状ステンレス鋼よ り形成された、シリンジの先端部32に連結している。

    【0016】 さらに、シリンジ26は親指で操作するプランジャー(図示せず)を有してお り、このプランジャーには、バレル28にスライド自在に挿入されるヘッドが形 成されている。 このようなヘッドを有するプランジャーは、バレル28の中心軸 34(図3)に沿って移動し、それに伴って、バレル28内の流体は、先端部3 2の中の比較的狭い通路を通って患部に押し出されるようになっている。 シリン ジの一例として、ブロン・メディカル株式会社(Burron Medical Inc.)製P3 −0−Lシリンジアセンブリとして知られている3ccのブロン(Burron)シリン ジやそれと同等のものを挙げることができる。

    【0017】 シリンジの先端部32は円筒状の外壁を有しており、この外壁は、初期状態で は軸34に沿ってまっすぐに伸びている。 先端部32を望ましい方向に曲げるた めには、まず、先端部32の末端が穴18の下端20と接するまで、先端部32 を穴18の中に入れていく。 次に、変形具10を固定したままで、シリンジ26 を図3の位置から図4の位置へ弧を描くように動かす。 そうすると、先端部32 は、その降伏点を越えて変形し、図4に示すような形状をとるのである。

    【0018】 入口部22は、面取りを施されているのでゆるやかなカーブをなしている。 従 って、先端部32を滑らかに湾曲させることができ、それを山形に折り曲げたり 、あるいは、先端部32内の狭い通路をふさいだりすることはないのである。 さ らに、先端部32の曲がり具合を作業中でも容易に観察できるので都合が良い。 それゆえ、ユーザーは、先端部32が最終的にはほぼ正確に望む通りの形状に確 実にすることができるのである。 先端部32の外壁をバレル28の中心軸34に 対して曲げることのできる最大角度は、通常、首部30またはバレル28が上部 24と接することによって制限される。 この最大角度は、一般的なシリンジであ ると、通常、5゜から85゜の範囲内で達成されるが、ほとんどの場合、30゜か ら60゜の範囲内であれば十分である。

    【0019】 図5は、本考案に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの第2実施例を 示している。 シリンジ先端部変形具すなわち歯科用混合容器110は、2つ以上 の混合用または調合用くぼみ113を備えた支持体112を有している。 図示し てはいないが、支持体112は、3種類の歯科材料を混合及び/または注出でき るように、3つのくぼみ113を有することが好ましい。 さらに、支持体112 は、くぼみ113に入れた材料が早期乾燥すなわち早期硬化しないように、くぼ み113のどれか少なくとも1つを任意に閉じることのできる不透明のカバーを 有することが好ましい。

    【0020】 支持体112の上部124は、凸状に湾曲しており、くぼみ113を取り囲ん でいる。 そして、この上部124の表面から突出部125が隆起している。 穴1 18と入口部122は図1〜4に示した穴18及び入口部22と実質同一のもの であり、これらは突出部125に接続している。 穴118は、突出部125の中 でも穴118と隣接した部分に対してほぼ垂直に下降している。

    【0021】 図6は、本考案に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの第3実施例を 示している。 アセンブリ210はパッケージ211を有し、このパッケージ21 1には支持体212が真空成形されている。 支持体212は、細長い第1くぼみ 213と第2くぼみ215とを有する。 第1くぼみ213にはシリンジ226を 取り外し自在に入れることができ、第2くぼみ215には歯科材料を収容した容 器227を入れるようになっている。 尚、第2くぼみ215は、容器217の外 形に対する相補形状を有している。

    【0022】 支持体212は、さらに、第3,4くぼみ217,219を有しており、これら のくぼみ217,219には、他の歯科材料を入れた容器を収納するようになっ ている。 また、歯科材料を塗るためのブラシを1本以上収納するために第5くぼ み221が、そして、歯科材料を調合するために使用される使い捨てのはぎ取り 式ペーパーシートを収納するために第6くぼみ223が形成されている。 尚、こ の第6くぼみ223には、図5に示した歯科用混合容器110に似た容器を入れ てもよい。

    【0023】 支持体212の上部225は補強構造になっており、第1くぼみ213と第5 くぼみ221とを隔てている隆起した壁と同一高さである。 上部225は、垂直 の穴218と、上方に向かって開口している面取りされた入口部222とを有し ている。 これら穴218と入口部222とは、図1〜4に示した穴18及び入口 部22と実質同一のものである。

    【0024】 図7は、本考案に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの第4実施例を 示している。 シリンジ先端部変形具すなわち歯科用器具配置トレー310は支持 体312を有する。 この支持体312は、ステンレス鋼か、比較的硬質で滅菌適 性のあるプラスチック材より形成されることが好ましい。 支持体312は、底部 317と、この底部317の上方に間隔を置いて形成された複数のホルダー部3 19とを有している。 ホルダー部319は溝状になっており、この溝内に歯科用 器具が保持されるようになっている。 さらに、他の器具や、歯科材料を収納した 容器や、その他治療に必要なものを入れることができるように、支持体312に は複数のくぼみ321が形成されている。

    【0025】 支持体312の上部325は、底部317の上方に間隔を置いて形成されてお り、垂直の穴318と、上方向に開口している面取りされた入口部322とを有 している。 これら穴318と入口部322とは、図1〜4に示した穴18及び入 口部22と実質同一のものである。 支持体312にある程度の重量があれば、ト レー310を握らなくても、先端部32のようなシリンジの先端部を穴318と 入口部322の中で変形させることができる。

    【0026】 図5〜7に示した実施例を使用すれば、別体の道具を準備する必要はなく、し かも、歯科用混合容器110やアセンブリ210やトレー310などシリンジの 先端部を変形させる器具は手で持つことができるので、便利である。 さらに、容 器110やトレー310のような器具では、その滅菌処理の際に、穴や面取りさ れた入口部も同時に滅菌することになり、都合が良い。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本考案の第1実施例に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリのシリンジ先端部変形具の平面図である。

    【図2】 図1の2−2線拡大破断断面図である。

    【図3】 本考案の第1実施例に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの破断断面図である。

    【図4】 図3の状態からシリンジの先端部を湾曲させた状態を示した破断断面図である。

    【図5】 本考案の第2実施例に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの歯科用混合容器の斜視図である。

    【図6】 本考案の第3実施例に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの平面図である。

    【図7】 本考案の第4実施例に係る歯科用シリンジの先端部成形アセンブリの歯科用器具配置トレーの平面図である。

    【符号の説明】

    10 シリンジ先端部変形具 12,112,212,
    312 支持体 14 斜角エッジ 18,118,218,
    318 穴 16 ボデー 22,122,222,
    322 入口部 20 下端 24,124,225,
    325 上部 25,210 歯科用シリンジの先端部成形アセンブリ 26,226 シリンジ 28 バレル 30 首部 32 先端部 34 中心軸 110 歯科用混合容器 113,321 くぼみ 125 突出部 211 パッケージ 213 第1くぼみ 215 第2くぼみ 217 第3くぼみ 219 第4くぼみ 221 第5くぼみ 223 第6くぼみ 227 歯科材料用容器 310 トレー 317 底部 319 ホルダー部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ラルフ・フレデリック・ロジャース アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)

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