Infiltration apparatus of the adjacent surface enamel damage to the tooth

申请号 JP2010538376 申请日 2008-10-23 公开(公告)号 JP2011506003A 公开(公告)日 2011-03-03
申请人 エルンスト・ミュールバウアー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフトErnst Muehlbauer GmbH & Co. KG; シャリテ−ウニヴェルジテーツメディツィン・ベルリンCharite−Universitaetsmedizin Berlin; 发明人 シュテッフェン・エッフェンベルガー; ズザンネ・エッフェンベルガー; ゼバスティアン・パリス; ヘンドリク・マイヤー−リュッケル;
摘要 柔軟な平面要素(14)と、その中に前記平面要素を保持するホルダとを有する、歯の隣接面の浸潤のための装置は、前記平面要素(14)が、治療に使用される液体を取り上げる表面領域(22)を有し、液体が浸透しないプラスチックフィルム(14)であり、前記ホルダが、横棒(16)と、前記横棒から延伸する2つの側方の腕(18)とを有し、円弧型またはU型に構成され、液体が浸透しない方法で前記プラスチックフィルム(14)が接続されている弓形要素(12)であることを特徴とする。
【選択図】図2
权利要求
  • 柔軟な平面要素(14)と、その中に前記平面要素を保持するホルダとを有し、
    前記平面要素(14)は、治療に使用される液体を取り上げる表面領域(22)を有し、液体が浸透しないプラスチックフィルム(14)であり、
    前記ホルダは、横棒(16)と、前記横棒から延伸する2つの側方の腕(18)とを有し、円弧型またはU型に構成され、液体が浸透しない方法で前記プラスチックフィルム(14)が接続されている弓形要素(12)であることを特徴とする歯の隣接面の浸潤のための装置。
  • 前記弓形要素(12)は、該弓形要素(12)の開口(28)から前記フィルム(14)の液体を取り上げる前記表面領域まで通じる1以上の流路(30)を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  • 前記開口(28)は、前記横棒(16)の頂面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  • 前記フィルム(14)は、前記弓形要素(12)に液体が浸透しない方法で三方が接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の装置。
  • 前記フィルム(14)は、前記弓形要素(12)に溶接または接着剤によって接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  • 前記フィルム(14)は、前記弓形要素に挟み込まれていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  • 前記フィルム(14)は、少なくとも部分的に透明であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の装置。
  • 前記フィルム(14)は、前記液体を取り上げる前記表面領域(22)に、窪みまたは空洞が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の装置。
  • 前記窪みまたは空洞は、2枚のフィルム(14)を貼り合わせることによって形成され、前記2枚のフィルムの一方に穴が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  • 前記フィルム(14)は、前記腕(18)の自由端まで延伸することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の装置。
  • 前記弓形要素(12)は、プラスチック、特に熱可塑性物質からなることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の装置。
  • 前記弓形要素(12)は、射出成形部品であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の装置。
  • ハンドル(26)を有することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の装置。
  • 前記ハンドル(26)は、その本体と、前記弓形要素(12)が固定されるその端部との間にヒンジ状または折り曲げ可能な領域(26')を有することを特徴とする請求項13に記載の装置。
  • 前記ハンドル(26)は、前記液体用のシリンジ(32)を備えることを特徴とする請求項13または14に記載の装置。
  • セットまたはキットの形態で、加えて、歯間を拡げるための異なるサイズの1以上の分離くさび、エッチング剤、乾燥剤、および/または、エッチング剤用塗布補助具、および、浸潤液を有することを特徴とする請求項1から15にいずれかに記載の装置。
  • 说明书全文

    本発明は、柔軟な平面要素と、その中に平面要素が固定されたホルダとを有する歯の隣接面の浸潤装置に関する。

    そのような装置では、平面要素が歯間の清掃だけでなく、それらにフッ素化合物を提供するためにも使用できる(US2006/0000486)。 この目的で、布状または布のような平面要素にフッ素化合物を染み込ませる。 このようにして、歯間の対向し合う歯の表面の両方が同時に塗液される。

