筐体連結構造

申请号 JP2017503147 申请日 2016-05-23 公开(公告)号 JP6353601B2 公开(公告)日 2018-07-04
申请人 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ; KONINKLIJKE PHILIPS N.V.; 发明人 フッヘル ハンス; ヘールトネル トマス ヨハネス; バッハマン ベルンハルト;
摘要
权利要求

筐体壁の内側上に軸方向に延在する少なくとも1つの溝を持つ、近位端において開口している細長い筐体と、 前記細長い筐体の前記近位端における開口に挿入される単一のサブアセンブリと、 エンドキャップタブを持つエンドキャップと、 再充電可能なバッテリによって給電される駆動メカニズムと、 歯ブラシのブラシヘッドを受けるように構成された遠位端と前記筐体内の前記駆動メカニズムに接続される近位端とを持つ駆動シャフトと、 前記バッテリと電気的に通信する制御回路と、 前記バッテリの動きを制限するためのバッテリシャーシと、 筐体連結タブを持ち、前記単一のサブアセンブリの各部品を一緒に保持するように構成及び配置される筐体連結部と、 を有し、 前記筐体連結部及び前記エンドキャップは、前記筐体連結部に設けられるフィンガと前記エンドキャップに設けられるスロットとが連結され、前記筐体連結タブは、弾性材料であり、前記筐体連結タブは、前記筐体において前記単一のサブアセンブリを固定するために前記細長い筐体における前記少なくとも1つの溝と弾性的に接触するように配置される、電動歯ブラシ。前記筐体連結部が、 前記バッテリシャーシ上のタブに前記筐体連結部を取り付けるための前面及び背面を通るスロットと、 前記バッテリシャーシの前部及び背部上のリブを受けるための前記筐体連結部の前面及び背面上の溝と、 を更に有する、請求項1記載の電動歯ブラシ。前記筐体連結部が、前記筐体の内側上の溝と係合するためのリブを更に有する、請求項1記載の電動歯ブラシ。前記筐体連結部が、前記制御回路を配置及び保持するための度支持ブラケットを更に有する、請求項1記載の電動歯ブラシ。前記筐体連結部が、前記単一のサブアセンブリが前記筐体に挿入される場合に前記単一のサブアセンブリのための支持を供給するとともに前記筐体内で前記単一のサブアセンブリの運動を制限するため、前記筐体連結部の近位端の近傍に支持部を更に有する、請求項1記載の電動歯ブラシ。前記筐体連結部が、触媒ペレットを保持するための容器を更に有する、請求項1記載の電動歯ブラシ。流体が前記筐体の中に入るのを防ぐとともに、前記筐体の内壁に対して前記エンドキャップをしっかりと封止するために前記エンドキャップ上の溝内部に固定されるガスケットを更に有する、請求項1記載の電動歯ブラシ。

说明书全文

本発明の各態様は、概して、モータ駆動される電動歯ブラシに関する。より具体的には、本発明は、歯ブラシハンドルを介してユーザに伝達される振動のより大きな耐久性及び制御を促進しながら、製造組立の容易さを促進する歯ブラシの特徴に関する。

電動歯ブラシは、一般的に、よく知られており、様々な設計及び物理的配置を包含する。多くの電動歯ブラシは、回転式の動作を持つ。幾つかは、360°のアーマチュア回転の能を持つが、設計上、より適切なブラッシング効果を供給するために、特定の運動範囲、即ち、360°の選択された弧状部分に限定された振動運動を生成する。これらの回転運動装置の幾つかは、機械的に駆動されるが、他のものは、ブラシヘッド構造体などの可動質量体と、ハンドルに取り付けられたばねと、を含む共振系である。様々な設計は、ブラシヘッドの周波数と運動振幅との最適な相互作用を供給し、振幅は、ブラシヘッドのサイズ及びシャフト回転の振幅によってさらに駆動される。

往復運動又は掃引運動を行なう電動歯ブラシにおいて、幾つかの問題が生じる。第1に、プラスチックの射出成形部品は、筐体及び構成部品において共通して使用される。これらの構成部品は、内部機能部品(即ち、バッテリ、モータ、プリント回路基板アセンブリなど)を一緒に保持するために必要である。部品は、モータの動きに耐えられるだけの十分な頑丈さを備えていなければならず、様々な部品のための支持、及び、部品のための保護を供給する。しかしながら、より多くの構成部品が、製造コストと時間とを増大させる。互いに嵌合するモジュール部品を作成することによってコストを削減する必要があり、各部品は幾つかの複雑な機能を有する。軸方向及び横方向の衝撃を吸収することによって装置の耐久性を改善する低コスト部品のシステムが特に望ましい。例えば、歯ブラシが落下された場合、軸方向の衝撃が経験され得る。落下は、バッテリやプリント基板などの部品の故障の原因となり、プラスチック部品の損傷を引き起こす可能性がある。これらの特徴の第2の望ましい結果は、材料及び組み立てコストの低減、並びに、組み立て方法の簡素化及び組み立て時間の短縮である。

他の生じる問題は、既存のフレーム設計が高価すぎることである。フレームと噛み合うモジュール式部品を作成することによってコストを削減する必要があり、各部品は幾つかの複雑な機能を有する。軸方向の衝撃を吸収することによって装置の耐久性を改善する低コスト部品のシステムが特に望ましい。例えば、歯ブラシがそのシャフトの端部から落下された場合、軸方向の衝撃が経験され得る。これらの特徴の第2の望ましい結果は、材料費及び組立コストの削減である。

本発明は、組立方法を単純化し、単一部品のフレーム組立体に部品を挿入するとともに、部品を保持し、固定し、保護する複数の機能を果たす構成要素を使用することによって、従来技術の欠点に対するソリューションを提供する。また、モータが、システム内の主な振動生成機構であり、本発明は、振動分離の問題に革新的に取り組んでいる。特に、本発明は、多機能構成要素を形成するためにエラストマ材料を使用し、それらのエラストマ構成要素をプラスチック射出成形フレームに取り付けることに依拠する。振動エネルギーの大部分はエラストマ材料に向けられ、その振動は、筐体に到達する前に消散し、ユーザにも伝達されない。また、これらのエラストマ材料構成要素は、残りの構成要素と比較して実質的に重量のある1又は複数の再充電可能なバッテリを保持する。かかる装置の以前のモデルでは、装置を落とすと、バッテリの重量が他の機械的又は電気的構成要素、あるいは、保持構造及びフレーム、又は、バッテリ自体に損傷を与える可能性がある。軸方向の衝撃及び運動を吸収する特徴を持つ様々なエラストマ構成要素内に電池を隔離することによって、損傷を最小限に抑えるか、又は、排除することができ、従って、製品の故障を少なくすることができる。

本発明の一実施形態において、電動歯ブラシが説明される。電動歯ブラシは、筐体癖の内側の近位部上に少なくとも1つの溝を持つ、近位端において開いている細長い筐体と、再充電可能なバッテリによって給電される駆動メカニズム、及び、バッテリと電気的に通信する充電制御回路を有する単一のサブアセンブリと、を含み、駆動メカニズムは、その近位端において駆動メカニズムに接続される駆動シャフトを持ち、駆動シャフトの遠位端は、歯ブラシのブラシヘッドを受けるように構成される。電動歯ブラシは、筐体においてバッテリを保持するとともに、歯ブラシが落下した場合にバッテリ及び他の構成要素を保護するためのストロークリミッタとしても機能するバッテリシャーシ/ストロークリミッタ構成要素を含む。また、単一のサブアセンブリは、その近位端において単一のサブアセンブリの構成要素を一緒に保持し、その両側に筐体連結タブを持つ筐体連結部を含む。単一のサブアセンブリは、筐体の近位端における開口の中に挿入され、筐体連結部上のタブは、筐体の内壁における溝と位置決めされる。エンドキャップが、筐体の近位端の中に挿入され、筐体連結部及びエンドキャップは、筐体の内部フレームと弾性的に接触するように配置される。筐体連結部は、筐体内で組み立てられた部品を固定するために機能し、バッテリシャーシ、筐体フレーム、及び、筐体エンドキャップとの連結を供給し、また、歯ブラシの組み立てにおけるトレランスを補償するとともに、歯ブラシの長手方向軸に沿った軸方向衝撃を吸収する。エンドキャップは、筐体連結部と連結するとともに、筐体連結部と筐体内の他の構成要素とを固定し、更に、筐体の中へのの侵入に対する封止を供給するように設計される。当該設計は、製造プロセスを単純化するように構成される。