    両側に塗液することは、多くの場合に好ましくない。 これは、歯科用修復材を初期虫歯に塗布するときには顕著である。 虫歯は、バクテリアの代謝物によるエナメルの進行性脱塩に特徴があり、最初に白点と呼ばれる小さな損傷をもたらす。 治療せずに放置すると、虫歯の穴となり、最後には歯を損なう。 早い段階で発見された損傷であっても滅多にミネラル補給できない。 それらは、通常、健康な歯の一部も除去しなければならない従来の充填治療によって治療される。 充填治療は、隣接面う蝕、つまり、隣接歯に面する歯の側面に存在する虫歯の場合には、アクセスを得るために健康な歯の一部をより多く除去しなければならないので、特に不利である。 しかしながら、歯ブラシにとっても低いアクセス性により、接触面う蝕は、滑らかな面(歯の外側(前庭側)および内側(舌/口蓋側)の側面)の虫歯よりも頻繁に発生する。

    健康な歯の一部を除去する必要性は、必要であれば、損傷領域の微孔を開口させるために、虫歯の非浸透性の表層をエッチング剤(例えば酸性ジェル)を用いて除去した後、浸潤剤、浸透性の高い液体が存在する損傷内に導入され、そこで重合する隣接面エナメル損傷の浸潤方法によって大きく回避される。 損傷は、これにより、バクテリアおよび/またはその代謝物の侵入から守られる。 隣接面への浸潤剤の使用のために、アクセスの困難さのために、特別な塗布補助具が必要とされる。

    このために、歯の隣接面に物質を塗布するのを助けるフィルムを使用することが知られている。

    独国公開明細書DE10216950A1は、柔軟なフィルムによってフッ素ジェルを塗布することを記述する。 歯間にフィルムの挿入を容易にするために、一体化した糸によってフィルムをエッジに沿って強化し得る。 この糸を連続させることはフィルムが飲み込まれることを防止することを企図する。

    国際公開WO00/66025A1は、布紐によって歯科用保護ワニスを塗布して固める方法を記述する。 これは、材料を利用可能にした基材を含む領域を包含する。 その最後において、紐は、歯間に挿入し易くするために、典型的には、デンタルフロスまたは他の繊維からなる。 紐は、歯列弓に合わせるため、および/または、基材を歯列弓に合わせるために、十分な可動性を有する。

    さらに、欧州特許出願EP1854445A1は、隣接面エナメル損傷の浸潤用の塗布紐として使用するための高分子プラスチックを開示する。 塗布紐は、浸潤剤またはエッチング剤を保持するコーティングがなされた、長さ約20cmのプラスチックフィルムからなる。

    しかしながら、これまでに記載されたすべての塗布紐は、その寸法と可動性とがそれらの取り扱いを難しくしているという欠点を有する。 取り扱いは、高分子プラスチックフィルムが帯電してユーザの手または手袋に付着するという事実によっても、困難になっている。 可動性も、物質が健康なエナメル質または構内粘膜にまでも接触するように運ばれる危険をもたらす。 さらに、それらは、口腔内で両手で使用することのみ可能であり、ユーザはもはや他の装置(歯鏡など)を挿入する自由な手がない。 さらに、例えば大臼歯の場合、フィルムを正確に歯間位置に持ち込むために、ユーザは、口腔内に深く手を入れなければならない。 このため、作業空間および視野が制限される。 デンタルフロスのような織物材料は、繊維が相当の太さを有する場合でも、それらは非常に動きやすいので、使用される浸潤剤に対する耐性がないという欠点を有する。

    本発明の課題は、公知の塗布紐の欠点を克服することである。

    本発明による解決策は、平面要素が、治療に使用される液体を取り上げるための表面領域を有する液体の浸透しないプラスチックフィルムであり、ホルダが、横棒と、横棒から延伸する2つの側方の腕とを有し、アーチ型またはU型に構成された、プラスチックフィルムが液体の浸透しない方法で接続されている弓型要素である。

    最初に言及した従来技術と比べて、プラスチックフィルムは液体が浸透可能ではないので、前記液体が片面にのみ塗布されて作用できる。 平面要素は、単に、2つのガイドに挿入されてシールされずにホルダ上に位置するだけではない。 一方、液体が浸透しない弓形要素への接続は、平面要素を保持する部分においても、液体が反対側に移動しないことを保証する。