本発明の他の実施形態では、電動歯ブラシのための筐体連結部が説明される。筐体連結部は、電動歯ブラシの再充電可能なバッテリの一部を保持するための中心軸を具備する本体と、コイル巻線を受けるためその近位端におけるコイル巻線表面と、を持つ。筐体連結部は、筐体連結部及び取り付けられた構成要素を筐体に対して固定すべく、電動歯ブラシ筐体の内部上の溝と係合するためのリブ及びタブを持つ。また、筐体連結部は、電動歯ブラシの筐体の中に単一のサブアセンブリを挿入するため、筐体連結部を電動歯ブラシの他の構成要素に接続するためのスロット及び溝を持つ。

図1は、本発明の歯ブラシ組立体の切欠縦断面図を示す。

図2Aは、本発明の他の実施形態に係る電動歯ブラシ用のバッテリシャーシストロークリミッタを示す。

図2Bは、本発明の他の実施形態に係る電動歯ブラシ用のバッテリシャーシストロークリミッタを示す。

図2Cは、本発明の他の実施形態に係る電動歯ブラシ用のバッテリシャーシストロークリミッタを示す。

図3Aは、本発明の他の実施形態に係る電動歯ブラシの筐体連結部を示す。

図3Bは、本発明の他の実施形態に係る電動歯ブラシの筐体連結部を示す。

図4は、本発明の電動歯ブラシのための筐体連結部のエンドキャップ部分である。

図5Aは、本発明の筐体連結部及びエンドキャップの破断図である。

図5Bは、本発明の筐体連結部及びエンドキャップの破断図である。

図5Cは、本発明の筐体連結部及びエンドキャップの破断図である。

図6は、本発明の電動歯ブラシの構成要素の分解組立図である。

図7は、本発明の電動歯ブラシの構成要素の組立図である。

図8は、筐体の開かれた近位端を通じて見た本発明の筐体の内部図である。

図1は、本発明の電動歯ブラシ10のためのアセンブリを図示している。電動歯ブラシ10の多くの構成要素は、好ましくは、人の手に快適にフィットするような大きさである、細長い筐体20内に含有される。好ましくは、硬質且つ軽量のプラスチックからなるハウジング20は、内部コンポーネントを衝撃及び水の侵入から保護するとともに封止する。筐体20は、遠位端において、駆動シャフト60の遠位端が筐体20内への流体の侵入を防止するガスケット30を通って突出する開口を含む。歯ブラシのブラシヘッドは、駆動シャフトの遠位端に取り付けられ得る。また、筐体20は、エンドキャップ120を受けるように構成された近位端において開口を持つ。エンドキャップ120上の溝内のガスケット130は、流体が筐体20の中に侵入するのを防止する。筐体内には、駆動メカニズム50が入れ子になっている。駆動シャフト60の近位端は、駆動シャフトに運動を供給するため、駆動メカニズムに接続される。また、1又は複数の再充電可能なバッテリ80もバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70及び筐体連結部90を収容する筐体内に配置される。制御回路基板100も、図6及び図7に示されるように、筐体20内に含まれる。

バッテリ80の一部の遠位に配置され、包囲するのは、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70である。バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70は、バッテリ80をフレーム20内に保持するように設計されている。以下、より詳細に説明されるように、図2A乃至図2Cに関して、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70は、特に、電動歯ブラシが落下又は振動される場合に生じ得るバッテリのストローク又は運動を制限するとともに、通常動作中にバッテリ80及び駆動メカニズム50からの振動を吸収するように構成される特徴を持つことによって特徴付けられる。また、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70も、駆動メカニズム50/バッテリ80と、電動歯ブラシ10の他の構成要素と、筐体20の側面との間の圧縮配置になるように配置される。