    有利な実施形態において、フィルムは、少なくとも部分的に透明である。 これは、治療中の視野を大きく改善する。

    フィルムは弓形要素によって可動性が制限されており、口腔内でユーザが片手で簡単に使用できる。

    弓形のホルダは、歯科分野では、例えばデンタルフロスまたは歯の隣接面表面の清掃のための研磨テープ用のものが公知である。 例として、US2005/0271999およびEP1449495A2が挙げられる。 しかしながら、これらのホルダは、歯の表面または歯間の清掃のときの大きなに耐える必要があるので、非常にしっかりと作られねばならず、それ故、それらは好ましくは大きくなければならない。 この問題はエナメル損傷の浸潤には発生しない。 この場合、好ましくは分離用くさびを取り除いた後に、薄いフィルムを歯間に挿入するだけであり、フィルムは、フィルムにさらなる摩擦力が作用することなく、隣接する歯によって保持されるのからである。 それ故、当業者は課題の解決を探すのにあたり、追加費用およびさらなるスペースを必要とするということから、これらの公知の形状を、考慮に入れることはなく、欠点があるものと考える。 本発明は、この予想を覆すメリットを有する。 さらに、本発明に係る使用のために、弓形のホルダは、従来技術の弓形ホルダの場合には不要であるが、活性のある媒体、特に塩酸に耐える必要がある。

    本発明に係る装置に設けられたフィルムは、液体を取り上げ、または、予め含んだ分離領域を含む。 液体が隣接面エナメル損傷に接触するに至ったとき、この領域は、損傷に液体を供給(損傷を浸潤)する。 浸潤液は、ジェルの一成分であり得る。

    弓形要素は、フィルムよりも大きい硬さを有し、その結果、フィルムが安定する。 塗布紐の制御できない動き、捻れ、よじれまたは曲げは、こうして防止される。 弓形要素は、好ましくは、熱可塑性物質からなる。 それは、好ましくは、射出成形された部品である。 それは、上側の横棒と2つの側方の腕とを有する。 横棒と腕とは好ましくは一部材として形成される。 横棒と腕とは、円弧型またはU型に配置される。 円弧の幅は、好ましくは端部に向かって細くなり得る。 弓形部材は、人間の歯の隣接面に対応する少なくとも1つのフィルムを受け入れることが可能な大きさを有する。 口腔内に装置を完全に挿入可能、且つ、口内空間において使用可能とする大きさを有する。 弓形部材は、5から35mm、好ましくは10から25mm、特に好ましくは15から20mmの全幅を有する。 側方の腕は、歯冠の高さに略対応する長さを有する。 側方の腕は、好ましくは隣接する歯冠の高さよりも僅かに長いことが好ましい。 横棒は、3から25mm、好ましくは4から20mm、特に好ましくは5から15mmの長さを有する。

    弓形部材は、特に、横棒の領域で、保持したプラスチックフィルムを湾曲した隣接歯面によりよく合わせるために、咬合面に対して横断方向にこの装置を僅かに曲げられるようにする所定の曲げ強さを有する。

    この目的で、弓形要素は、代案として、フィルムが最初から咬合面に対して横断方向の円弧型になるように設計され得る。 そのとき横棒は、歯の攻防面に対して横断方向に円弧型に形成される。 腕は、横棒の曲がりに略直に延伸する。 フィルムは円弧の形状に略倣い、腕および横棒にしっかりと接続される。

    さらなる代案は、歯の表面にそれ自身が容易に合わせるように伸びることができるようなプラスチックフィルムを選択することである。

    プラスチックフィルムは、弓形要素にしっかりと接続される。 プラスチックフィルムは弓形要素に挟み込まれ得る。 しかしながら、破損防止のための分割を設けることは好ましくない。 プラスチックフィルムは、好ましくは、弓形要素に溶接または接着剤で接着される。

    装置は、好ましくは、使い捨て部品として設計され、一度だけ使用することが意図される。 しかしながら、繰り返し使用も可能である。

    プラスチックフィルムは、大部分が透明であることが好ましく、或いは、少なくとも部分的に透明であり、好ましくはフィルム全体が透明である。 これは、良好な視野を可能にし、特に治療域のよい視認を可能にする。