図1において見られるように、筐体連結部90が、バッテリ80の一部に近接し、包囲するように配置されている。筐体連結部90は、筐体20内のバッテリ80及び他の構成要素を、筐体20の内部との圧縮配置で、また、エンドキャップ120と関連して筐体及び他の構成要素との圧力嵌め状態で保持するように構成される。また、筐体連結部90は、軸方向の衝撃に対して緩衝するとともに、組み立て中のトレランス緩和を供給する、以下に説明される図3A及び図3Bに示される特徴を持つ。また、図5A乃至図5Cにおいてより詳細に示されるように、筐体連結部90及びエンドキャップ120は、タブ及びスロット又は均等物によって、筐体20の近位端の内壁にさらに係合し、これにより、筐体連結部90が、筐体20内の構成要素をさらに固定し、筐体の遠位端に固定するために、筐体20の遠位端に対して圧縮的に付勢される。

次に、図2A、図2B、及び、図2Cを参照すると、本発明のバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の特定の実施形態が示されており、これは、特に、バッテリ80のストローク又は運動を制限するように構成された特徴を持つことによって特徴付けられている。バッテリ80は、電動歯ブラシ10の重量のかなりの部分であり、電動歯ブラシ10が落下した場合に構成部品の損傷から保護するための追加の支持及び緩衝を必要とする。また、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70は、バッテリ80とハウジング20の側面との間に、支持及び緩衝用の圧縮配置で配置され、通常運転時には駆動メカニズム50及び/又はバッテリ80による振動を吸収して、その振動が、ユーザの手に伝達されないか、あるいは、伝達される量が低減又は最小化されるように配置される。

図2A及び図2Bに示される実施形態は、トレランス補償リーフ71,72、及び、第1、第2、及び、第3のバッテリハードストップ75,76,77を有するバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70である。トレランス補償リーフ71,72は、バッテリ80と、駆動メカニズム50を含むバッテリシャーシ70の一部の近位端でもある、バッテリ80を含むバッテリシャーシ70の遠位部との間に圧縮配置されている。トレランス補償リーフ71,72は、バッテリ80の軸方向変位を制限及び遅延させるとともに、バッテリ80がバッテリハードストップ75,76,77に接触すべき場合に衝撃のエネルギーを減少させるため、バッテリがトレランス補償リーフ及び/又は図2Cに示されるようなバッテリハードストップ75,76,77に当たった場合にバッテリからのエネルギーを吸収するために機能する。同様に、図2Bに示されるように、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の前及び後ろにある水平ストップ79は、バッテリハードストップ75,76,77の目的と同様の目的で作用するように設計されている。バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70と筐体連結部90とが、バッテリ80が含まれた状態で、一緒に組み立てられる場合、水平ストップ79は、筐体連結部90の遠位端の直上に配置される。水平ストップ79は、筐体連結部90及びそこに含まれるバッテリ80の超過的な遠位方向運動を制限し、構成要素への損傷を防止するために変位を阻止する。

バッテリハードストップ75,76,77は、バッテリ80とバッテリ80を含むバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の遠位部との間に配置される。図2Cにおいて見られるように、バッテリハードストップ75,76,77の各々は、軸平面において超過的なバッテリの運動があった場合にバッテリ80の遠位端の一部と接触するように形作られた、バッテリに最も近い、ハードストップの近位端に配置される、少なくとも1つ圧縮表面75a,76a,77aを含む。電動歯ブラシ10の通常の動作では、トレランス補償リーフ71,72は、使用中に発生する少量の運動及び振動を吸収し、その運動及び振動のユーザの手への伝達を低減し、より良い操作経験を提供するために、バッテリ80の遠位端に接触している。電動歯ブラシ10が落下したり、過度の軸方向運動を経験したりすると、トレランス補償リーフ71,72は、バッテリの軸方向運動を吸収し、バッテリの突然の加速を遅らせるのに役立つ。トレランス補償リーフ71,72は、バッテリハードストップ75,76,77の圧縮表面75a,76a,77aに接触する前にバッテリ80の動きを阻止するのに十分なエネルギを吸収してもよく、接触を遅くするのに十分なエネルギを吸収してもよい。それにより、トレランス補償リーフ71,72、駆動メカニズム50、バッテリ80、及び、制御回路基板100に対する損傷を含む、衝撃及び潜在的な構成要素の故障を最小にする。バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70は、過度の力の発生時にシャフト60が過度に回転するのを防止する働きもする。

バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70上のバッテリシャーシタブ73は、図3A及び図3Bに示される、筐体連結部90上のスロット93と連結するように設計されている。製造中に、筐体連結部90がバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70に取り付けられると、タブ73は、スロット93にはめ込まれ、バッテリ80が2つの構成要素内に保持されるとともに、2つの構成要素70,90を互いに対して適切な位置に位置合わせするのを助ける。バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の前後のリブ74は、図3Aに示される、筐体連結部90上の溝94と連結するように設計されている。製造中に、筐体連結部90がバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70に取り付けられると、リブ74は、溝94内に摺動し、バッテリ80が2つの構成要素内に保持されるとともに、2つの構成要素70,90を互いに対して適切な位置に位置合わせするのを助ける。

バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の各側の少なくとも1つのガイドリブ78は、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70及びバッテリ80が筐体20内で回転することを防ぐために、筐体20の内側の両側に沿って延びる対応する溝115(図8参照)において係合し得る。また、ガイドリブ78は、力を吸収すると共に回転を制限することによって、突然の軸方向運動中に構成要素を保護するように働く。さらに、ガイドリブ78は、以下の図6及び図7に関連してより詳細に説明されるように、工場製造プロセスを単純化する働きをする。組み立てられた構成要素は、バッテリシャーシ70、並びに、筐体連結部90及びそれらのそれぞれの相互接続によって一緒に保持されるので、図6及び図7に示されるように、単一のサブアセンブリ110のみが、筐体20の中に挿入される必要がある。単一のサブアセンブリ110は、ガイドリブ78が筐体20における溝115と適切に位置決めされて挿入される場合にのみ、筐体20の内部に嵌合する。さらに、一番上のガイドリブ78の遠位端が(図2Bに示されるように、2つ以上ある場合)、溝115の遠位端に達すると、単一のサブアセンブリ110は、製造中に筐体20の遠位への移動を停止し、これは、筐体20内の単一のサブアセンブリ110の適切な位置決め及び位置合わせを確実にするのにさらに役立つ。さらに、図2Bに示されるように、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の前面の開口部70aは、そこに収容される駆動メカニズム50へのアクセスを提供する。単一のサブアセンブリ110の組み立て中に、駆動メカニズム50がバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70に挿入されると、駆動メカニズム50へのアクセスは、駆動メカニズム50と制御回路基板100との間の配線のポッティング又ははんだ付けなどの動作を依然として行なわなければならない。これらの特徴及び態様の全てが、製造を簡素化し合理化するのに役立つ。バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70は、成形可能なプラスチック、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)などのような耐久性及び弾力性のある材料の単一部品で作られている。

図3Aは、本発明の一実施形態による筐体連結部90の正面図である。筐体連結部90は、この実施形態では、ほぼ中空円筒形の本体91を含む。説明の目的のために、本体91は、筐体20の長手方向軸とほぼ位置合わせされた中心軸を持つ。筐体連結部90は、触媒ペレット150を保持するための容器92を含む。触媒ペレット150は、バッテリ80の任意のガス放出を無効化するために使用される。

筐体連結部90は、図3A及び図3Bに示されるように、その前面及び後面を貫通するスロット93を含む。製造中、筐体連結部90がバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70に取り付けられると、バッテリシャーシ/ストロークリミッタのタブ73がスロット93にスナップ嵌めされ、2つの構成要素内にバッテリ80が保持されるとともに、2つの構成要素70,90を互いに対して適切に位置合わせし位置決めするのに役立つ。筐体連結部90は、図3A及び図3Bに示されるように、その前面及び後面に溝94を含む。溝94は、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70の前後のリブ74と接合するように設計されている。製造中に、筐体連結部90がバッテリシャーシ/ストロークリミッタ70に取り付けられると、バッテリシャーシ/ストロークリミッタのリブ74が筐体連結部90の溝94内にスライドし、2つの構成要素内にバッテリ80が保持されるとともに、2つの構成要素70,90が互いに対して適切に位置合わせされ、位置決めされるのに役立つ。また、筐体連結部90は、その前面に位置する度支持ブラケット96を持つ。角度支持ブラケット96は、制御回路基板100を所定の位置に保持し、制御回路基板100のがたつきや振動を防止するために使用され、制御回路基板の故障や、ユーザエクスペリエンスの低下につながる、操作者の手に伝達され得るノイズ及び振動を防止するために使用される。