    プラスチックフィルムは、好ましくは弓形要素のプラスチックに容易に溶接されるプラスチックからなる。 プラスチックフィルムは、小さい厚みを有すると同時に、便宜上高い引き裂き強度を有する。 プラスチックフィルムは、特に、取り上げた液体に対して高い化学的安定性を有する。 プラスチックは、好ましくは、ポリオレフィン、例えば、ポリスチレン(HDPE、LDPE)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、または、ポリアクリル酸塩、ポリアミド、ポリエステルまたはポリカーボネイトである。 ここで、プラスチックは、例えばセルロイドのような天然樹脂をベースとしたものと理解されるべきものでもある。 ポリエチレンテレフタレート(PET)例えば商標Hostaphanが特に好ましい。 フィルムが活性のある媒体、特に塩酸に耐性があることが重要である。 約一時間の最大接触時間の間、実質的に損傷を受けないで耐えねばならない。

    プラスチックフィルムは、特に張架状態において、固有の安定度を有し、例えば圧縮が防止される。 さらに、プラスチックフィルムは、歯間に挿入できる厚さを有しなければならない。 プラスチックフィルムは、液体を取り上げまたは液体を含んだ領域とともに、歯間に挿入できる厚みを有することが好ましい。 プラスチックフィルムの厚みは、約1mm未満、好ましくは、約0.5mm未満、より好ましくは約0.3mm未満、特に好ましくは約0.05mm未満である。

    プラスチックフィルムの高さおよび長さは、弓形要素に合わせられる。 その寸法は、液体と隣の歯との接触が広く防止されることを確実にする。 この汚染防止は、フィルムが弓形に倣う三方で弓形要素に気密に接続されていれば、さらに改善される。

    液体を取り上げる領域、すなわち、実塗布領域は、適当な量の物質を取り上げられ、また、この物質を容易に解放できるように構成される。 塗布領域に略限定して物質が残るように構成されなければならない。

    最も簡単な場合、液体を取り上げる領域は、フィルムのザラザラの表面である。 これは、例えば、フィルムの熱処理によって達成される。

    さらに、フィルムのカバーが、塗布領域として機能する。 このカバーは、例えば、発泡体、織布(合成または天然)、紙またはフェルトからなる。

    フィルムのフロック加工によってカバーを作ることも可能である。 フロックおよび接着剤は、取り上げる液体に対する良好な化学的耐性を有する。 フロックは、図柄フロック(部分的塗布領域)或いは全面フロックとして設けられることが好ましい。 使用される接着促進剤は、スクリーン印刷用分散接着財、ポリウレタン接着剤、或いは、CHT社またはKIWO製の接触接着フォームが好ましい。 使用されるフロックのタイプは、ポリエーテルスルホンまたはポリエステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリプロピレン、芳香族ポリアミド、特殊アラミド、ビスコースが好ましい。 繊維長は、2mm以下、好ましくは約0.2mmである。 繊維太さは、6.6デシテックス未満、好ましくは0.9デシテックス未満である。 繊維は、好ましくは、塗布する媒体がよく見えるように白色で有り得るが、他のいかなる所望の色であってもよい。

    粗面化したフィルムまたはフィルムと一緒になったカバーは、約1mm未満、好ましくは約0.5mm未満、より好ましくは、約0.4mm未満、特に好ましくは0.3mm未満の厚みを有する。

    塗布領域は、さらに、窪みまたは複数の窪み、および/または、空洞または複数の空洞として設計されてもよい。 窪みは、好ましくは、フィルムのレーザ加工または2枚のフィルムであって、1枚のフィルムが、貼り合わせ後に窪みまたは複数の窪みを形成する連続する穴または複数の連続する穴を有するものの貼り合わせにより形成される。 貼り合わせは、例えば、ヒートシールによってなされる。 窪みおよびまたは空洞は、好ましくは円形乃至楕円形である。 窪みは、上述のカバーをさらに有し得る。 空洞は、好ましくは深絞りによって形成される。 塗布領域の厚さは、約1mm未満、好ましくは、約0.5mm未満、より好ましくは約0.3mm未満、より好ましくは約0.1mm未満、特に好ましくは約0.05mm未満である。