筐体連結部90は、筐体連結タブ95を更に含む。筐体連結タブ95は、エンドキャップ120上のエンドキャップタブ125におけるスロットに係合するとともに、図8に示される、筐体20の近位端の内面上の対応する溝115にしっかりと係合するように配置される。あるいは、図示しないが、各要素のスロットとタブとは、交換されてもよく、これも本発明の範囲内にある。筐体連結部90は、筐体連結タブ95と溝115との間の圧縮圧力によって、筐体20の近位端と弾力的に接触するように配置される。

図3Bは、筐体連結部90の背面図を供給している。前述のスロット93及び溝94に加えて、筐体の背部も、筐体連結部の近位端の近傍にU支持部97を有している。U支持部97は、単一のサブアセンブリ110の支持を提供し、筐体内での単一のサブアセンブリの運動を制限するために、単一のサブアセンブリ110が筐体20の中に挿入されたとき、U支持部が筐体20の内側後面と接触するような、大きさ及び形状である。筐体連結部90の各側の少なくとも1つのリブ98は、筐体連結部90及びバッテリ80が筐体内で回転するのを防止するために、筐体20の内側の両側に沿って延びる、図8に示される対応する溝115に係合する。また、リブ98は、力を吸収すると共に回転を制限することによって、突然の軸方向運動の間に構成要素を保護する働きをする。さらに、リブ98は、以下の図6及び図7に関連してより詳細に説明されるように、工場の製造プロセスを単純化する働きをする。

コイル巻線表面は、筐体連結部90の近位端に配置され、再充電可能なバッテリ80の誘導充電を可能にするのに十分な導線140のコイル巻線を受けるように配置されている。特定のコイル巻線表面は、異なるワイヤの直径及び種類を受け入れるために、サイズを変えることができる。図示されていないが、コイル巻線140が制御回路100を介してバッテリ80と電気的に連絡して配置され、この場合、充電制御回路の機能を実行する。筐体連結部90は、製造中に単一のサブアセンブリ110の様々な構成要素を一緒に保持するのを助け、エンドキャップ120が挿入される前に適切な位置で筐体20内への単一のサブアセンブリ110の挿入を大幅に単純化する。筐体連結部90は、柔軟な構成で構造的完全性を提供し、成形可能なプラスチック、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)などのような耐久性及び弾力性のある材料の一体部品から構成される。

図4は、本発明の一実施形態に係るエンドキャップ120を示している。エンドキャップ120は、図8に示される、筐体連結部90の筐体連結タブ95、及び、フレーム20の溝115の近位端と接合するように設計されたエンドキャップタブ125を持つ。各エンドキャップタブ125は、その中にスロット125aを持つ。

図5Aは、筐体連結部90の断面図を図示している。筐体連結タブ95の形状及び角度が、明確に見られる。単一のサブアセンブリを構成する様々な構成要素が部分的に組み立てられた場合、図7に示されるように、筐体連結部がバッテリ80の近位端に固定されて単一のサブアセンブリ110を形成し、単一のサブアセンブリ110が筐体20の中に挿入される。筐体連結タブ95は、図8に見られるように、筐体20の各側の近位端の溝115の中に摺動する。各筐体連結タブ95は、エンドキャップ120上のスロット125aと連結するように成形された、近位端におけるフィンガ95aを持つ。

単一のサブアセンブリ110が筐体の近位端の開口部内でスライドされると、筐体連結部90の筐体連結タブ95は、筐体20の内部の溝115に完全に挿入された場合、アセンブリを筐体内の定位置に固定するため、筐体に向かって外向きに広がる。バッテリ80の重量は、筐体連結部90を押し下げ、筐体連結タブ95が筐体20の内部の溝115の近位端にわずかに外側に押し付けられる。