    塗布領域を有するプラスチックフィルムは、清掃要素を含む領域を含み得る。 清掃領域は、塗布領域の右および/または左に配置されるが、好ましくは右または左に配置される。 清掃領域は、ストリッパによって形成される。 ストリッパの間に、窪み、好ましくは溝型の窪みであって、好ましくは、剥ぎ取り方向に対して横断方向に延伸するものが配置される。 しかしながら、他の幾何学形を用いてもよい。 それらは、過剰な浸潤剤を剥ぎ取る役目を果たす。

    窪みは、好ましくは2枚のフィルムの貼り合わせによって形成される。 そこで、1枚のフィルムは、フィルムを貼り合わせた後に窪みを形成する穴または複数の穴を有する。 ストリッパは、残存するフィルム材料によって形成される。

    ストリッパは、フィルムに接続された他の細板によっても形成され得る。 細板は、例えば、熱により固定または接着剤によって貼着され得る。 このような細板は、好ましくは弾性材料、例えばシリコンまたはゴムからなる。

    ストリッパは、好ましくは、剥ぎ取りの間に歯から物質をよりよく掻き落とせるように斜めに配置される。 ストリッパは、歯の表面から取り上げられた過剰な液体が容易に流れ出るように、両側に角度を有するように、または円弧状に形成されてもよい。

    オーバーフロー溝を掻き取り方向に沿って延伸してもよく、および/または、ストリッパの間に窪みがフィルム紐の少なくとも一端に向かって開設されてもよい。 これは、窪みの中で吸引効果が発生し、液体が浸潤された損傷から再び吸い出される状態を防止する。 この理由で、吸収力の強い清掃要素、例えば織布またはコットンパッドは、浸潤装置には特に好ましくない。

    塗布紐の多様な領域が異なる色に着色されても、異なる色であってもよい。

    弓形部材は、ハンドルを固定する手段を有し得る。 ハンドルによる挿入および位置決めの補助は、装置の取り回しのためにユーザが指を口腔内に配置する必要がないという利点を有する。 これは、第1にさらに改善された治療領域の視野と、本発明に係る装置使用のよりよい操作性とを可能にする。 ハンドルは、好ましくは、弓形要素の横棒の頂部および/または側部、或いは、一方の腕に取り付けられる。 装置の挿入の後、ハンドルを横に折り畳みまたは折り曲げできるように、ヒンジ状の接続具を介して固定してもよい。 接続具は、装置が取り入れられた後にハンドルを分割できるように、所定の分離具を包含してもよい。

    使用直前に、液体は、従来の歯ブラシまたはシリンジを用いてプラスチックフィルムの塗布領域に与えられ得る。

    浸潤液を製造時に塗布領域に与えておくことは、可能ではあるが、欠点である。 製品は、通常、数年の有効期限があり、安全に保存できる必要がある。 保存される比較的長期間にわたって本発明の分野での使用のために準備された浸潤液またはエッチングジェルのためには、例えばフィルムの化学的耐性に対して非常に高い要求がある。 さらに、液体は、装置全体のガスおよび/または蒸気を封止する包装を要求する揮発性成分を含むかもしれない。 加えて、浸潤液は、顕著なクリープ特性を有し、保管中に塗布領域から装置全体にわたって拡がり得る。 これは、装置を使用不能にするであろう。 浸潤液は、例えば、光を遮断するように保存しなければならないような重合開始剤を含む。 液体は、それ故、塗布紐またはプラスチックフィルムから分離して保管されることが有利である。

    液体を安定して安全な方法で数ヶ月から数年の期間にわたって保存するために、遮光性、化学耐性および/または気密なシリンジを使用することが望ましい。 シリンジは、ガラスおよび/またはプラスチックからなることが好ましく、特に好ましいプラスチックは、シクロオレフィン重合体(COP)および/またはシクロオレフィン共重合体(COC)である。 シリンジは、カルプル、単純加圧シリンジまたはロータリシリンジとして設計され得る。

    1つの実施形態において、液体は、塗布紐が歯間に配置されるまでは、フィルムの塗布領域には塗布されない。 これは、他の領域の液体による汚染防止をさらに改善する。 使用上の安全は増大する。 より狙いすました供給も可能である。

    この目的のために、液体が弓形要素によってフィルムの塗布領域に運ばれることが企図され得る。 この目的で、弓形要素は、1以上の流路を有する。 それらの流路は、好ましくは、弓形要素の横棒に含まれる。 流路は、弓形要素の開口からフィルムに、特に好ましくは、直接塗布領域に、具体的には横棒および/または腕の方向から流れる。 シリンジは、例えば、開口に取り付け可能、または、開口にきつく嵌合可能であり、そして、液体は、流路を通してフィルムに運ばれる。 これらに好ましいシリンジおよび塗布装置は、例えば、欧州特許明細書EP0714638B1号に記載されている。

    シリンジは、上述のハンドル内に一体であり得る。 これは、シリンジが口腔の外側から操作され得るようになし得る。

    もしも、上述のように、塗布紐が合成フィルムとして設計されていれば、塗布紐が2つのフィルムの間に流路を有することも可能である。 これらの流路は、弓形要素内の流路と連続し、液体のために片側に穴を開けたポケットが得られるように、弓形要素の流路からプラスチックフィルムの塗布領域に通じ、好ましくは塗布領域の中に延伸する。

    弓形要素の流路および塗布紐の流路は、例えばチューブ要素のような追加の構成要素により、強化、補完または接続され得る。

    液体の弓形要素への、その内部に直接、または、その上に滞留するような供給もまた意図される。 本発明の1つの実施形態において、この目的にフィルムパウチが使用される。 フィルムパウチは、圧力が加えられたとき、上述の流路の中に中身を出す。 好ましいフィルムパウチの配置は、例えば、国際公開WO2007/017225A2に記載されている。 排出ピストンを備えるカプセルまたは空洞の使用も可能である。

    上述したように、フィルムは過剰な液体を除去する領域を含み得る。 代案として、弓形要素と、上述の清掃要素を備えるが、塗布(浸潤)のための領域を備えないプラスチックフィルムとを有する別の装置が提供されてもよい。 この装置は、都合よく、前記浸潤のための装置とともに、治療セットの形態の装置全体を形成する。 治療セットは、加えて、1以上の歯間を拡げるための異なるサイズの分離くさび、エッチング剤、乾燥剤、および/または、エッチング剤用塗布補助具、および、浸潤液を有する。 浸潤用の装置もストリッパを有していれば、セットからストリッパのみを含む装置を省略できる。

    原則としてセットに好ましい分離くさびは、米国特許US6482007B2に記載されている。 損傷用の乾燥剤は、好ましくは、高い揮発性、毒物学的に安全な溶剤、特にエタノールを含むものである。 セットは、塗布補助具または歯に直接様々な物質を供給するために、ブラシおよび/またはシリンジを含んでもよい。

    分離くさびは、好ましくは、三角形の断面を有する。 もしも断面が台形になるように三角形断面の3点の1つが潰されたとき、潰された点が歯肉から遠ざけられるならば、フィルムの挿入を促進するからである。

    浸潤のための装置は、当然に、液体またはジェル状のエッチング剤による処理のためにも使用され得る。

    本発明は、有利な説明的実施形態に基づいて、添付の図面を参照しながら、以下に説明される。

    本発明に係る装置の斜視図である。

    ハンドルを取り付けた図1の実施形態を示す図である。

    浸潤用の液体を供給する流路を有する実施形態を示す図である。

    ハンドル内に配置され、浸潤用の液体を供給するために使用されるシリンジを備え、流路を備える実施形態の部分断面図である。

    本発明に係る装置の部分分解図である。

    液体用フィルムパウチを備える実施形態を示す図である。

    図6の実施形態の断面図である。

    本発明に係る他の実施形態を示す図である。

    本発明に係る装置の部品の他の使用を示す図である。

    図1は、実質的にU型であり、横棒16と2つの腕18とを有する弓形要素12を有する本発明に係る装置10の実施形態を示す。 弓形要素12は、有利にもプラスチックからなり、典型的には射出成形部品である。 プラスチックフィルム14は、横棒16および腕18の間に固定されており、プラスチックフィルム14の下端は、腕18の自由端まで達する。 プラスチックフィルムは、片側の領域22内に窪みを有する。 窪みの上または中に浸潤剤が塗布または導入され得る。 過剰な液体を剥ぎ取るのに使用される細板24が、窪みの領域22の右側および左側に並んで設けられている。 横棒16は、図2に示すハンドル26を固定するのに使用される穴20を備える。 ハンドル26は、曲げ可能領域26'を有し得る。 このハンドルは、腕18上に横方向に取り付けられてもよく、有利には、装置10が歯間に配置された後にハンドル26を折りたためるように、腕18上のヒンジ状の接続領域に固定される。 固定は、装置10が配置された後に、ハンドル26を口腔から取り出せるように、所定の分割形式で達成されてもよい。