単一のサブアセンブリ110が筐体20内に完全に挿入されると、図5Bに見られるように、エンドキャップ120が、ガスケット130と共に筐体20の近位端の開口内に挿入される。ガスケット130は、筐体の内部への流体の侵入に対する保護を提供し、筐体20のベース内へのエンドキャップ120のぴったりした封止を保証する。これは、様々な構成要素を定位置に固定するのに役立つ。図5Bにおいて、フィンガ95aは、見えない。これは、フィンガ95aが、エンドキャップ120のスロット125aに挿入されており、エンドキャップ120と筐体連結部90との確実なインターロックを形成しているためである。これにより、近位方向及び外向き方向、即ち、筐体20の内部表面上の溝115に向かって、筐体連結タブ95に反作用力が誘起される。このような結果は、装置内に軸方向の衝撃が発生した場合、筐体連結タブ95が筐体の中により強く押し込まれるので有益である。

図5Cは、エンドキャップ120が筐体20の近位端の開口内に完全に挿入される、筐体連結部90の他の図を図示している。筐体連結タブ95は、筐体20の内部の溝115と位置決めされ、タブフィンガ95aがエンドキャップタブ125のスロット125aとインターロックされることによって定位置に保持されることが分かる。図示されているように、全ての部品が適切に挿入されて位置決めされると、エンドキャップ120の近位端は筐体20の近位端と面一になり、筐体の内部を水及び他の汚染物質の侵入から密封する。

図6は、本発明の電動歯ブラシ10の構成要素の分解図を示している。図1において見られる駆動シャフト60、駆動メカニズム50、バッテリシャーシストロークリミッタ70、制御回路基板100、バッテリ80、筐体連結部90、及び、様々な他の構成要素が、一緒に組み立てられ、図7において組み立てられた形態で見られる、単一のサブアセンブリ110を形成する。次いで、単一のサブアセンブリ110が、筐体20の近位端の中に単一のユニットとして挿入され、単一のサブアセンブリ110が、筐体20の内部における対応する溝115の中に摺動する筐体連結部90上の筐体連結タブ95によって筐体20に適切に位置合わせされ、弾力的に保持される。この溝115は、図8において明確に見られる。単一のサブアセンブリ110が、筐体内に完全に挿入されると、ガスケット130及びエンドキャップ120が、筐体20の近位端の開口部に挿入される。挿入は、筐体連結タブ95上のフィンガ95aがエンドキャップタブ125上のスロット125aにスナップ嵌めされたときに完了する。これは、筐体連結タブ95の外圧を筐体20の内部のスロットに付与し、筐体内の様々な部品を固定し、エンドキャップ120によって上向きの圧力が加えられる。また、弾性接触は、組立体におけるトレランス誤差の軽減をもたらすことが分かる。

図7は、単一のサブアセンブリ110の組み立てられた図を示している。様々な構成要素が、主として、バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70と筐体連結部90とのインターロック関係により保持される。全てのサブコンポーネントは単一の一体的サブアセンブリ110内に一緒に保持されているので、電動歯ブラシ10の最終組み立てのため、筐体20の近位端の開口部に容易に摺動することができる。

図8は、筐体20の近位端における開口部からの筐体20の内部の図である。筐体20の内壁の一方の側に、ほぼ半分に延びる溝115が見える。バッテリシャーシ/ストロークリミッタ70のガイドリブ78は、溝115の先端において、溝115の上限に一致するように適合される。筐体連結部90のリブ98も溝115にはめ込まれ、筐体20における単一のサブアセンブリ110の位置を維持する。図8に見られるように、溝115の近位端は、筐体連結タブ95フィンガ95aにより筐体連結部90の筐体連結タブ95に接続されるエンドキャップ120のエンドキャップタブ125を収容するように、広がっており、然るべき形状及びサイズである。エンドキャップ120のガスケット130は、筐体20の内部の円周周りを走る隆起部に適合して、流体の流出に対してしっかりとした封止を形成する。

ここに記載された本発明の意図された範囲は、同様に様々な変形例にも関係する。特に、バッテリシャーシストロークリミッタ70及び筐体連結部90の幾何学的形状に対する小さな変更は、その形状が上述の機能及び利点を果たす限り、特許請求の範囲に含まれる。

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