    図3および4の実施形態は、図1の実施形態とは、上部開口28から浸潤剤のために窪みが設けられた領域22に通じる流路30(図4に図示)を有することが異なる。 図3の実施形態において、典型的には液体である浸潤剤は、頂部に注がれ、そして重力によって領域22に移動する。 図4の実施形態において、この目的は、ハンドル26の中に配設され、曲がった前部32'を介して開口28または弓形要素12に接続されたシリンジ32によって果たされる。 開口およびシリンジの前部32'は、ここでは僅かに円錐状であるが、それらは、互いのぴったりした接続を可能にするのに適した異なる形状であってもよい。

    図5は、前部32'の好ましい形状を示す。 それは、対応する開口28に嵌合する円盤状要素35を含む。 開口28の形状および内部寸法は円盤状要素35を有する前部32'の外部寸法に実質的に対応する。 図5は、窪み36を有する開口28の領域内に配設される弓形要素12の1つの半体だけを示す。 窪み36は、この半体と対称な弓形要素12の残りの半体にも同様に設けられている。 円盤状要素35は、窪み36に嵌合する。 円盤状要素35が要素12の1つの半体の窪み36の中に挿入された後、図5に破線で示したフィルム14および弓型要素12の第2の半体が上に置かれ、接着剤、溶接などによって半体が互いに接続される。 この例では好ましくは2つの層を有するフィルム14は、フィルムの層の間を液体が通過し、フィルム14の片側の対応する穴を通して流出できるように、1つの層は円盤状要素35の下に配置され、1つの層は円盤状要素35の上に配置されている。 流路30は、チューブ要素37によって塗布紐14の流路に接続されてもよい。

    図6および7の実施形態において、浸潤液を収容するフィルムパウチ34が開口28の領域に取り付けられている。 圧力がフィルムパウチ34に作用したとき、この浸潤剤は、浸潤剤のための窪みを有する領域22内に移動できる。 この場合フィルムパウチ34は、下側領域に、圧力が作用したときに破裂して液体が領域22に進入できるようにする破断構造(不図示)を有することが好ましい。

    図8は、その中にシリンジ32が配設され、曲がっているかヒンジのように曲げ可能な領域26'を有するハンドル26を備える塗布補助具10の一部を示す。 領域26'は管状である。 領域26'は、好ましくはベローズ状である。 しかしながら、それは、延性材料(金属、プラスチック)の、特に、縦方向に異なる材料を接続した平滑なチューブからなってもよい。 図は、弓形要素12の開口28に接続され得る円盤状要素35も示す。

    図5にも示されたような、シリンジの曲がった前部32'は、シリンジ32に着脱可能に接続できる別部材として設計されてもよい。 シリンジには、しっかりとした接続のために、好ましくはユニオンナット38(図9に図示)を有する適切な(ルアー)円錐が設けられてもよい(ルアーロック)。

    図9は、本発明に係る装置の本発明に係るセットまたはキットの構成要素で有り得る部品の他の使用を示す。 フロック39は、ハンドル26またはシリンジ32の円盤状の端部35に設けられている。 フロック39は、液体によって湿らされ、歯40の露出した表面の治療に使用され得る。 曲がった形状は、必ずしも必要ではない。

    10 塗布補助具 12 弓形要素 14 塗布紐/プラスチックフィルム 16 横棒 18 腕 20 ハンドル固定手段 22 塗布領域/窪み 24 清掃領域/細板 26 ハンドル 26' ヒンジ状または曲げ可能領域 28 流路 32 シリンジ 32' 曲がった前部 34 フィルムパウチ 35 板状要素 36 窪み 37 チューブ要素 38 ユニオンナット 39 フロック 40 歯

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